説明

端末装置及び処理方法

【課題】受付時間を大幅に経過した後に送信データがサーバに送信されてしまうことを防止するとともに、受付時間前に端末装置により読取データが処理されて取得された送信データをサーバに送信することが可能な技術を提供する。
【解決手段】営業店端末100Aは、読取データを含む送信データに設けられる時刻フィールドに現在時刻を設定時刻として設定する設定部125と、時刻フィールドに設定された設定時刻と受付時間とを比較することにより送信データの送信可否を判断する判断部127と、送信データの送信が可能であると判断された場合に、送信データをサーバに送信する処理を行う処理部129と、を備え、設定部125は、読取データの取得後、かつ、判断部127による判断を開始するための操作入力前に、時刻フィールドに現在時刻を設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置及び処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
端末装置とサーバとを備える情報処理システムにおいては、端末装置からの送信データをサーバが受け付けることが可能な時間(以下、「受付時間」とも言う。)が設けられている場合がある。かかる場合、受付時間経過前にはサーバが端末装置からの送信データを受け付けることができるが、受付時間経過後にはサーバが端末装置からの送信データを受け付けることができないのが通例である。例えば、金融機関に導入されている情報処理システムでは、営業店に設置される営業店端末が端末装置の例として挙げられ、営業店端末からの送信データを受け付ける為替集中システムがサーバの例として挙げられる。
【0003】
例えば、振込依頼書などの記入用紙を読み取ることにより取得される読取データに対して処理を行い、処理後のデータを送信データとしてサーバに送信する前に、読取時刻と受付時間とを比較することにより読取時刻が受付時間内か否かを判断する技術がある(例えば、特許文献1参照)。かかる技術では、読取時刻が受付時間経過前であれば、送信データがサーバに送信されるが、読取時刻が受付時間経過後であれば、送信データがサーバに送信されない。読取データに対して行われる処理には、例えば、読取データに番号を付加する処理がある。
【0004】
また、端末装置を使用するオペレータによる完了操作が入力された場合、その入力操作を契機として現在時刻と受付時間とを比較することにより現在時刻が受付時間内か否かを判断する技術が存在する。かかる技術では、現在時刻が受付時間経過前であれば、送信データがサーバに送信されるが、現在時刻が受付時間経過後であれば、送信データがサーバに送信されない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−139456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1により開示されている技術によれば、読取時刻が受付時間経過前であれば、送信データがサーバに送信されてしまう。そのため、記入用紙の読み取り後に読取データに対して訂正を行う必要がある場合などには、受付時間を大幅に経過した後に送信データがサーバに送信されてしまうといった状況が発生し得る。
【0007】
また、入力操作を契機として現在時刻と受付時間とを比較する技術によれば、オペレータによる入力操作がなされるまでに多くの時間を要し、入力操作が受付時間経過後になされた場合などには、送信データがサーバに送信されない。したがって、受付時間経過前に端末装置により読取データが処理されて取得された送信データがサーバに送信されないといった状況が発生し得る。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、受付時間を大幅に経過した後に送信データがサーバに送信されてしまうことを防止するとともに、受付時間経過前に端末装置により読取データが処理されて取得された送信データをサーバに送信することが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、読取データを含む送信データに設けられる時刻フィールドに現在時刻を設定時刻として設定する設定部と、前記時刻フィールドに設定された設定時刻と受付時間とを比較することにより前記送信データの送信可否を判断する判断部と、前記判断部により前記送信データの送信が可能であると判断された場合に、前記送信データをサーバに送信する処理を行う処理部と、を備え、前記設定部は、前記読取データの取得後、かつ、前記判断部による判断を開始するための操作入力前に、前記時刻フィールドに現在時刻を設定することを特徴とする、端末装置が提供される。
【0010】
前記端末装置は、前記読取データの取得後に、採番により取得された番号を前記読取データに付加する付加部をさらに備え、前記設定部は、前記付加部による前記番号の付加後に現在時刻を設定してもよい。
【0011】
前記端末装置は、前記判断部により設定時刻が受付時間を経過する直前であると判断された場合に、設定時刻が受付時間を経過する直前である旨を示す表示を行うように制御する表示制御部をさらに備えてもよい。
【0012】
前記処理部は、前記送信データに設けられる前記時刻フィールドに設定されている設定時刻が受付時間経過後であると前記サーバにより判断された場合には、前記サーバから送信されたエラーメッセージを取得してもよい。
【0013】
