説明

立体造型寝具

【課題】 立体造型寝具を提供する。
【解決手段】 制限部11及び覆蓋部12から構成し、該制限部に囲まれる制限平面部13を設け、該覆蓋部と該制限部は相互に接続し、かつ、該制限平面部は該覆蓋部に相対して位置する。該覆蓋部は少なくとも1個の出入り用の開口2を備えると共にその弾力とこれを支持するサポートフレーム部の弾力により頂面15に対して寝具内部で体を休めるための高さH1を、該頂面側と該制限部(制限平面部)間に形成する。
該覆蓋部及びこれを支持するサポートフレーム部は、力を加えて折りたたむことにより収納可能であり、また、該覆蓋部及び/またはそれに接続する造形を施すことにより、立体的造形寝具とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の立体造型寝具に関する。特に一種の適宜連続曲面形状を具える立体造型寝具に係る。
【背景技術】
【0002】
人の一生の三分の一は睡眠時間であり、寝具の重要性は疑いもないが、暖かく、心地よく横になれれば良い寝具である、などというほど簡単なものではない。表布、内容物、繊維の織り方から模様や色まで、すべてが睡眠の質に関係する重要な要素であり、シーツから掛け布団、枕に至るまでを適切に選択しているかどうかは、人の健康と密切な関係がある。さらにデザインが美しく、品質が優れたベッドカバー、掛け布団、枕カバー、シーツなどは日常生活での芸術品とも言えるもので、人をリラックスさせ、充実した眠りを約束する。
寝具において最も優先的に考慮すべきはマットレスと掛け布団である。マットレスを選ぶ時には、先ずマットレスの大きさを決め、自らそのマットレスの上に横たわり、脊椎が自然でリラックスした状態を保てているかを確認する。さらに暖かく心地よい掛け布団は人に快適さと十分な幸福感を与えることができる。
一方、寝袋は現代人の睡眠におけるもう一つの選択肢である。寝袋の使用は主に一層の膨張した充填物により、非流動空気層を形成し、使用者は収容空間中に包まれ、収容空間と外部環境との接触を減らし、外界の冷たい空気と人体との熱対流を遮断し、体温保持の效果を達成し、保温作用を達成するものである。
市販の寝袋は構造による分類ではミイラ式と封筒式がある。
該ミイラ式構造は頭カバーを具え、しかも上が大きく下が小さい形状で、人体の形状に適合し、該寝袋の側面にはファスナーを設置して出入りの便を図るが、この種の設計形式は保温性が高い。
一方、封筒式寝袋は使用が快適でしかもファスナーをすべて開けて掛け布団としても使用することができる。
しかし、一般の寝袋は通常、一定の材質と厚みによって縫製が簡単にすると共に構造上人体の形状に適合させるため、基本的には人体が活動可能な空間を縮減している。このためあらゆる使用環境に適応するという訳にはいかない。また人体に密着する寝袋は保温の機能は高いが、一方で熱がこもり熱くなるという問題もあり、汗が寝袋に浸透して湿った感じがすることさえある。
現在一般に幼稚園或いは託児所では、園児に昼寝をさせるが、寝室を用意できない場合には普通は寝袋を準備し、園児を教室の床で寝かせている。しかし上記寝袋は活発な青少年或いは園児/児童にとっては、外観が単調で面白みに欠ける他、身体を動かせる空間が少ないため、熱がこもるなどの要因であまり歓迎されてはいない。
よって多様な社会にあって、寝具は快適な睡眠環境を提供する他にその他機能を増進させる必要があり、これにより寝具の使用率と市場シェアをさらに向上させることが望まれる。
【特許文献1】特開2004−290348号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
公知構造には以下の欠点があった。
すなわち公知の寝袋にはミイラ式と封筒式があるが、共に造型が簡単で設計上人体の形状に適合させるため、人体が活動可能な空間が少なく、就寝条件が限定される。また人体に密着する寝袋は保温の機能は高いが、一方で熱がこもり熱くなるという問題がある。さらに外観が単調で面白みに欠けるため、青少年或いは園児/児童にはあまり歓迎されていない。
