説明

端末設定変更システム、携帯端末、端末設定変更システムの制御方法、携帯端末の制御方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体。

【課題】メール送信用端末より特殊メールヘッダー付のメールを送信し、紛失した状況に合わせて遠隔操作で鳴動方法及びアラームの設定変更を行うこと
【解決手段】メール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101において、紛失携帯端末102との離間距離が設定値未満だった場合の設定と、紛失携帯端末102との離間距離が設定値以上だった場合の設定を行い、紛失携帯端末102に送信する。受信した設定から、紛失携帯端末102とメール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101との離間距離を算出し、算出された離間距離が、設定値以上か未満かを判定し、その判定に応じて設定を変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置と携帯端末が通信可能に接続されたシステムにおいて、情報処理装置と携帯端末の位置に応じて、柔軟に設定変更をすることの可能な端末設定変更システム、携帯端末、端末設定変更システムの制御方法、携帯端末の制御方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話のような携帯端末を紛失する事故が多発している。特に、携帯電話のような携帯端末は、多くの個人情報が記憶されており、プライバシー保護の観点からも紛失した携帯端末を確実に発見することが重要である。
【0003】
携帯端末を紛失してしまった場合には、別の携帯端末から紛失した携帯端末に電話をかけ、着信音を鳴動させて、発見する方法がある。その1つとして、下記の特許文献1には、紛失した携帯端末がユーザの居る場所に近い場合、マナーモードを解除して着信報知することにより、発見を容易にする携帯端末を提供するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−57711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の仕組みにおいては、紛失した携帯端末がユーザの居る場所に近い場合、マナーモードを解除して着信報知することにより、発見を容易にすることは可能であるが、マナーモードを解除するかどうかユーザが選択できないため、ユーザの現在位置の近くにあるがマナーモードを解除されてしまうと困る場所(職場等)にある場合には対応できない。
【0006】
また、事前に紛失した携帯端末にアラーム等を設定していた場合は、アラーム解除できずに鳴動し続け周囲の迷惑になってしまう可能性がある。
【0007】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、メール送信用端末より特殊メールヘッダー付のメールを送信し、紛失した状況に合わせて遠隔操作で鳴動方法及びアラームの設定変更を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の端末設定変更システムは、情報処理装置と携帯端末が通信可能に接続された端末設定変更システムであって、前記情報処理装置は、前記情報処理装置の現在地を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得手段と、ユーザからの操作によって、前記第1の位置情報取得手段によって取得した第1の位置情報との距離に応じて、前記携帯端末の設定変更を行う基準値を決定する基準値決定手段と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以内であった場合の設定と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以上であった場合の設定を受け付ける設定変更受付手段と、前記第1の位置情報取得手段によって取得された第1の位置情報と、前記基準値決定手段によって決定された基準値と、前記設定変更受付手段によって受け付けた設定とを含めた送信情報を、前記携帯端末に送信する送信手段とを備え、前記携帯端末は、前記送信手段によって送信された前記送信情報を受信する受信手段と、前記携帯端末の現在地を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得手段と、前記受信手段によって受信された前記送信情報に含まれる第1の位置情報と、前記第2の位置情報取得手段によって取得された第2の位置情報から、前記情報処理装置と前記携帯端末との離間距離を算出する離間距離算出手段と、前記離間距離算出手段によって算出された離間距離が、前記受信手段によって受信された送信情報に含まれる基準値以上か否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以上であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以上であった場合の設定を前記携帯端末に設定し、前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以内であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以内であった場合の設定を前記携帯端末に設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
情報処理装置と携帯端末の離間距離を元に設定変更ができるため、携帯端末の位置に応じて柔軟な設定をすることが可能になり、紛失した携帯端末の発見を助ける効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態における端末設定変更システムの一例を示す構成図である。
【図2】メール送信用端末、メールサーバ、位置情報サーバ、及び基地局のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【図3】メール送信用携帯端末、及び紛失携帯端末のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【図4】メール送信用端末、メール送信用携帯端末、及び紛失携帯端末のモジュール構成の一例を示す構成図である。
