説明

紙葉類処理装置

【目的】簡単な操作により煩わしさを軽減するとともに、人為的ミスを最小限にする。
【構成】CPU 151は、操作部13から短縮モードの登録が指示されて、ファンクションキーに対応して入力される紙葉類を処理する複数の機能の中からそれぞれ異なった機能が選択されて構成される複数の業務をRAM 153のメモリ 154に記憶し、操作部13から指示される短縮モードの実行が指示されて、メモリ 154に記憶している複数の業務に対応するファンクションキーを表示制御部 162を介して表示装置16に表示し、操作部13から入力されるファンクションキーの選択押下により、選択される業務を構成する複数の機能に対応する処理を実行する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、金融機関などで利用され、紙幣などの紙葉類を計数処理する紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類処理装置として種々のものがあり、例えば、銀行券の種類を鑑査判別して金種ごとに区分して収集する紙幣処理装置が実用化されている。このような紙幣処理装置には複数の機能が備わっており、その中から選択される機能が設定手段で設定されて業務が実行されている。
【0003】しかしながら、このような紙幣処理装置における実行すべき業務は、設定手段による設定が必要で、多機能な紙幣処理装置ほど機能設定の操作が複雑であった。このように機能設定の操作が複雑であるため、操作が煩わしかったり、操作ミス等の人為的なトラブルが発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、多機能な紙幣処理装置ほど機能設定の操作が複雑で、操作が煩わしかったり、操作ミス等の人為的なトラブルが発生するという問題があった。そこで、この発明は、簡単な操作により煩わしさを軽減するとともに、人為的ミスを最小限にすることのできる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の紙葉類処理装置は、予め紙葉類を処理する複数の機能の中からそれぞれ異なった機能が選択されて構成される複数の業務が識別データに対応して記憶されている記憶手段と、この記憶手段に記憶されている複数の業務の1つを識別データにより指示する指示手段と、この指示手段により指示された業務を構成する複数の機能を読出す読出手段と、この読出手段で読出された複数の機能に対応する処理を実行する実行手段とから構成されている。
【0006】この発明の紙葉類処理装置は、紙葉類を処理する複数の機能の中からそれぞれ異なった機能が選択されて構成される複数の業務を設定する設定手段と、この設定手段で設定された複数の業務を識別データに対応して記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている複数の業務の1つを識別データにより指示する指示手段と、この指示手段により指示された業務を構成する複数の機能を読出す読出手段と、この読出手段で読出された複数の機能に対応する処理を実行する実行手段とから構成されている。
【0007】
【作用】この発明は、予め紙葉類を処理する複数の機能の中からそれぞれ異なった機能が選択されて構成される複数の業務が識別データに対応して記憶手段に記憶され、この記憶されている複数の業務の1つを識別データで指示し、この指示された業務を構成する複数の機能を読出し、この読出された複数の機能に対応する処理を実行するようにしたものである。
【0008】この発明は、紙葉類を処理する複数の機能の中からそれぞれ異なった機能が選択されて構成される複数の業務を設定し、この設定された複数の業務を識別データに対応して記憶し、この記憶されている複数の業務の1つを識別データにより指示し、この指示された業務を構成する複数の機能を読出し、この読出された複数の機能に対応する処理を実行するようにしたものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。
【0010】図2および図3は、この発明の紙葉類処理装置、例えば紙葉類としての銀行券を種類(金種または券種)別に区分して収納する紙幣処理装置を示すものである。すなわち、紙幣処理装置1は、処理すべき紙幣が載置される供給部3、この供給部3に供給される紙幣の金種或いは真偽を鑑査判別し、金種ごとに計数する紙幣計数部25、この計数部25を介して鑑査判別及び計数された紙幣を、それぞれの金種に応じて集積するポケットに区分して集積する紙幣収納部とを含んでいる。上記供給部3には、多数枚の紙幣P…が積層可能であって、供給部3の上方には紙幣P…を押圧する上下動可能な押え部材4が設けられている。