前記設定部は、前記送信データが送信データ群の一部を構成する場合、現在時刻を設定時刻として時刻フィールドに設定する処理を、前記送信データ群を構成する各送信データに対して行い、前記判断部は、前記送信データ群を構成する各送信データに設けられる時刻フィールドに設定された設定時刻の中に受付時間経過後の時刻が存在する場合には、前記送信データ群を構成する全送信データの送信が不可能であると判断してもよい。
【0014】
また、本発明の別の観点によれば、読取データを含む送信データに設けられる時刻フィールドに現在時刻を設定時刻として設定するステップと、前記時刻フィールドに設定された設定時刻と受付時間とを比較することにより前記送信データの送信可否を判断するステップと、前記送信データの送信が可能であると判断された場合に、前記送信データをサーバに送信する処理を行うステップと、を含み、現在時刻を設定するステップにおいて、前記読取データの取得後、かつ、前記判断部による判断を開始するための操作入力前に、前記時刻フィールドに現在時刻を設定することを特徴とする、処理方法が提供される。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように本発明によれば、受付時間を大幅に経過した後に送信データがサーバに送信されてしまうことを防止するとともに、受付時間前に端末装置により読取データが処理されて取得された送信データをサーバに送信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態に係る端末装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態に係る端末装置の動作の流れを示す図である。
【図4】記入用紙の例としての振込依頼書の構成例を示す図である。
【図5】読取データに付加される番号の構成例を示す図である。
【図6】第2実施形態に係る端末装置の機能構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態に係る端末装置の動作の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0018】
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、第1実施形態に係る営業店端末と第2実施形態に係る営業店端末とを区別する場合には、各々の符号を100A及び100Bと示し、区別しない場合には、各々の符号を100と示すことにする。
【0019】
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。なお、図1は、本発明の第1実施形態及び本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの構成を示している。
【0020】
図1に示すように、本発明の実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置の一例としての営業店端末100と、サーバ400とを備える。営業店端末100は、例えば、営業店10に設置されており、営業店10には、役席端末200や出力装置300が設置されてもよい。サーバ400は、例えば、事務センタ20に設置されており、事務センタ20には、操作端末500やホスト600が設置されてもよい。
【0021】
操作端末500の台数は特に限定されないが、図1に示すように、操作端末500が複数設置される場合、複数の操作端末500の各々を区別するときには、複数の操作端末500の各々を、操作端末500a、・・・、500nのように記載し、複数の操作端末500の各々を区別しない場合には、単に、操作端末500と記載する。
【0022】
また、図1に示すように、営業店端末100、役席端末200、サーバ400及びホスト600は、ネットワーク30に接続されており、ネットワーク30を介して相互に通信可能である。また、図1に示した例では、サーバ400及び操作端末500は、LAN(Local Area Network)21に接続されており、LAN21を介して相互に通信可能である。
【0023】
営業店端末100は、例えば、営業店10に配属されているオペレータが使用する端末であり、営業店10の窓口に設置される。オペレータによる操作に基づいて、営業店端末100に備えられた読取装置により記入用紙が読み取られて営業店端末100により読取データが取得されると、営業店端末100に備えられた表示装置により読取データが表示される。記入用紙は、例えば、顧客により記入された振込依頼書であってもよい。振込依頼書の形式には、例えば、単票式及び連記式があるが、これらの形式については後に詳細に説明する。
【0024】
読取データを閲覧しながら、営業店端末100に備えられた入力装置に対してオペレータが操作を行うと、営業店端末100によりその操作に基づいて読取データに対する処理(例えば、読取データに対する訂正など)がなされる。読取データに対する処理が完了した後は、例えば、振込依頼書に基づいた入金がなされる。具体的には、オペレータが顧客から受け取ったお金を、営業店端末100に備えられた入金装置に対して入金を行う。
【0025】
