説明

管理装置、管理装置の制御方法

【課題】 コンテンツを提供するネットワークサービスを、セキュリティーを確保しつつ円滑に行うための技術を提供する。
【解決手段】 複数台のユーザ端末装置によって複数のコンテンツが要求されている場合、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数を管理する。複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツを提供するコンテンツサーバの台数を、管理している台数を用いて決定する。複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツについて決定した台数分のコンテンツサーバに該コンテンツをインストールすると共に、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置に対し、該コンテンツを提供するコンテンツサーバへのアクセスを許可する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信制御技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
複数のコンテンツを提供するネットワークサービスでは、人気のあるコンテンツにアクセスが集中する。また、ネットワークサービスで利用されるシステムでは、1つのデータセンタのコンテンツサーバにおいて、複数の企業や個人が提供するコンテンツが混在することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-163241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、該システムでは、コンテンツへのアクセス集中を回避する円滑なデータセンタのロードバランシングと、ロードバランシングに対応したコンテンツ間の強固なセキュリティ能力が要求される。
【0005】
そこで本発明は、コンテンツを提供するネットワークサービスを、セキュリティーを確保しつつ円滑に行うための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1様態は、複数台のユーザ端末装置によって複数のコンテンツが要求されている場合、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数を管理する管理手段と、前記複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツを提供するコンテンツサーバの台数を、前記管理手段が管理している台数を用いて決定する決定手段と、前記複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツについて前記決定手段が決定した台数分のコンテンツサーバに該コンテンツをインストールすると共に、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置に対し、該コンテンツを提供するコンテンツサーバへのアクセスを許可する制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の構成によれば、コンテンツを提供するネットワークサービスを、セキュリティーを確保しつつ円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】システムの構成例を示す図。
【図2】管理装置106のハードウェア構成例を示すブロック図。
【図3】管理装置106が行う処理のフローチャート。
【図4】同コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数のテーブル情報を示す図。
【図5】各コンテンツの処理負荷のテーブル情報を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
【0010】
[第1の実施形態]
先ず、本実施形態に係るシステムの構成例について、図1を用いて説明する。なお、図1に示した各装置の台数や装置の間のネットワーク構成などについては一例であり、当業者であれば、その構成は適宜変更/変形させることは可能である。
【0011】
個人情報用DB(データベース)101は、個人情報用DB101a、101bを含む複数台の個人情報用DBから成り、それぞれの個人情報用DBには、ユーザ端末装置108のIPアドレスやユーザ名、パスワードなどの個人情報が登録されている。例えば、個人情報用DB101aには、A社が提供するコンテンツを視聴するために必要な個人情報が登録されている。また、例えば、個人情報用DB101bには、B社が提供するコンテンツを視聴するために必要な個人情報が登録されている。個人情報の登録は、ユーザ端末装置108aやユーザ端末装置108b等のユーザ端末装置から行う。
【0012】
コンテンツ用DB103は、コンテンツ用DB103a、103bを含む複数台のコンテンツ用DBから成り、それぞれのコンテンツ用DBには、ゲームや動画像などのコンテンツが登録されている。例えば、コンテンツ用DB103aには、A社が提供するコンテンツ(コンピュータプログラムやデータ)が登録されている。また、コンテンツ用DB103bには、B社が提供するコンテンツ(コンピュータプログラムやデータ)が登録されている。
【0013】
コンテンツプール105は、複数台のコンテンツサーバ105aから成る。それぞれのコンテンツサーバ105aは、プロキシサーバ102を介して個人情報用DB101に接続されていると共に、プロキシサーバ104を介してコンテンツ用DB103に接続されている。また、それぞれのコンテンツサーバ105aは、管理装置(センタサーバ)106に接続されている。
【0014】
管理装置106には、プロキシサーバ102を介して個人情報用DB101が接続されており、プロキシサーバ104を介してコンテンツ用DB103が接続されており、プロキシサーバ107を介してユーザ端末装置108が接続されている。
【0015】
次に、管理装置106のハードウェア構成例について、図2のブロック図を用いて説明する。
【0016】
