説明

糖尿病および他の代謝性疾患を処置するための、PPAR温存チアゾリジンジオンおよび組み合わせ物

本発明は、必要に応じて別の治療剤と組み合わせられる、糖尿病の処置および/または予防に有用なチアゾリジンジオン類似体および薬学的組成物に関する。さらに、本発明はまた、チアゾリジンジオン類似体およびGLP−1アゴニストを投与するステップを含む、患者の糖尿病の症状の寛解を誘発する方法を提供する。本発明は、核内転写因子PPARγとの結合性および/またはその活性化を低下させる化合物、化合物の塩、ならびに化合物および化合物の塩を用いて製剤化された薬学的組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者に、式Iの化合物
【化115】

または薬学的に許容されるその塩[式中、
およびRのそれぞれは、独立に、H、ハロ、脂肪族およびアルコキシから選択され、前記脂肪族またはアルコキシは、1〜3個のハロで必要に応じて置換されており、
R’はHであり、
は、H、ハロ、ヒドロキシもしくは必要に応じて置換されている脂肪族、−O−アシル、−O−アロイル、−O−ヘテロアロイル、−O(SO)NH、−O−CH(R)OC(O)R、−O−CH(R)OP(O)(OR、−O−P(O)(OR、もしくは
【化116】

であり、各Rは、独立に、必要に応じて置換されているC1〜6アルキルであり、各Rは、独立に、C1〜12アルキル、C3〜8シクロアルキルもしくはフェニルであり、そのそれぞれは、必要に応じて置換されており、または
およびR’は、一緒になってオキソを形成し、
はHであり、
環Aは、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであり、そのそれぞれは、R基およびR基で置換されている]および
GLP類似体またはDPP4阻害剤
を投与するステップを含む、糖尿病を処置する、またはその発症を遅延させる方法。
【請求項2】
が、H、メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、−O−イソプロピル、−CF、−OCHFまたは−OCFである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
がHである、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
【請求項4】
が、H、アルキル、ハロまたはアルコキシである、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
がHである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
がハロである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
がC1〜3アルキルである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
環Aが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR基およびR基で置換されているフェニルである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
環Aが、ピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルであり、そのいずれかが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR基およびR基で置換されている、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
環Aがフェニルであり、RまたはRの一方が、環A上のパラまたはメタ位に結合している、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
環Aがフェニルであり、RまたはRの一方が、環A上のメタ位に結合している、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
環Aがピリジン−2−イルであり、RまたはRの一方が、前記環の5位に結合している、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
環Aがピリジン−3−イルであり、RまたはRの一方が、前記環の6位に結合している、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
が、環A上のパラまたはメタ位に結合している、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
が、FまたはClである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
がアルコキシである、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
が、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、−O−イソプロピル、ブトキシまたは−O−tertブチルである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
環Aがフェニルであり、Rが、フェニル環のメタまたはオルト位に結合している、請求項9に記載の方法。
【請求項19】
環Aがフェニルであり、Rが、フェニル環のオルト位に結合している、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
環Aがフェニルであり、Rが、メトキシ、エトキシまたは−O−イソプロピルである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
環Aがフェニルであり、Rが、−CF、−OCHFまたは−OCFである、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
環Aがピリジン−2−イルであり、Rが、前記環の5位に結合している、請求項12に記載の方法。
【請求項23】
が、アルキルまたはアルコキシである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたはtertブチルである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
R’がHである、請求項1から24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
がヒドロキシである、請求項1から25のいずれかに記載の方法。
【請求項27】
が、−O−アシル、−O−アロイルまたは−O−ヘテロアロイルである、請求項1から25のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
およびR’が、一緒になってオキソを形成する、請求項1から24のいずれかに記載の方法。
【請求項29】
式Iの化合物が、
【化117】

【化118】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記式Iの化合物が、
【化119】

【化120】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記式Iの化合物が、
【化121】

【化122】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記式Iの化合物が、
【化123】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記式Iの化合物が、
【化124】

【化125】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記式Iの化合物が、
【化126】

【化127】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記式Iの化合物が、
【化128】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記式Iの化合物が、
【化129】