【図5】メール送信用携帯端末及び紛失携帯端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】メール送信用携帯端末における位置情報取得処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】認証を行う際に表示される認証画面と、認証エラーが発生した際に表示される認証エラー画面の構成の一例を示す構成図である。
【図8】紛失携帯端末の設定を変更するための設定情報送信画面の構成の一例を示す構成図である。
【図9】現在地を指定する際に表示される位置情報設定画面の構成の一例を示す構成図である。
【図10】メールヘッダーデータテーブルと認証テーブルのテーブル構成の一例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本発明の実施形態における端末設定変更システムの構成の一例を示す構成図である。
【0012】
端末設定変更システムは、メール送信用端末100、位置情報サーバ106、基地局107、及びメールサーバ103がインターネット(WAN)104を介して接続され、メール送信用携帯端末101、紛失携帯端末102及び基地局107が携帯電話網105を介して接続される構成となっている。
【0013】
メールサーバ103は、メール送信用端末100やメール送信用携帯端末101から送信されたメールを受信し、宛先に記載されたメールアドレスへメールを伝達する。
【0014】
位置情報サーバ106は、住所情報から周辺地図データを生成し、緯度経度のGPS情報を割り出す処理を行うサーバである。GPSとはGlobal Positioning Systemのことである。
【0015】
メール送信用端末100及びメール送信用携帯端末101は、測位または位置情報サーバ106より取得した位置情報と設定情報を設定情報送信画面より取得し、特殊メールヘッダーを作成し、メールを送付する処理を行う。
【0016】
紛失携帯端末102は、メールサーバ103よりメールを受信し、特殊メールヘッダーがある場合、メールのデータより設定情報の取得処理を行う。測位により取得した位置情報を元に設定処理を行う。
【0017】
基地局107は、メール送信用携帯端末101及び紛失携帯端末102と直接交信する携帯電話網105の末端にあたる装置であり、メール送信用携帯端末101及び紛失携帯端末102との間で携帯電話網105を介し無線通信を行う一方、携帯電話網105の末端となり、メール送信用携帯端末101及び紛失携帯端末102の間の通話や、メール送信用携帯端末101及び紛失携帯端末102、インターネット104の間の通信を携帯電話網105との間で中継する処理を行う。
【0018】
図1のネットワーク上に接続される各種端末あるいはサーバの構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。よって、上述した構成からメール送信用端末100のみを除いた構成、又は上述した構成からメール送信用端末100及び基地局107のみを除いた構成であってもよい。
【0019】
次に、メール送信用端末、メールサーバ、位置情報サーバ、及び基地局のハードウェア構成の一例について図2を用いて説明する。
【0020】
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input /
Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0021】
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0022】
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。
【0023】
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュメモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0024】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0025】
本発明を実現するための各種プログラムは外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わる前記プログラムが用いる定義ファイル及び各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【0026】
次に、メール送信用携帯端末、及び紛失携帯端末のハードウェア構成の一例について図3を用いて説明する。
【0027】
図3は携帯端末のハードウェア構成の一例である。本発明に係る携帯端末の構成を示すブロック図であり、例えば、IS−95(Interim Standard 95)ベースのCDMA(Code Division
Multiple Access)方式携帯電話の移動端末装置に適用した場合を示している。但し、通信方式に関してはCDMA方式に限定されるものではなく、PDC(Personal Digital Cellular)やPHS(Personal
Handyphone System)、ヨーロッパで広く普及しているGSM方式など、いずれでもよい。
【0028】
メール送信用端末100及び紛失携帯端末102は、アンテナ301(外部アンテナ301a及びGPSアンテナ301bを含む)、GPS受信部302、送受信部314、変復調部(即ち、ベースバンド処理部などを含む)303、音声処理部304、マイク305、レシーバ306、制御部310、メイン表示部308、サブ表示部309、カメラ部313、カメラI/F312、LED部315、バイブレータ部316及び操作部307を具備する構成となっている。
【0029】
制御部310は、メール送信用端末100及び紛失携帯端末102の全体を制御するものであり、例えばマイクロプロセッサとROM(Read Only Memory)311a及びRAM(Random Access
Memory)311bなどからなり、ROM311aに格納されている制御プログラムにしたがって各種の制御を行う。また、RAM311bには、送信する情報や受信した情報及び電話帳データ(例えば、メモリダイヤル999件分のデータ)などが一時的にまたは消去/変更操作が行われるまで格納されるようになっている。
【0030】
