説明

穴塞ぎ用のカバー

【課題】サスペンションアームの端部のような運動部品の空間を確保しつつ自動車ボデー等の被取付部材の穴の大きさを小さくできる、穴塞ぎ用のカバーを提供する。
【解決手段】穴塞ぎ用のカバー9は、被取付部材3の穴5に挿入される形状であって内側に部品2が運動する空間10を形成している容器形状のカバー本体11と、カバー本体の周縁部に形成された過挿入防止用フランジ13とを備え、カバー本体11には、容器形状の底面を形成する頂部14に、頂部14を線状に横断して延びるヒンジ15が形成され、ヒンジ15は、押圧力によってヒンジに交差する方向における幅を減少でき且つ押圧力を解除すると幅が元の幅に復帰する弾性を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、穴塞ぎ用のカバーに関し、更に詳細には、自動車のサスペンションアームのように走行中運動する部品を自動車のボデー等の被取付部材に取付ける場合に、その部品の運動を阻害しないように被取付部材に形成された穴を、当該部品の運動空間を確保しつつ泥や異物等の侵入を防止するように塞ぐのに適した、穴塞ぎ用のカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
図9に、自動車のサスペンションアームのように走行中運動する部品を自動車のボデー等の被取付部材に取付ける場合に、その部品の運動を阻害しないように被取付部材に形成された穴を、当該部品の運動空間を確保しつつ泥や異物等の侵入を防止するように塞ぐのに適した、従来の穴塞ぎ用のカバーが示されている。自動車のボデー1には、サスペンションアームの端部2が運動可能に取付けられるブラケット3が固着されて、ブラケット3には、サスペンションアームの端部2が実線と複数の破線の輪郭で示す運動が可能なように穴5が形成されている。穴5は、サスペンションアームの端部2の運動が阻害されないように大きくあけられているため、穴5に泥や異物がブラケット3の内側に侵入する。そのため、穴5を塞ぐようにブラケット3にはカバー6が取付けられる。カバー6は、サスペンションアームの端部2の運動(実線と複数の破線で示す)を阻害しないように、穴5の内側に運動空間7を確保している。運動空間7は、穴5の大きさに対応する面積と端部2の運動を阻害しない奥行きとを有する大きさに形成される。
【0003】
【特許文献1】実開平5-007503号公報
【特許文献2】特開2000−238662号公報
【特許文献3】特開2004−306630号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、サスペンションアームの端部の取付部を取付ける箱形ブラケットに形成された穴を塞ぐカバーを、ある程度の弾性を有する樹脂材料で凹形状に形成して、端部の運動を確保しつつブラケットに取付ける構成を記載している。図9に記載した従来のカバー6や特許文献1に記載されたカバーは、部品の運動空間を確保しつつ穴を塞いでおり、部品の運動を阻害することなくブラケット内側への泥や異物等の侵入を防止し、ブラケット及び隣接するボデー部分の汚損や腐食を防止する。
【0005】
上記した従来のカバーは、自動車のボデーに固着されたブラケット等の被取付部材に形成された穴を、部品の運動空間を確保しつつ泥や異物等の侵入を防ぐように塞ぐけれど、かかるカバーは、部品の運動を阻害しない大きさに形成されるため、取付ける穴も大きくならざるを得ず、穴が大きくなると取付けられるブラケットの剛性が低下してしまう。従って、運動部品の空間を確保しつつ取付ける穴の大きさを小さくできる、穴塞ぎ用カバーが望まれている。
【0006】
特許文献2及び特許文献3は、サスペンションのトレーリングアームの端部を固定する構造を記載している。特許文献2では、トレーリングアームの端部が例えば後輪からの振動に対して強い剛性を保つ構造が記載され、穴を塞ぐ逆容器状ハット形ブラケットを用いることが記載されている。特許文献3には、トレーリングアームの端部を耐久性のある異音発生を防止できるように支持する構造が記載されている。しかし、これら特許文献2及び特許文献3は、サスペンションアームの端部の運動を阻害せずに穴を塞ぐカバーについては記載していない。