【0011】紙幣処理装置1の上部には、後述する鑑査部25で判別された紙幣P…を判別結果にもとづいてそれぞれ区分集積するオ−プンポケット5,6,7及び8が設けられている。それぞれのオ−プンポケット5,6,7及び8には、区分集積された紙幣P…の取出しを容易にするための切り欠きが中央部に配置されている。また、それぞれのオ−プンポケットには、開閉自在なカバ−9,10,11及び12が設けられている。尚、オ−プンポケット5には、判定できなかった紙幣或いは偽券が返却される。
【0012】紙幣処理装置1の上部左右端部には、それぞれ、操作部13及び14が設けられている。操作部13は、動作の開始、停止、係員番号の入力、或いは、それぞれのポケット6,7及び8における収納枚数の設定などに利用される。操作部14は、上記操作部13の一部の機能、即ち、動作の開始、停止などに利用される主要スイッチをそのまま左側に設けた別体の操作部である。従って、操作部13及び14は、紙幣処理装置1に対して、左右から2人の係員による操作を可能とする。
【0013】さらに、紙幣処理装置1には、小型のプリンタ(出力手段)15が電気的に接続されていて、処理データや処理の結果などをプリントアウトできるようになっている。紙幣処理装置1の最上部には、表示装置16、表示ランプ (例えば、発光ダイオ−ド) 31a,31b及び31c、及び、ブザ−32が設けられている。
【0014】表示装置16は、蛍光表示部16a、デジット表示部16b及びレイアウト表示部16cなどが組込まれている。蛍光表示部16aには計数・表裏・正損・収納・入金・整理・手元金収納・ポケット指定など使用時のモ−ド、或いは、計数中・準備完了などの現在の状況の表示を行う。
【0015】また、蛍光表示部16aは紙幣処理装置1の異常の発生時に、警告また復旧手順などの表示も行う。デジット表示部16bは、枚数・金額などの数値を表示すると共に、損券(銀行券の破損汚損・破損・テープ貼付など)レベルの程度も表示する。レイアウト表示部16cは、紙幣処理装置1の異常発生に伴いレイアウトにて異常箇所を表示するものである。以上の構成からなる表示装置16は、操作する係員の方向へ首振りできるように構成されている。
【0016】表示ランプ31a,31b,31cは、前記オ−プンポケット6,7及び8にそれぞれ対応して設けられており、それぞれのオ−プンポケット6,7或いは8が満杯になったときに点灯あるいは点滅される。ブザ−32は、それぞれのオ−プンポケット5,6,7或いは8が満杯になったとき、または、紙幣処理装置1に異常が発生した際に鳴動される。
【0017】なお、上記表示ランプ31a,31b,31cおよびブザー32によって報知手段が構成されている。また、17は紙幣処理装置1の前面に設けられ、券詰まりを生じたとき、または清掃のために機構部分を引出すときに使用する把手である。次に、紙幣処理装置1の内部構造を詳細に説明する。
【0018】図3によれば、上記供給部3の下部には、セットされた紙幣P…に接され、摩擦力により紙幣Pを1枚ずつ取出す取出ロ−ラ22が配置されている。この取出ロ−ラ22によって取出された紙幣Pは、ベルトおよびロ−ラによって構成される搬送路23を介して搬送される。搬送路23の始端部には、取出された紙幣Pが2枚以上か否かを検出するための厚さ検知部24と、搬送される紙幣Pに対する金種、真偽、正損、表裏などの判別および計数を行うための鑑査部25が設けられている。鑑査部25には、例えば、光学的および磁気的な検知装置が利用される。
【0019】搬送路23は、鑑査部25よりも下流側で、上記オ−プンポケット5,6,7及び8へ紙幣Pを搬送する搬送路26と必要に応じて連結される (図示しない) 収納金庫へ紙幣Pを搬送する第二の搬送路27とに分岐されている。この分岐部には紙幣Pを振分ける区分ゲ−ト28が設けられている。搬送路26には、オ−プンポケット5,6,7及び8へ紙幣Pを振分けるための複数の区分ゲ−ト29が設けられている。
【0020】搬送路23,26及び27の途中には、発光素子と受光素子とからなり、紙幣Pの通過を検知する検知器30が複数配置されている。また、それぞれのオ−プンポケット5,6,7及び8にも、発光素子と受光素子とからなり、内部に紙幣Pがあるか否かを検知する検知器44,45,46及び47がそれぞれ設けられている。
