説明

紡績機

【課題】紡績機を構成する各機器の配置パターンを再検討することにより、各機器の取り扱いやメンテナンスをなどを簡便に行なえるようにし、以て、パッケージの生産性を向上する。
【解決手段】紡績機4は、スライバSを延伸処理するドラフト処理部12と、スライバSを撚り合わせて紡績糸Yを送出する空気紡績部13と、紡績糸Yを巻き取ってパッケージPを形成する巻取部17などの各機器を含んで構成してある。各機器が配置される機器配置部8における糸道が、水平もしくは緩やかに傾斜する第1糸道R1と、第1糸道R1に連続して変向案内される第2糸道とで構成されて、各機器が第1糸道R1および第2糸道R2に沿って配置してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドラフト処理部、空気紡績部、巻取部などの各機器を含んで構成してある紡績機に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の紡績機は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、スライバ(繊維束)を収容するケンスの上方に、ドラフト処理部、空気紡績部、デリベリローラ、巻取部などの各機器を、下方から上方へ向かう糸道に沿って直線状に配置して、紡績機を構成している。
【0003】
【特許文献1】国際公開第06/122605号パンフレット(図1参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、上下に直線状に延びる糸道に沿って各機器を配置すると、紡績機の上下寸法が大きくなり、その上部に配置される巻取部などの機器に対して、オペレータの手が届かなくなる。そのためオペレータは、紡績機の上部の機器の取り扱いやメンテナンスを行なう際に、作業台を別の箇所から持って来る必要がある。このことは、取り扱いやメンテナンスの作業性の低下を招き、紡績作業の効率低下の一因となっていた。
【0005】
この問題を解決するには、ケンスの上下寸法を小さくするのが最も簡単であるが、これによれば、ケンスの容量が小さくなり、内部のスライバを使い切るのが速くなる。その結果、ケンスの交換回数が増加して、パッケージの製造効率が低下する。したがって、紡績機の上下寸法が大きくなるのを避けるために、ケンスを小型化することは好ましくない。
【0006】
本発明の目的は、紡績機を構成する各機器の配置パターンを再検討することにより、各機器の取り扱いやメンテナンスをなどを簡便に行なえるようにし、以て、パッケージの生産性を向上できる紡績機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る紡績機は、スライバを延伸処理するドラフト処理部と、ドラフト処理部により延伸処理されたスライバを撚り合わせて紡績糸を送出する空気紡績部と、紡績糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部などの各機器を含んで構成してある。各機器が配置される機器配置部における糸道が、水平もしくは緩やかに傾斜する第1糸道と、第1糸道に連続して変向案内される第2糸道とで構成されて、各機器が第1糸道および第2糸道に沿って配置してある。本発明における糸道は、全体として、「く」(「<(不等号)」)字、「L」字、あるいはこれらの鏡文字などの形状を呈する。第1糸道に関して「緩やかに傾斜する」とは、45度以下の傾斜角度で、上り傾斜あるいは下り傾斜することを意味する。
【0008】
具体的には、第1糸道にドラフト処理部と空気紡績部とが配置され、第2糸道の下流端に巻取部が配置される。第1糸道と第2糸道との間に、紡績糸を第2糸道へ変向案内する変向ガイドが配置してある。
【0009】
ドラフト処理部の上流側と巻取部とを、紡績機を操作するオペレータの通路側に配置し、変向ガイドを当該通路から見てドラフト処理部および巻取部の奥方に配置することができる。当該通路から見たときの変向ガイドの位置は、ドラフト処理部と巻取部とを結ぶ直線上であってもよく、その直線から横方向にずれた箇所であってもよい。
【0010】
第1糸道および第2糸道の全体を、紡績機を操作するオペレータの通路側に配置することができる。
【0011】
変向ガイドは、第1糸道の下流側の端部に配置されるデリベリローラと、第2糸道の上流側の端部に配置される糸貯留装置との少なくともいずれか一方で構成することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の紡績機においては、各機器が配置される機器配置部における糸道を、水平もしくは緩やかに傾斜する第1糸道と、第1糸道に連続して変向案内される第2糸道とで構成した。これにより、第1糸道の下端から第2糸道の上端までの上下方向距離を、従来に比べて50%近く小さくすることができるので、機器配置部の上下寸法を小さくして、紡績機全体の上下寸法を小さくすることができる。したがって、オペレータは、作業台を用いずとも、紡績機の上部の機器に手を無理なく届かせることができ、これら機器の取り扱いやメンテナンスを、簡便にしかも的確に行なうことができる。これにて、紡績機を稼動するときの作業効率を向上し、全体としてパッケージの生産性を向上できる。さらに本発明によれば、従来の紡績機に比べて上下寸法を小さくして、巻取部を従来よりも下方に位置させることができた結果、自動ワインダの玉揚装置を共有化することが可能となる。