【0007】
本発明の目的は、サスペンションアームの端部のように運動する部品の空間を確保しつつ自動車ボデー又はブラケットのような被取付部材の穴の大きさを小さくできる、穴塞ぎ用のカバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、自動車のサスペンションアームの端部等の運動する部品を、自動車のボデー等の被取付部材に形成された穴に受入れて部品の運動する空間を確保しつつ、穴から泥や異物等の侵入を防止するように穴を塞ぐのに適した、穴塞ぎ用のカバーであって、被取付部材の穴に挿入される形状であって内側には運動部品の運動する空間を形成している容器形状のカバー本体と、カバー本体の容器形状の開口部の周縁部に形成されてカバー本体の穴への過挿入を防止するフランジとを備え、カバー本体には、容器形状の底面を形成する部分に、該底面を横断して線状に延びるヒンジが形成されており、該ヒンジは、ヒンジに交差する方向から該ヒンジに向かう押圧力によって前記交差する方向における幅を減少でき且つ押圧力を解除すると幅が元の幅に復帰する弾性を有していることを特徴とする穴塞ぎ用のカバーを提供する。
【0009】
上記の穴塞ぎ用のカバーによれば、カバー本体のヒンジが、ヒンジに交差する方向から該ヒンジに向かう押圧力によって交差する方向における幅を減少でき且つ押圧力を解除すると幅が元の幅に復帰する弾性を有しているので、前記交差方向における幅を被取付部材の取付穴の幅より大きくしてカバー本体の内側を取付穴の幅と同じかあるいはそれより大きくでき、被取付部材への穴への挿入時においてはカバー本体の幅が減少して挿入でき、取付け後において押圧力がなくなるとカバー本体が元の幅に復帰して、サスペンションアームの端部のような運動部品の空間が確保される。従って、自動車ボデー又はブラケットのような被取付部材の穴の大きさを小さくしても運動部品の運動空間を確保できので、被取付部材の剛性の低下を防止できる。
【0010】
上記穴塞ぎ用のカバーにおいて、ヒンジはカバー本体の他の部分より薄肉に形成されて前記弾性が与えられる。また、被取付部材の穴はほぼ矩形に形成されており、カバー本体は、矩形の穴を塞ぐほぼ直方体の外観の容器形状に形成されており、ヒンジは底面のほぼ中央を前記直方体の長辺と平行に延びて形成されている。カバー本体は、前記押圧力がない状態において直方体の短辺方向における内側の幅が、被取付部材の穴の短辺方向における幅より大きく形成されている。カバー本体の長辺の端縁とフランジとの間には細長いアンダーカットが形成されており、アンダーカットに隣接するカバー本体の長辺の端縁が、被取付部材の穴の縁部に係止する係止肩として形成されている。係止肩が形成されたカバー本体部分の内壁面には該係止肩を補強するリブが形成されている。ヒンジは、容器形状の底面を形成する部分を越えて更にカバー本体端縁の周縁部に形成されたフランジに隣接する位置まで延びていてもよい。カバーは、硬質樹脂材料によって一体成形されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の1実施形態に係る穴塞ぎ用カバーについて、図面を参照して説明する。図1〜図5は、本発明の1実施形態に係る穴塞ぎ用のカバー9を単独で示している。図6及び図7は、穴塞ぎ用のカバー9を、自動車ボデー(図示せず)に固着した、被取付部材としてのブラケット3の取付け用の穴5に取付ける様子を示している。図8は、自動車ボデー1に固着したブラケット3に取付けられた穴塞ぎ用のカバー9の内側の空間10に、例えば、サスペンションアームの端部2のような運動する部品が、その運動を阻害されることなく収容された状態を示している。
【0012】