GPS受信部302は、3個以上のGPS衛星(不図示)からの電波を受信し、メール送信用端末100及び紛失携帯端末102の現在位置を計算する。
【0031】
メイン表示部308はカラー液晶表示装置、DMD(デジタル・ミラー・デバイス)や有機EL表示装置、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)などから構成され、通知すべき情報、文字情報や現在時刻情報、画像情報などの各種詳細情報を表示する。
【0032】
サブ表示部309は、カラー液晶表示装置、有機EL表示装置やDMD(デジタル・ミラー・デバイス)などの各種カラー表示装置で構成され、本体を閉じている場合に、待受時や着信時などの簡易情報を表示する。
【0033】
LED部315は電圧を加えた時に発光する半導体素子から構成され、通知すべき情報に応じて半導体素子が点灯・点滅する。
【0034】
バイブレータ部316はモーター及びモーターの軸に取り付ける重心を偏らせた重りから構成され、通知すべき情報に応じて振動を発生させる。
【0035】
操作部307は、他のキーやボタンと組み合せて各種機能を設定するときに使用するフレキシブルキー、上下左右方向にカーソルを移動させ、表示内容をその方向に順番にスクロールさせ、また、音量の設定やメモリダイヤルの呼び出し、リダイヤルや漢字変換などに使用される接点キー、電子メール機能を使用するときに操作されるEメールキー、選択されている項目を決定または確定するときに操作されるOKキー、電源のON/OFF、通話の終了や着信時に応答保留する際に使用する終了/電源キー、電話番号や文字を入力する際に使用するテンキー、インターネット接続機能の表示画面に移行する際に使用するWEBキー、電話をかけたり受けたりする際に使用する開始キー、メール送信用端末100及び紛失携帯端末102が閉じた状態にあるか、完全に開いた状態にあるかまたは半開きの状態にあるかを機械的に検出するマイクロスイッチである開閉検出スイッチで構成される。
【0036】
本実施形態における遠隔操作での設定変更システムは、上述した構成からサブ表示部309、カメラ部313及びカメラI/F312を除いた構成であってもよいし、これに限らない。
【0037】
上記構成のメール送信用端末100及び紛失携帯端末102において、受信電波はアンテナ301を経て送受信部314で受信され、変復調部303で復調される。この変復調部303で復調された音声情報は音声処理部304へ供給され、制御部310の制御のもとに、音声処理部304で所定の処理が行われた後、レシーバ306で電気−音響変換されて音声となって出力される。
【0038】
また、変復調部303で復調された受信データは制御部310へ供給される。この受信データは制御データ、文字データ等(例えば、相手電話番号)及び画像データなどからなり、必要に応じてメイン表示部308やサブ表示部309に供給されて文字情報や画像情報として表示される場合や、LED部315に供給されて着信情報として点灯・点滅する場合や、バイブレータ部316に供給されて着信情報として振動する場合や、RAM311bに格納される場合がある。この受信データの制御データには、音声通信の着信情報(呼び出し側の電話番号を含む)や、SMSベアラー(ショート・メッセージ・ベアラー)という方式によって送信されてくる電子メール及び文字メッセージの着信情報などのデータも含まれている。
【0039】
入力情報は、制御部310を経由して必要に応じてRAM311bに格納されるとともに、送信データとして変復調部303に供給される。変復調部303は、供給される音声信号や送信データを変調した後、送受信部314を経てアンテナ301から送信される。
【0040】
カメラ部313は、カメラI/F312を介して制御部310に接続されている。
【0041】
次に、図4を用いて、本発明の情報処理装置としてのメール送信用端末100、メール送信用携帯端末101、及び紛失携帯端末102の機能ブロック図について説明する。
【0042】
認証処理部401は、操作部307またはキーボード209より、ユーザの操作によって入力されたユーザ名、パスワードをユーザ情報として取得する。ユーザ情報に従って、認証テーブル1020(図10参照)を検索し、取得したユーザ情報に含まれるユーザ名が存在するか否かを判定しパスワードの認証を行い、認証がなされたと判定された場合に、設定情報送信画面800(図8参照)に推移させる。
【0043】
位置情報取得部402は、GPS受信部302よりメール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101の位置情報を取得する。位置情報の取得が何らかの理由によりできない場合、位置情報取得部402は、送受信部314より基地局情報を取得し、メール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101の位置情報とする。GPS受信部302及び送受信部314を用いてメール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101の位置情報の取得が何らかの理由によりできない場合、位置情報取得部402は、設定情報送信画面800上に「GPSで取得」ボタンを表示させる。位置情報取得部402は、操作部307またはキーボード209より、ユーザの操作によって住所欄801に入力された住所情報を取得する。位置情報取得部402は、通信I/Fコントローラ208または送受信部314を介して、位置情報サーバ106へ取得した住所情報を送信する。位置情報取得部402は、送受信部314または通信I/Fコントローラ208を介して位置情報サーバ106から位置情報画面データを取得し、位置情報設定画面900(図9参照)に遷移させる。位置情報取得部402は、位置情報設定画面900からメール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101の位置情報を取得する。
【0044】
画面情報取得部403は、操作部307またはキーボード209より、ユーザの操作によって入力された離間距離基準値と離間距離に応じた設定を取得する。
【0045】
メールヘッダー作成部404は、位置情報取得部402から取得したメール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101の位置情報及び画面情報取得部403から取得した設定によりメールヘッダーデータテーブル1000(図10参照)を生成する。
【0046】
