紙鍋
本考案は紙鍋に関し、紙の原料であるパルプ材質で形成した本体に、外部をコーティングしたコーティング層を形成し、本体の外側に本体折畳部を形成し、本体折畳部を折って収納空間を形成した本体部と;上記本体部の本体折畳部の両側に蓋折畳部を備えた蓋本体を形成し、蓋折畳部で折られながら、両側から中央に折られて、上部を開閉する結合蓋具を形成した蓋部と;上記本体部の本体折畳部の前後側に、中央上部から下端部に折られる取食折畳部を備えた取食本体を形成し、取食本体の両側である本体の各角部分に、蓋本体が側部に位置して取食折畳部を補強するように折られる側部折畳部を備えた側部本体を形成し、取食本体の上部中央に取食片を形成した取食部と;を含むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は紙鍋に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、鍋は食べ物を煮たり、揚げたり、ゆでたり、炒めるために用いる調理用具を言い、通常、釜よりはヘリが低く取っ手が固定しており、蓋がある。金属製が大部分であり、陶器鍋も使用する。
【0003】
このような鍋は、煮たり、煮詰めなど加熱する料理を収容する調理器具の一種で、アルミニウム、鉄、琺瑯、銅及びステンレスなどのように熱伝導率の高い金属物質を主に用いており、特殊な用途として、食べ物の調理程度を外部で観察できる強化ガラスや熱伝導率と保温性の良いトッベギ(土焼きの食器)とい陶器鍋を使用している。
【0004】
上記鍋は、ガスバーナーのような加熱手段で収納された食べ物を加熱して調理し、使用する際に液状の調理物が外部に流出されることを防止しながら、熱源に直接接触されて透湿性素材と引火性材料を鍋材料で使うことができない。
【0005】
このような、従来の鍋は調理物を収納する金属材質で形成されることによって所定の形態を備えなければならないことによって、携帯が難しく、保管及び移動の時に、収納空間が必要となるという問題点があった。
【0006】
また、従来の鍋は、金属のような材質を鍋形態に加工して製作しなければならないことによって、製作による費用が増大されるという問題点があった。
【0007】
そして、従来の鍋は、旅行や移動の時に携帯と保管が不便で、旅行用に別途に製作されて取っ手が折り畳んで一体に結合する形態に製作しているが、重量が重くて収納させる収納道具の必要となる問題点があった。
【0008】
そこで、折り畳んで保管が可能でありながら、軽量の素材である紙を鍋の材料として使用することを試みていたが、透湿性素材であるため、湿気を吸収しながら分解されて原型を保存することができなくて、引火性素材であるため、加熱手段に直接接触されると、発火されて、材料として用いることができないという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このような問題点を解決するために創出された本考案は、軽量で、折り畳み保管が可能な紙材質を引火性が低くなるように原料であるパルプの割合を高く形成し、透湿性が低くなるようにコーティング層を形成して、火に燃えないで、軽量で、且つ、内部の食べ物の流出を防止し、携帯の便宜性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このような目的を達するために創出された本考案の紙鍋は、紙の原料であるパルプ材質で形成した本体に外部をコーティングしたコーティング層を形成し、本体の外側に本体折畳部を形成し、本体折畳部に折って収納空間を形成した本体部と;上記本体部の本体折畳部の両側に、蓋折畳部を備えた蓋本体を形成し、蓋折畳部を折りながら、両側から中央に折られて上部を開閉する結合蓋具を形成した蓋部と;上記本体部の本体折畳部の前後側に、中央上部から下端部に折られる取食折畳部を備えた取食本体を形成し、取食本体の両側である本体の各角部に蓋本体が側部に位置して取食折畳部を補強するように折られる側部折畳部を備えた側部本体を形成し、取食本体の上部中央に取食片を形成した取食部と;を含むことを特徴とする。
【0011】
また、上記本体部のコーティング層は、不透水性樹脂であるポリエチレンを溶かして本体に吸収するように熱融着させてコーティングして、水分の吸収を遮断するように構成することを特徴とする。
【0012】
そして、上記蓋部は結合蓋具の一側に、上部に引出されるように、結合片折畳部を備えた結合片の外側に結合片切開部を形成し、結合片に他側の結合蓋具を挿入して結合させるように形成して中央に折られる結合蓋部を結合片に挿入して結合するように構成することを特徴とする。
【0013】
また、上記取食部は、取食本体の上部に、両側に蓋本体を側部に位置するように側部折畳部に折って取食折畳部を補強するように側部本体に挿入して結合される補強折畳部を備えた補強結合具を形成して、側部本体に結合されて、取食折畳部を補強するように構成することを特徴とする。
【0014】
また、上記取食部は、取食本体の上部に側部折畳部の傾斜による補強傾斜部を両側に備え、補強傾斜部の端部に折る時に、側部本体に挿入される補強挿入片を備えた補強挿入具を形成して、取食本体の上部から下部に折り畳みながら、補強挿入片を側部本体に挿入して補強するように構成することを特徴とする。
【0015】
また、上記取食部は、取食本体の上部に、側部折畳部の傾斜に沿って側部本体に接着して補強するように接着補強具を形成して、取食本体の上部から下部に接着補強具を折り畳みながら、側部本体に接着して補強するように構成することを特徴とする。
【0016】
また、上記蓋部は、両側に形成された結合蓋具の両端部に、上部に把持されるように折られる把持折畳部を備えた把持本体の中央に、結合切開部で切開される把持結合片を形成し、把持結合片の中央に結合蓋具の閉鎖時に把持結合片を固定するように挿入される固定溝を形成し、把持折畳部の両端部に取食片が挿入して固定される結合溝を備えた把持部を形成して、上部を開閉しながら把持するように構成することを特徴とする。
【0017】
同時に、上記取食部は、側部本体の角の上部に側部切開部を形成し、側部本体で折られて側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように、側部折畳部の両側に蓋本体が設置される角度に沿って傾斜された傾斜折畳部を形成して、側部切開部に切開された側部本体を傾斜折畳部で折って側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように構成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