本発明は上記構造の問題点を解決した立体造型寝具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するため、本発明は下記の立体造型寝具を提供する。
それは主に一種の立体造型寝具を提供し、特殊材質に加圧し一体成形し、寝具は連続曲面形状造型を呈し、
さらにそれは一種の立体造型寝具を提供し、特殊材質の一体成形により製作し、使用時には元の立体形状造型を回復し、寝具は收納と使用の利便性が高く。
またそれは一種の立体造型寝具を提供し、覆蓋部の設計により連続立体曲面形状の造型を形成し、寝具はより大きな収容空間と美観を具え、
加えてそれは一種の立体造型寝具を提供し、覆蓋部の設計により異なる立体形状造型を達成し、児童の遊び道具としての機能を達成し、
またそれは一種の立体造型寝具を提供し、覆蓋部により形成する異なる造型図案は収容空間の大きさを変え、幼児の隠れたいという心理を満たし、安心と遊びのニーズを達成し、
すなわちそれは一種の立体造型寝具を提供し、制限部及び覆蓋部を含み、
該制限部周囲には制限平面部を設置し、該覆蓋部と該制限部は相互に接続し、しかも該制限平面部は該覆蓋部の片側上に位置し、
該覆蓋部は少なくとも1個の開口及び少なくとも1個の頂面側を具え、該頂面側と該制限部が隔てる距離は高度で、これにより該覆蓋部は適宜連続曲面形状を呈し、しかも該頂面側は実質的に最高点で、該覆蓋部は施力により収納が可能で、しかも施力をやめると該覆蓋部は適宜連続曲面形状を呈し、
さらにそれは別種の立体造型寝具を提供し、少なくとも1個の覆蓋部及び少なくとも1個のサポートフレーム部を含み、
該覆蓋部は適宜の造型構造を具え、
該サポートフレーム部は頂面側及び底面側を含み、該頂面側と該底面側間の距離は高度で、該頂面側は該覆蓋部に対応する造型構造を具え、
該サポートフレーム部が密着し、該覆蓋部を積載する時、該覆蓋部と該サポートフレーム部は該高度により収容空間を形成し、しかも適宜の該造型構造を形成し、
またそれはさらに別種の立体造型寝具を提供し、底部クッション部、少なくとも1個の覆蓋部、造型部、少なくとも1個のサポートフレーム部を含み、
該底部クッション部により平面において敷き設置することができ、該覆蓋部は該底部クッション部周辺と相互に接続し、一部は接続せず、少なくとも1個の開口を形成し、
該造型部は該覆蓋部と相互に接続し、しかも該覆蓋部の外縁表面において突出し、該サポートフレーム部は該底部クッション部上に設置し、これにより該覆蓋部は支えられ、該底部クッション部においてある高度を保持し、収容空間を形成することを特徴とする立体造型寝具である。
【発明の効果】
【0005】
上記のように、本発明の覆蓋物は使用者の身体に密着せず、熱がこもった感覚と通気が悪い感覚を減少させることができる。さらに特殊な材質により加圧して一体成形し、寝具は連続曲面形状造型を呈し、かつ收納と使用の利便性が高く、サポートフレーム部と覆蓋部は相互に分離可能であるため、收納と組立に便利である。また、造型(動物、乗物、アニメ、用品など)を提供し、使用者或いは見た人は愉快な気分になり、児童の遊びの道具とすることができる。加えて収容空間の増加と変化により、幼児の隠れたいという心理を満たし、安心と遊びのニーズを達成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1、2に示すように、立体造型寝具1は制限部11及び覆蓋部12を含む。
該制限部11周囲には制限平面部13を設置する。本発明最適実施例中では該制限平面部13は楕円形状を呈するが、円形状とすることもできる。
該覆蓋部12と該制限部11は相互に接続され、かつ、該制限平面部13は該覆蓋部12に相対して位置する。該覆蓋部12は少なくとも1個の開口14及び少なくとも1個の頂面側15を具え、図1に示すように、該開口14は該覆蓋部12の端面上に設けられて使用者2がこれを通って該立体造型寝具1内に入る。
図2の例では、該立体造型寝具1aが具える該開口14aは、該覆蓋部12aの中央部位上に開設する。
