説明

管理サーバ及び遊技状況管理システム

【課題】種々の『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用することができ、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる管理サーバ、および管理サーバとCRユニットからなる遊技状況管理システムを提供する。
【解決手段】複数のパチンコ遊技機4の各々に対応して設けられ、遊技者への玉貸処理を行うCRユニット2との通信を通じて、各パチンコ遊技機4の遊技状況に伴って発生した玉貸処理を含むイベントを記憶する管理サーバ1は、イベントの種別と、複数のCRユニット2から該イベントが発生した1のCRユニット2を特定するユニット番号と、該1のCRユニットで使用された会員カードを特定するカード番号とを、該イベントの発生時刻と共に累積的に記憶したデータを作成するデータ作成手段15を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のパチンコ遊技機の各々に対応して設けられたCRユニットとの通信を通じて、各パチンコ遊技機の遊技状況に伴って発生したイベントを記憶する管理サーバ、および管理サーバとCRユニットからなる遊技状況管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、パチンコ遊技機における大当り判定は、大当り判定を行う特別図柄抽選の契機が成立(始動入賞が発生)したときに取得される数値を用いて以下のように行われる。
【0003】
すなわち、大当り判定は、取得した数値と、下表1のように取得数値毎に「当り」、「ハズレ」が対応付けられた大当り判定用テーブルと、を用いて行われる。例えば、所得した数値が「700」であれば、大当り判定テーブルとの対比にて、大当り判定結果は「ハズレ」となり、所得した数値が「7」であれば、大当り判定テーブルとの対比にて、大当り判定結果は「当り」となる。
【0004】
【表1】

【0005】
ここで、かかる大当り判定は、始動条件が成立する度に独立試行方式で行われるものであるので、短時間で頻繁に大当りが発生することもあれば、長時間に亘って遊技を行っても大当りが全く発生しないこともある。
【0006】
このように、長期間継続的に遊技者に不利益な状態が生じていることを、所謂『はまり』として、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する発明が種々提案されている(下記特許文献1〜4参照)。
【0007】
例えば、下記特許文献1では、遊技者へのコインやパチンコ玉の貸出を累積的に記憶し、その累積貸出量が、所定値に達した場合を、『はまり』発生としている。
【0008】
また、下記特許文献2では、遊技者へのコインやパチンコ玉の貸出を累積的に記憶し、その累積貸出量が、所定値に達した場合を、『はまり』発生としている。
【0009】
下記特許文献3では、大当りが終了した後から、大当りが発生するまでに行われる図柄変動の時間を累積的に記憶し、累積時間が所定値に達した場合を、『はまり』発生としている。
【0010】
下記特許文献4では、個々の遊技者による遊技使用金額を把握し、「一人の遊技者が遊技使用金額以上遊技に使用した場合を、『はまり』発生としている。
【特許文献1】特開2007−319699号公報
【特許文献2】特開2004−65940号公報
【特許文献3】特開2002−45529号公報
【特許文献4】特開2006−296988号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記各文献に記載されているように、『はまり』発生要件は種々のものが採用可能であり、遊技者に何らかの利益を付与するためには、これに合わせた『はまり』発生要件の設定と、該発生要件を充足しているか否かの判定方法の開発を行わなければならない。
【0012】
すなわち、パチンコ遊技機の開発者は、遊技者に何らかの利益を付与するという技術開発と、はまり発生を判定する判定方法とを共に開発しなければならず、遊技機の開発に時間や労力等の多大なコストがかかる。
【0013】
そこで、本発明は、種々の『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用することができ、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる管理サーバ、および管理サーバとCRユニットからなる遊技状況管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
第1発明は、複数のパチンコ遊技機の各々に対応して設けられ、遊技者への玉貸処理を夫々異なる識別番号が付された1の記憶媒体を介して行うCRユニットとの通信を通じて、各パチンコ遊技機の遊技状況に伴って発生した玉貸処理を含むイベントを記憶する管理サーバであって、
前記イベントの種別と、複数のCRユニットから該イベントが発生した1のCRユニットを特定するユニット番号と、該1のCRユニットで使用された前記記録媒体を特定する識別番号とを、該イベントの発生時刻と共に累積的に記憶したデータを作成するデータ作成手段を備えることを特徴とする。
【0015】
第1発明の管理サーバによれば、各パチンコ遊技機に発生した玉貸処理を含むイベントを、これに関連するCRユニットのユニット番号および記録媒体の識別番号と共に、時系列順に記憶されたデータが作成される。かかるデータは、種々の『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用することができるデータが時系列順に記憶されていることから、これらのデータの全部または一部を用いることで、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0016】
第2発明の管理サーバは、第1発明の管理サーバにおいて、前記データ作成手段は、前記記録媒体が前記1のCRユニットに挿入されている場合に発生したイベントについて、その種別と、該イベントの発生時刻と、該1の記録媒体が使用されたCRユニットを特定するユニット番号とを、前記記録媒体の識別番号毎に累積的記憶した第1データを作成することを特徴とする。
【0017】
第2発明の管理サーバによれば、各パチンコ遊技機に発生した玉貸処理を含むイベントを、これに関連する記録媒体の識別番号毎に時系列順に記憶された第1データが作成される。また、第1データは、記録媒体がCRユニットに挿入されている場合に記憶されるため、パチンコ遊技機に発生したイベントとその時に使用された記録媒体とを確実に対応付けることができる。このようにして、記録媒体毎に作成された第1データは、記録媒体毎(遊技者毎)の『はまり』の発生要件およびその判定方法に直接適用することができ、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0018】
第3発明の管理サーバは、第1または第2発明の管理サーバにおいて、前記データ作成手段は、前記記録媒体が前記1のCRユニットに挿入されているか否かに関わらず、発生したイベントについて、その種別と、該イベントの発生時刻と、該1のCRユニットに前記記録媒体が挿入されている場合に発生したイベントであれば、前記事項に加えて、該1のCRユニットで使用された前記記録媒体を特定する識別番号とを、前記CRユニットのユニット番号毎に累積的に記憶した第2データを作成することを特徴とする。
【0019】
第3発明の管理サーバによれば、各パチンコ遊技機に発生した玉貸処理を含むイベントを、これに関連するCRユニットのユニット毎に時系列順に記憶された第2データが作成される。また、第2データは、記録媒体がCRユニットに挿入されている場合には、その記録媒体の識別番号が記憶されるため、CRユニット毎に、パチンコ遊技機に発生したイベントと、その時に使用されていたことが確実な記録媒体とを対応付けることができる。このようにして、CRユニット毎に作成された第2データは、CRユニット毎の『はまり』の発生要件およびその判定方法に直接適用することができ、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0020】
第4発明の管理サーバは、第3発明の管理サーバにおいて、現時点において前記1のCRユニットで使用されている1の記録媒体を特定し、前記第2データを用いて、現時点から過去に、該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用された時刻まで遡り、該時刻の直後で該1の記録媒体が使用された時刻をデータ先頭時刻として特定する先頭時刻特定手段と、
前記第2データから、前記先頭時刻特定手段により特定された前記データ先頭時刻から現時点までのデータを第3データとして抽出するデータ抽出手段とを
備えることを特徴とする。
【0021】
前記第2発明において作成された第1データは、記録媒体がCRユニットに挿入されている場合に限られるため、各記録媒体(各遊技者)に関連するすべてのイベントを第1データとして記憶することはできない。これは、前記第3発明において作成された第2データについても同様である。そこで、第4発明の管理サーバでは、CRユニット毎にイベントが記憶された第2データにおいて、現在使用されている記録媒体と特定し、過去に遡ることにより、他の記録媒体が使用された直後の時刻をデータ先頭時刻として、現在からデータ先頭時刻までの一連一体のデータを第3データとして抽出する。かかる第3データによれば、記録媒体がCRユニットに挿入されていなかった場合でも、記録媒体毎に作成された第1データや、CRユニット毎に作成された第2データを補完することができる。そのため、『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用した際に、その判定精度を実態に即したものに向上させることができ、ひいては『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0022】
第5発明の管理サーバは、第4発明の管理サーバにおいて、現時点において前記1のCRユニットで使用されている1の記録媒体を特定し、前記第2データを用いて、現時点から過去に遡って、該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用されたか否かを判定する有無判定手段を備え、前記先頭時刻特定手段は、前記有無判定手段により該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用されていないと判定された場合に、前記第2データにおける該1の記録媒体が挿入されている際に発生した最先のイベントのイベント発生時刻を前記データ先頭時刻とすることを特徴とする。