図1〜図5を参照して、穴塞ぎ用のカバー9の構成の詳細を説明する。穴塞ぎ用のカバー9は、一定の剛性を有する硬質樹脂材料で一体成形される。実施形態に係る穴塞ぎ用のカバー9は、図9の従来のカバー6と同様に、自動車のサスペンションアームの端部2のように、走行中に運動する部品を自動車のボデーに固着されたブラケット3等の被取付部材に取付ける場合に、その部品の運動を阻害しないように被取付部材に形成された穴を、部品の運動空間を確保しつつ泥や異物等の侵入を防止するように塞ぐのに適している。図示の実施形態に係る穴塞ぎ用のカバー9は、図6に示すブラケット3のほぼ矩形の穴5を塞ぐ。カバー9には、内側に空間10が形成されて、サスペンションアームの端部2を収容するとともに、端部2の運動のための空間を確保する。
【0013】
カバー9は、穴5に挿入される形状であって内側に端部2の運動する空間10を形成しているカップ等の容器形状のカバー本体11と、カバー本体11の容器開口端部の周縁部に外方に張り出すように形成されフランジ13とを備えている。フランジ13は、カバー本体11がブラケット3の穴5に過挿入されるのを防止する。図示の実施形態において、カバー本体11は、ブラケット3のほぼ矩形の穴5に合わせて、その穴5を塞ぐとともに内側に運動部品の運動を阻害しない空間10を形成するほぼ直方体の外観の容器形状に形成されている。更に詳細には、図1、図3及び図4に示すように、カバー本体11は、全体として長方形のドーム形状に形成されて、穴5への挿入を容易にするように、容器の底面を形成する頂部14が長辺方向の両側では斜めに形成されている。フランジ13は、カバー本体11の穴5への過挿入を防止するとともに穴5を塞ぐため、小さく外側に張り出して形成されている。フランジ13の外側への張り出しは、穴5を塞ぐのに十分であれば小さいものでよい。空間10の大きさは、運動部品であるサスペンションアームの端部2の運動を阻害しない限り小さく形成するのが好ましく、これによって、被取付部材の穴を小さくでき、被取付部材の剛性の低下を防止できる。
【0014】
カバー本体11には、容器形状の底面を形成する頂部14に、その頂部14を横断して線状に延びるヒンジ15が形成されている。ヒンジ15は、ヒンジ15に交差する方向からヒンジ15に向かう押圧力によって前記交差する方向における幅を減少でき且つ押圧力を解除すると幅が元の幅に復帰する弾性を有している。この弾性が与えられるため、ヒンジ15はカバー本体11の他の部分より薄肉に形成される。カバー本体11のヒンジ15が、前記の弾性を有するので、該カバー本体11の前記交差方向における幅を被取付部材の取付穴の幅より大きくしてカバー本体の内側を取付穴の幅と同じかあるいはそれより大きくしても、被取付部材への穴への挿入時においてはカバー本体11の幅が減少して挿入され、取付け後において押圧力がなくなるとカバー本体11の内側が、サスペンションアームの端部2のように運動する部品の空間を確保し、自動車ボデー又はブラケット3のような被取付部材の穴5の大きさを小さくできる。なお、薄肉のヒンジ15は、図4及び図5に示すように、容器形状の底面を形成する頂部14だけでなく、頂部14を越えて側部に延びて更にカバー本体11の端縁の周縁部に形成されたフランジに隣接する位置まで延びていてもよい。
【0015】
上記のように、カバー9のカバー本体11は、ブラケット3(被取付部材)のほぼ矩形の穴5に対応して、該矩形の穴5を塞ぐほぼ直方体の外観の容器形状に形成されている。ヒンジ15は、容器底面となる頂部14のほぼ中央を直方体の長辺と平行に延びて形成されている。カバー本体11は、前記押圧力がない状態において直方体の短辺方向における内側の幅が、ブラケット3の穴5の短辺方向における幅(図7の幅Z)より大きく形成されている。そのため、前記押圧力がない状態において直方体の短辺方向における外側の幅(図5及び図7の幅X)が、ブラケット3の穴5の短辺方向における幅(図7の幅Z)より大きく形成されている。これによって、カバー9の内側の空間10は、サスペンションアームの端部2の運動できる空間を大きく確保できる。空間10は、サスペンションアームの端部2の運動を阻害しない限り小さくでき、それによって、ブラケット3の穴5を小さくでき、穴5を小さくすることによって、ブラケット3(被取付部材)の剛性の低下を防止できる。