該頂面側15は該制限部11に対して高さH1を有し、かつ、該覆蓋部12は適宜の連続曲面形状を呈し、また該頂面側15は実質的に最高点である。本発明最適実施例中では、該覆蓋部12は半楕円球状を呈するが、半球形状とすることもできる。該覆蓋部12はスポンジ、不織布に加圧成形してなる一体成型であり、該覆蓋部12は弾性を具えるため、該覆蓋部12は押圧して縮めることにより収納が可能である。
該制限部11は、少なくとも1個のロープ或いは少なくとも1個の伸縮帯により構成するため、該制限部11を引き寄せて、該覆蓋部12を該制限部11に従い変形させて相互密着させ、さらに折畳み收納できるが、力を放せば該覆蓋部12はその弾力により元の適宜の連続曲面形状を回復する。
【0007】
以下の本発明の最適実施例中において、部品の多くは前記実施例と共通するため、同一の部品には直接同一名称と番号を付す。また、同様の部品に対しては同一名称に元の符合を付した後にアルファベットを添えて表し、説明を略す。
次に図3中の該立体造型寝具1bは、数個のサポートフレーム部16を含み、該数個のサポートフレーム部16は該覆蓋部12b内に適宜配列設置される。該サポートフレーム部16は少なくとも2個の弧状曲面161、少なくとも1個の重ね端162、2個の密着端163を具え、該2個の密着端163はそれぞれ該制限部11に隣接する。しかも該重ね端162はちょうど該頂面側15上に位置する。
図4の該立体造型寝具1cの該サポートフレーム部16aは、縫製によって該覆蓋部12c上に設け、しかも該サポートフレーム部16aは複数の六角形を組合わせた蜂の巣形状を呈するが、波型或いはその他の形状とすることもできる。
図5の該立体造型寝具1dの該制限部11は、接続部品17と底部クッション部18により相互に接続し、該底部クッション部18はちょうど該制限部11に囲まれた制限平面部形状で、該接続部品17は本発明最適実施例中ではファスナーである。よって、該制限部11と該底部クッション部18は該立体造型寝具1d内空間を分離、開放、或いは該立体造型寝具1d内空間を閉じて封鎖することができる。
図6、7に示すように、本発明の他の最適実施例の立体造型寝具1eはさらに延伸部19を含み、該延伸部19は接合部品19により該覆蓋部12eと角度θを呈して相互に接続し、該接合部品19はファスナーで、しかも両側のファスナー間にやや三角形状を呈した接続部191を具える。これによりファスナーを閉める時、該接続部191は該接合部品19内に位置し、しかも該接合部品19と該覆蓋部12eは該角度θを呈する。両側のファスナーを開く時、該接続部191により該接合部品19と該覆蓋部12eは相互に導通し、しかも該接合部品19と該覆蓋部12eは直線接続状態を呈する。
【0008】
次に図8〜12に示すように、本発明立体造型寝具を寝袋に応用する最適実施例では本発明立体造型寝袋寝具2は底部クッション部21、少なくとも1個の覆蓋部22、造型部26、サポートフレーム構造23を含む。
該底部クッション部21は平面24上に敷いて設置し、本発明最適実施例中では該底部クッション部21は綿、羽毛、布或いはその合成品により製造し、使用者25が横たわる時快適な感覚を提供することができる。野外での使用時には、湿気を防止するため、該底部クッション部21と接触する該平面24の表面はナイロン或いはその合成品により製造する。使用者25が繰返し寝返りを打つことにより寝袋がひっくり返るのを防止するため、該底部クッション部21はやや弧状形状を呈した人体工学構造に設計し、使用者25は横たわる時により快適となる他、使用者25が寝返りを打つ時、該弧状に沿って相対的に最も低い平衡部分に寝返りを打つようになり、寝袋がひっくり返るのを防止することができる。
該覆蓋部22は、該底部クッション部21周辺と相互に接続するが、一部は接続せずに少なくとも1個の開口221を形成する。該造型部26は該覆蓋部22と相互に接続し、しかも該覆蓋部22の外縁表面に突出設置する。該造型部26はさらに音声発光体261を具え、該音声発光体261は該造型部26に光線と音声信号を提供する。該サポートフレーム構造23は該底部クッション部21上に設置し、しかも該サポートフレーム構造23は該覆蓋部2を支え該底部クッション部21において高さH2を形成する。こうして該底部クッション部21と該覆蓋部22間には収容空間222が形成され、該使用者25は該開口221より該収容空間222中に入ることができる。