メール送信部405は、メールヘッダー作成部404よりデータを取得する。メール送信部405は、通信I/Fコントローラ208または送受信部314を介して、メールサーバ103へ取得した特殊メールヘッダーを送信する。
【0047】
メール受信部406は、送受信部314を介して、メールサーバ103から特殊メールヘッダーを取得する。
【0048】
メールヘッダー解析部407はメール受信部406よりデータを取得する。解析の結果、メールヘッダーがメール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101の位置情報、離間距離基準値、紛失携帯端末102に設定する設定を含む特殊メールヘッダーである場合、設定更新制御部415は紛失携帯端末102の現在位置情報取得命令を現在位置記憶部412に対して行う。
【0049】
現在位置記憶部412は、GPS受信部302より紛失携帯端末102の位置情報を取得する。位置情報の取得が何らかの理由によりできない場合、現在位置記憶部412は、送受信部314より基地局情報を取得し、紛失携帯端末102の位置情報とする。
【0050】
設定更新制御部415は、メール送信用端末100又はメール送信用携帯端末101から受信した設定情報(1)と現在位置記憶部412から得られた紛失携帯端末102の位置情報から離間距離値を取得する。設定更新制御部415は、離間距離値と離間距離基準値を比較する。設定更新制御部415は、その結果に従って設定更新制御部415に対して、設定更新命令を行う。
【0051】
設定記憶部410は、設定更新制御部415の設定更新命令に従って設定更新処理を行う。
【0052】
設定制御部411は、設定記憶部410から設定情報を取得する。設定制御部411は、設定情報に従ってバイブレータ部408に対して振動命令を行う。設定制御部411は、設定情報に従ってLED部417に対して点灯命令、点滅命令、消灯命令を行う。設定制御部411は、設定情報に従ってスピーカ部409に対して鳴動命令を行う。設定制御部411は、設定情報に従って操作パネル部414に対して描画命令を行う。
【0053】
バイブレータ部408は設定制御部411の描画命令に従い、制御部310を介してバイブレータ部316に対して振動処理を行う。
【0054】
操作パネル部414は設定制御部411の描画命令に従い、表示部413に対して描画命令を行う。
【0055】
表示部413は操作パネル部414の描画命令に従って、制御部310を介してメイン表示部308及びサブ表示部309に対して画像の描画処理を行う。
【0056】
LED部417は設定制御部411の点灯、点滅及び消灯命令に従い、制御部310を介してLED部315に対して点灯、点滅及び消灯処理を行う。
【0057】
スピーカ部409は設定制御部411の鳴動命令に従い、制御部310と変復調部303、音声処理部304を介してレシーバ306に対して鳴動処理を行う。鳴動する処理において、変復調部303及び音声処理部304を介する必要がなくても鳴動可能である場合、変復調部303及び音声処理部304を介さなくてもよい。
【0058】
次に、メール送信用携帯端末及び紛失携帯端末における処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0059】
尚、S101乃至S111の各ステップは、メール送信用携帯端末101における制御部310の制御の下、処理が行われ、S112乃至S120の各ステップは、紛失携帯端末102における制御部310の制御の下、処理が行われる。また、本実施例では、メール送信用携帯端末101を例に説明するが、メール送信用携帯端末101はメール送信用端末100でもよい。
【0060】
まず、認証画面700(図7参照)での処理について説明する。本処理は、メール送信用携帯端末101に備えられた設定情報送信プログラム(不図示)を起動すると、認証画面700が表示される。
【0061】
ステップS101では、メール送信用携帯端末101は、認証画面700を表示し、ユーザからの操作により入力されたID701、パスワード702を取得する。
【0062】
ステップS102では、メール送信用携帯端末101は、ステップS101において取得したID701に従って、認証テーブル1020(図10参照)を検索し、取得したID701と一致する会員ID1022が存在するか否かを判定し、更に一致した会員ID1022のパスワード1023と取得したパスワード702が一致するか否かの判定を行う。認証処理においてID701が会員ID1022に存在しない場合、及びパスワード1023の認証に失敗した場合、認証エラー画面710(図7参照)を表示する。認証エラー画面710にて「戻る」ボタン711を押下すると、ステップS101へ処理を戻す。認証処理においてID701が会員ID1022に存在し、パスワード1023の認証に成功した場合は、ステップS103へ処理を進める。
【0063】
認証テーブル1020は、会員のユニークな番号を示す会員番号1021、認証の際に使用する会員ID1022、認証の際に使用するパスワード1023、設定変更を行う携帯端末のメールアドレスを示す送信先メールアドレス1024から構成される。
【0064】
ステップS103では、メール送信用携帯端末101は、ステップS102において認証が行われたレコードの送信先メールアドレス1024を取得し、RAM311bに記憶する。
【0065】
ステップS104では、メール送信用携帯端末101は、設定情報送信画面800(図8参照)を表示し、各種入力を受け付ける。
【0066】
ステップS105では、メール送信用携帯端末101は、メール送信用携帯端末101の現在地を取得する処理を行う。位置情報取得処理の詳細は後述する図6に示す。
【0067】
ステップS106では、メール送信用携帯端末101は、位置欄804に取得した位置情報を表示し、住所欄801は編集不可能状態にする。
【0068】
ステップS107では、メール送信用携帯端末101は、ユーザからの操作により、設定情報送信画面800に備えられた送信ボタン807が押下されたか否かを判定する。送信ボタン807が押下されたと判定した場合には、ステップS108へ処理を進め、送信ボタン807が押下されたと判定できなかった場合には、送信ボタンが押下されるまで待機する。
【0069】
