説明

紡績方法

【課題】均一な太さの紡績糸に一層仕上がり易いとともに、布に織ったときに、斜行が一層生じ難い上に、一層高級感のある織布に仕上げ易く、しかも、限られた撚糸用スペースでも容易に実施できる紡績方法を提供する。
【解決手段】紡糸用の連続繊維形状物からなる素糸1を素糸用芯材5にチーズ巻きする素糸巻き取り工程と、素糸用芯材にチーズ巻きしてある素糸を所定時間に亘って水中に浸漬する浸漬工程と、水中に浸漬した素糸を素糸用芯材にチーズ巻きしてある状態で所定時間に亘って水切りする水切り工程と、素糸用芯材にチーズ巻きしてある水切り済みの素糸を撚糸機に装着して、その撚糸機で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸を撚り糸用芯材に巻き取る撚糸工程と、撚り糸用芯材に巻き取ってある撚り糸を所定時間に亘って乾燥させる乾燥工程とを設けてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紡糸用の連続繊維形状物からなる素糸の紡績方法に関する。
【背景技術】
【0002】
上記紡績方法では、乾燥している素糸に撚りを掛けると、撚りを掛けるときに素糸を構成している繊維どうしが滑り難いので、均一な太さの紡績糸に仕上がり難いとともに、出来上がった紡績糸の残留応力が大きくなって、布に織ったときに斜行が生じ難い織布に仕上がり難い欠点がある。
また、乾燥している素糸に撚りを掛けると、素糸の毛羽が撚り込まれにくいので、出来上がった紡績糸の毛羽立ちが多くなり、布に織ったときに高級感のある織布に仕上がり難い欠点がある。
そこで、これらの欠点を改善するために、素糸の撚糸工程において、予め巻き取ってある素糸を繰り出して、一旦水中に潜らせながら撚糸機に供給して、繊維どうしが滑り易く、かつ、素糸の毛羽を撚り込み易い状態で撚りを掛けることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平10−121339号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、素糸の撚糸工程において、予め巻き取ってある素糸を繰り出して、一旦水中に潜らせながら撚糸機に供給して撚りを掛けるのでは、素糸が水に接触する時間が極めて短時間に限られ、その結果、水分を充分に含浸させた素糸を撚糸機に繰り出すことができないおそれがあるので、撚糸機に繰り出した素糸に、繊維どうしの滑り易さも、素糸の毛羽の撚り込みも不充分で、ばら付きのある状態で撚りが掛かり易く、均一な太さの紡績糸に仕上げ難いおそれがあるとともに、布に織ったときに、斜行が生じ易くて、しかも、高級感が少ない織布に仕上がり易いおそれがある。
その上、予め巻き取ってある素糸を繰り出して、一旦水中に潜らせながら撚糸機に供給するので、素糸の繰り出し装置や素糸を水中に潜らせる為の水槽などの設備を、撚糸機の設置箇所に関連付けて、撚糸機とは別に設置する必要があり、限られた撚糸用スペースでは実施し難い欠点もある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、均一な太さの紡績糸に一層仕上がり易いとともに、布に織ったときに、斜行が一層生じ難い上に、一層高級感のある織布に仕上げ易く、しかも、限られた撚糸用スペースでも容易に実施できる紡績方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による紡績方法の第1特徴構成は、紡糸用の連続繊維形状物からなる素糸を素糸用芯材にチーズ巻きする素糸巻き取り工程と、前記素糸用芯材にチーズ巻きしてある素糸を所定時間に亘って水中に浸漬する浸漬工程と、前記水中に浸漬した素糸を前記素糸用芯材にチーズ巻きしてある状態で所定時間に亘って水切りする水切り工程と、前記素糸用芯材にチーズ巻きしてある水切り済みの素糸を撚糸機に装着して、その撚糸機で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸を撚り糸用芯材に巻き取る撚糸工程と、前記撚り糸用芯材に巻き取ってある撚り糸を所定時間に亘って乾燥させる乾燥工程とを設けてある点にある。
【0006】
〔作用及び効果〕
紡糸用の連続繊維形状物からなる素糸を素糸用芯材にチーズ巻きする素糸巻き取り工程と、素糸用芯材にチーズ巻きしてある素糸を所定時間に亘って水中に浸漬する浸漬工程と、水中に浸漬した素糸を素糸用芯材にチーズ巻きしてある状態で所定時間に亘って水切りする水切り工程とを設けてあるので、浸漬工程において、素糸用芯材にチーズ巻きしてある素糸を特に繰り出すことなく、その素糸に充分な水分を含浸させることができるとともに、水切り工程において、素糸に付着している余分な水分も充分に除去しておくことができる。