【0023】
第5発明の管理サーバによれば、1のCRユニットで現在使用されている記録媒体以外に他の記録媒体が使用されていない場合に、該CRユニットに関連する第2データにおいて最先のイベント発生時刻をデータ先頭時刻とする。これにより、例えば、パチンコホールの開店直後など、他の記録媒体の使用がなされていない場合にも、1の記録媒体に関する一連一体のデータを第3データとして抽出することができる。
【0024】
第6発明の管理サーバは、第3〜第5発明の管理サーバにおいて、前記第2データの対象となる前記イベントには、前記パチンコ遊技機の扉開放時刻および扉閉鎖時刻が含まれることを特徴とする。
【0025】
第6発明の管理サーバによれば、CRユニットに関連する第2データとしてパチンコ遊技機の扉開放時刻および扉閉鎖時刻が記憶される。これにより、パチンコの遊技状況を正確に把握することができ、例えば、扉開放に関連する不正行為等が、『はまり』の発生要件およびその判定方法に影響を与えることを回避して、その判定精度を向上させることができ、ひいては『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0026】
第7発明の管理サーバは、第1〜第6のいずれかの管理サーバにおいて、前記イベントは、前記パチンコ遊技機における大当りの発生と、始動入賞の発生と、1回の図柄変動完了と、所定個数の賞球の発生と、所定個数のアウト球の発生との一部または全部であることを特徴とする。
【0027】
第7発明の管理サーバによれば、記憶されるべきイベントを、前記パチンコ遊技機における大当りの発生と、始動入賞の発生と、1回の図柄変動の完了と、所定個数の賞球の発生と、所定個数のアウト球の発生との一部または全部とすることで、種々の『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用することができるデータを得ることができ、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0028】
第8発明は、複数のパチンコ遊技機の各々に対応して設けられて遊技者への玉貸処理を夫々異なる識別番号が付された1の記憶媒体を介して行うと共に、前記玉貸処理を含む前記パチンコ遊技機の遊技状況に関する情報を出力するCRユニットと、該CRユニットから出力された情報を管理する管理サーバとを備える遊技状況管理システムであって、
前記パチンコ遊技機の遊技状況に伴って発生したイベントの種別を特定するイベント特定手段と、
前記CRユニットに付与されたユニット番号から、前記イベントが発生したCRユニットを特定するユニット特定手段と、
前記CRユニットで使用される前記記録媒体に付与された識別番号から前記記録媒体を特定する記録媒体特定手段と、
少なくとも前記パチンコ遊技機が設置されたパチンコホールの開店時から閉店時までの時間管理を行い、前記イベントの発生時刻を特定する時間管理手段と、
前記イベント特定手段により特定されたイベントの種別を、前記ユニット特定手段により特定されたCRユニットのユニット番号と、前記記録媒体特定手段により特定された記録媒体の識別番号と、前記時間管理手段により特定された該イベントの発生時刻と共に累積的に記憶したデータを作成するデータ作成手段と
を備えることを特徴とする。
【0029】
第8発明の遊技状況管理システムによれば、前記各手段により、各パチンコ遊技機に発生した玉貸処理を含むイベントを、これに関連するCRユニットのユニット番号および会員識別番号と共に、時系列順に記憶されたデータが作成される。かかるデータは、種々の『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用することができるデータが時系列順に記憶されていることから、これらのデータの全部または一部を用いることで、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0030】
第9発明の遊技状況管理システムは、第8発明の遊技状況管理システムにおいて、前記CRユニットが、前記イベント特定手段と、記録媒体特定手段とを備え、
前記管理サーバが、前記ユニット特定手段と、前記時間管理手段と、前記データ作成手段とを備えることを特徴とする。
【0031】
第9発明の遊技状況管理システムによれば、CRユニットにより特定されたイベントの種別および識別番号を、管理サーバに、該管理サーバで特定されたユニット番号やイベント発生時刻と共に記憶される。これにより、簡易な構成で『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用することができるデータを作成することができる。
【0032】
さらに、第10発明の遊技状況管理システムは、第8または第9発明の遊技状況管理システムにおいて、前記データ作成手段は、前記記録媒体が前記1のCRユニットに挿入されている場合に発生したイベントについて、その種別と、該イベントの発生時刻と、該1の記録媒体が使用されたCRユニットを特定するユニット番号とを、前記記録媒体の識別番号毎に累積的記憶した第1データを作成することを特徴とする。
【0033】
第10発明の遊技状況管理システムによれば、各パチンコ遊技機に発生した玉貸処理を含むイベントを、これに関連する記録媒体の識別番号毎に時系列順に記憶された第1データが作成される。また、第1データは、記録媒体がCRユニットに挿入されている場合に記憶されるため、パチンコ遊技機に発生したイベントとその時に使用された記録媒体とを確実に対応付けることができる。このようにして、記録媒体毎に作成された第1データは、記録媒体毎(遊技者毎)の『はまり』の発生要件およびその判定方法に直接適用することができ、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0034】
第11発明の遊技状況管理システムは、第8〜第10のいずれかの遊技状況管理システムにおいて、前記データ作成手段は、前記記録媒体が前記1のCRユニットに挿入されているか否かに関わらず、発生したイベントについて、その種別と、該イベントの発生時刻と、該1のCRユニットに前記記録媒体が挿入されている場合に発生したイベントであれば、前記事項に加えて、該1のCRユニットで使用された前記記録媒体を特定する識別番号とを、前記CRユニットのユニット番号毎に累積的に記憶した第2データを作成することを特徴とする。
【0035】
第11発明の遊技状況管理システムによれば、各パチンコ遊技機に発生した玉貸処理を含むイベントを、これに関連するCRユニットのユニット毎に時系列順に記憶された第2データが作成される。また、第2データは、記録媒体がCRユニットに挿入されている場合には、その記録媒体の識別番号が記憶されるため、CRユニット毎に、パチンコ遊技機に発生したイベントと、その時に使用されていたことが確実な記録媒体とを対応付けることができる。このようにして、CRユニット毎に作成された第2データは、CRユニット毎の『はまり』の発生要件およびその判定方法に直接適用することができ、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0036】
第12発明の遊技状況管理システムは、第11発明の遊技状況管理システムにおいて、現時点において前記1のCRユニットで使用されている1の記録媒体を特定し、前記第2データを用いて、現時点から過去に、該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用された時刻まで遡り、該時刻の直後で該1の記録媒体が使用された時刻をデータ先頭時刻として特定する先頭時刻特定手段と、前記第2データから、前記先頭時刻特定手段により特定された前記データ先頭時刻から現時点までのデータを第3データとして抽出するデータ抽出手段とを備えることを特徴とする。
【0037】
前記第10発明において作成された第1データは、記録媒体がCRユニットに挿入されている場合に限られるため、各記録媒体(各遊技者)に関連するすべてのイベントを第1データとして記憶することはできない。これは、前記第3発明において作成された第2データについても同様である。そこで、第12発明の遊技状況管理システムでは、CRユニット毎にイベントが記憶された第2データにおいて、現在使用されている記録媒体と特定し、過去に遡ることにより、他の記録媒体が使用された直後の時刻をデータ先頭時刻として、現在からデータ先頭時刻までの一連一体のデータを第3データとして抽出する。かかる第3データによれば、記録媒体がCRユニットに挿入されていなかった場合でも、記録媒体毎に作成された第1データや、CRユニット毎に作成された第2データを補完することができる。そのため、『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用した際に、その判定精度を実態に即したものに向上させることができ、ひいては『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0038】
第13発明の遊技状況管理システムは、第12発明の遊技状況管理システムにおいて、現時点において前記1のCRユニットで使用されている1の記録媒体を特定し、前記第2データを用いて、現時点から過去に遡って、該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用されたか否かを判定する有無判定手段を備え、前記先頭時刻特定手段は、前記有無判定手段により該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用されていないと判定された場合に、前記第2データにおける該1の記録媒体が挿入されている際に発生した最先のイベントのイベント発生時刻を前記データ先頭時刻とすることを特徴とする。
【0039】
第13発明の遊技状況管理システムによれば、1のCRユニットで現在使用されている記録媒体以外に他の記録媒体が使用されていない場合に、該CRユニットに関連する第2データにおいて最先のイベント発生時刻をデータ先頭時刻とする。これにより、例えば、パチンコホールの開店直後など、他の記録媒体の使用がなされていない場合にも、1の記録媒体に関する一連一体のデータを第3データとして抽出することができる。
【0040】
第14発明の遊技状況管理システムは、第11〜第13発明の遊技状況管理システムにおいて、前記第2データの対象となる前記イベントには、前記パチンコ遊技機の扉開放時刻および扉閉鎖時刻が含まれることを特徴とする。