【0013】
具体的には、第1糸道にドラフト処理部と空気紡績部とを配置し、第2糸道の下流端に巻取部を配置する。この場合は、第2糸道の下流端の巻取部におけるパッケージの取り出しや巻芯の交換などを楽にしかも的確に行なえる。
【0014】
ドラフト処理部の上流側をオペレータの通路側に配置すると、該上流側にスライバを導入する作業をオペレータが容易に行なうことができる。同様に、巻取部を通路側に配置すると、パッケージの取り出しや巻芯の交換などを楽にしかも的確に行なうことができる。すなわち本発明によれば、オペレータにとって望ましい機器の配置を実現しながら、紡績機全体の上下寸法を小さくすることができる。また、第1糸道および第2糸道の全体を通路側に配置する場合に比べて、通路から見たときの紡績機の横幅寸法が小さくなるので、通路沿いにより多くの紡績機を設置することができる。
【0015】
第1糸道および第2糸道の全体を、紡績機を操作するオペレータの通路側に配置すると、これら両糸道に沿って配置してある全ての機器に対して、オペレータは容易にアクセスすることができる。したがってオペレータは、これら各機器の取り扱いやメンテナンスを容易に行なうことができる。すなわち本発明によれば、オペレータにとって望ましい機器の配置を実現しながら、紡績機全体の上下寸法を小さくすることができる。
【0016】
デリベリローラあるいは糸貯留装置が変向ガイドを兼ねる構成によれば、専用の変向ガイドを設ける必要がない分だけ、紡績機の全体構成を簡素化できる。デリベリローラが変向ガイドを兼ねる形態では、デリベリローラの駆動状態を制御することで、紡績糸のテンションを容易に制御できる。糸貯留装置が変向ガイドを兼ねる形態では、糸貯留装置に貯留される紡績糸のテンションは屈曲角度とは無関係であり、またそのテンションは糸貯留装置の前後の紡績糸のテンションよりも小さく設定できることから、紡績糸に大きな負荷を掛けることなく、紡績糸を大きく屈曲させることができる。また、デリベリローラと糸貯留装置の両者が変向ガイドを兼ねる形態では、第1糸道から第2糸道へかけての屈曲角度が小さい場合でも、紡績糸を無理なく第2糸道へ移行案内できる。つまり、2つの変向ガイドを用いて紡績糸を変向させると、1つの変向ガイドのみによる場合に比べて、それぞれの変向ガイドにおける紡績糸の屈曲角度を大きくすることができるので、変向ガイドにおいて紡績糸に作用するテンションを格段に小さくできる。これにより、紡績糸に掛かる負荷が小さくなるので、紡績糸が切れるなどの不具合の発生を確実に防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1から図3に、本発明に係る紡績機の実施形態を示す。本実施形態では、図2に示すように、機台1に対して一群の紡績機4が直線列状に隣接配置される。なお、本実施形態では、説明の便宜上、一群の紡績機4の配列方向を左右方向と規定し、水平面内で左右方向に直交する方向を前後方向と規定する。また、機台1が設置される床面に直交する方向を上下方向と規定する。いずれが左(前、上)でいずれが右(後、下)であるかは、図1および図2の交差矢印を用いた表示に従うものとする。
【0018】
機台1の左端には原動機ボックス2が配置され、機台1の右端にはブロワボックス3が配置される。機台1の前面の下部には、スライバSを収容するケンス10が格納される格納部7が設けてあり、機台1の前面の上部には、紡績機4を構成する各機器を配置するための機器配置部8が設けてある。機台1の前側には、オペレータ用の通路が左右方向に走っている。紡績機4は、原料のスライバSから、紡績糸Yを巻回して成るパッケージPを製造するものであり、各紡績機4ごとにケンス10が1つずつ配置される。ケンス10は、上面が開口する有底円筒状に形成されており、従来の紡績機において使用されていたケンスと同じサイズである。なお、ケンス10は角筒状に形成されていてもよい。
【0019】
機器配置部8における紡績機4の糸道は、図1および図3に示すように、第1糸道R1と第2糸道R2の両者で略「く」(「<(不等号)」)字状に構成する。第1糸道R1は、機器配置部8の下部前側から下部後側へ向かって配置される水平な糸道からなる。第2糸道R2は、第1糸道R1に連続して、機器配置部8の下部後側から上部前側へ向かって斜め上向きに変向案内される糸道からなる。なお、第1糸道R1は、厳密には前後方向の直線ではなく、中途部で上下あるいは左右へ屈曲する状態で連続する概ね直線状の屈曲線からなる。第2糸道R2においては、巻取部17の綾振ドラム28のトラバース幅の分だけ糸道が左右方向へ変化するが、トラバース幅の中央を糸道の代表とみなすこととする。
