説明

管型白熱ヒータ、加熱装置

【課題】長い有効発光長および取り付けの省スペース化を図ることができる管型白熱ヒータの実現を図る。
【解決手段】耐熱性のガラスで形成されたバルブ11内に挿入したタングステン製の発光部12と、発光部12の両端をそれぞれ溶接した一対の金属箔161,162と、金属箔161,162の他端にアウターリード181,182の一端を溶接し、アウターリード181,182の他端に金属端子板191,192を溶接する。金属箔161,162と金属端子板191,192が位置するバルブ11を封止し、ハロゲンランプ100を形成する。金属端子板191,192の一部は露出部201,202で露出させる。露出部201,202を電力供給用のコネクタに直接接続することができることから、封止部151,152の外側にソケットや口金を設ける必要がなく、スペース的に有利となるとともに有効発光長を長くすることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、被加熱体にトナー像を定着させるために好適な赤外線を発する、例えばハロゲンランプに代表される管型白熱ヒータおよび加熱装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の管型白熱ヒータ封止より外側の電極、あるいは電線により給電させて点灯を行なっていた。また、封止部から伸びる導入線と、電極、あるいは電線との接続は溶接、圧着端子などにて行い、この接続部をソケットや口金などによる絶縁部材によって保護されていた。(例えば、特許文献1)
【特許文献1】特開2006−196258公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記した特許文献1の技術は、
一般の管形白熱ヒータ封止部の外側に口金、ソケットを設けるためにスペース上、有効発光長は必要な寸法よりも短くなってしまうことがほとんどであり、これを配光パターン等で解決していた。
【0004】
という問題があった。
【0005】
この発明の目的は、長い有効発光長および取り付けの省スペース化を図ることができる管型白熱ヒータおよびこのヒータを用いた加熱装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するために、この発明の管型白熱ヒータは、管型バルブ内の長手方向に直列接続された電力供給により発光する発光部および導電性の非発光部を収容するとともに不活性ガスが封装され、前記バルブの両端部に封止部を形成するとともに該封止部を介して直列接続された前記発光部および前記非発光部の両端から導出された導入線から構成される管型白熱ヒータにおいて、前記導入線とともに、一部を前記封止部に封止し、前記導入線に電力を供給する金属端子板を接続したことを特徴する。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、封止部の外側にソケット、口金を設ける必要がなく、スペース的に有利となり、有効発光長を長くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
図1〜図4は、この発明の管型白熱ヒータに関する第1の実施形態について説明するためのもので、図1は構成図、図2は図1の一部を拡大して説明するための構成図、図3は図2の左側から見た側面図、図4は図2の斜視図である。
【0010】
図1において、100は例えば定着用等の管型白熱ヒータとして多用されるハロゲンランプであり、図1(a)は正面図、(b)は側面図をそれぞれ示している。ハロゲンランプ100は、例えば外径がφ8mmで厚みが1mm程度の管状の長尺石英ガラス製のバルブ11内の長手方向に、タングステンを巻回して形成された複数の発光部12と耐熱性で導電性の非発光部13とが電気的に直列接続して収容してある。発光部12は複数のアンカー14を用いてそれぞれバルブ11内の中央部に位置するように支持される。発光部12と非発光部13は、同材料で形成しても構わない。
【0011】
バルブ11内には、それぞれ微量のハロゲン物質例えば臭素Brや塩素Clとの混合物とともに、アルゴンArや窒素Nなどの不活性ガスが常温25℃で0.9×10Pa程度の圧力で封入されている。バルブ11の軸方向両端部は、直径方向に圧潰するピンチシールにより矩形扁平状の一対の封止部151,152を形成し、これら封止部151,152内にはバルブ11と膨張係数が近似した導電性の例えばモリブデン(Mo)で形成された矩形状の金属箔161,162をそれぞれ埋設している。
【0012】