【0041】
第14発明の遊技状況管理システムによれば、CRユニットに関連する第2データとしてパチンコ遊技機の扉開放時刻および扉閉鎖時刻が記憶される。これにより、パチンコの遊技状況を正確に把握することができ、例えば、扉開放に関連する不正行為等が、『はまり』の発生要件およびその判定方法に影響を与えることを回避して、その判定精度を向上させることができ、ひいては『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0042】
第15発明の遊技状況管理システムは、第8〜第14のいずれかの遊技状況管理システムにおいて、前記イベントは、前記パチンコ遊技機における大当りの発生と、始動入賞の発生と、1回の図柄変動完了と、所定個数の賞球の発生と、所定個数のアウト球の発生との一部または全部であることを特徴とする。
【0043】
第15発明の遊技状況管理システムによれば、記憶されるべきイベントを、前記パチンコ遊技機における大当りの発生と、始動入賞の発生と、1回の図柄変動の完了と、所定個数の賞球の発生と、所定個数のアウト球の発生との一部または全部とすることで、種々の『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用することができるデータを得ることができ、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0044】
以下、本発明の好適な実施形態として、CRユニットと管理サーバとを備える遊技状況管理システムについて説明する。
[遊技状況管理システムの全体構成]
図1は、本発明の一実施形態の遊技状況管理システムの全体構成図である。この遊技状況把握システムは、管理サーバ1と、管理サーバ1に接続された複数のCRユニット2と、
管理サーバ1に接続された精算機3とを備える。各CRユニット2は、パチンコ遊技機4に接続されており、各パチンコ遊技機4の遊技状況に伴って発生した玉貸処理を含むイベント情報がCRユニット2を介して管理サーバ1に記憶される。
【0045】
ここで、CRユニット2は、玉貸の代金が前払いされたプリペイドカードとして機能する記録媒体を介して、遊技者が玉貸を要求した金額分のパチンコ玉を貸し出す処理(玉貸処理)を行うユニットとなっている。
【0046】
管理サーバ1は、第1データベース11と、第2データベース12と、ユニット特定手段13と、サーバタイマ14と、データ作成手段15と、先頭時刻特定手段16と、有無判定手段17と、データ抽出手段18と、救済判定手段19とを備える。
【0047】
第1データベース11は、CRユニット2から送信されたイベント情報を、CRユニット2で使用された会員カードを特定するカード番号毎に時系列順に蓄積した第1データを記憶する。
【0048】
ここで、前述の会員カードは、会員カードの作成を申請した者に対して、申請者と会員カードの受給者が同一であると認められた際に発行されるものであり、各会員カードは、
夫々異なる識別番号(本実施形態では、カード番号)が電気的に記憶された記録媒体となっている。また、記録媒体である前記会員カードは、前述のプリペイドカードとして機能するようになっている。なお、本実施形態では、カード(Card)形態の記録媒体を採用しているが、本発明は、これに限定されることものではなく、硬貨形態や他の形態の記録媒体が採用可能となっている。
【0049】
第2データベース12は、CRユニット2から送信されたイベント情報を、CRユニット2を特定するユニット番号毎に時系列順に蓄積した第2データを記憶する。
【0050】
ユニット特定手段13は、CRユニット2に付与されたユニット番号から、イベントが発生したCRユニット2を特定する。
【0051】
サーバタイマ14は、少なくともパチンコ遊技機4が設置されたパチンコホールの開店時から閉店までの時間管理を行う内部クロックを備えて、CRユニット2等から送信されたイベント情報の時間管理を行う。なお、サーバタイマ14が、本発明の時間管理手段に相当する。
【0052】
データ作成手段15は、CRユニット2から送信されたイベント情報を基に、第1データベース11に記憶する第1データおよび、第2データベース12に記憶する第2データを作成する。
【0053】
先頭時刻特定手段16は、第1データに対して、現時点においてその会員カードが使用されているCRユニットを特定し、現時点から過去に、他のCRユニットで使用された時刻まで遡り、該時刻の直後で当該CRユニットで使用された時刻を第1データのデータ先頭時刻として特定する。すなわち、第1データベース11に記憶されている第1データから、1のCRユニットで連続的に発生したイベントの先頭時刻を第1データのデータ先頭時刻として特定する。
【0054】
また、先頭時刻特定手段16は、第2データに対して、現時点において1のCRユニットで使用されている1の会員カードを特定し、現時点から過去に、他の会員カードが使用された時刻まで遡り、該時刻の直後で当該1の会員カードが使用された時刻を第2データのデータ先頭時刻として特定する。すなわち、第2データベース12に記憶されている第2データから、1の会員カードで連続的に発生したとみなすことができるイベントの先頭時刻を第2データのデータ先頭時刻として特定する。
【0055】
有無判定手段17は、先頭時刻特定手段16と協働して、第1データに対して、現時点においてその会員カードが使用されているCRユニットを特定し、現時点から過去に、他のCRユニットで使用されたか否かを判定する。
【0056】
また、有無判定手段17は、先頭時刻特定手段16と協働して、第2データに対して、現時点において1のCRユニットで使用されている1の会員カードを特定し、現時点から過去に遡って、該1の会員カード以外の他の会員カードが使用されたか否かを判定する。
【0057】
データ抽出手段18は、先頭時刻特定手段により特定されたデータ先頭時刻から現時点までのデータをそれぞれ抽出する。具体的には、第1データにおいてデータ先頭時刻から現時点までの一連一体のデータをデータXとして抽出する共に、第2データにおいてデータ先頭時刻から現時点までの一連一体のデータをデータY(本発明の第3データに相当する)として抽出する。
【0058】
救済判定手段19は、データ作成手段により作成された第1データ、第2データ、データ抽出手段より抽出されたデータXおよびデータYの一部または全部を用いて、予め設定された救済条件を充足しているか否かを判定する。
【0059】
なお、上述した管理サーバ1を構成する各手段11〜19は、CPU,ROM、RAM等のハードウェアにより構成されているが、これらの各手段は共通のハードウェアによって構成されていてもよく、これらの各手段の一部又は全部が、異なるハードウェアによって構成されていてもよい。
【0060】
CRユニット2は、紙幣投入口20a、玉貸ボタン20b、カード挿入口20c、前払いした玉貸し代金の残額が表示される表示部20dを有して、一般的なCRユニットが備える玉貸し機能を備えると共に、イベント特定手段21と、カード特定手段22と、時間管理を行うユニットタイマ23と、救済ボタン24と、承認LED25と、非承認LED26とを備える。なお、CRユニット2はパチンコ遊技機4と接続されるものであり、前述の玉貸ボタン20b及び表示部20dをパチンコ遊技機4に設けた構成となっているものでもよい。
【0061】
イベント特定手段21は、パチンコ遊技機の遊技状況に伴って発生したイベントの種別を特定する。
【0062】
カード特定手段22(本発明の記録媒体特定手段に相当する)は、CRユニット2で使用される会員カードに付与されたカード番号から会員カードを特定する。
【0063】
ユニットタイマ23は、少なくともパチンコ遊技機4が設置されたパチンコホールの開店時から閉店までの時間管理を行う内部クロックを備えて、CRユニットで認識されたイベントの発生時刻を特定する。なお、ユニットタイマ23も、本発明の時間管理手段に相当する。
【0064】
救済ボタン24は、CRユニット2の前面に設けられたボタンであって、遊技者によって操作されると、図示しないスイッチ回路を介して、該遊技者がボタン押下時に前記救済条件を充足するか否か、つまり、『はまり』に遭遇しているか否かの判定を開始するトリガを管理サーバ1へ送信する。
【0065】
承認LED25は、救済判定手段19の判定の結果、前記救済条件を充足する場合に、図示しない駆動回路を介して点灯するLEDであり、非承認LED26は、救済条件を充足しない場合に、図示しない駆動回路を介して点灯するLEDである。
【0066】
なお、上述したCRユニット2を構成する各手段21〜23は、CPU,ROM、RAM等のハードウェアにより構成されているが、これらの各手段は共通のハードウェアによって構成されていてもよく、これらの各手段の一部又は全部が、異なるハードウェアによって構成されていてもよい。
【0067】
精算機3は、液晶表示部30、カード挿入口31、精算ボタン32、紙幣払い出し部33aおよび硬貨払い出し部33bを有し、受け付けた会員カードのカード番号を管理サーバ1に照会することにより、該会員カードにチャージがある場合、つまり前払いした玉貸し代金の残額がある場合には、これを払い戻す処理を行う。
【0068】
次に、図2〜図20を参照して、実施形態の遊技状況管理システムの具体的な動作について説明する。
[CRユニット処理](図2〜図15)
まず、図2を参照して、各CRユニット2において実行される処理の全体的な流れについて説明する。
【0069】
CRユニット2は、CRユニットメイン処理(ST1)、入金処理(ST2)、扉開放情報取得処理(ST3)、カード返却情報取得処理(ST4)、大当たり情報取得処理(ST5)、玉貸完了情報取得処理(ST6)、図柄確定情報取得処理(ST7)、始動入賞情報取得処理(ST8)、賞球情報取得処理(ST9)、アウト玉情報取得処理(ST10)、機種特定処理(ST11)、はまり救済ボタン処理(ST12)および、管理サーバ1から送信された指示信号に基づいて、承認LED25および非承認LED26を点灯させるLED点灯処理(ST13)からなる一連の処理を一定の処理周期で繰り返し実行する。
【0070】
なお、CRユニットメイン処理については、図3および図4を参照し、入金処理については、図5を参照し、扉開放情報取得処理については、図6を参照し、カード返却情報取得処理については、図7を参照し、大当たり情報取得処理についは、図8を参照し、玉貸完了情報取得処理については、図9を参照し、図柄確定情報取得処理については、図10を参照し、始動入賞情報取得処理については、図11を参照し、賞球情報取得処理については、図12を参照し、アウト玉情報取得処理については、図13を参照し、機種特定処理については、図14を参照し、はまり救済ボタン処理については、図15を参照して、それぞれ後で詳細に説明する。
