説明

粒子線治療システム

【課題】粒子線治療装置の災害時検知し、再治療が必要と判断される患者の抽出することができる粒子線治療システムを提供する。
【解決手段】患者への粒子線治療を行う粒子線治療装置1が設置された粒子線治療施設A、Bを有し、患者への粒子線治療を粒子線治療施設A、Bのいずれかにて行う粒子線治療システムにおいて、第1のデータベース2に保存された粒子線治療装置1の治療に関するスペックおよび第2のデータベース3に保存された各患者の治療計画情報を用いて各患者の粒子線治療装置1の使用計画情報をそれぞれ作成する使用計画手段4と、災害情報入力部6aに災害情報が入力されると使用計画手段4から再治療が必要と判断される再治療必要条件に該当する使用計画情報を抽出して他の粒子線治療施設B、Aに送付する再治療情報を作成する再治療抽出手段6とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、災害情報提供センタもしくは施設内の災害検知手段などの災害情報を入力して、再治療が必要と判断される患者の抽出を行う粒子線治療システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の粒子線治療装置の治療連携システムは、治療技師の災害の認知により、その判断により端末装置から、医師の判断にて患者の抽出を行って、治療情報管理サーバ画面に表示させている。また、他の従来の放射線治療スケジューリングシステムでは、設備を効率良く運用できる患者の治療スケジュールを自動立案するために放射線治療スケジューリングを行っている(例えば、特許文献1参照)。また、他の従来の在宅医療支援システムでは、端末装置に災害予想または災害情報を取り込み、対象地域の医療機器利用者を検索する機能を設けている(例えば、特許文献2参照)。粒子線治療の特性により、その治療は一定期間途絶えることなく行う必要があり、もし治療をある期間停止すると治療効果が全く無くなる。このため一般的には4日以上の治療停止は治療の効果が全く無くなると考えられている。
【0003】
【特許文献1】特開2000−222507号公報
【特許文献2】特開2002−320675号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の粒子線治療装置の治療連携システムは、医師または技師の災害を認知し、その判断により保守端末から再治療が必要となる患者を検索し、保守端末画面に表示させている。また、粒子線治療に使用されているデータは膨大な量であるため、特に、操作ミスが発生する可能性があり、効率的な抽出が行われないなどのリスクがあるという問題点があった。また、他の従来の放射線治療スケジューリングシステムでは治療スケジューリングを行っており、治療状態から再治療計画を促すものではないという問題点があった。また、他の従来の在宅医療支援システムでは、対象地域の医療機器利用者を検索する機能を設けて利用者を支援するものであり、治療連携システムと組み合わせて治療継続を支援するものではないという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、粒子線治療装置の災害を検知し、再治療が必要と判断される患者の抽出を行う粒子線治療システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、患者への粒子線治療を行う粒子線治療装置が設置された粒子線治療施設を複数有し、患者への粒子線治療を粒子線治療施設のいずれかにて行う粒子線治療システムにおいて、
粒子線治療施設は、
粒子線治療装置の治療に関するスペックが保存された第1のデータベースと、
粒子線治療施設にて治療を行う複数の患者の治療計画情報がそれぞれ保存された第2のデータベースと、
第1のデータベースに保存されたスペックおよび第2のデータベースに保存された各患者の治療計画情報を用いて各患者の粒子線治療装置の使用計画情報をそれぞれ作成する使用計画手段と、
粒子線治療施設の災害情報を入力する災害情報入力部を有し災害情報入力部に災害情報が入力されると使用計画手段から再治療が必要と判断される再治療必要条件に該当する使用計画情報を抽出して他の粒子線治療施設に送付する再治療情報を作成する再治療抽出手段とを備えものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明の粒子線治療システムは、患者への粒子線治療を行う粒子線治療装置が設置された粒子線治療施設を複数有し、患者への粒子線治療を粒子線治療施設のいずれかにて行う粒子線治療システムにおいて、
粒子線治療施設は、
粒子線治療装置の治療に関するスペックが保存された第1のデータベースと、
粒子線治療施設にて治療を行う複数の患者の治療計画情報がそれぞれ保存された第2のデータベースと、
第1のデータベースに保存されたスペックおよび第2のデータベースに保存された各患者の治療計画情報を用いて各患者の粒子線治療装置の使用計画情報をそれぞれ作成する使用計画手段と、