CPU201は、RAM202やROM203に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて管理装置106全体の動作制御を行うと共に、管理装置106が行うものとして後述する各処理を実行する。
【0017】
RAM202は、外部記憶装置206からロードされたコンピュータプログラムやデータ、I/F(インターフェース)207を介して外部から受信したデータなどを一時的に記憶するためのエリアを有する。更にRAM202は、CPU201が各種の処理を実行する為に用いるワークエリアを有する。即ち、RAM202は、各種のエリアを適宜提供することができる。
【0018】
ROM203には、管理装置106の設定データやブートプログラムなどが格納されている。
【0019】
操作部204は、マウスやキーボードなどにより構成されており、ユーザが操作することで、各種の指示をCPU201に対して入力することができる。
【0020】
表示部205は、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU201による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。なお、この表示部205には、音声出力を行うための構成を加えても良いし、この構成を表示部205とは別個に設けても良い。
【0021】
外部記憶装置206は、ハードディスクドライブ装置に代表される大容量情報記憶装置である。外部記憶装置206には、OS(オペレーティングシステム)や、管理装置106が行うものとして後述する各処理をCPU201に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。また、管理装置106が既知のデータとして用いるデータもこの外部記憶装置206に保存されている。外部記憶装置206に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU201による制御に従って適宜RAM202にロードされ、CPU201による処理対象となる。
【0022】
I/F207には、プロキシサーバ102,104,107やそれぞれのコンテンツサーバ105aが接続されている。バス208には、上記の各部が接続されている。
【0023】
なお、図2に示した構成は、プロキシサーバ102,104,107やコンテンツサーバ105a、ユーザ端末装置108にも適用しても良い。しかし、プロキシサーバ102,104,107、コンテンツサーバ105a、ユーザ端末装置108のそれぞれの構成は図2の構成に限るものではなく、それぞれの装置の機能を実現できるのであれば、如何なる構成を採用しても良い。
【0024】
次に、管理装置106の動作について説明する。
【0025】
それぞれのユーザ端末装置のユーザは、視聴したいコンテンツの要求を該ユーザ端末装置を用いて送信することができる。プロキシサーバ107は、管理装置106へのアクセス権を有するユーザ端末装置からの要求を受けると、この要求を管理装置106に転送する。
【0026】
一方、管理装置106は、それぞれのコンテンツサーバ105aの稼働状態を管理している。即ち、どのコンテンツサーバ105aがどのコンテンツを提供しているのか(提供を行っていないのか)を管理している。そしてこの管理により、管理装置106は、コンテンツプール105が現在提供中のコンテンツごとに、該コンテンツを提供しているコンテンツサーバ105aの台数を管理している。
【0027】
また、管理装置106は、プロキシサーバ107を介して受けた要求を集計し、コンテンツごとに、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数を管理する。例えば、それぞれのコンテンツについて該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数を図4に例示するようなテーブル情報として外部記憶装置206内で管理している。
【0028】
図4の例では、管理装置106は、ユーザ端末装置108からコンテンツA、コンテンツB、コンテンツCの要求を受けており、コンテンツAを要求しているユーザ端末装置の台数は50、コンテンツBを要求しているユーザ端末装置の台数は80、コンテンツCを要求しているユーザ端末装置の台数は10,となっている。このテーブル情報は、要求を受けるたびに適宜書き換えられる。
【0029】
そして管理装置106は、定期的若しくは不定期的に、図3のフローチャートに従った処理を実行する。なお、図3のフローチャートの各ステップの処理をCPU201に実行させるためのコンピュータプログラムやデータは外部記憶装置206に保存されている。然るにCPU201は、このコンピュータプログラムやデータをRAM202にロードし、ロードしたコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、図3のフローチャートの各ステップの処理を実行することになる。
【0030】
ステップS301では、ユーザ端末装置108から要求されているそれぞれのコンテンツについて、該コンテンツを提供するコンテンツサーバ105aの台数を決定する。ここで、ステップS301における処理の詳細について説明する。ステップS301で台数を決定する方法には様々な方法が考え得るが、以下では2つの例について説明する。
【0031】
先ず、ユーザ端末装置108から要求されているそれぞれのコンテンツについて、ユーザ端末装置の全数に対する該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数の割合を求め、コンテンツサーバの全数のうち該割合に応じた数を、該コンテンツを提供するコンテンツサーバの台数として決定する。
【0032】
例えば、図4の場合、コンテンツサーバ105aの総数を100台とすると、コンテンツAを提供するコンテンツサーバ105aの台数XAは以下の式を計算することで35台と決定する。
【0033】
XA=50/(50+80+10)×100=35.71…≒35
同様に、コンテンツBを提供するコンテンツサーバ105aの台数XB、コンテンツCを提供するコンテンツサーバ105aの台数XC、は以下の式を計算することでそれぞれ、57台、7台と決定する。
【0034】
XB=80/(50+80+10)×100=57.14…≒57
XC=10/(50+80+10)×100= 7.14…≒7