【0071】
まず、図3および図4を参照して、CRユニットメイン処理(ST1)について説明する。
【0072】
図3に示すように、CRユニット2は、書換未完了フラグがセットされているか否かをチェックし(ST101)、“YES”であれば、書換完了情報を受信したかチェックし(ST102)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、書換未完了フラグをリセットすると共に、照会未完了フラグをセットする(ST103)。
【0073】
一方、ST101で、“NO”であれば、会員カードがカード挿入口20cに挿入されて挿入スイッチがONとなっているかチェックし(ST104)、“NO”であれば、返却フラグをリセットする共に、照会未完了フラグをセットして(ST105)、この処理を終了し、チェック結果(ST104)が“YES”であれば、返却フラグがセットされているかチェックする(ST106)。
【0074】
ST106で、“YES”であれば、この処理を終了し、“NO”であれば、照会未完了フラグがセットされているかチェックする(ST107)。
【0075】
ST107で、“YES”の場合には、カード特定手段22により、図4に示す以下の処理が行われる。まず、受信待ちフラグがセットされているかチェックし(ST108)、“NO”であれば、挿入されている会員カードのカード番号(シリアル番号)を読取り(ST109)、カード番号に基づく会員カード情報の照会指示コマンドを管理サーバ1に送信し(ST110)、受信待ちフラグをセットして(ST111)、この処理を終了する。
【0076】
一方、ST108で、“YES”であれば、管理サーバ1から照会情報を受信したかチェックし(ST112)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、チャージ金額情報を取得し(ST113)、受信待ちフラグおよび照会未完了フラグをリセットし(ST114)、チャージ金額を図示しない表示部20dに表示させた上で(ST115)、この処理を終了する。
【0077】
図3に戻り、ST107で“NO”あれば、CRユニット2は、送信フラグがセットされているかチェックし(ST116)、“YES”であれば、この処理を終了し、“NO”であれば、図示しないカード返却ボタンが操作されることにより会員カードを取り出す返却要求信号を受信したかチェックする(ST117)。
【0078】
ST117で、“YES”であれば、カード挿入口20c返却機構を作動させて会員カードを返却し(ST118)、返却フラグをセットした上で(ST120)、この処理を終了する。
【0079】
一方、ST117で、“NO”であれば、玉貸ボタン20bの押下時に発生する玉貸操作信号を受信したかチェックし(ST121)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、玉貸可能金額がチャージされている会員カードかチェックする(ST122)。なお、前記チェックは、ST113にて取得した情報に基づいて行うようになっている。
【0080】
ST122で、“NO”であれ、この処理を終了し、“YES”であれば、カード番号に基づく会員カードの使用玉貸金額情報(玉貸要求信号)を管理サーバ1に送信し(ST123)、書換未完了フラグをセットし(ST124)、この処理を終了する。
【0081】
次に、図5を参照して、入金処理(ST2)について、説明する。
【0082】
まず、CRユニット2は、紙幣が紙幣投入口20aに挿入されているかを紙幣有無検出スイッチ(図示省略)の検出結果に基づいてチェックし(ST131)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、CRユニットがカード挿入口20cに挿入されているかチェックする(ST132)。
【0083】
ST132で、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、受信待ちフラグがセットされているかチェックする(ST133)。
【0084】
ST133で、“NO”であれば、会員カードのカード番号を読取り(ST134)、カード番号に基づく会員カード情報の入金指示コマンドを管理サーバ1に送信し(ST135)、受信待ちフラグをセットして(ST136)、この処理を終了する。
【0085】
一方、ST133で、“YES”であれば、入金確認情報を受信したかチェックし(ST137)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、受信待ちフラグをリセットすると共に(ST138)、照会未完了フラグをセットして(ST139)、この処理を終了する。なお、前記した照会未完了フラグをセットした後、前記紙幣を挿入位置から前記紙幣有無検出スイッチが紙幣を検出しない保管位置まで搬送するようになっている。
【0086】
次に、図6を参照して、扉開放情報取得処理(ST3)について、説明する。
【0087】
まず、パチンコ遊技機4には、図示しない扉開放スイッチが設けられている。この扉開放スイッチは、パチンコ遊技機4の様々な入賞口が配置された遊技領域を隔離空間とするために該遊技領域の前面を覆うように配置されたガラス製の扉が開放又は閉鎖されていることを検出する。この扉開放スイッチは、パチンコ遊技機4の所定の制御装置に接続されており、該制御装置は、扉の開放時にONを示す信号及び閉鎖時にOFFを示す信号をCRユニット2に出力する。
【0088】
扉開放情報取得処理(ST3)では、まず、CRユニット2のイベント特定手段21は、扉開放フラグがセットされているかをチェックする(ST141)。
【0089】
ST141で、“NO“であれば、扉が開放されているか、つまり、前述のONを示す信号が入力されているかをチェックする(ST142)。ST142で、”NO“であれば、この処理を終了し、”YES“であれば、扉開放フラグをセットし(ST143)、現在の時刻をユニットタイマ23から取得して(ST144)、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)扉開放のイベントコード、(iii)取得した扉開放時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST145)、この処理を終了する。
【0090】
一方、ST141で、“YES”であれば、扉が閉鎖されているか、つまり、前述のOFFを示す信号が入力されているかをチェックする(ST146)。ST146で、”NO“であれば、この処理を終了し、”YES“であれば、扉開放フラグをリセットし(ST147)、現在の時刻をユニットタイマ23から取得して(ST148)、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)扉閉鎖のイベントコード、(iii)扉閉鎖時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST149)、この処理を終了する。
【0091】
次に、図7を参照して、カード返却情報取得処理(ST4)について、説明する。
【0092】
まず、CRユニット2のイベント特定手段21は、返却フラグ(ST120)がセットされているかをチェックする(ST151)。
【0093】
ST151で、“NO“であれば、この処理を終了し、”YES“であれば、現在の時刻をユニットタイマ23から取得して(ST152)、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)カード返却のイベントコード、(iii)取得したカード返却時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST153)、この処理を終了する。
【0094】
次に、図8を参照して、大当り情報取得処理(ST5)について、説明する。
【0095】
まず、パチンコ遊技機4には、大当りを発生させる所定の制御装置が備えられている。そして、前記制御装置は、大当り発生中にONを示す信号及び非大当り中にOFFを示す信号をCRユニット2に出力するようになっている。以上を踏まえ、図8(A)を参照して、大当たり情報取得処理(I)について、説明する。
【0096】
CRユニット2のイベント特定手段21は、大当りフラグがセットされているかをチェックする(ST161)。
【0097】
ST161で、“NO“であれば、大当りが発生しているか、つまり、前述のONを示す信号が入力されているかをチェックする(ST162)。ST162で、”NO“であれば、この処理を終了し、”YES“であれば、大当りフラグをセットし(ST163)、現在の時刻をユニットタイマ23から取得して(ST164)、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)大当り発生のイベントコード、(iii)取得した大当り発生時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST165)、この処理を終了する。
【0098】
一方、ST161で、“YES”であれば、大当りが終了したか、つまり、前述のOFFを示す信号が入力されているかチェックする(ST166)。ST166で、”NO“であれば、この処理を終了し、”YES“であれば、大当たりフラグをリセットし(ST167)、現在の時刻をユニットタイマ23から取得して(ST168)、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)大当り終了のイベントコード、(iii)大当り終了時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST169)、この処理を終了する。
【0099】
図8(B)を参照して、大当たり情報取得処理(II)について、説明する。
【0100】
まず、CRユニット2のイベント特定手段21は、大当りが発生しているか、つまり、前述のONを示す信号が入力されているかをチェックする(ST171)。
【0101】
ST171で、“NO“であれば、この処理を終了し、”YES“であれば、現在の時刻をユニットタイマ23から取得し(ST172)、会員カードがカード挿入口20cに挿入されているかをチェックする(ST173)。
【0102】