そして、素糸用芯材にチーズ巻きしてある水切り済みの素糸を撚糸機に装着して、その撚糸機で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸を撚り糸用芯材に巻き取る撚糸工程を設けてあるので、浸漬工程を行うための設備を撚糸機の設置箇所に特に関連付けることなく設置できるとともに、充分な水分を含浸させた素糸に、素糸の繊維どうしの滑り易さを充分確保した状態で、かつ、素糸の毛羽を素糸表面に馴染むように沿わせて、撚り込みも充分な状態で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸を撚り糸用芯材に巻き取ることができ、撚り糸用芯材に巻き取ってある撚り糸を所定時間に亘って乾燥させる乾燥工程を設けてあるので、その撚り糸用芯材に巻き取ってある撚り糸を繰り出すことなく乾燥させることができる。
従って、乾燥させた撚り糸が均一な太さの紡績糸に一層仕上がり易いとともに、布に織ったときに、斜行が一層生じ難い上に、一層高級感のある織布に仕上げ易く、しかも、限られた撚糸用スペースでも容易に実施できる。
【0007】
本発明の第2特徴構成は、前記素糸巻き取り工程において、前記素糸を、筒壁に貫通孔を形成してある素糸用筒状芯材にチーズ巻きする点にある。
【0008】
〔作用及び効果〕
素糸巻き取り工程において、筒壁に貫通孔を形成してある素糸用筒状芯材に素糸をチーズ巻きするので、浸漬工程において、素糸用筒状芯材の筒壁に形成してある貫通孔を通して、その素糸用筒状芯材にチーズ巻きしてある素糸の巻き取り内周側に水分を浸入させ易く、また、水切り工程において、素糸の巻き取り内周側に付着している余分な水分を素糸用筒状芯材の筒壁に形成してある貫通孔を通して排出させ易く、素糸全体により均等に水分を短時間で含浸させ易いとともに、素糸全体を短時間で水切りし易い。
【0009】
本発明の第3特徴構成は、前記浸漬工程において、前記素糸を、加圧してある水中に浸漬する点にある。
【0010】
〔作用及び効果〕
浸漬工程において、加圧してある水中に素糸を浸漬するので、巻き取ってある素糸の内部にまで水圧によって短時間で水分を含浸させ易い。
【0011】
本発明の第4特徴構成は、前記浸漬工程において、前記素糸を、加熱してある水中に浸漬する点にある。
【0012】
〔作用及び効果〕
浸漬工程において、加熱してある水中に素糸を浸漬するので、素糸に対する水分の浸透性が高まり、水分を短時間で素糸に含浸させ易い。
【0013】
本発明の第5特徴構成は、前記浸漬工程において、前記素糸を、水面上に減圧空間を形成してある水槽の水中に浸漬する点にある。
【0014】
〔作用及び効果〕
浸漬工程において、水面上に減圧空間を形成してある水槽の水中に素糸を浸漬するので、減圧空間に曝して脱気を促進させた素糸を水中に浸漬することができ、水分を短時間で素糸に含浸させ易い。
【0015】
本発明の第6特徴構成は、前記浸漬工程において、前記素糸を、染料入りの水中に浸漬する点にある。
【0016】
〔作用及び効果〕
浸漬工程において、染料入りの水中に素糸を浸漬するので、水分を素糸に含浸させると同時に、素糸を所望の色に染色することができ、作業能率が向上する。
【0017】
本発明の第7特徴構成は、前記浸漬工程において、前記素糸を、抗菌剤入りの水中に浸漬する点にある。
【0018】
〔作用及び効果〕
浸漬工程において、抗菌剤入りの水中に素糸を浸漬するので、水分を素糸に含浸させると同時に、素糸に抗菌剤を含浸させて、抗菌性を備えた紡績糸に仕上げることができる。
【0019】
本発明の第8特徴構成は、前記浸漬工程において、前記水中に浸漬してある素糸に向けて、超音波を照射する点にある。
【0020】
〔作用及び効果〕
浸漬工程において、水中に浸漬してある素糸に向けて、超音波を照射するので、水中の素糸からの脱気を促進して、水分を短時間で素糸に含浸させ易い。
【0021】
本発明の第9特徴構成は、前記撚糸工程において、前記撚り糸を、筒壁に貫通孔を形成してある撚り糸用筒状芯材に巻き取る点にある。
【0022】
〔作用及び効果〕
撚糸工程において、筒壁に貫通孔を形成してある撚り糸用筒状芯材に撚り糸を巻き取るので、乾燥工程において、撚り糸の巻き取り内周側を、撚り糸用筒状芯材の筒壁に形成してある貫通孔を通して乾燥させ易く、撚り糸全体を短時間で乾燥させ易い。