このように構成された本考案の紙鍋は、軽量で、折り畳み保管が可能な紙材質を、引火性が低くなるように、原料であるパルプの割合を高く形成し、透湿性が低くなるようにコーティング層を形成して、火に燃えないで、軽量で、且つ内部の食べ物の流出を防止し、携帯の便宜性を向上させる効果を奏する。
本考案の紙鍋は、紙の原料であるパルプ材質で本体を形成し、本体にポリエチレン樹脂を溶かして紙に吸収した状態で熱融着させてコーティング層を形成することによって、パルプ量の増加により火に燃えない難燃性を向上させ、コーティング層を形成して内部に水が透湿されることを防止する效果を奏する。
【0019】
本考案の紙鍋は、摺り畳んだ状態で保管及び携帯し、使用時に、広げて食料を盛った状態で加熱手段で加熱させて使用し、使用終了後、再び折り畳んで保管することによって、保管及び携帯が容易で、軽量で、且つ、使用便宜性を向上させる効果を奏する。
【0020】
本考案の紙鍋は、収納空間を備えた本体の両側に、上部を開閉する蓋部を形成して、必要によって上部を開閉させて調理することによって、調理の容易性を向上させる効果を奏する。
【0021】
本考案の紙鍋は、収納空間を備えた本体の両側に、中央に形成された取食片を通じて収納空間に収納された食べ物を取食するように取食片を中心に下部の角部分を向かって傾斜された取食折畳部を折って取食片で取食を容易にすることによって、取食の便宜性を向上させる効果を奏する。
【0022】
本考案の紙鍋は、収納空間を備えた本体を開閉する蓋部に、手で把持しながら上部を閉鎖するように把持結合片を備えた把持本体を形成し、把持本体の両端部に取食片が挿入される結合溝を備えて把持效率を増大しながら、取食片を把持部に挿入させて閉鎖效率を増大する效果を奏する。
【0023】
本考案の紙鍋は、本体の両側に蓋本体が位置するように折られる取食部の側部本体に、上部を切開する側部切開部を形成し、蓋本体を側部に位置させながら、取食折畳部を補強するように、側部本体に形成された側部折畳部の両側に、側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように折られる傾斜折畳部を形成して、両側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節して、紙鍋を上部へ向くほど面積が縮小される形態や下部面へ向くほど面積が拡大される形態に変位しながら生産することができることによって、多様な形態の鍋を容易に製作することができて、生産性を向上させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本考案による紙鍋を示す斜視図。
【図2】本考案による紙鍋の蓋部を開放した状態を示す斜視図。
【図3】本考案による紙鍋を使用する状態を示す使用状態図。
【図4】本考案による紙鍋の取食部を使用する状態を示す使用状態図。
【図5】本考案による紙鍋を示す展開図。
【図6】本考案による紙鍋の他の実施形態を示す斜視図。
【図7】本考案による紙鍋の他の実施形態に組み立てられる状態を示す構成図。
【図8】本考案による紙鍋の他の実施形態に使用する状態を示す使用状態図。
【図9】本考案による紙鍋の他の実施形態の取食部に使用する状態を示す使用状態図。
【図10】本考案による紙鍋の他の実施形態を示す展開図。
【図11】図10に示したA部分の拡大図。
【図12】本考案による紙鍋の取食部の他の実施形態を示す使用状態図。
【図13】本考案による紙鍋の取食部の他の実施形態を示す使用状態図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
上記のように構成された本考案の紙鍋に好ましい実施形態を図面を参照しながら詳しく説明すると下記の通りである。
【0026】
まず、図面において、同一の構成要素または部品は同一の参照符号で示していることに留意すべきである。本考案の説明において、関連する公知機能または構成に対する具体的な説明は本考案の要旨を明確にするために省略する。
【0027】
図1は、本考案による紙鍋を示す斜視図であり、図2は、本考案による紙鍋の蓋部を開放した状態を示す斜視図であり、図3は、本考案による紙鍋を使用する状態を示す使用状態図であり、図4は本考案による紙鍋の取食部を使用する状態を示す使用状態図であり、図5は、本考案による紙鍋を示す展開図であり、図6は、本考案による紙鍋の他の実施形態を示す斜視図であり、図7は、本考案による紙鍋の他の実施形態に組み立てられる状態を示す構成図であり、図8は、本考案による紙鍋の他の実施形態に使用する状態を示す使用状態図であり、図9は、本考案による紙鍋の他の実施形態の取食部に使用する状態を示す使用状態図であり、図10は、本考案による紙鍋の他の実施形態を示す展開図であり、図11は、図10に図示したA部分の拡大図であり、図12は、本考案による紙鍋の取食部の他の実施形態を示す使用状態図であり、図13は、本考案による紙鍋の取食部の他の実施形態を示す使用状態図である。
【0028】
図1から図13に示したように、本考案の紙鍋100は、コーティング層112を備えた本体111を形成した本体部110と;上記本体部110の本体111の両側に、上部を開閉する結合蓋具122を形成した蓋部120と;上記本体部110の前後側に取食されるように折られて取食折畳部132を備えた取食本体131を形成した取食部130と;を含む。
【0029】
上記本体部110は、紙の原料であるパルプ材質で形成した本体111に、外部をコーティングしたコーティング層112を形成し、本体111の外側に本体折畳部114を形成して、本体折畳部114を折って収納空間113を形成する。
【0030】
ここで、本体部110のコーティング層112は、不透水性樹脂であるポリエチレンを溶かして本体111に吸収するように熱融着させてコーティングして、水分の吸収を遮断するように構成することが好ましい。
【0031】
上記蓋部120は、本体部110の本体折畳部114の両側に、蓋折畳部123を備えた蓋本体121を形成し、蓋折畳部123を折りながら、両側から中央に折られて、上部を開閉する結合蓋具122を形成する。
【0032】
ここで、蓋部120は、結合蓋具122の一側に、上部へ引出されるように、結合片折畳部125を備えた結合片124の外側に結合片切開部126を形成して、結合片124に他側の結合蓋具122を挿入結合させるように形成して、中央に折られる結合蓋部120を結合片124に挿入して結合するように構成することが好ましい。
【0033】
