説明

紡織繊維スライバのための連篠機の牽伸システム上の装置

【課題】複数のローラ対を有し、ローラ対のうちの上側ローラが、重みが付加される押圧ローラである牽伸システムにおいて、簡素な構造で、簡単で、迅速で、かつ信頼性良く、上側ローラを支持する軸受要素の軸受ハウジングを上側ローラに取り付け、上側ローラから取り外すことができるようにする。
【解決手段】上側ローラ4のジャーナル4.2を支持する軸受要素22は、不動の外側の軸受ハウジング22.1と、内部の回転体を有し、両者間に転がり要素としてのボール37a,37bを有する転がり要素軸受の形態になっている。回転体は、その円錐台形状の部分22.22がジャーナル4.2の円錐台形状の凹部内に嵌ってジャーナル4.2に連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前後に並んで配置された、下側ローラと上側ローラを有する複数のローラ対を有する牽伸システムの上側ローラに重みが付加される、紡織繊維スライバのための連篠機の牽伸システム上の装置であって、この装置では、上側ローラの両端の、回転するジャーナルが、軸受要素によって取り付けられており、各軸受要素は、不動の外側ハウジング(外側リング)と内部の回転体(内側リング)を有する少なくとも1つの転がり要素軸受を有している、装置に関する。
【背景技術】
【0002】
公知の牽伸システム(特許文献1)では、転がり要素軸受装置が、押圧ローラの両側で、押圧ローラのジャーナルから取り外すことができる特別な軸受ハウジング内に収容されている。各ジャーナルについて、軸受ハウジング内に、ローラに付加される重み(横方向の重み)を吸収するための少なくとも1つの転がり要素軸受が設けられている。この転がり要素軸受は、針状ころ軸受、ころ軸受、または玉軸受の形態になっている。第2の転がり要素軸受、または滑り軸受が、ローラのトラクション(軸線方向のせん断力)を吸収するために設けられている。押圧ローラには、プレス嵌めされたジャーナルが両端に設けられている。
【0003】
1番目の実施態様によれば、各軸受ハウジングは2つのころ軸受を含んでおり、押圧ローラのジャーナルはころ上に直接載せられている。ころ軸受は、軸受ハウジングに固定された不動の外側リングを有している。複数のころ軸受は、互いに別々の構成要素を形成している。軸受ハウジングを取り外す時、ころを、落ちないように固定しておく必要がある。他の構成は、押圧ローラに付加される重みを吸収するための針状ころ軸受と、ローラのトラクションを吸収するための滑り軸受を有している。ころ軸受と同様に、複数の針状ころ軸受は、外側リングを有する互いに別々の構成要素を形成しており、針を、分解時に落ちないように固定しておく必要がある。押圧ローラに付加される重みを吸収するためのローラ軸受を有する3番目の提案によれば、軸受を備える押圧ローラの軸受ハウジングは、被膜を取り付けるために、被膜を研磨するために、または軸受に注油するために、ねじによる結合によってローラのジャーナルから取り外すことができる。軸受ハウジングが外側に引っ張られると、軸受ハウジングを、ローラの本体からねじで外すことができる。ローラの本体とジャーナルは一体になっている。4番目の構想によれば、付加される重みとローラのせん断力を吸収するための玉軸受と、ローラのトラクションを吸収するための針状ころ軸受を有する押圧ローラが提供される。この玉軸受は、それ自身の外側リングおよび内側リングを有し、それらが軸受ハウジングとジャーナルにそれぞれ接触して支持された、独立した構成要素である。この場合、押圧ローラの軸受ハウジングをジャーナルから取り外すことができないのが、特別な問題である。5番目の実施態様によって、ローラに付加される重みを吸収するためのころ軸受と、ローラのトラクションとローラのせん断力を吸収するための玉軸受を有する押圧ローラが提供される。ころ軸受と玉軸受は、高価な別個の構成要素を形成している。3番目の構成と同様の仕方で、押圧ローラの軸受ハウジングが、移動させて、ねじによる連結を用いて取り外すことができるようにジャーナル上に配置されている。
【0004】
【特許文献1】独国特許第968448号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の基礎となる課題は、上述の欠点を回避し、構造が簡素であり、簡単で、迅速で、かつ信頼性良く、軸受ハウジングを押圧ローラに取り付け、押圧ローラから取り外すことができる、冒頭に記載した種類の装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題は、請求項1の特徴とする構成によって解決される。
【0007】
軸受要素が、転がり要素軸受の形態になっているので、転がり要素軸受と軸受要素の機能が、好適に、互いに融合させられる。転がり要素軸受装置は軸受ハウジング内に組み込まれている。ジャーナルと、転がり要素軸受または軸受要素の回転体との間の連結によって、簡単で、迅速で、かつ信頼性良く、軸受ハウジングを押圧ローラに取り付け、押圧ローラから取り外すことができる特に簡潔な方法が提供される。同時に、この連結によって、回転体とジャーナルの間での信頼性の高い力の伝達が保証され、すなわち、迅速に分離・連結しながら、トルクの伝達が有利に実現される。好ましい構成によれば、ジャーナルと回転体の共通の係合面のそれぞれは、テーパを付けられた構成になっており、それによって、自己センタリングが可能になっている。テーパを付けられた連結部によって、軸線方向の小さな力で大きなトルクが伝達され、同心度の公差が非常に小さくなる。
