説明

紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品

【課題】紫芋を原料とし、健康増進作用に優れる形態に加工された機能性食品を提供する。
【解決手段】液体状または固形の紫芋焼酎粕を含有する、紫芋由来のアンチエイジング用の機能性食品。この機能性食品は、DPPHラジカル消去活性が500〜1000μmolTrolox/100mlの液状紫芋焼酎粕を含有する。また、DPPHラジカル消去活性が2000〜20000μmolTrolox/100gの固形紫芋焼酎粕を含有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫芋由来の機能性食品に関し、より詳細には健康増進作用に優れる形態に加工された機能性食品に関する。
【背景技術】
【0002】
紫芋には、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基をもつポリフェノールが多量に含まれている。ポリフェノールは、鮮明な紫色を発色させる原因物質であるが、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用などの機能を有することも最近報告されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、紫芋をどのような形態に加工することで、紫芋に含まれるポリフェノールなどの健康増進寄与物質を有効に利用することができるかは明らかでない。特開平11-285360には、ローヤルゼリーに紫甘藷由来の可食成分を配合したことを特徴とする機能性ローヤルゼリー健康食品が記載されている。しかし、この機能性食品は、ローヤルゼリーがあってはじめて老化防止などの機能性を発揮する。
【0004】
上記状況に鑑みて、本発明の課題は、紫芋由来し、その健康増進作用が明確な機能性食品を提供することにある。
【特許文献1】特開平11-285360
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記課題を鋭意検討した結果、紫芋の焼酎粕を利用することでで、アンチエイジング、眼精疲労、肩こり、疲労、頭痛、肌荒れ、便秘、動脈硬化、癌、糖尿病などの防止および回復に有効であることを発見し、本発明に至った。すなわち、本発明は、DPPHラジカル消去活性が500〜1000μmolTrolox/100ml、スーパーオキシド消去活性が420〜1000unit/ml、および/またはXYZ活性酸素消去発光系におけるY活性が900〜2000countの液状紫芋焼酎粕を含有する、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品を提供する。本発明は、また、DPPHラジカル消去活性が2000〜20000μmolTrolox/100g、スーパーオキシド消去活性が1800〜20000unit/g、および/またはXYZ活性酸素消去発光系におけるY活性が1400〜3000countの固形紫芋焼酎粕を含有する、紫芋由来のアンチエイジング用の機能性食品を提供する。
【0006】
本発明は、また、上記紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法であって、紫芋を米麹および酵母の存在下で糖化およびアルコール発酵させ、得られるもろみを蒸留し、蒸留後に残るもろみ粕をさらに圧搾ろ過してそのろ液を液状紫芋焼酎粕とする、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法を提供する。本発明は、また、上記製法の途中で得られるもろみ粕のろ液を凍結乾燥または遠赤外線乾燥して固形紫芋焼酎粕とする、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法を提供する。本発明は、また、上記製法の途中で得られるもろみ粕をさらに圧搾ろ過してその固形残査を凍結乾燥または遠赤外線乾燥して固形紫芋焼酎粕とする、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の紫芋焼酎粕を含有する液状または固形の機能性食品は、アンチエイジング、眼精疲労、肩こり、疲労、頭痛、肌荒れ、便秘の防止および回復に有効である。本発明の機能性食品は、粒状、顆粒状、シロップ状、錠剤またはビスケットの形態に加工することで、上記効果をより一層引き出すことが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下に、本発明の機能性食品をより詳細に説明する。まず、紫芋焼酎粕の製造方法を説明する。蒸煮した紫芋を、米麹および酵母の存在下、温度10〜40℃で放置して、糖化とアルコール発酵を行わせ、もろみを製造する。ここで、原料となる紫芋は、特に制限が無い。例えば、アヤムラサキ、ナカムラサキ、種子島紫、山川紫、パープルスイートロード、宮農36号、九州109号などが挙げられる。
【0009】