【0021】ここで、たとえば供給部3にセットされた紙幣P…を金種ごとに区分して計数する計数モ−ドが指定された場合、上記オ−プンポケット6,7,8には、万円券、五千円券、千円券がそれぞれ集積される。次に、操作部13について説明する。
【0022】図4によれば、操作部13は、例えば、オンラインとオフラインを切り換えるオン/オフキ− 131が設けられているとともに、入金と整理を切り換える入金/整理キ− 132、短縮キ− 133、メニュ−画面を表示させるメニュ−キ− 134、正損レベルを設定させるための指示を表示させる正損レベルキ− 135、表示切換キ−136、計数,表裏,正損,正損表裏,収納,金庫交換および予備等の8個のキーで構成されているモ−ド指定キ− 137、金種 (万・5千・千) 指定キ− 138、7セグメント10桁の表示部 139、返却キ− 140、枚数キ− 141、表示画面の選択項目を左右上下に変化させるカ−ソルキ− 142、0から9までの数字を入力するためのテンキ− 143、#キ− 144、円キ− 145、継続キ− 146、リセットキ− 147、動作の開始と停止を指示する開始/停止キ− 148、及び、完了キ− 149などが設けられている。
【0023】枚数キ− 141は、オ−プンポケット6,7或いは8に紙幣が所定枚数集積されるごとに処理の動作を一時停止させる枚数区分を設定する際に利用される。この枚数キ− 141は、例えば、1回押下されることで100枚、2回押下されることで200枚、それ以外であれば、テンキ− 143で入力された枚数を設定できる。表示切換キ− 136は、枚数と金額のいづれかを表示させる。#キ− 145は、係員番号を入力するためのキ−であり、テンキ− 143で係員番号が入力された後に押下される。図1には、図2ないし図4に示されている紙幣処理装置1の制御部が概略的に示されている。
【0024】図2及び図3では示されていない制御部は、装置全体を制御するCPU 151、並びに、このCPU 151に接続される複数の回路素子、及び、上記さまざまなユニット及び装置を付勢するための制御装置などによって構成される。
【0025】CPU 151には、ROM 152、RAM 153及びメモリ 154が接続されている。ROM 152には、CPU 151の制御プログラムが記憶されている。RAM 153には、処理した紙幣の金種ごとの枚数及び正損枚数などが記憶されるようになっている。また、このRAM 153には、オ−プンポケット5,6,7または8内の紙幣が係員によってすべて抜取られた際に、その紙幣に対する処理の結果を記憶するためのメモリ(記憶手段) 154が設けられている。このメモリ 154には、処理の結果として、例えば金種、正損、表裏、枚数、金額、日付、時刻などが記憶される。
【0026】前記CPU 151には、インタフェイス回路 157を介して前記厚さ検知部24及び鑑査部25、搬送制御部 158を介して前記搬送路23及び27、区分ゲ−ト28及び29などの搬送系 159、インタフェイス回路 160を介して前記各種検知器44,45,46及び47などの入力機器 165が、それぞれ、接続されている。CPU 151は、これらからの信号により、紙幣の搬送を制御するとともに搬送状態を判断する。
【0027】さらに、CPU 151には、インタフェイス回路 161を介して上記プリンタ15が接続されている。プリンタ15は、CPU 151の制御に基づいて、例えば、集計デ−タ或いは処理の結果などをプリントアウトする。
【0028】また、CPU 151には、表示制御部 162を介して前記表示装置16および表示ランプ31a,31b及び31c、操作制御部 163を介して前記操作部13及び14、動作制御部 166を介して前記ブザ−32および計数装置 164が接続されている。上記計数装置 164では、前記鑑査部25により判別され、それぞれのオ−プンポケット5,6,7或いは8に集積されている紙幣の枚数などが計数される。計数装置 164による計数および前記鑑査部25による鑑査判別などの処理の結果は、CPU 151によって管理され、必要に応じてRAM 153に記憶される。
【0029】次に、上記のような構成における動作について説明する。まず、係員は、供給部3に多数枚の紙幣P…を一括してセットする。また、操作部13より計数モードの指定を行うとともに、枚数キー 141の押下により各オープンポケット6,7,8に集積される紙幣の金種別枚数を設定する。すると、各オープンポケット5,6,7,8は、それぞれリジェクト券、万円券、五千円券、千円券を、上記集積枚数にしたがって収納するよう設定されるとともに、設定されたモードはRAM153に記載される。
