説明

組み合わせ商品検討装置またはその方法

【課題】 柔軟なコーディネイトを可能とする。
【解決手段】 第2表示制御手段16は、多視点画像データの代表画像を前記購入仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持させた状態で、指示された特定位置に前記商品の代表画像データを表示させる。演算手段19は、前記組み合わせ領域内商品記憶手段に記憶された各商品のうち、前記第1組み合わせ領域に存在する商品について、前記商品データ記憶手段から当該各商品の価格を読み出して、総価格を演算する。第3表示制御手段20は前記演算された総価格を表示手段21に表示させる。したがって、現実の店舗等ではできないような、同じ商品を別の商品に組み合わせた結果を比較することができる。またその料金も知ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、組み合わせ商品検討装置に関し、特に、柔軟な組み合わせ処理に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンピュータ上で複数の服を組み合わせて、コーディネイトできるオンラインショッピングシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−351017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、店舗にて現実に試着するやり方を機械化しただけなので、ユーザにとって十分な試着ができないという問題があった。
【0005】
かかる問題は、洋服の試着に限らず、複数の商品を組み合わせて購入するような場合にも同様である。
【0006】
この発明は、上記の問題点を解決して、組み合わせ商品検討装置またはその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明にかかる組み合わせ商品検討システムは、以下のサーバおよびクライアントを備えている。A)以下を備えたサーバ、a1)商品ID毎に、リスト表示用画像データおよび当該商品の価格を記憶する商品データ記憶手段、a2)商品ID毎に、代表画像および当該商品を前記代表画面と異なる視点から見た状態を示す多視点画像を記憶する多視点画像データ記憶手段、a3)クライアントから商品IDを特定した商品データ送信要求を受けると、前記商品データ記憶手段に記憶された商品IDに対応するリスト表示画像データおよび価格データを送信し、前記クライアントから多視点画像データ送信要求を受けると、前記多視点画像データ記憶手段に記憶された多視点画像データを送信する送信手段。B)以下を備えたクライアント、b1)操作者によって、商品を特定した仮決定命令が当たられると、前記サーバに対して、商品IDを特定した商品データ送信要求を与える商品データ送信要求手段、b2)前記サーバから、前記リスト表示画像データおよび当該商品の価格データを受信すると、これらを、当該商品IDと対応づけて記憶する仮決定商品記憶手段、b3)第1組み合わせ領域表示定義データ、第2組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データを記憶しており、これらの表示定義データに基づいて、表示手段に、第1組み合わせ領域、第2組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させる表示領域制御手段、b4)前記仮決定商品記憶手段に記憶された仮決定商品のリスト表示用画像データを読み出して、前記仮決定商品表示領域に表示する第1表示制御手段、b5)前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記第1組み合わせ領域または前記第2組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、当該商品の前記多視点画像データを、前記サーバに対して送信要求し、サーバから前記多視点画像データを受け取ると、当該商品の多視点画像データとして記憶する多視点画像データ取得手段、b6)前記多視点画像データの代表画像を前記購入仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持させた状態で、前記特定位置に前記商品の代表画像データを表示させる第2表示制御手段、b7)前記第2表示制御手段によって前記第1組み合わせ領域または、前記第2組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶する組み合わせ領域内商品記憶手段、b8)前記第1組み合わせ領域または前記第2組み合わせ領域内に表示された各商品について、操作者から別視点表示要求が与えられると、当該商品の代表画像を前記多視点画像データの他の画像データに差し替え表示する差し替え表示制御手段、b9)前記第1組み合わせ領域内および前記第2組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記第1、第2組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動表示するとともに、前記組み合わせ領域内商品記憶手段の当該商品に関するデータを変更する変更手段、b10)前記組み合わせ領域内商品記憶手段に記憶された各商品のうち、前記第1組み合わせ領域に存在する商品について、前記商品データ記憶手段から当該各商品の価格を読み出して、総価格を演算する演算手段、b11)前記演算された総価格を前記表示手段に表示させる第3表示制御手段。
