説明

箱形ルーフ管の掘削刃口部材

【課題】地山の土質が固い粘性土である場合に、粘性土の塊を搬送装置への積込みに適した大きさで取り込むことができると共に、先端開口面から切羽面の地盤に対する手作業を行い易い状態を保持できる箱形ルーフ管の掘削刃口部材を提供する。
【解決手段】先行して地中に設置した箱形ルーフ管22によるルーフ列21と置換して函体構造物20を設置することにより、鉄道の軌条27の下方に函体構造物20による地下道を形成する箱形ルーフ工法において、ルーフ列21を構成する箱形ルーフ管22の掘進時に箱形ルーフ管22の先端部に取り付けて用いられ、先端側の地盤を切削する略矩形中空断面を有する箱形ルーフ管の掘削刃口部材10であって、先端開口面11を横切る粘土切り鋼板12,13が、先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11bに沿って連続する手作業空間14を残した状態で、当該掘削刃口部材10の先端部分に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、箱形ルーフ工法において、箱形ルーフ管の掘進時にこれの先端部に取り付けて用いられる箱形ルーフ管の掘削刃口部材に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば鉄道の軌条や道路の下方を横断するようにして、これらの鉄道や道路の使用状態を保持したまま、函体構造物を地中に構築して地下道を形成する工法として、箱形ルーフ工法が知られている(例えば、特許文献1)。箱形ルーフ工法は、図3(a)〜(e)に示すように、設置される函体構造物20の外周形状に沿って、好ましくは天井部20a及び両側の側壁部20b(図3(e)参照)と対応する位置に、矩形断面を有する複数の箱形ルーフ管22を、ルーフ列21として地中に先行設置しておき(図3(a)及び(b)参照)、しかる後に、ルーフ列21の外周面に配置したフリクションカット板の端部を不動箇所に固定した状態で、既製の函体構造物20の端面をルーフ列21の後端面に当接させ(図3(b)及び(c)参照)、ルーフ列21の内側の地山を函体構造物20の中空内部を介して撤去しつつ函体構造物20を前進させることにより(図3(d)参照)、函体構造物20を箱形ルーフ管22によるルーフ列21と置換させて地中に設置する工法である(図3(e)参照)。
【0003】
このような箱形ルーフ工法では、地中に先行設置されるルーフ列21を構成する各箱形ルーフ管22の施工は、隣接する箱形ルーフ管22同士を側面に設けた係合片による継手部を介して連設した状態で、先端側の地盤の土砂を当該箱形ルーフ管22の内部を介して後方に排除しながら、例えば発進立坑23や函体構造物20の先端に設けた推進装置24の推進力によって、例えば到達立坑25に向けて箱形ルーフ管22を各々掘進させることによって行われる。
【0004】
また、各箱形ルーフ管22の掘進時には、これの先端部に箱形ルーフ管22と略同様の略矩形中空断面を有する掘削刃口部材26(10)を取り付けて、先端側の切羽面の地盤を切削するようになっていると共に、切削により内部に取り込んだ土砂は、ベルトコンベアやずりトロ等の搬送装置を介して後方に搬送するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特公平7−35719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の箱形ルーフ管22の先端部に取り付けて用いられる掘削刃口部材26は、略矩形中空断面の先端開口面が、略矩形形状のまま開口した状態になっているので、例えば地山の土質が固い粘性土である場合に、土砂が大きな塊のまま箱形ルーフ管の内部に取り込まれやすくなり、これらの土砂の塊をベルトコンベアやずりトロ等の搬送装置への積込みに適した大きさにするために、狭い箱形ルーフ管22の内部で小割する作業が必要になって、多くの手間を要することになる。また、掘削刃口部材26の先端開口面は、例えば切羽面の地山に内部への取込みが困難な大きさの礫等がある場合に、これらの礫等を箱形ルーフ管22の内部から手作業で周囲の地盤に逃がす必要があるため、掘削刃口部材26の先端開口面は、このような切羽面の地盤に対する手作業を行い易い状態にしておく必要がある。
【0007】
本発明は、地山の土質が固い粘性土である場合に、粘性土の塊を搬送装置への積込みに適した大きさにして取り込むことができると共に、先端開口面から切羽面の地盤に対する手作業を行い易い状態を保持することのできる箱形ルーフ管の掘削刃口部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、先行して地中に設置した箱形ルーフ管によるルーフ列と置換して函体構造物を設置することにより、既存の構造物の下方に前記函体構造物による地下道を形成する箱形ルーフ工法において、前記ルーフ列を構成する前記箱形ルーフ管の掘進時に前記箱形ルーフ管の先端部に取り付けて用いられ、先端側の地盤を切削する略矩形中空断面(略正方形中空断面を含む)を有する箱形ルーフ管の掘削刃口部材であって、先端開口面を横切る粘土切り鋼板が、該先端開口面の上辺部及び下辺部に沿って連続する手作業空間を残した状態で、先端部分に取り付けられている箱形ルーフ管の掘削刃口部材を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0009】