【0020】
紡績機4は、スライバガイド11と、ドラフト処理部12と、空気紡績部13と、デリベリローラ14と、糸貯留装置15と、ヤーンクリアラ16と、巻取部17などの各機器で構成する。これら各機器11〜17のうち、スライバガイド11と、ドラフト処理部12と、空気紡績部13と、デリベリローラ14とが、第1糸道R1に沿って記載順に配置してある。また、糸貯留装置15と、ヤーンクリアラ16と、巻取部17とが、第2糸道R2に沿って記載順に配置してある。
【0021】
ドラフト処理部12は、スライバSを挟み込んで延伸処理する4つのドラフトローラ対からなる。具体的には、それぞれが上下一対のローラからなるバックローラ対21、サードローラ対22、エプロンベルトが巻回されたセカンドローラ対23、およびフロントローラ対24が、第1糸道R1の上流側から前後方向に並べて配置されている。ドラフトローラ対21〜24の回転速度は下流側ほど大きくなっている。これにてスライバSは、ドラフト処理部12を通過する間に、隣接するドラフトローラ対の回転速度の比に基づいて、下流側に送り込まれつつ所定の細さに延伸処理される。本実施形態では、上流側のバックローラ対21が、機台1の前側すなわちオペレータの通路側に配置されており、これにてオペレータは、バックローラ対21にスライバSを導入する作業を容易に行なうことができる。
【0022】
空気紡績部13には、旋回気流を形成する空気紡績ノズルと中空ガイド軸体が組み込んであり、これら両者の協同作用によってスライバSに旋回気流を吹き付けて撚り合わせることにより紡績糸Yを形成する。空気紡績部13から送出された紡績糸Yは、デリベリローラ14および糸貯留装置15により前方斜め上向きに変向案内されて、第2糸道R2へと送出される。つまり本実施形態では、デリベリローラ14および糸貯留装置15の両者が変向ガイドを兼ねている。紡績糸Yは、デリベリローラ14において鈍角状に屈曲し、糸貯留装置15においては直角状に屈曲している。符号26は、デリベリローラ14と協同して紡績糸Yを挟持するニップローラを示し、これら両者14・26で紡績糸Yを送り操作している。
【0023】
糸貯留装置15は、第2糸道R2の下流側にテーパ状のフランジを有する円筒形状を呈している。紡績糸Yは、糸貯留装置15の回転中心軸に直交する方向で糸貯留装置15に引き込まれ、その外周面に螺旋状に巻き付けられることで貯留される。貯留状態の紡績糸Yは、糸貯留装置15の回転中心軸方向に引き出されて、ヤーンクリアラ16により糸欠陥の有無が確認された後に、巻取部17により巻き取られる。
【0024】
第2糸道R2の下流端かつ紡績機4の最上部に位置する巻取部17は、パッケージPの中心軸方向に紡績糸Yをトラバース操作する綾振ドラム28と、パッケージPの巻芯を支持するクレードルアーム29などで構成する。クレードルアーム29は、パッケージPが綾振ドラム28に接触する方向に、不図示の付勢手段により揺動付勢されている。綾振ドラム28は、パッケージPに接触しながら回転して、パッケージPに回転動力を付与する。巻取部17は、機台1の前側すなわちオペレータの通路側に配置されており、これにてオペレータは、パッケージPの取り出しや巻芯の交換などを楽にしかも的確に行なうことができる。
【0025】
上記の通り、機器配置部8における紡績機4の糸道は、デリベリローラ14において鈍角状に屈曲し、糸貯留装置15においては直角状に屈曲している。これにて、第1糸道R1から第2糸道R2へかけての屈曲角度θが鋭角状になっている。この屈曲角度θは、機器配置部8の上下寸法を小さくするため、90°以下とすることが望ましい。デリベリローラ14および糸貯留装置15での紡績糸Yの屈曲角度をそれぞれα・βとすると、屈曲角度θ=α+β−180°と表すことができる。
【0026】
以上のように、本実施形態では、機器配置部8における紡績機4の糸道を、下部前側から下部後側へ向かって配置される横向きの第1糸道R1と、第1糸道R1に連続して機器配置部8の上半部へと変向案内される第2糸道R2とでく字状に構成した。これにより、第1糸道R1の下端から第2糸道R2の上端までの上下方向距離を、従来に比べて50%近く小さい600mm前後にすることができた。そして、床面から巻取部17までの上下方向距離を、平均的なオペレータの身長よりもやや大きい程度の1800mm前後とすることができた。したがって、オペレータは、作業台を用いずとも巻取部17に手を無理なく届かせることができるので、巻取部17の取り扱いやメンテナンスを、簡便にしかも的確に行なうことができる。更に、パッケージPの取り出しや巻芯の交換などを、楽にしかも的確に行なうことができる。これにて、紡績機を稼動するときの作業効率を向上し、全体としてパッケージPの生産性を向上できる。