【化130】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記式Iの化合物が、
【化131】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
前記式Iの化合物が、
【化132】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記式Iの化合物が、
【化133】

【化134】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項40】
前記式Iの化合物が、
【化135】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記式Iの化合物が、
【化136】

【化137】

から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項42】
患者にGLP類似体を投与するステップを含む、請求項1から41のいずれかに記載の方法。
【請求項43】
前記GLP類似体が、エキセナチド、エキセンディン−4、リラグルチド、タスポグルチド、GLP−1、またはその任意の組合せを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
患者にDPP4阻害剤を投与するステップを含む、請求項1から41のいずれかに記載の方法。
【請求項45】
前記DPP4阻害剤が、シタグリプチン、ビルダグリプチン、サクサグリプチン、リナグリプチン、アログリプチン、またはその任意の組合せを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記患者に、前記患者のcAMPを増大させる活性を有する薬学的作用物質を投与するステップをさらに含む、請求項1から45のいずれかに記載の方法。
【請求項47】
前記薬学的作用物質がベータアドレナリン作用性アゴニストを含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記ベータアドレナリン作用性アゴニストが、ベータ−1−アドレナリン作用性アゴニスト、ベータ−2−アドレナリン作用性アゴニスト、ベータ−3−アドレナリン作用性アゴニスト、またはその任意の組合せを含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記ベータアドレナリン作用性アゴニストが、ノルアドレナリン、イソプレナリン、ドブタミン、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メタプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロールメシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロール、L−796568、アミベグロン、ソラベグロン、イソプロテレノール、アルブテロール、メタプロテレノール、アルブタミン、ベフノロール、ブロモアセチルアルプレノロールメンタン、ブロキサテロール、シマテロール、シラゾリン、デノパミン、ドペキサミン、エピネフリン、エチレフリン、ヘキソプレナリン、ヒゲナミン、イソエタリン、イソクスプリン、マブテロール、メトキシフェナミン、ニリドリン、オキシフェドリン、プレナルテロール、ラクトパミン、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、トレトキノール、ツロブテロール、キサモテロール、ジルパテロール、ジンテロール、またはその任意の組合せを含む、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
患者に、式Iの化合物のアルカリ土類金属塩
【化138】

[式中、
およびRのそれぞれは、独立に、H、ハロ、脂肪族およびアルコキシから選択され、前記脂肪族またはアルコキシは、1〜3個のハロで必要に応じて置換されており、
R’はHであり、
は、H、ハロ、ヒドロキシもしくは必要に応じて置換されている脂肪族、−O−アシル、−O−アロイル、−O−ヘテロアロイル、−O(SO)NH、−O−CH(R)OC(O)R、−O−CH(R)OP(O)(OR、−O−P(O)(OR、もしくは
【化139】