その後、オペレータにより判断を開始するための操作が入力されると、送信データに設けられている時刻フィールドに設定されている時刻が受付時間を経過していない場合には、送信データが営業店端末100からサーバ400に送信される。一方、送信データに設けられている時刻フィールドに設定されている時刻が受付時間を経過している場合には、送信データが営業店端末100からサーバ400に送信されない。なお、送信データが営業店端末100からサーバ400に送信される場合には、入金額も入金データとして営業店端末100からホスト600に送信される。
【0026】
役席端末200は、役席者が使用する端末である。役席端末200は、営業店端末100により扱われる取引に対して役席者が必要に応じて承認操作を行うために使用される。例えば、振込依頼書に記入された振込金額が所定の金額よりも高額の場合には、役席者による承認操作がなされ、承認操作がなされた旨が通知されてからでないと、営業店端末100は、サーバ400に対して送信データを送信できないようにしてもよい。
【0027】
その他、役席端末200は、サーバ400から受付時間が通知された場合には、通知された受付時間を営業店端末100に通知することができる。その場合、営業店端末100は、役席端末200から通知された受付時間を使用して送信データをサーバ400に送信できるか否かを判断することができる。しかしながら、受付時間は役席端末200を介して営業店端末100に通知されなくてもよく、サーバ400から営業店端末100に直接通知されてもよい。
【0028】
出力装置300は、役席端末200から出力されたデータを出力する。例えば、出力装置300は、役席端末200から出力されたデータを用紙に印刷することができる。役席端末200から出力されるデータは特に限定されないが、例えば、サーバ400から役席端末200に返信されたエラーメッセージを役席端末200から受け取った場合には、出力装置300は、受け取ったエラーメッセージを印刷することができる。エラーメッセージは、受付時間の関係により営業店端末100からの送信データが受け付けられない旨を示すメッセージであってもよい。
【0029】
操作端末500は、事務センタ20に配属されるオペレータが使用する端末である。オペレータによる操作に基づいて、サーバ400に蓄積されているデータが操作端末500により取得されると、取得されたデータがオペレータにより確認される。取得されたデータは、必要に応じて、オペレータによる操作に基づいて訂正される。確認が完了すると、オペレータによる操作に基づいて、操作端末500によりデータがホスト600に通知される。
【0030】
ホスト600は、営業店端末100から受信した入金データ、操作端末500から送信されたデータを蓄積しておくことができる。ホスト600により蓄積されたデータは、必要に応じて抽出されて、各種の業務に使用され得る。なお、営業店端末100からの送信データは、サーバ400及び操作端末500を介して、ホスト600に送信されることとしたが、営業店端末100から直接的にホスト600に送信される場合(自店発信される場合)もある。
【0031】
[第1実施形態の説明]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る営業店端末100Aの機能構成を示すブロック図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る営業店端末100Aの動作の流れを示す図である。図2及び図3を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る営業店端末100Aが有する機能について説明する。
【0032】
図2に示すように、営業店端末100Aは、制御部110A、読取装置140、入力装置150、入金装置160、記憶装置170、通信装置180及び表示装置190を備えている。制御部110Aは、営業店端末100Aの動作全体を制御する機能を有しており、処理制御部120A及び表示制御部139を有している。処理制御部120Aは、認識部121、訂正部122、確認部123、付加部124、設定部125、入金処理部126、判断部127、通知部128及び処理部129を有している。
【0033】
読取装置140は、振込依頼書などの記入用紙を読み取ることにより読取データを生成する機能を有している。入力装置150は、オペレータからの操作の入力を受け付ける機能を有している。入金装置160は、入金を受け付ける機能を有している。記憶装置170は、営業店端末100Aの動作に使用される各種プログラムや各種データを記憶する機能を有している。通信装置180は、役席端末200、サーバ400及びホスト600の各々と通信を行う機能を有している。表示装置190は、表示制御部139による制御に基づいて表示を行う機能を有している。
【0034】
認識部121は、読取装置140により記入用紙が読み取られて生成された読取データを取得して、取得した読取データから文字データを認識する。記入用紙は、例えば、営業店10に来店した顧客により記入される振込依頼書であってもよい。図4は、記入用紙の例としての振込依頼書の構成例を示す図である。図4に示すように、振込依頼書は、「ご依頼日」「お振込先」「お受取人」「ご依頼人」といった項目を有している。認識部121は、例えば、これらの各項目に記入された文字を読取データから認識することができる。また、振込依頼書は、番号印字エリアを有している。
【0035】
