説明

糸条交絡体

【課題】低噴射圧でも効率良く、比較的安定して、糸条に交絡を付与する。
【解決手段】内部に多繊糸条を走行させるための糸導孔と、前記糸導孔に接続される第1の流体導入孔および第2の流体導入孔と、を備える糸条交絡体であって、前記糸導孔と前記第1の流体導入孔との接合部、および前記糸導孔と前記第2の流体導入孔との接合部、の双方を通る断面における前記糸導孔の外周線が、前記第1の接合部と前記第2の接合部との間隙に配置された第1の直線状部分と、前記糸導孔と前記第1の流体導入孔との接合部を頂点部分として前記第1の直線状部分と鋭角をなす第2の直線状部分と、前記糸導孔と前記第2の流体導入孔との接合部を頂点部分として前記第1の直線状部分と鋭角をなす第3の直線状部分と、を有することを特徴とする糸条交絡体を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば糸条を互いに絡めるために使用される糸条交絡体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、糸導孔内に多繊糸条を走行させ、側方から圧縮空気等の圧縮流体を噴射し、多繊糸条に交絡を与えるようにした多繊糸条交絡体が用いられている。
【0003】
多繊糸条交絡装置に用いられる糸条交絡体としては、例えば特許文献1に記載されているように、カバープレートの一方主面と、複数の流体導入孔が設けられたノズルプレートの主面とを隙間を設けて対向配置し、カバープレートとノズルプレートとの間隙を糸導孔として用いる形態のものがある。
【0004】
また、特許文献2に記載されているように、例えば二等辺三角形状の断面を有する糸導孔を備えたものも用いられている。特許文献2の糸条交絡体では、流体導入孔は、二等辺三角形断面の頂角付近の斜面に2個対称に設けられている。特許文献2記載の交絡処理体では、流体導入孔が糸道孔側の入り口近傍で重なり合っており、流体導入孔から噴射された流体が、この重なっている部分で合流している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−159044号公報
【特許文献2】特開平7−82628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されているような、2枚のプレートの間隙を糸導孔として用いる糸条交絡体では、糸導孔に導入した流体が、プレートの間隙から比較的大量に流出していく。このため、糸条交絡処理の為に糸導孔に噴射する流体の噴射圧を比較的高くする必要があり、糸条交絡装置の設備コストが比較的高くなる。また、噴射した流体が比較的大量に流出するので、糸導孔に流入した流体の流れが不安定になり易く、流入した流体に乱流が比較的生じ易く、交絡処理が不安定になるといった課題があった。また、特許文献2記載の交絡処理体では、流体導入孔から噴射された流体が、2つの流体導入孔の重なる部分で合流して複雑な乱流が形成され、交絡処理が不安定となっていた。また、特許文献2記載の糸条交絡体では、糸導孔の内面と流体導入孔との内面とのなす角が鈍角となっており、流体導入孔から噴射された流体に圧力損失が生じ易く、交絡処理の効率が比較的低くなっていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は、内部に多繊糸条を走行させるための糸導孔と、前記糸導孔に接続される第1の流体導入孔および第2の流体導入孔と、を備える糸条交絡体であって、前記糸導孔と前記第1の流体導入孔との接合部、および前記糸導孔と前記第2の流体導入孔との接合部、の双方を通る断面における前記糸導孔の外周線が、前記第1の接合部と前記第2の接合部との間隙に配置された第1の直線状部分と、前記糸導孔と前記第1の流体導入孔との接合部を頂点部分として前記第1の直線状部分と鋭角をなす第2の直線状部分と、前記糸導孔と前記第2の流体導入孔との接合部を頂点部分として前記第1の直線状部分と鋭角をなす第3の直線状部分と、を有することを特徴とする糸条交絡体を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の交絡処理体は、低噴射圧でも効率良く、比較的安定して、糸条に交絡を付与することができる交絡処理体に関する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は本発明に係る糸条交絡体の一実施形態を備えて構成された糸条交絡処理装置の一実施形態を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図2】図1(b)に示す断面図のうち、糸条交絡体について拡大して示す図である。
【図3】糸条交絡体の他の実施形態を示す概略斜視図である。
【図4】糸条交絡体の他の実施形態を示す概略断面図である。