【0030】この状態において紙幣処理装置1を動作させるためには、選択操作すべき項目が複数存在する。例えば、操作部13において、オン/オフキー 131によりオンラインとオフラインのどちらの業務を行うかを選択し、入金/整理キー 132により入金と整理のどちらの業務を行うかを選択し、モード指定キー 137により計数,表裏,正損,正損表裏,収納,金庫交換等の中からどのモードの業務を行うかを指定し、モードによっては金種指定キー 138の「万」円券,「五千」円券,「千」円券の中から適当な数だけの金種を指定する。
【0031】このような紙幣処理装置1を動作させるための設定を操作部13から操作することにより実行すべき業務が選択される。選択される項目は、上記例のように運用モード、業務モード、動作モード、金種指定の4つのモードがあり、本実施例においては、ひんぱんに使う動作設定の操作選択を予め短縮モードとして登録しておき、短縮キー 133を押すだけでこれらが自動設定となり、操作を短縮することができる。図5は、短縮モードを登録する際の上記操作部13からの各操作段階における蛍光表示部16aの表示画面の一例が示されている。以下、図5を参照してCPU 151による操作部13からの短縮モードの登録について説明する。
【0032】まず、CPU 151は、操作部13のメニューキー 134がオペレータによって押下されることにより、図5の(a)に示すような画面を蛍光表示部16aに表示する。ここでメニューの選択は、「照会」,「精算」,「区間精算」,「短縮モード設定」,「帯印字設定」,「日付・時刻設定」とあり、カーソルキー 142を押して反転表示(斜線部)を「短縮モード設定」にあわせる。蛍光表示部16aの画面上の指定メニューは、図5の(a)に示す反転表示(斜線部)の「照会」から、図5の(b)に示す反転表示(斜線部)の「短縮モード登録」に変更される。
【0033】次に、メニュー動作の開始を指示する開始/停止キ− 148が押されることによって、蛍光表示部16aには図5の(c)に示すような「短縮モード登録」の画面が表示される。ここでファンクションキーF1〜F8を選択するが、この時の選択キーは、図6の(a)に示すモ−ド指定キ− 137の各キーがそれぞれ図6の(b)に示すようなファンクションキーF1〜F8の機能キーに相当する。具体的には、表裏キーがF1、計数キーがF2、正損表裏キーがF3、正損がF4、金庫交換キーがF5、予備キーがF6、予備キーがF7、収納キーがF8のファンクションキーとなる。
【0034】ファンクションキーF1が押下されると蛍光表示部16aの画面は、図5の(d)に示すような登録済の設定、または短縮モード登録をする前の状態を表示する。ここで新たに登録するために、カーソルキー 142の下に変化させるキー「▽」が押されて既設定がクリアにされ、蛍光表示部16aの画面が図5の(e)となる。
【0035】次に登録したい運用モード、業務モード、動作モード、金種を設定する。まず、反転表示(斜線部)されているモードが指定可能なモードである。この反転表示の移動は、カーソルキー 142によって行われるが図5の(e)の上から反転表示(斜線部)しているモードが設定されないと、カーソルキー 142の下へ変化させるキー「▽」は動かずブザー32が鳴動する。運用モードの設定は、オン/オフキ− 131を押すことにより、オンラインまたはオフラインが蛍光表示部16aの画面に表示される。業務モードの設定は、入金/整理キ− 132を押すことにより、入金または整理が蛍光表示部16aの画面に表示される。
【0036】動作モードの設定は、計数,表裏,正損,正損表裏,収納,金庫交換等のモ−ド指定キ− 137のいずれかのキーを押すことにより、設定された動作モードが蛍光表示部16aの画面に表示される。金種指定は、指定する金種指定キ− 138を押すことにより、設定された金種が蛍光表示部16aの画面に表示される。
【0037】例えば、オン/オフキ− 131を押下してオンラインを、入金/整理キ− 132を押下して整理を、指定キ− 137の正損表裏モードのキーを押下して正損表裏を、金種指定キ− 138を押下して万円を設定すると図5の(f)に示すような蛍光表示部16aの画面が表示される。
【0038】最後に完了キ− 149が押下されて短縮モード登録が完了し、図5の(g)に示すような蛍光表示部16aの表示画面となる。なお、上記例で設定した短縮モードがファンクションF1に登録されていることを表示画面の「F1」が「□」で囲まれていることで示している。なお、ここで登録された短縮モードは、RAM 153内のメモリ 154に記憶される。次に、図7を参照してCPU 151による操作部13からの登録された短縮モードの実行について説明する。