金属箔161,162は、その内端部に、一対のインナーリード171,172を介して複数の発光部12と非発光部13が電気的に直列接続された軸方向両端にそれぞれ接続される一方、各外端部には、給電用の導入線である一対のアウターリード181,182がそれぞれ接続されている。アウターリード181,182は、封止部151,152から気密状態で外部へ延出している。アウターリード181,182には、電力が供給される金属端子板191,192を溶接などの手段により固着される。
【0013】
金属端子板191,192は、金属箔161,162を封止するときにアウターリード181,182とともに一旦バルブ11で封止を行い、その後、金属端子板191,192の表面を露出させて露出部201,202を形成した。金属端子板191,192の裏面はバルブ11に埋設された状態にあり、金属端子板191,192に給電が行われると、複数の発光部12から光熱が放出される。
【0014】
露出部201,202は、封止部151,152の片側の表面をバルブ11のガラスを剥離させるか封止部151,152の露出部201,202に位置するバルブ11に穴あけ加工することにより形成可能である。なお、各図ではアウターリード181,182の一部も露出部201,202に露出させた状態にあるが、封止しても構わない。
【0015】
この実施形態では、金属端子板191,192の裏面側を封止部151,152の一部に埋設させる関係から封止部151,152を若干伸ばすようにはなるものの、電力供給用の端子を金属端子板201,194に直接接続させる構成にすることが可能となる。このことから封止部151,152の外側にソケットや口金を必ずしも設ける必要がなく電力供給が可能なことから、スペース的に有利となったり、有効発光長を長くしたりすることができる。
【0016】
図5、図6は、この発明の管型白熱ヒータに関する第2の実施形態について説明するためのもので、図5は拡大して示した図2に相当する構成の正面図、図6は図5の側面図である。図5、図6では、ハロゲンランプ100の一方の電極を示し説明するとともに、図2と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
【0017】
この実施形態では、金属端子板193を封止部151の端面511から突出させ、さらに図6に示すように金属端子板193を封止部151側に折り曲げ、金属板193の開放端が図中矢印方向に付勢力を持つようにしたものである。
【0018】
この実施形態では、金属端子板193を封止部151側に折り曲げた分のバルブ11の長手方向の寸法を短くすることができ、その分だけハロゲンランプ100の有効発光長を変えることなくハロゲンランプ100の寸法の短縮化を実現することができる。
【0019】
図7、図8は、この発明の管型白熱ヒータに関する第2の実施形態の変形例について説明するための、図7は図5相当の正面図、図8は図6に相当する側面図である。この変形例でもハロゲンランプ100の一方の電極を示している。
【0020】
この変形例は金属端子板193の先端に鋸歯部71を形成したものである。この鋸歯部71は、電力が供給されるコネクタに直接接続する場合に、歯の部分が相手方の電極が喰い込むような格好の抵抗部となり、確実な接続の実現が可能となる。このため封止部151から離れる方向に弾性を有する金属端子板193は、コネクタに接続する場合に、金属端子板193の弾性力と相俟ってコネクタ内の電極との電気的な接続性向上を図ることができる。
【0021】
図9〜図11は、この発明の管型白熱ヒータに関する第3の実施形態について説明するためのもので、図9は構成図、図10は図9の一部を拡大して説明するための構成図、図11は図10の左側から見た側面図である。なお、上記した実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付してここでは異なる部分について説明する。
【0022】
すなわち、インナーリード171,172の他端は、減圧封止により封止された封止部153,154のそれぞれに気密封着により埋設された、例えばモリブデン製の金属箔161,162を介して、封止部153,154の端面より突出して伸びるアウターリード181,182の一端に接続される。
【0023】
アウターリード181,182の他端には金属端子板191,192がそれぞれ接続される。金属端子板191,192は、金属箔161,162を封止するときにアウターリード181,182とともに一旦バルブ11で封止を行い、その後、封止部153,154の金属端子板191,192が位置する部分を加工し、金属端子板191,192の表面を露出させて露出部203,204を形成した。金属端子板191,192の裏面側は封止部153,154に埋設された状態にある。
