説明

端末機器を固定する曲線フェンス

【課題】携帯電話、GPS等の端末機器を携帯して自転車自動車等乗り物で使用する際、使用する機器の様々な大きさ形に順応でき両手が使えない乗車中でも作動が確認でき、複数の機器を並べて使用しても滑落しない端末機器を固定する曲線フェンスを提供する。
【解決手段】フレンチパイル等の起毛加工した素材で覆われた台座を適宜目視出来る位置にゴムバンド、アダプター等で固定し、一方雄の面ファスナーを長手方向に芯材を挟んで2つ折にトリミングし、反対側から雄面ファスナーの両壁面を覆うテープでトリミミングして曲線フェンスを形成する。
曲線フェンスの雄面ファスナーが露出している折り返した線と台座の起毛材に依って接着関係が保たれ曲線フェンスは台座に対して直角に起立する。
使用する端末機器の外枠に合わせて曲線フェンスを形成すれば収めた機器が滑落することが無い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯電話、GPS,サイクルコンピューター等の移動端末機器を使用する際、これらの機器が積載台から滑落することを阻止し且つ作動中にも手で持ったり押える必要がなく常にモニター画面を確認できる端末機器の固定用曲線フェンスに関する。
【背景技術】
【0002】
以下具体的な説明として自転車での携帯機器の使用を例として説明する。
従来の自転車ツーリングで携帯電話を携行する方法は衣服のポケットに入れるかバックを用意して携行する。
サイクルコンピューター、GPSに関しても同様に確認の都度止まって取り出さなければならない。 ハンドルバーに機器を固定する方法も有るが専用の取り付けアダプターが必要となる。
サイクルコンピューターから携帯電話まで大きさ形がまちまちで全ての機器に共通する固定用のアダプターは無い。
仮にアダプターが手当て出来ても携帯電話、速度計等複数の機器がハンドル上の限られた位置に並ぶように成り乗車時のハンドルのグリップ部分が占領されてしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
携帯電話を始めとして最近はIT機器、マイクロコンピューター等の端末機器を乗り物に積載して使用することが多くなった。
たとえば今流行の自転車ツーリングに於いても携帯電話は勿論サイクルコンピュ−ター、GPS等の端末機器を使用する。
これらの機器をそれぞれの専用取り付け具でハンドル上に固定することなく、大きさ、形状の異なる端末機器でも簡単に入れ替え出来且つ複数並べて置けるように工夫した新規の端末機器固定用の曲線フェンスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ハンドル、ステム上の邪魔にならない且つ機器のモニターが見やすい位置にゴムベルト又はアダプター等を用いて請求項2に係るフレンチパイルで覆われた積載台を取り付ける。
請求項1に係る曲線フェンスを使用機器の外枠に沿って曲げそのまま台座のフレンチパイル地に載せて接続する。
曲線フェンスは機器の外側に密着し台座に固定されているので車体上に在る積載台が揺れても機器が滑り落ちることは無い。
走行中でもモニターが確認でき機器の形状、サイズが変わっても曲線フェンスを機器の外形に合わせ直すだけで簡単に差し替えでき複数の機器を並べて使用することもできる。
【発明の効果】
【0005】
ハンドルの任意の位置又はステムにフレンチパイル製の台座をゴムバンドや金属、樹脂アダプターを用いて固定し、本発明の曲線フェンスで機器の外枠を囲えば走行しながら大きさ、形の異なるサイクルコンピューター、GPS等が複数でも確認できる。
また海外品や日々革新される新機器の変化にも対応できる。
またフレンチパイル、曲線フェンスの関係は転がり易い部品の仕分け、種や部品、種類の選別等工業や農業等他の分野での応用にも極めて有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態に係る端末機器を固定する曲線フェンスに関してを図面沿って説明する。
ビニール玉縁1の肉盛り円筒部分のラインに沿6の外枠を囲むに足る長さでカットする。雄面ファスナーでトリミングした反対側即ち雄面ファスナーの断面側から識別目的に叶うカラー、収納機器に必要なフェンスの高さを選択したテープでトミングする。雄面ファスナーの両壁面は台座との接線を残してテープで覆われる為取り扱いが簡単に成り雄面ファスナーの表面で機器が影響されることが無い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】端末機器を固定する曲線フェンスの自転車でのGPS使用例上面図である
【図2】端末機器を固定する曲線フェンスの使用例A−A’断面図である
【図3】曲線フェンスの断面図である
【符号の説明】
【0009】
1.芯材玉縁
2.雄面ファスナー
3.保護テープ
4.フレンチパイル生地
5.透明保護ビニールカバー
6.端末機器
7.曲線フェンス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
雄の面ファスナーの雄面を表にして長手方向に2つ折にし、ビニールで押し出し成形した玉縁又は発砲シートや不織布等を短冊状に切った素材を芯材にして挟み込んでトリミングすることにより折り返し線が長手方向に連続して雄面ファスナーの機能を維持でき、直立することを特徴とする端末機器を固定する曲線フェンス。
【請求項2】
上記曲線フェンスは接着相手となる床面素材が雌面ファスナー又はこれに類する起毛加工を施したフレンチパイル、ボア、ベロア等の素材を用いることを特徴とする端末機器を固定する曲線フェンス。
【請求項3】
請求項1に依って形成される曲線フェンスの床に接地するラインを残してフェンスの起立に不要な雄面ファスナーの両壁面を面ファスナー断面側から予め希望するフェンスの高さカラーを選択したテープでトリミングすることを特徴とする端末機器を固定する曲線フェンス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−155585(P2010−155585A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−336294(P2008−336294)
【出願日】平成20年12月30日(2008.12.30)
【出願人】(592156851)有限会社金野縫製 (13)