上記取食部130は、本体部110の本体折畳部114の前後側に、中央上部から下端部に折られる取食折畳部132を備えた取食本体131を形成し、取食本体131の両側である本体111の各角部に、蓋本体121が側部に位置して、取食折畳部132を補強するように折られる側部折畳部134を備えた側部本体133を形成し、取食本体131の上部中央に取食片137を形成する。
【0034】
ここで、取食部130は、取食本体131の上部に、両側に蓋本体121を側部に位置するように側部折畳部134を折って取食折畳部132を補強するように側部本体133に挿入して結合される補強折畳部135aを備えた補強結合具135を形成して、側部本体133に結合されて取食折畳部132を補強するように構成することが好ましい。
【0035】
また、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に側部折畳部134の傾斜による補強傾斜部136aを両側に備え、補強傾斜部136aの端部に折り畳む時に、側部本体133に挿入される補強挿入片136bを備えた補強挿入具136を形成して、取食本体131の上部から下部に折られながら、補強挿入片136bを側部本体133に挿入して補強するように構成することもできる。
【0036】
また、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に、側部折畳部134の傾斜に沿って側部本体133に接着して補強するように接着補強具136cを形成して、取食本体131の上部から下部に接着補強具136cを折りながら、側部本体133に接着して補強するように構成することを特徴とする。
また、蓋部120は両側に形成された結合蓋具122の両端部に、上部に把持されるように折られる把持折畳部127bを備えた把持本体127aの中央に結合切開部127dで切開される把持結合片127cを形成して、把持結合片127cの中央に結合蓋具122 閉鎖時に把持結合片127cを固定するように挿入される固定溝127eを形成し、把持折畳部127bの両端部に取食片137が挿入して固定される結合溝127fを備えた把持部127を形成して上部を開閉しながら把持するように構成することもできる。
【0037】
同時に、取食部130は側部本体133の角の上部に、側部切開部138を形成し、側部本体133に折られて側部に位置する蓋本体121の傾斜度を調節するように、側部折畳部134の両側に蓋本体121が設置される角度に沿って傾斜された傾斜折畳部139を形成して、側部切開部138で切開された側部本体133を、傾斜折畳部139を折って側部に位置する蓋本体121の傾斜度を調節するように構成することもできる。
【発明を実施のための形態】
【0038】
このように構成された本考案の紙鍋の作用を詳しく説明すると下記の通りである。
まず、不透水性を向上させて、水分吸収による分解を防止するようにポリエチレンを溶かして吸収させる熱融着方式でコーティング層112を形成し、加熱手段によって発火を防止する難燃性を向上するように、紙の原料であるパルプで形成した本体111の外側に形成された本体折畳部114を折って体積を縮小した状態で保管及び携帯する。
【0039】
この場合、本体111に使われるパルプは、純度を85〜90%含量にして、高純度の材質を使用して難燃性を向上させる。
【0040】
このように、保管及び携帯した紙鍋100を使用する時に、本体111の本体折畳部114に折られた両側に形成された蓋部120と前後側に形成された取食部130を外側に広げた状態で、本体111に収納空間113を形成するように、本体111の各角部分に、取食部130の取食本体131の両側に形成された側部本体133の側部折畳部134を折って、蓋本体121が側部に位置するように設置し、側部折畳部134で折られた側部本体133が取食本体131の中央から下部の角側に傾斜するように備えられた取食折畳部132を補強するように折られて形成して、本体の前後に取食本体131が備えられて、両側に蓋本体121が設置されて収納空間113を形成する。
【0041】
この場合、他の実施形態として、側部本体133の上部に側部切開部138を形成し、側部折畳部134の両側に本体111の側部に位置する蓋本体121の結合位置に傾斜度を上部へ向くほど面積が拡大したり縮小するように調節するように、傾斜状に傾斜折畳部139を形成して、側部本体133を、側部折畳部134と傾斜折畳部139を折って、本体111の両側に本体折畳部114を折って形成される蓋本体121を使用者が所望の傾斜度を有する形態に製作して形態の変形を容易にする。
【0042】
上記のように、収納空間113を形成した状態で、内部に加熱する食べ物を収納し、食べ物が収納空間113に収納された本体111を加熱手段の上部に位置した状態で加熱して内部の食べ物を加熱させ、加熱の時の食べ物の蒸発を防止するように、上部を閉鎖する場合に、蓋本体121の上部に蓋折畳部123で折られる結合蓋具122を折って、一側の結合蓋具122に結合片切開部126で結合されて、結合片折畳部125で折られる結合片124に、他側の結合蓋具122を挿入させて紙鍋の上部を蓋部120で閉鎖した状態で調理する。
【0043】
この場合、他の実施形態として、結合蓋具122の上部に把持折畳部127bを備えた把持本体127aを折って、結合蓋部120の上部側に使用者が把持することができる把持本体127aを形成し、把持本体127aの中央に、結合切開部127dで切開されて固定溝127eを備えた把持結合片127cを形成して、両側から中央に収納空間113を閉鎖した状態で、両側にそれぞれ形成された把持結合片127cを固定溝127eに交差して挿入して上部を閉鎖して、把持折畳部127bの両端部に結合溝127fを形成して、取食部130の取食片137を挿入させて閉鎖效率を増大する把持部127を形成して、閉鎖效率を増大しながら把持性能を向上させる。
【0044】
このように、蓋部120を閉鎖した状態で、蒸発を防止しながら加熱手段で加熱させると、パルプの含量を高めて難燃性素材で形成された本体111が収納空間113に収納された食べ物によって、加熱温度を下降させながら加熱して難燃性を高め、コーティング層112が形成されて、湿気による分解を防止しながら調理をし、調理が終わると閉鎖された蓋部120を開放した状態で食べ物を取食する。
【0045】
このように、蓋部120を開放した状態で取食しているとき、収納空間113の下部に残存する食べ物を容易に取食するために、取食片137を中心に下部の角方向に取食本体131に側部折畳部134で折られた側部本体133を補強折畳部135aを折って挿入した補強結合具135で補強された取食折畳部132を折って食べ物を取食片137側に案内しながら一側に傾けて残存する食べ物を容易に取食する。
【0046】
