説明

端末機における読書管理方法及びその装置

【課題】保有した電子本を効率的に管理することができるようにした端末機における読書管理方法及びその装置を提供する。
【解決手段】端末機における読書管理方法は、電子本に対する読書期間と前記読書期間の日付別の読書量とを設定する段階と、前記電子本に対する読書を実行している間に、前記読書量の達成率をモニタリングする段階と、前記読書期間と前記達成率とを含む読書スケジュール情報を表示する段階とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、読書管理方法及びその装置に関し、特に端末機において電子本(electronic book)の読書と関連してスケジュールを管理することができるようにした読書管理方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、電子本は、テキストやイメージのような情報を電子媒体に記録し、書籍のように利用することができるデジタル図書を総称する。
ユーザは、電子本リーダー(reader)機能を備えた電子機器を利用して電子本の読書が可能である。特に電子本は、紙の本に比べて価格が安い。そして、ユーザは、端末機、例えばタブレット型パソコンを利用していつでもどこでも容易に所望の電子本を購入し、読書することができる。従って、電子本の利用が倦まず弛まず増加する傾向にある。
【0003】
一方、端末機は、多様で且つ多くの量の電子本を収容することができる。従って、保有した電子本に対する効率的な管理の必要性が高まっている。
しかし、従来、電子機器は、現在読んでいるページの位置情報とユーザが別にブックマーク(bookmark)した位置情報を提供しているだけで、さらに効率的に電子本を管理することができる機能を提供していないという問題がある。
特に電子本の保有量が多ければ多いほど、それぞれの電子本に対して計画的に読書をすることができるように支援する機能が必須と言える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記従来の端末機における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、保有した電子本を効率的に管理することができるようにした端末機における読書管理方法及びその装置を提供することにある。
【0005】
具体的には、本発明は、保有した電子本に対して計画的に読書をすることができるようにする機能を提供することを目的とする。
また、本発明は、読書の現況をモニタリングし、ユーザに案内する機能を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明による端末機における読書管理方法は、電子本に対する読書期間と前記読書期間の日付別の読書量とを設定する段階と、前記電子本に対する読書を実行している間に、前記読書量の達成率をモニタリングする段階と、前記読書期間と前記達成率とを含む読書スケジュール情報を表示する段階とを有することを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明による端末機における読書管理装置は、電子本を格納する格納部と、前記電子本に対する読書期間と該読書期間の日付別に読書量を設定し、前記読書量の達成率をモニタリングする制御部と、前記制御部の制御下にて、前記電子本のページを表示し、前記読書期間及び前記読書量の達成率を含む読書スケジュール情報を表示する表示部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る端末機における読書管理方法及びその装置によれば、保有した電子本を効率的に管理することができる効果を提供する。
具体的に、本発明は、保有した電子本に対して計画的に読書をすることができるようにし、読書の現況をモニタリングしてユーザに案内することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態による携帯端末機の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による電子本アプリケーション部の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態による読書管理方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態による読書管理方法を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明のさらに他の実施形態による読書管理方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】読書スケジュール設定のための画面例示図である。
【図7】読書スケジュール設定のための画面例示図である。
【図8】読書実行のための画面例示図である。
【図9】読書実行のための画面例示図である。
【図10】図書推薦のための画面例示図である。
【図11】読書現況情報を示すためのスクロールバーの形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明に係る端末機における読書管理方法及びその装置を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0011】
本発明の詳細な説明に先立って、以下で使用される用語や単語は、通常的又は辞書的な意味に限定して解釈してもならないし、本発明の技術的思想に符合する意味と概念として解釈しなければならない。従って、本明細書と図面は、本発明の好ましい実施形態に過ぎないもので、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替することができる多様な均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。
また、添付の図面において一部の構成要素は、誇張されるか、又は省略されるか、または概略的に図示しており、各構成要素のサイズは、実際サイズを反映するものではない。
従って、本発明は、添付の図面に描かれた相対的なサイズや間隔によって制限されない。
【0012】
本発明による読書管理装置は、電子本リーダー機能を備えた多様な形態の電子機器に適用することができる。特に本発明による読書管理装置は、スマートフォン、タブレット型パソコンなどのような携帯端末機に適用することができる。以下の説明では、読書管理装置を携帯端末機として仮定して説明する。
【0013】
また、本発明による読書管理装置は、保有した電子本の読書計画を設定することができる機能と、読書現況をモニタリングして案内する機能と、ユーザの読書パターンを分析し、分析結果に基づいてユーザに図書を推薦する機能などを提供することができる。
【0014】
以下、このような本発明の特徴について具体的に説明する。但し、このような本発明の特徴を説明するにあたって、関連した公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすることができると判断される場合、その詳細な説明は省略することができる。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態による携帯端末機の構成を示す図である。