また、外部記憶装置206に、図4のテーブル情報に加えて、図5に例示する如く、各コンテンツの処理負荷が格納されているテーブル情報が登録されている場合、XA,XB,XCは次のようにして求めても良い。図5では、コンテンツサーバ105aがコンテンツAを提供するために行う処理の負荷は50、コンテンツサーバ105aがコンテンツBを提供するために行う処理の負荷は10、コンテンツサーバ105aがコンテンツCを提供するために行う処理の負荷は60となっている。
【0035】
なお、処理の負荷については、1台のサーバにおける最大負荷を100として定義している。然るに、当然ながら、1台のサーバにおける処理の負荷はこの最大負荷を超えることはない。
【0036】
ここで、コンテンツサーバ105aの総数を100台とすると、XA,XB,XCは次のようにして求めることができる。
【0037】
先ず、ユーザ端末装置から要求されているそれぞれのコンテンツについて、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数と、該コンテンツの処理負荷と、の積を求め、複数のコンテンツのそれぞれについて求めた積の和を最大負荷で除した値Sを以下のようにして求める。
【0038】
S=(50×50+80×10+10×60)/100=39
この値Sは、XA,XB,XCの総和である。然るに、S台のうちXAに割り当てる分、S台のうちXBに割り当てる分、S台のうちXCに割り当てる分を決定する。ここではS=39であるため、39台のうちXAに割り当てる分、39台のうちXBに割り当てる分、39台のうちXCに割り当てる分を決定する。例えば、以下のようにして決定する。
【0039】
XA=50/(50+80+10)×39=13.92…≒13
XB=80/(50+80+10)×39=22.28…≒22
XC=10/(50+80+10)×39= 2.78…≒2
なお、Sが39.2等のように、小数部を有する実数であれば、40とし、39台を100%(処理負荷)使用し、1台を20%使用するとしても良い。また、上記の例ではSを求める際に100で除しているが、これを80にするなどして、使用台数は増えるものの、1台あたりの負荷を軽減させるようにしても良い。
【0040】
即ち、複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数と、該コンテンツの処理負荷と、の積を求め、複数のコンテンツのそれぞれについて求めた積の和から、複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツを提供するコンテンツサーバの台数を求める方法には様々な方法が考え得る。
【0041】
なお、ここでは各コンテンツを提供するコンテンツサーバ105aの台数を求める方法として、リソースごとの使用状況を用いた2つの例を挙げたが、これ以外の方法も考えられ、本実施形態は、特定の方法に限るものではない。
【0042】
また、以上説明した2つの方法を含む複数の方法のうち何れか1つをユーザが操作部204を用いて選択できるようにしても良い。この場合、ステップS301では、選択された方法に従って、コンテンツごとに、該コンテンツを提供するコンテンツサーバ105aの台数を決定することになる。
【0043】
次に、ステップS302では、ユーザ端末装置108から要求されているそれぞれのコンテンツについて、次のような処理を行う。ここでは説明を簡単にするために、ユーザ端末装置108から要求されているコンテンツが、コンテンツA、コンテンツB、コンテンツCであるとする。
【0044】
この場合、ステップS302では、コンテンツプール105から、コンテンツAについてステップS301で決定した台数(XA)分のコンテンツサーバ105aを選択する。ステップS301で決定した台数分のコンテンツサーバ105aをどのように選択するのかについては別段特定の方法に限るものではなく、例えば、各コンテンツサーバ105aに1,2,3,…のIDを割り当てた場合、ID=1〜XAのコンテンツサーバ105aを選択するようにしても良い。
【0045】
そして、選択したコンテンツサーバ105aが、コンテンツAについて個人情報を保持している個人情報用DB及びコンテンツAを保持しているコンテンツ用DBに対してアクセスできるように、プロキシサーバ102,104の設定を変更する。このようなプロキシサーバの設定技術については周知の技術であるため、これに係る説明は省略する。
【0046】
これにより、コンテンツAを提供するものとして選択されたコンテンツサーバ105aだけが、コンテンツAについて個人情報を保持している個人情報用DB、コンテンツAを保持しているコンテンツ用DBに対してアクセスできるようになる。このような処理は、コンテンツB,コンテンツCについても同様にして行う。
【0047】
そして、コンテンツAを提供するものとして選択されたコンテンツサーバ105aに、コンテンツAを保持しているコンテンツ用DBからコンテンツAをダウンロードさせるのであるが、すでにコンテンツAがダウンロードされているコンテンツサーバ105aにはダウンロードは行わない。また、コンテンツA以外のコンテンツ(コンテンツB,コンテンツCの何れか)を提供していたコンテンツサーバ105aについては、該提供していたコンテンツを削除させてから、コンテンツAを保持しているコンテンツ用DBからコンテンツAをダウンロードさせる。これにより、コンテンツAを提供するものとして選択されたコンテンツサーバ105aに、コンテンツAをインストールさせることができる。このような処理は、コンテンツB、コンテンツCについても同様に行う。
【0048】
なお、ステップS302における選択から外れたコンテンツサーバのなかには、それまではコンテンツの提供を行っていたものもある。例えば、ステップS302における選択前では、コンテンツCを提供していたコンテンツサーバが、ステップS302における選択の結果、何れのコンテンツの提供も行わないコンテンツサーバとなった場合、このコンテンツサーバからコンテンツCを削除する。
【0049】
また、ステップS302では、コンテンツAを要求したユーザ端末装置が、コンテンツAを提供するものとして選択されたコンテンツサーバ105aにアクセス可能となるように、プロキシサーバ107の設定を行う。これは、コンテンツB,コンテンツCについても同様である。