前記米麹は、通常、アスペルギウス属に属する麹菌であってデンプン分解能の大きいものであればよく、例えば白麹菌(Aspergillus kawachi)、黄麹菌(Aspergillus oryzae)、黒麹菌(Aspergillus awamori,
Aspergillus niger)などが挙げられる。中でも、白麹菌が好ましい。
【0010】
前記酵母は、特に制限なく使用することができる。例えば、ワイン酵母、焼酎酵母、ビール酵母および清酒酵母が挙げられる。
【0011】
熟成したもろみは、蒸留機で蒸留し、焼酎原酒ともろみ粕とに分離する。蒸留方法は、常圧蒸留法や減圧蒸留法が採用される。蒸留後に残るもろみ粕を、圧搾機にて圧搾ろ過して、ろ液と固形残渣とに分離する。ろ液と固形残査の両者ともに、本発明の機能性食品として使用可能である。
【0012】
ろ液は、さらにフィルターでろ過した後、適宜、甘味料およびクエン酸を添加して、甘味と酸度を調整する。さらに、高温殺菌して、本発明の液状紫芋焼酎粕からなる機能性食品に仕上がる。本発明の機能性食品は、液状紫芋焼酎粕単独でもよく、あるいは適当な助剤の添加されたものでもよい。助剤の例には、酸化防止剤、香料および色素が挙げられる。
【0013】
こうして得られる液状の機能性食品は、液状紫芋焼酎粕に由来する成分単独でDPPHラジカル消去活性が500〜1000μmolTrolox/100mlとなり、特に、500〜700μmolTrolox/100mlとなる。また、スーパーオキシド消去活性が420〜1000unit/mlとなり、特に450〜700unit/mlとなる。また、XYZ活性酸素消去発光系におけるY活性が、900〜2000countとなり、特に900〜1500countとなる。
【0014】
本発明は、また、固形紫芋焼酎粕を含有する、紫芋由来のアンチエイジング用の機能性食品を提供する。固形紫芋焼酎粕は、前記製造方法で得られる液状紫芋焼酎粕を凍結乾燥や遠赤外線乾燥することにより得られる。あるいは、前記製造方法の途中で得られるもろみ粕を圧搾ろ過した際に発生する固形残査を凍結乾燥または遠赤外線乾燥させることにより得られる。固形残査の利用は、従来は捨てていた廃棄物を有効利用する観点からも有利である。
【0015】
本発明の機能性食品は、単独でもよく、あるいは適当な助剤の添加されたものでもよい。助剤の例には、酸化防止剤、香料および色素が挙げられる。
【0016】
本発明の機能性食品は、シロップ、粒状、顆粒状、錠剤、ビスケット、カプセルなどの形態に加工される。これらの機能性食品は、そのまま食するか、あるいは食材の一部に使用してもよい。
【0017】
こうして得られる固形の機能性食品は、固形紫芋焼酎粕に由来する成分単独でDPPHラジカル消去活性が2000〜20000μmolTrolox/100gとなり、特に、8000〜15000μmolTrolox/100gとなる。また、スーパーオキシド消去活性が1800〜20000unit/gとなり、特に2000〜10000unit/gとなる。また、XYZ活性酸素消去発光系におけるY活性が、1400〜3000countとなり、特に1600〜2500countとなる。
【0018】
本発明の紫芋由来の液状または固形の機能性食品は、DPPHラジカル消去活性、スーパーオキシド消去活性およびXYZ活性酸素消去発光系におけるY活性が高いことから、生体内のフリーラジカルを捕捉、消去することができ、アンチエイジングに極めて有効である。
【0019】
本発明の機能性食品は、眼精疲労、肩こり、疲労、頭痛、肌荒れ、便秘、動脈硬化、癌、糖尿病などの予防および回復にも有効である。
【0020】
本発明の液状の機能性食品の処方量は、単独の量で、通常、10〜100ml/日、好ましくは20〜60ml/日である。
【0021】
本発明の固形の機能性食品の処方量は、単独の量で、通常、0.1〜10g/日、好ましくは1〜5g/日である。
【実施例】
【0022】
以下に、実施例を用いて、本発明の紫芋焼酎粕を含有する機能性食品をより詳細に説明する。
【0023】
〔実施例1〕
紫芋由来の液状の機能性食品を、以下の手順で調製した。まず、蒸煮した紫芋(品種:アヤムラサキ)と白麹(製品名UKS、徳島精工株式会社製)とを5:1の配合で混合し、さらにワイン酵母(OC2号)を添加して、約30℃で約2週間発酵させ、芋焼酎もろみを製造した。該もろみを常圧蒸留して、焼酎原酒と焼酎もろみ粕を得た。焼酎もろみ粕を分離後、それを圧搾機にて圧搾ろ過(10MPa)して、ろ液と固形残渣とに分けた。
【0024】
前記ろ液を、フィルターろ過した後、ろ液に甘味料とクエン酸を添加して、甘味と酸度を調整した。80℃で10分間、加熱殺菌後、殺菌処理した容器に充填して、液状紫芋焼酎粕からなる機能性食品を得た。
【0025】
上記液状の機能性食品の評価を、以下のようにして行った。
1.XYZ活性酸素消去発光系試験
XYZ活性酸素消去発光試験は、抗酸化性を分析するための一手法であり、過酸化水素(X)、抗酸化物質(Y)、およびメディエーター(Z)が存在する場合に、過酸化水素が消去されるときに発生する発光現象を画像として検出することからなる。下記のXYZ試薬とサンプルとの組み合わせによって、サンプルの抗酸化性が多面的に評価される。具体的には、以下のとおりである。