図3に戻って説明を続ける。図3に示した例では、記入用紙の例として、振込依頼書(定型単票形式、他行宛)が示されている。単票形式は、振込依頼書1枚により1件の振り込みを行う場合に記入される振込依頼書の形式である。本発明の第1実施形態では、主に、この単票形式を使用する場合について説明する。振込先は、他行であっても、自行であってもよい。図3に示したように、例えば、「イメージリード」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された場合に、記入用紙の読み取りが行われる。
【0036】
ここで、表示制御部139は、ベリファイ画面191を表示するように表示装置190を制御する。表示装置190には、認識部121により認識された文字データが表示される。オペレータは、ベリファイ画面191を閲覧しながら、入力装置150に対して文字データの誤りを訂正する操作を行うことができる。訂正部122は、オペレータから入力された訂正操作に基づいて文字データを訂正することができる。訂正が完了し、「完了」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された場合には、ステップS11に進む。
【0037】
確認部123は、現在時刻と受付時間とを比較することにより、その後の処理を継続することができるか否かを確認する(ステップS11)。例えば、確認部123により現在時刻が受付時間外であること(現在時刻が受付時間経過後であること)が確認された場合(ステップS11で「時間外」)、表示制御部139は、エラーメッセージを表示するよう制御して(ステップS14)、ベリファイ画面191に戻るように制御する。上記したように、受付時間は、例えば、サーバ400から通知される。
【0038】
なお、図3に示した例では、自行宛の場合と他行宛の場合とにおいて異なる受付時間が通知されており、振込依頼書において「他行宛」が指定されているため、他行宛の受付時間を使用しているが、受付時間は区別されていなくてもよい。また、ステップS11において使用される現在時刻は、図3に示されているように、例えば、「完了」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された時刻であってもよい。図3に示した例では、受付時間は、サーバ400が受信できる時間帯の終了時刻により特定されているが、受付時間の特定の仕方は限定されない。例えば、受付時間は、サーバ400が受信できる時間帯であってもよい。
【0039】
確認部123により現在時刻が受付時間内であること(現在時刻が受付時間経過前であること)が確認された場合(ステップS11で「時間内」)、付加部124は、読取装置140による読取データの取得後に、採番により取得された番号を読取データに付加する(ステップS12)。図5は、読取データに付加される番号の構成例を示す図である。付加部124は、例えば、図5に示すように、「読取通番」「ロット通番」「日付」「機番」「店番」「自店/代行区分」により構成される番号を採番することができる。しかし、番号の構成は特に限定されない。
【0040】
読取データへの番号の付加は、例えば、図4に示した「番号印字エリア」に番号を印字することにより行われる。なお、図3に示した例では、現在時刻が「14時14分50秒」であり、他行宛の受付時間が「14時15分」であるため、確認部123により現在時刻が受付時間内であると判断されている。また、図3に示した例では、付加部124により「14時15分30秒」に番号が読取データに付加されている。
【0041】
設定部125は、読取データを含む送信データに設けられる時刻フィールドに現在時刻を設定時刻として設定する。上記したように、読取データは、読取装置140により取得され得る。また、送信データには読取データ以外に文字データが含まれてもよい。上記したように、文字データは、認識部121により読取データから認識され得る。また、送信データに含まれる文字データは、訂正部122により訂正された後の文字データであってもよい。時刻フィールドは送信データの所定位置に設けられるが、送信データのどの位置であってもよい。
【0042】
さらに、設定部125は、読取装置140による読取データの取得後、かつ、判断部127による判断を開始するための操作入力前に、時刻フィールドに現在時刻を設定する。図3に示された例では、判断部127による判断を開始するための操作は、入金画面192の「完了」ボタンを押下する操作に相当する。しかし、判断部127による判断を開始するための操作は、「完了」ボタンを押下する操作に限定されない。設定部125による現在時刻の設定とともに、送信データが作成される(ステップS13)。
【0043】
かかるタイミングで時刻フィールドに現在時刻を設定すれば、読取装置140による読取データの取得後に現在時刻が設定されるため、受付時間を大幅に経過した後に送信データがサーバ400に送信されてしまうことを防止することができる。さらに、判断部127による判断を開始するための操作入力前に現在時刻が設定されるため、受付時間前に営業店端末100Aにより読取データが処理されて取得された送信データをサーバ400に送信することが可能となる。したがって、営業店10において生じる処理量を軽減することができる。
【0044】
特に、設定部125は、付加部124による番号の付加後に現在時刻を設定するのがよい。かかるタイミングで時刻フィールドに現在時刻を設定すれば、既に番号を付加してしまった読取データをサーバ400に送信することができないという事態が生じてしまうことを回避することができる。
【0045】