【0024】
露出部203,204は、封止部153,154の片側の表面をバルブ11のガラスを剥離させるか、封止部153,154の露出部203,204に位置するバルブ11に穴あけ加工することにより形成可能である。また、レーザーを用いて露出部203,204を形成し、金属端子板191,192を露出させることも可能である。なお、各図ではアウターリード181,182の一部も露出部203,204に露出させた状態にあるが、封止しても構わない。
【0025】
減圧による封止部153,154は、封止部以外で一旦ランプを仮封止し、封止部分を含むランプ内部を減圧にした状態で、金属箔161,162を気密封止させるものである。このような封止は、シュリンクシールと言われるもので、封止部分の肉厚が薄いところがないことから、ピンチ封止に比較して格段に強度の強い封止部を得ることができる。
【0026】
この実施形態によれば、減圧による封止手段で封止部153,154を形成するとともに、電力を供給する金属端子板191,192が直接、電力が供給されるコネクタの電極に接続できる。このため、強度の強い封止部153,154にできる上に、さらに金属端子板191,192の裏面側が封止部153,154に埋設されていることから、さらに封止部分の強度を向上させることができる。この場合も、封止部153,154の外側にソケット、口金を設ける必要がなく、スペース的に有利となり、有効発光長を従来の管形白熱ヒータに比べ長くすることができる。
【0027】
図12〜図16は、この発明の管型白熱ヒータに関する第4の実施形態について説明するためのもので、図12は構成図、図13は図12の一部を拡大して説明するための正面図、図14は図13の側面図、図15は図12の右側の一部を拡大して示した斜視図、16は、図15の側面図である。なお、上記した管型白熱ヒータに関する第3の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付してここでは異なる部分について説明する。
【0028】
この実施形態は、減圧封止された封止部153,154に封止された一端がインナーリード171,172に接続された金属箔161,162の他端にアウターリード181,182の一端がそれぞれ接続される。さらに、アウターリード181,182の他端には、金属端子板195,196が接続され、この金属端子板195,196も封止部153,154に封止される。
【0029】
金属端子板195の両端からは、封止部153の周面から長手方向に直交する方向に一体的に接続端121,122をそれぞれ延出させる。金属端子板196の両端からは、封止部154の周面から長手方向に直交する方向に一体的に接続端123,124をそれぞれ延出させる。
【0030】
金属端子板196の接続端123,124は、それぞれ図15、図16に示すように、封止部153の周面に沿う格好で曲げ、それぞれ矢印aa,ab方向に付勢力を持たせている。図示しないが、金属端子板195の接続端121,122についても同様とする。矢印aa,ab方向の付勢力を利用してコネクタの接点との電気的接続を行うことが可能となる。
【0031】
接続端121〜124には、図7、図8で説明したように、被接触部との接続を確実にするために、鋸歯部等の抵抗部を形成することも可能である。
【0032】
この実施形態では、減圧による封止部153,154を用いて、強度の強い封止部153,154にできる上に、さらに接続端121〜124で封止部153,154を囲む格好をしていることから更に強度を向上させることができる。さらに、この場合でも、封止部153,154の外側にソケット、口金を設ける必要がなく、スペース的に有利となり、有効発光長を従来の管形白熱ヒータに比べ長くすることができる。
【0033】
図18、図19は、この発明の管型白熱ヒータとコネクタとの接続例について説明するためのもので、図18は図1〜図4説明したハロゲンランプ100を接続する場合の斜視図、図19はコネクタの斜視図である。
【0034】
すなわち、31は取付孔32を有し、耐熱性の例えばセラミック製のコネクタである。取付孔32の内部には弾性を有する接続接点33が固定されている。接続接点33はコネクタ31内で電極が供給される電力線34と電気的に接続される。
【0035】