この時、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に側部折畳部134の傾斜に沿う補強傾斜部136aを両側に備え、補強傾斜部136aの端部に、折り畳む時に側部本体133に挿入される補強挿入片136bを備えた補強挿入具136を形成して、取食本体131の上部から下部に折られながら、補強挿入片136bを側部本体133に挿入して補強するように構成することもできる。
【0047】
また、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に、側部折畳部134の傾斜に沿って側部本体133に接着して補強するように、接着補強具136cを形成して取食本体131の上部から下部に接着補強具136cを折りながら、側部本体133に接着して補強するように構成することもできる。
【0048】
この場合、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に、側部折畳部134の傾斜に沿う補強傾斜部136aを両側に備え、補強傾斜部136aの端部に、折り畳む時に側部本体133に挿入される補強挿入片136bを備えた補強挿入具136を形成して、取食本体131の上部から下部に折られながら、補強挿入片136bを側部本体133に挿入して補強するように構成することもできる。
【0049】
このように、取食を終えた後、回収が容易になるように、本体部110の本体折畳部114を折って体積を減少させて、携帯、保管または回収の容易性を増大させる。
【0050】
従って、本体部110に水分の吸収による分解を防止するコーティング層112を形成し、難燃性が高くなるように、パルプの含量を増大させた本体111の両側に形成された蓋部120と、前後に形成された取食部130を形成して折り畳む紙鍋100を備えることによって、携帯と保管が容易で、取食の便宜性を増大するとともに、紙材質で形成されて、環境の汚染を防止する。
【0051】
本考案は、図面に示された一実施形態を参照にして説明したが、これは例示的なものに過ぎなく、当該分野において、通常の知識を有する者であれば、多様な変形及び実施形態の変形が可能であるという点を理解すべきである。従って、本考案の真正な技術的保護範囲は添付された実用新案登録請求範囲の技術的思想によって決まるべきである。
(産業上の利用の可能性)
【0052】
このように、構成された本考案の紙鍋は重量が軽くて折り畳むことが可能な紙材質を引火性が低くなるように、原料であるパルプ割合を高く形成して、透湿性が低くなるようにコーティング層を形成して火に燃えないで重量が軽いのに内部の食べ物の流出を防止して、携帯の便宜性を進めて食べ物容器分野に利用されることができる。
【技術分野】
【0001】
本考案は紙鍋に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、鍋は食べ物を煮たり、揚げたり、ゆでたり、炒めるために用いる調理用具を言い、通常、釜よりはヘリが低く取っ手が固定しており、蓋がある。金属製が大部分であり、陶器鍋も使用する。
【0003】
このような鍋は、煮たり、煮詰めなど加熱する料理を収容する調理器具の一種で、アルミニウム、鉄、琺瑯、銅及びステンレスなどのように熱伝導率の高い金属物質を主に用いており、特殊な用途として、食べ物の調理程度を外部で観察できる強化ガラスや熱伝導率と保温性の良いトッベギ(土焼きの食器)とい陶器鍋を使用している。
【0004】
上記鍋は、ガスバーナーのような加熱手段で収納された食べ物を加熱して調理し、使用する際に液状の調理物が外部に流出されることを防止しながら、熱源に直接接触されて透湿性素材と引火性材料を鍋材料で使うことができない。
【0005】
このような、従来の鍋は調理物を収納する金属材質で形成されることによって所定の形態を備えなければならないことによって、携帯が難しく、保管及び移動の時に、収納空間が必要となるという問題点があった。
【0006】
また、従来の鍋は、金属のような材質を鍋形態に加工して製作しなければならないことによって、製作による費用が増大されるという問題点があった。
【0007】
そして、従来の鍋は、旅行や移動の時に携帯と保管が不便で、旅行用に別途に製作されて取っ手が折り畳んで一体に結合する形態に製作しているが、重量が重くて収納させる収納道具の必要となる問題点があった。
【0008】
そこで、折り畳んで保管が可能でありながら、軽量の素材である紙を鍋の材料として使用することを試みていたが、透湿性素材であるため、湿気を吸収しながら分解されて原型を保存することができなくて、引火性素材であるため、加熱手段に直接接触されると、発火されて、材料として用いることができないという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このような問題点を解決するために創出された本考案は、軽量で、折り畳み保管が可能な紙材質を引火性が低くなるように原料であるパルプの割合を高く形成し、透湿性が低くなるようにコーティング層を形成して、火に燃えないで、軽量で、且つ、内部の食べ物の流出を防止し、携帯の便宜性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このような目的を達するために創出された本考案の紙鍋は、紙の原料であるパルプ材質で形成した本体に外部をコーティングしたコーティング層を形成し、本体の外側に本体折畳部を形成し、本体折畳部に折って収納空間を形成した本体部と;上記本体部の本体折畳部の両側に、蓋折畳部を備えた蓋本体を形成し、蓋折畳部を折りながら、両側から中央に折られて上部を開閉する結合蓋具を形成した蓋部と;上記本体部の本体折畳部の前後側に、中央上部から下端部に折られる取食折畳部を備えた取食本体を形成し、取食本体の両側である本体の各角部に蓋本体が側部に位置して取食折畳部を補強するように折られる側部折畳部を備えた側部本体を形成し、取食本体の上部中央に取食片を形成した取食部と;を含むことを特徴とする。
【0011】
また、上記本体部のコーティング層は、不透水性樹脂であるポリエチレンを溶かして本体に吸収するように熱融着させてコーティングして、水分の吸収を遮断するように構成することを特徴とする。
【0012】
そして、上記蓋部は結合蓋具の一側に、上部に引出されるように、結合片折畳部を備えた結合片の外側に結合片切開部を形成し、結合片に他側の結合蓋具を挿入して結合させるように形成して中央に折られる結合蓋部を結合片に挿入して結合するように構成することを特徴とする。
【0013】