図1を参照すると、本発明による携帯端末機100は、タッチスクリーン110、キー入力部120、表示部130、格納部140、無線通信部150、オーディオ処理部160、スピーカー(SPK)、マイク(MIC)、及び制御部170を備えてなる。
【0016】
タッチスクリーン110は、表示部130の前面に装着され、タッチスクリーン110に対するユーザの操作に応答してタッチイベントを発生させて制御部170に伝達する。
制御部170は、このようなタッチイベントに応答して上述した構成を制御することができる。
【0017】
ここで、ユーザの操作は、タッチ(Touch)、タップ(Tap)、ダブルタップ(Double Tap)、プレス(Press)、ドラッグ(Drag)、ドラッグアンドドロップ(Drag & Drop)及びスウィープ(Sweep)などに区分することができる。
ここで、タッチは、ユーザが画面のいずれか1つの地点を押す操作であり、タップは、いずれか1つの地点をタッチした後、指の移動なしに当該地点から指を離す、すなわちドロップする操作であり、ダブルタップは、いずれか1つの地点を連続的に二度タップする操作であり、プレスは、タップより相対的に長くタッチした後、指の移動なしに当該地点から指を離す操作であり、ドラッグは、いずれか1つの地点をタッチした状態で指を所定方向に移動させる操作であり、ドラッグアンドドロップは、ドラッグした後、指を離す操作であり、スウィープは、弾くように、指を速い速度で移動させた後、離す操作を意味する。ここで、ドラッグは、スクロールとも言い、スウィープは、フリック(Flick)とも言う。
【0018】
制御部170は、移動速度によってスウィープとドラッグを区分することができる。また、タッチスクリーン110は、抵抗膜方式(resistive type)、静電容量方式(capacitive type)、電磁誘導方式(electromagnetic induction type)及び圧力方式(pressure type)などを適用することができる。
【0019】
キー入力部120は、数字又は文字情報が入力され、各種機能を設定するための複数の入力キー及び機能キーを含むことができる。
前記機能キーは、特定機能を行うように設定された方向キー、サイドキー及びショートカットキーなどを含むことができる。また、キー入力部120は、ユーザ設定及び携帯端末機100の機能制御と関連したキー信号を生成し、制御部170に伝達する。
【0020】
キー信号は、電源オン/オフ信号、ボリューム調節信号、画面オン/オフ信号などに区分することができる。制御部170は、このようなキー信号に応答して上述した構成を制御する。
このようなキー入力部120は、複数個のキーを含むクォティ(QWERTY)キーパッド、3×4キーパッド、4×3キーパッドなどで具現することができる。
そして、キー入力部120は、携帯端末機のタッチスクリーン110がフルタッチスクリーン形態で支援された場合、携帯端末機100のケース側面に形成される、画面オン/オフ、及び携帯端末機オン/オフなどのための少なくとも1つのサイドキーだけを含むこともできる。
【0021】
表示部130は、制御部170から入力された画像データをアナログ信号に変換して表示する。
すなわち、表示部130は、携帯端末機の利用による多様な画面、例えば、ロック画面、ホーム画面、アプリケーション実行画面、メニュー画面、メッセージ作成画面、インターネット画面、キーパッド画面などを提供する。
特に本発明による表示部130は、制御部170の制御下にて電子本アプリケーションの実行画面を提供することができる。
【0022】
ロック画面は、表示部130の画面がオンとされると、表示される画像であることができる。ロック解除のための特定タッチイベントが発生すれば、制御部170は、表示される画像をロック画面からホーム画面又はアプリケーション実行画面などに切り替えることができる。
ホーム画面は、複数のアプリケーションにそれぞれ対応する複数のアプリケーションアイコンを含む画像であることができる。複数のアプリケーションアイコンのうちいずれか1つがユーザによって選択されれば、制御部170は、当該アプリケーションを実行し、表示される画像を当該アプリケーションの実行画面に切り替えることができる。
【0023】
また、表示部130は、制御部170の制御下にて画面を複数の領域に分割し、分割された領域にそれぞれ異なる画面を表示することができる。
例えば、表示部130は、画面を第1領域と第2領域に分割し、第1領域にアプリケーション実行画面を表示し、第2領域にキーパッド画面を表示することができる。
【0024】
また、表示部130は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)、OLED(Organic Light Emitted Diode)、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitted Diode)などの平板表示パネルの形態で形成されることができる。
【0025】
また、表示部130は、左眼イメージと右眼イメージを表示することができ、表示される左/右眼イメージに対してユーザが深み感を感じることができるようにする3D具現部を含むことができる。
3D具現方式は、周知のように、メガネ方式と無メガネ方式に区分される。メガネ方式は、色フィルタ方式、偏光フィルタ方式、及びシャッターガラス方式などがあり、無メガネ方式は、レンチキュラレンズ(Lenticular Lens)方式及びパララックスバリア(Parallax Barrier)方式などがある。
【0026】
格納部140は、携帯端末機のオペレーションシステム(OS;Operating System)及び本発明に必要なアプリケーションを含めて、多様なデータを格納することができる。
格納部140は、大きくプログラム領域とデータ領域を含むことができる。
格納部140のデータ領域は、携帯端末機の使用によって制御部170によって発生するデータを格納することができる。そして、データ領域は、表示部130に出力される前述した画面を格納することができる。
【0027】
これら画面のうちキーパッド画面及びメニュー画面は、それぞれ多様な形態になることができる。
すなわちキーパッド画面は、「3×4」又はクォティ(QWERTY)などの形態になることができる。
また、メニュー画面は、画面切替のための画面切替キー(例えば、以前画面に戻るためのリターン(return)キーなど)、現在実行中のアプリケーションの制御のための制御キーなどを含むことができる。
【0028】
そして、キーパッド画面やメニュー画面は、ロック画面、アプリケーション実行画面、ホーム画面などにオーバーラップして表示することができる。
また、データ領域は、貼り付けなどのためにユーザがメッセージ、写真、ウェプページ、文書などでコピーしたデータを臨時格納することができる。また、データ領域は、携帯端末機のオペレーションのための多様な設定値(例えば、画面明るさ、タッチ発生時の振動可否、画面自動回転可否など)を格納することができる。