【0026】
(1) Y(抗酸化物質)の検出
サンプル300μlに、下記のX試薬(1ml)およびZ試薬(1ml)を添加する。
(2) Z(メディエーター)の検出
サンプル300μlに、下記のX試薬(1ml)およびY試薬(1ml)を添加する。
(3) E(増強作用)の検出
サンプル300μlに、下記のX試薬(1ml)、Y試薬(1ml)およびZ試薬(1ml)を添加する。
X試薬: 0.6%過酸化水素
Y試薬: 飽和没食子酸/10%アセトアルデヒド
Z試薬: 飽和炭酸水素カリウム/10%アセトアルデヒド
【0027】
上記各検出試験において、微弱発光を発光検出器で600秒間、カウントした。カウントの際には、バックグラウンドノイズとして520カウントを相殺した。XYZ活性酸素発光消去系試験の結果、紫芋焼酎粕に比較的強いY活性(抗酸化作用)が検出された。ランダムに選択した5点の平均値を表1に示す。
【0028】
2.スーパーオキシド消去活性
ヒポキサンチン−キサンチン系で発生させたスーパーオキシドラジカル(O2・-, O2H)を、DMPO(5,5-dimethyl-1-pyrroline-N-oxide)用いたスピントラッピング法で補足し、ESR測定装置(JEOL製 製品名JES−FR80)で測定した。測定結果を、サンプル1ml当たりのSODユニット数に換算した結果を、表1に示す。
【0029】
3.DPPHラジカル消去活性
試料のDPPH
(1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl)ラジカル消去活性を、上記ESR測定装置で測定した。測定結果を、水溶性抗酸化物(Trolox)の相当量に換算した結果を、表1に示す。
【0030】
〔比較例1〕
比較例として、紫芋を糖化させて得られる液体(以下、紫芋糖化液という)、以下の手順で調製した。まず、紫芋(品種:アヤムラサキ)を洗浄後、剥皮し、蒸煮しやすい大きさに切断した。切断した紫芋を、100℃の温度で40分間蒸煮した。蒸した紫芋と乾燥米麹(製品名KL-3、徳島精工株式会社製)とを5:1の配合で混合し、タンクに仕込み、約60℃で20時間放置し、紫芋を糖化させた。糖化された紫芋を麻袋に入れ、圧搾機にて10MPaの荷重をかけて圧搾し、糖化液と固形残渣とに分離した。得られた糖化液をさらにフィルターろ過して、不純物を除去した。ろ過した糖化液にクエン酸を添加し、酸度を調整した。糖化液を温度90℃で10分間殺菌して、紫芋糖化液を得た。この糖化液について、実施例1と同様の試験を行った。試験結果を表1に示す。
【0031】
〔比較例2〕
比較例として、市販の白芋もろみ酢(品種:コガネセンガン)の同様の物性を測定した。このもろみ酢は、蒸した白芋を酵母および麹の存在下で糖化およびアルコール発酵させて得られるもろみを蒸留後、蒸留後に残るもろみ粕を圧搾ろ過して得た。このもろみ酢について、実施例1と同様の試験を行った。試験結果を表1に示す。
【0032】
〔比較例3〕
比較例として、市販の泡盛もろみ酢を用いて、同様の物性を測定した。このもろみ酢は、蒸した米を酵母および麹の存在下で糖化およびアルコール発酵させて得られるもろみを蒸留後、蒸留後に残るもろみ粕を圧搾ろ過して得られる。このもろみ酢について、実施例1と同様の試験を行った。試験結果を表1に示す。
【0033】
【表1】

【0034】
実施例1と比較例1との対比から、両者が紫芋を原料とするものであっても、製法が異なるとDPPHラジカル消去活性などに差が出る。また、実施例1と比較例2および3との対比から、製法が同じであっても、原料が異なるとDPPHラジカル消去活性などに顕著な差が出る。したがって、紫芋を用いて、かつ糖化およびアルコール発酵させる工程を経てはじめて、DPPHラジカル消去活性などに優れる機能性食品が得られることがわかる。
【0035】
〔実施例2〕
実施例1のもろみ粕製造工程で発生した固形残査を、−20℃に凍結後、35℃、圧力約100Paで凍結乾燥し、固形紫芋焼酎粕(凍結乾燥品)を得た。上記固形紫芋焼酎粕について、実施例1と同様の試験を行った。試験結果を、表2に示す。
【0036】
〔実施例3〕
実施例1のもろみ粕製造工程で発生した前記固形残査を、セラミックス乾燥機で、60℃で遠赤外線乾燥し、固形紫芋焼酎粕(遠赤外乾燥品)を得た。上記固形紫芋焼酎粕について、実施例1と同様の試験を行った。試験結果を、表2に示す。
【0037】
〔比較例4〕
比較例1の糖化液製造工程で発生した固形残査を、−20℃に凍結後、35℃、約100Paで凍結乾燥し、紫芋糖化液乾燥品を得た。上記乾燥品について、実施例1と同様の試験を行った。試験結果を、表2に示す。
【0038】
【表2】

【0039】
〔実施例4〕