また、上記取食部は、取食本体の上部に、両側に蓋本体を側部に位置するように側部折畳部に折って取食折畳部を補強するように側部本体に挿入して結合される補強折畳部を備えた補強結合具を形成して、側部本体に結合されて、取食折畳部を補強するように構成することを特徴とする。
【0014】
また、上記取食部は、取食本体の上部に側部折畳部の傾斜による補強傾斜部を両側に備え、補強傾斜部の端部に折る時に、側部本体に挿入される補強挿入片を備えた補強挿入具を形成して、取食本体の上部から下部に折り畳みながら、補強挿入片を側部本体に挿入して補強するように構成することを特徴とする。
【0015】
また、上記取食部は、取食本体の上部に、側部折畳部の傾斜に沿って側部本体に接着して補強するように接着補強具を形成して、取食本体の上部から下部に接着補強具を折り畳みながら、側部本体に接着して補強するように構成することを特徴とする。
【0016】
また、上記蓋部は、両側に形成された結合蓋具の両端部に、上部に把持されるように折られる把持折畳部を備えた把持本体の中央に、結合切開部で切開される把持結合片を形成し、把持結合片の中央に結合蓋具の閉鎖時に把持結合片を固定するように挿入される固定溝を形成し、把持折畳部の両端部に取食片が挿入して固定される結合溝を備えた把持部を形成して、上部を開閉しながら把持するように構成することを特徴とする。
【0017】
同時に、上記取食部は、側部本体の角の上部に側部切開部を形成し、側部本体で折られて側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように、側部折畳部の両側に蓋本体が設置される角度に沿って傾斜された傾斜折畳部を形成して、側部切開部に切開された側部本体を傾斜折畳部で折って側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように構成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
このように構成された本考案の紙鍋は、軽量で、折り畳み保管が可能な紙材質を、引火性が低くなるように、原料であるパルプの割合を高く形成し、透湿性が低くなるようにコーティング層を形成して、火に燃えないで、軽量で、且つ内部の食べ物の流出を防止し、携帯の便宜性を向上させる効果を奏する。
本考案の紙鍋は、紙の原料であるパルプ材質で本体を形成し、本体にポリエチレン樹脂を溶かして紙に吸収した状態で熱融着させてコーティング層を形成することによって、パルプ量の増加により火に燃えない難燃性を向上させ、コーティング層を形成して内部に水が透湿されることを防止する效果を奏する。
【0019】
本考案の紙鍋は、摺り畳んだ状態で保管及び携帯し、使用時に、広げて食料を盛った状態で加熱手段で加熱させて使用し、使用終了後、再び折り畳んで保管することによって、保管及び携帯が容易で、軽量で、且つ、使用便宜性を向上させる効果を奏する。
【0020】
本考案の紙鍋は、収納空間を備えた本体の両側に、上部を開閉する蓋部を形成して、必要によって上部を開閉させて調理することによって、調理の容易性を向上させる効果を奏する。
【0021】
本考案の紙鍋は、収納空間を備えた本体の両側に、中央に形成された取食片を通じて収納空間に収納された食べ物を取食するように取食片を中心に下部の角部分を向かって傾斜された取食折畳部を折って取食片で取食を容易にすることによって、取食の便宜性を向上させる効果を奏する。
【0022】
本考案の紙鍋は、収納空間を備えた本体を開閉する蓋部に、手で把持しながら上部を閉鎖するように把持結合片を備えた把持本体を形成し、把持本体の両端部に取食片が挿入される結合溝を備えて把持效率を増大しながら、取食片を把持部に挿入させて閉鎖效率を増大する效果を奏する。
【0023】
本考案の紙鍋は、本体の両側に蓋本体が位置するように折られる取食部の側部本体に、上部を切開する側部切開部を形成し、蓋本体を側部に位置させながら、取食折畳部を補強するように、側部本体に形成された側部折畳部の両側に、側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように折られる傾斜折畳部を形成して、両側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節して、紙鍋を上部へ向くほど面積が縮小される形態や下部面へ向くほど面積が拡大される形態に変位しながら生産することができることによって、多様な形態の鍋を容易に製作することができて、生産性を向上させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本考案による紙鍋を示す斜視図。
【図2】本考案による紙鍋の蓋部を開放した状態を示す斜視図。
【図3】本考案による紙鍋を使用する状態を示す使用状態図。
【図4】本考案による紙鍋の取食部を使用する状態を示す使用状態図。
【図5】本考案による紙鍋を示す展開図。
【図6】本考案による紙鍋の他の実施形態を示す斜視図。
【図7】本考案による紙鍋の他の実施形態に組み立てられる状態を示す構成図。
【図8】本考案による紙鍋の他の実施形態に使用する状態を示す使用状態図。
【図9】本考案による紙鍋の他の実施形態の取食部に使用する状態を示す使用状態図。
【図10】本考案による紙鍋の他の実施形態を示す展開図。
【図11】図10に示したA部分の拡大図。
【図12】本考案による紙鍋の取食部の他の実施形態を示す使用状態図。
【図13】本考案による紙鍋の取食部の他の実施形態を示す使用状態図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
上記のように構成された本考案の紙鍋に好ましい実施形態を図面を参照しながら詳しく説明すると下記の通りである。
【0026】
まず、図面において、同一の構成要素または部品は同一の参照符号で示していることに留意すべきである。本考案の説明において、関連する公知機能または構成に対する具体的な説明は本考案の要旨を明確にするために省略する。
【0027】
図1は、本考案による紙鍋を示す斜視図であり、図2は、本考案による紙鍋の蓋部を開放した状態を示す斜視図であり、図3は、本考案による紙鍋を使用する状態を示す使用状態図であり、図4は本考案による紙鍋の取食部を使用する状態を示す使用状態図であり、図5は、本考案による紙鍋を示す展開図であり、図6は、本考案による紙鍋の他の実施形態を示す斜視図であり、図7は、本考案による紙鍋の他の実施形態に組み立てられる状態を示す構成図であり、図8は、本考案による紙鍋の他の実施形態に使用する状態を示す使用状態図であり、図9は、本考案による紙鍋の他の実施形態の取食部に使用する状態を示す使用状態図であり、図10は、本考案による紙鍋の他の実施形態を示す展開図であり、図11は、図10に図示したA部分の拡大図であり、図12は、本考案による紙鍋の取食部の他の実施形態を示す使用状態図であり、図13は、本考案による紙鍋の取食部の他の実施形態を示す使用状態図である。
