説明

笛を取り外し出来るようにした寝具類

【課題】 災害時、緊急時などに、夜間で周囲が見えない場合でも、袋に入れた笛を吹いて助けを求めることが出来る。
【解決手段】 敷布団・掛布団・布団カバー・布団則・枕カバー・タオルケット・ベット・マットレス・マットレスカバー・パジャマ・寝巻・ネグリジェ・ナイトキャップなどの寝具類を着用したとき、その寝具類の手の届く位置に、笛を入れる袋を接着布で着脱可能に取り付け、前記袋とその中に入れる笛を紐で連結しとことを特徴とする笛付き寝具類。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
地震等の災害で救助を求めるときに、今までは次のようにしていた。
(1)声を出す。
(2)手などを振って動作をする。
(3)道具などを使って音を出す。
(4)発煙筒など使用する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、次のような問題があった。
(1)大きな声を出すのに限界があり、周波数が低いので人の耳に聞え難い。
(2)手など振っても、夜なら目に付かない。
(3)建物等の下敷になった場合は、手を振ることも、音を出すことも、発煙筒をたくことも出来ない。
本考案は、上記問題点を解決することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る笛を取り外し出来るように付けた寝具類は、敷布団・掛布団・布団カバー・布団則・枕カバー・タオルケット・ベット・マットレス・マットレスカバー・パジャマ・寝巻・ネグリジェ・ナイトキャップなどの寝具類を着用したとき、その寝具類の手の届く位置に、笛を入れる袋を接着布で着脱可能に取り付け、前記袋とその中に入れる笛を紐で連結したことを特徴とするものである。
【0004】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態は、実施例によって説明する。
(実施例1)
実施例1の笛を取り外し出来るように付けた寝具は、図1及び図2に示すように、敷布団1の枕の位置に(敷布団1に布団カバーを付けるときは、その布団カバー)に笛2を入れる袋3を接着布4で着脱可能に取り付け、前記袋3とその中に入れる笛2を紐5で連結したものである。
災害時・緊急時、特に建物等の下敷になった場合、笛が枕元にあるので、直に取り出して誰かに吹いて知らせることが出来る。移動するときは、取り外して持ち歩ける。
(実施例2)
実施例2の笛を取り外し出来るように付けたパジャマは、図3及び4に示すように、パジャマの肩の部分に笛2を入れる袋3を接着布4で着脱可能に取り付け、前記袋3とその中に入れる笛2を紐5で連結したものである。
災害時・緊急時、特に建物等の下敷になった場合、笛2が枕元にあるので、直に取り出して誰かに吹いて知らせることが出来る。移動するときは、取り外して持ち歩ける。
【0005】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、上述のような構成としたから、次の効果を奏する。
災害時、緊急時などに、夜間で周囲が見えない場合でも、袋に入れた笛を吹いて助けを求めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の平面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】実施例の平面図
【図4】図3の要部拡大図
【符号の説明】
1 敷布団
2 笛
3 袋
4 接着布
5 紐
6 パジャマ

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 敷布団・掛布団・布団カバー・布団則・枕カバー・タオルケット・ベット・マットレス・マットレスカバー・パジャマ・寝巻・ネグリジェ・ナイトキャップなどの寝具類を着用したとき、その寝具類の手の届く位置に、笛を入れる袋を接着布で着脱可能に取り付け、前記袋とその中に入れる笛を紐で連結したことを特徴とする笛付き寝具類。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【登録番号】実用新案登録第3081841号(U3081841)
【登録日】平成13年9月5日(2001.9.5)
【発行日】平成13年11月22日(2001.11.22)
【考案の名称】笛を取り外し出来るようにした寝具類
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願2001−3213(U2001−3213)
【出願日】平成13年4月13日(2001.4.13)
【出願人】(500499830)