前記第2表示制御手段により、前記仮決定商品表示領域に商品を表示状態のまま、前記仮決定商品表示領域における商品を前記第1、第2組み合わせ領域内の特定位置に配置することができる。また、前記変更手段により、前記第1、第2組み合わせ領域内に表示された商品を組み合わせ領域内の移動先位置を任意の位置に移動させることができる。また、前記第3表示制御手段により、前記第1組み合わせ領域に存在する商品について、前記商品データ記憶手段から当該各商品の価格を読み出して、総価格を演算することができる。
【0008】
これにより、現実の店舗等ではできないような、同じ商品を別の商品に組み合わせた結果を比較することができるとともに、組み合わせ段階で総価格を報知することができる。
【0009】
(2)本発明にかかる組み合わせ商品検討装置は、A)仮決定商品について、商品ID、画像データおよび価格を記憶する仮決定商品記憶手段、B)組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データを記憶しており、かかる表示定義データに基づいて、表示手段に、組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させる表示領域制御手段、C)前記仮決定商品記憶手段に記憶された仮決定商品の画像データを前記仮決定商品表示領域に表示する第1表示制御手段、D)前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、前記仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ、前記特定位置に前記商品の画像データを表示させる第2表示制御手段、E)前記第2表示制御手段によって前記組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶する組み合わせ領域内商品記憶手段、F)前記組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動させるとともに、前記組み合わせ領域内商品記憶手段の当該商品に関するデータを変更する変更手段を備えている。
【0010】
前記第2表示制御手段により、前記仮決定商品表示領域に商品を表示状態のまま、前記仮決定商品表示領域における商品を前記組み合わせ領域内の特定位置に配置することができる。また、前記変更手段により、この組み合わせ領域内に表示された商品を組み合わせ領域内の移動先位置を任意の位置に移動させることができる。これにより、現実の店舗等ではできないような、同じ商品を別の商品に組み合わせた結果を比較することができる。
【0011】
(3)本発明にかかる組み合わせ商品検討装置は、前記組み合わせ領域表示定義データは、第1組み合わせ領域表示定義データおよび、第2組み合わせ領域表示定義データを有しており、前記表示領域制御手段は、前記表示手段に、組み合わせ領域として、第1組み合わせ領域および第2組み合わせ領域を表示させ、前記第2表示制御手段は、前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記第1組み合わせ領域または前記第2組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、前記仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ、前記特定位置に前記商品の画像データを表示させ、前記組み合わせ領域内商品記憶手段は、前記組み合わせ領域の内、いずれの領域に表示されているかを区別可能に前記特定位置およびそのIDを記憶しており、さらに、以下を備えている。1)前記組み合わせ領域内商品記憶手段に記憶された各商品について、各商品の前記特定位置に基づいて、前記第1組み合わせ領域に存在する商品を特定し、前記商品データ記憶手段から前記第1組み合わせ領域に存在する商品の価格を読み出して、総価格を演算する演算手段、2)前記演算された総価格を前記表示手段に表示させる第3表示制御手段。
【0012】
前記第2表示制御手段により、前記仮決定商品表示領域に商品を表示状態のまま、前記仮決定商品表示領域における商品を前記第1、第2組み合わせ領域内の特定位置に配置することができる。また、前記変更手段により、前記第1、第2組み合わせ領域内に表示された商品を組み合わせ領域内の移動先位置を任意の位置に移動させることができる。また、前記第3表示制御手段により、前記第1組み合わせ領域に存在する商品について、前記商品データ記憶手段から当該各商品の価格を読み出して、総価格を演算することができる。
【0013】
これにより、現実の店舗等ではできないような、同じ商品を別の商品に組み合わせた結果を比較することができるとともに、組み合わせ段階で総価格を報知することができる。
【0014】