【0009】
本発明最適実施例中では、該サポートフレーム構造23は中空部品で、しかも該サポートフレーム構造23の両端はそれぞれ該覆蓋部22の両側に設置するため、該サポートフレーム構造23内部には可塑性棒体を設置する。該サポートフレーム構造23に力を加えることにより変形させ、異なる形状の該サポートフレーム構造23とすることができる。該サポートフレーム構造23は中空密閉構造として気体を封入する構造設計とすることもできる。
該サポートフレーム構造23は、複数の定位部231及び該定位部231により定位される可塑性棒状物232を含む構造に形成することができる。本発明最適実施例中では、該定位部231は該覆蓋部22に結合するカバー袋で、該可塑性棒状物232に被せ、また該覆蓋部22に連結するロープとして該可塑性棒状物232を結束することができる。その他にはリングフック、フックベルト或いは面ファスナーなどの方式により該可塑性棒状物232を定位することができる。また、該サポートフレーム構造23は数個の剛性部品よりなる剛性構造とすることもできる。
【0010】
本発明最適実施例中では、該サポートフレーム構造23は該覆蓋部22の中間部位に位置するため、該覆蓋部22は半球形状を呈し、該覆蓋部22は該サポートフレーム構造23内、または該サポートフレーム構造23外に設置することができる。該サポートフレーム構造23は該造型部26に対応し、該覆蓋部22外部表面に刺繍或いは貼着して数個の円形図案を形成し、てんとう虫造型の寝袋構造を形成し、該音声発光体261は間歇的な光線点滅と夏の虫の鳴き声を発する。該覆蓋部22の構造を強化し、また該覆蓋部22の多数の位置において変形を進行させ、異なる該造型部26を対応させ異なる種類の造型を出現させるために、該サポートフレーム構造23は二個或いはさらに多く設置することができる。また該サポートフレーム構造23も半円球状のスポンジ材質により製造し、該覆蓋部22を支えることができる。さらに該サポートフレーム構造23は、ひも状プラスチック、プラスチック片、ひも状バネスチール、スポンジ、ひも状スポンジ、ひも状気泡状物、ひも状グラスファイバー、ひも状カーボンファイバーなどの内の一つにより製造することが出来る。
使用者25が収容空間222中にいる時に保温効果を達成できないことのないよう、図10に示すように、該立体造型寝袋寝具2aはさらに被体部27を含む。該被体部27は独立の単一部品体で、該収容空間222中に設置し、しかも該底部クッション部21と該覆蓋部22の間に位置する。
【0011】
本発明の別種の最適実施例中では、図11に示すように、該立体造型寝袋寝具2bの該被体部27aの周辺は該底部クッション部21の周辺と相互に接続し、しかも同時に該覆蓋部22の内縁周辺にも接続する。
図12中では、該立体造型寝袋寝具2cはさらに頭蓋部28を含む。該頭蓋部28は該開口221と相互に接続し、該頭蓋部28底側は一般の枕構造で、頂面側はアイマスクの機能を具えるだけでなく、設計された動物造型の頭部を支える機能をも具える。
以下に述べる本発明の他の最適実施例中では、大部分の部品は前記実施例と同一或いは共通しているため、共通の部品には直接同一名称と番号を付し、かつ、類似の部品に対しては同一名称に元の符合を付した後アルファベットを追加して区別し、かつ詳述しない。
【0012】
図13に示すように、本発明実施例中において恐竜造型の寝袋構造を形成することができる。該覆蓋部22aは半球形状を呈し、該造型部26aは該覆蓋部22aの頂面と相互に接続し数個の背骨を設計する。しかも該造型部26aは足部を具え、該覆蓋部22a外部表面には刺繍或いは貼着して数個の円形図案を形成し、該頭蓋部28aは恐竜の頭にデザインする。
図14に示すように、本発明実施例中においてはウサギ造型の寝袋構造を形成することができる。該覆蓋部22bは半球形状を呈し、該造型部26bは該覆蓋部22b一端に尾部をデザインする。しかも該造型部26bは足部を具え、該頭蓋部28bには2本の長い耳を具えたウサギの頭に形成する。