ハロゲンランプ100の封止部152を取付孔32に挿入しようとすると、金属端子板191と対向位置にある接続接点33に当接する。接続接点33の弾性に抗してハロゲンランプ100をさらに挿入すると金属端子板191は接続接点33に電気的に接続が行われるとともに、接続接点33の弾性作用により取付孔32内に保持される。
【0036】
このようにして、ハロゲンランプ100はコネクタ31の取付孔32に挿入する簡単な作業により電気的、機械的な接続が可能となる。
【0037】
図20、図21は、この発明の管型白熱ヒータとコネクタとの他の接続例について説明するためのもので、図20は図5、図6説明したハロゲンランプ100を接続する場合の斜視図、図21はコネクタの斜視図である。図18、図19と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
【0038】
この接続例は、図19、図20で説明したコネクタ31の取付孔32内に取り付けられた弾性を有する接続接点33に替えて電力線34と電気的に接続された接続端子35を固定したものである。
【0039】
ハロゲンランプ100の封止部152を取付孔32に挿入しようとすると、封止部152から外部に突出させて折り返した開放端の部分が弾性を有する金属端子板194と対向位置にある接続端子35に当接する。金属端子板194の弾性に抗してハロゲンランプ100をさらに挿入すると金属端子板191は接続端子35に電気的に接続が行われるとともに、接続端氏35の弾性作用により取付孔32内に保持される。
【0040】
このようにして、ハロゲンランプ100はコネクタ31の取付孔32に挿入する簡単な作業により電気的、機械的な接続が可能となる。
【0041】
上記したこの発明の管型白熱ヒータに関する第1〜第4の実施形態では、金属端子板191と金属箔161との接続を、アウターリード171を介して接続するとしたが、図17に示すように金属端子板191とアウターリード171を一体的に形成することも可能である。図17では金属端子板は191としたが、他の実施形態の金属端子板193,195でも同様である。
【0042】
図22、図23は、上記で説明したハロゲンランプ100を使用したこの発明の加熱装置の一実施形態について説明するための、図22は概略的な構成図、図23は図22のx−x’断面図である。
【0043】
図22、図23において、200は加熱装置である。51はアルミニウムや鉄等の金属からなる円筒状の加熱ローラであり、加熱ローラ51の外周面には例えばテフロン(登録商標)による被覆材52が被覆されている。加熱ローラ51の内部には発熱源であるハロゲンランプ100が図示しない支持部材で配置されている。
【0044】
53は、加熱ローラ51と圧接して下方に対向配置されたアルミニウムや鉄等の金属からなる円筒状の加圧ローラである。加圧ローラ53の外周面には例えばシリコンゴムによる弾性体層54が被覆されている。この弾性体層54の表面には、通過する紙が離れやすくなるように表面を平滑にする樹脂コーティングを形成してもよい。
【0045】
加熱ローラ51と加圧ローラ53は、支持手段551,552で回転自在に支持されている。また、加熱ローラ51と加圧ローラ53の同方向の一端にはそれぞれ図示しない回転ギアが取り付けられ、これら回転ギアとモータの回転軸に取り付けた回転ギアを噛み合わせ、モータを回転させることで、加熱ローラ51と加圧ローラ53を図23の矢印A,B方向にそれぞれ回転させることができる。
【0046】
加熱ローラ51のハロゲンランプ100が通電されると、加熱ローラ51が発熱してヒートアップ(昇温)する。そこで図23の矢印A,B方向に加熱ローラ51と加圧ローラ53を回転させ、図示しない転写ドラムなどからトナーTが所定分布状態に転写された複写紙Pが、ヒートアップされた加熱ローラ51と加圧ローラ53間に送り込ませることで、複写紙Pおよび前の工程で塗布されたトナーT1が上下から加熱され、加熱されたトナーT2が溶融後複写紙P上に定着し、所定の文字や図柄などとして描かれる。
【0047】
上記した加熱装置では、加圧ローラ53も加熱ローラ51と同様に加熱ローラにしても構わない。
【0048】
この実施形態では、ハロゲンランプ100の封止部151,152の外側にソケットや口金を必ずしも設ける必要がなく電力供給が可能なことから、有効発光長を長くしつつ省スペース化に寄与する。
【0049】
なお、加熱装置の用途としては、複写機等の画像形成装置の定着用に用いたが、これに限らず、家庭用の電気製品、業務用や実験用の精密機器や化学反応用の機器等に装着して加熱や保温の熱源としても使用し同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】この発明の管型白熱ヒータに関する第1の実施形態について説明するためのもの構成図。