また、出来上がった紡績糸を撚り糸用筒状芯材に巻き取ってある状態で染料入りの水中に浸漬して所望の色に染色する場合に、撚り糸用筒状芯材の筒壁に形成してある貫通孔を通して、その撚り糸用筒状芯材に巻き取ってある紡績糸の巻き取り内周側に染料入りの水を浸入させ易く、また、乾燥時には、紡績糸の巻き取り内周側を、撚り糸用筒状芯材の筒壁に形成してある貫通孔を通して乾燥させ易く、染色に要する時間を短縮することができる。
【0023】
本発明の第10特徴構成は、前記撚糸工程において、前記水切り済みの素糸を二重撚糸機に装着して、その二重撚糸機で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸を撚り糸用芯材に巻き取る点にある。
【0024】
〔作用及び効果〕
撚糸工程において、水切り済みの素糸を二重撚糸機に装着して、その二重撚糸機で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸を撚り糸用芯材に巻き取るので、能率良く素糸に撚りを掛けて撚り糸用芯材に巻き取ることができる。
【0025】
本発明の第11特徴構成は、前記素糸が、繊維を紙状に加工してテープ状にカットしてある素糸であり、前記撚糸工程において、前記撚り糸を前記撚り糸用芯材にコーン巻きする点にある。
【0026】
〔作用及び効果〕
本願発明によれば、繊維を紙状に加工してテープ状にカットしてある素糸を毛羽立ちが少ない紡績糸に仕上げることができるが、毛羽立ちが少ないので、撚り糸用芯材にチーズ巻きして紡績糸に仕上げると、織機で布に織る際に、チーズ巻き紡績糸から織機に繰り出されようとする紡績糸が巻き芯方向に滑り易く、チーズ巻き紡績糸からの繰り出し状態が不安定になり易い問題がある。
上記に対して、撚糸工程において、繊維を紙状に加工してテープ状にカットしてある素糸に撚りを掛けながら、その撚り糸を撚り糸用芯材にコーン巻きして、紡績糸に仕上げることができるので、織機で布に織る際に、コーン巻き紡績糸から織機に繰り出されようとする紡績糸の巻き芯方向への滑りに抵抗を与えることができ、織機に繰り出されようとする紡績糸が巻き芯方向に滑り難く、安定した糸供給を維持し易い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、紡糸用の連続繊維形状物からなる素糸の一例としての、パルプ繊維を紙状に加工してテープ状にカットしてある素糸1を、二重撚糸機2で撚りを掛けて、紡績糸3に仕上げる本発明による紡績方法を示し、素糸巻き取り工程と、素糸1を水中に浸漬する浸漬工程と、水切り工程と、撚糸工程と、乾燥工程とを設けてある。
【0028】
前記素糸巻き取り工程では、図1(イ)に示すように、テープ巻きしてある素糸巻体4から繰り出した素糸1を、素糸用円筒状芯材5にチーズ巻きする。
前記素糸用円筒状芯材5としては、図1(ロ)に示すように、全長に亘って略同径の外周面を備えた円筒壁6に複数の貫通孔7を形成してあるものを使用する。
【0029】
前記浸漬工程では、図2に示すように、水槽8に水9を貯めておいて、素糸用円筒状芯材5にチーズ巻きしてある素糸1の全体を水面下に沈めて、所定時間(例えば24時間以上)に亘って水中に常温常圧で浸漬するが、別実施形態として、密閉タンク内で常圧を越える圧力で加圧してある水中に浸漬しておいても、常温を超える温度に加熱してある水中に浸漬しておいても、所望の色に染色できるように染料入りの水中に浸漬しておいても、抗菌剤入りの水中に浸漬しておいても良く、また、図6に示すように、水槽8の底部に超音波発信器10を設置して、水中に浸漬してある素糸1に向けて、超音波を照射しても良い。
【0030】
更に、別実施形態として、浸漬工程では、図7に示すように、減圧室11内に水槽8を設置して、水槽8の水面上に減圧空間を形成し、素糸用円筒状芯材5にチーズ巻きしてある素糸1をその減圧空間に持ち込んで脱気を促進させてから、その素糸1を水槽8内の水中に浸漬しておいても良い。
【0031】
前記水切り工程では、図3に示すように、水中に浸漬した後の素糸1を素糸用円筒状芯材5にチーズ巻きしてある状態でパレット12などに載置して、所定時間に亘って水切りするが、遠心力などを利用して水切りを積極的に促進しても良い。
【0032】
前記撚糸工程では、図4(イ)に示すように、素糸用円筒状芯材5にチーズ巻きしてある水切り済みの素糸1を二重撚糸機2に装着して、その二重撚糸機2で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸13を撚り糸用円筒状芯材14にコーン巻きで巻き取る。
前記撚り糸用円筒状芯材14としては、図4(ロ)に示すように、外周面を一端側ほど小径の円錐台形状に形成してある円筒壁15に、複数の貫通孔16を形成してあるものを使用する。