そして、本発明の箱形ルーフ管の掘削刃口部材は、前記粘土切り鋼板が、前記先端開口面を上下方向に3分割するように取り付けられた2枚の横方向粘土切り鋼板と、前記先端開口面を左右方向に分割するように取り付けられた縦方向粘土切り鋼板とからなり、該縦方向粘土切り鋼板は、前記横方向粘土切り鋼板に支持されて、前記上辺部及び下辺部と離間した状態で取り付けられていることが好ましい。
【0010】
また、本発明の箱形ルーフ管の掘削刃口部材は、前記縦方向粘土切り鋼板が、前記先端開口面を左右方向に3分割するように2枚取り付けられていることが好ましい。
【0011】
さらに、本発明の箱形ルーフ管の掘削刃口部材は、前記粘土切り鋼板が、対角方向に取り付けられた2枚の対角方向粘土切り鋼板からなることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の箱形ルーフ管の掘削刃口部材によれば、地山の土質が固い粘性土である場合に、粘性土の塊を搬送装置への積込みに適した大きさにして取り込むことができると共に、先端開口面から切羽面の地盤に対する手作業を行い易い状態を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の好ましい一実施形態に係る箱形ルーフ管の掘削刃口部材の正面図である。
【図2】本発明の好ましい一実施形態に係る掘削刃口部材を箱形ルーフ管の先端部に取り付けた状態で示す、図1のA−Aに沿った断面図である。
【図3】本発明の好ましい一実施形態に係る箱形ルーフ管の掘削刃口部材の背面図である。
【図4】(a)〜(e)は、箱形ルーフ管によるルーフ列と置換して函体構造物を設置することにより地下道を形成する箱形ルーフ工法の工程を説明する縦断面図及び横断面図である。
【図5】本発明の好ましい他の実施形態に係る箱形ルーフ管の掘削刃口部材の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜図3に示す本発明の好ましい一実施形態に係る箱形ルーフ管の掘削刃口部材10は、例えば図4(a)〜(e)に示す箱形ルーフ工法において、鉄道の軌条27の下方を横断して函体構造物20による地下道を形成する際に、地中に先行して設置されてルーフ列21を構成する各箱形ルーフ管22の掘進を容易にするべく、各箱形ルーフ管22の先端部に取り付けて用いられる。また、本実施形態の掘削刃口部材10は、地山の土質が固い粘性土である場合に、切削された粘性土が大きな塊のまま各箱形ルーフ管22の内部に取り込まれないようにすると共に、切羽面の地盤に対する手作業を行い易くする機能を備えている。
【0015】
ここで、図4(a)〜(e)に示す箱形ルーフ工法は、設置される函体構造物20の外周形状に沿って、略矩形中空断面(略正方形中空断面を含む)を有する箱形ルーフ管22を複数先行設置してルーフ列21を形成し、しかる後に、既製の函体構造物20の端面をルーフ列21の後端面に当接させて函体構造物20を前進させることにより、函体構造物20を箱形ルーフ管22によるルーフ列21と置換して地中に設置する公知の工法である。
【0016】
そして、本実施形態の箱形ルーフ管の掘削刃口部材10は、先行して地中に設置した箱形ルーフ管22によるルーフ列21と置換して函体構造物20を設置することにより、鉄道の軌条(既存の構造物)27の下方に函体構造物20による地下道を形成する箱形ルーフ工法において、ルーフ列21を構成する箱形ルーフ管22の掘進時に箱形ルーフ管22の先端部に取り付けて用いられ、先端側の地盤を切削する略矩形中空断面(略正方形中空断面を含む)を有する掘削刃口部材10であって、図1〜図3に示すように、先端開口面11を横切る粘土切り鋼板12,13が、該先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11bに沿って連続する手作業空間14を残した状態で、当該掘削刃口部材10の先端部分に取り付けられている。
【0017】
また、本実施形態では、粘土切り鋼板12,13が、先端開口面11を上下方向に3分割するように取り付けられた2枚の横方向粘土切り鋼板12と、先端開口面11を左右方向に分割するように取り付けられた縦方向粘土切り鋼板13とからなり、縦方向粘土切り鋼板13は、横方向粘土切り鋼板12に支持されて、先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11bと離間した状態で取り付けられており、さらに縦方向粘土切り鋼板13は、先端開口面11を左右方向に3分割するように2枚取り付けられている。
