説明

等線速度グルーブ・ディスク・レコード用プレーヤーのモーターの等線速度回転制御機構用のレコード針の位置の測定機構

【課題】 従来の等角速度レコード盤ではない、等線速度レコード盤の開発。
【解決手段】 等線速度グルーブ・ディスク・レコード(等線速度レコード盤)を適当な電気抵抗性の均質な導電性素材て等厚性に製造する。その等線速度レコード盤用のプレーヤーのピックアップのレコード針に適当な電流が流れる。そのプレーヤーの上の等線速度レコード盤の中央余白部分で、そのレコード針の軌跡の延長線上の適当な位置に接触するように、そのプレーヤーの蓋の裏などを利用して、電気接触子を設ける。そのレコード針とその電気接触子の間に適当な電流を流し、その間の電気抵抗値で以って、その等線速度レコード盤上のレコード針の位置を電気的に表しうるようにする。以上の如く構成された、等線速度グルーブ・ディスク・レコード用プレーヤーのモーターの等線速度回転制御機構用のレコード針の位置の測定機構。

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は、かって出願している(出願だけで、手数料不足のため、公報されていない。控えのコピーを他の出願発明のものと共に何者かに私の書斎からきれいに総て盗って行かれたので、特許庁には出願書類は残っているとのことであるが、今手許にないので、これ以上のことは記せない。その泥棒犯人を知っていたと思われる父が何者かの入院先病院の玄関先での車事故に合い、それが因で殺されたので、未だ以って判らない。しかしそれらの控えは総て私が手数料補正手続をしていないものばかりで、そういうものばかりを選り出して盗って行くことから推すと、特許に関する知識の相当ある者が後にいる者の仕業と思われる。それらの中には現在大企業にちゃっかり盗まれているものもある。ニッサン(シーマなど)やホンダ(シビックなど)などのリヤの蓋戸にもボディーのものと調和させてテールランプを設ける方法、カオーやホーユーの染髪料がブラシの歯の先から出るもの、ヒタチやミツビシの内刃が回転ローラー刃式の電気かみそり、サトウやカトキチやSBなどのレトルト御飯、メーカーは判らないがテンセルという布(これは多分と言うところである。と言うのはシュワイツァ試薬(〔Cu(NH)〕(OH))で綿の表面に光沢を付けてレイヨンのような光沢のある綿布を作る方法を発明出願しているからである)、そしてまだ実物は見ていないが、カタログ上ではカシオの電子カレンダー(メーカー不詳品は私も求めて使っている)やソニーのワイヤレスヘッドホーン、又多分と言うところでキリンの飲料用四角PETボトル、そして小企業のものでは刻んだ油揚げや蛇口付きポリタンクなどである。但しこれらの中のレトルト御飯と蛇口付きポリタンクは出願書類が以前やっていた「ナガヰ衣工」という縫製工場に分置していたため出て来た。
父が殺される前にこの盗難に気付けば宜かったのであるが、今では惜しまれる。
そして今から思うと、この盗難は誰かが最初から企んでいた節がある。それは手続補正命令が来る頃になると、事故も事件も全く起こしたことのない優秀過ぎる程優秀な私を病院に監禁するために精神科医がやって来るのが常であったのであるから。そもそもそういう暴挙に出だしたのは、38年であったと思うが、野村證券の調査部に勤めていた時、A面は普通に歌謡曲をB面は伴奏曲だけを入れたディスク・レコードを発想したのであるが、その直後頃から所謂「分裂病電波」
に乗って兎角がやがや付かれ始め、結局その考案をレコード会社に盗られてしまったのであるが、その時に野村の上司がその分裂病電波の存在を認めないで、私を分裂病ではないかと言って、両親に私を入院させたことによるのである。その分裂病電波で以ってずっと今以って私の全生活を覗き見されている訳で、その全生活は広く放送されており、又総て電子的に記録されているようであるから、その総てはその瞬間から著作権が生じている訳である。私の著作を盗めば、その時点から死後50年までの間の最大限の努力によってもたらされる筈の予想売上に対して正当な著作権料を一度に支払う義務が生じることになる。その実例が62年に起きたミノルタの自動焦点機構の泥棒事件である。その時ミノルタは一時に600億円を支払わざるをえなかった。こういう事例に対する勉強が一般に大企業には足りず、やくざや同和族を分裂病電波に乗せて使って発明者や著作者に圧力を掛け続ければ、難なく泥棒できると認識しているのではあるまいか。以って襟を正すべきである。それにしても大企業たる者が何故に権料の支払いを回避しようとするのであろうか。その大企業の腹は何ら痛むことは無い筈なのにである。矢張り同和平等人権思想によるクリーピング下克上革命思想によるものなのであろうか。マルクスでさえ搾取されまい即ち泥棒されまいが主柱理念であったのに、同和は兎角下盗上を主張するのみである。歴史上全く類を見ない非倫理主義であって、政府がそれを享受して、総ての政治行政の主柱理念としていることがとても悲しい)「線速度レコード」(リニア・グルーブ・ディスク(LGD))
用のプレーヤーのモーターの回転制御に関する機構に関するものである。
【従来の技術】
従来線速度グルーブ・ディスク・レコード(LGD)と言うものは存在したことはなく、従ってそのプレーヤーを必要とした歴史はない。
【考案が解決しようとする課題】
LGDは理想である。従来の角速度グルーブ・ディスク・レコード(SGD)に比らべて遥かに小さくなるからである。従来のLP・SGDの最外渦径は293mmであり、最内渦径は115.2mmである。従ってその音溝渦帯の幅は88.9mmである。今1mm当たり10本の音溝が走っているので、その最多音溝渦概輪数は889概輪となる。