【0008】
請求項2〜35は、本発明の有利な発展態様を含んでいる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に示す例示的な実施形態を参照して本発明をさらに詳細に記載する。
【0010】
図1は、連篠機の牽伸スシステムS、例えば、ツリュツラーストレッケTC03を示している。牽伸システムSは、4オーバー3の牽伸システムとして構成されており、すなわち、3つの下側ローラI,II,III(Iは出力用の下側ローラ、IIは中央の下側ローラ、IIIは入力用の下側ローラ)と、4つの上側ローラ1,2,3,4からなっている。この牽伸システムSで、複数の繊維スライバからなる繊維束5の牽伸が行われる。牽伸動作は、事前牽伸動作と主牽伸動作からなっている。
【0011】
ローラ対4/IIIと3/IIによって、事前牽伸領域が形成され、ローラ対3/IIと1,2/Iによって、主牽伸領域が形成されている。出力用の下側ローラIは、主モータ(不図示)によって駆動され、したがって、送り出し速度を決めている。入力用の、および中央の下側ローラIIIおよびIIは調節モータ(不図示)によって駆動される。上側ローラ1〜4は、ピボット軸受を中心としてピボット運動可能な押圧アーム11a〜11d(図3参照)内の押圧要素91〜94(重み付加装置)によって下側ローラI,II,IIIに押し付けられており、したがって、摩擦接触によって駆動される。下側ローラI,II,IIと上側ローラ1,2,3,4の回転方向が曲線矢印によって示されている。複数の繊維スライバからなる繊維束5は、方向Aに進行する。下側ローラI,II,IIIは、機械フレーム15上に配置されたスタンド14(図3参照)に取り付けられている。
【0012】
図2によれば、空気圧シリンダ9が、頂部で支持要素12に結び付けられ、底部で保持要素13aに結び付けられている。空気圧シリンダ9は、2つの部分17a,17bを有するシリンダキャビティ17を備えるシリンダユニットを形成しており、シリンダキャビティ17内で、ピストン18が、スライディングブッシュ20内の押圧ロッド19によって案内されている。押圧ローラ、すなわち上側ローラ4の、保持ブラケット24aの開口部を通っている、ローラのジャーナル4aが軸受22aに嵌っている。押圧ローラ、すなわち上側ローラ4を受け入れている軸受22aは、押圧ロッド19と、下側ローラIIIのジャーナルIIIaの間の空間へと延びている。軸受22aはカバー13a1に取り付けられている。膜16によって、シリンダキャビティ17が圧力に関して分けられている。シリンダキャビティ17の上部に圧力を生じさせるために、シリンダキャビティ17の上部に、圧縮空気接続部23によって圧縮空気p1を供給することができる。シリンダキャビティ17の下部は、空気抜き穴24によって空気を抜かれる。相応の仕方で、シリンダキャビティ17の上部から空気を抜き、シリンダキャビティ17の下部に圧縮空気を供給することもできる。動作時には、繊維束5が、下側ローラI,II,III上を案内された後、押圧ローラI,II,IIIが圧力を及ぼすことができるように、押圧アーム11が、図1に示す動作位置にピボット運動させられ、その位置に、固定装置(不図示)によって固定される。このような押圧作用は、一方で、各押圧ロッド19が、それに対応する軸受22上に載ることによって、他方で、膜16の上方のキャビティに正圧が生じさせられるために、生じさせられる。その結果、上側ローラ4と下側ローラ(駆動ローラ)IIIの間に前述の押圧作用を生じさせるために、押圧ロッド19は、その他端で、軸受22を押圧する。押圧ロッド19は、矢印D,Eの方向に移動可能である。
【0013】
図3,3aによれば、上側ローラ4は、門形の押圧アーム11aに結び付けられている(上側ローラ1〜3は、それらに対応する押圧アーム11に結び付けられている(不図示))。押圧アーム11aは、ガラス繊維強化プラスチック製のハウジング30の形態になっており、射出成型によって作製されている。ハウジング30は、一体構造になった一体構成要素であり、支持要素12と、2つの押圧要素9a1および9a2(圧力シリンダ)と、2つの中間要素31aおよび31bと、2つの保持要素13aおよび13bを有している。支持要素12aは、一方の側で開いたほぼU字形状の断面の溝体の形態になっており、この溝体の内部に、空気圧ライン34と導線35が配置されている。溝体33の、開いた側は、ガラス繊維強化プラスチックからなり、断面がほぼU字形状であり、プレス嵌め結合によって溝体33に取り付けられるように弾性を有する取り外し可能なカバーによって閉じることができる。ハウジング30は、一体に形成するのが好ましい。各横方向ローラ、すなわち上側ローラ1〜4を保持し、重みを付加するための必要な全ての機能要素を結合させる一体のハウジング30は、このようにして、経済的に製造される。同時に、全ての押圧アーム11a〜11dは、簡単な仕方で、ピボット軸受10を中心としてピボット運動可能であり、ロック装置26によってロックし、ロックを解除することができる。押圧ロッド19aおよび19bは、荷重を解除され、したがって、上側ローラ4の軸受22aおよび22bから、それぞれ距離b1,b2の所に離れるように持ち上げられる。
