説明

簡単メールタクシー配車システム(K−cab)

【課題】障害者や高齢者の方々が積極的に外出できることを支援するタクシー配車依頼方法を提供する。
【解決手段】携帯端末やパソコンなどによりWebサーバーに接続し、タクシー配車依頼ができるため、自宅はもとより外出先からでもタクシー配車依頼が可能となり、タクシー配車依頼時に乗車場所、降車場所、障害の程度をタクシー会社に送信するため、タクシー会社では迅速な配車や障害の程度に合わせた的確な対応が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、障害者や高齢者の方々たちがタクシー配車依頼をする方法に関する。
【背景技術】
特に聴覚障害者の方たちがタクシー配車依頼をする方法は、FAXでの配車依頼が一般的であった。また、コミュニケーションを手話や文字に頼らざるをえず、乗車場所や行き先を伝えるのが困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上に述べた従来の様なタクシー配車依頼方法では、障害者や高齢者の方々たちが自宅からのタクシー配車依頼は可能でも、外出先からの依頼が困難であった。また、FAXを送られたタクシー会社でも返信を送る手間がかかり効率が悪く、FAXに気づかなければ、お客様を待たせてしまう問題があった。
また、障害者の方々たちのコミュニケーションは手話や文字に頼らざるをえず、乗車場所や目的地を伝えるのが困難であったという点である。
【0004】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、自宅や外出先から障害者や高齢者の方々はもとより一般の方でもタクシー配車依頼を行えることが主な特徴である。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明の車両手配方法は、以下のように構成されている。
【0005】
この発明のタクシー配車依頼方法では、携帯端末やパソコンなどにより、Webサーバーに対してタクシー配車依頼要求し、乗車場所、降車場所、希望のタクシー会社、携帯端末の識別情報を送信し、Webサーバーが各携帯端末の前記情報を受信し、Webサーバーからタクシー会社に顧客情報、乗車場所、降車場所を送信し、タクシー配車依頼をする、タクシー会社は前記乗車場所、降車場所、顧客情報を確認し、配車するタクシーの号車番号や到着時間、乗車場所、降車場所をお客様へメールで返信する、待ち時間などお客さまの条件に合わない場合にはキャンセルできることを特徴としたものである。
【0006】
QRコード(Quick Responseコード)やGPS(global positioning system)機能も取り入れた携帯端末を使用することにより、現在位置の入力手間が省け、最寄りのタクシー会社を選んで配車できることを特徴としたものである。
【0007】
QRコードの設置先は、自動販売機、公衆電話、電柱、コンビニエンスストア、スーパー、ショッピングセンター、デパート、パチンコ店、ゴルフ場、居酒屋、高級割烹、飲食店、健康ランド、銭湯、温泉旅館、ホテル、オフィスビル、ランドマークとなる建物、老人ホーム、ケアセンター、病院、薬局、銀行、郵便局、整体・マッサージ店、福祉施設、役所、公共施設、印刷物、出版物、ホームページ、マッチ箱、ライター、パンフレット、名刺などあらゆるものに設置することにより、外出先からでも現住所の説明をしなくても、タクシーの配車依頼が行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
【0009】
図1は、本発明の構成図を示したものである。利用者はタクシーの呼び出しを行うにあたり、携帯端末(1)から携帯電話情報をWebサーバー(3)に送ることで一度会員登録すれば入力手間が省ける、パソコン(2)からの場合にも会員登録は必要であるが、会員番号やパスワードをパソコン(2)に記憶させることで、次回からWebサーバーへの接続が容易に行える。
【0010】
利用者がタクシー配車依頼する場合には、地域情報(都道府県や市町村名)、タクシー会社名、タクシーの台数、乗車場所、降車場所を入力することにより配車依頼が完了する。
【0011】
携帯端末(1)のQRコード読みとり機能(5)やGPS機能(6)を利用すれば、地域名称の入力が必要なく、タクシー会社の選定画面からの入力となり、入力手間が省かれる。
【0012】
Webサーバー(3)は携帯端末(1)やパソコン(2)の利用者の情報(乗車場所など)を指定のタクシー会社のパソコン(4)へ送信する。
【0013】
タクシー会社のパソコン(4)で利用者の情報を確認し、到着までの待ち時間や乗車場所、降車場所、配車するタクシーの号車番号などの必要事項をチェックし、利用者の携帯端末(1)やパソコン(2)へ送信する。
【0014】
タクシー会社のパソコン(4)から利用者の携帯端末(1)やパソコン(2)へ送信した時点で、配車伝票が印刷される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】構成図
【符号の説明】
【0013】
1 携帯端末(携帯電話やPHS電話)
2 パソコン(利用者)
3 Webサーバー
4 パソコン(タクシー会社)
5 QRコード(Quick Responseコード)携帯電話の付加機能
6 GPS機能(global positioning system)携帯電話の付加機能
7 配車伝票出力装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般の方はもとより障害者や高齢者の方々でもタクシー配車依頼ができるシステムで、携帯電話やPHS(以下「携帯端末」という。)、パソコンからWebサーバーに接続し、会員登録する事により携帯端末の持っているGPS機能やQRコード読みとり機能を利用する事で、現在位置を確認し、市内や最寄りのタクシー会社を選ぶ画面に接続し、タクシーの配車依頼を行う、また自宅の住所や以前利用した乗車場所、降車場所が顧客情報としてWebサーバーに蓄積されるタクシー配車依頼システム。
【請求項2】
前記タクシー配車依頼は、携帯端末及びパソコンでWebサーバーに接続し、都道府県及び地域別に登録しているタクシー会社を指定し、乗車場所及び降車場所、障害の部位などを登録する事により、障害者や高齢者の方々でもタクシー配車依頼ができるシステム。
【請求項3】
前記Webサーバーに会員登録することにより、自宅や障害の程度などの情報、利用した場所が登録されることにより入力手間を簡素にすることができ、依頼を受けたタクシー会社も予め障害の程度を把握できるため、より適切な対応が可能となるシステム。
【請求項4】
前記タクシー会社は、メール着信時に着信音を出すことにより着信を即座に確認でき、待ち時間など必要事項を入力及びクリックする事で返信し、連絡ミス及び漏れなど無く返信でき、メール返信時に配車伝票の出力ができるシステム。

【図1】
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【公開番号】特開2006−12100(P2006−12100A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−212314(P2004−212314)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(504277436)株式会社アクセル (1)
【出願人】(504277827)有限会社東北エヌティエス (1)
【出願人】(504277506)株式会社システムエンジニアリング (1)
【出願人】(504275812)
【出願人】(504277539)
【Fターム(参考)】