【0018】
本実施形態では、ルーフ列21を構成する箱形ルーフ管22として、例えばアール・アンド・シー工法(株式会社奥村組製)に使用する公知の矩形パイプを用いることができる。箱形ルーフ管22は、例えば縦横800mm程度の略矩形(略正方形)の断面形状を備えると共に、内部に作業員が入って作業を行うことが可能な中空部分を備えている。
【0019】
また、箱形ルーフ管22は、軸方向(掘進方向)に連結される複数の単位箱形ルーフ管22aからなり(図4(a)〜(c)参照)、箱形ルーフ管22が発進立坑23から到達立坑25に向けて掘進されるのに伴って、単位箱形ルーフ管22aの軸方向両端部の四隅の部分に取り付けられたボルト締着孔28を有する連結リブ29を介して(図2参照)、単位箱形ルーフ管22aが、連結ボルトを用いて後方から順次継ぎ足されてゆくことになる。さらに、箱形ルーフ管22には、側面から外側に突出して、軸方向に延設する係合片(図示せず)が設けられており、これらの係合片を互いに係合させて隣接する箱形ルーフ管22との間に継手部を形成することにより、掘進時の位置ずれを回避できるようになっている。
【0020】
そして、本実施形態の掘削刃口部材10は、最先端の単位箱形ルーフ管22aの先端面に一体として着脱可能に連結される刃口部材であって、図1〜図3に示すように、単位箱形ルーフ管22aと略同様の(好ましくは余掘り部分を加えることにより単位箱形ルーフ管22aよりも僅かに大きくなった)、例えば縦横800mm程度の略矩形(正方形)の中空断面形状を備えると共に、例えば1000〜1100mm程度の長さを有している。掘削刃口部材10は、軸方向の後端部の四隅の部分にボルト締着孔15を有する連結リブ16が取り付けられていて、最先端の単位箱形ルーフ管22aの連結リブ29との間で連結ボルトを締着することにより、当該単位箱形ルーフ管22aの先端面に容易に接合一体化することができるようになっている。
【0021】
また、掘削刃口部材10の先端開口面11は、これの上辺部11aが下辺部11bよりも例えば200mm程度前方に突き出ていることにより、先端開口面11の両側の側辺部11cは、上端部分を除いて斜めに切り欠かれた形状を有している(図2参照)。そして、本実施形態では、この先端開口面11を横切るようにして、2枚の横方向粘土切り鋼板12と、2枚の縦方向粘土切り鋼板13とが取り付けられている。
【0022】
本実施形態では、横方向粘土切り鋼板12は、例えば厚さt1が15mm、幅がb1が120mm程度の断面形状を有する、好ましくは高強度鋼板からなる横長帯板形状のプレート部材である。横方向粘土切り鋼板12は、上下の幅広の平坦な面を先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11bと平行に配置して、上辺部11aから例えば250mm及び500mm程度離れた位置に、両側の側辺部11cの間に跨って架設された状態で、溶接等によって二段に固着されている。また、横方向粘土切り鋼板12は、先端部分の下側角部がテーパー状に切り欠かれていると共に、側辺部11cの斜めに切り欠かれた部分から40mm程度前方に突出して設けられている。
【0023】
縦方向粘土切り鋼板13は、例えば厚さt2が15mm、幅b2が120mm程度の断面形状を有する、好ましくは高強度鋼板からなる横長帯板形状のプレート部材である。縦方向粘土切り鋼板13は、左右の幅広の平坦な面を先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11bと垂直に配置して、両側の側辺部11cから各々250mm程度離れた位置に、2枚の縦方向粘土切り鋼板13の間に300mm程度の間隔を保持すると共に上下一対の横方向粘土切り鋼板12によって支持された状態で、当該横方向粘土切り鋼板12に溶接等によって固着されている。
【0024】
また、縦方向粘土切り鋼板13は、平行四辺形の側面形状を有していて、その一辺部が、先端開口面11の側辺部11cの斜めに切り欠かれた部分に沿って各々配置されると共に、縦方向粘土切り鋼板13の上縁と先端開口面11の上辺部11aとの間には125mm程度の間隔が保持され、且つ縦方向粘土切り鋼板13の下縁と先端開口面11の下辺部11aとの間には175mm程度の間隔が保持されるようになっている。このようにして、縦方向粘土切り鋼板13の上下の縁部と先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11aとの間には手を差し入れることが可能な相当の大きさの間隔が保持されることにより、縦方向粘土切り鋼板13の上方及び下方には、先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11bに沿って連続する、作業員が手を差し入れることが可能な手作業空間14が形成されることになる。