【0016】
カバー本体11の一対の長辺の端縁とフランジ13との間には、それぞれ、細長いアンダーカット17が形成されている。一対のアンダーカット17のそれぞれに隣接するカバー本体11の長辺の端縁は、ブラケット3(被取付部材)の穴5の縁部に係止する係止肩18として形成されている。係止肩18が形成されたカバー本体11の内壁面には、係止肩18を補強する一対のリブ19が形成されている。なお、アンダーカット17は、細長い穴として形成されてもよく、あるいは、フランジ13との間が薄肉で連結された細長い凹部として形成されてもよい。
【0017】
図6及び図7を参照して、カバー9を、自動車ボデー(図示せず)に固着した被取付部材としてのブラケット3の取付け用の穴5に取付ける操作を説明する。図6に図示のように、カバー9を、穴5に向けて位置決めし、矢印21に図示のように、容器形状のカバー本体11で穴5に挿入して、穴5を塞ぐ。図7に図示のように、カバー本体11は、ヒンジ15に交差する方向において幅を減少する押圧力がない状態では、ヒンジ15に交差する方向の幅Xがカバー本体穴5の短辺方向の開口幅Zより大きく形成されている。カバー本体11を穴5に挿入するとき、カバー本体11は、ヒンジ15によって幅Xを幅Zに対応して幅(図7の幅Y)を減少するように撓むことができるので、穴5の幅Zが小さいことによっては挿入が妨げられることはない。カバー本体11が穴5に完全に挿入すると、フランジ13が穴5の周縁部分に接面し、それ以上の挿入が阻止される。カバー本体11が完全に穴5に挿入されると、フランジ13に隣接するアンダーカット17の部分が穴5の外縁部に対面して、カバー本体11への前記押圧力がなくなり、ヒンジ15の弾性によって、カバー本体11の幅が元の幅X(又は幅Xに近い幅)に復帰して、カバー本体11の内側空間10を、穴5の幅Zより大きく確保できる。また、カバー本体11が完全に穴5に挿入されてアンダーカット17が穴5の外縁部に対面すると、係止肩18が穴5の縁部に係止して、カバー9は、穴5を塞ぐ状態でブラケット3の固着される。リブ19は、係止肩18の係止力を高く維持する。
【0018】
図8は、自動車ボデー1に固着したブラケット3に取付けられた穴塞ぎ用のカバー9の内側の空間10に、例えば、サスペンションアームの端部2のような運動する部品が、その運動を阻害されることなく収容された状態を示している。図8に図示のように、端部2が運動できる空間10を形成するカバー本体11の幅X′は、ヒンジ15の弾性によって元の幅X又は幅Xに近い幅に復帰する。既述のように、カバー本体11の幅X′は、ブラケット3の穴5の開口幅Zより大きくなる。従って、端部2の運動できる空間10は、穴5の幅Zに対応する空間より大きく確保できる。
【0019】
図9の従来のカバー6においては、カバー6による運動空間7は、カバー6の一対の壁部の厚さαの分だけ穴5の幅Zより小さくなる。従って、本発明に係る穴塞ぎ用のカバー9は、従来のカバー6と対比すると、サスペンションアームの端部2のような運動部品の運動空間をより大きく確保でき、それによって、穴5を小さくすることができ、端部2の運動を妨げることがなく、ブラケット3(被取付部材)の剛性の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の1実施形態に係る穴塞ぎ用のカバーの斜視図である。
【図2】図1のカバーの平面図である。
【図3】図2のカバーのA−A線断面図である。
【図4】図2のカバーのB−B線断面図である。
【図5】図3のカバーのC−C線断面図である。
【図6】図1のカバーを自動車ボデーに固着されたブラケットに取付ける操作を示す斜視図である。
【図7】図6のカバーとブラケットとの関係を示す断面図である。