続いて、表示制御部139は、入金画面192を表示するように表示装置190を制御する。表示装置190には、振込依頼書の読取データ又は読取データから認識された文字データが表示される。オペレータは、入金画面192を確認しながら、顧客から預かったお金を入金装置160に対して入金することができる。入金処理部126は、入金装置160により入金が受け付けられたお金の額を入金データとして算出することができる。入金が完了し、「完了」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された場合には、ステップS21に進む。
【0046】
判断部127は、時刻フィールドに設定された設定時刻と受付時間とを比較することにより送信データの送信可否を判断する(ステップS21)。例えば、判断部127により設定時刻が受付時間外であること(送信データの送信が不可能であること)が確認された場合(ステップS21で「時間外」)、表示制御部139は、エラーメッセージを表示するよう制御して(ステップS22)、入金画面192に戻るように制御する。
【0047】
判断部127により設定時刻が受付時間内であること(送信データの送信が可能であること)が確認された場合(ステップS21で「時間内」)、通知部128は、入金処理部126により算出された入金データをホスト600に通知する入金処理を行う(ステップS23)。続いて、処理部129は、送信データをサーバ400に送信する処理が完了した旨を出力するように出力装置300を制御した後(ステップS24)、送信データをサーバ400に送信する処理を行う(ステップS25)。ステップS24及びステップS25は、逆であってもよい。
【0048】
なお、図3に示した例では、設定時刻が「14時15分30秒」であり、他行宛の受付時間が「14時15分」であるため、判断部127により設定時刻が受付時間内であると判断されている。ただし、かかる判断は、「時分」は判断の対象とするが、「秒」は判断の対象としないこととした結果であり、「時分秒」のいずれを判断の対象とするかは、特に限定されない。
【0049】
また、判断部127により送信データの送信が可能であると判断されたものの、判断部127により設定時刻が受付時間を経過する直前であると判断される場合も想定される。かかる場合には、例えば、表示制御部139は、設定時刻が受付時間を経過する直前である旨を示す表示を行うように制御してもよい。設定時刻が受付時間を経過する直前である旨を示す表示は特に限定されないが、例えば、迅速な手続きを促すようなメッセージであってもよいし、現在時刻を示す時計であってもよい。平常時から時計が表示されている場合には、その時計のサイズを大きくするようにしてもよい。
【0050】
また、処理部129により送信データがサーバ400に送信されたものの、送信データに設けられる時刻フィールドに設定されている設定時刻が受付時間経過後であるとサーバ400により判断される場合も想定される。かかる場合には、サーバ400はエラーメッセージを送信し、処理部129は、サーバ400から送信されたエラーメッセージを取得することができる。処理部129により取得されたエラーメッセージは、表示装置190により表示されるように表示制御部139により制御されてもよい。
【0051】
一方、送信データに設けられる時刻フィールドに設定されている設定時刻が受付時間経過前であるとサーバ400により判断された場合には、サーバ400は送信データを蓄積することができる。
【0052】
[第2実施形態の説明]
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態では、振込依頼書の形式として連記式を使用する場合について説明する。また、本節では、主に本発明の第1実施形態と異なる部分について説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係る営業店端末100Bの機能構成を示すブロック図である。図7は、本発明の第2実施形態に係る営業店端末100Bの動作の流れを示す図である。図6及び図7を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る営業店端末100Bが有する機能について説明する。
【0053】
図6に示すように、営業店端末100Bは、制御部110B、読取装置140、入力装置150、入金装置160、記憶装置170、通信装置180及び表示装置190を備えている。制御部110Bは、営業店端末100Bの動作全体を制御する機能を有しており、処理制御部120B及び表示制御部139を有している。処理制御部120Bは、認識部121、訂正部122、確認部123、付加部124、設定部125、入金処理部126、判断部127、通知部128、処理部129及び読取制御部131を有している。
【0054】
認識部121は、読取装置140により記入用紙が読み取られて生成された読取データを取得して、取得した読取データから文字データを認識する。記入用紙は、例えば、営業店10に来店した顧客により記入される総合振込依頼書であってもよい。総合振込依頼票は、複数枚の振込依頼書の表紙に相当し、複数枚の振込依頼書の枚数が記入されている。また、総合振込依頼票は、振込依頼書と同様に番号印字エリアを有している。総合振込依頼票は、例えば、オペレータにより記入される。
【0055】
