立つスリッパ

【課題】従来のように雑然と置かれたスリッパの整理、整頓のために左右のスリッパがマグネット又はゴム系マグネットで吸着し、離れなくし、又、スリッパを自立で立てることで置き場所をとらず、スリッパの上を歩かなくなり、清潔な立つスリッパである事を課題としている。又、この構造はサンダル、下駄、雪駄等にも応用できる。
【解決手段】スリッパ本体１の底部中心部より後方に複数個のマグネット又はゴム系のマグネット板Ａ２・Ｂ３・Ｃ４などを埋め込み又は貼り付け、左右のスリッパを吸着し、その吸着した２個のスリッパが自立で立ち、保管することにより、スリッパの置き場所をとらず、整理整頓され、スリッパの上を歩くことがなくなり、清潔な、綺麗なよい環境ができることを目的としている立つスリッパ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、スリッパ本体底面、両側面、四角の踵部分周辺にマグネットを複数個取付けたスリッパに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来からスリッパは部屋、玄関、入り口など出入口に近い場所に整頓、又は無造作に脱ぎ捨てるか、そろえて置くとか、スリッパ立てに差し込むか、スリッパ入れにいれるなどであり、一般的に家庭では整頓されているが、人の集まる集会所、小さな病院、事務所などでは無造作に置かれておるのが普通である。
【特許文献１】特開２００８−１７３４２２
【特許文献２】特開平９−２８９９０１
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
それには次のような問題点があった。
小さな病院とか、集会所とか、靴を脱いで、スリッパに履き替える場所などはスリッパ入れに無造作に入れてあるか、履物入れにスリッパが置いてありスリッパを取り出して履き、又は、スリッパを選んで取り出し、代わりに靴をいれていた。家庭、マンション、事務所などでもスリッパ立てに入っているスリッパを取り出し、履いているか廊下にスリッパが置いてあり、広い場所を占領しているのが現状であり、これらの漠然とした状態を解決するために、そしてスリッパの置く占有面積を小さくするための解決方法である。
【課題を解決する手段】
【０００４】
スリッパ本体１の底部中心部より後方、複数箇所にマグネット又はゴム系のマグネット板Ａ２・Ｂ３・Ｃ４を埋め込み又は貼り付け、各左右のスリッパを吸着し、該その吸着した２個のスリッパを立てて、保管することにより、スリッパが場所とらず、整理整頓され、スリッパの上を歩くことがなくなり、清潔な、綺麗なよい環境ができる事を目的とする。
【発明の効果】
【０００５】
本発明により、従来と雑然と置かれた状態とは違い、左右のスリッパがマグネットで吸着し、床の上のスリッパの整理・整頓が楽になり、又、スリッパが立つため場所もとらなく片隅に並べて置くことができ、雑然と置かれたスリッパの上を歩くこともなく、保管が楽になり、衛生的である。又、スリッパ以外に底部を四角形状にした、サンダル・下駄・雪駄にも応用できる効果が期待される。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
スリッパ本体の底部中心部より後方に複数箇所にマグネットシート又はゴム系のマグネット板などを埋め込み又は貼り付け、左右のスリッパを吸着し、該その２個のスリッパを立てて、保管することにより、スリッパが場所とらず、整理整頓され、スリッパの上を歩くことがなくなり、清潔な、綺麗なよい環境ができる。又、四角い踵にすればスリッパ以外にもサンダル、下駄、雪駄にも応用できる。
本発明は、以上の構成よりなっている。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明のスリッパの正面図
【図２】本発明のスリッパの背面図
【図３】本発明のスリッパの右側面図
【図４】本発明のスリッパの左側面図
【図５】本発明のスリッパの平面図
【図６】本発明のスリッパの底面図
【図７】本発明の立った実施の正面図
【図８】本発明の立った実施の平面図
【図９】本発明の壁等に立った実施の正面図
【符号の説明】
【０００８】
１スリッパ・サンダル・下駄・雪駄本体
２マグネット板Ａ
３マグネット板Ｂ
４マグネット板Ｃ

【特許請求の範囲】
【請求項１】
スリッパ本体１の底部中心部より後方にマグネット又はゴム系マグネット板Ａを設けた立つスリッパ。
【請求項２】
スリッパ本体１の底部後方部四角の踵部にマグネット又はゴム系マグネットＢを設けた請求項１記載の立つスリッパ。
【請求項３】
スリッパ本体１の底部後方部両側面にマグネット又はゴム系マグネットＣを設けた請求項１又は２記載の立つスリッパ。
【請求項４】
スリッパ本体に四角形状の踵部を持ったサンダル、下駄、雪駄にもマグネット又はゴム系のマグネットを設けることで各左右を吸着し、又、立つ請求項１〜３に記載の立つスリッパ。

【図１】