【図5】糸条交絡体の他の実施形態を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の糸条交絡体について、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る糸条交絡体の一実施形態を備えて構成された糸条交絡処理装置の一実施形態を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のX−X線断面図である。また、図2は、図1(b)に示す断面図のうち、糸条交絡体について拡大して示す図である。
【0011】
図1に示す糸条交絡処理装置1は、本発明に係る糸条交絡体の一実施形態である糸条交絡体11は、取付金具10に載置固定されている。糸条交絡体11は、取付金具10の中央に載置されている。取付金具10には、糸条交絡体11を挟んだ両端部分に、それぞれ糸ガイド9a,9bを備えている。
【0012】
糸条交絡体11は、例えばアルミナ等からなるセラミックスを主成分とした部材である。この糸条交絡体11には、糸ガイド9aの側の一方端面11aから、糸ガイド9bの側の他方端面11bに向けて貫通した、内部に多繊糸条Wを走行させるための糸導孔Sを備える。図1に示す実施形態において、糸導孔Sは、一方端面11aから11bに向かって、略一定の断面積および断面形状を有している。糸条交絡体11は、糸導孔Sの貫通方向に垂直な仮想平面Pに沿って延びた、2つの流体導入孔13a、13bを備えている。なお、図1(a)に示すX−X線は、この仮想平面Sに含まれる線となっている。なお、流体導入孔は、糸導孔の貫通方向に垂直な仮想平面に沿って延びていることに限定されない。また、流体導入孔の数についても限定されない。
【0013】
取付金具10には貫通孔22が設けられており、糸条交絡体11は、この貫通孔22に対応する位置に載置・固定されている。取付金具10の内面には、糸条交絡体11が載置される部分(貫通孔22の開口部分)に凹部23が設けられている。糸条交絡体11の2つの流体導入孔13a、13bの外側開口が、この凹部23に対応するよう、糸条交絡体11は配置されている。取付金具10の貫通孔22には、図示しない空気噴射装置が接続され、貫通孔22を介して凹部23内に噴射される。圧縮空気は凹部23から、糸条交絡体11の流体導入孔13aおよび13bに流入し、糸導孔Sの内面側の開口15aおよび15bを通り、糸導孔Sの内部に噴射される。圧縮空気は凹部23から、例えば0.1〜0.5(Mpa)の圧力で、流体導入孔13a、13bの外側開口から流入される。なお、糸条交絡体11の、流体導入孔13aおよび13bの断面は例えば略円形状であって、断面積は例えば0.5〜5(mm)とされている。流体導入孔13aおよび流体導入孔13bの、外側開口から内側開口(開口15aおよび15b)に至る長さは各々略同等であって、例えば1〜10(mm)とされている。
【0014】
また、糸条交絡体11は、糸導孔12の貫通方向に沿って延在する、流体導入孔12の内周面まで開通したスリット19を備えている。糸条交絡体11は、このスリット19を通過し、糸条Wが糸導孔S内に比較的容易に配置させることができる。糸ガイド9a、9bのガイド面は、糸条Wが糸導孔Sのほぼ中央を走行するように設定されている。
【0015】
糸条交絡処理装置1では、取付金具10の両端の糸ガイド9a,9bによって、糸条Wが糸導孔Sの中央領域を走行するように規制するとともに、走行する糸条Wに対して2つの流体導入孔13a、13bより圧縮流体を噴出し、この圧縮流体の噴出にともなう空気の流れによって糸条Wに交絡を付与する。
【0016】
図1(b)および図2に示すように、仮想平面Pに沿った断面における、糸導孔12の外周線は、流体導入孔13aの開口15aと、流体導入孔13bの開口15bと、の間隙に位置し、開口15aおよび開口15bの周縁の双方に接続する第1の直線状部分17Aを有する。また、開口15aの周縁の、第1の直線状部分17Aと接続する側と反対の側に接続する第2の直線状部分17B、開口15bの周縁の、第1の直線状部分17Aと接続する側と反対の側に接続する第3の直線状部分17Cとを有している。糸条交絡体11では、仮想平面Pに沿った断面において、この第1の直線状部分17Aと第2の直線状部分17Bとのなす角が鋭角とされ、また、第1の直線状部分17Aと第3の直線状部分17Cとのなす角も鋭角とされている。
【0017】
なお、ここでは、第1の直線状部分17Aと第2の直線状部分17Bとのなす角とは、第1の直線状部分17Aを含む仮想直線と、第2の直線状部分17Bを含む仮想直線との交戦のなす角であって、糸導孔12の側に開いた角(図2に示すα2)をいう。また、第1の直線状部分17Aと第3の直線状部分17Cとのなす角とは、第1の直線状部分17Aを含む仮想直線と、第2の直線状部分17Bを含む仮想直線との交戦のなす角であって、糸導孔12の側に開いた角(図2に示すα3)をいう。糸条交絡体11では、第1の直線状部分17Aの、開口15aから開口15bまでの距離lが例えば1〜8(mm)とされている。また、第1の直線状部分17Aと第2の直線状部分17Bとのなす角α2は例えば40〜90(°)、第1の直線状部分17Aと第3の直線状部分17Cとのなす角α3が例えば40〜90(°)の範囲とされている。