(4)本発明にかかる組み合わせ商品検討装置は、前記第1組み合わせ領域に存在する商品を特定した購入決定命令が与えられると、購入決定商品として記憶するとともに、前記仮決定商品表示領域に表示された商品のうち該当商品を、仮決定商品表示領域に表示された他の商品とは区別可能に表示する。これにより、購入済みの商品を操作者に報知することができる。
【0015】
(5)本発明にかかる組み合わせ商品検討装置は、前記第1組み合わせ領域にて商品を特定することなく購入決定命令が与えられると、前記第1組み合わせ領域に存する全商品を購入決定商品として記憶するとともに、この購入決定商品について決済処理を行う。これにより、組み合わせた複数の商品について組み合わせた状態で、総価格を把握できるとともに、そのまま決済処理が可能となる。
【0016】
(6)本発明にかかる組み合わせ商品検討方法は、コンピュータが以下の処理を実行する商品組み合わせ検討方法。A)予め記憶した組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データに基づいて、表示画面に、組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させ、B)操作者によって仮決定商品として決定された商品について、商品ID、画像データおよび価格を記憶しており、C)前記仮決定商品として決定された商品の画像データを前記仮決定商品表示領域に表示させ、D)前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、前記仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ、前記特定位置に前記商品の画像データを表示させ、E)前記組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶し、F)前記組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動させるとともに、前記記憶した当該商品に関するデータを変更する。
【0017】
したがって、前記仮決定商品表示領域に商品を表示状態のまま、前記仮決定商品表示領域における商品を前記組み合わせ領域内の特定位置に配置することができる。また、この組み合わせ領域内に表示された商品を組み合わせ領域内の移動先位置を任意の位置に移動させることができる。これにより、現実の店舗等ではできないような、同じ商品を別の商品に組み合わせた結果を比較することができる。
【0018】
(7)本発明にかかるプログラムは、コンピュータを以下の手段として機能させるためのプログラムである。A)仮決定商品について、商品ID、画像データおよび価格を記憶する仮決定商品記憶手段、B)組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データを記憶しており、かかる表示定義データに基づいて、表示手段に、組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させる表示領域制御手段、C)前記仮決定商品記憶手段に記憶された仮決定商品の画像データを前記仮決定商品表示領域に表示する第1表示制御手段、D)前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、前記仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ、前記特定位置に前記商品の画像データを表示させる第2表示制御手段、E)前記第2表示制御手段によって前記組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶する組み合わせ領域内商品記憶手段、F)前記組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動させるとともに、前記組み合わせ領域内商品記憶手段の当該商品に関するデータを変更する変更手段。
【0019】
したがって、前記仮決定商品表示領域に商品を表示状態のまま、前記仮決定商品表示領域における商品を前記組み合わせ領域内の特定位置に配置することができる。また、この組み合わせ領域内に表示された商品を組み合わせ領域内の移動先位置を任意の位置に移動させることができる。これにより、現実の店舗等ではできないような、同じ商品を別の商品に組み合わせた結果を比較することができる。
【0020】
なお、本明細書において、「リスト表示用画像データ」とは、実施形態では「商品表示画像」が該当する。「多視点画像」とは、「回転表示用の画像」が該当し、「代表画像」はそのうち「正面画像」が該当する。また、「仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ」とは実施形態では、フィッティングエリア50にドラッグアンドドロップした場合に、カートエリア55にそのまま表示されていることが該当する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】組み合わせ商品検討システム0の機能ブロック図である。
【図2】組み合わせ商品検討システム0を構成するサーバ1を、CPUを用いて実現したハードウェア構成の一例を示す図である。