図15に示すように、本発明実施例中においては白鳥造型の寝袋構造とすることができる。該覆蓋部22cは半球形状を呈し、該造型部26cは該覆蓋部22c両側に翼をデザインする。さらに該頭蓋部28cに白鳥の頭に形成する。
図16に示すように、本発明実施例中においては花の造型の寝袋構造を形成することができる。該覆蓋部22dは半球形状を呈し、該造型部26dは該覆蓋部22d外縁と相互に接続し、数個の花びらを設計する。しかも該造型部26dは数個の図案を粘着し、花の造型を形成し、さらに該頭蓋部28dは葉を設計し、製作する。
【0013】
図17に示すように、本発明の特殊立体造型寝具3は少なくとも1個の覆蓋部31及び少なくとも1個のサポートフレーム部32を含む。
該覆蓋部31は適宜の造型構造311を具え、本発明最適実施例ではラクダの造型とする。そのため該覆蓋部31は2個の凸出部312を具え、該凸出部312は中空で、充填物をその中の構造に充填することができる。該特殊立体造型寝具3はさらに音声発光部313を具え、該音声発光部313は該覆蓋部31上に接続し、しかも該造型構造311設計に対応し、該造型構造311は光線と音声信号を発する。
該サポートフレーム部32は頂面側321及び底面側322を含む。
該覆蓋部31は該サポートフレーム部32内に設置し、該サポートフレーム部32外に設置し、該頂面側321と該底面側322が隔てる距離は高さH3である。該頂面側321は相対する該覆蓋部31の造型構造を具え、本発明のラクダ造型実施例中では、該凸出部312は中空構造である時、該サポートフレーム部32はまた2個の双峰サポートフレーム323を相対延伸する。該凸出部312は充填物をその中の構造に設置する時、該サポートフレーム部32の該頂面側321は楕円曲面形状となる。そのため該サポートフレーム部32が密着し該覆蓋部31を支える時、該覆蓋部312と該サポートフレーム部32は該高さH3により収容空間33を形成し、しかも適宜の該造型構造311を形成する。
該底面側322は平面34上に設置し、しかも該弧状曲面を具えた造型寝具はさらに頭蓋部35を含み、該頭蓋部35は該覆蓋部31と相互に接続し、該適宜の造型構造と相互に対応する。本発明のラクダ造型実施例中では、該頭蓋部35はラクダの頭部構造として設計する。
本発明最適実施例中では、該弧状曲面を具えた造型寝具はさらに寝袋体(図面に表示なし)を含み、該寝袋体は該収容空間33中に設置する。該寝袋体はその中で体を休め、該覆蓋部31と該サポートフレーム部32は造型を表現する。また該寝袋体は該覆蓋部31相互に接続し、一体に形成する。
さらに本発明の別種の実施例の該特殊立体造型寝具3はさらにクッション体(図面に表示なし)を含む。該クッション体は該底面側322と相互に密着し、しかも該クッション体は該覆蓋部31と相互に接続する。かつ、少なくとも1個の開口(図面に表示なし)を形成し、該実施例では該クッション体と該覆蓋部31は通風性が良好で、しかも造型を具える構造を形成する。また該頭蓋部35は該クッション体と相互に接続する。
【0014】
図18に示すように、本発明の該サポートフレーム部22は数個のサポートフレーム324により網状構造体で該ラクダ造型を形成する。以下に述べる本発明その他最適実施例中では、大部分の部品は前記実施例と同一或いは類似しているため、同一の部品には直接同一名称と番号を付す。また、類似の部品に対しては同一名称に元の符合を付した後アルファベットを追加して区別し、詳細を略す。
図19に示すように、本発明の該サポートフレーム部32aは数個の強度最適のサポートフレーム324aにより、主要構造形状を編排により該ラクダ造型を形成する。
図20に示すように、本発明の該サポートフレーム部32bは数個の幅広のサポートフレーム324bにより、主要構造形状を編排により該ラクダ造型を形成する。
図21に示すように、本発明の該サポートフレーム部32cは数個の一体成型のスポンジサポートフレーム324cを適当に排列し、しかも接続後、該ラクダ造型を形成する。