ステップS108では、メール送信用携帯端末101は、設定情報送信画面800に入力された各種設定情報を取得し、メールヘッダーデータテーブル1000に格納する。入力された設定情報は、判定基準値803に入力された値より大きい場合の設定805と、判定基準値803に入力された値以下の設定806が存在する。判定基準値803より大きい場合とは、メール送信用携帯端末101と紛失携帯端末102との距離が判定基準値803より離れている場合の設定であり、判定基準値803以下の場合とは、メール送信用携帯端末101と紛失携帯端末102との距離が判定基準値803以内の場合の設定である。これらの設定を行うことで、離間距離に応じた柔軟な設定が可能となる。
【0070】
メールヘッダーデータテーブル1000は、ユニークな番号が割り振られる取扱番号1001、送信先の会員IDを示す送信先ID1002、送信先の携帯端末のメールアドレスを示す送信先メールアドレス1003、メール送信用携帯端末101の位置情報を示す位置情報1004、設定情報を変更する閾値として使用する特定基準値1005から構成される。また、判定基準値803に入力された値より大きい場合の設定805が1006乃至1011に格納され、判定基準値803に入力された値以下の設定806が1012乃至1017に格納される。
【0071】
ステップS109では、メール送信用携帯端末101は、ステップS108において、設定情報送信画面800に入力された各種設定情報を取得できたか否かを判定する。取得できたと判定した場合には、ステップS110へ処理を進め、取得できたと判定できなかった場合には、取得ができなかった旨のエラー画面(不図示)を表示し、ステップS104へ処理を戻して、設定情報送信画面800への入力を促す。
【0072】
ステップS110では、メール送信用携帯端末101は、ステップS108において取得した設定情報を元に、特殊メールヘッダーを生成する。具体的には、ステップS108において取得した設定情報を元にメールヘッダーデータテーブル1000を生成する。特殊メールヘッダーはメールヘッダーデータテーブル1000に対応して生成し、メール送信用携帯端末101の設定が変更可能な命令を付与する。この命令をメール送信用携帯端末101が受信することで、設定の変更がなされる。
【0073】
ステップS111では、メール送信用携帯端末101は、ステップS110において生成された特殊メールヘッダーを含むメールを、メールヘッダーデータテーブル1000の送信先メールアドレス1003に格納された送信先に送信する。
【0074】
ステップS112では、紛失携帯端末102は、ステップS111において送信されたメールを受信する。
【0075】
ステップS113では、紛失携帯端末102は、ステップS112において受信したメールに、ステップS110において生成した特殊メールヘッダーが含まれているか否かの判定を行う。特殊メールヘッダーが含まれていると判定した場合には、ステップS114へ処理を進め、特殊メールヘッダーが含まれていると判定できなかった場合には、通常のメール受信として処理され、本一連の処理を終了する。通常メール受信後の動きについては各メールアプリケーションの動きに依存する。
【0076】
ステップS114では、紛失携帯端末102は、紛失携帯端末102の位置情報をGPS受信部302より取得する。
【0077】
ステップS115では、紛失携帯端末102は、ステップS114において位置情報が取得できたか否かを判定する。位置情報が取得できたと判定した場合には、ステップS117へ処理を進め、位置情報が取得できたと判定できなかった場合には、ステップS116へ処理を進める。
【0078】
ステップS116では、紛失携帯端末102は、送受信部314より基地局107の位置情報を取得し、紛失した携帯端末の位置情報とする。これは、紛失携帯端末102の位置情報がGPSにより取得できないので、基地局107の位置情報を代わりに使用するものである。
【0079】
ステップS117では、紛失携帯端末102は、ステップS114又はステップS116において取得した位置情報と、ステップS112において受信した特殊メールヘッダーから取得したメール送信用携帯端末101の位置情報より、メール送信用携帯端末101と紛失携帯端末102の離間距離を算出する。つまり、メール送信用携帯端末101と紛失携帯端末102がどのくらい離れているのかを算出する。
【0080】
ステップS118では、紛失携帯端末102は、ステップS117において算出した離間距離が、ステップS112において受信したメールに含まれる特殊メールヘッダーから取得した特定基準値1005(離間距離基準値)以上か否かを判定する。離間距離が離間距離基準値以上であると判定した場合には、ステップS118へ処理を進め、離間距離が離間距離基準値以上であると判定できなかった場合には、ステップS119へ処理を進める。
【0081】
ステップS119では、紛失携帯端末102は、メールヘッダーデータテーブル1000の1006乃至1011の設定を紛失携帯端末102に設定し、本一連の処理を終了する。
【0082】
ステップS120では、紛失携帯端末102は、メールヘッダーデータテーブル1000の1012乃至1017の設定を紛失携帯端末102に設定し、本一連の処理を終了する。
【0083】
このように、メール送信用携帯端末101と紛失携帯端末102との距離に応じて、紛失携帯端末102の設定を変更することができる。
【0084】
次に、位置情報取得処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0085】
尚、S201乃至S210の各ステップは、メール送信用携帯端末101における制御部310の制御の下、処理が行われる。また、本実施例では、メール送信用携帯端末101を例に説明するが、メール送信用携帯端末101はメール送信用端末100でもよい。
【0086】
ステップS201では、メール送信用携帯端末101の位置情報がGPS受信部302より取得可能か否かを判定する。位置情報が取得可能であると判定した場合には、ステップS202へ処理を進め、位置情報が取得可能であると判定できない場合には、ステップS203へ処理を進める。
【0087】
ステップS202では、GPS受信部302よりメール送信用携帯端末101の位置情報を取得し、位置情報取得処理を終了する。
【0088】
ステップS203では、位置情報の取得が何らかの理由によりできない場合、送受信部314より基地局107の位置情報を取得し、メール送信用携帯端末101の位置情報とする。
【0089】