【図2】図1の一部を拡大して説明するための構成図。
【図3】図2の左側から見た側面図。
【図4】図2の斜視図。
【図5】この発明の管型白熱ヒータに関する第2の実施形態について説明するためのもの図2に相当する拡大して示した構成の正面図。
【図6】図5の側面図。
【図7】この発明の管型白熱ヒータに関する第2の実施形態の変形例について説明するための図5相当の正面図。
【図8】図6に相当する側面図。
【図9】この発明の管型白熱ヒータに関する第3の実施形態について説明するためのもの構成図。
【図10】図9の一部を拡大して説明するための構成図。
【図11】図10の左側から見た側面図。
【図12】この発明の管型白熱ヒータに関する第4の実施形態について説明するための構成図。
【図13】図12の一部を拡大して説明するための正面図。
【図14】図13の側面図。
【図15】図12の右側の一部を拡大して示した斜視図。
【図16】図15の側面図。
【図17】この発明の管型白熱ヒータに関する第1〜4の実施形態の変形例について説明するための要部の正面図。
【図18】この発明の管型白熱ヒータとコネクタとの接続例について説明するための、図1〜図4説明したハロゲンランプを接続する場合の斜視図。
【図19】図18要部の斜視図。
【図20】この発明の管型白熱ヒータとコネクタとの他の接続例について説明するための、図5、図6説明したハロゲンランプ100を接続する場合の斜視図。
【図21】図20要部の斜視図。
【図22】この発明の管型白熱ヒータを使用したこの発明の加熱装置の一実施形態について説明するための概略的な構成図。
【図23】図22のx−x’断面図。
【符号の説明】
【0051】
100 ハロゲンランプ
11 バルブ
12 発光部
13 非発光部
14 アンカー
151〜154 封止部
161,162 金属箔
171,172 インナーリード
181,182 アウターリード
191〜196 金属端子板
201〜204 露出部
121〜124 接続端
31 コネクタ
33 接続接点
35 接続端子
200 加熱装置
51 加熱ローラ
53 加圧ローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管型バルブ内の長手方向に直列接続された電力供給により発光する発光部および導電性の非発光部を収容するとともに不活性ガスが封装され、前記バルブの両端部に封止部を形成するとともに該封止部を介して直列接続された前記発光部および前記非発光部の両端から導出された導入線から構成される管型白熱ヒータにおいて、
前記導入線とともに、一部を前記封止部に封止し、前記導入線に電力を供給する金属端子板を接続したことを特徴する管型白熱ヒータ。
【請求項2】
前記金属端子板は、前記封止部に形成された露出部から該金属端子板の一部を露出させたことを特徴とする請求項1記載の管型白熱ヒータ。
【請求項3】
前記封止部は、ピンチシールまたはシュリンクシールによる封止であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の管型白熱ヒータ。
【請求項4】
前記金属端子板は、前記封止部に一部分を封止し、他部分を前記封止部外に露出させたことを特徴とする請求項1または3記載の管型白熱ヒータ。
【請求項5】
前記封止部外に露出された前記金属板端子板の被接触部に抵抗部を形成したことを特徴とする請求項4記載の管型白熱ヒータ。
【請求項6】
前記金属端子板と前記金属箔を電気的に接続する前記導入線は、前記金属端子板と一体的に形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の管型白熱ヒータ。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の管型白熱ヒータと、
前記管型白熱ヒータの発熱により加熱される内部に、該管型白熱ヒータを配置した円筒状の加熱ローラとを具備することを特徴とする加熱装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2008−235200(P2008−235200A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−76960(P2007−76960)
【出願日】平成19年3月23日(2007.3.23)
【出願人】(000111672)ハリソン東芝ライティング株式会社 (995)
【Fターム(参考)】