であり、各Rは、独立に、必要に応じて置換されているC1〜6アルキルであり、各Rは、独立に、C1〜12アルキル、C3〜8シクロアルキルもしくはフェニルであり、そのそれぞれは、必要に応じて置換されており、または
およびR’は、一緒になってオキソを形成し、
はHであり、
環Aは、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであり、そのそれぞれは、R基およびR基で置換されている]およびGLP類似体またはDPP4阻害剤
を投与するステップを含む、糖尿病を処置する、またはその発症を遅延させる方法。
【請求項51】
前記アルカリ土類金属がナトリウムである、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記アルカリ土類金属がカリウムである、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
が、H、メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、−O−イソプロピル、−CF、−OCHFまたは−OCFである、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項54】
がHである、請求項50から53のいずれかに記載の方法。
【請求項55】
が、H、アルキル、ハロまたはアルコキシである、請求項50から54のいずれかに記載の方法。
【請求項56】
がHである、請求項50から55のいずれかに記載の方法。
【請求項57】
がハロである、請求項50から55のいずれかに記載の方法。
【請求項58】
がC1〜3アルキルである、請求項50から55のいずれかに記載の方法。
【請求項59】
環Aが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR基およびR基で置換されているフェニルである、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項60】
環Aが、ピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルであり、そのいずれかが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR基およびR基で置換されている、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項61】
環Aがフェニルであり、RまたはRの一方が、環A上のパラまたはメタ位に結合している、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
環Aがフェニルであり、RまたはRの一方が、環A上のメタ位に結合している、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
環Aがピリジン−2−イルであり、RまたはRの一方が、前記環の5位に結合している、請求項60に記載の方法。
【請求項64】
環Aがピリジン−3−イルであり、RまたはRの一方が、前記環の6位に結合している、請求項60に記載の方法。
【請求項65】
が、環A上のパラまたはメタ位に結合している、請求項61に記載の方法。
【請求項66】
が、FまたはClである、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
がアルコキシである、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
が、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、−O−イソプロピル、ブトキシまたは−O−tertブチルである、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
環Aがフェニルであり、Rが、フェニル環のメタまたはオルト位に結合している、請求項59に記載の方法。
【請求項70】
環Aがフェニルであり、Rが、フェニル環のオルト位に結合している、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
が、メトキシ、エトキシまたは−O−イソプロピルである、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
が、−CF、−OCHFまたは−OCFである、請求項70に記載の方法。
【請求項73】
環Aがピリジン−2−イルであり、Rが、前記環の5位に結合している、請求項63に記載の方法。
【請求項74】
が、アルキルまたはアルコキシである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたはtertブチルである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
R’がHである、請求項50から75のいずれかに記載の方法。
【請求項77】
がヒドロキシである、請求項50から76のいずれかに記載の方法。
【請求項78】
が、−O−アシル、−O−アロイルまたは−O−ヘテロアロイルである、請求項50から76のいずれかに記載の方法。
【請求項79】
およびR’が、一緒になってオキソを形成する、請求項50から75のいずれかに記載の方法。
【請求項80】
前記式Iの化合物が、
【化140】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項81】
前記式Iの化合物が、
【化141】

【化142】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項82】
前記式Iの化合物が、
【化143】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項83】
前記式Iの化合物が、
【化144】

【化145】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項84】
前記式Iの化合物が、
【化146】

【化147】

【化148】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項85】
前記式Iの化合物が、
【化149】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項86】
前記式Iの化合物が、
【化150】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項87】
前記式Iの化合物が、
【化151】

【化152】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項88】
前記式Iの化合物が、
【化153】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項89】
前記式Iの化合物が、
【化154】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項90】
前記式Iの化合物が、
【化155】

【化156】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項91】
前記式Iの化合物が、
【化157】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項92】
前記式Iの化合物が、
【化158】