【図3】組み合わせ商品検討システム0を構成するクライアント10を、CPUを用いて実現したハードウェア構成の一例を示す図である。
【図4】サーバ1に記憶された商品データベース、商品画像データのデータ構造を示す図である。
【図5】クライアント10に記憶されたデータのデータ構造を示す図である。
【図6】フィッティングエリア定義データ、コーディネイトエリア定義データである。
【図7】メインプログラム126pのフローチャートを示す図である。
【図8】商品選択処理のフローチャートである。
【図9】商品リスト表示画面を示す図である。
【図10】カートデータのデータ構造を示す図である。
【図11】コーディネイト処理の詳細フローチャートである。
【図12】コーディネイト画面を示す図である。
【図13】コーディネイト処理の詳細フローチャートである。
【図14】フィッティングエリアデータを示す図である。
【図15】総合計演算処理の詳細フローチャートである。
【図16】コーディネイト画面を示す図である。
【図17】コーディネイト画面を示す図である。
【図18】図11におけるフィッティングエリアでの選択処理の詳細フローチャートである。
【図19】商品操作ボタンを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明における実施形態について、図面を参照して説明する。
(1. 機能ブロック図)
図1に、本実施形態にかかる組み合わせ商品検討システム0の機能ブロック図を示す。組み合わせ商品検討システム0は、サーバ1およびクライアント10を備えている。
【0023】
サーバ1は、商品データ記憶手段3、別視点画像データ記憶手段4、送信手段5を備えている。
【0024】
商品データ記憶手段3は、商品ID毎に、リスト表示用画像データおよび当該商品の価格を記憶する。多視点画像データ記憶手段4は、商品ID毎に、代表画像および当該商品を前記代表画面と異なる視点から見た状態を示す多視点画像を記憶する。送信手段5は、クライアントから商品IDを特定した商品データ送信要求を受けると、前記商品データ記憶手段に記憶された商品IDに対応するリスト表示画像データおよび価格データを送信し、前記クライアントから多視点画像データ送信要求を受けると、前記多視点画像データ記憶手段に記憶された多視点画像データを送信する。
【0025】
クライアント10は、商品データ送信要求手段11、仮決定商品記憶手段12、表示領域制御手段13、第1表示制御手段14、多視点画像データ取得手段15、第2表示制御手段16、組み合わせ領域内商品記憶手段17、変更手段18、演算手段19、第3表示制御手段20、表示手段21、および差し替え表示制御手段22を備えている。
【0026】
商品データ送信要求手段11は、操作者によって、商品を特定した仮決定命令が当たられると、サーバ1に対して、商品IDを特定した商品データ送信要求を与える。仮決定商品記憶手段12は、サーバ1から、前記リスト表示画像データおよび当該商品の価格データを受信すると、これらを、当該商品IDと対応づけて記憶する。
【0027】
表示領域制御手段13は、第1組み合わせ領域表示定義データ、第2組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データを記憶しており、これらの表示定義データに基づいて、表示手段21に、第1組み合わせ領域、第2組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させる。第1表示制御手段14は仮決定商品記憶手段12に記憶された仮決定商品のリスト表示用画像データを読み出して、前記仮決定商品表示領域に表示する。多視点画像データ取得手段15は、前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記第1組み合わせ領域または前記第2組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、当該商品の前記多視点画像データを、サーバ1に対して送信要求し、サーバ1から前記多視点画像データを受け取ると、当該商品の多視点画像データとして記憶する。第2表示制御手段16は前記多視点画像データの代表画像を前記購入仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持させた状態で、前記特定位置に前記商品の代表画像データを表示させる。組み合わせ領域内商品記憶手段17は第2表示制御手段16によって前記第1組み合わせ領域または、前記第2組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶する。
【0028】
差し替え表示制御手段22は前記第1組み合わせ領域または前記第2組み合わせ領域内に表示された各商品について、操作者から別視点表示要求が与えられると、当該商品の代表画像を前記多視点画像データの他の画像データに差し替え表示する。変更手段18は、前記第1組み合わせ領域内および前記第2組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記第1、第2組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動表示するとともに、組み合わせ領域内商品記憶手段17の当該商品に関するデータを変更する。