【図8】図1のカバーを自動車ボデーに固着されたブラケットに取付けた状態を示す断面図である。
【図9】従来のカバーを自動車ボデーに固着されたブラケットに取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0021】
1 自動車のボデー
2 サスペンションアームの端部(運動する部品)
3 ブラケット(被取付部材)
5 穴
6 従来のカバー
7 運動空間
9 本発明の実施形態に係る、穴塞ぎ用のカバー
10 空間
11 カバー本体
13 フランジ
14 カバー本体の頂部(容器形状の底面)
15 ヒンジ
17 アンダーカット
18 係止肩
19 リブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のサスペンションアームの端部等の運動する部品を、自動車のボデー等の被取付部材に形成された穴に受入れて前記部品の運動する空間を確保しつつ、前記穴から泥や異物等の侵入を防止するように前記穴を塞ぐのに適した、穴塞ぎ用のカバーであって、
前記被取付部材の前記穴に挿入される形状であって内側には前記部品の運動する空間を形成している容器形状のカバー本体と、該カバー本体の前記容器形状の開口部の周縁部に形成されて該カバー本体の前記穴への過挿入を防止するフランジとを備え、
前記カバー本体には、前記容器形状の底面を形成する部分に、該底面を横断して線状に延びるヒンジが形成されており、該ヒンジは、該ヒンジに交差する方向から該ヒンジに向かう押圧力によって前記交差する方向における幅を減少でき且つ前記押圧力を解除すると前記幅が元の幅に復帰する弾性を有している
ことを特徴とする穴塞ぎ用のカバー。
【請求項2】
請求項1に記載のカバーにおいて、前記ヒンジは前記カバー本体の他の部分より薄肉に形成されて前記弾性が与えられることを特徴とするカバー。
【請求項3】
請求項2に記載のカバーにおいて、前記被取付部材の穴はほぼ矩形に形成されており、前記カバー本体は、前記矩形の穴を塞ぐほぼ直方体の外観の容器形状に形成されており、前記ヒンジは前記底面のほぼ中央を前記直方体の長辺と平行に延びて形成されていることを特徴とするカバー。
【請求項4】
請求項3に記載のカバーにおいて、前記カバー本体は、前記押圧力がない状態において前記直方体の短辺方向における内側の幅が、前記被取付部材の前記穴の短辺方向における幅より大きく形成されていることを特徴とするカバー。
【請求項5】
請求項2〜4のいずれか1項に記載のカバーにおいて、前記カバー本体の前記長辺の端縁と前記フランジとの間には細長いアンダーカットが形成されており、前記アンダーカットに隣接する前記カバー本体の前記長辺の端縁が、前記被取付部材の前記穴の縁部に係止する係止肩として形成されていることを特徴とするカバー。
【請求項6】
請求項5に記載のカバーにおいて、前記係止肩が形成された前記カバー本体部分の内壁面には該係止肩を補強するリブが形成されていることを特徴とするカバー。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項にカバーにおいて、前記ヒンジが、前記容器形状の底面を形成する部分を越えて前記カバー本体の端縁の周縁部に形成された前記フランジに隣接する位置まで延びていることを特徴とするカバー。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項にカバーにおいて、硬質樹脂材料によって一体成形されていることを特徴とするカバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−284944(P2008−284944A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−130189(P2007−130189)
【出願日】平成19年5月16日(2007.5.16)
【出願人】(390025243)ポップリベット・ファスナー株式会社 (159)
【Fターム(参考)】