【化159】

から選択される、請求項50から52のいずれかに記載の方法。
【請求項93】
前記患者にGLP類似体を投与するステップを含む、請求項50から92のいずれかに記載の方法。
【請求項94】
前記GLP類似体が、エキセナチド、エキセンディン−4、リラグルチド、タスポグルチド、GLP−1、またはその任意の組合せを含む、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
患者にDPP4阻害剤を投与するステップを含む、請求項50から92のいずれかに記載の方法。
【請求項96】
前記DPP4阻害剤が、シタグリプチン、ビルダグリプチン、サクサグリプチン、リナグリプチン、アログリプチン、またはその任意の組合せを含む、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記患者に、前記患者のcAMPを増大させる活性を有する薬学的作用物質を投与するステップをさらに含む、請求項50から96のいずれかに記載の方法。
【請求項98】
前記薬学的作用物質がベータアドレナリン作用性アゴニストを含む、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記ベータアドレナリン作用性アゴニストが、ベータ−1−アドレナリン作用性アゴニスト、ベータ−2−アドレナリン作用性アゴニスト、ベータ−3−アドレナリン作用性アゴニスト、またはその任意の組合せを含む、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記ベータアドレナリン作用性アゴニストが、ノルアドレナリン、イソプレナリン、ドブタミン、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メタプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロールメシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロール、L−796568、アミベグロン、ソラベグロン、イソプロテレノール、アルブテロール、メタプロテレノール、アルブタミン、ベフノロール、ブロモアセチルアルプレノロールメンタン、ブロキサテロール、シマテロール、シラゾリン、デノパミン、ドペキサミン、エピネフリン、エチレフリン、ヘキソプレナリン、ヒゲナミン、イソエタリン、イソクスプリン、マブテロール、メトキシフェナミン、ニリドリン、オキシフェドリン、プレナルテロール、ラクトパミン、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、トレトキノール、ツロブテロール、キサモテロール、ジルパテロール、ジンテロール、またはその任意の組合せを含む、請求項98に記載の方法。
【請求項101】
請求項1から44のいずれかに記載の式Iの化合物およびGLP類似体を含む薬学的組成物。
【請求項102】
前記GLP類似体が、エキセナチド、エキセンディン−4、リラグルチド、タスポグルチド、GLP−1、またはその任意の組合せを含む、請求項101に記載の薬学的組成物。
【請求項103】
請求項1から44のいずれかに記載の式Iの化合物およびDPP4阻害剤を含む薬学的組成物。
【請求項104】
前記DPP4阻害剤が、シタグリプチン、ビルダグリプチン、サクサグリプチン、リナグリプチン、アログリプチン、またはその任意の組合せを含む、請求項103に記載の薬学的組成物。
【請求項105】
ベータアドレナリン作用性アゴニストをさらに含む、請求項101から104のいずれかに記載の薬学的組成物。
【請求項106】
前記ベータアドレナリン作用性アゴニストが、ベータ−1−アドレナリン作用性アゴニスト、ベータ−2−アドレナリン作用性アゴニスト、ベータ−3−アドレナリン作用性アゴニスト、またはその任意の組合せを含む、請求項105に記載の薬学的組成物。
【請求項107】
前記ベータアドレナリン作用性アゴニストが、ノルアドレナリン、イソプレナリン、ドブタミン、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メタプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロールメシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロール、L−796568、アミベグロン、ソラベグロン、イソプロテレノール、アルブテロール、メタプロテレノール、アルブタミン、ベフノロール、ブロモアセチルアルプレノロールメンタン、ブロキサテロール、シマテロール、シラゾリン、デノパミン、ドペキサミン、エピネフリン、エチレフリン、ヘキソプレナリン、ヒゲナミン、イソエタリン、イソクスプリン、マブテロール、メトキシフェナミン、ニリドリン、オキシフェドリン、プレナルテロール、ラクトパミン、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、トレトキノール、ツロブテロール、キサモテロール、ジルパテロール、ジンテロール、またはその任意の組合せを含む、請求項105に記載の薬学的組成物。
【請求項108】
請求項50から92のいずれかに記載の式Iの化合物のアルカリ土類金属塩およびGLP類似体またはDPP4阻害剤を含む薬学的組成物。
【請求項109】
GLP類似体をさらに含む、請求項108に記載の薬学的組成物。
【請求項110】
前記GLP類似体が、エキセナチド、エキセンディン−4、リラグルチド、タスポグルチド、GLP−1、またはその任意の組合せを含む、請求項109に記載の薬学的組成物。
【請求項111】
DPP4阻害剤をさらに含む、請求項108に記載の薬学的組成物。
【請求項112】
前記DPP4阻害剤が、シタグリプチン、ビルダグリプチン、サクサグリプチン、リナグリプチン、アログリプチン、またはその任意の組合せを含む、請求項111に記載の薬学的組成物。
【請求項113】
ベータアドレナリン作用性アゴニストをさらに含む、請求項108から112のいずれかに記載の薬学的組成物。
【請求項114】
前記ベータアドレナリン作用性アゴニストが、ベータ−1−アドレナリン作用性アゴニスト、ベータ−2−アドレナリン作用性アゴニスト、ベータ−3−アドレナリン作用性アゴニスト、またはその任意の組合せを含む、請求項113に記載の薬学的組成物。
【請求項115】
前記ベータアドレナリン作用性アゴニストが、ノルアドレナリン、イソプレナリン、ドブタミン、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メタプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロールメシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロール、L−796568、アミベグロン、ソラベグロン、イソプロテレノール、アルブテロール、メタプロテレノール、アルブタミン、ベフノロール、ブロモアセチルアルプレノロールメンタン、ブロキサテロール、シマテロール、シラゾリン、デノパミン、ドペキサミン、エピネフリン、エチレフリン、ヘキソプレナリン、ヒゲナミン、イソエタリン、イソクスプリン、マブテロール、メトキシフェナミン、ニリドリン、オキシフェドリン、プレナルテロール、ラクトパミン、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、トレトキノール、ツロブテロール、キサモテロール、ジルパテロール、ジンテロール、またはその任意の組合せを含む、請求項113に記載の薬学的組成物。
【請求項116】
患者に、式Iの化合物
【化160】