粒子線治療施設の災害情報を入力する災害情報入力部を有し災害情報入力部に災害情報が入力されると使用計画手段から再治療が必要と判断される再治療必要条件に該当する使用計画情報を抽出して他の粒子線治療施設に送付する再治療情報を作成する再治療抽出手段とを備えたので、粒子線治療装置の災害を検知し、再治療が必要と判断される患者の抽出を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における粒子線治療システムの構成を示した図、図2は図1に示した粒子線治療システムの動作を説明するための図、図3は図1に示した粒子線治療システムの表示手段の表示例を示した図である。図において、本実施の形態1においては、患者への粒子線治療を行う粒子線治療装置が設置された粒子線治療施設、ここでは複数の粒子線治療施設Aおよび粒子線治療施設Bを有し、患者への粒子線治療を粒子線治療施設A、Bのいずれかにて行う粒子線治療システムを例に説明する。尚、ここでは粒子線治療施設が2つの場合を例に示したが、これに限られることはなく、複数であれば同様に行うことができることは言うまでもなく、その説明は適宜省略する。
【0009】
そして、各粒子線治療施設A、Bには、それぞれ以下のものを備え、それぞれが各粒子線治療施設A、B内にてネットワークにて接続されている。粒子線治療を行うための粒子線治療装置1と、粒子線治療装置1の治療に関するスペックが保存された第1のデータベース2と、粒子線治療施設にて治療を行う複数の患者の治療計画情報がそれぞれ保存された第2のデータベース3とを備える。治療計画情報とは、患者のCT画像などを元に医師または技師が腫瘍部(患部)をターゲットとして定義し、ターゲットへの線源データ、線量、角度などを決定されたものである。尚、腫瘍以外にも重要臓器などで線量を付与しない領域も定義することが可能であることは言うまでもない。これに対し、粒子線治療装置の治療に関するスペックとは、この治療を行うために必要となるスペックであり、線源データ、線量データ、角度データなどでありこれらのデータが格納されている。
【0010】
そして、第1のデータベース2に保存されたスペックおよび第2のデータベース3に保存された各患者の治療計画情報を用いて各患者の粒子線治療装置1の使用計画情報をそれぞれ作成する使用計画手段4とを備える。そして、使用計画手段4は、粒子線治療装置1が実施した治療情報を取得し、各患者の使用計画情報が治療前、治療中、治療終了のいずれの状態であるかの治療状態情報を有している。
【0011】
さらに、例えば外部に設置されている災害情報提供センタ5などから粒子線治療施設の災害情報を入力する災害情報入力部6aを有し、災害情報入力部6aに災害情報が入力されると使用計画手段4から再治療が必要と判断される再治療必要条件に該当する使用計画情報を抽出して他の粒子線治療施設に送付する再治療情報を作成する再治療抽出手段6を備える。ここでは再治療抽出手段6は、再治療必要条件として、使用計画情報が治療中である使用計画情報を再治療が必要と判断して、当該治療中の情報を有する使用計画情報を再治療情報として抽出する。そして再治療情報は、再治療を行うための患部箇所情報(例えば、患部が肺、肝臓などのいずれかであることの情報)を有している。
【0012】
さらに、災害情報とは、粒子線治療装置1が使用不可能となるような災害情報を示し、この災害情報を受信した後は、この粒子線治療装置1を用いた治療を行うことができないものを示す。さらに、再治療情報を表示する表示手段7を備える。表示手段7は、再治療情報の再治療を行う患者の合計人数、または、再治療情報の再治療の行う患部箇所毎の患者の合計人数、または、再治療情報の患者毎の情報のいずれか少なくとも1つを表示する。さらに、各箇所にデータを入出力および指示を行うための入出力手段8とを備える。この入出力手段8により、各患者の治療計画情報を入力したり、各患者の再治療情報を出力したり、再治療情報を表示手段7に必要となる情報として表示させたりすることができる。また、再治療情報を取り出しメディアに格納し、他の粒子線治療施設に送信する。
【0013】
次に、上記のように構成された実施の形態1の粒子線治療システムの動作について図2に基づいて説明する。図2は粒子線治療施設Aで災害情報が入力され、治療が中断された場合の動作について示している。まず、粒子線治療施設Aでは、入出力手段8により診断に用いられたCT、MRデータとともに患者の治療計画情報を第2のデータベース3に登録する(図2のステップS1)。また、第1のデータベース2には予め粒子線治療装置1の治療に関するスペックが格納されている。次に、使用計画手段4にて、第1のデータベース2に保存されたスペックおよび第2のデータベース3に保存された各患者の治療計画情報を用いて各患者の粒子線治療装置1の使用計画情報をそれぞれ作成する(図2のステップS2)。
【0014】