その回転速度は1分間に33・1/3回転であるので、それを線速度にして見ると、最外概輪では1秒間に511.4mm、最内概輪では201.1mmである。カセットテープの速度が1秒間に47・6mmであるので、低回転化したものであったとはいえ、相当速い速度なのである。常識的にはこれより遅くすると、音が悪くなると言われている。しかしもう一度よく検討してみる必要があろう。
従ってLP・SGDの最外概輪は最内概輪の2.54倍の線速度で走っているのであるから、音は最内概輪より相当良い筈であるが、実際に聴き比べて見たところでは、差は認められない。そこでその最内概輪の線速度くらいの線速度GDなら十分に実用性のあるものになるに違いない。
そこで是非そのリニア・プレーヤーを開発しなくてならない。どうかしてこれなら実用性があるというそのプレーヤーのモーターの制御機構を確立したくなる。もう20年近くも取り組んで来た。
線速度は渦の概輪(完全な円輪ではないので、こう呼ぶことにした)周をその回転所用時間で除したものである。今33・1/3回転/分は0.555回転/秒である。従ってこの逆数で以って1回転には1.8秒かゝることが判る。従ってこの場合の線速度は各概輪とも2πr÷1.8sから求められる。これは代入式として示せば、2πr×33・1/3・RpM÷60s/Mとなる。因にSGDの最内概輪の線速度をもう一度求めて見ると、115.2mm×π÷1.8s=115.2mm×33・1/3・RpM÷60s/M=201.1mm/sとなる。
ところでLGDは音溝渦で出来ている。当然渦の内に行く程その概輪は小さくなって行く。モーターの回転制御にはその様子が刻々知りたい訳である。そこで各概輪はその径に比例している訳であるから、その刻々変化する径の値を知れば宜いことになる。
【課題を解決するための手段】
そこで私は距離(長さ)の変化に比例した値を出すものは抵抗線であることに着目した。今ピックアップのレコード針の背(勿論こゝに限ったことはない。
ピックアップの背なら理論的にはどこでも宜しい)の上に可変抵抗器における電気接触子を設けて、その線的抵抗体をプレーヤーの蓋の裏のレコード針の軌跡上に設けて、可変抵抗値を採り出しうるならば、課題は解決することになる。
しかしどう見てもその電気的接触が針圧との関係において旨く行って、その上でLGDの音溝がレコード針と電気接触子を容易に送りうるか自信が持てない。
勿論この考案で難がなければ、これは当然私の考案として生きる。
そこで私はこの思想を非接触的にしたもの即ち光を使って即ち発光素板と受光素板を対峙させて、その間に遮蔽板をピックアップの動きに連れて挿入したり抜き取ったりして、その受光素板の受電量によってレコード針の位置を測定する方法を平成7年8月22日出願の「磁気記録盤・体」(特願平7−250039号
)において提案している。
しかしこの考案もどうももう一つすっきりしない。最大の難点は遮蔽板がターンテーブルの外に出ている場合があり、それは単純な機構のものでは、最大音溝渦の幅に及び、それだけプレーヤーのケイスを大きくしなくてはならず、LGDたるメリットがそこでは出なくなるのである。
そこで矢張り可変抵抗器で行く以外にないと、その電気接触子を非接触なものに出来ないかと考えた。それには放電の原理を用いるのが宜しいのではないかと思い付いた。放電は矢張り電気の流れであり、しかもその流れが最短距離を選ぶから旨く行くと思った。そうして考案に構成したのが本考案の「請求項1」の考案である。
それで殆ど難なく旨く行くと思ったのではあるが、もっと単純に粗末的な技術でその可変抵抗器の原理をこの場合に応用できないかと考えて見た。そこで線的抵抗体にレコード盤そのものを用いると宜いと思い付いた。これだと放電を用いるのとは違って、高圧を用いる必要が無い。又その機構も簡単になる。そこで考案に構成したのが本考案の「請求項2」の考案である。
その本考案の二考案の正式な構成は「実用新案登録請求の範囲」に簡潔に述べてある。
【作用】
従って「請求項1」考案では、電流は放電接触子を通って線的抵抗体に飛び、それを流れて、レコード針の移動に連れて刻々変化する抵抗値を発生しうることになる。
又「請求項2」考案では、電流はレコード針を通ってレコード盤という線的抵抗体(レコード盤は線のようなものでは無いので、「線的」とは不可解に思えるかもしれないが、平面に二接触点を設けて、その間に電流を流した場合、その間を最短距離で流れるので、矢張りこの場合でも「線的」と言えるのである)を流れて、電気接触子に流れて行き、レコード針の移動に連れて刻々変化する抵抗値を発生しうることになる。
【実施例】
本考案の目的は結局のところ同じ質と量の情報をより小さなものに納めより小さなもので取り出しうるかにある。そこで本考案を用いる等線速度レコードプレーヤーは一体どのくらいの大きさになるのであろうか。
それには先ずリニア・グルーブ・ディスク(LGD)の一応の望ましい姿とその将来における可能性とを見て置かなくてはならない。
そこで先ずこの場合の等線速度は従来のLP盤(LP・A(angular velocity)GD)の最内概輪(完全な輪(円)ではなく、渦の概輪であるので、こう呼ぶ)の線速度201.1mm/sなら実用的な最低線速度として実証されているので、それで行くことにし、又音溝密度は1mm幅当たり10本なら、これもLP・AGDで実用性が実証されているので、それで行く事にし、録音時間は片面27分とする。又最内概輪径は従来のLP・AGDプレーヤーから推して、ピックアップの長さ(丈)(据え付け台の中心からレコード針の先端まで)はGDの最外概輪径の約0.7235であり、そのピックアップは最内概輪にその据え付け台の中心とターンテーブルの中心とを結ぶ線から見て、15.
