説明

細胞の活性化および拡大の方法

本発明は概して、細胞を活性化および拡大する方法に関し、より詳細に述べると、劇的に高い密度を実現するために、そのような細胞の拡大を最大化する細胞を活性化および/または刺激する新規方法に関する。様々な態様において、細胞は、短期間に非常に高密度に活性化および拡大される。ある態様において、細胞は、短期間で非常に多数の細胞へ活性化および拡大される。本明細書の方法により活性化および拡大された細胞の組成物が更に提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
細胞表面部分の連結によりT細胞集団を活性化および拡大する方法であって、
a.少なくともそれらの一部がT細胞を含む細胞集団を提供する工程;
b.細胞集団を表面と接触する工程であって、ここで表面が、T細胞の第一のT細胞表面部分を連結する第一の物質をそれらに付着し、かつこの同表面および第二の表面が、T細胞の第二の部分に連結する第二の物質をそれらに付着し、ここで第一および第二の物質による連結が、該T細胞の増殖を誘導し、かつここで表面が、抗原特異的T細胞の少なくともひとつの集団が、約8日間に少なくとも約10倍拡大するような該表面の該細胞に対する比で存在する工程を含む、方法。
【請求項2】
比が、約1:1〜約1:100である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
比が、約1:5である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記または第三の表面が、T細胞の第三の部分に連結する第三の物質をそれらに付着し、ここで第一、第二、および第三の物質による連結が、T細胞の増殖を誘導する、請求項1記載の方法。
【請求項5】
第三の物質が、抗体またはそれらの抗体断片である、請求項4記載の方法。
【請求項6】
第三の物質が、抗4-1BB抗体またはそれらの抗体断片である、請求項5記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1種の物質が、抗体または抗体断片である、請求項1記載の方法。
【請求項8】
第一の物質が抗体またはそれらの断片であり、および第二の物質が抗体またはそれらの断片である、請求項7記載の方法。
【請求項9】
第一および第二の物質が、異なる抗体である、請求項7記載の方法。
【請求項10】
第一の物質が、抗CD3抗体、抗CD2抗体、または抗CD3抗体もしくは抗CD2抗体の抗体断片である、請求項7記載の方法。
【請求項11】
第二の物質が、抗CD28抗体またはそれらの抗体断片である、請求項7記載の方法。
【請求項12】
第一の物質が抗CD3抗体であり、および第二の物質が抗CD28抗体である、請求項7記載の方法。
【請求項13】
抗CD3抗体および抗CD28抗体が、約1:1から約1:100の比で存在する、請求項12記載の方法。
【請求項14】
第一の物質が抗CD3抗体であり、および第二の物質がCD28のリガンドである、請求項1記載の方法。
【請求項15】
リガンドが、CD28の天然型のリガンドである、請求項14記載の方法。
【請求項16】
天然型のリガンドがB7である、請求項14記載の方法。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか1項記載の方法により生成されたT細胞集団。
【請求項18】
請求項17記載のT細胞集団を患者に投与することを含む、癌の治療法。
【請求項19】
癌が、メラノーマ、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、ホジキン病、白血病、形質細胞増加症、肉腫、神経膠腫、胸腺腫、乳癌、前立腺癌、結腸直腸癌、腎臓癌、腎細胞癌、子宮癌、膵臓癌、食道癌、脳癌、肺癌、卵巣癌、子宮頚癌、精巣癌、胃癌、多発性骨髄腫、肝細胞癌、急性リンパ球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、および慢性リンパ球性白血病(CLL)からなる群より選択される、請求項18記載の方法。
【請求項20】
癌が、多発性骨髄腫を含む、請求項18記載の方法。
【請求項21】
癌が、CLLを含む、請求項18記載の方法。
【請求項22】
細胞表面部分連結により調節性T細胞集団を活性化および拡大する方法であって、
a.少なくともそれらの一部が調節性T細胞を含む細胞集団を提供する工程;
b.細胞集団を、表面と接触する工程であって、ここで表面が、調節性T細胞の第一のT細胞表面部分を連結する第一の物質をそれらに付着し、およびこの同表面または第二の表面が、調節性T細胞の第二の部分を連結する第二の物質をそれらに付着し、ここで第一および第二の物質による連結が、調節性T細胞の増殖を誘導する工程を含む、方法。
【請求項23】
第一の物質が抗CD3抗体であり、および第二の物質が抗CD28抗体である、請求項22記載の方法。
【請求項24】
下記工程の方法により活性化および拡大されたT細胞集団を含有する組成物:
a.少なくともそれらの一部がT細胞を含む細胞集団を提供する工程;
b.細胞集団を表面と接触する工程であって、ここで表面が、T細胞の第一のT細胞表面部分に連結する第一の物質をそれらに付着し、およびこの同表面または第二の表面が、T細胞の第二の部分に連結する第二の物質をそれらに付着し、ここで第一および第二の物質による連結が、該T細胞の増殖を誘導し、これにより該T細胞集団を活性化および拡大する工程であって;
ここで、(a)の該細胞集団が、個体の癌治療に関して遅れた時点で使用するために、健常個体から収集される、工程。
【請求項25】
少なくともそれらの一部がT細胞を含有する細胞集団が、個体の癌治療に関して後の時点で使用するために、健常個体から収集される、請求項1〜16および22のいずれか1項記載のT細胞集団を含有する組成物。
【請求項26】
癌が、メラノーマ、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、ホジキン病、白血病、形質細胞増加症、肉腫、神経膠腫、胸腺腫、乳癌、前立腺癌、結腸直腸癌、腎臓癌、腎細胞癌、子宮癌、膵臓癌、食道癌、脳癌、肺癌、卵巣癌、子宮頚癌、精巣癌、胃癌、食道癌、多発性骨髄腫、肝細胞癌、急性リンパ球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、および慢性リンパ球性白血病(CLL)からなる群より選択される、請求項24〜25のいずれか1項記載の組成物。
【請求項27】
癌が、多発性骨髄腫を含む、請求項26記載の方法。
【請求項28】
癌が、CLLを含む、請求項26記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17−1】
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【図17−2】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26A】
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【図26B】
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【図26C】
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【図26D】
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【図26E】
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【図26F】
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【図26G】
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【図26H】
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【図26I】
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【図26J】
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【図26K】
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【図26L】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34A】
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【図34B】
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【図34C】
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【図35】
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【公表番号】特表2006−516197(P2006−516197A)
【公表日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−501031(P2006−501031)
【出願日】平成16年1月20日(2004.1.20)
【国際出願番号】PCT/US2004/001349
【国際公開番号】WO2004/065590
【国際公開日】平成16年8月5日(2004.8.5)
【出願人】(505003137)エクサイト セラピーズ インコーポレーティッド (5)
【Fターム(参考)】