次に、通常はこの使用計画情報に基づいて粒子線治療装置1にて各患者に治療が行われる(図2のステップS3)。この際、使用計画手段4は、粒子線治療装置1が実施した治療情報を取得し、各患者の使用計画情報が治療前、治療中、治療終了のいずれの状態であるかを治療状態情報に反映しておく。そして、災害情報提供センタ5から粒子線治療施設Aが災害に見舞われ、使用不可能な状態となる災害情報を災害情報入力部6aが入力する(図2のステップS4)。すると、直ちに粒子線治療装置1での治療を中断する(図2のステップS5)。そして、再治療抽出手段6は使用計画手段4から再治療が必要と判断される再治療必要条件に該当する、すなわちここでは、使用計画情報が治療中である使用計画情報を再治療が必要と判断して、この治療中の情報を有する使用計画情報を再治療情報として抽出して他の粒子線治療施設Bに送付する再治療情報を作成する(図2のステップS6)。
【0015】
次に、再治療情報を例えば図3に示したように、再治療情報の再治療を行う患者の合計人数、および、再治療情報の再治療の行う患部箇所毎の患者の合計人数として表示手段7に表示させる。または、この表示画面には再治療情報の患者毎の情報にリンクする”対象患者一覧”のリンクボタンを供えている。そして、抽出した患者の再治療情報を医師または技師が再治療計画に加工する(図2のステップS7)。次に、この加工された再治療計画(再治療情報)を必要データとして入出力手段8から出力して他の粒子線治療施設Bに送り出す(図2のステップS8)。次に、他の粒子線治療施設Bはこのデータ(再治療情報)を受け取る(図2のステップS10)。これとともに患者も移動することとなる(図2のステップS9)。次に、粒子線治療施設Bでは、入出力手段8によりこのデータからCT、MRデータとともに患者の治療計画情報を第2のデータベース3に登録する(図2のステップS10)。また、第1のデータベース2には予め粒子線治療装置1の治療に関するスペックが格納されている。次に、使用計画手段4にて、第1のデータベース2に保存されたスペックおよび第2のデータベース3に保存された各患者の治療計画情報を用いて各患者の粒子線治療装置1の使用計画情報をそれぞれ作成する(図2のステップS12)。次に、この使用計画情報に基づいて粒子線治療装置1にて各患者に治療が行われる(図2のステップS13)。
【0016】
上記のように構成された実施の形態1によれば、再治療情報を確実に抽出することができるため、再治療を容易に行うことが可能となる。また、使用計画情報が治療前、治療中、治療終了のいずれの状態であるかの治療状態情報を有し、その中の治療中の情報のみを抽出しているため、治療中の粒子線治療の治療効果を無くすことを最小限にとどめることができる。また、表示手段にて再治療情報を表示しているため、容易にその内容を確認することができる。さらに再治療情報は、再治療情報の再治療を行う患者の合計人数、または、上記再治療情報の再治療の行う患部箇所毎の患者の合計人数、または、再治療情報の患者毎の情報のいずれか少なくとも1つを表示しているため、必要な情報を適宜確認することができる。
【0017】
尚、実施の形態1では再治療が必要と判断される再治療必要条件に該当する使用計画情報として、使用計画手段が、粒子線治療装置が実施した治療情報を取得し、各患者の使用計画情報が治療前、治療中、治療終了のいずれの状態であるかの治療状態情報を有し、その中の治療中であることを条件として抽出する例を示したが、これに限られることはなく、他の条件、例えば治療前および治療中の両方を抽出する条件を再治療必要条件として設定することも可能である。また、治療中の段階をさらに細かく分割して、残りの治療回数、残りの重要度などを設定し、その治療回数または重要度を再治療必要条件として設定して抽出することも考えられる。
【0018】
また、災害の生じた粒子線治療施設にて再治療情報を加工して再治療計画として設定する例を示したがこれに限られることはなく、再治療情報を他の粒子線治療施設に送信して、他の粒子線治療施設にて再治療情報に基づいて再治療計画を設定することも可能であることは言うまでもない。
【0019】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における粒子線治療システムの構成を示す図、図5は図4に示した粒子線治療システムの動作を説明するための図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。上記実施の形態1においては、再治療情報からの使用計画情報の設定を、災害の発生していない他の粒子線治療施設にて行う例を示したが、本実施の形態2では、他の粒子線治療施設Bの粒子線治療装置1の治療に関するスペックが保存されている第3のデータベース9を備え、使用計画手段4にて、再治療抽出手段6にて作成された再治療情報から第3のデータベース9に保存されたスペックを用いて他の粒子線治療施設Bの粒子線治療装置1における当該患者の使用計画情報を再作成して再治療情報とする。また、ここでは各粒子線治療施設A、B内に、各粒子線治療施設A、Bの災害情報を検知して災害情報入力部6aへ出力する災害検知手段10を備えている。
【0020】