6度くらいで接するまでくらいが限度であるようである。然し私も何故だかは明確には解らないが、恐らく内側の概輪になるだけ接線に対する概輪弧の角度が大きくなり、それだけ直線性が無くなるからであろう。それは最外概輪のそれと相対的なものであるらしく、GDのその比115.2mm/293mm=0.393はCDにおいても46mm/117mm=0.393と全く同一である。
そこでこの場合のLGDの大きさであるが、その計算式は中央(平均)概輪の回転時間に総概輪数を乗じたものが27分(1620秒)となる訳であるから、これを数式にすると、次のようになる。
π(R+X)÷2÷201.1mm/s÷(1本)×(R−X)÷2×10(本)/mm=1620s この場合Rは最外概輪径、Xは最内概輪径である。そのXは、ピックアップ丈を0.7235R、そのピックアップとピックアップの据え付け台の中心とレコード針の先端を結ぶ線とで挾まれた最内概輪の半径弧から成る扇形(要角は15.6度であった)を概略二等辺三角形と見做し、その二等辺三角の頂角を求める次の数式からX=0.15456Rを得る。
0.7235R=(0.7235R−x)+x (0.7235R)−(0.7235R−x)=(X 2)−x 以上の計算から、求めるRは221.5mm、Xは87.0mmとなる。このRに8mmを加えたもの即ち229.5mmが盤径となる。従来のLP盤は301mmであるから、面積で58.1%にまで小さくなる。大変な革新である。
この場合のシングル盤(SP・LGD)はLPと共通の最内概輪径として、その最外概輪径は126.6mm、盤径は134.6mmとなる。
扨この場合のプレーヤーであるが、従来の301mm盤用のものは長い辺で355mmある(最近製のソニーPS−V700)。盤径に対して1.18倍の辺長である。この伝で行くと、この229.5mm盤用のLGDプレーヤーはその長辺の長さは271mmとなる。従来のものから見ると、大変小型になる訳で、今日のステレオ・コンポの小型化に十分対応しうる。ちなみに、現在の小型ステレオ・コンポのCDデッキの大きさは幅280mm奥行275mmくらいであり(ソニーMHC−GT4)、これらに合った等線速度レコード・プレーヤーの開発が可能であることが解って貰えよう。
然し229.5mm盤と言うのは中途半端ですっきりしない。そこで200mm盤(最外概輪径192mm)のLP・LGDを開発したい。この場合に私はこういう考えを持った。昔のSP盤用のカートリッジは性能が悪く重かった。それを音溝の走りで移動させて行くには、深い音溝と速い回転数即ち強い回転力が必要であった。然し今日カートリッジは増々改良されて軽量小型化高出力化している。そのレコード針を送る力はM(重さ)V(線速度)に比例する。従ってMは一定(ピックアップが進歩してレコード針の針圧はピックアップの重さに影響されなくなっている)とすれば、今若し線速度を半分に落せば、音溝の深さは4分の1で宜しいことになる。音溝は90度の尖端のカッター針で切られている。
従って今の例におけるように深さが4分の1になると言うことは溝幅が4分の1になることを意味する。即ち線速度を遅くすると言うことは音溝の本数をその割合の2乗に逆比例して増しうることになることが解る。昔のSP盤は毎分78回転であった。又録音時間は最大5分間であった。それを従来のLP盤のものと比べて見ると、回転数では33.1/3÷78=1/2.34倍、録音時間では27÷5=5.4倍となる。即ち私の言う関係が(2.34)=5.5=5.4と成立つことが歴史的に証明されるのである。それにしても私のLGDの考案も然る事ながら、アメリカの先駆技術が如何に正統・正当な計算の上に成立っているかが良く判かるのである。話は本考案から外れるが、大気への炭酸ガスの排出量の計算とかそれによる海水面の上昇値の計算とかなどでも、私が検算して見ると、ぴったりと正確であり、アメリカの偉業を成し遂げる科学技術者の高能力には何時も感心している。そこに行くと、日本の科学技術者は科学技術計算に弱く、そこをしっかり押えないで、兎角事を急ぎ、計算の出来ていないものを製作したがる。又基礎的な科学技術公式に対する理解度が足りず、それを等閑に付して、自己流に実験値を引き出そうとする嫌いがある。今や総ての科学技術的現象は悉く普遍的な公式に纒められていることをもう少し良く理解する必要があるようである。
今の関係を先に記した計算式に、等線速度をyとして又音溝数を10×(201.1mm/s÷y)として代入して計算すれば、200mm盤(最外概輪径192mm)はそのyは181.3mm/s、最内概輪径は75.5mm、1mm幅当たりの音溝数は12本となる。
