説明

糖鎖捕捉分子を用いた糖鎖精製濃縮法および糖鎖構造解析法

【課題】糖鎖と特異的に相互作用し得る物質を提供すること。
【解決手段】本発明は、糖鎖と特異的に相互作用し得る物質を提供する。さらに本発明は、試料中の糖鎖または糖鎖含有物質を分離、濃縮または精製する方法であって、a)流体相中で、糖鎖と特異的に相互作用し得る物質を含む糖鎖捕捉担体と、該試料とを、該糖鎖捕捉担体と該糖鎖または糖鎖含有物質とが反応し得る条件下で、接触させる工程;b)該流体相から、該糖鎖捕捉担体と該糖鎖または糖鎖含有物質との複合体を取り出す工程;およびc)該複合体を、該糖鎖捕捉担体と該糖鎖または糖鎖含有物質との間の相互作用が少なくとも一部解消するような条件下に曝す工程、を包含する、方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式:X−Y
[式中、Xは式:
【化17】


(式中、Xは置換されていてもよいアルキレンまたは置換されていてもよいアルケニレンであり、Xは酸素原子または硫黄原子であり、Xは酸素原子または硫黄原子であり、Xはメチレンまたはエチレンであり、Rは水素原子またはアルキルであり、RおよびRはそれぞれ独立して水素原子またはアルキルである)で表される基であり;
Yは、単結合;−O−、−S−、−S−S−、−N(R)−C(=O)−、−C(=O)−N(R)−、および置換されていてもよいフェニレンからなる群から選択される少なくとも1つの基が介在していてもよく、置換されていてもよいアルキレンであるか;または、−O−、−S−、−S−S−、−N(R)−C(=O)−、−C(=O)−N(R)−、および置換されていてもよいフェニレンからなる群から選択される少なくとも1つの基が介在していてもよく、置換されていてもよいアルケニレンであり(式中、RおよびRはそれぞれ独立して、水素原子またはアルキルである)
と支持体とが結合した糖鎖捕捉担体。
【請求項2】
前記支持体は、架橋したリポソーム、架橋ポリマー、非架橋ポリマーまたは脂質膜である、請求項1に記載の糖鎖捕捉担体。
【請求項3】
前記支持体は、重合性官能基を重合させて得られるものである、請求項1または2に記載の糖鎖捕捉担体。
【請求項4】
前記支持体は、有機溶媒に不溶である、請求項1〜3に記載の糖鎖捕捉担体。
【請求項5】
前記支持体は、重合性官能基を重合させて得られる架橋ポリマーまたは非架橋ポリマーである、請求項3に記載の糖鎖捕捉担体。
【請求項6】
前記重合性官能基は、Zであって、
Zは、式:
【化18】


(式中、Zは酸素原子または硫黄原子であり、ZおよびZはそれぞれ独立してフェニレンが介在していてもよく、置換されていてもよいアルキレンまたはフェニレンが介在していてもよく、置換されていてもよいアルケニレンであり、Zは酸素原子または硫黄原子であり、RおよびRはそれぞれ独立して水素原子またはアルキルである)で表される基である、請求項5に記載の糖鎖捕捉担体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−46665(P2010−46665A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−266832(P2009−266832)
【出願日】平成21年11月24日(2009.11.24)
【分割の表示】特願2004−562951(P2004−562951)の分割
【原出願日】平成15年12月25日(2003.12.25)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】