次に上記のように構成された実施の形態2の粒子線治療システムの動作について説明する。尚、本実施の形態2では、上記実施の形態1と異なる箇所の動作について主に説明する。まず、上記実施の形態1と同様に、粒子線治療施設Aは使用計画手段4にて使用計画を作成し、治療を行っている(図5のステップS3)。次に、災害検知手段10にて災害を検知して災害情報を災害情報入力部6aに入力し、再治療抽出手段6にて再治療情報を抽出する(図5のステップS6)。次に、再治療情報および第3のデータベース9に保存されたスペックを用いて他の粒子線治療施設Bの粒子線治療装置1における各患者の使用計画情報を再作成して再治療情報(使用計画情報)を作成する(図5のステップS20)。
【0021】
そして、この再治療情報(使用計画情報)を表示手段7に表示して、実際災害が起こるまでに治療に携わってきた医師または技師などがその使用計画情報を確認することができる。次に、必要データ(使用計画情報)として入出力手段8から出力して他の粒子線治療施設Bに送り出す(図5のステップS8)。次に、他の粒子線治療施設Bはこのデータ(使用計画情報)を受け取る(図5のステップS10)。これとともに患者も移動することとなる(図5のステップS9)。次に、粒子線治療施設Bでは、この使用計画情報に基づいて粒子線治療装置1にて各患者に治療が行われる(図5のステップS13)。
【0022】
上記のように構成された実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、災害の発生していない粒子線治療施設での使用計画情報を予め設定することができ、容易にその内容を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】この発明の実施の形態1の粒子線治療システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示した粒子線治療システムの動作を説明するための図である。
【図3】図1に示した粒子線治療システムの表示手段における表示例を示した図である。
【図4】この発明の実施の形態2の粒子線治療システムの構成を示した図である。
【図5】図4に示した粒子線治療システムの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0024】
1 粒子線治療装置、2 第1のデータベース、3 第2のデータベース、
4 使用計画手段、6 再治療抽出手段、6a 災害情報入力部、7 表示手段、
9 第3のデータベース、A,B 粒子線治療施設。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者への粒子線治療を行う粒子線治療装置が設置された粒子線治療施設を複数有し、上記患者への粒子線治療を上記粒子線治療施設のいずれかにて行う粒子線治療システムにおいて、
上記粒子線治療施設は、
上記粒子線治療装置の治療に関するスペックが保存された第1のデータベースと、
上記粒子線治療施設にて治療を行う複数の患者の治療計画情報がそれぞれ保存された第2のデータベースと、
上記第1のデータベースに保存された上記スペックおよび上記第2のデータベースに保存された上記各患者の治療計画情報を用いて上記各患者の上記粒子線治療装置の使用計画情報をそれぞれ作成する使用計画手段と、
上記粒子線治療施設の災害情報を入力する災害情報入力部を有し上記災害情報入力部に災害情報が入力されると上記使用計画手段から再治療が必要と判断される再治療必要条件に該当する上記使用計画情報を抽出して他の上記粒子線治療施設に送付する再治療情報を作成する再治療抽出手段とを備えたことを特徴とする粒子線治療システム。
【請求項2】
上記使用計画手段は、上記粒子線治療装置が実施した治療情報を取得し、上記各患者の使用計画情報が治療前、治療中、治療終了のいずれの状態であるかの治療状態情報を有し、
上記再治療抽出手段は上記再治療必要条件として、上記使用計画情報が治療中である上記使用計画情報を再治療が必要と判断して、当該治療中の情報を有する上記使用計画情報を上記再治療情報として抽出することを特徴とする請求項1に記載の粒子線治療システム。
【請求項3】
他の上記粒子線治療施設の上記粒子線治療装置の治療に関するスペックが保存されている第3のデータベースを備え、
上記使用計画手段は、上記再治療抽出手段にて作成された上記再治療情報から上記第3のデータベースに保存された上記スペックを用いて他の上記粒子線治療施設の粒子線治療装置における当該患者の使用計画情報を再作成して再治療情報とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の粒子線治療システム。
【請求項4】
上記再治療情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の粒子線治療システム。
【請求項5】
上記再治療情報は、再治療を行うための患部箇所情報を有し、
上記表示手段は、上記再治療情報の再治療を行う患者の合計人数、または、上記再治療情報の再治療の行う患部箇所毎の患者の合計人数、または、上記再治療情報の患者毎の情報のいずれか少なくとも1つを表示することを特徴とする請求項4に記載の粒子線治療システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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