又この場合のシングル盤(録音時間5分間物)は同等最内概輪径、単位当たり同等音溝数、勿論同等等線速度で以ってR(最外概輪径)を計算すれば、それはたったの107mm(盤径115mm)となり、現在のCDより小さくなる。
この場合の等線速度は181.3mm/sであるが、従って回転数で見れば、最外概輪径192mmでは毎分18.1/29回転、最内概輪径75.5mmでは毎分78.5回転である。両者の比は4.35倍に達する。この変化に対応するように本考案の可変抵抗器と言うべきものを設定しなくてはならない。今その最小抵抗値における線的抵抗体の長さをa、そこから最大抵抗値までの長さをbとすると、(a+b)÷a=4.35となるように、その線的抵抗体を設定すれば宜しい訳である。この場合当然放電接触子やレコード針はbの範囲を移動することになる。
従って本考案を用いたLGDプレーヤーでは、レコード針をレコード盤の何処に落しても、其処で必要な抵抗値が得られることになる。
そこでLP・LGDやSP・LGDには最始録音曲の前に各曲の数値的番号信号とその各曲の再生所要時間信号を記録しておいて、LGDプレーヤーが音楽再生の前にそれら信号を読み取り記憶して、選曲(サーチ)や繰り返し再生(リピート)や任意複数選曲(プログラム)などの入力信号としうるようにすると宜しい。
この再生行程管理機構には勿論時計機構が必要である。
その再生行程管理機構の考案はテープ・レコード(TD)とそのプレーヤー(或いはレコーダー)においても用いたい。これまでこの方法に気付かず、いろいろと案を出して来たが、それらは総て無駄に帰した。
扨そこで、本考案を用いたモーター回転制御回路はと言うことになるが、その最も単純なものは「図面」の「図1」と「図2」のようになろう。従ってこの場合のようにトランジスタを用いる以上、総ては直流回路となる。尚「図1」の場合においてはベース電圧を下げるために相当苦労することになる。
尚「図2」におけるような回路を「請求項2」考案に用いると、たとえレコード針がレコード盤から何かの調子に浮いたとしても、その断電によって、モーターの回転は停止し、そして次の瞬間レコード針が降落すれば、モーターはその瞬間からあるべき回転数で以って回転を再始するので、何ら心配はない。
そして「請求項2」考案におけるレコード盤の材質であるが、導電性プラスチックと言うものがあるそうであるから、それに困まることはあるまい。それにはプラスチックそのものが、多分導電性元素がそのプラスチックの分子構造の中に組み込まれているのであろうが、導電物質であるものと、本来絶縁物質であるプラスチックに導電性物質を均一に混加したものがあると言う。選択の範囲は広く、素材に困まることはあるまい。
斯くの如く見て来て、いよいよLGDプレーヤーの大きさであるが、従来のLP盤用のプレーヤーは上面の長辺の長さは盤径の1.18倍くらいであることは前に述べた通りであるが、この場合もその伝で行くと、このLP・LGD200mm盤用のプレーヤーはその長辺が236mmくらいとなる。従来のものに比べて、その上面面積で44%にしか過ぎなくなる訳である。
この場合の等線速度は181.3mm/sであるが、このように従来のLP盤の最低線速度を割っても今日のカートリッジ技術と再生増幅回路技術の発達状況を見れば、何ら問題はあるまい。どこまでが限度であるか今ははっきりしないが、歴史的実験結果ではカートリッジテープレコードの等線速度毎秒47.6mmくらいまでには行き付くかも判らない。そうなれば片面27分物LGDは最外概輪径25.5mm、最内概輪径10.0mm、1mm幅当たり音溝数178本と言う極めて小さなものとなりうる。
この伝で行くと、故松下幸之助氏の言ったと言う「20世紀最後の大型家電製品「画の出るレコード−」」(神尾健三著)も夢ではないかも判らない。ナショナル(親はアメリカRCA社)の試作品は最外概輪径293mm、最内概輪径115.2mm、回転数毎分450回転、1mm幅当たりの溝数435本の等角速度レコードであったと言う。従ってトラックピッチは2.3ミクロン(千分の1ミリ)であり、画溝幅はその半分の1.2ミクロンくらいである。従ってその画溝はくもの糸ほどに細く、カッティングするにも針でなぞるにも機械操作の限界を遥かに越えたもので、600億円と言う巨費を投じながらも、夢として稔らなかったと言う。それによってRCA社は在立性を失ってしまったし、幸之助氏は失意の内に逝去したと言う。そしてその夢を一生涯の仕事として追い掛けたベンチャーの男達は悉くその職を失ったと言う。然し彼等の胸に宿った夢は今も消し難く、何かの革新を求めているようである。光学式の画の出るレコード「DVD」にいよいよ最後の社運を掛けるに追い込まれている家電各社は未だそこに確実性をよう掴まないでいる現在、何か画の出るレコードの別途な可能性を捜すことから逃れることは出来まい。特に針式に命を燃した人達はである。