【0033】
前記乾燥工程では、図5に示すように、撚り糸用円筒状芯材14に巻き取ってある撚り糸13をパレット12などに載置して、所定時間に亘って自然乾燥させることにより、撚り糸13を乾燥させて紡績糸3に仕上げるが、乾燥空気が供給される乾燥室内に収容して積極的に乾燥させても良い。
【0034】
〔その他の実施形態〕
1.本発明による紡績方法は、天然繊維や合成繊維,再生繊維,鉱物繊維などからなる紡糸用の素糸に撚りを掛けて紡績糸に仕上げるために使用しても良い。
2.本発明による紡績方法は、浸漬工程において、素糸用芯材にチーズ巻きしてある素糸を、各種添加剤を必要に応じて配合して、分散或いは溶かしてある水中に浸漬しても良い。
3.本発明による紡績方法は、撚糸工程において、二重撚糸機(ダブルツイスター)以外の撚糸機、例えば、イタリー式撚糸機やアップツイスター,カバーリング,合撚機,リング撚糸機,フライヤー式撚糸機などを使用しても良い。
4.本発明による紡績方法は、素糸を中実の素糸用芯材にチーズ巻きする素糸巻き取り工程を設けてあっても良い。
5.本発明による紡績方法は、撚り終わった撚り糸を中実の撚り糸用芯材に巻き取る撚糸工程を設けてあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】(イ) 素糸巻き取り工程の説明図,(ロ) 要部断面図
【図2】浸漬工程の説明図
【図3】水切り工程の説明図
【図4】(イ) 撚糸工程の説明図,(ロ) 要部断面図
【図5】乾燥工程の説明図
【図6】浸漬工程の別実施形態の説明図
【図7】浸漬工程の別実施形態の説明図
【符号の説明】
【0036】
1 素糸
2 撚糸機(二重撚糸機)
5 素糸用芯材
6 筒壁
7 貫通孔
8 水槽
13 撚り糸
14 撚り糸用芯材
15 筒壁
16 貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紡糸用の連続繊維形状物からなる素糸を素糸用芯材にチーズ巻きする素糸巻き取り工程と、
前記素糸用芯材にチーズ巻きしてある素糸を所定時間に亘って水中に浸漬する浸漬工程と、
前記水中に浸漬した素糸を前記素糸用芯材にチーズ巻きしてある状態で所定時間に亘って水切りする水切り工程と、
前記素糸用芯材にチーズ巻きしてある水切り済みの素糸を撚糸機に装着して、その撚糸機で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸を撚り糸用芯材に巻き取る撚糸工程と、
前記撚り糸用芯材に巻き取ってある撚り糸を所定時間に亘って乾燥させる乾燥工程とを設けてある紡績方法。
【請求項2】
前記素糸巻き取り工程において、前記素糸を、筒壁に貫通孔を形成してある素糸用筒状芯材にチーズ巻きする請求項1記載の紡績方法。
【請求項3】
前記浸漬工程において、前記素糸を、加圧してある水中に浸漬する請求項1記載の紡績方法。
【請求項4】
前記浸漬工程において、前記素糸を、加熱してある水中に浸漬する請求項1記載の紡績方法。
【請求項5】
前記浸漬工程において、前記素糸を、水面上に減圧空間を形成してある水槽の水中に浸漬する請求項1記載の紡績方法。
【請求項6】
前記浸漬工程において、
前記素糸を、染料入りの水中に浸漬する請求項1記載の紡績方法。
【請求項7】
前記浸漬工程において、前記素糸を、抗菌剤入りの水中に浸漬する請求項1記載の紡績方法。
【請求項8】
前記浸漬工程において、前記水中に浸漬してある素糸に向けて、超音波を照射する請求項1記載の紡績方法。
【請求項9】
前記撚糸工程において、前記撚り糸を、筒壁に貫通孔を形成してある撚り糸用筒状芯材に巻き取る請求項1記載の紡績方法。
【請求項10】
前記撚糸工程において、前記水切り済みの素糸を二重撚糸機に装着して、その二重撚糸機で撚りを掛けながら、撚り終わった撚り糸を撚り糸用芯材に巻き取る請求項1記載の紡績方法。
【請求項11】
前記素糸が、繊維を紙状に加工してテープ状にカットしてある素糸であり、
前記撚糸工程において、前記撚り糸を前記撚り糸用芯材にコーン巻きする請求項1記載の紡績方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−107145(P2007−107145A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−300569(P2005−300569)
【出願日】平成17年10月14日(2005.10.14)
【出願人】(596151375)川▲崎▼撚糸株式会社 (4)
【出願人】(505342450)備後撚糸株式会社 (3)
【Fターム(参考)】