【0027】
その他、上記実施形態では、第1糸道R1が機器配置部8の下部前側から下部後側へ延び、第2糸道R2が下部後側から上部前側に延びるものとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、第1糸道R1および第2糸道R2の全体を機器配置部8の前側に配置することができる。この場合の第1糸道R1および第2糸道R2は、前後方向ではなく左右方向に延びるものとなる。この変形例のように、糸道の全体を前側すなわちオペレータの通路側に配置すると、機器配置部8の全ての機器11〜17に対して、オペレータは容易にアクセスすることができる。したがってオペレータは、これら各機器11〜17の取り扱いやメンテナンスを容易に行なうことができる。
【0028】
また、上記実施形態では、デリベリローラ14および糸貯留装置15の両方が変向ガイドを兼ねるものとしたが、変向ガイドとして用いるのは両者14・15のうち一方であってもよい。また、デリベリローラ14および糸貯留装置15とは別に、変向ガイドとしての専用品を設けることもできる。具体的には、1つまたは複数の専用品のみを変向ガイドとして用いてもよく、デリベリローラ14および糸貯留装置15の一方または両方と専用品とを組み合わせて、変向ガイドとして用いてもよい。専用品の具体例としては、回転自在なローラや、固定支持された丸軸状のガイド棒などを挙げることができる。デリベリローラ14および糸貯留装置15は省略することもできる。糸貯留装置15は、エアーで糸を貯留するスラックチューブなどで構成することもできる。但しこの場合は、糸貯留装置15を変向ガイドとして用いることはできないので、専用品を設けるか、あるいはデリベリローラ14を変向ガイドとして用いる必要がある。
【0029】
機器配置部8における糸道は、図1および図3から明らかなように、厳密な「く」(「<(不等号)」)字状である必要はない。例えば「L」字やそれに近いものであってもよく、「く(<)」や「L」の鏡文字などであってもよい。第1糸道R1は水平である必要はなく、下り傾斜あるいは上り傾斜していてもよい。ドラフト処理部12は、4つのドラフトローラ対で構成する必要はなく、3つのドラフトローラ対で構成することもできる。綾振ドラム28に換えて、紡績糸Yをトラバース操作する綾振ガイドと、パッケージPに接触して回転動力を付与するフリクションローラとを設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施形態に係る紡績機の側面図である。
【図2】紡績機の正面図である。
【図3】紡績機における糸道の構造および機器配置を示す側面図である。
【符号の説明】
【0031】
4 紡績機
8 機器配置部
10 ケンス
12 ドラフト処理部
13 空気紡績部
14 デリベリローラ
15 糸貯留装置
17 巻取部
S スライバ
Y 紡績糸
P パッケージ
R1 第1糸道
R2 第2糸道

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライバを延伸処理するドラフト処理部と、
前記ドラフト処理部により延伸処理された前記スライバを撚り合わせて紡績糸を送出する空気紡績部と、
前記紡績糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部などの各機器を含んで構成してある紡績機であって、
前記各機器が配置される機器配置部における糸道が、水平もしくは緩やかに傾斜する第1糸道と、前記第1糸道に連続して変向案内される第2糸道とで構成されており、
前記各機器が、前記第1糸道および前記第2糸道に沿って配置してある紡績機。
【請求項2】
前記第1糸道に、前記ドラフト処理部と前記空気紡績部とが配置されており、
前記第2糸道の下流端に前記巻取部が配置されており、
前記第1糸道と前記第2糸道との間に、前記紡績糸を前記第2糸道へ変向案内する変向ガイドが配置してある請求項1記載の紡績機。
【請求項3】
前記ドラフト処理部の上流側と前記巻取部とが、紡績機を操作するオペレータの通路側に配置されており、
前記変向ガイドが、前記通路から見て前記ドラフト処理部および前記巻取部の奥方に配置されている請求項2記載の紡績機。
【請求項4】
前記第1糸道および前記第2糸道の全体が、紡績機を操作するオペレータの通路側に配置されている請求項2記載の紡績機。
【請求項5】
前記変向ガイドが、
前記第1糸道の下流側の端部に配置されるデリベリローラと、
前記第2糸道の上流側の端部に配置される糸貯留装置との少なくともいずれか一方で構成してある請求項2から4のいずれかに記載の紡績機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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