30センチ盤と言うものが一応の前提である。そして片面の録画時間が60分まで可能と言うものであったらしい。
この幸之助氏達の見果なかった夢が本考案を用いる等線速度レコード盤では可能であろうか。光の信号は実用範囲内で最小なものは300万ヘルツだと言われている。これは音声の1万5000ヘルツの200倍に当たる。カセットテープレコードが秒速4.76センチであるから、その磁気ヘッド並にはカートリッジも働こうから、秒速952センチの等線速度を以ってすれば、望むべき成果が得られるかも判らない。今この等線速度で以って計算して見ると、1mm幅当りの画溝数は601本となる。これではクモの糸の半分くらいの細さとなり、全く物にならない。そこでマイクロカセットテープレコードの秒速の200倍即ち秒速476センチならどうかというと、その画溝数は301本となり、やっとクモの糸より太くなる。即ちトラックピッチは3.3ミクロンとなり、松下試作品の2.3ミクロンより43.5%太くなる訳である。このくらいなものかも判らない。その検証をしてみよう。等線速度の線距離を長くすれば、トラックピッチは狭くなる関係にある。定まった条件の中でその両者が共に立つようにしなくてはならない。記録する電気周波の山(谷)の頂角が90度を割ってはレコード針はその山(谷)に引っ掛かって進まなくなる。
私はこのビデオ・リニア・グルーブ・ディスク(V・LGD)はビデオ・ディスク(VD)の技術をそっくりに近く応用すれば宜いと思っている。即ちVDの映像と音声の合成された信号即ちディスク面上ではピットとピット間の非ピット部分とを周波の山(谷)と谷(山)とで表わすようにすれば宜いと思っている訳である。
従来の音声のGDは音溝が一定の幅を保つものではなかったが、このV・LGDでは画音溝は一定深度・一定幅の蛇行で宜しいのではないかと思っている。ナショナルは原盤を従来の方法即ちラッカー盤で製作したそうであるが、その作業はラッカー盤なが故に難渋を極めたと言う。そこで私は鉛盤と言うべきものを考案した。ラッカーの代りに鉛を用いるのである。基盤は銅よりステンレスが好いに違いない。硬いからである。しかし鉛メッキなどが旨く行かない場合はなるべく硬い適当な金属板が宜しいのは当然である。この鉛盤には今記した蛇行画音溝が向いている。より重い圧力をカッター針に掛けられるからである。この場合勿論その針の先端は常に基盤に到達している訳である。
VDのピット信号は映像と音声の信号を共にFM変調して重ねたものであるが、その周波数は前者の689kHzである。これを山谷の数で表わせば、その2倍の1378/sとなる。この場合の最小幅の山(谷)がその頂点角を最低90度にはしていることが望まれる。そして蛇行画音溝の幅は画音溝幅の2倍の範囲に納まっているようにしたい。又蛇行画音溝間には画音溝幅の半分(1/2)の余白渦帯を採りたい。今画音溝幅をYとすると、画音溝ピッチ(トラックピッチ)は2Y+1/2Y=2.5Yとなる。
そこで画音合成周波の山(谷)の幅をLとすると、その最小波の山(谷)はL=2Yの関係が成り立つと、その山(谷)の頂角が90度となる。言い換えれば、最小の山(谷)の頂角が90度を満足しておれば、他は総て90度以上となって、レコード針はどの山(谷)も良く滑ることになる。
そこでこの関係における最外概輪径293mm、最内概輪径115.2mmのV・LGDは次の計算式から、等線速度132.1mm/s、画音溝幅0.0479、蛇画音溝幅0.0959、トラックピッチ0.1199、1mm幅当たり画音溝数8.34本となる。
π(293+115.2)÷2÷2756Y×(293−115.2)÷2×1/2.5Y=3600 これでは等線速度は兎も角、画音溝幅は大変に広いものとなる。今それを0.
01mmとしてみると、それは次の式から、等線速度132.1mm/s、画音溝幅0.01mm,蛇画音溝幅0.02mm、トラックピッチ0.025mm、1mm幅当たり画音溝数40で、最外概輪径133.8mm、最内概輪径52.
6mmとなる。現在話題を提供しているDVDに匹敵するもので、この光式でない針式のV・LGDにも極めて大きな夢があることが判る。尚等線速度132.