【0029】
特に本発明による格納部140のデータ領域は、複数の電子本141を格納することができる。
そして、データ領域は、格納された複数の電子本141それぞれに対する読書現況情報142を格納することができる。
ここで、読書現況情報142は、読んだページ、読んだ日付、読んでいないページ、ユーザ入力情報などを含むことができる。
【0030】
ここで、ユーザ入力情報は、ユーザが別途にページに入力した情報として定義される。
このようなユーザ入力情報は、当該ページが表示されるとき、一緒に表示することができる。
例えば、ユーザ入力情報は、メモ、ハイライト、イメージ、しおりなどとすることができる。
また、データ領域は、複数の電子本141それぞれに対する読書スケジュール情報143を格納することができる。
【0031】
読書スケジュール情報143は、読書の開始日付、読書の完了日付、アラーム情報、日付別読書量(読書範囲)、読書の達成率などを含むことができる。
ここで、読書の達成率は、読み終えておくべきと計画(設定)された読書量(日付別読書量など)に対して実際に読んだページ分量の比率を意味する。
【0032】
例えば、今日読み終えておくべき読書量が100ページであるが、ユーザが80ページだけを読んだ場合、今日の達成率は、80%となる。
このような達成率は、日付別達成率と、平均達成率を含むことができる。
ここで、平均達成率は、電子本の全体分量に対して読んだページの全体分量の比率を意味する。
【0033】
また、データ領域は、制御部170がそのページを読み終えたか否かを判断することができるようにするため読書(完了)認定条件のルックアップテーブルを格納することができる。
以下に示す表1は、ルックアップテーブルの一例を示すものである。
【表1】




【0034】
ルックアップテーブルから明らかなように、制御部170は、現在表示されているページから以前又は次のページにページめくり(すなわち、一枚単位でページめくり)が行われる場合、現在表示されているページを読み終えたものとして認定し、それ以外の本めくり(すなわち、現在表示されているページからその以前又はその次のページではない特定ページにジャンピングするページめくり)は、読み終えたものとして認定しない。
【0035】
表1を参考して、例えば、フリックが感知されれば、制御部170は、現在表示されているページを読み終えたものとして認定し、表示部130を制御し、次又は以前のページを表示するようにする。
そして、制御部170は、現在表示されているページに対する読書認定と関連して読書スケジュール情報143をアップデートする。
また、現在表示されているページの両端、すなわち左側や右側端部でタップが感知されれば、制御部170は、現在表示されているページを読み終えたものとして認定する。
【0036】
一方、本発明による携帯端末機100は、テキストを音声に変換して出力するTTS(Text To Speech)機能を具備することができる。
すなわち制御部170は、このようなTTS機能を利用して現在表示されているページを音声に変換して出力するよう制御する。この際、現在表示されているページに対する音声出力が完了すれば、制御部170は、次のページを表示するよう制御する。そして、制御部170は、現在表示されているページを読み終えたものとして認定することができる。
【0037】
但し、制御部170は、ページめくりが一枚単位で行われても、“スクロールバー(Scroll bar)”を利用したページめくりは、読み終えたものとして認定しなくてもよい。
ここで、スクロールバーは、現在表示されているページにオーバーラップして表示されるもので、全体ページを示すバーであると言える。
ユーザは、このようなスクロールバーを操作し、ページをめくるか、又は特定ページにジャンピングすることができる。また、スクロールバーには、現在表示されているページの位置情報、読んだ部分、読んでいない部分、今日読み終えておくべき設定された分量の最終ページの位置情報などが含まれることができる。
【0038】
一方、マルチタッチが感知されれば、制御部170は、現在表示されているページから特定ページにページめくりを行うことができる。
ここで、マルチタッチは、ユーザが複数の地点を同時にタッチする操作を意味する。
例えば、ユーザが2つの地点を同時にタッチした状態で弾くように、指を速い速度で移動させる操作(すなわち、マルチフリック)が感知されれば、制御部170は、現在表示されているページから次の章(chapter)の初ページを表示するよう制御する。
また、3つの地点で同時にフリックが感知されれば、制御部170は、現在表示されているページから最も近いブックマーキングされたページに移動することができる。
【0039】
以上により、制御部170は、マルチタッチを利用した特定ページにジャンピングするページめくりは、読み終えたものとして認定しなくてもよい。
その他、制御部170は、現在表示されているページから目次画面、私のノート画面、読書プラン画面へ移動することは、読み終えたものとして認定しなくてもよい。
ここで、私のノート画面は、電子本に対してユーザが入力した情報を表示する画面になることができる。このような私のノート画面でユーザ入力情報に対するタッチイベントの発生が感知されれば、例えば、メモに対するタップが感知されれば、制御部170は、タップが行われたメモの当該ページを表示するよう制御する。
【0040】
上述したようなルックアップテーブルは、ページ読書認定可否を判断するための1つの例示に過ぎず、本発明を限定する事項ではないことを明らかにする。
すなわち、読書認定条件は、ページめくり以外にも、多様な条件、例えば、ユーザ入力情報、時間などになることができる。具体的にユーザが現在表示されているページにユーザ入力情報を入力してから、1ページ単位ではない目次や特定ページへ移動する場合、制御部170は、現在表示されているページを読み終えたものとして認定することができる。
【0041】
すなわち制御部170は、現在表示されているページにユーザ入力情報が入力されれば、その後、いずれのページめくりがあっても、現在表示されているページを“読書認定”として認識するものである。
また、読書認定時間を設定することができる。
すなわち制御部170は、現在表示されているページが読書認定時間(例えば、1分)以上表示されれば、現在表示されているページを“読書認定”として認識することができる。
【0042】
格納部140のプログラム領域は、携帯端末機の起動及び上述した各構成の運用のためのオペレーションシステム(OS、Operating System)、多様なユーザ機能、例えば、インターネットサーバーに接続するためのウェブブラウザー、その他音源を再生するためのMP3ユーザ機能、写真などを再生するためのイメージ出力機能、動画再生機能などをそれぞれ支援するためのアプリケーションを格納することができる。
【0043】
特にプログラム領域は、電子本アプリケーション144とテキスト音声変換(TTS)プログラム145を格納することができる。
ここで、電子本アプリケーション144は、読書スケジュール、読書現況、図書推薦などを管理するルーチンと、読書を実行するルーチンを含むことができる。