ステップS204では、ステップS203において基地局の位置情報が取得できたか否かを判定する。位置情報が取得できたと判定した場合には、位置情報取得処理を終了し、位置情報が取得できたと判定できない場合には、ステップS205へ処理を進める。
【0090】
ステップS205では、設定情報送信画面800にGPSで取得ボタン802を表示させ、住所欄801は何も表示せず編集可能状態にする。
【0091】
ステップS206では、GPSで取得ボタン802が押下されたか否かを判定する。押下されたと判定した場合には、ステップS207へ処理を進め、押下されたと判定できなかった場合には、押下がなされるまで待機する。
【0092】
ステップS207では、設定情報送信画面800の住所欄801に入力された情報を取得して、位置情報サーバ106に送信する。位置情報サーバ106は、受信した住所の周辺地図である周辺地図情報をメール送信用携帯端末101に送信し、メール送信用携帯端末101は、周辺地図情報を取得する。
【0093】
ステップS208では、位置情報設定画面900を表示させ、周辺地図情報表示領域901に周辺地図情報を表示する。周辺地図情報表示領域901の中心に地図情報矢印902を表示させる。地図情報矢印902をユーザが移動させることにより、メール送信用携帯端末101の位置情報を決定できる。
【0094】
ステップS209では、位置情報設定画面900に備えられたOKボタン903が押下されたか否かを判定する。押下されたと判定した場合には、ステップS210へ処理を進め、押下されたと判定できなかった場合には、押下がなされるまで待機する。
【0095】
ステップS210では、位置情報設定画面900の地図情報矢印902が指し示す位置をメール送信用端末100の位置情報として取得し、位置情報取得処理を終了する。
【0096】
以上説明したように、本実施形態によれば、メール送信用端末やメール送信用携帯端末と、紛失携帯端末の離間距離に応じて、紛失携帯端末の設定を変更することができるので、紛失携帯端末の柔軟な設定変更が可能となる効果を奏する。
【0097】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。
【0098】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記録媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0099】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0100】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0101】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0102】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0103】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0104】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0106】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0107】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0108】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0109】
100 メール送信用端末
101 メール送信用携帯端末
102 紛失携帯端末
103 メールサーバ
104 インターネット(WAN)104
105 携帯電話網105
106 位置情報サーバ106
107 基地局107

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置と携帯端末が通信可能に接続された端末設定変更システムであって、
前記情報処理装置は、
前記情報処理装置の現在地を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得手段と、
ユーザからの操作によって、前記第1の位置情報取得手段によって取得した第1の位置情報との距離に応じて、前記携帯端末の設定変更を行う基準値を決定する基準値決定手段と、
前記基準値決定手段によって決定された基準値以内であった場合の設定と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以上であった場合の設定を受け付ける設定変更受付手段と、
前記第1の位置情報取得手段によって取得された第1の位置情報と、前記基準値決定手段によって決定された基準値と、前記設定変更受付手段によって受け付けた設定とを含めた送信情報を、前記携帯端末に送信する送信手段とを備え、
前記携帯端末は、
前記送信手段によって送信された前記送信情報を受信する受信手段と、
前記携帯端末の現在地を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得手段と、
前記受信手段によって受信された前記送信情報に含まれる第1の位置情報と、前記第2の位置情報取得手段によって取得された第2の位置情報から、前記情報処理装置と前記携帯端末との離間距離を算出する離間距離算出手段と、
前記離間距離算出手段によって算出された離間距離が、前記受信手段によって受信された送信情報に含まれる基準値以上か否かを判定する判定手段とを備え、
前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以上であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以上であった場合の設定を前記携帯端末に設定し、前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以内であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以内であった場合の設定を前記携帯端末に設定すること
を特徴とする端末設定変更システム。
【請求項2】
前記第1の位置情報取得手段は、位置情報が取得できなかった場合に、前記情報処理装置と通信可能な基地局の位置情報を取得し、第1の位置情報とすることを特徴とする請求項1に記載の端末設定変更システム。
【請求項3】