【0029】
演算手段19は、前記組み合わせ領域内商品記憶手段に記憶された各商品のうち、前記第1組み合わせ領域に存在する商品について、前記商品データ記憶手段から当該各商品の価格を読み出して、総価格を演算する。第3表示制御手段20は前記演算された総価格を表示手段21に表示させる。
【0030】
(2.サーバ1の ハードウェア構成)
図1に示す組み合わせ商品検討システム1のサーバ1およびクライアント10のハードウェア構成について、図2、図3を用いて説明する。図2,図3は、サー1、クライアント10を、CPUを用いて構成したハードウェア構成の一例である。
【0031】
サーバ1は、CPU23、メモリ27、ハードディスク26、モニタ30、光学式ドライブ25、入力デバイス28(マウス28a,キーボード28b)、通信ボード24およびバスライン29を備えている。CPU23は、ハードディスク26に記憶された各プログラムにしたがいバスライン29を介して、各部を制御する。
【0032】
ハードディスク26は、オペレーティングシステムプログラム26o(以下OSと略す)、メインプログラム26pが記憶される。データ記憶部26k には、図1に示すようなテーブル構造にて、データが記憶される。
【0033】
本実施形態においては、オペレーティングシステムプログラム(OS)26oとして、LINUX(登録商標または商標)を採用したが、これに限定されるものではない。
【0034】
なお、上記各プログラムは、光学式ドライブ25を介して、プログラムが記憶されたCD−ROM25aから読み出されてハードディスク26にインストールされたものである。なお、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク(FD)、ICカード等のプログラムをコンピュータ可読の記録媒体から、ハードディスクにインストールさせるようにしてもよい。さらに、通信回線を用いてダウンロードするようにしてもよい。
【0035】
本実施形態においては、プログラムをCD−ROMからハードディスク26にインストールさせることにより、CD−ROMに記憶させたプログラムを間接的にコンピュータに実行させるようにしている。しかし、これに限定されることなく、CD−ROMに記憶させたプログラムを光学式ドライブ25から直接的に実行するようにしてもよい。なお、コンピュータによって、実行可能なプログラムとしては、そのままインストールするだけで直接実行可能なものはもちろん、一旦他の形態等に変換が必要なもの(例えば、データ圧縮されているものを、解凍する等)、さらには、他のモジュール部分と組合して実行可能なものも含む。
【0036】
ハードディスク26に記憶されたデータの構造について説明する。図4に商品データベース26sのデータ構造を示す。商品データベース26sは、商品コード、商品名、価格、詳細情報および商品表示画像で構成されている。また、商品画像データベース26gは、商品コード毎に回転表示用の画像が複数記憶されている。回転表示用の画像とは、複数の視点からの画像であり、たとえば、商品コード「10001」の商品名「ポロシャツ001」は、正面、背面、右側面、左側面、計4視点からの画像が記憶されている。
【0037】
なお、商品データベース26sにおける商品表示画像は、後述するリスト表示の際に用いる画像であり、本実施形態においては、回転表示用の画像とは別のものを記憶するようにしたが、いずれかに記憶しておき、共用するようにしてもよい。
【0038】
(3.クライアント10の ハードウェア構成)
クライアント10のハードウェア構成について図3を用いて説明する。クライアント10のハードウェア構成は、ハードディスク126に記憶されているプログラムおよび、データが異なる以外は、ほぼ同じであるので説明は省略する。
【0039】
ハードディスク126に記憶されたデータの構造について図5を用いて説明する。図5Aに商品リストデータ126sのデータ構造を示す。商品リストデータ126sは、サーバ1の商品データベース26s(図4A参照)から取得したものであり、そのため、両者は同様のデータ構造をしている。
【0040】
カートデータ126kは、後述するカートに入られた商品を記憶する領域であり、商品表示画像、商品コード、商品名、価格、詳細情報および購入フラグを有する。フィッティングエリアアイテムデータは、フィッティングエリアに配置された商品を記憶する領域であり、回転画像、商品コード、商品名、価格、配置位置、および詳細情報を有する。
【0041】
図6にエリア定義データを示す。本実施形態においては、フィッティングする領域として、フィッティングエリアと、このフィッティングエリア内に、料金計算をする対象領域であるコーディネイトエリアとが画面に表示される(後述)。エリア定義データは、後述するようにサーバから読み出した回転画像の配置、料金演算を行う場合に、かかる領域を決定するデータとして用いられる。
【0042】
(4.フローチャート)
クライアント10のメインプログラム126p(図3参照)に基づく処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。CPU123は、商品選択処理(ステップS1)、コーディネイト処理(ステップS3)、決済処理(ステップS5)を実行する。コーディネイト処理以外は、従来とほぼ同様である。
