説明

細胞、組織、臓器、および生物の生存能力を高めるための方法、組成物、および製造物

本発明は、インビボの細胞、組織、および/または臓器、もしくは生物全体にスタシスまたはプレスタシスを誘導し、これに加えてそれらの生存能力を高めるための酸素アンタゴニストおよび他の活性化合物の使用に関する。それは、生存能力を高めるため、ならびにそれらを保全および/または保護するためにこれら任意の生物物質においてスタシスまたはプレスタシスを達成するための組成物、方法、製造物、および器具を含む。特定の態様では、臓器移植、高体温、創傷治癒、出血性ショック、バイパス手術のための心臓麻痺、神経変性、低体温、および癌のための、記載の活性化合物を用いる治療方法および器具も存在する。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生物物体に少なくとも一つの活性化合物の有効量を提供する段階を含む、生物物体の生存能力を高めるための方法。
【請求項2】
活性化合物が酸素アンタゴニストである、請求項1記載の方法。
【請求項3】
生物物体が、活性化合物に暴露される、請求項1記載の方法。
【請求項4】
活性化合物がカルコゲニドである、請求項1記載の方法。
【請求項5】
活性化合物が式Iまたは式IVの化学構造を有する、請求項1記載の方法。
【請求項6】
生物物体が式Iまたは式IVの化学構造の前駆体に暴露される、請求項5記載の方法。
【請求項7】
生物物体に活性化合物の組み合わせが提供される、請求項1記載の方法。
【請求項8】
生物物体中における傷害、疾患の発生もしくは進行または出血の前、最中、または後に、生物物体に活性化合物を提供される、請求項1記載の方法。
【請求項9】
傷害が出血を含む、請求項8記載の方法。
【請求項10】
傷害が外因性の物理的起源に由来する、請求項9記載の方法。
【請求項11】
活性化合物が、傷害の前、あるいは疾患の発生または進行の前に提供される、請求項8記載の方法。
【請求項12】
傷害または疾患が生物物体の代謝または温度の低下を伴う、請求項8記載の方法。
【請求項13】
傷害が手術による、請求項12記載の方法。
【請求項14】
活性化合物が、傷害または疾患の発生もしくは進行の最中または後には、提供されない、請求項11記載の方法。
【請求項15】
活性化合物が疾患進行中に提供される、請求項8記載の方法。
【請求項16】
疾患が地中海貧血、鎌状赤血球疾患、または嚢胞性繊維症である、請求項15記載の方法。
【請求項17】
生物物体に活性化合物を、CO2放出を少なくとも25%減少させるのに十分な量および時間で提供する、請求項11記載の方法。
【請求項18】
生物物体に活性化合物を、生物物体がスタシスに入らせない量および時間で提供する、請求項11記載の方法。
【請求項19】
生物物体に活性化合物を、傷害または疾患の発生もしくは進行に起因する損傷または死から保護する量および時間で提供する、請求項11記載の方法。
【請求項20】
生物物体に活性化合物を、傷害または疾患の発生もしくは進行後に生物物体がスタシスに入る速度を増すのに十分な量および時間で提供する、請求項11記載の方法。
【請求項21】
生物物体に活性化合物を、傷害または疾患の発生もしくは進行後にCO2放出のさらなる低下を防止するのに十分な量および時間で提供する、請求項11記載の方法。
【請求項22】
生物物体に活性化合物を、生物物体をスタシスに入らせるのに十分な量および時間で提供する、請求項11記載の方法。
【請求項23】
生物物体に活性化合物を、低酸素または無酸素状態下で、または低酸素もしくは無酸素状態に暴露される前に提供する、請求項1記載の方法。
【請求項24】
低酸素または無酸素状態が、活性化合物がない時の生物物体を損傷する、請求項23記載の方法。
【請求項25】
低酸素または無酸素状態に暴露されている間、生物物体が活性化合物に暴露されない、請求項24記載の方法。
【請求項26】
活性化合物を生物物体に、気体、半固体液体、液体、または固体として提供する、請求項1記載の方法。
【請求項27】
生物物体に、少なくとも一つの活性化合物を気体として提供する、請求項26記載の方法。
【請求項28】
生物物体に、少なくとも一つの活性化合物を半固体液体として提供する、請求項26記載の方法。
【請求項29】
生物物体に、少なくとも一つの活性化合物を液体として提供する、請求項26記載の方法。
【請求項30】
活性化合物が液体中に泡立て入れられる、請求項29記載の方法。
【請求項31】
活性化合物が液体中に溶解される、請求項29記載の方法。
【請求項32】
少なくとも二つの活性化合物が連続して提供される、請求項1記載の方法。
【請求項33】