そして、電子本アプリケーション144は、TTSプログラム145と連動するためのルーチンをさらに含むことができる。また、電子本アプリケーション144自体がTTS機能を行うようにするためのルーチンを含むこともできる。
【0044】
また、電子本アプリケーション144は、図に示してはいないが、アラームアプリケーションと連動するためのルーチンをさらに含むこともできる。
このようなアラームアプリケーションは、ユーザによって定められた時刻、例えば、読書時刻にアラームを鳴らすアプリケーションであって、携帯端末機100が起動すれば、自動で実行されることができる。すなわちあらかじめ定められた読書時刻に電子本アプリケーション144が自動で実行されることができる。
【0045】
無線通信部150は、音声通話、画像通話、又はデータ通信を制御部170の制御下に行う。このために、無線通信部150は、送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅する無線周波数送信部と、受信される信号の周波数を低雑音増幅及び下降変換する無線周波数受信部などを含むことができる。
また、無線通信部150は、移動通信モジュール(例えば、3世代(3−Generation)移動通信モジュール、3.5(3.5−Generation)世代移動通信モジュール、又は4(4−Generation)世代移動通信モジュールなど)、近距離通信モジュール(例えば、ワイファイ(Wi−Fi)モジュール)及びデジタル放送モジュール(例えば、DMBモジュール)を含むことができる。
特に、本発明による無線通信部150は、制御部170の制御下に、オンライン書店と無線通信を行うことができる。
【0046】
オーディオ処理部160は、制御部170から入力されたオーディオ信号をスピーカー(SPK)に伝送し、マイク(MIC)から入力された音声などのオーディオ信号を制御部170に伝達する機能を行う。
すなわち、オーディオ処理部160は、音声/音響データを制御部170の制御によって、スピーカー(SPK)を介して可聴音に変換して出力し、マイク(MIC)から受信される音声などのオーディオ信号をデジタル信号に変換し、制御部170に伝達することができる。
【0047】
制御部170は、携帯端末機の全般的な動作及び携帯端末機の内部構成間の信号フローを制御し、データを処理する機能を行うことができる。
そして、制御部170は、バッテリーから内部構成への電源供給を制御することができる。
また、制御部170は、プログラム領域に格納された各種アプリケーションを行うことができる。
特に本発明による制御部170は、図2のような電子本アプリケーション部を具備することができる。
【0048】
図2は、本発明の一実施形態による電子本アプリケーション部の構成を示す図である。
このような電子本アプリケーション部は、制御部170の内部に構成することもでき、別途に構成することもできる。
以下では、制御部170の内部に構成されるものと仮定して説明する。
図2を参照すると、本発明の一実施形態による電子本アプリケーション部は、読書管理部171、読書実行部172及びテキスト音声変換部173を備えてなる。
【0049】
読書管理部171は、ユーザが計画的な読書をすることができるように読書スケジュールを全般的に管理する機能を行う。このような管理機能は、具体的に次の通りである。
読書管理部171は、読書スケジュールを設定する。
タッチスクリーン110から読書スケジュール設定の要請と関連したタッチイベントが感知されれば、読書管理部171は、読書スケジュール設定画面を表示するように表示部130を制御する。
ここで、読書スケジュール設定画面は、読書開始日付設定メニュー、読書完了日付設定メニュー、アラーム設定メニュー、日付別読書量設定メニューなどを含む。
読書スケジュール設定の完了と関連したタッチイベントが感知されれば、読書管理部171は、読書スケジュール設定画面を通じて設定された読書スケジュール情報を格納部140に格納する。
【0050】
読書管理部171は、読書現況をモニタリングし、ユーザに案内する。
具体的には読書管理部171は、読書実行部172から読んだ(読み終えた)ページ情報を含む読書現況情報を収集し、収集された読書現況情報を格納部140に格納する。
そして、読書管理部171は、収集された読書現況情報、すなわち読んだページの分量に基づいて日付別達成率と平均達成率を計算する。
また、収集された読書現況情報の要請と関連したタッチイベントが感知されれば、読書管理部171は、読書現況情報を表示するよう制御する。
【0051】
読書管理部171は、読書現況情報に基づいてユーザの読書パターンを分析する。
具体的には読書管理部171は、保有している電子本を文学、新聞、雑誌、漫画、専門書籍などカテゴリー別に分類する。
また、読書管理部171は、保有している電子本をさらに細分化することができる。例えば、文学の場合、読書管理部171は、小説、随筆、詩などジャンル別に分類することができる。そして、読書管理部171は、格納された読書現況情報に基づいてカテゴリー別又はジャンル別にユーザの読書比率を計算する。
そして、読書管理部171は、計算された読書比率情報を格納部140に格納する。
【0052】
読書管理部171は、分析された読書パターンに基づいてユーザに推薦図書情報を提供する。
具体的には読書管理部171は、最も読書比率が高い図書のジャンル又はカテゴリー情報をオンライン書店に伝送するように無線通信部150を制御する。
すなわち読書管理部171は、推薦図書情報をオンライン書店に要請する。
オンライン書店から推薦図書情報を受信すれば、読書管理部171は、これを格納部140に格納する。
一方、推薦図書の要請と関連したタッチイベントが感知されれば、読書管理部171は、推薦図書情報を表示するよう制御することができる。また、読書管理部171は、推薦図書情報とともに、読書比率情報を表示するよう制御することもできる。
【0053】
読書実行部172は、電子本の読書を実行する機能を行う。
具体的には読書実行部172は、電子本のページを格納部140から読み込み、読み込んだページを表示するよう制御する。
そして、ページめくりと関連したタッチイベントが感知されれば、読書実行部172は、ページめくりを行う。この際、読書実行部172は、上記表1のようなルックアップテーブルを参照して、実行されたページめくりが読書認定に該当するページめくりであるか否かを判断し、判断の結果、“読書認定”の場合、当該ページ情報を読書管理部171に伝達する。
ここで、読書認定条件は、ページめくり有無以外にも、上述したように、ユーザが現在表示されているページに別に情報を入力するか否か、及び現在表示されているページがあらかじめ定められた読書認定時間以上表示されているか否かなどになることができる。
【0054】
また、読書実行部172は、テキスト音声変換部173を制御する。
すなわち読書実行部172は、電子本のテキスト情報を音声として出力するよう制御することができる。
具体的には読書実行部172は、TTSの要請と関連したタッチイベントが感知されれば、読み込んだ電子本のページからテキストをテキスト音声変換部173に伝達する。