【0014】
図4によれば、上側ローラ4(押圧ローラ)の軸受装置のための軸受要素22が、転がり要素軸受の形態になっている。不動の軸受ハウジング22.1によって、転がり要素軸受の外側リングが形成され、回転体22.2によって内側リングが形成されている。軸受ハウジング22.1の円筒状の内壁面と、回転体22.2の円筒状の外壁面に、例えば研磨することによって、それぞれ2つの、円周上の環状の溝(軌道)が設けられており、これらの溝内を、例えば100Cr6製のボール37a,37bが走行する。そのようにして、2つの深溝玉軸受40a,40bが形成されている。ボール37a,37bの外側の向かい側に、軸受要素22とローラ、すなわち回転体22.2の間の空間をシールし、潤滑剤、例えばグリースによってシールされた2つの円周シール44a,44bが配置されている。回転体22.2は、一体構造になっており、中空円筒状の部分22.21と、円錐台形状壁面22.23(図4a参照)を有する円錐台形状の部分22.22とからなっている。中空円筒状の部分22.21は軸受ハウジング22.1の円柱状内部キャビティの内側に位置しており、一方、円錐台形状の部分22.22は、軸受ハウジング22.1の端面を越えて突出している。例えば鋼製の上側ローラ4は、ローラ中心部4.1と外側の2つのジャーナル4.2および4.3(4.2のみが示されている)からなっている。弾性ローラ被膜4.5が中間層4.4(保持層)を介してローラ中心部4.1上に配置されている。ローラのジャーナル4.2および4.3(4.2のみが示されている)は、円錐台形状凹部4.21を有しており、円錐台形状凹部4.21は、一端で開いており、円錐台形状壁面4.22(図4a参照)を有している。動作時(図4)には、円錐台形状の部分22.2と円錐台形状凹部4.21は、互いに接触し、円錐台形状壁面22.23および4.22によって、互いに結合を生じないように嵌っている(non−positive engagement)。そのようにして、連結部43が形成されている。回転体22.2の円錐台形状の部分22.22は、軸受ハウジング22.1の外側で、一端で開いた円錐台形状凹部4.21内に嵌っている。回転体22.2は、円柱状穴22.3を軸線方向に有しており、部分22.22とジャーナル4.2を連結した状態に固定する固定ねじ46が円柱状穴22.3を通っている。加えて、固定ねじ46のヘッドが、取り付けリング47に結び付けられている。そのようにして、上側ローラの軸受装置が、深溝玉軸受40a,40bによって構成されている。この軸受装置は、2列の特別な目的の軸受として構成されている。この軸受装置は、寿命のある潤滑剤を有しており、特に、シールされている。上側ローラのローラ中心部4.1への連結部が、急傾斜の連結部によって形成されている。その連結部によって、軸方向の小さな力で大きなトルクが伝達され、同心度の公差が非常に小さくなる。発生する軸方向の力は、深溝玉軸受装置によって吸収される。固定ねじ46によって、連結が緩められた時に、軸受ユニットは、取り付けリング47によって押し出され、それによって、引っ掛かりが生じないようにすることができる。
【0015】
図5は、図4と類似している(同一の、または対応する構成要素は同一の参照符号によって示されている)が、半径方向の力(表面への重み付加)を吸収するための針38を有する針状ころ軸受が設けられている構成を示している。軸線方向の力を吸収するために、ボール39を有する深溝玉軸受が設けられている。参照符号48は、内部のねじを示している。円錐台形状凹部4.21(図4a参照)に配置されたねじ48の外側ねじ山が、円柱状穴22.3の端部領域の内側ねじ山と協働している。円錐状の連結部43(図4a参照)は、最初にトルクがかけられると、自己ロックされる。自己センタリング式、かつ自己ロック式の円錐状座部は、同心度の正確さが高い。軸線方向の力の吸収は、玉軸受、すなわちボール39(研磨によって形成された軌道)によって行われる。針状ころ軸受38は、半径方向の力を吸収する働きをする。これは、シールされたシステム(シールリング49)であり、その結果、繊維が入り込むことはない。注油の間隔は、非常に長くすることができる。このシステムは、注油ニップル50によって注油し直すことができる。この円錐部は、例えばソケットレンチを用いて、内部の、ロックタイト(登録商標)固定された押し出し用のねじ48によって取り外すことができる。Si34製の転がり体(針38および/またはボール39)を用いれば、耐磁性で低摩擦のハイブリッド軸受装置を実現できる。押圧アーム、すなわち押圧ロッド19における軸線方向の遊びは、何らの問題も生じさせることはない。
【0016】