ST173で、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、挿入されている会員カードのカード番号(シリアル番号)を読取り(ST174)、(i)当該会員カードのカード番号、(ii)当該CRユニットのユニット番号、(iii)大当り発生のイベントコード、(iv)取得した大当り発生時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST175)、この処理を終了する。
【0103】
次に、図9を参照して、玉貸完了情報取得処理(ST6)について、説明する。
【0104】
まず、パチンコ遊技機4には、100円分、つまり、25玉のパチンコ玉が貸し出されたか否かを判定する図示しない判定手段が所定の制御装置に設けられている。そして、この制御装置は、100円分の玉貸しが完了する毎に所定期間だけONを示す信号をCRユニット2に向けて出力するようになっている。以下、このONを示す信号を玉貸完了情報と称する。以上を踏まえ、玉貸完了情報取得処理(ST6)について、具体的に説明する。
【0105】
まず、CRユニット2のイベント特定手段21は、パチンコ遊技機4から玉貸完了情報を受信したかチェックし(ST181)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、現在の時刻をユニットタイマ23から取得し(ST182)、会員カードがカード挿入口20cに挿入されているかをチェックする(ST183)。
【0106】
ST183で、“NO”であれば、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)玉貸完了のイベントコード、(iii)玉貸完了時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST184)、この処理を終了する。
【0107】
一方、ST183で、“YES”であれば、挿入されている会員カードのカード番号(シリアル番号)を読取り(ST185)、(i)当該会員カードのカード番号、(ii)当該CRユニットのユニット番号、(iii)玉貸完了のイベントコード、(iv)玉貸完了時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST186)、この処理を終了する。
【0108】
なお、本実施形態は、玉貸操作の直後から会員カードを取り出せる構成として説明したが、玉貸操作後から、該操作に基づく玉貸完了まで記録媒体である会員カードを取り出せない構成としてもよい。前記した構成を採用した場合、ST183及びST184が削除されるようになっている。
次に、図10を参照して、図柄確定情報取得処理(ST7)について、説明する。
【0109】
まず、パチンコ遊技機4は、大当り抽選の結果を、前記抽選毎に表示するようになっている。そして、所定の表示領域に大当りを意味する図柄又は外れを意味する図柄を表示することで、大当り抽選の結果を遊技者に伝達するようになっている。ここで、前記図柄の表示は、所定の制御装置によって行われ、この制御装置は、大当り抽選の結果である図柄を表示する毎に所定期間だけONを示す信号をCRユニット2に向けて出力するようになっている。以下、このONを示す信号を図柄確定情報と称する。以上を踏まえ、図柄確定情報取得処理(ST7)について、具体的に説明する。
【0110】
まず、CRユニット2のイベント特定手段21は、パチンコ遊技機1から図柄確定情報を受信したかチェックし(ST191)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、現在の時刻をユニットタイマ23から取得し(ST192)、会員カードがカード挿入口20cに挿入されているかをチェックする(ST193)。
【0111】
ST193で、“NO”であれば、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)図柄確定のイベントコード、(iii)図柄確定時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST194)、この処理を終了する。
【0112】
一方、ST193で、“YES”であれば、挿入されている会員カードのカード番号(シリアル番号)を読取り(ST195)、(i)当該会員カードのカード番号、(ii)当該CRユニットのユニット番号、(iii)図柄確定のイベントコード、(iv)図柄確定時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST196)、この処理を終了する。
【0113】
次に、図11を参照して、始動入賞情報取得処理(ST8)について、説明する。
【0114】
まず、パチンコ遊技機4は、大当り抽選の契機となる始動入賞口への入賞が発生したか否かを判定する判定手段を備えている。この判定手段は、所定の制御装置に備えられており、前記制御装置は、前記始動入賞口への入賞が発生する毎に所定期間だけONを示す信号をCRユニット2に向けて出力するようになっている。以下、このONを示す信号は始動入賞情報と称する。以上を踏まえ、始動入賞情報取得処理(ST8)について、具体的に説明する。
【0115】
まず、CRユニット2のイベント特定手段21は、パチンコ遊技機1から始動入賞情報を受信したかチェックし(ST201)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、現在の時刻をユニットタイマ23から取得し(ST202)、会員カードがカード挿入口20cに挿入されているかをチェックする(ST203)。
【0116】
ST203で、“NO”であれば、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)始動入賞のイベントコード、(iii)始動入賞時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST204)、この処理を終了する。
【0117】
一方、ST203で、“YES”であれば、挿入されている会員カードのカード番号(シリアル番号)を読取り(ST205)、(i)当該会員カードのカード番号、(ii)当該CRユニットのユニット番号、(iii)始動入賞のイベントコード、(iv)始動入賞時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST206)、この処理を終了する。
【0118】
次に、図12を参照して、賞球情報取得処理(ST9)について、説明する。
【0119】
まず、パチンコ遊技機4に備えられている玉払出装置は、賞球としてのパチンコ玉と貸し玉としてのパチンコ玉を共に払い出すようになっている。そして、パチンコ遊技機4には、賞球であるか貸し玉であるかに関わらず所定個数(本実施形態では、10玉)が前記玉払出装置よって払い出されたか否かを判定する判定手段を備えた所定の制御装置が備えられている。この制御装置は、前記玉払出装置よって10玉のパチンコ玉が払い出される毎に所定期間だけONを示す信号をCRユニット2に向けて出力するようになっている。以下、このONを示す信号は賞球情報と称する。以上を踏まえ、賞球情報取得処理(ST9)について、具体的に説明する。
【0120】
まず、CRユニット2のイベント特定手段21は、パチンコ遊技機1から10個払い出したという賞球情報を受信したかチェックし(ST211)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、現在の時刻をユニットタイマ23から取得し(ST212)、会員カードがカード挿入口20cに挿入されているかをチェックする(ST213)。
【0121】
ST213で、“NO”であれば、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)賞球発生のイベントコード、(iii)賞球発生時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST214)、この処理を終了する。
【0122】
一方、ST213で、“YES”であれば、挿入されている会員カードのカード番号(シリアル番号)を読取り(ST215)、(i)当該会員カードのカード番号、(ii)当該CRユニットのユニット番号、(iii)賞球発生のイベントコード、(iv)賞球発生時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST216)、この処理を終了する。
【0123】
次に、図13を参照して、アウト球情報取得処理(ST10)について、説明する。
【0124】
まず、パチンコ遊技機4の前記した遊技領域に発射されたパチンコ玉は、所定の入賞口に入賞するか否かに関わらず、パチンコ遊技機4が設置されている島設備に設けられたパチンコ玉回収通路に流入するようになっている。このパチンコ玉回収通路には、流入したパチンコ玉を検出する玉センサが設けられており、前記玉センサは、所定の制御装置に接続されている。この制御装置は、前記玉センサによって所定個数(本実施形態では、10玉)のパチンコ玉が前記パチンコ玉回収通路に流入する毎に所定期間だけONを示す信号をCRユニット2に向けて出力するようになっている。以下、このONを示す信号をアウト玉情報と称する。以上を踏まえ、アウト球情報取得処理(ST10)について、具体的に説明する。
【0125】
まず、CRユニット2のイベント特定手段21は、アウト球情報を受信したかチェックし(ST221)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、現在の時刻をユニットタイマ23から取得し(ST222)、会員カードがカード挿入口20cに挿入されているかをチェックする(ST223)。
【0126】
ST223で、“NO”であれば、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)アウト球発生のイベントコード、(iii)アウト球発生時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST224)、この処理を終了する。
【0127】
一方、ST223で、“YES”であれば、挿入されている会員カードのカード番号(シリアル番号)を読取り(ST225)、(i)当該会員カードのカード番号、(ii)当該CRユニットのユニット番号、(iii)アウト球発生のイベントコード、(iv)アウト球発生時刻を一組として管理サーバ1へ送信し(ST226)、この処理を終了する。
【0128】
次に、図14を参照して、機種特定処理(ST11)について、説明する。
【0129】