【0028】
図1から図13に示したように、本考案の紙鍋100は、コーティング層112を備えた本体111を形成した本体部110と;上記本体部110の本体111の両側に、上部を開閉する結合蓋具122を形成した蓋部120と;上記本体部110の前後側に取食されるように折られて取食折畳部132を備えた取食本体131を形成した取食部130と;を含む。
【0029】
上記本体部110は、紙の原料であるパルプ材質で形成した本体111に、外部をコーティングしたコーティング層112を形成し、本体111の外側に本体折畳部114を形成して、本体折畳部114を折って収納空間113を形成する。
【0030】
ここで、本体部110のコーティング層112は、不透水性樹脂であるポリエチレンを溶かして本体111に吸収するように熱融着させてコーティングして、水分の吸収を遮断するように構成することが好ましい。
【0031】
上記蓋部120は、本体部110の本体折畳部114の両側に、蓋折畳部123を備えた蓋本体121を形成し、蓋折畳部123を折りながら、両側から中央に折られて、上部を開閉する結合蓋具122を形成する。
【0032】
ここで、蓋部120は、結合蓋具122の一側に、上部へ引出されるように、結合片折畳部125を備えた結合片124の外側に結合片切開部126を形成して、結合片124に他側の結合蓋具122を挿入結合させるように形成して、中央に折られる結合蓋部120を結合片124に挿入して結合するように構成することが好ましい。
【0033】
上記取食部130は、本体部110の本体折畳部114の前後側に、中央上部から下端部に折られる取食折畳部132を備えた取食本体131を形成し、取食本体131の両側である本体111の各角部に、蓋本体121が側部に位置して、取食折畳部132を補強するように折られる側部折畳部134を備えた側部本体133を形成し、取食本体131の上部中央に取食片137を形成する。
【0034】
ここで、取食部130は、取食本体131の上部に、両側に蓋本体121を側部に位置するように側部折畳部134を折って取食折畳部132を補強するように側部本体133に挿入して結合される補強折畳部135aを備えた補強結合具135を形成して、側部本体133に結合されて取食折畳部132を補強するように構成することが好ましい。
【0035】
また、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に側部折畳部134の傾斜による補強傾斜部136aを両側に備え、補強傾斜部136aの端部に折り畳む時に、側部本体133に挿入される補強挿入片136bを備えた補強挿入具136を形成して、取食本体131の上部から下部に折られながら、補強挿入片136bを側部本体133に挿入して補強するように構成することもできる。
【0036】
また、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に、側部折畳部134の傾斜に沿って側部本体133に接着して補強するように接着補強具136cを形成して、取食本体131の上部から下部に接着補強具136cを折りながら、側部本体133に接着して補強するように構成することを特徴とする。
また、蓋部120は両側に形成された結合蓋具122の両端部に、上部に把持されるように折られる把持折畳部127bを備えた把持本体127aの中央に結合切開部127dで切開される把持結合片127cを形成して、把持結合片127cの中央に結合蓋具122 閉鎖時に把持結合片127cを固定するように挿入される固定溝127eを形成し、把持折畳部127bの両端部に取食片137が挿入して固定される結合溝127fを備えた把持部127を形成して上部を開閉しながら把持するように構成することもできる。
【0037】
同時に、取食部130は側部本体133の角の上部に、側部切開部138を形成し、側部本体133に折られて側部に位置する蓋本体121の傾斜度を調節するように、側部折畳部134の両側に蓋本体121が設置される角度に沿って傾斜された傾斜折畳部139を形成して、側部切開部138で切開された側部本体133を、傾斜折畳部139を折って側部に位置する蓋本体121の傾斜度を調節するように構成することもできる。
【発明を実施のための形態】
【0038】
このように構成された本考案の紙鍋の作用を詳しく説明すると下記の通りである。
まず、不透水性を向上させて、水分吸収による分解を防止するようにポリエチレンを溶かして吸収させる熱融着方式でコーティング層112を形成し、加熱手段によって発火を防止する難燃性を向上するように、紙の原料であるパルプで形成した本体111の外側に形成された本体折畳部114を折って体積を縮小した状態で保管及び携帯する。
【0039】
この場合、本体111に使われるパルプは、純度を85〜90%含量にして、高純度の材質を使用して難燃性を向上させる。
【0040】
このように、保管及び携帯した紙鍋100を使用する時に、本体111の本体折畳部114に折られた両側に形成された蓋部120と前後側に形成された取食部130を外側に広げた状態で、本体111に収納空間113を形成するように、本体111の各角部分に、取食部130の取食本体131の両側に形成された側部本体133の側部折畳部134を折って、蓋本体121が側部に位置するように設置し、側部折畳部134で折られた側部本体133が取食本体131の中央から下部の角側に傾斜するように備えられた取食折畳部132を補強するように折られて形成して、本体の前後に取食本体131が備えられて、両側に蓋本体121が設置されて収納空間113を形成する。
【0041】
この場合、他の実施形態として、側部本体133の上部に側部切開部138を形成し、側部折畳部134の両側に本体111の側部に位置する蓋本体121の結合位置に傾斜度を上部へ向くほど面積が拡大したり縮小するように調節するように、傾斜状に傾斜折畳部139を形成して、側部本体133を、側部折畳部134と傾斜折畳部139を折って、本体111の両側に本体折畳部114を折って形成される蓋本体121を使用者が所望の傾斜度を有する形態に製作して形態の変形を容易にする。
【0042】