これにより、テキスト音声変換部173は、伝達されたテキストを音声データに変換し、オーディオ処理部160に出力する。この際、1つのページに対する音声出力が完了すれば、読書実行部172は、ページめくりを行う。そして、読書実行部172は、音声出力が完了したページに対してユーザが読んだものと認定し、その情報を読書管理部171に伝達する。
【0055】
一方、本発明による携帯端末機100は、その提供形態によってカメラモジュールと、GPS受信モジュールと、携帯端末機100の状態、携帯端末機の位置変化などを感知するためのセンサーモジュールと、外部機器と有線又は無線で接続するためのインターフェースモジュールなどのように上記で言及しない構成をさらに含むことができる。
このような構成要素は、デジタル機器のコンバージャンス(convergence)傾向によって変形が非常に多様なので、すべて列挙することはできないが、上記言及された構成要素と同等な水準の構成要素が携帯端末機に追加にさらに含まれて構成することができる。
また、本発明の携帯端末機100は、その提供形態によって上述した構成から特定構成が除外されるか、他の構成に代替することもできることは勿論である。これは、本技術分野の通常の知識を有する者には、容易に理解されることができる。
【0056】
以下では、上述した携帯端末機100の構成に基づいて本発明による読書管理方法を詳しく説明する。
図3は、本発明の一実施形態による読書管理方法を説明するためのフローチャートである。
図1〜図3を参照すると、待機状態で電子本アプリケーション144の実行要請と関連したタッチイベントが感知されれば、段階S301で、制御部170は、電子本アプリケーション144を実行し、複数の電子本のそれぞれ対応する複数の電子本アイコンを含む書棚画面を表示するよう制御する。
【0057】
ここで、それぞれの電子本アイコンは、読書現況情報を概略的に示す現況表示マークを含むことができる。
例えば、このようなマークは、全体ページにおいて読んだ分量を示すバー(bar)タイプになることができる。一方、書棚画面が表示されている間に、段階S302で、複数の電子本のうちいずれか1つの電子本アイコンを選択するタッチイベントが感知されれば、制御部170、すなわち読書実行部172は、選択された電子本のページを格納部140から読んで込み、表示するよう制御する。
ここで、表示されるページは、当該電子本の目次や初ページ又は以前に表示されたページになることができる。
【0058】
また、読書実行部172は、ページとともに、読書スケジュール設定アイコン及び読書現況情報142を表示するよう制御することができる。
読書スケジュール設定アイコンは、画面の端部に表示することもできる。また、読書現況情報142は、全体ページにおいて読んだ部分を示すためのスクロールバー(Scroll bar)形態になることができる。また、ページだけが表示される中に、画面中央部に対するタップが感知されれば、読書実行部172は、読書スケジュール設定アイコン及び読書現況情報142をページにオーバーラップして表示するよう制御することもできる。
【0059】
一方、電子本選択ではなく、他の機能、例えば、推薦図書情報の提供と関連した機能が選択されれば、制御部170、すなわち読書管理部171は、推薦図書情報を提供することができる。
選択されたページが表示されている間に、段階S303で、読書スケジュール設定アイコンが選択されれば、読書管理部171は、当該画面を表示するよう制御する。一方、読書計画設定ではなく、他の機能、例えば、ページめくりなどが感知されれば、読書実行部172は、ページめくりを行う。
【0060】
読書スケジュール設定画面が表示されている間に、段階S304で、読書管理部171は、読書スケジュールを設定する。
すなわち読書管理部171は、感知されたタッチイベントによって読書開始日付、完了日付、日付別読書アラーム時刻、日付別読書量などを設定する。
【0061】
そして、段階S305で、読書管理部171は、設定された読書スケジュール情報を表示するよう制御する。
次に、段階S306で、読書管理部171は、読書スケジュール設定の完了の有無を判断する。
判断の結果、読書スケジュール設定がまだ完了しない場合、読書管理部171は、段階S304に戻って、ユーザの要請によって読書スケジュールを続いて設定する。
【0062】
一方、読書スケジュール設定の完了が感知されれば(例えば、「格納ボタン」に対するタップが感知されれば)、段階S307で、読書管理部171は、設定された読書スケジュール情報を格納部140に格納する。
次に、段階S308で、制御部170は、電子本アプリケーション144の終了の有無を判断する。
判断の結果、終了しない場合には、段階S302に戻る。
【0063】
図4は、本発明の他の実施形態による読書管理方法を説明するためのフローチャートである。
図1〜図4を参照すると、段階S401で、制御部170は、電子本アプリケーション144を実行し、書棚画面を表示する。
この際、書棚画面には、複数の電子本にそれぞれ対応する複数の電子本アイコンが含まれるが、これら電子本アイコンのうち読書スケジュールが設定された電子本のアイコンは、そうではないアイコンと区別されるように表示することができる。
【0064】
例えば、読書スケジュールが設定された電子本のアイコンは、現況表示マークとともに、読書スケジュールが設定されていることを示すスケジュール設定マークをさらに含むことができる。
例えば、このようなマークは、星形状になることができる。
一方、読書スケジュールが設定された電子本のアイコンだけに対して現況表示マークが表示されるようにすることもできる。このような場合、現況表示マークがスケジュール設定マークを代替する。すなわちスケジュール設定マークは、表示される必要はない。
【0065】
書棚画面が表示されている間に、段階S402で、電子本が選択されれば、段階S403で、読書実行部172は、選択された電子本のページを表示するよう制御する。
この際、付加情報の要請と関連したタッチイベントが感知されれば、段階S404で、読書実行部172は、格納部140から当該電子本の付加情報を読み込み、読み込んだ付加情報を表示するよう制御する。
すなわち付加情報は、読書現況情報142を含む。また、当該電子本が読書スケジュール設定されているものならば、付加情報は、読書スケジュール情報143をさらに含むことができる。
【0066】
次に、段階S405で、ページめくりと関連したタッチイベントが感知されれば、読書実行部172は、ページめくりを行う。
上述したように、このようなページめくりは、以前ページ、次ページ、目次、ブックマーク、私のノート画面、読書プラン画面又は次の章(chapter)の初ページなどに移動する行為を意味する。
【0067】
一方、上述したようにTTS機能が実行される場合、読書実行部172は、現在表示されているページに対する音声出力が完了すれば、現在表示されているページから次のページにページめくりを行うことができる。
そして、段階S406で、読書実行部172は、ページめくりが“読書認定”に該当するか否かを判断する。
判断の結果、ページめくりが以前ページ又は次のページに移動するページめくりである場合、読書実行部172は、現在表示されているページに対して読み終えたものとして設定する。
【0068】