【0050】
以上の処理が完了すると、コンテンツXを要求しているユーザ端末装置(ユーザ端末装置X)は、コンテンツXを提供するコンテンツサーバ105a(コンテンツサーバX)にアクセスすることができ、コンテンツサーバXは、コンテンツXの為の個人情報が登録されている個人情報用DB及びコンテンツXを保持しているコンテンツ用DBにアクセスすることができるため、コンテンツサーバXは、コンテンツXの為の個人情報が登録されている個人情報用DB及びコンテンツXを保持しているコンテンツ用DBを用いながらコンテンツXを提供することができるし、ユーザ端末装置Xは、このコンテンツサーバXが提供するコンテンツXを視聴することができる。
【0051】
図3のフローチャートに従った処理のあと、コンテンツサーバがどのタイミングでコンテンツの提供を行うのかについては別段特定のタイミングに限るものではない。
【0052】
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、プロキシサーバを用いてアクセス権の制御を行ったが、プロキシサーバを用いずにアクセス権の制御を行うようにしても良い。例えば、プロキシサーバの代わりに、アクセス権の付与を制御する装置を用いるようにしても良い。このようなアクセス権の制御技術については従来から様々な技術が知られており、どのような技術を用いてもかまわない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数台のユーザ端末装置によって複数のコンテンツが要求されている場合、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数を管理する管理手段と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツを提供するコンテンツサーバの台数を、前記管理手段が管理している台数を用いて決定する決定手段と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツについて前記決定手段が決定した台数分のコンテンツサーバに該コンテンツをインストールすると共に、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置に対し、該コンテンツを提供するコンテンツサーバへのアクセスを許可する制御手段と
を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項2】
前記決定手段は、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて、
ユーザ端末装置の全数に対する該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数の割合を求め、コンテンツサーバの全数のうち該割合に応じた数を、該コンテンツを提供するコンテンツサーバの台数として決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記決定手段は、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数と、該コンテンツの処理負荷と、の積を求め、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて求めた積の和から、前記複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツを提供するコンテンツサーバの台数を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて、
該コンテンツを保持しているデータベースと該コンテンツについて前記決定手段が決定した台数分のコンテンツサーバとの間を介在するプロキシサーバに、該間の通信を可能にするための設定を行い、
該設定後、該コンテンツを保持しているデータベースから該コンテンツを、該コンテンツについて前記決定手段が決定した台数分のコンテンツサーバにダウンロードする
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の管理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて前記決定手段が決定した台数分のコンテンツサーバ以外のコンテンツサーバにインストールされているコンテンツを削除する
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の管理装置。
【請求項6】
管理装置の制御方法であって、
前記管理装置の管理手段が、複数台のユーザ端末装置によって複数のコンテンツが要求されている場合、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置の台数を管理する管理工程と、
前記管理装置の決定手段が、前記複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツを提供するコンテンツサーバの台数を、前記管理工程で管理している台数を用いて決定する決定工程と、
前記管理装置の制御手段が、前記複数のコンテンツのそれぞれについて、該コンテンツについて前記決定工程で決定した台数分のコンテンツサーバに該コンテンツをインストールすると共に、該コンテンツを要求しているユーザ端末装置に対し、該コンテンツを提供するコンテンツサーバへのアクセスを許可する制御工程と
を備えることを特徴とする管理装置の制御方法。
【請求項7】
コンピュータを、請求項1乃至5の何れか1項に記載の管理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−101584(P2013−101584A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−14539(P2012−14539)
【出願日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【出願人】(592044813)株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス (115)
【Fターム(参考)】