図6は、中空円筒状の回転体22.2を示しており、軸受ハウジング22.1の内側で、回転体22.2の円柱状の内部に連動するように中空円筒状のジャーナル4.2が嵌っている。回転体22.2とローラのジャーナル4.2は連結されており、ねじ連結部51によって固定されている。
【0017】
図7は、図4と類似しているが、回転体22.2の中空円筒状の部分22.22が、軸受ハウジング22.1の外側で、ジャーナル4.2の、一端で開いた円柱状の凹部内に嵌っている構成を示している。
【0018】
ローラ対の上側ローラが、ローラシャフトの両端(ジャーナル)に加えられる重み付加の作用を及ぼされるローラ対の、互いに協働する上側ローラと下側ローラの場合(図1参照)、2つのローラの軸が、ある(非常に小さい)角度で交差するように配置される場合がある。その原因は、例えば、製造公差が非常に小さいことにある場合がある。そのような場合、上側ローラは、軸方向の力を上側ローラの軸受に及ぼし、この力は、本発明による装置によって相殺するのが有利である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明による装置を有する、連篠機の牽伸システムの模式的な側面図である。
【図2】上側ローラの空気圧式の重み付加装置を備える、図1の、K−K(図1)に対応する断面の部分を示す図である。
【図3】一体のハウジングと2つの押圧ロッドを有する押圧アームの正面図である。
【図3a】図3の押圧アームの斜視図である。
【図4】2つの深溝玉軸受とテーパを付けられた連結部を有する実施形態の断面図である。
【図4a】図4の連結部の分解図である。
【図5】針状ころ軸受と玉軸受とテーパを付けられた連結部を有する実施形態の断面図である。
【図6】中空円筒状の回転体とその中に嵌まっているジャーナルを有する実施形態の断面図である。
【図7】中空円筒状のジャーナルと、その中に嵌っている回転体を有する実施形態の断面図である。
【符号の説明】
【0020】
22a,22b 軸受
37a,37b,39 ボール
38 針
40a,40b 深溝玉軸受
4.2,4a ジャーナル
22.2 回転体
43 連結部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後に並んで配置された、下側ローラと上側ローラを有する複数のローラ対を有する牽伸システムの前記上側ローラに重みが付加される、紡織繊維スライバのための前記牽伸システム上の装置であって、前記上側ローラの両端の、回転するジャーナルが、軸受要素によって取り付けられており、該各軸受要素は、不動の外側の軸受ハウジング(外側リング)と内部の回転体(内側リング)を有する少なくとも1つの転がり要素軸受を有している装置において、
前記軸受要素(22;22a,22b)は、前記転がり要素軸受(37;37a,37b;38,39;40a,40b)の形態になっており、前記ジャーナル(4.2,4.3;4a)と前記回転体(22.2,22.22)の間に連結部(43;22.23,4.22)が設けられている装置。
【請求項2】
転がり体が、前記軸受ハウジングの内壁面上と前記回転体の外壁面上を転がる、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記軸受要素ごとに少なくとも2つの前記転がり要素軸受が設けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記転がり要素軸受は深溝玉軸受である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項5】
前記軸受要素ごとに、深溝玉軸受と針状ころ軸受が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記各回転体が、少なくとも、前記軸受要素の一端面を越えて突出している、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記ジャーナルと前記回転体の間の前記連結部が前記軸受要素の外側に配置されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記ジャーナルは、前記軸受要素の内部空間内に嵌っている、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記ジャーナルと前記回転体の間の前記連結部が前記軸受要素の内部に配置されている、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記ジャーナルと前記回転体の共通の係合面のそれぞれが、テーパを付けられた構成である、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記連結部が、急傾斜のテーパ連結部を有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
円錐形状部または円錐台形状部が、前記回転体に一体に形成されている、請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