まず、パチンコ遊技機4の所定の制御装置は、後述する機種特定情報をCRユニット2に向けて出力するようになっている。具体的には、該制御装置への電源投入後から、図14(B)に示すようなパルスが出力される。このパルスは、(a)領域と(b)領域とが交互になるように構成され、(a)領域は、機種夫々で異なるものであり、(b)領域は複数機種で同一となっているものである。具体的に説明すると(a)領域は、所定時間A秒間隔で1パルスが発振される領域であり、このパルス数が機種夫々で異なるようになっている。また、(b)領域は、所定時間A秒より長い間隔であって、パルスが発振されない領域となっている。以上を踏まえ、アウト球情報取得処理(ST10)について、具体的に説明する。
まず、CRユニット2は、図14(A)に示すように、パチンコ遊技機4から出力されるパルスを検知しているかチェックし(ST231)、“YES”であれば、パルス数P(パルス数のカウンタP)をインクリメントし(ST232)、タイマTを0にリセットする(ST233)。一方、“NO”であれば、これら(ST232,233)の行うことなく、次のST234の処理を行う。
【0130】
次いで、タイマTをインクリメントし(ST234)、タイマTがパルス群の間のアイドル時間N、つまり、前記したA秒より大きいかチェックする(ST235)。このチェックが、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)このときのパルス数Pを一組として管理サーバ1へ送信し(ST236)、パルス数Pを0にリセットした上で(ST237)、この処理を終了する。
【0131】
かかる機種特定処理(ST11)では、図14(B)に示すように、ST231〜ST233の処理により、(a)領域のパチンコ遊技機4から出力されるパルス群のパルス数Pがカウントされる。そして、ST234〜ST237により、最終のカウントから始まる(b)領域における経過時間Tがアイドル時間Nを超えたときのパルス数P(カウントしたパルス数)が特定され、かかるパルス数Pが管理サーバ1に送信される。そして、カウントしたパルス数Pを0にした上で、再び(a)領域において、パルス数Pがカウントされる。これにより、パチンコ遊技機4から出力される該遊技機固有のパルス数Pをカウントして、これを管理サーバ1へ送信することができる。
【0132】
以上の構成を採用することにより、1のCRユニット2に接続されているパチンコ遊技機4の機種が如何なるものであるかを管理サーバ1が把握することができるようになっている。
【0133】
次に、図15を参照して、はまり救済ボタン処理(ST12)について、説明する。
【0134】
まず、CRユニット2は、救済ボタン24が遊技者によりONされたか否かをチェックし(ST241)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、会員カードがカード挿入口20cに挿入されているかをチェックする(ST242)。
【0135】
ST242で、“NO”であれば、会員カードの挿入を要求する処理(例えば、挿入口近傍に設けられたLEDを点滅される等)を実行して(ST243)、この処理を終了する。
【0136】
一方、ST242で、“YES”であれば、(i)当該CRユニットのユニット番号、(ii)当該会員カードのカード番号を含むはまり判定を要求するはまり判定要求信号を一組として管理サーバ1へ送信し(ST244)、この処理を終了する。
[管理サーバ処理](図16〜図23)
次に、図16を参照して、管理サーバ1において実行される処理の全体的な流れについて説明する。
【0137】
管理サーバ1は、管理サーバメイン処理(ST17)、データ作成処理(ST18)、精算処理(ST19)、入金処理(ST20)および、はまり判定処理(ST21)からなる一連の処理を一定の処理周期で繰り返し実行する。
【0138】
なお、管理サーバメイン処理については、図17を参照し、データ作成処理については、図18を参照し、精算処理については、図19を参照し、入金処理については、図20を参照し、はまり判定処理についは、図21を参照して、それぞれ後で詳細に説明する。
【0139】
まず、図17を参照して、管理サーバメイン処理(ST17)について説明する。
【0140】
ここで、管理サーバ1には、前払いされている玉貸し代金の残額が、夫々異なる会員カードのシリアル番号(カード番号)毎に、残額データとして記憶されている。この残額データは、記録媒体である会員カードを用いた玉貸し、精算、入金(玉貸し代金の前払い)が行われた際に、更新されるものとなっている。以下、図17を参照して、管理サーバメイン処理(ST17)について具体的に説明する。
【0141】
まず、管理サーバ1は、書換作業フラグがセットされているか否かをチェックする(ST301)。
【0142】
ST301で“NO”であれば、照会指示コマンドを受信したかチェックし(ST302)、“YES”であれば、照会情報を図4のST110にて説明をした照会指示コマンドの送信元であるCRユニット2へ送信する(ST303)、“NO”であれば、照会情報の送信を行うことなく、次のST304の処理を行う。この照会情報には、照会指示コマンドで指示されたシリアル番号(カード番号)にて特定される会員カードにおける前払いした玉貸し代金の残額を示す内容が含まれている。
【0143】
次に、図3のST123にて説明をしたCRユニット2から送信される使用玉貸金額情報(玉貸要求信号)を受信したかチェックし(ST304)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、書換作業フラグをセットして(ST305)、この処理を終了する。
【0144】
一方、ST301で、“YES”であれば、チャージ金額の書換処理、つまり、前記した残額データの更新処理を実行し(ST306)、書換が完了したかチェックする(ST307)。そして、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、書換完了情報を送信し(ST308)、書換作業フラグをリセットして(ST309)、この処理を終了する。この使用玉貸金額情報の受信は、前記した残額データの更新の一つのトリガとなっている。
【0145】
次に、図18を参照して、データ作成処理(ST18)について説明する。
【0146】
まず、管理サーバ1は、イベントコードを含む一組のイベント情報を受信したかチェックし(ST311)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、当該イベント情報にカード番号に関する情報があるかチェックする(ST312)。
【0147】
そして、ST312で、“YES”であれば、データ作成手段15が、当該イベント情報に基づいて、前記第1データおよび第2データを作成し(ST313)、この処理を終了する。一方、“NO”であれば、データ作成手段15が、当該イベント情報に基づいて、第2データを作成し(ST314)、この処理を終了する。
【0148】
具体的に、第1データの一例を下表2に示す。
【0149】
【表2】

【0150】
表2に示すように、第1データは、イベント情報にカード番号がある場合に、該カード番号毎に作成されるデータであって、イベントコードで特定されるイベントがどのCRユニットで発生したかを時系列順に配列したものとなっている。すなわち、表2の横軸では、どのようなイベントがどの時刻に起こったかが特定され、縦軸ではCRユニット番号が特定されるようになっている。
【0151】
一方、具体的に、第2データの一例を下表3に示す。
【0152】
【表3】

【0153】
表3に示すように、第2データは、イベント情報にあるCRユニットのユニット番号毎に作成されるデータであって、イベントコードで特定されるイベントがどの会員カードで発生したかを時系列順に配列したものとなっている。すなわち、表3の横軸では、どのようなイベントがどの時刻に起こったかが特定され、縦軸では会員カードのカード番号が特定されるようになっている。なお、カード番号の記載がない箇所については、会員カードがCRユニットに挿入されていなかったことを示している。
【0154】
会員カードがCRユニットへ挿入されていない時にイベントが発生する要因は、遊技者(会員カードの持ち主)の様々な行動となっている。前記要因を例示すると、パチンコ玉を直接遊技者が持ち込むという行動、会員カードを用いて玉が貸し出された直後にCRユニット2から会員カードを取り出すという行動、大当り等の発生によって賞球が払い出され、玉を借り受ける必要が無くなった時に遊技者がCRユニット2から会員カードを取り出すという行動となっている。
【0155】
特に、会員カードがプリペイドカードとして機能しているため、大当り等の発生によって賞球が払い出され、玉を借り受ける必要が無くなった時に遊技者がCRユニット2から会員カードを取り出すという行動は、使用しない金銭を安全な箇所に保管したいと願う遊技者の行動として理解できるものとなっている。
【0156】
次に、図19を参照して、精算処理(ST19)について説明する。
【0157】
まず、管理サーバ1は、精算機3と通信可能に接続されており、精算機3からの送信される図24のST405にて説明する精算指示コマンドをトリガとして、前記した残額データの更新を行うようになっている。
【0158】
具体的には、管理サーバ1は、精算書換作業フラグがセットされているかチェックする(ST321)。
【0159】
そして、ST321で、“NO”であれば、精算指示コマンドを受信したかチェックし(ST322)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、精算書換作業フラグをセットして(ST323)、この処理を終了する。
【0160】
一方、ST321で、“YES”であれば、チャージ金額の書換処理、つまり、前記した残額データの更新処理を実行し(ST324)、書換が完了したかチェックする(ST325)。そして、ST325で、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、精算確認情報を精算指示コマンドの送信元であるCRユニット2へ送信し(ST326)、書換作業フラグをリセットして(ST327)、この処理を終了する。
【0161】
次に、図20を参照して、入金処理(ST20)について説明する。
【0162】
ここで、管理サーバ1は、前述したようにCRユニット2と通信可能の接続されている。そして、図5のST135で説明した入金指示コマンドがCRユニット2から管理サーバ1に送信されるようになっている。
【0163】
具体的に説明すると、入金書換作業フラグがセットされているかチェックする(ST331)。
【0164】