図7に示した例では、記入用紙の例として、総合振込依頼票が示されている。総合振込依頼票により指定される振込先は、他行であっても、自行であってもよい。図7に示したように、例えば、「イメージリード」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された場合に、記入用紙の読み取りが行われる。
【0056】
ここで、表示制御部139は、ベリファイ画面191を表示するように表示装置190を制御する。表示装置190には、認識部121により認識された文字データが表示される。オペレータは、ベリファイ画面191を閲覧しながら、入力装置150に対して文字データの誤りを訂正する操作を行うことができる。訂正部122は、オペレータから入力された訂正操作に基づいて文字データを訂正することができる。訂正が完了し、「完了」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された場合には、ステップS31に進む。
【0057】
確認部123は、現在時刻と受付時間とを比較することにより、その後の処理を継続することができるか否かを確認する(ステップS31)。例えば、確認部123により現在時刻が受付時間外であること(現在時刻が受付時間経過後であること)が確認された場合(ステップS31で「時間外」)、ベリファイ画面191に戻るように制御する。なお、ステップS31において使用される現在時刻は、図7に示されているように、例えば、「完了」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された時刻であってもよい。
【0058】
確認部123により現在時刻が受付時間内であること(現在時刻が受付時間経過前であること)が確認された場合(ステップS31で「時間内」)、付加部124は、読取装置140による読取データの取得後に、採番により取得された番号を読取データに付加する(ステップS32)。読取データへの番号の付加は、例えば、「番号印字エリア」に番号を印字することにより行われる。なお、図7に示した例では、現在時刻が「14時14分30秒」であり、他行宛の受付時間が「14時15分」であるため、確認部123により現在時刻が受付時間内であると判断されている。また、図7に示した例では、付加部124により「14時14分40秒」に番号が読取データに付加されている。
【0059】
設定部125は、読取データを含む送信データに設けられる時刻フィールドに現在時刻を設定時刻として設定する。さらに、設定部125は、読取装置140による読取データの取得後、かつ、判断部127による判断を開始するための操作入力前に、時刻フィールドに現在時刻を設定する。図7に示された例では、判断部127による判断を開始するための操作は、入金画面192の「完了」ボタンを押下する操作に相当する。しかし、判断部127による判断を開始するための操作は、「完了」ボタンを押下する操作に限定されない。設定部125による現在時刻の設定とともに、送信データが作成される(ステップS33)。
【0060】
本発明の第1実施形態と同様に、かかるタイミングで時刻フィールドに現在時刻を設定すれば、読取装置140による読取データの取得後に現在時刻が設定されるため、受付時間を大幅に経過した後に送信データがサーバ400に送信されてしまうことを防止することができる。さらに、判断部127による判断を開始するための操作入力前に現在時刻が設定されるため、受付時間前に営業店端末100Aにより読取データが処理されて取得された送信データをサーバ400に送信することが可能となる。
【0061】
また、本発明の第1実施形態と同様に、特に、設定部125は、付加部124による番号の付加後に現在時刻を設定するのがよい。かかるタイミングで時刻フィールドに現在時刻を設定すれば、既に番号を付加してしまった読取データをサーバ400に送信することができないという事態が生じてしまうことを回避することができる。
【0062】
続いて、表示制御部139は、入金画面192を表示するように表示装置190を制御する。表示装置190には、総合振込依頼票の読取データ又は読取データから認識された文字データが表示される。オペレータは、入金画面192を確認しながら、顧客から預かったお金を入金装置160に対して入金することができる。入金処理部126は、入金装置160により入金が受け付けられたお金の額を入金データとして算出することができる。入金が完了し、「完了」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された場合には、ステップS41に進むとともに、継続画面193を表示するように制御される。
【0063】
判断部127は、時刻フィールドに設定された設定時刻と受付時間とを比較することにより送信データの送信可否を判断する(ステップS41)。例えば、判断部127により設定時刻が受付時間外であること(送信データの送信が不可能であること)が確認された場合(ステップS41で「時間外」)、表示制御部139は、エラーメッセージを表示するよう制御して(ステップS42)、入金画面192に戻るように制御する。
【0064】
判断部127により設定時刻が受付時間内であること(送信データの送信が可能であること)が確認された場合(ステップS41で「時間内」)、通知部128は、入金処理部126により算出された入金データをホスト600に通知する入金処理を行う(ステップS43)。続いて、処理部129は、送信データをサーバ400に送信する処理が完了した旨を出力するように出力装置300を制御する(ステップS44)。なお、図7に示した例では、設定時刻が「14時14分40秒」であり、他行宛の受付時間が「14時15分」であるため、判断部127により設定時刻が受付時間内であると判断されている。
