説明

紙の切断装置

【課題】 事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリンタやコピー機能を装備した事務用家庭用複合機やプリント機能を装備した事務用家庭用複合機等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器により、日々、莫大な量の紙資源の消費や浪費が行われている。
【解決手段】 書類や用紙などの廃紙を中央寄せで二等分、四等分に切断する技術により裏面利用のメモ用紙として再生し、また、A5やB6やこれに満たないサイズを含む各種の適正最小サイズでの書類作りや用紙作りを容易にして紙資源の節約を可能にする事務用家庭用紙の切断装置の提供。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一度に二等分、四等分に切断可能な事務用家庭用紙の切断装置に関する。
【0002】
更に、前記段落番号0001の事務用家庭用紙の切断装置を備えた、事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリンタやコピー機能を装備した事務用家庭用複合機やプリント機能を装備した事務用家庭用複合機等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器に関する。
【背景技術】
【0003】
本発明に関する代表的な従来技術は、次文献があり、この特徴を次段落で示す。
【特許文献1】特開2001-138587号公報
【特許文献2】特開2006-56016号公報
【特許文献3】特願2009-141777号公報
【0004】
特許文献1、特許文献2の事務用家庭用コピー機や事務用家庭用プリンタ等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器に装備した紙の切断装置の切断の目的は、小サイズの用紙切れ時に大サイズの用紙を切断して充てる事であり、例えば、次の欠陥を所有する。
コピー又はプリントを行なわなければ紙の切断が実施出来ない。
該当機器内にコピーサイズのコピー用紙又はプリントサイズのプリント用紙が有る時は
紙の切断が実施出来ない。
四等分の切断ができない。
更に二等分、四等分の切断を繰り返して八等分、十六等分等の切断ができない。
切断により作る事ができる紙は、一枚のコピー済み又はプリント済みの紙と一枚のコピー前又はプリント前の紙に限られる(二枚のコピー済み又はプリント済みの紙を作る事は出来ない。二枚のコピー前又はプリント前の紙を作る事は出来ない)。
即ち、この技術の分類は、コピーやプリンタ等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器に備え、コピー後又はプリント後に付帯して使用する事を前提とした技術である為、この様に、切断の実施には多種な制約があり、独立した紙の切断機器として使用する事が出ない欠陥を所有する。
【0005】
特許文献3の事務用家庭用コピー機や事務用家庭用プリンタ等の事務用家庭用の紙に情
報を写す機器に装備した紙の切断装置に関しては、コピー機やプリンタ等の事務用家庭用
の紙に情報を写す機器に備えても、独立した紙の切断装置として使用する事が可能な技術
であり、特許文献1、特許文献2に対して、例えば、次の優位な発明の効果を所有する。
コピー又はプリントを行なわなくても紙の切断が実施可能である。
該当機器内にコピーサイズのコピー用紙又はプリントサイズのプリント用紙が有る時も
紙の切断の実施が可能である。
四等分の切断が可能である。
更に二等分、四等分の切断を繰り返して八等分、十六等分等の切断が可能である。
切断により作る事ができる紙は、コピー済み又はプリント済みの紙とコピー前又はプリ
ント前の紙、コピー済み又はプリント済みの紙、コピー前又はプリント前の紙を作る事が
可能である。
【0006】
反面、特許文献3の事務用家庭用コピー機や事務用家庭用プリンタ等の事務用家庭用の
紙に情報を写す機器に装備した紙の切断装置に関しては、次の欠陥を所有する。
この切断装置の切断用途は、定型用紙サイズの紙を等分に切断することで定型用紙サイ
ズの紙を作る切断に限定している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
概しては、特許文献1、特許文献2等の欠陥を解消した特許文献3の切断用途を広範囲にする事にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、紙の四方を中央寄せで切断場所に供給する事で一度に二等分、四等
分に切断可能な事務用家庭用紙の切断装置である。
【0009】
請求項2の発明は、事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリンタ
やコピー機能を装備した事務用家庭用複合機やプリント機能を装備した事務用家庭用複合
機等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器に備える事が出来る請求項1の事務用家庭用紙
の切断装置である。
【0010】
請求項3の発明は、ユニットシステムにして事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機