次に、段階S407で、読書管理部171は、読書実行部172から当該情報を収集し、これに基づいて読書現況情報とスケジュール情報を更新する。
一方、ページめくりが以前又は次のページに移動するページめくりであるとしても、あらかじめ定められた臨界(設定された)時間内に移動した場合ならば、読書実行部172は、現在表示されているページに対して読み終えたものとして認定しなくてもよい。
すなわち、このような場合は、ユーザが現在表示されているページを読んでおらず、単純にページをめくっている場合である。
【0069】
上記臨界時間は、図書の分野別に異なって設定することができる。
例えば、漫画の場合、その臨界時間は、短く設定し、小説の場合、漫画より長く設定することができる。
例えば、漫画の臨界時間は、5秒であり、小説の臨界時間は、10秒である。
【0070】
次に、段階S408で、読書実行部172は、読書の終了の有無を判断する。
判断の結果、読書が終了していない場合、読書実行部172は、段階S405に戻る。
一方、当該電子本の読書に対して終了を要請するタッチイベントが感知されれば、プロセスは、段階S409に進行する。
段階S409で、制御部170は、電子本アプリケーション144の終了の可否を判断する。判断の結果、終了しない場合には、段階S402に戻る。
【0071】
図5は、本発明のさらに他の実施形態による読書管理方法を説明するためのフローチャートである。
図1〜図5を参照すると、段階S501で、制御部170は、電子本アプリケーション144を実行し、書棚画面を表示する。
この際、書棚画面は、図書推薦アイコンを含むことができる。
【0072】
書棚画面が表示されている間に、段階S502で、推薦機能が選択されれば、すなわち図書推薦アイコンに対するタップが感知されれば、プロセスは、段階S503に進行する。
段階S503で、読書管理部171は、読書現況情報142及びスケジュール情報143を利用してユーザの読書パターン、例えば、最も楽しんで読む分野、最も計画をよく守る分野などを分析する。
具体的には、読書管理部171は、読書現況情報142に基づいてカテゴリー別に、又は、さらに詳細にはジャンル別にユーザの読書比率を計算する。
この際、読書比率は、週刊や月刊単位などに制限して計算されたものであることができる。
【0073】
すなわち読書管理部171は、期間を設定し、設定された期間に対するユーザの読書比率を計算することができる。
また、読書管理部171は、読書比率を計算するとき、読書の達成率を加重値として適用することができる。例えば、小説と新聞が同じ読書比率であっても、読書の達成率が小説が高ければ、小説にさらに多い加重値を付与することができる。
【0074】
次に、段階S504で、読書管理部171は、分析された読書パターンに基づいてユーザに推薦図書情報を提供する。
すなわち読書管理部171は、無線通信部150を制御し、推薦図書情報をオンライン書店に要請し、オンライン書店から受信された推薦図書情報を表示するよう制御する。
【0075】
次に、段階S505で、読書管理部171は、推薦機能の終了の可否を判断する。
判断の結果、推薦機能が終了しない場合、読書管理部171は、段階S504に戻る。
一方、推薦機能の終了を要請するタッチイベントが感知されれば、プロセスは、段階S505に進行する。
段階S506で、制御部170は、電子本アプリケーション144の終了の可否を判断する。
判断の結果、終了しない場合には、段階S502に戻る。
【0076】
以下では、複数の画面例示図を参照して本発明による読書管理方法及びその装置を説明する。
図6及び図7は、読書スケジュール設定のための画面例示図である。
まず、図6を参照すると、表示部130は、制御部170の制御下で、読書スケジュール設定画面600を表示する。
このような読書スケジュール設定画面600は、読書開始日付設定メニュー601、読書完了日付設定メニュー602、一日読書量設定メニュー603、及びアラーム設定メニュー610を含むことができる。
【0077】
ここで、ユーザが読書開始日付設定メニュー601と読書完了日付設定メニュー602を利用して読書開始日付と読書完了日付を設定すれば、制御部170は、設定された開始日付と完了日付に基づいて一日読書量を計算し、これを表示するよう制御する。
ユーザが読書開始日付設定メニュー601を利用して読書開始日を指定し、一日読書量設定メニュー603を利用して一日読書量を指定すれば、制御部170は、指定された読書開始日と一日読書量に基づいて完了日付を計算し、これを表示するよう制御する。
【0078】
ここで、一日読書量は、日付別に均等に配分することもでき、非均等に配分することもできる。
例えば、一日読書量設定メニュー603に対するタップが感知されれば、制御部170は、読書量設定チェックボックス604をチェックする。
読書量設定チェックボックス604がチェックされた状態でメニューバー605に対するタップが感知されれば、制御部170は、一日読書量を設定するためのポップアップ窓(図示せず)を読書スケジュール設定画面600にオーバーラップして表示するよう制御する。
【0079】
例えば、ポップアップ窓は、「一日に50ページずつ」、「一日に1章ずつ」、「一日に2章ずつ」、「平日に1章、そして週末に2章ずつ」、「ユーザ指定」などこのような複数の項目を含むことができる。
ここで、ユーザ指定は、項目中にユーザが希望する項目がない場合、ユーザが直接一日読書量を入力することができるようにするための項目である。
【0080】
このような項目のうちユーザによって1つが選択されれば、制御部170は、選択された項目を一日読書量に設定する。
一方、ユーザは、アラーム設定メニュー610を利用してアラーム時刻を設定することができる。
すなわち制御部170は、アラーム時刻を設定し、読書期間中に毎日設定されたアラーム時刻にアラームを鳴らす。
【0081】
また、表示部130は、制御部170の制御下で、読書スケジュール情報606を表示することができる。
すなわち読書スケジュール設定画面600は、メニューによって設定された読書スケジュール情報606をさらに含むことができる。
例えば、表示部130は、日付別に読み終えておくよう計画された章(chapter)のタイトル(title)を表示することができる。この際、表示領域が制限されているので、すべての日付のスケジュール情報が表示されるものではない。
【0082】
従って、ユーザは、タッチスクリーンを操作し、他の日付に設定されたスケジュール情報を表示するようにすることができる。
すなわち読書スケジュール情報606が表示されるタッチスクリーンの領域で上又は下方向へのドラッグが感知されれば、制御部170は、他の日付と他の日付に設定されたスケジュール情報を表示するよう制御する。
【0083】
一方、ユーザは、読書スケジュール情報606を利用して、設定された読書計画を修正することができる。
すなわち制御部170は、スケジュール情報を修正するためのメニュー607、608を日付別に表示するよう制御することができる。
【0084】
ここで、このような修正メニュー607、608は、図示のように、修正方向を示す矢印形態にすることができる。
上側方向の第1修正メニュー607に対するタップが感知されれば、制御部170は、当該日付において読み終えておくべきと計画された章又はページを、以前日付に並合することができる。