円錐形状の、または円錐台形状の凹部が前記ジャーナルに設けられている、請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
前記回転体の円錐形状部または円錐台形状部が前記ジャーナルの、円錐形状の、または円錐台形状の凹部内に嵌っている、請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
【請求項15】
円錐形状の、または円錐台形状の凹部が前記回転体に設けられている、請求項1から14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項16】
円錐形状部または円錐台形状部が前記ジャーナルに一体に形成されている、請求項1から15のいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記ジャーナルの円錐形状部または円錐台形状部が、前記回転体の、円錐形状の、または円錐台形状の凹部内に嵌っている、請求項1から16のいずれか1項に記載の装置。
【請求項18】
円柱状部、または中空円筒状部が前記回転体に一体に形成されている、請求項1から17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
円柱状または中空円筒状の凹部が前記ジャーナルに設けられている、請求項1から18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記回転体の円柱状部または中空円筒状部が、前記ジャーナルの、円柱状の、または中空円筒状の凹部内に嵌っている、請求項1から19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
円柱状の、または中空円筒状の凹部が前記回転体に設けられている、請求項1から20のいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
円柱状部または中空円筒状部が前記ジャーナルに一体に形成されている、請求項1から21のいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
前記ジャーナルの円柱状部または中空円筒状部が前記回転体の、円柱状の、または中空円筒状の凹部内に嵌っている、請求項1から22のいずれか1項に記載の装置。
【請求項24】
前記ジャーナルと前記回転体の間を固定する固定要素が設けられている、請求項1から23のいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記固定要素が固定ねじである、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記転がり要素軸受の転がり体が玉軸受鋼、例えば、100Cr6からなっている、請求項1から25のいずれか1項に記載の装置。
【請求項27】
前記軸受ハウジングと前記回転体が玉軸受鋼、例えば、100Cr6からなっている、請求項1から26のいずれか1項に記載の装置。
【請求項28】
固定ねじが取り付けリングに結び付けられている、請求項1から27のいずれか1項に記載の装置。
【請求項29】
前記軸受要素ごとに、ころ軸受が設けられている、請求項1から28のいずれか1項に記載の装置。
【請求項30】
前記軸受要素ごとに、滑り軸受が設けられている、請求項1から29のいずれか1項に記載の装置。
【請求項31】
前記上側ローラの本体と前記ジャーナルが一体構造になっている、請求項1から30のいずれか1項に記載の装置。
【請求項32】
前記軸受要素ごとに2つの前記転がり要素軸受が前記軸受ハウジング内に配置されている、請求項1から31のいずれか1項に記載の装置。
【請求項33】
前記軸受要素は、固定要素を緩めた後、軸線方向に移動させることができる、請求項1から32のいずれか1項に記載の装置。
【請求項34】
テーパを付けられた案内手段を有する、ねじによる前記連結部が設けられている、請求項1から33のいずれか1項に記載の装置。
【請求項35】
前記転がり要素軸受の転がり体が、硬い材料、例えば、Si34からなっている、請求項1から34のいずれか1項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図3a】
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【図4】
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【図4a】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−47309(P2009−47309A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−211640(P2008−211640)
【出願日】平成20年8月20日(2008.8.20)
【出願人】(590002323)ツリュツラー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト (85)
【Fターム(参考)】