そして、ST331で、“NO”であれば、入金指示コマンドを受信したかチェックし(ST332)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、書換作業フラグをセットして(ST333)、この処理を終了する。
【0165】
一方、ST331で、“YES”であば、チャージ金額の書換処理、つまり前記した残額データの更新処理を実行し(ST334)、書換が完了したかチェックする(ST335)。そして、ST335で、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、入金確認情報を入金指示コマンドの送信元であるCRユニット2へ送信し(ST336)、書換作業フラグをリセットして(ST337)、この処理を終了する。
【0166】
次に、図21を参照して、はまり判定処理(ST21)について説明する。
【0167】
ここで、このはまり判定処理(ST21)を実行するにあたり、管理サーバ1には、はまり救済条件が入力可能となっている図示しない入力装置が接続されている。この入力装置を用いて、救済対象機種及び救済条件を入力するようになっている。なお、後述するデータY及びデータXは、1の遊技者の遊技履歴とみなすことができるデータとなっており、1の遊技者の遊技履歴が所定条件を満たしたという救済条件が、前記入力装置によって入力された場合に用いられるデータとなっている。
【0168】
まず、管理サーバ1の救済判定手段19は、CRユニット2からはまり判定要求信号を受信したかチェックし(ST341)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、サーバタイマ14から、現在の時刻を取得すると共に(ST342)、受信したはまり判定要求信号の送信元であるCRユニット2に関連する第2データを第2データベース12から取得する(ST343)。
【0169】
次いで、救済判定手段19は、取得された第2データに書き込まれているパチンコ遊技機4の機種が、はまり救済対象機種かチェックする(ST344)。
【0170】
そして、ST344で、“NO”であれば、当該CRユニット2を介して、その非承認LED26を点灯させる指示信号を送信して(ST355)、この処理を終了する。なお、該指示信号を受信したCRユニット2は、LED点灯処理(ST13)によって非承認LED26を所定期間点灯させるようになっている。
【0171】
一方、ST344で、“YES”であれば、データ抽出手段18が、第2データ先頭時刻決定処理を実行し(ST345)、この処理により得られたデータ先頭時刻に対して、現在からデータ先頭時刻までの一連一体のデータYとして抜き出す(ST346)。なお、ST345の第2データ先頭時刻決定処理については、図22を参照して、後に処理内容を説明する。
【0172】
次いで、救済判定手段19は、受信したはまり判定要求信号の会員カードに関連する第1データを第1データベース11から取得し(ST347)、取得した第1データに対して、データ抽出手段18は、第1データ先頭時刻決定処理を実行し(ST348)、この処理により得られたデータ先頭時刻に対して、現在からデータ先頭時刻までの一連一体のデータXとして抜き出す(ST349)。なお、ST348の第1データ先頭時刻決定処理については、図23を参照して、後に処理内容を説明する。
【0173】
次いで、救済判定手段19は、予めパチンコホールの店員等により前記した入力装置を用いて設定された救済条件を読み出し(ST350)、すでに作成されている第1データ、データX、データYのいずれか一つ若しくは複数の前記救済条件の判定に適したデータを用いて、当該救済条件を満たしているかチェックする(ST351)。
【0174】
そして、ST351で“NO”であれば、当該CRユニット2を介して、その非承認LED26を点灯させる指示信号を送信して(ST355)、この処理を終了し、“YES”であれば、救済承認信号を出力すると共に(ST352)、当該CRユニット2を介して、その承認LED25を点灯させる指示信号を送信して(ST353)、この処理を終了する。なお、該指示信号を受信したCRユニット2は、LED点灯処理(ST13)によって承認LED25を所定期間点灯させるようになっている。
【0175】
ここで、救済承認信号の出力は、管理サーバ1の出力端子や既存の通信ネットワーク(回線)を介して、はまり判定処理を行った管理サーバ1の外部に対してなされる。
【0176】
例えば、救済処理がパチンコホールから遊技者に対してなされるものであれば、前記救済承認信号の出力は、パチンコホールのホールコンピュータに対してなされ、大当り確率を高確率に変化させる等、救済処理がパチンコ遊技機4から遊技者に対してなされるものであれば、前記救済承認信号の出力は、パチンコ遊技機4の大当り抽選を制御する制御装置に対してなされる。また、1玉の玉貸料金を低額に変化させる等、救済処理が、管理サーバ1及びCRユニット2から遊技者に対してなされるものであれば、前記救済承認信号の出力は、管理サーバ1及び/又はCRユニット2に対してなされ、救済処理が前記以外の救済専用装置から遊技者に対してなされるものであれば、救済承認信号の出力は、該装置に対してなされる。
【0177】
次に、図22を参照して、第2データ先頭時刻決定処理について説明する。
【0178】
まず、データ抽出手段18は、ST343で取得した第2データに対して、会員カードのカード番号が書き込まれた最新の時刻を取得し(ST361)、取得した時刻をデータ先頭時刻としてセットする(ST362)。
【0179】
次いで、第2データに対して、取得した時刻の直前に書き込まれている会員カードのカード番号を取得し(ST363)、ここで取得されたカード番号が、先のカード番号と同一かチェックする(ST364)。そして、ST364のチェックが“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、第2データより、ここで取得されたカード番号が書き込まれた時刻を取得し(ST365)、ST362にリターンする。
【0180】
具体的に、第2データ先頭時刻決定処理によれば、上表3において、ST361でカード番号47−020023が書き込まれている最新の時刻18:05を取得し、この時刻がひとまずデータ先頭時刻としてセットされる(ST362)。そして、この時刻の直前に書き込まれたカード番号である47−020023を取得し(ST363)、これが、先のカード番号と一致する場合には(ST364でYES)、その時刻18:03を取得して(ST365)、新たなデータ先頭時刻としてセットする(ST362)。これらの一連の処理を繰り返すことにより、同一のカード番号に関連するイベントを時系列的に遡って、他の会員カード(カード番号:19−010029)が使用された最終時刻10:52に至るが、このとき、カード番号が先のカード番号と一致しないため、この時刻は採用されることなく、その直後の時刻13:30がデータ先頭時刻としてセットされた状態で、この処理を終了する。
【0181】
なお、現時刻から時系列を遡る際に、カード番号が存在しない場合でも、より以前に同一のカード番号によるイベントが発生している場合には、カード番号の存在しない部分を飛ばして、時系列を遡り、同一の会員カードによる一連処理(イベント発生)の先頭時刻を特定することができる。
【0182】
また、前記したような処理を施すことによって、プリペイドカードとして機能する会員カードをパチンコ遊技機4での遊技継続中にCRユニット2から取り出した遊技者の遊技履歴(データY)を把握することができるようになっている。
【0183】
また、時系列を遡った際に、有無判定手段17により他のカード番号が存在しないと判定された場合には、先頭時刻特定手段16は、前記第2データにおける前述のはまり判定要求信号にて管理サーバ1に送信されたシリアル番号の会員カードが挿入されている際に発生した最先のイベントのイベント発生時刻をデータ先頭時刻としてセットする。
【0184】
次に、図23を参照して、第1データ先頭時刻決定処理について説明する。
【0185】
まず、データ抽出手段18は、ST343で取得した第1データに対して、CRユニット2のユニット番号が書き込まれた最新の時刻を取得し(ST371)、取得した時刻をデータ先頭時刻としてセットする(ST372)。
【0186】
次いで、第1データに対して、取得した時刻の直前に書き込まれているユニット番号を取得し(ST373)、ここで取得されたユニット番号が、先のユニット番号と同一かチェックする(ST374)。そして、ST374のチェックが“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、第1データより、ここで取得されたユニット番号が書き込まれた時刻を取得し(ST375)、ST372にリターンする。
【0187】
具体的に、第1データ先頭時刻決定処理によれば、上表2において、ST371でユニット番号CR07−0026が書き込まれている最新の時刻11:18を取得し、この時刻がひとまずデータ先頭時刻としてセットされる(ST372)。そして、この時刻の直前に書き込まれたユニット番号であるCR07−0026を取得し(ST373)、これが、先のユニット番号と一致する場合には(ST374でYES)、その時刻11:15を取得して(ST375)、新たなデータ先頭時刻としてセットする(ST372)。これらの一連の処理を繰り返すことにより、同一のユニット番号に関連するイベントを時系列的に遡って、他のCRユニット(ユニット番号:CR04−0014)が使用された最終時刻10:52に至るが、このとき、ユニット番号が先のユニット番号と一致しないため、この時刻は採用されることなく、その直後の時刻10:55がデータ先頭時刻としてセットされた状態で、この処理を終了する。
【0188】
また、前記したような処理を施すことによって、会員カードが挿入されている時の該会員カードの持ち主である遊技者の遊技履歴を把握することができる。なお、データYは、会員カードがCRユニット2に挿入されていない時に発生したイベントも所定の遊技者の一連の遊技履歴の一部とみなしたデータとなっている。しかしながら、データXは、会員カードがCRユニット2に挿入されている時に発生したイベントのみの遊技履歴を示すデータとなっている。
【0189】
なお、時系列を遡った際に、有無判定手段17により他のユニット番号が存在しないと判定された場合には、先頭時刻特定手段16は、最先のイベント発生時刻をデータ先頭時刻としてセットする。つまり、データXは1の遊技者が連続して1のパチンコ遊技機4で遊技した遊技履歴を適切に把握することができるものとなっている。
[精算機処理](図24)