少なくとも二つの酸素アンタゴニストが一緒に提供される、請求項1記載の方法。
【請求項34】
生物物体が酸素アンタゴニストの一つに約30秒〜30日の期間暴露される、請求項1記載の方法。
【請求項35】
組み合わせが、次の群の少なくとも一つより選択される化学式を持つ酸素アンタゴニスト:
a) 式Iの化合物;
v) 式IIの化合物;
v) 式IIIの化合物;
v) 式IVの化合物;
またはその塩もしくは前駆体を含む、請求項7記載の方法。
【請求項36】
組み合わせが同じ群に由来する一つより多い活性化合物を含む、請求項35記載の方法。
【請求項37】
少なくとも一つの活性化合物が群 a)由来である、請求項35記載の方法。
【請求項38】
少なくとの一つの活性化合物がカルコゲニドまたはカルコゲニド塩である、請求項35記載の方法。
【請求項39】
少なくとも一つの活性化合物が硫黄を含む、請求項38記載の方法。
【請求項40】
少なくとも一つの活性化合物がセレンを含む、請求項38記載の方法。
【請求項41】
少なくとも一つの活性化合物がカルコゲニド塩である、請求項38記載の方法。
【請求項42】
カルコゲニド塩が、Na2S、NaHS、K2S、KHS、Rb2S、Cs2S、(NH4)2S、(NH4)HS、BeS、MgS、CaS、SrS、およびBaSからなる群より選択される、請求項41記載の方法。
【請求項43】
組み合わせが、一つより多い群 a)に由来する活性化合物を含む、請求項36記載の方法。
【請求項44】
酸素アンタゴニストの組み合わせがCO2を含む、請求項43記載の方法。
【請求項45】
少なくとも一つの活性化合物が群 b)に由来する、請求項35記載の方法。
【請求項46】
活性化合物が、式II(a)、式II(b)、または式II(c)の化学式を有する、請求項45記載の方法。
【請求項47】
少なくとも一つの活性化合物が群 c)に由来する、請求項35記載の方法。
【請求項48】
活性化合物が、式III(a)、式III(b)、式III(c)、式III(d)、式III(e)、式III(f)、式III(g)、または式III(h)の化学式を有する、請求項47記載の方法。
【請求項49】
生物物体に活性化合物が吸入、注射、カテーテル法、液浸、洗浄、潅流、局所適用、吸収、吸着、または経口投与により提供される、請求項1記載の方法。
【請求項50】
静脈内に、皮内に、動脈内に、腹膜内に、病巣内に、頭蓋内に、関節内に、前立腺内に、胸膜内に、気管内に、鼻腔内に、髄膜内に、硝子体内に、膣内に、内部直腸に、局所に、腫瘍内に、筋肉内に、腹膜内に、眼球内に、皮下に、結膜下に、膀胱内に、粘膜内に、心膜内に、臍帯内に、眼球内に、経口的に、局所に、局部に、吸入によって、注射によって、注入によって、持続性点滴によって、局所化潅流によって、カテーテルを介して、または洗浄を介して、生物物体に投与にすることによって生物物体に活性化合物が提供される、請求項1記載の方法。
【請求項51】
生物物体を制御された温度および/または圧力環境に暴露する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項52】
生物物体が制御された温度環境に暴露される、請求項51記載の方法。
【請求項53】
生物物体が非生理学的な中心温度に到達する、請求項52記載の方法。
【請求項54】
生物物体が、約20℃より低い制御された温度環境に暴露される、請求項53記載の方法。
【請求項55】
生物物体が、一つまたは複数の活性化合物が提供される前および/または同時に、制御された温度環境に暴露される、請求項52記載の方法。
【請求項56】
一つまたは複数の活性化合物が、一つまたは複数の活性化合物のミトコンドリアへの標的化を可能とするカチオン構造を含む、請求項1記載の方法。
【請求項57】
生物物体が保存されることになっている、請求項1記載の方法。
【請求項58】
生物物体が血小板を含む、請求項57記載の方法。
【請求項59】
生物物体が移植される、請求項57記載の方法。
【請求項60】
生物物体が虚血−再潅流傷害のリスクが高い、請求項1記載の方法。
【請求項61】
心臓麻痺が生物物体に誘導される、請求項60記載の方法。
【請求項62】
生物物体が出血性ショックのリスクの高い生物である、請求項1記載の方法。
【請求項63】
処置を必要とする生物物体を同定する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項64】
活性化合物由来の毒性について生物物体をモニタリングする段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項65】
活性化合物が生物物体に薬学的組成物として提供される、請求項1記載の方法。