【0043】
商品選択処理の詳細について図8を用いて説明する。CPU123は、商品リスト126sから商品データを読み出して商品リスト表示を行う(図8ステップS11)。図9に表示された商品リストの一例を示す。
【0044】
この商品リストは、サーバ1の商品データベース26sから取得したものである。本実施形態においては、予め商品リストをサーバ1から取得しておくようにしたが、これはステップS11にて行うようにしてもよい。
【0045】
操作者は、商品エリア44に表示された商品のうち、購入予定商品があれば、これをカートエリア45にドラッグアンドドロップする。この場合、商品名「ポロシャツ001」がカートエリア45にドラッグアンドドロップされたものとして説明する。
【0046】
CPU123は、商品エリア44から、カートエリア45にドラッグアンドドロップされたか否かを判断しており(図8ステップS13)、カートエリア45にドラッグアンドドロップされると、現在のカートの内容をカートデータから取得する(ステップS17)。現在のカートデータは、図5Bに示すように空である。CPU123は既にカートデータに同一商品があるか否か判断する(図8ステップS19)。この場合、カートデータは空なので、存在しないと判断して、取得した商品情報から新たにカートデータを生成する(ステップS21)。これにより、図10Aに示すように、商品名「ポロシャツ001」がカートデータに追加される。
【0047】
CPU123は、商品名「ポロシャツ001」の商品画像pp001を商品リストデータ(図5A参照)から読み出して、カートエリア45に表示する(ステップS23)。
【0048】
以下、操作者が商品エリア44からカートエリア45にドラッグアンドドロップ処理をすることにより商品が追加される。以下では、図10Bに示すように、5つの商品がカートエリアに追加されて、商品選択処理(図7ステップS1)が終了したものとする。
【0049】
つぎに、CPU123は、コーディネイト処理を行う(図7ステップS3)。コーディネイト処理の詳細について、図11を用いて説明する。CPU123はコーディネイト画面を表示する(ステップS31)。
【0050】
図12にコーディネイト画面を示す。コーディネイト画面では、コーディネイトエリア51および補助エリア53で構成されたフィッティングエリア50と、カート領域55で構成される。コーディネイトエリア51には合計額表示領域59を有する。合計額表示領域59には、コーディネイトエリア51にドラッグアンドドロップされた商品の合計額が表示される。かかる処理については後述する。
【0051】
カートエリア55には、商品選択処理(図7ステップS1)で選択された商品が表示されている。また、カートエリア55にはゴミ箱57が表示されている。表示された商品をゴミ箱57にドラッグアンドドロップすることにより、カートエリア55から当該商品は削除される。
【0052】
CPU123は、イベントがあるか否か判断している(図11ステップS53)。イベントがあるとCPU123は、イベントの種類が、アイテムのフィッティングエリア内へのドロップイベントか、フィッティングエリアでの選択処理かを判断する(ステップS35)。以下では、商品名「ポロシャツ001」がカートエリア55からコーディネイトエリア51の座標p1(x1,y1)にドラッグアンドドロップされた場合について説明する。
【0053】
CPU123は、カートエリア55からのドロップか否かを判断する(図13ステップS41)。この場合、カートエリア55からのドロップであるので、その商品をフィッティングエリアアイテムデータに追加する(ステップS42)。これにより、商品名「ポロシャツ001」の商品コード、商品名、価格、配置位置、商品詳細情報がフィッティングエリアアイテムデータに追加される。なお、配置位置は、ドラッグアンドドロップされた位置の座標x1,y1を記憶する。
【0054】
CPU123はその商品の回転用画像をサーバ1から取得して記憶する(ステップS43)。具体的には商品IDを特定して回転画像データを送信するよう要求すればよい。サーバ1は、かかる要求があると、商品画像データベースを当該商品IDから検索して、送信する。クライアント10のCPU123はこれをフィッティングエリアアイテムデータに追加する。これにより図14Aに示すようにフィッティングエリアアイテムデータに、商品名「ポロシャツ001」の必要なデータが追加される。
【0055】
CPU123はドラッグアンドドロップされた商品の表示画面を指定された位置に表示する(ステップS44)。この場合、コーディネイトエリアの座標x1,y1に商品名「ポロシャツ001」が表示される。
【0056】
CPU123は、総合計演算処理を行う(ステップS49)。総合計演算処理
について、図15を用いて説明する。CPU123は、フィッティングエリア定義データを参照して、コーディネイトエリアの表示範囲(座標)を取得する(ステップS71)。この場合、図6Bに示すように、配置座標が(120,100)、レイヤー幅がw2、レイヤー高さがh2であるので、コーディネイトエリアは、領域「(120,100)〜(120+w2,100+h2)」となる。