実施例1で得た液状紫芋焼酎粕からなる機能性食品が、アンチエイジング、眼精疲労などの予防または回復に有効であることを検証した。試験方法としては、老化や眼精疲労が気になるものの、重篤な心・肝・腎疾患に罹患していない女性10人(平均年齢37.1歳、平均身長157.35cm、平均体重50.6kg、BMI20.4)に、30mlの紫芋焼酎粕(液体)を、1日1回、28日にわたって摂取してもらった。なお、BMI(Body Mass Index)とは、体重(kg)÷身長(m)で算出される肥満度を測るための指標である。22を標準とし、18.5以下なら痩せ型、25以上を肥満型に分類される。
【0040】
試験者は、試験期聞中、本発明の機能性食品を何の問題なく毎日摂取していた。試験開始後、被験者日誌(被験者自身による記録)による摂取状況、および食事・運動・喫煙・飲酒・自覚症状などの生活状況の確認を行ったところ、特に問題となるような自覚症状はなかった。試験期間前、試験開始4週間後および8週間後に、以下の項目を評価した。
【0041】
1.8-OHdG
遣伝子DNA中のグアニン塩基は、活牲酸素の作用によって8位の炭素が酸化されることにより、8ヒドロキシデオキシグアノシンン(8-OHdG)が生成される。この8-OHdGは、遣伝子DNAが修復される過程で細胞外に排出され、さらに血液を経て尿中に排泄される。8-OHdGは、比較的安定な物質であり、生体内で代謝や分解されずに尿中に速やかに排泄されることから、活性酸素による生体損傷を反映するバイオマーカーとなり得る。そこで、紫芋焼酎粕を摂取する前、摂取4週間後、および8週間後の尿検査を行い、8-OHdGを測定した。結果を表3に示す。
【0042】
8-OHdGの統計学的有意性を、摂取期間中の変化について一要因反復測定分散分析法にて検証した結果、紫芋焼酎粕の摂取によって8-OHdGが有意(P=0.0037)に低下することが明らかになった。
【0043】
2.過酸化脂質
過酸化脂質とは、体内の脂質が酸化ストレスによって酸化されたものであり、体内で動脈硬化などの障害を起こす原因ともなる。したがって、酸化ストレスを抑えるとともに、過酸化脂質を少なくすることが健康にとって非常に重要である。そこで、紫芋焼酎粕の摂取前と8週間後に、過酸化脂質を測定した。結果を表3に示す。
【0044】
過酸化脂質の変動をt検定で統計学的に分析した結果、平均では低下傾向が認められたが、有意差はなかった。
【0045】
【表3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
DPPHラジカル消去活性が500〜1000μmolTrolox/100ml、スーパーオキシド消去活性が420〜1000unit/ml、および/またはXYZ活性酸素消去発光系におけるY活性が900〜2000countの液状紫芋焼酎粕を含有する、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品。
【請求項2】
DPPHラジカル消去活性が2000〜20000μmolTrolox/100g、スーパーオキシド消去活性が1800〜20000unit/g、および/またはXYZ活性酸素消去発光系におけるY活性が1400〜3000countの固形紫芋焼酎粕を含有する、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品。
【請求項3】
請求項1に記載の紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法であって、紫芋を米麹および酵母の存在下で糖化およびアルコール発酵させ、得られるもろみを蒸留し、蒸留後に残るもろみ粕をさらに圧搾ろ過してそのろ液を液状紫芋焼酎粕とする、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法。
【請求項4】
請求項2に記載の紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法であって、紫芋を米麹および酵母の存在下で糖化およびアルコール発酵させ、得られるもろみを蒸留し、蒸留後に残るもろみ粕をさらに圧搾ろ過してそのろ液を凍結乾燥または遠赤外線乾燥して固形紫芋焼酎粕とする、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法。
【請求項5】
請求項2に記載の紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法であって、紫芋を米麹および酵母の存在下で糖化およびアルコール発酵させ、得られるもろみを蒸留し、蒸留後に残るもろみ粕をさらに圧搾ろ過してその固形残査を凍結乾燥または遠赤外線乾燥して固形紫芋焼酎粕とする、紫芋由来のアンチエイジング用機能性食品の製造方法。

【公開番号】特開2008−92912(P2008−92912A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−281371(P2006−281371)
【出願日】平成18年10月16日(2006.10.16)
【出願人】(503027861)トーシン株式会社 (8)
【Fターム(参考)】