1mm/sは、VHS・VTRのトラック長1秒分97.946mmと比べれば、速く、決して実現不可能ではないように思える。
π(R+X)÷2÷132.1×(R−X)÷2×40=3600 これと同仕様の片面27分物のLP・LGDは上計算式の右辺を1620秒として計算すれば、最外概輪径は89.8mm、最内概輪径35.3mmと、CDよりずっと小さくなる。
尚これらのレコード盤の記録と再生において、本考案を用いたカッティング・マシーンとプレーヤーを用いる訳であるが、前者には本考案の「請求項1」考案をそのまゝでか或いはピックアップを据え付け台から後方に延長して、それに上面か下面に放電接触子を設けてそれに合うように線的抵抗体を設けるかするなどして用いるのが宜しいし、後者にはどららかと言うと「請求項2」考案を用いたのが宜しかろう。
【考案の効果】
本考案を用いるLGDは、この様に極めて小さくなることが判った。今日まで誰も本考案のような旨い等線速度ベース信号取り出し機構をよう発案しえず、従って誰も等線速度レコード盤の可能性をよう描出しえなかった。こうしてその可能性が判って見ると、等線速度レコード盤はオーディオにもビデェオにも、叶望のカートリッジが開発されうれば、我方式のLGDは限りない夢を抱いているのである。
DVDのようなデジタル信号物は、昔の穿孔テープと比べて見れば良く解るように、本来一時点の信号として、走行方向に対して横列しているものが、一時点性を廃して縦列させたもので、一瞬を何分割かした信号で以ってその一瞬の情報を表わさねばならず、その単位信号はアナログの単位信号の16分の1とか32分の1とかに小さくならざるをえない。それを少しでも緩和するには、その回転速度を上げるしかない。
光の信号量は音声の信号量の300倍もある。そして径120ミリに拘われば、60分÷27分=2.2のその分だけその上に小さくしなくてはならない。合せて666分の1に小さくしなくてはならない。即ち縦横とも25.1分の1に小さくしなくてはならない。CDのピット長は10万分の89ミリから10万分の319ミリの範囲にあり、小さいものは1000分の1ミリを割っている訳であるが、それがDVDでは100万分の35ミリから100万分の127ミリの範囲となり、小さいものは10万分の1ミリを単位とすることになる。又ピットトラックピッチはCDでは1万分の16ミリであるが、それがDVDでは100万分の64ミリにならなくてはならない。そしてピット幅はCDでは10万分の53ミリくらいであるが、それがDVDでは100万分の21ミリくらいとなる。このように計算はいくらでも出来るが、実際に1000万分の1の精度(100万分の1の精度の製品を作るには、その10倍の精度が要る)を以ってDVDやそのプレーヤーを製作することは完全に絶対に出来ない。詰まり12センチ盤DVDは全くの絵に描いた餅である。それが何か電波を使った誤魔化し技術でなく、正当な録画音再生技術として実用化できると言い張る者は全く詐欺師としか言いようがない。尚中には今見たような信号量を圧縮する技術が開発可能だと言うような者もあるが、現在の技術では、FM変調化の過程で圧縮して行く以外にはなかろうが、そうして出来た圧縮FM変調周波の1周波の大きさを測定して(振幅だけで宜しい)、それをコード化する以外にはないと思うが、VDの場合にはVTRと同じ689kHzのFM変調周波を即ち68万9000種類の波を使っているが、これは本来望まれる周波数450万Hzをこゝまで圧縮したものであって、もうこれ以上には圧縮できないぎりぎりのものであろうが、これをコード化するには、1波に20ピットを用いなくてはならない。詰まり1秒間には589000×20=11780000(1178万)のDVDピットが同数の隙間を以って必要となる。先に見たようにCDの平均長のピットと隙間を以ってすれば、その縦列距離は実に48062.4ミリ(48メーター強)にもなる。
先に述べたように、この距離を100分の1とか300分の1とかにすることは実際上は全く不可能であり、逆に見れば、たとえ100分の1とか300分の1とかに圧縮する技術があったとしても、現在のCDで懲りていることを繰り返すに過ぎず、本格的な正々堂々たる革新技術とは絶対になりえない。
これらのことから解かるように、FM変調化技術を用いるアナログ技術はそこに信号量の圧縮化技術が入りうる余地が確実にありえ、アナログにおいてこそ信号量圧縮化が可能なのであって、デェジタルにその可能性がありうることを私は知らない。
「絵の出るレコード盤」は現在VDがあるが、これは正確には等角速度VD(AVD)であって、等線速度VD(LVD)ではないので、あのような大盤となっている。そのAVDは秒間30回転であるから、最内概輪径115.2mmにおける線速度は10857.3mm/sであり、1mm幅当たりの画音溝数は1215本である。これらから求めるLVDは最外概輪径220mm、最内概輪径86.5mmとなる。最外概輪径で75.1%、盤面積で56.4%までに縮少する訳である。
然しそのLVDにはパイオニアなどでもその等線速度化方法をよう考案しえなかった。私を以ってしても実用性のある好い方法が思い付かない。
而して「絵の出るレコード盤」は本考案を待って、やっと実用化の可能性が掴めたと言って宜しいのである。