またはそのアルカリ土類金属塩[式中、
およびRのそれぞれは、独立に、H、ハロ、脂肪族およびアルコキシから選択され、前記脂肪族またはアルコキシは、1〜3個のハロで必要に応じて置換されており、
R’はHであり、
は、H、ハロ、ヒドロキシもしくは必要に応じて置換されている脂肪族、−O−アシル、−O−アロイル、−O−ヘテロアロイル、−O(SO)NH、−O−CH(R)OC(O)R、−O−CH(R)OP(O)(OR、−O−P(O)(OR、もしくは
【化161】

であり、各Rは、独立に、必要に応じて置換されているC1〜6アルキルであり、各Rは、独立に、C1〜12アルキル、C3〜8シクロアルキルもしくはフェニルであり、そのそれぞれは、必要に応じて置換されており、または
およびR’は、一緒になってオキソを形成し、
はHであり、
環Aは、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであり、そのそれぞれは、R基およびR基で置換されている]および
GLP類似体またはDPP4阻害剤
を投与するステップを含む、患者の糖尿病の症状の寛解を誘発する方法。
【請求項117】
が、H、メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、−O−イソプロピル、−CF、−OCHFまたは−OCFである、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
がHである、請求項115または116のいずれかに記載の方法。
【請求項119】
が、H、アルキル、ハロまたはアルコキシである、請求項115から118のいずれかに記載の方法。
【請求項120】
がHである、請求項115から119のいずれかに記載の方法。
【請求項121】
が、ハロである、請求項115から119のいずれかに記載の方法。
【請求項122】
がC1〜3アルキルである、請求項115から119のいずれかに記載の方法。
【請求項123】
環Aが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR基およびR基で置換されているフェニルである、請求項116に記載の方法。
【請求項124】
環Aが、ピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルであり、そのいずれかが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR基およびR基で置換されている、請求項116に記載の方法。
【請求項125】
環Aがフェニルであり、RまたはRの一方が、環A上のパラまたはメタ位に結合している、請求項123に記載の方法。
【請求項126】
環Aがフェニルであり、RまたはRの一方が、環A上のメタ位に結合している、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
環Aがピリジン−2−イルであり、RまたはRの一方が、前記環の5位に結合している、請求項124に記載の方法。
【請求項128】
環Aがピリジン−3−イルであり、RまたはRの一方が、前記環の6位に結合している、請求項124に記載の方法。
【請求項129】
が、環A上のパラまたはメタ位に結合している、請求項125に記載の方法。
【請求項130】
が、FまたはClである、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
がアルコキシである、請求項129に記載の方法。
【請求項132】
が、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、−O−イソプロピル、ブトキシまたは−O−tertブチルである、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
環Aがフェニルであり、Rが、フェニル環のメタまたはオルト位に結合している、請求項123に記載の方法。
【請求項134】
環Aがフェニルであり、Rが、フェニル環のオルト位に結合している、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
が、メトキシ、エトキシまたは−O−イソプロピルである、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
が、−CF、−OCHFまたは−OCFである、請求項134に記載の方法。
【請求項137】
環Aがピリジン−2−イルであり、Rが、前記環の5位に結合している、請求項127に記載の方法。
【請求項138】
が、アルキルまたはアルコキシである、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたはtertブチルである、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
R’がHである、請求項116から139のいずれかに記載の方法。
【請求項141】
がヒドロキシである、請求項116から140のいずれかに記載の方法。
【請求項142】
が、−O−アシル、−O−アロイルまたは−O−ヘテロアロイルである、請求項116から140のいずれかに記載の方法。
【請求項143】
およびR’が、一緒になってオキソを形成する、請求項116から139のいずれかに記載の方法。
【請求項144】
前記式Iの化合物が、
【化162】