【0039】まず、CPU 151は、操作部13の短縮キー 133がオペレータによって押下されることにより、図7の(a)に示すような画面を蛍光表示部16aに表示する。この画面に指示に従って、どの短縮モードを実行するかファンクションキーF1〜F8(モ−ド指定キ− 137の各キー)を選択して押下する。
【0040】例えば、ファンクションキーF1を押下すると、図7の(b)に示すように上記登録した内容、すなわち、運用モードを「オフライン」、業務モードを「整理」、動作モードを「正損表裏」、金種を「万」とした画面が表示される。なお、登録されていないファンクションキー(画面上では「□」の登録済マークのないもの)が押下されると、ブザー32が鳴動されて実行不能を報知する。次に、紙幣を供給部3にセットされて、開始/停止キ− 148が押下されて短縮モードの設定内容(業務)が実行される。
【0041】以上説明したように上記実施例によれば、予め業務を登録しておくことで、紙幣処理装置1を動作させるまでの操作が大きく省略され、さらに登録してある内容を選択することで、選択すべき項目の入力ミスを防ぐことができる。従って、人為的ミスを防止して操作の簡素化を図ることが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、簡単な操作により煩わしさを軽減するとともに、人為的ミスを最小限にすることのできる紙葉類処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る紙幣処理装置の制御部の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】紙幣処理装置の概略構成を示す斜視図。
【図3】紙幣処理装置の概略構成を示す断面図。
【図4】紙幣処理装置に組込まれている操作パネルの概略図。
【図5】短縮モードの登録を説明するための図。
【図6】モード指定キーのファンクションキーとしての機能を説明するための図。
【図7】短縮モードの実行を説明するための図。
【符号の説明】
1…紙幣処理装置
3…供給部
13,14…操作部
16…表示装置
133 …短縮キー
137 …モ−ド指定キ−(ファンクションキー)
151 …CPU
152 …ROM
153 …RAM
154 …メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 予め紙葉類を処理する複数の機能の中からそれぞれ異なった機能が選択されて構成される複数の業務が識別データに対応して記憶されている記憶手段と、この記憶手段に記憶されている複数の業務の1つを識別データにより指示する指示手段と、この指示手段により指示された業務を構成する複数の機能を読出す読出手段と、この読出手段で読出された複数の機能に対応する処理を実行する実行手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
【請求項2】 上記指示手段は、表示手段と選択手段とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
【請求項3】 紙葉類を処理する複数の機能の中からそれぞれ異なった機能が選択されて構成される複数の業務を設定する設定手段と、この設定手段で設定された複数の業務を識別データに対応して記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている複数の業務の1つを識別データにより指示する指示手段と、この指示手段により指示された業務を構成する複数の機能を読出す読出手段と、この読出手段で読出された複数の機能に対応する処理を実行する実行手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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【図5】
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【公開番号】特開平6−243323
【公開日】平成6年(1994)9月2日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平5−29100
【出願日】平成5年(1993)2月18日
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)