テープレコーダーのように一本の直線に記録し、それを再生するものには難は無いが、横に並べ書きしたものや渦に書いたものは、兎角再生におけるトレースが難渋を極める。古今東西そのトラッキングに旨い方法を考案した者はいない。
家庭用VTRでもこの問題には未だ望ましい解答は出ていない。私はそれには磁気テープを映画フィルムのようにスプロケットで送るようにするのが好いと思っている。VTRを業務用として最初に開発したのはアンペックス社と聞いているが、彼社がどうしてスプロケット方式を採用しないで、途方も無い費用の掛かる電子制御トラッキング方式を採用したのか全く不可解であり、その後続各社がその欠点に対策しようとせず、同じ轍を踏んでしまっているのか不思義でならない。ビデェオ機器メーカー各社は又怪しげなDVDに深入りすることなく、VTRの完成に全力を傾むけるべきである。昔と違って今日磁気テープは極めて安い。オーディオにまで回転ヘッドを使う3倍モードなどと言うのは全く要らない。
その反対にテープの直線走行速度をカセットテープレコードと同じの4.76cm/sとして、音声を安定化し、それと同時に映像トラック間隔を荒くして、スプロケット化に対応したらどうであろうか。一般的にはスプロケット化すると、間欠送法的となり、音声の録音再生に難点が出ると思われがちであろうが、その難の無いことは映画フィルムで実証済みである。
本考案を用いるLGDシステムの難点と言えば、そこに記録機能が無いことである。このLGDシステムにはどうしても確実に機能するVTRシステムが要る。今日の社会は酷い個人主義に陥っていて、市販レコード類をコピーして他人に廻わすことは少ないが、放送から若し好ましい番組があれば当然コピーしたくなる。この要請に真にVTRが応えうるならば、VTRの市場は全面的に革新化活性化されることになろう。当然そこにはイニシャルコストとランニングコストの市場が大々的に番組作制者の努力によっては永続的に発生する訳であるから、TV番組は今日のものとは格段に向上しうることになる。
年内には判決が出ると言われている「宮崎勤少女連続殺人事件」のようなことが起こる因となっては困まるのであろう、兎角TV番組は総て荒唐無稽でコピーを誘うようなものは全く提供されない。宮崎君のように毎日連日次から次に番組をレコードし、然かもその総てを繰り返し繰り返し再生されては困まるらしいのである。どうかしてVTRから遠ざからせたくなる。事件は斯くて起ったに違いない。
二代目、三代目の宮崎君がどんなに沢山出てもびくともしない確実に機能するVTRを開発しないと、日本の放送事業否世界の放送事業は決して健全で内容のあるものには向上発展して行かないことが解って貰えよう。
未だCD−ROMやTR−ROMでは宮崎事件のような事件は起っていないが、それらも以前のものは相当古くなって、市中の再生頻度が極端に落ちているものは多い。そういうものに対して偏狂的熱愛者が出ると、宮崎事件に近い事件が発生する可能性は大きい。
新文明と言うものは新しければ新しい程、その産商業化には叡知がいる。今日未だ以って未開発で残っているのはその文明の非容易性による。そこのところの真からの解決を待たずして市場化を急ぐと、そこにどうしても詐術的要素が入ることになる。そこを突かれた場合にこそ産商業人には賢才と博識と胆力が要る。
他人も生き自分も生きる確固たる途を発明発見しなくてはならないからである。
VTRシステムやCDシステムにはもっと早く真からの革新や代替システムが欲しかった。こゝにこうして、それらがように追い詰められない内に、本考案を待って始めてその存立性を確かにした「等線速度レコード盤(LGD)システム」を提案しうることは、又VTRシステムに確実機能性の途を付けたことは洵に嬉しい。
私は現在までに300件近い発明考案を出願して来たが、冒頭で述べたような常規を逸した手口で以って盗られることはあっても、正式に企業から受け入れられたことは無い。改良型や代替型の発明考案は、特許法や実用新案登録法と著作権法に対する理解がアメリカなどにおけるように一般に正しく浸透しておらず、その発明考案に何らかの変化を付ければ、容易に盗れると、超大会社でさえ思って来たようであり、又突然変異型の発明考案には既存技術を容易に陳腐化する度合いが強く、その関係者達を時代遅れにしてしまうので、それがどんなに時代の要求するものであっても即ちどんなに潜在的に衆目の認める絶対的価値であっても、その関係者達と言う輸入文明依存者の数の安泰に耐えうるという狭義の相対的価値の前に即ち同和平等人権思想の力学の前に立ち往生を強いられる。
それは日本の科学技術政策が真実や真理の解明利用にあるのではなく、所謂科学技術者の福祉対策に専ら在ることとなっていることを思えば、容易に理解できよう。民主主義と言うものは即ち集票主義と言うものはその価値感を真の科学技術に置くものではなく、妄想的であろうと国民生活と乖離発散的であろうと、只数を集めうる所謂科学技術に見出そうとする。その力学は結局莫大な財政赤字を政府を始めとする所有組織にもたらすことになるのであるが、然しその破局を見ない限り決して停止することは無い。それは私が知っている終戦までの事態と戦後から今日までの事態が明々白々に証明している。