前記第2の位置情報取得手段は、位置情報が取得できなかった場合に、前記情報処理装置と通信可能な基地局の位置情報を取得し、第2の位置情報とすることを特徴とする請求項1または2記載の端末設定変更システム。
【請求項4】
前記情報処理装置は、
前記情報処理装置が存在する住所の入力を受け付ける住所入力受付手段を更に備え、
前記第1の位置情報取得手段は、前記住所入力受付手段によって受け付けた住所付近の地図を表示し、ユーザからの指示に従って指定された地点の位置情報を第1の位置情報とすることを特徴とする請求項1乃至3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報処理装置は、前記携帯端末と同様な携帯端末であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置の現在地を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得手段と、ユーザからの操作によって、前記第1の位置情報取得手段によって取得した第1の位置情報との距離に応じて、携帯端末の設定変更を行う基準値を決定する基準値決定手段と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以内であった場合の設定と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以上であった場合の設定を受け付ける設定変更受付手段と、前記第1の位置情報取得手段によって取得された第1の位置情報と、前記基準値決定手段によって決定された基準値と、前記設定変更受付手段によって受け付けた設定とを含めた送信情報を、前記携帯端末に送信する送信手段とを備えた情報処理装置と通信可能に接続された携帯端末であって、
前記送信手段によって送信された前記送信情報を受信する受信手段と、
前記携帯端末の現在地を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得手段と、
前記受信手段によって受信された前記送信情報に含まれる第1の位置情報と、前記第2の位置情報取得手段によって取得された第2の位置情報から、前記情報処理装置と前記携帯端末との離間距離を算出する離間距離算出手段と、
前記離間距離算出手段によって算出された離間距離が、前記受信手段によって受信された送信情報に含まれる基準値以上か否かを判定する判定手段とを備え、
前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以上であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以上であった場合の設定を前記携帯端末に設定し、前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以内であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以内であった場合の設定を前記携帯端末に設定すること
を特徴とする携帯端末。
【請求項7】
情報処理装置と携帯端末が通信可能に接続された端末設定変更システムの制御方法であって、
前記情報処理装置は、
前記情報処理装置の現在地を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得ステップと、
ユーザからの操作によって、前記第1の位置情報取得ステップによって取得した第1の位置情報との距離に応じて、前記携帯端末の設定変更を行う基準値を決定する基準値決定ステップと、
前記基準値決定ステップによって決定された基準値以内であった場合の設定と、前記基準値決定ステップによって決定された基準値以上であった場合の設定を受け付ける設定変更受付ステップと、
前記第1の位置情報取得ステップによって取得された第1の位置情報と、前記基準値決定ステップによって決定された基準値と、前記設定変更受付ステップによって受け付けた設定とを含めた送信情報を、前記携帯端末に送信する送信ステップとを実行し、
前記携帯端末は、
前記送信ステップによって送信された前記送信情報を受信する受信ステップと、
前記携帯端末の現在地を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得ステップと、
前記受信ステップによって受信された前記送信情報に含まれる第1の位置情報と、前記第2の位置情報取得ステップによって取得された第2の位置情報から、前記情報処理装置と前記携帯端末との離間距離を算出する離間距離算出ステップと、
前記離間距離算出ステップによって算出された離間距離が、前記受信ステップによって受信された送信情報に含まれる基準値以上か否かを判定する判定ステップとを実行し、
前記判定ステップによって、前記離間距離が前記基準値以上であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以上であった場合の設定を前記携帯端末に設定し、前記判定ステップによって、前記離間距離が前記基準値以内であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以内であった場合の設定を前記携帯端末に設定すること
を特徴とする端末設定変更システムの制御方法。
【請求項8】
情報処理装置の現在地を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得手段と、ユーザからの操作によって、前記第1の位置情報取得手段によって取得した第1の位置情報との距離に応じて、携帯端末の設定変更を行う基準値を決定する基準値決定手段と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以内であった場合の設定と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以上であった場合の設定を受け付ける設定変更受付手段と、前記第1の位置情報取得手段によって取得された第1の位置情報と、前記基準値決定手段によって決定された基準値と、前記設定変更受付手段によって受け付けた設定とを含めた送信情報を、前記携帯端末に送信する送信手段とを備えた情報処理装置と通信可能に接続された携帯端末の制御方法であって、
前記送信手段によって送信された前記送信情報を受信する受信ステップと、
前記携帯端末の現在地を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得ステップと、