【請求項66】
生物物体に、i)活性化合物または活性化合物の組み合わせ、およびii)低酸素状態の有効量を提供する段階を含む、生物物体の生存能力を高めるための方法。
【請求項67】
式IIを持つ、一つまたは複数の化合物またはその塩もしくは前駆体を有する組成物の有効量を生物物体に提供する段階を含む、生物物体の生存能力を高めるための方法。
【請求項68】
式IIIを持つ、一つまたは複数の化合物あるいはその塩または前駆体を有する組成物の有効量を生物物体に提供する段階を含む、生物物体の生存能力を高めるための方法。
【請求項69】
式IVを持つ、一つまたは複数の化合物、あるいはその塩または前駆体を有する組成物の有効量を生物物体に提供する段階を含む、生物物体の生存能力を高めるための方法。
【請求項70】
式I、式II、式III、および/または式IVを有する化合物、あるいはその塩または前駆体の有効量を生物物体に提供する段階を含む、生物物体の生存能力を高めるための方法。
【請求項71】
損傷が防止または軽減される、活性化合物の有効量を生物物体に提供する段階を含む、有害状態下の生物物体への損傷を防止または軽減するための方法。
【請求項72】
以下の一つまたは複数の群に由来する化合物、またはその塩もしくはプロドラッグの有効量を生物に暴露させる段階を含む、生物の保存ストックを作製するための方法:
a) 式Iの化合物;
b) 式IIの化合物;
c) 式IIIの化合物、
d) 式IVの化合物。
【請求項73】
生物物体にロテノンでない活性化合物の有効量を提供する段階を含む、生物の代謝を可逆的に阻害するための方法。
【請求項74】
生物を低酸素状態に暴露する段階をさらに含む、請求項72記載の方法。
【請求項75】
生物がハエ、魚、カエル、またはそれらの胚である、請求項72記載の方法。
【請求項76】
生物に活性化合物の有効量を提供する段階を含む生物の睡眠を誘導するための方法であって、該有効量が生物をスタシスに誘導できる量より少ない、方法。
【請求項77】
生物物体に活性化合物の有効量を提供する段階を含む生物物体を麻酔するための方法であって、該有効量が生物をスタシスに誘導できる量より少ない、方法。
【請求項78】
傷害、疾患の発生もしくは進行、または死の前に、生物物体に活性化合物の有効量を提供する段階を含む、生物物体を傷害、疾患の発生もしくは進行、または死から保護する方法であって、該有効量が生物物体をスタシスに誘導できる量より少ない、方法。
【請求項79】
生物物体が出血している、請求項78記載の方法。
【請求項80】
出血中の生物に活性化合物の有効量を提供して死を防止する段階を含む、生物が出血により死亡するのを防止する方法。
【請求項81】
生物が出血性ショック状態になる、請求項80記載の方法。
【請求項82】
以下を含む、生物物体をスタシスに誘導するための方法:
a)スタシスが望まれる生物物体を同定する段階;および
b)インビボ生物物体をスタシスに誘導するために少なくとも一つの活性化合物の有効量を生物物体に提供する段階。
【請求項83】
生物物体に有効量の、異なる活性化合物の組み合わせが提供される、請求項82記載の方法。
【請求項84】
少なくとも一つの化合物を活性化合物と一緒に含む、薬学的に許容される調合の薬学的組成物。
【請求項85】
活性化合物が酸素アンタゴニストである、請求項84記載の薬学的組成物。
【請求項86】
酸素アンタゴニストが直接酸素アンタゴニストである、請求項85記載の薬学的組成物。
【請求項87】
酸素アンタゴニストがH2Sである、請求項85記載の薬学的組成物。
【請求項88】
患者に投与した時に、10μM〜10mMの間のCmaxまたは定常状態血漿濃度を提供するH2Sの有効用量を含む、請求項87記載の薬学的組成物。
【請求項89】
活性化合物が、式I、式II、式III、式IV、またはその塩もしくは前駆体の構造を有する、請求項84記載の薬学的組成物。
【請求項90】
活性化合物がカルコゲニドである、請求項84記載の薬学的組成物。
【請求項91】
カルコゲニドが、H2S、またはその塩もしくは前駆体である、請求項90記載の薬学的組成物。
【請求項92】
組成物が脂質である、請求項69記載の薬学的組成物。
【請求項93】
包装材料および包装材料の中に収容される活性化合物を含む製造物であって、包装材料は、活性化合物がインビボ生物物体のスタシス誘導に用いることができることを示すラベルを含む製造物。
【請求項94】
薬学的に許容される希釈剤をさらに含む、請求項93記載の製造物。
【請求項95】
活性化合物が第1密封容器内に提供され、薬学的に許容される希釈剤が第2密封容器内に提供されている、請求項94記載の製造物。