また当分働ける現役の者とその子孫に膨大な借金の付けが廻ることになった。
こゝに来て、国民の中の大半の健全層に危機意識が芽生え始めた。政府を始めとする所有組織が単なる集票主義だけで運営されると、とんでも無い災難が健全派に降り掛かると。政府にはアメリカのような財政均衡化法が必要であり、又私の言う「議院内閣制には主相始め諸大臣の議席離脱制」が必要であり、会社では役員には適当に発行株式の何%か以上の所有を義務付けることが必要であるなどの「組織役員の組織経営に対する貴任性の強制」が必要であることが理解され始めた。
私は昭和38年から大々的に所謂「分裂病電波」と被同和対策者達によって、知識と著作の総てを覗き見され、冒頭に述べたような場合を除いては産商業的にでは無く、夫々個人学習的に各国民に盗まれて来たのであるが、然しその啓蒙力が効き始めて、私の歌謡曲にあるような「心の底にまだ残る正義の心を大切に」
する人々が「もう一度立て直して見たい、この街をあの町を」と意識するようになりつゝある。いよいよ私の明日を拓くべき発明考案と私に時代が回天しつゝあるの感が深い。
その広く深く壮大に微細に描いたやがて来る新時代は、今日の詐欺的で横領的で無秩序的な一言で言えば泥棒的な時代とは打って変った、報恩忠倫的で自立衿持的で立家上品的な一言で言えば紳士男性的な社会を創り出すに違いない。正しさは常にある程度の強制力を持つ。従って正しさを身に付けた男こそ指導性を持ちうる。徐々に新時代への扉は開き、男の中の男達は真実に忠誠で真理に謙虚であることを競い始めよう。私も今に倍する若さを保ち、その競い合いの場に指導的に常に臨場していたいものである。
【参考】
歌謡曲 永井正哉 作 「正義はまだ残る」
桜満ち 螢舞い 紅葉映える 生き行く途を 与えてくれる 筈の この町が あの町が 時代の波に 洗われて 荒れ荒んでいる 心の底に まだ残る 正義の心を 大切に もう一度 立て直して みたい この町を あの町を 雀鳴き 燕飛び 雁が渡る 明日への夢を 持たせてくれる 筈の この町が あの町が 時代の波に 洗われて 夢を潰している 心の底に まだ残る 正義の心を 大切に もう一度 夢を播いて みたい この町に あの町に 菫咲き 若葉萌え 吹雪荒れる この世の倫を 教えてくれる 筈の この町が あの町が 時代の波に 洗われて 愛を無くしてる 心の底に まだ残る正義の心を 大切に もう一度 愛を植えて みたい この町に あの町に もう一度 夢を播いて みたい この町に あの町に もう一度 愛を植えて みたい この町に あの町に (H8/3/7完成)
【提出日】平成8年12月13日

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 (イ) 等線速度グルーブ・ディスク・レコード(等線速度レコード盤)用プレーヤーのピックアップの適当な位置に必要な方向で放電針(放電接触子)を設ける。
(ロ) その放電接触子の軌跡の上或いは下に、その放電接触子と適当に等間隔な間隔を保ちうるように、そのプレーヤーの蓋の裏やターンテーブルの脇などに、線的(等太性の線や板やコイルなど)電気抵抗体を設ける。
(ハ) そして、放電接触子から放電させ、それを線的電気抵抗体で受電するようにして、その受電位置から出力端までの距離における電気抵抗値で以って、その等線速度レコード盤上のレコード針の位置を電気的に表しうるようにする。
以上の如く構成された、等線速度グルーブ・ディスク・レコード用プレーヤーのモーターの等線速度回転制御機構用のレコード針の位置の測定機構。
【請求項2】 (イ) 等線速度グルーブ・ディスク・レコード(等線速度レコード盤)を適当な電気抵抗性の均質な導電性素材で等厚性に製造する。
(ロ) その等線速度レコード盤用のプレーヤーのピックアップのレコード針に適当な電流が流れうるようにする。
(ハ) そのプレーヤーの上の等線速度レコード盤の中央余白部分で、そのレコード針の軌跡の延長線上の適当な位置に接触するように、そのプレーヤーの蓋の裏などを利用して、電気接触子を設ける。
(ニ) そのレコード針とその電気接触子の間に適当な電流を流し、その間の電気抵抗値で以って、その等線速度レコード盤上のレコード針の位置を電気的に表しうるようにする。
以上の如く構成された、等線速度グルーブ・ディスク・レコード用プレーヤーのモーターの等線速度回転制御機構用のレコード針の位置の測定機構。

【図 1】
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【図 2】
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【登録番号】第3039687号
【登録日】平成9年(1997)5月14日
【発行日】平成9年(1997)7月31日
【考案の名称】等線速度グルーブ・ディスク・レコード用プレーヤーのモーターの等線速度回転制御機構用のレコード針の位置の測定機構
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平8−8876
【出願日】平成8年(1996)7月29日
【出願人】(594052526)