上記のように、収納空間113を形成した状態で、内部に加熱する食べ物を収納し、食べ物が収納空間113に収納された本体111を加熱手段の上部に位置した状態で加熱して内部の食べ物を加熱させ、加熱の時の食べ物の蒸発を防止するように、上部を閉鎖する場合に、蓋本体121の上部に蓋折畳部123で折られる結合蓋具122を折って、一側の結合蓋具122に結合片切開部126で結合されて、結合片折畳部125で折られる結合片124に、他側の結合蓋具122を挿入させて紙鍋の上部を蓋部120で閉鎖した状態で調理する。
【0043】
この場合、他の実施形態として、結合蓋具122の上部に把持折畳部127bを備えた把持本体127aを折って、結合蓋部120の上部側に使用者が把持することができる把持本体127aを形成し、把持本体127aの中央に、結合切開部127dで切開されて固定溝127eを備えた把持結合片127cを形成して、両側から中央に収納空間113を閉鎖した状態で、両側にそれぞれ形成された把持結合片127cを固定溝127eに交差して挿入して上部を閉鎖して、把持折畳部127bの両端部に結合溝127fを形成して、取食部130の取食片137を挿入させて閉鎖效率を増大する把持部127を形成して、閉鎖效率を増大しながら把持性能を向上させる。
【0044】
このように、蓋部120を閉鎖した状態で、蒸発を防止しながら加熱手段で加熱させると、パルプの含量を高めて難燃性素材で形成された本体111が収納空間113に収納された食べ物によって、加熱温度を下降させながら加熱して難燃性を高め、コーティング層112が形成されて、湿気による分解を防止しながら調理をし、調理が終わると閉鎖された蓋部120を開放した状態で食べ物を取食する。
【0045】
このように、蓋部120を開放した状態で取食しているとき、収納空間113の下部に残存する食べ物を容易に取食するために、取食片137を中心に下部の角方向に取食本体131に側部折畳部134で折られた側部本体133を補強折畳部135aを折って挿入した補強結合具135で補強された取食折畳部132を折って食べ物を取食片137側に案内しながら一側に傾けて残存する食べ物を容易に取食する。
【0046】
この時、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に側部折畳部134の傾斜に沿う補強傾斜部136aを両側に備え、補強傾斜部136aの端部に、折り畳む時に側部本体133に挿入される補強挿入片136bを備えた補強挿入具136を形成して、取食本体131の上部から下部に折られながら、補強挿入片136bを側部本体133に挿入して補強するように構成することもできる。
【0047】
また、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に、側部折畳部134の傾斜に沿って側部本体133に接着して補強するように、接着補強具136cを形成して取食本体131の上部から下部に接着補強具136cを折りながら、側部本体133に接着して補強するように構成することもできる。
【0048】
この場合、取食部130の他の実施形態として、取食本体131の上部に、側部折畳部134の傾斜に沿う補強傾斜部136aを両側に備え、補強傾斜部136aの端部に、折り畳む時に側部本体133に挿入される補強挿入片136bを備えた補強挿入具136を形成して、取食本体131の上部から下部に折られながら、補強挿入片136bを側部本体133に挿入して補強するように構成することもできる。
【0049】
このように、取食を終えた後、回収が容易になるように、本体部110の本体折畳部114を折って体積を減少させて、携帯、保管または回収の容易性を増大させる。
【0050】
従って、本体部110に水分の吸収による分解を防止するコーティング層112を形成し、難燃性が高くなるように、パルプの含量を増大させた本体111の両側に形成された蓋部120と、前後に形成された取食部130を形成して折り畳む紙鍋100を備えることによって、携帯と保管が容易で、取食の便宜性を増大するとともに、紙材質で形成されて、環境の汚染を防止する。
【0051】
本考案は、図面に示された一実施形態を参照にして説明したが、これは例示的なものに過ぎなく、当該分野において、通常の知識を有する者であれば、多様な変形及び実施形態の変形が可能であるという点を理解すべきである。従って、本考案の真正な技術的保護範囲は添付された実用新案登録請求範囲の技術的思想によって決まるべきである。
(産業上の利用の可能性)
【0052】
このように、構成された本考案の紙鍋は重量が軽くて折り畳むことが可能な紙材質を引火性が低くなるように、原料であるパルプ割合を高く形成して、透湿性が低くなるようにコーティング層を形成して火に燃えないで重量が軽いのに内部の食べ物の流出を防止して、携帯の便宜性を進めて食べ物容器分野に利用されることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙の原料であるパルプ材質で形成した本体に、外部をコーティングしたコーティング層を形成し、本体の外側に本体折畳部を形成して、本体折畳部に折って収納空間を形成した本体部と;
上記本体部の本体折畳部の両側に蓋折畳部を備えた蓋本体を形成し、蓋折畳部で折られながら、両側から中央に折られて、上部を開閉する結合蓋具を形成した蓋部と;
上記本体部の本体折畳部の前後側に、中央上部から下端部に折られる取食折畳部を備えた取食本体を形成し、取食本体の両側である本体の各角部に、蓋本体が側部に位して、取食折畳部を補強するように折られる側部折畳部を備えた側部本体を形成し、取食本体の上部中央に取食片を形成した取食部と;を含むことを特徴とする紙鍋。
【請求項2】
上記本体部のコーティング層は、不透水性樹脂であるポリエチレンを溶かして本体に吸収するように熱融着させてコーティングして、水分の吸収を遮断するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項3】
上記蓋部は、結合蓋具の一側に、上部に引出されるように、結合片折畳部を備えた結合片の外側に結合片切開部を形成し、結合片に他側の結合蓋具を挿入して結合させるように形成して、中央に折られる結合蓋部を結合片に挿入して結合するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項4】
上記取食部は、取食本体の上部に、両側に蓋本体を側部に位置するように、側部折畳部を折って、取食折畳部を補強するように側部本体に挿入して結合される補強折畳部を備えた補強結合具を形成して、側部本体に結合されて取食折畳部を補強するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項5】