【0018】
かかる構成の糸条交絡体11では、流体導入孔13aから糸導孔Sへ流入した圧縮流体が、第1の直線状部分17Aに対応する内壁面、第2の直線状部分17Bに対応する内壁面の双方に沿ってスムーズに流れる。流体導入孔13bから糸導孔Sへ流入した圧縮流体についても同様に、第1の直線状部分17Aに対応する内壁面、第3の直線状部分17Cに対応する内壁面の双方に沿ってスムーズに流れる。糸条交絡体11では、流体導入孔13aの開口15aから圧縮流体の流れが、糸導孔Sの内壁面から剥離して生じる乱流が抑制されており、糸導孔S内部において安定した流れが形成される。糸条交絡体11を備えた糸条交絡装置1では、糸条Wに対して安定して交絡を形成することができる。また、乱流の発生によるエネルギーの損失も少なく、比較的小さい流入圧力で安定した交絡を形成することができる。また、流体導入孔から流入された気体の、糸導孔Sからの流出は比較的少なく、糸導孔Sに流入させる流体量(および流体圧力)を比較的小さくした場合も、糸条Wに安定した交絡を形成することができる。
【0019】
また、糸条交絡体11では、仮想平面Pに沿った断面における、糸導孔12の外周線が、第2の直線状部分17Bおよび前記第3の直線状部分17Cの双方と接続する、前記第1の直線状部分17Aと略平行な第4の直線状部分17Dを備える。糸条交絡体11は、かかる第4の直線状部分17Dに対応する内壁部分を備えており、流体導入孔13aおよび流体導入孔13bから流入した流体の流れは、この第4の直線状部分17Dに対応する内壁部分に衝突して流れの方向が変更されることで、図2中の上下方向に沿った流れの成分が強くされる。これにより、糸条Wに、より効率的に交絡を形成することができる。
【0020】
また、仮想平面Pに沿った断面において、流体導入孔13aの中心軸16aと、流体導入孔13bの中心軸16bとのなす角の二等分線(図2に示す軸L)を対称軸とし、第2の直線条部分17Bと第3の直線状部分17Cとが、略線対称の関係にある。また、仮想平面Pに沿った断面において、流体導入孔13aの中心軸16aを対称軸とし、第1の直線状部分17Aと第2の直線状部分17Bとが略線対称の関係にある。また、流体導入孔13bの中心軸16bを対称軸とし、第1の直線状部分17Aと第3の直線状部分17Cとが略線対称の関係にある。糸条交絡体11では、糸条Wが走行する糸導孔Sの略中央部分において、流体導入孔13aから流入した流体の流れと、流体導入孔13bから流入した流体の流れとが略対称であって、略同等の強さをもっている。糸条交絡体11では、走行する糸条Wに対し、偏りが少ない均一な交絡を形成することができる。
【0021】
なお、糸条交絡体11では、流体導入孔13aの中心軸16aと、流体導入孔13bの中心軸16bとの交差角度が、約60°〜120°とされている。
【0022】
図1に示す実施形態においては、糸導孔Sは、一方端面11aから11bに向かって、略一定の断面積および断面形状を有している。糸条交絡体は、かかる実施形態に限定されない。
【0023】
例えば、図3に概略斜視図で示すように、糸導孔Sは、仮想平面Pを挟んだ両側部分に、仮想平面Pにおける断面積に比べて大きい断面積を有する拡径部Swを備えていてもよい。図3に示す例では、拡径部Swは、糸条Wの走行方向に対して垂直な方向に、流体導入孔13aおよび13bの近傍から外側に向かって広がるテーパ部Swを有している。かかる実施形態では、この拡径部(テーパー部)Swを備えるので、一方端面11aから他方端面11bに向かって、外部から糸処理領域Sへスムーズに流体を導くことができる。このため、流体導入孔13aおよび13bから噴出される圧縮流体の流速を、比較的高くすることができる。かかる実施形態でも、安定した交絡処理を施すことができる。糸条交絡体11では、流体導入孔13aおよび13bが設けられた部分における、糸導孔Sの空気の流れが規制されることが重要である。流体導入孔13aおよび13bが設けられる断面部分以外における、糸導孔Sの断面形状が特に限定されない。
【0024】
また、流体導入孔13aおよび13bに対応する断面においても、例えば、上記第4の直線状部分に対応する壁面を有する形態に限定されない。たとえば、図4(a)に概略断面図で示すように、糸導孔Sが略三角形状の断面を有していてもよく、また、糸導孔Sの中央部分に向けて凸状の断面を有する壁面を備えていてもよい。
【0025】
また、流体導入孔13aおよび13b、および各直線状部分17A〜17Cとの関係については、上記実施形態に限定されない。例えば、図5(a)〜(c)にそれぞれ示すように、各種の実施形態を採用することができる。例えば、図5(c)に示すような実施形態では、糸導孔Sにおいて、一方向に流れる比較的速い流速の流れを形成することができる。糸導孔Sや、流体導入孔13aおよび13bの形状については、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変更してもよい。