【化163】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項145】
前記式Iの化合物が、
【化164】

【化165】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項146】
前記式Iの化合物が、
【化166】

【化167】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項147】
前記式Iの化合物が、
【化168】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項148】
前記式Iの化合物が、
【化169】

【化170】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項149】
前記式Iの化合物が、
【化171】

から選択される化合物である、請求項58または59のいずれかに記載の方法。
【請求項150】
前記式Iの化合物が、
【化172】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項151】
前記式Iの化合物が、
【化173】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項152】
前記式Iの化合物が、
【化174】

【化175】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項153】
前記式Iの化合物が、
【化176】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項154】
前記式Iの化合物が、
【化177】

【化178】

【化179】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項155】
前記式Iの化合物が、
【化180】

【化181】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項156】
前記式Iの化合物が、
【化182】

から選択される化合物である、請求項116に記載の方法。
【請求項157】
GLP類似体を前記患者に投与するステップをさらに含む、請求項116から155のいずれかに記載の方法。
【請求項158】
前記GLP類似体が、エキセナチド、エキセンディン−4、リラグルチド、タスポグルチド、またはその任意の組合せを含む、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
DPP4阻害剤を前記患者に投与するステップをさらに含む、請求項116から155のいずれかに記載の方法。
【請求項160】
前記DPP4阻害剤が、シタグリプチン、ビルダグリプチン、サクサグリプチン、リナグリプチン、アログリプチン、またはその任意の組合せを含む、請求項159に記載の方法。
【請求項161】
前記GLP類似体がエキセナチドを含む、請求項1585に記載の方法。
【請求項162】
患者に、式Iの化合物
【化183】

またはそのアルカリ土類金属塩[式中、
およびRのそれぞれは、独立に、H、ハロ、脂肪族およびアルコキシから選択され、前記脂肪族またはアルコキシは、1〜3個のハロで必要に応じて置換されており、
R’はHであり、
は、H、ハロ、ヒドロキシもしくは必要に応じて置換されている脂肪族、−O−アシル、−O−アロイル、−O−ヘテロアロイル、−O(SO)NH、−O−CH(R)OC(O)R、−O−CH(R)OP(O)(OR、−O−P(O)(OR、もしくは
【化184】

であり、各Rは、独立に、必要に応じて置換されているC1〜6アルキルであり、各Rは、独立に、C1〜12アルキル、C3〜8シクロアルキルもしくはフェニルであり、そのそれぞれは、必要に応じて置換されており、または
およびR’は、一緒になってオキソを形成し、
はHであり、
環Aは、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであり、そのそれぞれは、R基およびR基で置換されている]および
GLP類似体を投与するステップと、
前記患者が約6mmol/mol以下のHbA1Cレベルを示す場合に、前記GLP類似体の投与を停止するステップと
を含む、患者の糖尿病の症状の寛解を誘発する方法。
【請求項163】
前記患者が約6mmol/mol未満のHbA1Cレベルを示す場合に、前記式Iの化合物の投与を停止するステップをさらに含む、請求項162に記載の方法。
【請求項164】
前記式Iの化合物および前記GLP類似体が、少なくとも1カ月間投与される、請求項162または163のいずれかに記載の方法。
【請求項165】
前記式Iの化合物が経口投与される、請求項162から164のいずれかに記載の方法。
【請求項166】
前記GLP類似体が注射を介して投与される、請求項162から165のいずれかに記載の方法。
【請求項167】
患者に、
【化185】

から選択される化合物およびDPP4阻害剤またはGLP類似体を投与するステップを含む、糖尿病を処置する、またはその発症を遅延させる方法。
【請求項168】
患者に、
【化186】

から選択される化合物のアルカリ土類金属塩およびDPP4阻害剤またはGLP類似体を投与するステップを含む、糖尿病を処置する、またはその発症を遅延させる方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図1】
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【公表番号】特表2013−514369(P2013−514369A)
【公表日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−544745(P2012−544745)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2010/060453
【国際公開番号】WO2011/084456
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(508279443)メタボリック ソリューションズ ディベロップメント カンパニー, エルエルシー (10)
【Fターム(参考)】