や事務用家庭用プリンタやコピー機能を装備した事務用家庭用複合機やプリント機能を装
備した事務用家庭用複合機等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器に備える事が出来る請
求項1、2の事務用家庭用紙の切断装置である。
【0011】
請求項4の発明は、紙の切断のみを行なう事が出来る請求項2、3の事務用家庭用紙の切断装置である。
【発明の効果】
【0012】
この発明の切断装置は、供給紙を定型用紙サイズに限定する事無く、又、切断後の紙を
定型用紙サイズに限定する事無く、一度に二等分、四等分の切断を可能して、切断用途を
広くにする。
尚、一度に四等分が出来る切断は、二等分の切断を繰り返し四等分の切断を行なう場合
の手間を半分にする
又、全てのサイズの紙を中央寄せで切断する事により、切断時の切断具の設定位置(又
は切断軌道)を変える必要性が無く、装置の簡略化を可能にする。
【0013】
更に、事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリンタやコピー機能
を装備した事務用家庭用複合機やプリント機能を装備した事務用家庭用複合機等の事務用
家庭用の紙に情報を写す機器に備えた本発明の事務用家庭用紙の切断装置の提供により、
日々、莫大な量で消費や浪費が行われている書類や用紙などの廃紙を、わずかな手間で二
等分、四等分に切断する事により裏面利用のメモ用紙として再生し、又A5やB6や更にこれに満たないサイズを含む適正最小定型用紙サイズでの書類作りや用紙作り等を容易にする事により紙資源の節約を可能にする。
又、コピー前後やプリント前後やその他の紙を切断する動作を自動で行う事を可能にし
、紙の切断の仕事を軽減する。
【0014】
又、事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリンタやコピー機能を
装備した事務用家庭用複合機やプリント機能を装備した事務用家庭用複合機等の事務用家
庭用の紙に情報を写す機器に備えた本発明の事務用家庭用紙の切断装置の提供により、い
ちいち各サイズ別に定型用紙を数多く備える必要がなく、A判とB判の通常使用する最大サイズの各一種類の定型用紙があれば、これ以下の各定型用紙サイズのコピーやプリントやその他の書類作り等が適宜に可能になる。
又、コピー時やプリント時の小サイズの用紙切れに大サイズの切断で容易に対応が可能
になる。
【0015】
更に、A判とB判の通常使用する最大サイズの各一種類の定型用紙があれば、各定型用紙サイズのコピー用紙やプリント用紙やその他の紙を常時備える必要性がなく、コピー用紙やプリント用紙やその他の紙の保管場所を小さくする。
又、コピー済みやプリント済みの書類や用紙等を切断して小さくする事により、或いは
コピー済みやプリント済みの書類や用紙等の必要部分を切断して小さくする事により、コ
ピー済みやプリント済みの書類や用紙等の保管場所を小さくする。
【0016】
更に、ユニットシステムにして事務用家庭用の紙に情報を写す機器に備えた本発明の紙
の切断装置の提供により、本発明装置を該当機の作業のし易い身近な場所に配置する事が
可能であり、本発明装置と該当機の動力や電力の共有、紙の供給場所や排出場所や軌道等
のスペースの共有、用紙サイズや用紙枚数等の情報の共有、パネルやスイッチやボタン等
の情報伝達手段の共有等が可能であり、作業効率の向上や設備の共有化や簡略化を可能に
する。
【0017】
又、本発明は、本発明装置を装備する該当機の用紙収納スペースを減らす事が可能であ
り、その分該当機を大型化する事無く、或いはさほど大型化する事なく本発明の装置を備
える事が可能である。
【0018】
更に、本発明装置をユニットシステムにして該当機に備える事により、数多い本発明装
置の機種の中から数多い該当機へのユーザーによる用途に応じた選択が適宜に可能となる

又、予算に応じて後日の取り付けが容易に可能となる。
又、該当機の生産(需要)と別管理が可能であり、本発明装置のみの都合で本発明装置の増産或いは減産或いは生産の中止が可能である。
更に、該当機との組み合わせでも単独でも使用できる様にする事が可能であり、用紙カ
セットユニットを備える機であれば、形状を用紙カセットユニットの形状に合わせる事が
可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、供給紙1、2の縦横方向を一定方向に揃えて、縦横の双方の方向に中央寄せで、(紙の側面を押さえ紙の側面を揃える為の側面紙押さえ3と側面紙押さえ4で切断場所の上下方向の中央に寄せ、側面紙押さえ5と側面紙押さえ6で切断場所の左右方向の中央に寄せ、)給紙している。
【0020】
即ち、図例の符号7、8は、切断場所の縦横の方向の中心線であり、設置した紙の縦横の方向の中心線であり、紙の縦横の方向の切断線であり、切断具の切断位置(又は切断軌道)であり、切断具の切断位置(又は切断軌道)を用紙サイズに応じて変更する必要が無く、大きなサイズの紙1を切断する時でも小さなサイズの紙2を切断する時でも、符号7、8の切断位置(又は切断軌道)に設定した切断具12、13で二等分、四等分の切断を可能にする事を示す。
【0021】