上記取食部は、取食本体の上部に側部折畳部の傾斜に沿う補強傾斜部を両側に備え、補強傾斜部の端部に折り畳む時に側部本体に挿入される補強挿入片を備えた補強挿入具を形成して、取食本体の上部から下部に折られながら、補強挿入片を側部本体に挿入して補強するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項6】
上記取食部は、取食本体の上部に、側部折畳部の傾斜に沿って側部本体に接着して補強するように接着補強具を形成して、取食本体の上部から下部に接着補強具を折りながら、側部本体に接着して補強するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項7】
上記蓋部は、両側に形成された結合蓋具の両端部に、上部に把持されるように折られる把持折畳部を備えた把持本体の中央に、結合切開部に切開される把持結合片を形成し、把持結合片の中央に、結合蓋具の閉鎖時に把持結合片を固定するように挿入される固定溝を形成し、把持折畳部の両端部に、取食片が挿入して固定される結合溝を備えた把持部を形成して、上部を開閉しながら把持するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項8】
上記取食部は、側部本体の角の上部に側部切開部を形成して、側部本体に折られて、側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように側部折畳部の両側に、蓋本体が設置される角度に沿って傾斜された傾斜折畳部を形成して、側部切開部で切開された側部本体を傾斜折畳部で折って側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項1】
紙の原料であるパルプ材質で形成した本体に、外部をコーティングしたコーティング層を形成し、本体の外側に本体折畳部を形成して、本体折畳部に折って収納空間を形成した本体部と;
上記本体部の本体折畳部の両側に蓋折畳部を備えた蓋本体を形成し、蓋折畳部で折られながら、両側から中央に折られて、上部を開閉する結合蓋具を形成した蓋部と;
上記本体部の本体折畳部の前後側に、中央上部から下端部に折られる取食折畳部を備えた取食本体を形成し、取食本体の両側である本体の各角部に、蓋本体が側部に位して、取食折畳部を補強するように折られる側部折畳部を備えた側部本体を形成し、取食本体の上部中央に取食片を形成した取食部と;を含むことを特徴とする紙鍋。
【請求項2】
上記本体部のコーティング層は、不透水性樹脂であるポリエチレンを溶かして本体に吸収するように熱融着させてコーティングして、水分の吸収を遮断するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項3】
上記蓋部は、結合蓋具の一側に、上部に引出されるように、結合片折畳部を備えた結合片の外側に結合片切開部を形成し、結合片に他側の結合蓋具を挿入して結合させるように形成して、中央に折られる結合蓋部を結合片に挿入して結合するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項4】
上記取食部は、取食本体の上部に、両側に蓋本体を側部に位置するように、側部折畳部を折って、取食折畳部を補強するように側部本体に挿入して結合される補強折畳部を備えた補強結合具を形成して、側部本体に結合されて取食折畳部を補強するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項5】
上記取食部は、取食本体の上部に側部折畳部の傾斜に沿う補強傾斜部を両側に備え、補強傾斜部の端部に折り畳む時に側部本体に挿入される補強挿入片を備えた補強挿入具を形成して、取食本体の上部から下部に折られながら、補強挿入片を側部本体に挿入して補強するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項6】
上記取食部は、取食本体の上部に、側部折畳部の傾斜に沿って側部本体に接着して補強するように接着補強具を形成して、取食本体の上部から下部に接着補強具を折りながら、側部本体に接着して補強するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項7】
上記蓋部は、両側に形成された結合蓋具の両端部に、上部に把持されるように折られる把持折畳部を備えた把持本体の中央に、結合切開部に切開される把持結合片を形成し、把持結合片の中央に、結合蓋具の閉鎖時に把持結合片を固定するように挿入される固定溝を形成し、把持折畳部の両端部に、取食片が挿入して固定される結合溝を備えた把持部を形成して、上部を開閉しながら把持するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【請求項8】
上記取食部は、側部本体の角の上部に側部切開部を形成して、側部本体に折られて、側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように側部折畳部の両側に、蓋本体が設置される角度に沿って傾斜された傾斜折畳部を形成して、側部切開部で切開された側部本体を傾斜折畳部で折って側部に位置する蓋本体の傾斜度を調節するように構成することを特徴とする請求項1に記載の紙鍋。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2010−534105(P2010−534105A)
【公表日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−518113(P2010−518113)
【出願日】平成20年7月23日(2008.7.23)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004290
【国際公開番号】WO2009/014369
【国際公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(510021214)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年7月23日(2008.7.23)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004290
【国際公開番号】WO2009/014369
【国際公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(510021214)
【Fターム(参考)】
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