【0025】
そして、上述の構成を有する本実施形態の箱形ルーフ管の掘削刃口部材10によれば、箱形ルーフ管22の掘進時にこれの先端部に取り付けて用いられて、地山の土質が固い粘性土である場合に、粘性土の塊を搬送装置への積込みに適した大きさにして取り込むことが可能になると共に、先端開口面11から切羽面の地盤に対する手作業を行い易い状態を保持することが可能になる。
【0026】
すなわち、本実施形態の掘削刃口部材10によれば、先端開口面11を横切る粘土切り鋼板12,13が設けられているので、掘進時に切削される切羽面の地山の土質が固い粘性土である場合でも、粘土切り鋼板12,13によって小割りして、粘性土を小さな粘土塊として掘削刃口部材10や箱形ルーフ管22の内部に取り込むことができるので、これらの粘土塊をそのままベルトコンベアやずりトロ等の搬送装置に積み込んで、容易に搬出することが可能になる。
【0027】
また、本実施形態の掘削刃口部材10によれば、先端開口面11を横切る粘土切り鋼板12,13が、先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11bに沿って連続する手作業空間14を残した状態で取り付けられているので、切羽面の地山に内部への取込みが困難な大きさの礫等がある場合でも、手作業空間14を介した箱形ルーフ管22の内部からの手作業によって、礫等を周囲の地盤に逃がしながら容易に掘進作業を行ってゆくことが可能になる。
【0028】
図5は、本発明の他の実施形態に係る箱形ルーフ管の掘削刃口部材17を示すものである。図5に示す掘削刃口部材10は、先端開口面11を横切る粘土切り鋼板の部分を除いて、上記実施形態の掘削刃口部材10と略同様の構成を備えている。すなわち、本他の実施形態では、粘土切り鋼板18は、対角方向に取り付けられた2枚の対角方向粘土切り鋼板18によって構成されている。
【0029】
そして、本他の実施形態の掘削刃口部材10によっても、箱形ルーフ管22の掘進時に対角方向粘土切り鋼板18によって小割りして、固い粘性土を小さな粘土塊として内部に取り込むことが可能になると共に、先端開口面11の上辺部11a及び下辺部11bに沿って連続する手作業空間14を介して手作業によって礫等を周囲の地盤に逃がすことが可能になり、上記実施形態の掘削刃口部材10と同様の作用効果を奏することになる。
【0030】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、縦方向粘土切り鋼板や横方向粘土切り鋼板は、先端開口面を左右方向又は上下方向に3分割するように2枚づつ取り付ける必要は必ずしも無く、何れか一方又は双方を、中央部分に1枚設けて粘土切り鋼板とすることもできる。
【符号の説明】
【0031】
10,17 掘削刃口部材
11 先端開口面
11a 先端開口面の上辺部
11b 先端開口面の下辺部
11c 先端開口面の側辺部
12 横方向粘土切り鋼板
13 縦方向粘土切り鋼板
14 手作業空間
15 ボルト締着孔
16 連結リブ
18 対角方向粘土切り鋼板
20 函体構造物
21 ルーフ列
22 箱形ルーフ管
22a 単位箱形ルーフ管
23 発進立坑
24 到達立坑
27 鉄道の軌条(既存の構造物)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先行して地中に設置した箱形ルーフ管によるルーフ列と置換して函体構造物を設置することにより、既存の構造物の下方に前記函体構造物による地下道を形成する箱形ルーフ工法において、前記ルーフ列を構成する前記箱形ルーフ管の掘進時に前記箱形ルーフ管の先端部に取り付けて用いられ、先端側の地盤を切削する略矩形中空断面を有する箱形ルーフ管の掘削刃口部材であって、
先端開口面を横切る粘土切り鋼板が、該先端開口面の上辺部及び下辺部に沿って連続する手作業空間を残した状態で、先端部分に取り付けられている箱形ルーフ管の掘削刃口部材。
【請求項2】
前記粘土切り鋼板が、前記先端開口面を上下方向に3分割するように取り付けられた2枚の横方向粘土切り鋼板と、前記先端開口面を左右方向に分割するように取り付けられた縦方向粘土切り鋼板とからなり、該縦方向粘土切り鋼板は、前記横方向粘土切り鋼板に支持されて、前記上辺部及び下辺部と離間した状態で取り付けられている請求項1記載の箱形ルーフ管の掘削刃口部材。
【請求項3】
前記縦方向粘土切り鋼板は、前記先端開口面を左右方向に3分割するように2枚取り付けられている請求項2記載の箱形ルーフ管の掘削刃口部材。
【請求項4】
前記粘土切り鋼板が、対角方向に取り付けられた2枚の対角方向粘土切り鋼板からなる請求項1記載の箱形ルーフ管の掘削刃口部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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