図2は、給紙場所9aと切断場所10aが異なる場合であり、給紙方向に切断する場合であり、紙の切断線(紙の中心線)7と平行に供給場所9aから切断場所10aに給紙する事により、切断位置(又は切断軌道)7を固定した切断具12での切断を可能にする事を示す。
【0022】
図3は、給紙場所9bと切断場所10bが異なる場合であり、給紙方向と直角に交差する方向に切断する場合であり、紙の切断線(紙の中心線)8と直角に供給場所9bから切断場所10bに給紙し、給紙場所9bの紙の切断線(紙の中心線)8から切断場所10bの紙の切断線(紙の中心線)8aまでの一定長11を送る事により、切断位置(又は切断軌道)8aを固定した切断具13での切断を可能にする事を示す。
【0023】
尚、本発明に関する中央寄せの技術とは、切断場所で各サイズの供給紙の縦横方向の一
方又は双方の切断線(紙の中心線)を一定位置(例えば切断場所の中心線)に揃える技術であり、図1、2、3は、本発明の中央寄せに関して示している。
【0024】
請求項2の発明は、本発明装置を、事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリンタやコピー機能を装備した事務用家庭用複合機やプリント機能を装備した事
務用家庭用複合機等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器に備える事により実施可能であ
る。
【0025】
請求項3の発明は、本発明装置を、ユニットシステムにして事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリンタやコピー機能を装備した事務用家庭用複合機やプ
リント機能を装備した事務用家庭用複合機等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器に備え
る事により実施可能である。
【0026】
請求項4の発明は、紙の切断のみを行なう事が出来る機能を請求項2、3の事務用家庭用紙の切断装置に設ける事により実施可能である。
【0027】
請求項4の発明は、例えば、情報を写す工程と切断を行なう工程を別々に設け、情報を写す工程により紙に情報を写す作業を終えた後に紙を機外に排出し、排出した紙を手動で切断を行なう工程に供給し切断を行なう事により実施可能にする。
或いは、例えば、情報を写す工程と切断を行なう工程を継続する様に設け、工程の切り
替え機能を設け、情報を写す作業をオフにし、情報を写す工程を素通りさせ、供給紙の切断を行なう作業を行なう事により実施可能にする。
或いは、例えば、情報を写す工程と切断を行なう工程を継続する様に設け、工程の切り
替え機能を設け、情報を写す作業をオフにし、情報を写す工程を省略して、直接供給紙の切断を行なう工程に送り供給紙の切断を行なう作業を行なう事により実施可能にする。
【0028】
尚、紙に情報を写す作業と紙の切断を行なう作業を継続して行う場合は、紙送りのタイミングを同じにする事により管理を容易にする。
例えば、切断装置や該当機器の紙送りのスピードを同じにし、切断装置や該当機器の停
止時間を同じにして紙の滞留や重なり合いを防止する。
或いは、停止時間の無い切断装置や停止時間の少ない切断装置又は該当機器は、スピー
ドを落として、所要時間を最長停止時間の切断装置又は該当機器の所要時間と同じにして
紙の滞留や重なり合いを防止する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】中央寄せに関する概略図
【図2】中央寄せに関する概略図
【図3】中央寄せに関する概略図
【符号の説明】
【0030】
1 大きいサイズの紙
2 小さいサイズの紙
3 側面紙押さえ
4 側面紙押さえ
5 側面紙押さえ
6 側面紙押さえ
7 紙の切断線(紙の中心線)等
8、8a 紙の切断線(紙の中心線)等
9a、9b 供給場所
10a、10b 切断場所
11 紙送り長
12 切断具
13 切断具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙の四方を中央寄せで切断場所に供給する事で一度に二等分、四等分に切断可能な事務用家庭用紙の切断装置。
【請求項2】
事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリンタやコピー機能を装備
した事務用家庭用複合機やプリント機能を装備した事務用家庭用複合機等の事務用家庭用
の紙に情報を写す機器に備える事が出来る請求項1の事務用家庭用紙の切断装置。
【請求項3】
ユニットシステムにして事務用家庭用コピー機や事務用製版印刷機や事務用家庭用プリ
ンタやコピー機能を装備した事務用家庭用複合機やプリント機能を装備した事務用家庭用
複合機等の事務用家庭用の紙に情報を写す機器に備える事が出来る請求項1、2の事務用家庭用紙の切断装置。
【請求項4】
紙の切断のみを行なう事が出来る請求項2、3の事務用家庭用紙の切断装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−125866(P2012−125866A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−278829(P2010−278829)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【出願人】(710014096)
【Fターム(参考)】