図22に示すように、本発明の該サポートフレーム部32dは単一の一体成型のスポンジサポートフレーム324dにより該ラクダ造型を形成する。
図23に示すように、本発明の該サポートフレーム部32eは2個のバネスチールサポートフレーム324eにより該ラクダ造型を形成し、折畳み收納の便を図る。
図24に示すように、本発明の該サポートフレーム部32fは複数のサポートフレーム324fにより放射状排列を呈し該ラクダ造型を形成し、折畳み收納の便を図る。
上記の該サポートフレーム324はひも状プラスチック、プラスチック片、ひも状バネスチール、スポンジ、ひも状スポンジ、ひも状気泡、ひも状グラスファイバー及びひも状カーボンファイバーなどの内の一つにより製造する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明立体造型寝具の第一最適実施例の立体構造指示図である。
【図2】本発明立体造型寝具の第二最適実施例の立体構造指示図である。
【図3】本発明立体造型寝具の第三最適実施例の側面構造指示図である。
【図4】本発明立体造型寝具の第四最適実施例の側面構造指示図である。
【図5】本発明立体造型寝具の第五最適実施例の側面構造指示図である。
【図6】本発明立体造型寝具の第六最適実施例第一状態の側面構造指示図である。
【図7】本発明立体造型寝具の第六最適実施例第二状態の側面構造指示図である。
【図8】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する最適実施例の立体構造の外観指示 図である。
【図9】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する第一最適実施例使用状態の透視指 示図である。
【図10】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する第二最適実施例使用状態の透視 指示図である。
【図11】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する第三最適実施例使用状態の透視 指示図。である。
【図12】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する第四最適実施例使用状態の透視 指示図である。
【図13】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する第一造型の立体外観指示図である。
【図14】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する第二造型の立体外観指示図である。
【図15】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する第三造型の立体外観指示図である。
【図16】本発明立体造型寝具を寝袋に応用する第四造型の立体外観指示図である。
【図17】本発明の特殊立体造型寝具最適実施例の立体構造の外観指示図である。
【図18】本発明サポートフレーム部の第一最適実施例の立体構造指示図である。
【図19】係本発明サポートフレーム部の第二最適実施例の立体構造指示図である。
【図20】本発明サポートフレーム部の第三最適実施例の立体構造指示図である。
【図21】本発明サポートフレーム部の第四最適実施例の立体構造指示図である。
【図22】本発明サポートフレーム部の第五最適実施例の立体構造指示図である。
【図23】本発明サポートフレーム部の第六最適実施例の立体構造指示図である。
【図24】本発明サポートフレーム部の第七最適実施例の立体構造指示図である。
【符号の説明】
【0016】
1 立体造型寝具
11 制限部
12 覆蓋部
13 制限平面部
14 開口
15 頂面側
2 使用者
1a 立体造型寝具
14a 開口
12a 覆蓋部
H1 高度
1b 立体造型寝具
16 サポートフレーム部
12b 覆蓋部
161 弧状曲面
162 重ね端
163 密着端
16a サポートフレーム部
12c 覆蓋部
1d 立体造型寝具
17 接続部品
18 底部クッション部