【請求項96】
活性化合物および希釈剤を混合するための指示説明をさらに含む、請求項95記載の製造物。
【請求項97】
活性化合物がインビボ生物物体をスタシスに誘導するために再構成される、請求項94記載の製造物。
【請求項98】
緩衝化剤をさらに含む、請求項93記載の製造物。
【請求項99】
活性化合物が式I、式II、式III、式IV、またはその塩もしくはプロドラッグの化学構造を有する、請求項93記載の製造物。
【請求項100】
活性化合物が酸素アンタゴニストである、請求項93記載の製造物。
【請求項101】
活性化合物がカルコゲニドである、請求項93記載の製造物。
【請求項102】
カルコゲニドがH2Sまたはその塩もしくは前駆体である、請求項101記載の製造物。
【請求項103】
ラベルが、酸素アンタゴニストがそのような処置を必要としている患者にスタシスを誘導するのに用いることができることを示す、請求項93記載の製造物。
【請求項104】
活性化合物と、(a)スタシス処置の必要なインビボ組織を同定すること;および(b)インビボ生物物体に活性化合物の有効量を投与することを含む活性化合物の取り扱い説明書を、一緒に包装して含む製造物。
【請求項105】
活性化合物を包含する医療ガス、ならびに生物物体をスタシスに誘導するための詳細または使用および投与を含むラベルを含む製造物。
【請求項106】
スタシス処置を必要としている組織部位に活性化合物を送達するための以下を含む、キット:
組織部位に対し密封されたエンベロープを形成するのに適したドレープ;
酸素アンタゴニストを含む容器;および
創傷ドレープ内の注入口;
ここで、活性化合物を含む容器は注入口と連絡している。
【請求項107】
ドレープに、陰圧供給源と連絡している排出口をさらに含む、請求項106記載のキット。
【請求項108】
排出口が陰圧供給源と流体連絡した状態に配置されている、請求項107記載のキット。
【請求項109】
排出口と陰圧供給源との間を連絡している可撓性導管をさらに含む、請求項108記載のキット。
【請求項110】
排出口と陰圧供給源の間を流体連絡しているキャニスターをさらに含む、請求項109記載のキット。
【請求項111】
キャニスターが取り外し可能なキャニスターである、請求項110記載のキット。
【請求項112】
活性化合物を含む容器が注入口と気体連絡している、請求項109記載のキット。
【請求項113】
容器が気体活性化合物を含む、請求項107記載のキット。
【請求項114】
容器が液体ガス活性化合物を含む、請求項109記載のキット。
【請求項115】
活性化合物を含む容器と注入口の間を連絡する気化器をさらに含む、請求項114記載のキット。
【請求項116】
活性化合物を含む容器と連絡する戻り排出口をさらに含む、請求項109記載のキット。
【請求項117】
活性化合物が一酸化炭素、二酸化炭素、または硫化水素である、請求項106記載のキット。
【請求項118】
組織が創傷部位を含む、請求項106記載のキット。
【請求項119】
ドレープがエラストマー材料を含む、請求項106記載のキット。
【請求項120】
ドレープの周囲を覆う圧感受性接着剤をさらに含む、請求項119記載のキット。
【請求項121】
陰圧供給源が真空ポンプである、請求項106記載のキット。
【請求項122】
請求項106記載のキットを用いることを含む、生物物体に酸素アンタゴニストを送達するための方法。
【請求項123】
以下を含む、候補活性化合物をスクリーニングするための方法:
a) ゼブラフィッシュ胚を物質に暴露する段階;
b) 胚の心拍数を測定する段階;
c) 物質が存在する時の胚の心拍数を物質が存在しない時の心拍数と比較し、心拍数の減少により物質を候補活性化合物と認める、段階。
【請求項124】
胚の心拍数を心臓の鼓動数を数えて測定する、請求項123記載の方法。
【請求項125】
ゼブラフィッシュ胚を解剖顕微鏡で見ながら心拍数を測定する、請求項123記載の方法。
【請求項126】
以下をさらに含む、請求項123記載の方法:
d)マウスを候補活性化合物に暴露し、次の一つまたは複数をアッセイする段階;
i) 中心体温;
ii) 酸素消費;
iii) 運動性、もしくは
iv) 二酸化炭素産生。
【請求項127】
化合物が式Iまたは式IVの構造を有する、請求項123記載の方法。
【請求項128】
以下を含む、候補活性化合物をスクリーニングするための方法:
a)線虫を物質に暴露する段階:
b)次の細胞呼吸因子の一つまたは複数をアッセイする段階:
i)中心体温;
ii)酸素消費;
iii)運動性;もしくは
iv)二酸化炭素産生、
c)物質が存在する時の線虫の細胞呼吸因子と物質が存在しない時の細胞呼吸因子を比較し、特徴の減少により物質を候補活性化合物と認める、段階。
