説明

簡易サウナ服

【課題】家庭内でサウナ服を着用し、ドライヤーを使うだけで移動や、軽作業をしながらでも、サウナ効果が得られ使い易く、安価で早く暖まる省エネタイプの簡易サウナ服を提供する。
【解決手段】サウナ服で(1)には、温風吹込口(2)とドライヤーホルダー(3)及び温風分配袋(4)を設けてなる簡易サウナ服。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、気密性の高い服内に温風を送り込むことで、サウナ効果を得ることができる機能を持った家庭内で使用できる簡易サウナ服である。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭内で使用できるサウナは、小さな個室を設けて、そこに人が入り乾燥した温風を吹き込むものや、寝袋状の物に乾燥した温風を吹き込むもの、風呂の樋をサウナ室として使用するもの等、種々あるがいずれも、座ったり、寝たりの状態でサウナ効果を得るものであった。そのため、サウナに入っている間は、じっとしているしかなく、何もできなかった。
本発明は、サウナ効果を得ながら、移動したり、軽作業ができるようにした温風式簡易サウナ服である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
イ、サウナに入った状態では、移動ができない、軽作業もできない。
ロ、サウナ装置は、設置場所をとり、片付が困難である。
ハ、サウナ装置は、使用エネルギーが大きい。
本発明は以上の欠点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
気密性の高いサウナ服(1)には温風吹込口(2)を設ける。温風吹込み口(2)からドライヤー(6)で温風を吹き込むと温風は服内に設けた温風分配袋(4)に入り足方向温風出口(5)から出て、先ず足部を暖める。
次に足部の温風圧力が高くなると、温風は次第に上昇して体から手首へと充満し、少量 の温風で身体全体を早く暖めることができる。
又、ドライヤーは軽い物でありサウナ服にドライヤーホルダー(3)を設けて携帯できるようにする。ドライヤーのコードを長くする事によって、移動範囲は広まり、軽作業も可能である。
温風分配袋は(4)は、ドライヤーから急に温風が出た場合等、温風が直接体に当たらないために火傷防止も兼ねている。
本発明は、サウナ服内にドライヤーの温風を吹き込み、服内が均一に早く暖まるように工夫した、簡易サウナ服である。
【発明の効果】
【0005】
本発明を使用することによって
1.サウナに入った状態で移動でき軽作業もできるため手軽に使用することができる。
2.サウナ服は、洗濯ができるため、気持ち良く使用できる。
3.すぐ暖まるため、省エネルギーができる。
4.設置場所がいらず、片付も簡単である。
5.製作費も安価である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施例を述べる。
気密性の高い綿又は、ビニル、テフロン等で製作した、上下が継がり一体となった、簡易サウナ服(1)には、斜め前腹部にドライヤー(6)で温風を吹き込むための温風吹込口(2)を設け、温風吹込口(2)の近くには、ドライヤーホルダー(3)を設ける。
サウナ服(1)の内部には、温風分配袋(4)を設ける。
温風分配袋(4)は、袋帯の形状とし、温風吹込口(2)と継がっていて、温風吹込口から込った温風を足部に分配するために二股になった足方向温風出口(5)を設ける。
温風分配袋(4)の材質は、一般的なものでよく、サウナ服(1)ほど、気密性を必要とししない。
ドライヤーホルダー(3)は、ドライヤーの吸い込み空気が容易に取り入れられるように大きな網目のポケット状にする。
サウナ服(1)は、着脱のための開閉できるチャック(7)を設け、首部や手首、足首部は気密性を高めるために伸縮できる伸縮部(8)を設けて、温風が逃げにくいようにする。
本発明を使用するときは、裸又は、下着を着用した状態で、サウナ服(1)を着用する。次に、温風吹込口(2)に既存のヘアードライヤー等の熱風吹き出し口を接続し、ドライヤーの電源を入れて温風を吹き込むと温風は、温風分配袋(4)に入り、足方向出口を通って、先ず足の方から充満し暖かくなる。次第に温風は、上部方向にも充満していき、身体から手の方にも行き渡る。自分好みの温度に全体が暖まった時にドライヤーの電源を切ると余熱によりサウナ効果が得られる。温度が下がったら電源を入れ暖まったら電源を切ることを繰り返す 。ドライヤーは携帯できるので、ドライヤーの電源コードを移動する範囲に応じた長さにすることによって、移動したり軽作業しながら、サウナ効果が得られる。
そして、必要に応じてサウナ服専用の利便性、安全性を向上したドライヤーを製作し使用すれば、尚良い。
専用のドライヤーは、以下の機能を持たせる。
1)電源切り忘れ防止のためタイマーを設ける。
2)温度調節機能を持たせる。
3)温風吹込口(2)と簡単に着脱できるようにワンタッチ式とする。
4)ドライヤーは電池式でもよい。
サウナ服(1)は、大、中、小形の数種類を製作する。
ドライヤーホルダー(3)はポケットに替え、引掛式のマジック帯でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0007】
家庭でサウナ風呂に入りたいと思っている人は、多勢いる。いつでも手軽にサウナ効果が得られるこの簡易サウナ服は、その願望を一気に解決したものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 本発明の使用状態を示す斜視図
【図2】 本発明の温風分配袋のサウナ服への取付状態を示す斜視図
【図3】 本発明の分配袋の概念図
【符号の説明】
【0009】
1.サウナ服
2.温風吹込み口
3.ドライヤーホルダー
4.温風分配袋
5.足方向温風出口
6.ドライヤー
7.チャック
8.伸縮部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サウナ服(1)には温風吹込口(2)とドライヤーホルダー(3)及び、温風分配袋(4)を設けてなる簡易サウナ服

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−37943(P2007−37943A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−246712(P2005−246712)
【出願日】平成17年8月1日(2005.8.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(505322821)
【Fターム(参考)】