【0065】
一方、入金が完了し、「完了」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力された場合には、継続画面193を表示装置190に表示するように表示制御部139により制御される。図7に示したように、例えば、「イメージリード」ボタンを押下する操作がオペレータにより入力される度に、複数の振込依頼書が1枚ずつ読み取られる。認識部121は、読取データから文字データを認識し、付加部124は、採番により取得された番号を読取データに付加する(ステップS51)。
【0066】
設定部125は、読取データを含む送信データに設けられる時刻フィールドに現在時刻を設定時刻として設定する。図7に示した例では、複数の振込依頼書のうちの1枚目が読み取られた時点における現在時刻が「14時15分40秒」であるため、1枚目の振込依頼書に基づいて生成される送信データの時刻フィールドに「14時15分40秒」が設定されている。同様に、2枚目の振込依頼書に基づいて生成される送信データの時刻フィールドに「14時16分00秒」が設定され、3枚目の振込依頼書に基づいて生成される送信データの時刻フィールドに「14時16分20秒」が設定されている。
【0067】
読取制御部131は、枚数分の読み取りが終わっていないと判断すると、表示制御部139は、継続画面193を再度表示するように制御し、認識部121は、振込依頼書が読み取られて得られた読取データから文字データを再度認識する。また、読取制御部131は、総合振込依頼票から認識された枚数分の読み取りが終わったか否かを判断し、枚数分の読み取りが終わったと判断すると、ステップS53に進む。図7に示した例は、総合振込依頼票から認識された枚数が「3」である場合を示している。
【0068】
このように、第2実施形態においては、総合振込依頼票の読取データから生成された送信データと複数の振込依頼書の各々の読取データから生成された送信データとが存在する。すなわち、総合振込依頼票の読取データから生成された送信データは、送信データ群の一部に相当する。設定部125は、上記したように、現在時刻を設定時刻として時刻フィールドに設定する処理を、送信データ群を構成する各送信データに対して行う。
【0069】
判断部127は、送信データ群を構成する各送信データに設けられる時刻フィールドに設定された設定時刻の中に受付時間経過後の時刻が存在する場合には(ステップS53で「時間外」)、送信データ群を構成する全送信データの送信が不可能であると判断する。その場合、表示制御部139は、エラーメッセージを表示するよう制御して(ステップS54)、継続画面193に戻るように制御する。
【0070】
図7に示したように、エラーメッセージの例としては、「振込センタ受付終了時間を過ぎました。自店発信処理を行ってください。注意:入金処理済み」が想定されるが、エラーメッセージの内容は特に限定されない。自店発信処理は、例えば、営業店端末100Bのオペレータから自店発信操作が入力された場合に、処理部129により全送信データがホスト600に直接送信されることにより実行される。
【0071】
一方、判断部127は、送信データ群を構成する各送信データに設けられる時刻フィールドに設定された設定時刻の中に受付時間経過後の時刻が存在しない場合には(ステップS53で「時間内」)、送信データ群を構成する全送信データの送信が可能であると判断する。かかる場合、処理部129は、送信データ群を構成する全送信データをサーバ400に送信する処理を行う(ステップS55)。
【0072】
図7に示した例では、他行宛の受付時間が「14時15分」であり、1枚目の振込依頼書から生成された送信データの設定時刻が「14時16分00秒」、2枚目の振込依頼書から生成された送信データの設定時刻が「14時16分20秒」である。そのため、設定時刻の中に受付時間経過後の時刻が存在するため、判断部127により送信データ群を構成する全送信データの送信が不可能であると判断されている。
【0073】
以上に説明したように、設定時刻の中に受付時間経過後の時刻が1つでも存在する場合には、判断部127により送信データ群を構成する全送信データの送信が不可能であると判断され、処理部129は、送信データ群を構成する全送信データの送信を行わないようにする。かかる構成によれば、全送信データの一部のみがサーバ400に送信されてしまうことを防止することができる。
【0074】
例えば、営業店端末100において複数の振込依頼書を一括して事務センタ20において処理する必要があるという状況が想定される。かかる状況においては、複数の振込依頼書の一部しかサーバ400によって受信されない場合、サーバ400により受信された振込依頼書が営業店10に返信されるパターンが発生し得る。このような場合、返信された振込依頼書を営業店10において処理しなければならず、手間が煩雑になってしまう。本発明の第2実施形態によれば、かかる手間を低減することができる。
【0075】
[効果の説明]