【請求項129】
運動性をアッセイする、請求項128記載の方法。
【請求項130】
物質を同定する段階をさらに含む、請求項128記載の方法。
【請求項131】
化合物が式Iまたは式IVの構造を有する、請求項127記載の方法。
【請求項132】
手術前に哺乳動物を誘導してプレスタシスに入れるのに十分な量の硫化水素を哺乳類に提供する段階を含む、手術による細胞損傷を哺乳類が被むるのを防止する方法。
【請求項133】
手術が選択的手術(elective surgery)、予定されている手術、または緊急手術から選択される、請求項132記載の方法。
【請求項134】
硫化水素が静脈内に投与される、請求項132記載の方法。
【請求項135】
硫化水素が吸入によって投与される、請求項132記載の方法。
【請求項136】
手術が心肺手術である、請求項132記載の方法。
【請求項137】
疾患の発生または進行前に哺乳動物を誘導してプレスタシスに入れるのに十分な量の硫化水素を哺乳類に提供する段階を含む、疾患または有害な医学的状態からの細胞損傷を哺乳類が被むるのを防止する方法。
【請求項138】
疾患または有害な医学的状態が、以下、出血性ショック、心筋梗塞、急性冠動脈症候群、心停止、新生児低酸素症/虚血、虚血性再潅流傷害、不安定狭心症、血管形成後、動脈瘤、外傷、および失血からなる群より選択される、請求項137記載の方法。
【請求項139】
被験体に硫化水素の有効量を投与する段階を含む、被験体に無呼吸を誘導するための方法。
【請求項140】
被験体が出血中かまたは出血のリスクがある、請求項139記載の方法。
【請求項141】
被験体から血液サンプルを得る段階をさらに含む、請求項140記載の方法。
【請求項142】
硫化水素暴露のために血液サンプルを評価する段階をさらに含む、請求項141記載の方法。
【請求項143】
処置を必要とする被験体を同定する段階をさらに含む、請求項139記載の方法。
【請求項144】
患者に3,000ppmを越える硫化水素を提供する、請求項139記載の方法。
【請求項145】
患者に硫化水素を約5分またはそれ未満提供する、請求項139記載の方法。
【請求項146】
患者に3,000ppmを越える硫化水素を約5分またはそれ未満提供する、請求項145記載の方法。
【請求項147】
患者に硫化水素を約3分またはそれ未満提供する、請求項146記載の方法。
【請求項148】
硫化水素の有効量を提供する段階を含む、患者の出血性ショックを処置するための方法。
【請求項149】
噴霧器を用いて患者に硫化水素を提供する、請求項148記載の方法。
【請求項150】
患者に3,000ppmを越える硫化水素を提供する、請求項148記載の方法。
【請求項151】
患者に硫化水素を約5分またはそれ未満提供する、請求項148記載の方法。
【請求項152】
患者に3,000ppmを越える硫化水素を約5分またはそれ未満提供する、請求項151記載の方法。
【請求項153】
患者に硫化水素を約3分またはそれ未満提供する、請求項152記載の方法。
【請求項154】
患者に硫化水素を連続的に提供する、請求項148記載の方法。
【請求項155】
患者に単回用量の硫化水素を提供する、請求項148記載の方法。
【請求項156】
患者に複数回用量の硫化水素を提供する、請求項148記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22A】
image rotate

【図22B】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38】
image rotate

【図39】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41】
image rotate

【図42】
image rotate

【図43】
image rotate


【公表番号】特表2008−538569(P2008−538569A)
【公表日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−507930(P2008−507930)
【出願日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/015158
【国際公開番号】WO2006/113914
【国際公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(506139369)フレッド ハッチンソン キャンサー リサーチ センター (11)
【Fターム(参考)】