【0026】
ところで、糸導孔Sの内面は、糸条Wと高速度で摺動することから耐摩耗性に優れたアルミナ、ジルコニア、窒化珪素、炭化珪素を主成分とするセラミックスにより形成することが好ましい。
【0027】
糸条交絡体11は、例えば、セラミック原料をプレス成型し、糸導体Sに対応する貫通穴を備える成型体を得た後、この成型体を焼成して貫通孔を備えるセラミック体を形成し、例えばドリリング等によって流体導入孔13aおよび13bを形成することで、製作することができる。糸条交絡体11は、複数の部材を組み合わせることなく、公知のセラミック部材製造工程によって、比較的低コストで製造することができる。
【0028】
以上、本実施形態について説明したが、本発明は実施形態に示したものだけに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で改良や変更することができることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0029】
1 糸条交絡処理装置
9a、9b 糸ガイド
10 取付金具
11 糸条交絡体
13a、13b 流体導入孔
15a、15b 開口
17A 第1の直線状部分
17B 第2の直線状部分
17C 第3の直線状部分
19 スリット
22 貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に多繊糸条を走行させるための糸導孔と、前記糸導孔に接続される第1の流体導入孔および第2の流体導入孔と、を備える糸条交絡体であって、
前記糸導孔と前記第1の流体導入孔との接合部、および前記糸導孔と前記第2の流体導入孔との接合部、の双方を通る断面における前記糸導孔の外周線が、
前記第1の接合部と前記第2の接合部との間隙に配置された第1の直線状部分と、
前記糸導孔と前記第1の流体導入孔との接合部を頂点部分として前記第1の直線状部分と鋭角をなす第2の直線状部分と、
前記糸導孔と前記第2の流体導入孔との接合部を頂点部分として前記第1の直線状部分と鋭角をなす第3の直線状部分と、
を有することを特徴とする糸条交絡体。
【請求項2】
前記糸導孔の前記外周線は、
前記第2の直線状部分および前記第3の直線状部分の双方と接続する、前記第1の直線状部分と略平行な第4の直線状部分を備えることを特徴とする請求項1記載の糸条交絡体。
【請求項3】
前記断面において、
前記第1の流体導入孔の中心軸と、前記第2の流体導入孔の中心軸と、のなす角の二等分線を対称軸とし、
前記第2の直線条部分と前記第3の直線状部分とが、略線対称の関係にあることを特徴とする請求項1または2記載の糸条交絡体。
【請求項4】
前記断面において、
前記第1の流体導入孔の中心軸を対称軸とし、前記第1の直線状部分と前記第2の直線状部分とが、略線対称の関係にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の糸条交絡体。
【請求項5】
前記断面において、
前記第2の流体導入孔の中心軸を対称軸とし、前記第1の直線状部分と前記第3の直線状部分とが、略線対称の関係にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の糸条交絡体。
【請求項6】
前記糸導孔の貫通方向に沿って延在する、
前記流体導入孔の内周面まで開通したスリットを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の糸条交絡体。
【請求項7】
前記糸導孔は、
前記断面を挟んだ、前記糸導孔の貫通方向に沿った両側部分に、
前記断面における断面積に比べて大きい断面積を有する拡径部を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の糸条交絡体。
【請求項8】
セラミックスを主成分とする、請求項1〜7のいずれかに記載の糸条交絡体。
【請求項9】
前記セラミックスは、アルミナ、ジルコニア、窒化珪素、炭化珪素から選択される少なくとも1種を主成分とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の糸条交絡体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−94251(P2011−94251A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−247670(P2009−247670)
【出願日】平成21年10月28日(2009.10.28)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】