本発明の第1実施形態及び本発明の第2実施形態によれば、読取データの取得後、かつ、時刻フィールドに設定された設定時刻と受付時間との比較を開始するための操作入力前に、時刻フィールドに現在時刻が設定される。したがって、読取データの取得後に現在時刻が設定されるため、受付時間を大幅に経過した後に送信データがサーバに送信されてしまうことを防止することができる。さらに、上記操作入力前に現在時刻が設定されるため、受付時間前に営業店端末により読取データが処理されて取得された送信データをサーバに送信することが可能となる。
【0076】
本発明の第2実施形態によれば、送信データ群を構成する各送信データに設けられる時刻フィールドに設定された設定時刻の中に受付時間経過後の時刻が存在する場合に、送信データ群を構成する全送信データの送信が不可能であると判断することができる。このため、全送信データの一部のみがサーバに送信されてしまうことを防止することができる。
【0077】
[変形例の説明]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0078】
記憶装置170は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性メモリなどにより構成され得る。制御部110A及び制御部110Bなどは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、記憶装置170により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。
【0079】
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0080】
1 情報処理システム
30 ネットワーク
100(100A,100B) 営業店端末(端末装置)
110A,110B 制御部
120A,120B 処理制御部
121 認識部
122 訂正部
123 確認部
124 付加部
125 設定部
126 入金処理部
127 判断部
128 通知部
129 処理部
131 読取制御部
139 表示制御部
140 読取装置
150 入力装置
160 入金装置
170 記憶装置
180 通信装置
190 表示装置
400 サーバ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
読取データを含む送信データに設けられる時刻フィールドに現在時刻を設定時刻として設定する設定部と、
前記時刻フィールドに設定された設定時刻と受付時間とを比較することにより前記送信データの送信可否を判断する判断部と、
前記判断部により前記送信データの送信が可能であると判断された場合に、前記送信データをサーバに送信する処理を行う処理部と、を備え、
前記設定部は、前記読取データの取得後、かつ、前記判断部による判断を開始するための操作入力前に、前記時刻フィールドに現在時刻を設定することを特徴とする、端末装置。
【請求項2】
前記端末装置は、
前記読取データの取得後に、採番により取得された番号を前記読取データに付加する付加部をさらに備え、
前記設定部は、
前記付加部による前記番号の付加後に現在時刻を設定することを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記端末装置は、
前記判断部により設定時刻が受付時間を経過する直前であると判断された場合に、設定時刻が受付時間を経過する直前である旨を示す表示を行うように制御する表示制御部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
前記処理部は、
前記送信データに設けられる前記時刻フィールドに設定されている設定時刻が受付時間経過後であると前記サーバにより判断された場合には、前記サーバから送信されたエラーメッセージを取得することを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
前記設定部は、
前記送信データが送信データ群の一部を構成する場合、現在時刻を設定時刻として時刻フィールドに設定する処理を、前記送信データ群を構成する各送信データに対して行い、
前記判断部は、
前記送信データ群を構成する各送信データに設けられる時刻フィールドに設定された設定時刻の中に受付時間経過後の時刻が存在する場合には、前記送信データ群を構成する全送信データの送信が不可能であると判断することを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
【請求項6】
読取データを含む送信データに設けられる時刻フィールドに現在時刻を設定時刻として設定するステップと、
前記時刻フィールドに設定された設定時刻と受付時間とを比較することにより前記送信データの送信可否を判断するステップと、
前記送信データの送信が可能であると判断された場合に、前記送信データをサーバに送信する処理を行うステップと、を含み、
現在時刻を設定するステップにおいて、前記読取データの取得後、かつ、前記判断部による判断を開始するための操作入力前に、前記時刻フィールドに現在時刻を設定することを特徴とする、処理方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−47911(P2013−47911A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−186497(P2011−186497)
【出願日】平成23年8月29日(2011.8.29)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】