1e 立体造型寝具
19 延伸部
19 接合部品
12e 覆蓋部
192 接続部
2 立体造型寝袋寝具
21 底部クッション部
22 覆蓋部
26 造型部
23 サポートフレーム構造
25 使用者
221 開口
261 音声発光体
222 収容空間
231 定位部
232 可塑性棒状物
2a 立体造型寝袋寝具
27 被体部
2b 立体造型寝袋寝具
27a 被体部
2c 立体造型寝袋寝具
28 頭蓋部
22a 覆蓋部
26a 造型部
22b 覆蓋部
26b 造型部
28b 頭蓋部
22c 覆蓋部
26c 造型部
22c 覆蓋部
28c 頭蓋部
22d 覆蓋部
26d 造型部
28d 頭蓋部
3 特殊立体造型寝具
31 覆蓋部
32 サポートフレーム部
311 造型構造
312 凸出部
313 音声発光部
32 サポートフレーム部
321 頂面側
322 底面側
H3 高度
323 双峰サポートフレーム
312 凸出部
34 平面
35 頭蓋部
33 収容空間
322 底面側
324 サポートフレーム
22a サポートフレーム部
324a サポートフレーム
22b サポートフレーム部
324b サポートフレーム
324c スポンジサポートフレーム
22d サポートフレーム部
22e サポートフレーム部
324e バネスチールサポートフレーム
22f サポートフレーム部
324f サポートフレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制限部、及び覆蓋部から構成され、
該制限部により囲まれる制限平面を形成し、
該覆蓋部周縁と該制限部とは相互に接続し、かつ、該覆蓋部は少なくとも1個の開口を備えると共に該制限平面は該覆蓋部に相対して位置し、
該覆蓋部をその弾力により適宜連続曲面形状を呈して頂面と該制限平面との間に高さを形成して、覆蓋部と制限平面部の間に人体を収容する空間を形成すると共に、
該覆蓋部はその弾力に抗して縮小変形して収納可能としたことを特徴とする立体造型寝具。
【請求項2】
前記覆蓋部は、スポンジ、不織布に加圧成形して形成してなることを特徴とする請求項1記載の立体造型寝具。
【請求項3】
前記立体造型寝具は、さらに数個のサポートフレーム部を備え、該数個のサポートフレーム部は適宜の配列で該覆蓋部内に設置されることを特徴とする請求項1記載の立体造型寝具。
【請求項4】
前記立体造型寝具は、さらに延伸部を備え、該延伸部は接合部品により、該覆蓋部と角度を呈して相互に接続してなることを特徴とする請求項1記載の立体造型寝具。
【請求項5】
少なくとも1個の覆蓋部、少なくとも1個のサポートフレーム部から構成され、
該覆蓋部は適宜の造型構造を具え、
該サポートフレーム部は、さらに該頂面側と該底面側との間に人体を収容する空間を形成する高さを設けると共に、該頂面側は該覆蓋部の造形構造に対応する造型構造を具え、
該サポートフレーム部が密着して該覆蓋部を支持する時、該覆蓋部と該サポートフレーム部はその高さにより人体の収容空間を形成すると共に該造型構造の形状を形成することを特徴とする立体造型寝具。
【請求項6】
底部クッション部、及び少なくとも1個の覆蓋部に対する造型部を備え、
該底部クッション部は該覆蓋部内に敷いて設置すると共に、該覆蓋部は該底部クッ ション部周辺と相互に接続するが、一部は接続せずに少なくとも1個の開口を形 成し、
該造型部は、該覆蓋部と相互に接続し、かつ、該覆蓋部の外縁表面より突出して設け、
該サポートフレーム部は該底部クッション部上に設置して該覆蓋部を支持して該底部クッション部に対して高さを保持し、人体の収容空間を形成することを特徴とする請求項1記載の立体造型寝具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2007−181586(P2007−181586A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−2098(P2006−2098)
【出願日】平成18年1月10日(2006.1.10)
【出願人】(505446426)
【Fターム(参考)】