次に、図24を参照して、精算機3において実行される処理の全体的な流れについて説明する。
【0190】
まず、精算機3は、カード挿入口31に会員カードが挿入されているかチェックし(ST401)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、精算ボタン32がONされたかチェックする(ST402)。
【0191】
ST402で、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、受信待ちフラグがセットされているかチェックする(ST403)。
【0192】
そして、ST403で、“NO”であれば、カード挿入口31に挿入されている会員カードのカード番号(シリアル番号)の読取り(ST404)、カード番号に基づく会員カード情報を含む精算指示コマンドを管理サーバ1に送信し(ST405)、受信待ちフラグをセットして(ST406)、この処理を終了する。
【0193】
一方、ST403で、“YES”であれば、精算確認情報を受信したかチェックし(ST407)、“NO”であれば、この処理を終了し、“YES”であれば、精算金額情報を取得し(ST408)、受信待ちフラグをリセットした上で(ST409)、精算処理を実行して、紙幣払い出し部33aおよび硬貨払い出し部33bへ残金の払い出しをおこない(ST410)、この処理を終了する。
【0194】
以上が本実施形態の遊技状況管理システムの具体的動作であり、以上詳しく説明したように、本実施形態の遊技状況管理システムによれば、種々の『はまり』の発生要件およびその判定方法に適用することができる第1データおよび第2データ(さらに、これらから作成したデータXおよびデータY)を作成することができるため、『はまり』発生時に遊技者に何らかの利益を付与する技術開発のコストを低減させることができる。
【0195】
また、本実施形態では、ユニットタイマ23を備えて、CRユニット2から管理サーバ1に送信されるイベント情報には時刻情報が含まれるという構成を採用したが、管理サーバ1がイベント情報を受信した時刻を、サーバタイマ17によって特定し、該時刻を第1及び第2データに記憶するという構成を採用してもよい。この場合には、ユニットタイマ23の構成を省略することができる。
【0196】
さらに、本実施形態では、現在のパチンコホールの多数に導入されている既存のCRユニット2、管理サーバ1、及びCRユニット2と管理サーバ1との通信回線を流用する構成を採用しているため、前記データの収集に関する設備コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0197】
【図1】本発明の実施形態の遊技状況管理システムの全体構成図。
【図2】CRユニットにおける処理手順を示すフローチャート。
【図3】CRユニットメイン処理の処理手順を示すフローチャート。
【図4】図3に続く処理手順を示すフローチャート。
【図5】入金処理の処理手順を示すフローチャート。
【図6】扉開放情報取得処理の処理手順を示すフローチャート。
【図7】カード返却情報取得処理の処理手順を示すフローチャート。
【図8】大当り情報取得処理の処理手順を示すフローチャート。
【図9】玉貸完了情報取得処理の処理手順を示すフローチャート。
【図10】図柄確定情報取得処理の処理手順を示すフローチャート。
【図11】始動入賞情報取得処理の処理手順を示すフローチャート。
【図12】賞球情報取得処理の処理手順を示すフローチャート。
【図13】アウト玉情報取得処理の処理手順を示すフローチャート。
【図14】機種特定処理の処理手順を示すフローチャート。
【図15】はまり救済ボタン処理の処理手順を示すフローチャート。
【図16】管理サーバにおける処理手順を示すフローチャート。
【図17】管理サーバメイン処理の処理手順を示すフローチャート。
【図18】データ作成処理の処理手順を示すフローチャート。
【図19】精算処理の処理手順を示すフローチャート。
【図20】入金処理の処理手順を示すフローチャート。
【図21】はまり判定処理の処理手順を示すフローチャート。
【図22】第2データ先頭時刻決定処理の処理手順を示すフローチャート。
【図23】第1データ先頭時刻決定処理の処理手順を示すフローチャート。
【図24】精算機における処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0198】
1…管理サーバ、2…CRユニット(台間玉貸し機)、3…精算機、4…パチンコ遊技機、11…第1データベース、12…第2データベース、13…ユニット特定手段、14…サーバタイマ(時間管理手段)、15…データ作成手段、16…先頭時刻特定手段、17…有無判定手段、18…データ抽出手段、19…救済判定手段、20a…紙幣投入口、20b…玉貸ボタン、20c…カード挿入口、20d…表示部、21…イベント特定手段、22…カード特定手段(記録媒体特定手段)、23…ユニットタイマ、24…救済ボタン、25…承認LED、26…非承認LED、31…カード挿入口、32…精算ボタン、33a…紙幣払い出し部、33b…硬貨払い出し部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパチンコ遊技機の各々に対応して設けられ、遊技者への玉貸処理を夫々異なる識別番号が付された1の記憶媒体を介して行うCRユニットとの通信を通じて、各パチンコ遊技機の遊技状況に伴って発生した玉貸処理を含むイベントを記憶する管理サーバであって、
前記イベントの種別と、複数のCRユニットから該イベントが発生した1のCRユニットを特定するユニット番号と、該1のCRユニットで使用された前記記録媒体を特定する識別番号とを、該イベントの発生時刻と共に累積的に記憶したデータを作成するデータ作成手段を備えることを特徴とする管理サーバ。
【請求項2】
請求項1記載の管理サーバにおいて、
前記データ作成手段は、前記記録媒体が前記1のCRユニットに挿入されている場合に発生したイベントについて、その種別と、該イベントの発生時刻と、該1の記録媒体が使用されたCRユニットを特定するユニット番号とを、前記記録媒体の識別番号毎に累積的記憶した第1データを作成することを特徴とする管理サーバ。
【請求項3】
請求項1または2記載の管理サーバにおいて、
前記データ作成手段は、前記記録媒体が前記1のCRユニットに挿入されているか否かに関わらず、発生したイベントについて、その種別と、該イベントの発生時刻と、該1のCRユニットに前記記録媒体が挿入されている場合に発生したイベントであれば、前記事項に加えて、該1のCRユニットで使用された前記記録媒体を特定する識別番号とを、前記CRユニットのユニット番号毎に累積的に記憶した第2データを作成することを特徴とする管理サーバ。
【請求項4】
請求項3記載の管理サーバにおいて、
現時点において前記1のCRユニットで使用されている1の記録媒体を特定し、前記第2データを用いて、現時点から過去に、該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用された時刻まで遡り、該時刻の直後で該1の記録媒体が使用された時刻をデータ先頭時刻として特定する先頭時刻特定手段と、
前記第2データから、前記先頭時刻特定手段により特定された前記データ先頭時刻から現時点までのデータを第3データとして抽出するデータ抽出手段とを
備えることを特徴とする管理サーバ。
【請求項5】
請求項4記載の管理サーバにおいて、
現時点において前記1のCRユニットで使用されている1の記録媒体を特定し、前記第2データを用いて、現時点から過去に遡って、該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用されたか否かを判定する有無判定手段を備え、
前記先頭時刻特定手段は、前記有無判定手段により該1の記録媒体以外の他の記録媒体が使用されていないと判定された場合に、前記第2データにおける該1の記録媒体が挿入されている際に発生した最先のイベントのイベント発生時刻を前記データ先頭時刻とすることを特徴とする管理サーバ。
【請求項6】
請求項3乃至5のうちいずれか1項記載の管理サーバにおいて、
前記第2データの対象となる前記イベントには、前記パチンコ遊技機の扉開放時刻および扉閉鎖時刻が含まれることを特徴とする管理サーバ。
【請求項7】
請求項1乃至6のうちいずれか1項記載の管理サーバにおいて、
前記イベントは、前記パチンコ遊技機における大当りの発生と、始動入賞の発生と、1回の図柄変動完了と、所定個数の賞球の発生と、所定個数のアウト球の発生との一部または全部であることを特徴とする管理サーバ。
【請求項8】
複数のパチンコ遊技機の各々に対応して設けられて遊技者への玉貸処理を夫々異なる識別番号が付された1の記憶媒体を介して行うと共に、前記玉貸処理を含む前記パチンコ遊技機の遊技状況に関する情報を出力するCRユニットと、該CRユニットから出力された情報を管理する管理サーバとを備える遊技状況管理システムであって、
前記パチンコ遊技機の遊技状況に伴って発生したイベントの種別を特定するイベント特定手段と、
前記CRユニットに付与されたユニット番号から、前記イベントが発生したCRユニットを特定するユニット特定手段と、
前記CRユニットで使用される前記記録媒体に付与された識別番号から前記記録媒体を特定する記録媒体特定手段と、
少なくとも前記パチンコ遊技機が設置されたパチンコホールの開店時から閉店時までの時間管理を行い、前記イベントの発生時刻を特定する時間管理手段と、
前記イベント特定手段により特定されたイベントの種別を、前記ユニット特定手段により特定されたCRユニットのユニット番号と、前記記録媒体特定手段により特定された記録媒体の識別番号と、前記時間管理手段により特定された該イベントの発生時刻と共に累積的に記憶したデータを作成するデータ作成手段と
を備えることを特徴とする遊技状況管理システム。
【請求項9】
請求項8記載の遊技状況管理システムにおいて、
前記CRユニットが、前記イベント特定手段と、記録媒体特定手段とを備え、
前記管理サーバが、前記ユニット特定手段と、前記時間管理手段と、前記データ作成手段とを備えることを特徴とする遊技状況管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2010−115236(P2010−115236A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−288685(P2008−288685)
【出願日】平成20年11月11日(2008.11.11)
【出願人】(596047171)コスモ・イーシー株式会社 (12)
【Fターム(参考)】