前記受信ステップによって受信された前記送信情報に含まれる第1の位置情報と、前記第2の位置情報取得ステップによって取得された第2の位置情報から、前記情報処理装置と前記携帯端末との離間距離を算出する離間距離算出ステップと、
前記離間距離算出ステップによって算出された離間距離が、前記受信ステップによって受信された送信情報に含まれる基準値以上か否かを判定する判定ステップとを備え、
前記判定ステップによって、前記離間距離が前記基準値以上であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以上であった場合の設定を前記携帯端末に設定し、前記判定ステップによって、前記離間距離が前記基準値以内であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以内であった場合の設定を前記携帯端末に設定すること
を特徴とする携帯端末。
【請求項9】
情報処理装置と携帯端末が通信可能に接続された端末設定変更システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記情報処理装置の現在地を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得手段と、
ユーザからの操作によって、前記第1の位置情報取得手段によって取得した第1の位置情報との距離に応じて、前記携帯端末の設定変更を行う基準値を決定する基準値決定手段と、
前記基準値決定手段によって決定された基準値以内であった場合の設定と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以上であった場合の設定を受け付ける設定変更受付手段と、
前記第1の位置情報取得手段によって取得された第1の位置情報と、前記基準値決定手段によって決定された基準値と、前記設定変更受付手段によって受け付けた設定とを含めた送信情報を、前記携帯端末に送信する送信手段として機能させ、
前記携帯端末を、
前記送信手段によって送信された前記送信情報を受信する受信手段と、
前記携帯端末の現在地を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得手段と、
前記受信手段によって受信された前記送信情報に含まれる第1の位置情報と、前記第2の位置情報取得手段によって取得された第2の位置情報から、前記情報処理装置と前記携帯端末との離間距離を算出する離間距離算出手段と、
前記離間距離算出手段によって算出された離間距離が、前記受信手段によって受信された送信情報に含まれる基準値以上か否かを判定する判定手段として機能させ、
前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以上であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以上であった場合の設定を前記携帯端末に設定し、前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以内であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以内であった場合の設定を前記携帯端末に設定すること
を特徴とするコンピュータに読み取り実行可能なプログラム。
【請求項10】
情報処理装置の現在地を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得手段と、ユーザからの操作によって、前記第1の位置情報取得手段によって取得した第1の位置情報との距離に応じて、携帯端末の設定変更を行う基準値を決定する基準値決定手段と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以内であった場合の設定と、前記基準値決定手段によって決定された基準値以上であった場合の設定を受け付ける設定変更受付手段と、前記第1の位置情報取得手段によって取得された第1の位置情報と、前記基準値決定手段によって決定された基準値と、前記設定変更受付手段によって受け付けた設定とを含めた送信情報を、前記携帯端末に送信する送信手段とを備えた情報処理装置と通信可能に接続された携帯端末の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り実行可能なプログラムであって、
前記送信手段によって送信された前記送信情報を受信する受信手段と、
前記携帯端末の現在地を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得手段と、
前記受信手段によって受信された前記送信情報に含まれる第1の位置情報と、前記第2の位置情報取得手段によって取得された第2の位置情報から、前記情報処理装置と前記携帯端末との離間距離を算出する離間距離算出手段と、
前記離間距離算出手段によって算出された離間距離が、前記受信手段によって受信された送信情報に含まれる基準値以上か否かを判定する判定手段として機能させ、
前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以上であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以上であった場合の設定を前記携帯端末に設定し、前記判定手段によって、前記離間距離が前記基準値以内であると判定された場合には、前記送信情報に含まれた設定のうち、基準値以内であった場合の設定を前記携帯端末に設定すること
を特徴とするコンピュータに読み取り実行可能なプログラム。
【請求項11】
請求項9に記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
請求項10に記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−60553(P2012−60553A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204014(P2010−204014)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.コンパクトフラッシュ
2.GSM
【出願人】(592135203)キヤノンITソリューションズ株式会社 (528)
【Fターム(参考)】