そして、制御部170は、読書の完了日付をスタートとして当該日付までの日程を一日ずつ繰り上げることができる。
【0085】
下側方向の第2修正メニュー608に対するタップが感知されれば、制御部170は、当該日付において読み終えておくべきと計画された章又はページを次の日付に並合することができる。
そして、制御部170は、読書の開始日付をスタートとして当該日付まで日程を一日ずつ後に延ばすことができる。
【0086】
また、制御部170は、日程を調整せず、当該日付を読書計画がない日付に開けてあることもできる。
格納ボタン609に対するタップが感知されれば、制御部170は、図7に示すような読書プラン画面を表示するよう制御する。
【0087】
次に、図7を参照すると、表示部130は、制御部170の制御下で、読書プラン画面700を表示する。
このような読書プラン画面700は、読書現況情報と読書スケジュール情報を提供するためのものである。
具体的には、読書プラン画面700は、読書達成率情報701と読書スケジュール情報702を含むことができる。
【0088】
ここで、読書達成率情報701は、全体ページに対して今日読んだ分量の比率情報と、全体ページに対して今日読み終えておくページ量として計画された分量の比率情報と、読書開始日付情報と、読書完了日付情報を含むことができる。
読書スケジュール情報702は、日付別に読み終えておくページ量として計画されたページ情報(例えば、章タイトル、当該日付に読むことに計画された全体ページにおいて開始ページと最終ページなど)を含むことができる。
【0089】
また、読書スケジュール情報702は、日付別に読書現況情報をさらに含むことができる。
ここで、読書現況情報は、計画の達成の成否を示す情報、読んだページの分量情報、読んでいないページの分量情報などを含むことができる。
すなわち図7で、符号703は、読み終えておくページ量として計画された全ページをすべて読んだことを示す指示子であり、符号704は、すべて読んでいないことを示す指示子である。そして、符号705は、部分的に読んだことを示す指示子であり、この指示子とともに、読み終えておくページ量として計画された全ページの分量と読んだページの分量を表示することができる。
【0090】
一方、読書プラン画面700は、読書実行のためのアイコン706、読書スケジュールを修正するためのアイコン707、読書スケジュール情報を共有するためのアイコン708等をさらに含むことができる。
ここで、読書実行アイコン706に対するタップが感知されれば、制御部170は、図8及び図9のような読書実行画面を表示するよう制御する。
【0091】
スケジュール修正アイコン707に対するタップが感知されれば、制御部170は、図6のような読書スケジュール設定画面606を表示するよう制御する。
共有アイコン708に対するタップが感知されれば、制御部170は、読書スケジュール情報が共有されるように無線通信部150を制御する。
例えば、本発明の携帯端末機100は、フェイスブック(登録商標)やツイッター(登録商標)などのようなソーシャルネットワーキングサービス(SNS)システムにユーザの読書スケジュール情報を共有させることができる。
【0092】
図8及び図9は、読書実行のための画面例示図である。
ここで、図8は、携帯端末機が縦に配置された状態で表示される読書実行画面800を示すものであり、図9は、携帯端末機が横に配置された状態で表示される読書実行画面900を示すものである。
【0093】
図8を参照すると、表示部130は、制御部170の制御下で、読書実行画面800、すなわち、電子本のページを表示する。
また、表示部130は、制御部170の制御下で、読書現況情報と読書スケジュール情報を含む付加情報を読書実行画面800にオーバーラップして表示することができる。
タッチスクリーン110で中央領域に対するタップが感知されれば、制御部170は、付加情報を読書実行画面800上にオーバーラップして表示するよう制御する。
【0094】
すなわち、このような付加情報は、ユーザが本を読んでいる状態では表示されず、ユーザから別途の要請がある場合にのみ、表示することができる。
付加情報は、全ページ分量において読み終えた部分の分量を示すスクロールバー801を含むことができる。ここで、スクロールバー810は、今日読み終えておくページ量として計画された読書範囲において最終ページの位置を示すマーク811を含むことができる。
スクロールバー810において読み終えたページに該当する領域812と読んでいないページに該当する領域813を区別することができる。
また、スクロールバー810は、現在表示されるページの位置を示すマーク814をさらに含むことができる。
【0095】
一方、付加情報は、読書比率情報820をさらに含むことができる。
図8に示すように、表示部130は、制御部170の制御下で、読書比率情報820を表示するためのアイコン821を画面の上端に表示することができる。
このような読書比率情報820は、今日読んだ分量情報、全体として読んだ分量情報、そして図7のような読書プラン画面700を表示するためのアイコン822を含むことができる。
また、表示部130は、制御部170の制御下で、図書推薦のためのアイコン830を画面の上端に表示することができる。このような図書推薦アイコン830に対するタップが感知されれば、制御部170は、図10のような図書推薦画面を表示するよう制御する。
【0096】
図10は、図書推薦のための画面例示図である。
図10を参照すると、表示部130は、制御部170の制御下で、図書推薦画面1000を表示する。
図10に示すように、図書推薦画面1000は、読書パターン情報1010、ユーザが最も多く読んだ分野情報1020、そしてオンライン書店から受信した推薦図書情報1030を含むことができる。
【0097】
一方、図11は、読書現況情報を示すためのスクロールバーの形態を例示した図である。
まず、図11(a)を参照すると、スクロールバー1110において読んだ部分1111と読んでいない部分1112を区別することができる。
ここで、読んだ部分1111は、中間に読んでいない部分があっても、図に示すように、読んだ初ページと最終ページを連結する直線形態で表示することができる。
一方、図11(b)を参照すると、実際に読んだ部分1121、1122、1123、1124だけが強調されて表示される。
【0098】
上述したような本発明による読書管理方法は、多様なコンピュータ手段を通じて行われることができるプログラム命令形態で具現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されることができる。
この際、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。
一方、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。
【0099】
コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)及び磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(Optical Media)、フロプチカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−Optical Media)、及びROM(Read Only Memory)、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。
【0100】
また、プログラム命令には、コンパイラーによって作成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリターなどを使用してコンピュータによって実行されることができる高級言語コードを含む。
上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されることができる。
【0101】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。。
【符号の説明】
【0102】
100 携帯端末機
110 タッチスクリーン
120 キー入力部
130 表示部
140 格納部
141 電子本
142 読書現況情報
143 読書スケジュール情報
144 電子本アプリケーション
145 テキスト音声変換(TTS)プログラム
150 無線通信部
160 オーディオ処理部
170 制御部
171 読書管理部
172 読書実行部
173 テキスト音声変換部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子本に対する読書期間と前記読書期間の日付別の読書量とを設定する段階と、
前記電子本に対する読書を実行している間に、前記読書量の達成率をモニタリングする段階と、
前記読書期間と前記達成率とを含む読書スケジュール情報を表示する段階とを有することを特徴とする端末機における読書管理方法。
【請求項2】
前記読書量の達成率をモニタリングする段階は、前記電子本の現在表示されているページが予め設定された読書認定条件を満たすか否かを判断する段階と、
前記現在表示されているページが前記読書認定条件を満たしていれば、前記現在表示されているページを読んだページに設定する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項3】
前記読書認定条件を満たすか否かを判断する段階は、ページめくりが実行されれば、前記ページめくりが前記読書認定条件を満たすか否かを判断する段階を含むことを特徴とする請求項2に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項4】
前記現在表示されているページを読んだページに設定する段階は、前記ページめくりが1ページ単位のページめくりであれば、前記現在表示されているページを読んだページとして設定する段階を含むことを特徴とする請求項3に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項5】
前記読書認定条件は、ページめくりの有無、ユーザが前記現在表示されているページに別途の情報を入力したか否か、及び前記現在表示されているページがあらかじめ定められた読書認定時間以上で表示されているか否か、の内の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項6】
前記読書量の達成率をモニタリングする段階は、前記読んだページとして設定されたページの分量に基づいて前記読書量の達成率を計算する段階をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項7】
前記読書量の達成率を計算する段階は、前記設定された日付別の前記読書量と前記読んだページとして設定されたページの分量との比率を計算する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項8】
前記読書量の達成率を計算する段階は、前記電子本の全体分量と前記読んだページとして設定されたページの分量との比率を計算する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項9】
前記電子本に対する読書期間と前記読書期間の日付別の読書量とを設定する段階は、読書の開始日付と一日読書量とを設定する段階と、
前記開始日付と前記一日読書量とに基づいて読書の完了日付を計算して表示する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項10】
前記電子本に対する読書期間と前記読書期間の日付別の読書量とを設定する段階は、読書の開始日付と完了日付を設定する段階と、
前記開始日付と前記完了日付とに基づいて一日読書量を計算して表示する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項11】
前記電子本に対する読書期間と前記読書期間の日付別の読書量とを設定する段階は、アラーム時刻を設定する段階をさらに含み、
前記読書期間中に前記設定されたアラーム時刻にアラームを鳴らす段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項12】
前記読書スケジュール情報を表示する段階は、前記電子本のページにオーバーラップし、前記電子本の全体分量と、読んだページの分量と、現在表示されているページの位置と、現在の読み終えておくべき計画された読書範囲において最終ページの位置を示すスクロールバーとを表示する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項13】
前記読書スケジュール情報を表示する段階は、前記日付別に設定された読書量において読んだページの分量情報と読んでいないページの分量情報とを表示する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の端末機における読書管理方法。
【請求項14】
電子本を格納する格納部と、
前記電子本に対する読書期間と該読書期間の日付別に読書量を設定し、前記読書量の達成率をモニタリングする制御部と、
前記制御部の制御下にて、前記電子本のページを表示し、前記読書期間及び前記読書量の達成率を含む読書スケジュール情報を表示する表示部とを有することを特徴とする端末機における読書管理装置。
【請求項15】
電子本のテキスト情報を音声データに変換するテキスト音声変換部と、
前記テキスト音声変換部から入力された音声データをスピーカーを介して可聴音に変換して出力するオーディオ処理部とをさらに有し、
前記制御部は、前記オーディオ処理部によって音声出力が完了したページを読んだページに設定することを特徴とする請求項14に記載の端末機における読書管理装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2013−101618(P2013−101618A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−246119(P2012−246119)
【出願日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】