【0057】
CPU123は合計額を0円にクリアする(ステップS73)。CPU123はコーディネイトエリアに配置された商品の情報をフィッティングエリアアイテムデータの先頭から取得する(ステップS75)。この場合、図14Aに示すように、先頭には、商品名「ポロシャツ001」が記憶されているので、かかる商品の情報が取得される。CPU123はステップS75にて取得した書品の配置位置をコーディネイトエリアの範囲と比較し、取得した商品がコーディネイトエリアの範囲内か否かを判断する(ステップS79)。座標x1,y1が領域「(120,100)〜(120+w2,100+h2)」にある場合であれば、商品名「ポロシャツ001」の商品価格「3000円」を合計値に加算する。
【0058】
CPU123はフィッティングエリアアイテムデータに次の商品があるか否か判断する(ステップS83)。この場合、図14Aに示すように、つぎの商品は存在しないので、合計額を合計額表示領域59に表示する(ステップS87)。これにより、図16に示すように、カートエリア55からコーディネイトエリア51内にドラッグアンドドロップされた商品名「ポロシャツ001」の正面画像が、ドロップされた位置に表示されると共に、合計額表示領域59にコーディネイトエリア51内に配置された商品の合計額3000円が表示される。
【0059】
以下、同様にして、図17に示すようにカートエリア55に表示された商品が、フィッティングエリア50内に表示される。図17の表示がされた場合のフィッティングエリアアイテムデータを図14Bに示す。この場合、コーディネイトエリア51には、3つの商品「ポロシャツ001」「パンツ001」「パンツ002」が配置されている。したがって、図15ステップS83にて、フィッティングエリアアイテムデータに次の商品があるとして、次のコーディネイトエリアアイテムデータを取得し(ステップS85)、ステップS79以下の処理を繰り返す。また、コーディネイトエリア51外に配置されている商品については、図15ステップS79にて、コーディネイトエリア外にあるとしてステップS81の処理がなされないため、合計額には影響しない。
【0060】
なお、操作者は、一旦、フィッティングエリア50に配置した商品について、
フィッティングエリア50内にて、自由に移動可能である。かかる処理について、説明する。CPU123は、イベントがあるか否か判断している(図11ステップS53)。イベントがあると、CPU123は、イベントの種類が、アイテムのフィッティングエリア内へのドロップイベントか、フィッティングエリアでの選択処理かを判断する(ステップS35)。この場合、ドロップイベントであるので、図13ステップS41に進み、CPU123は、カートエリア55からのドロップであるか判断する。この場合、カートエリア55からのドロップではないので、CPU123は、フィッティングエリア内でのドロップイベントであるか判断する(ステップS45)。この場合、フィッティングエリア内でのドロップイベントであるので、CPU123はドラッグアンドドロップされた商品の表示画像を指定された領域に移動とする(ステップS46)。そして、総合計演算処理を行う(ステップS49)。
【0061】
このようにして、カートエリア55に表示された商品については、自由に合計額が表示されるコーディネイトエリア51、または、料金表示に関係のない補助エリアに配置できる。かかるフィッティングエリア50での移動処理により、所望の商品を所望の位置に配置して、コーディネイトができるとともに、購入しようとする商品の総合計を報知することができる。
【0062】
また、本実施形態においては、カートエリア55からフィッティングエリア50にドラッグアンドドロップされても、カートエリア55には当該商品は表示されたままである。これにより、カートエリア55に表示された商品について、同じ商品をフィッティングエリア50の異なる位置に配置することができる。これにより、たとえば、同じシャツを複数枚購入する際には、カートエリア55からコーディネイトエリア51に複数回ドラッグアンドドロップをすることにより、予め総合計を知ることができる。たとえば、商品「ポロシャツ001」を2枚、「パンツ001」「パンツ002」を購入希望する場合、これらをコーディネイトエリア51に配置するようにすればよい。
【0063】
コーディネイト処理については、その他、「回転処理」、「削除処理」、および「商品購入処理」が存在する。かかる処理について図11および図18を用いて説明する。これらの処理は、操作者がフィッティングエリア50にて、特定の商品を選択(マウスでクリックなど)した場合である。
【0064】
CPU123はイベントがあるか否か判断しており(図11ステップS33)、フィッティングエリアでの選択処理がなされると、CPU123は、商品操作ボタンを表示する(図18ステップS51)。CPU123は、選択された商品がコーディネイトエリア内か否か判断し(ステップS52)、コーディネイトエリア内であれは、右回転、左回転ボタンを非表示とする(ステップS53)。
【0065】
すなわち、コーディネイトエリア外であれば、図19に示すような商品操作ボタンが表示される。本実施形態においては、購入決定ボタン81,詳細表示ボタン82、左回転ボタン83,右回転ボタン84、削除ボタン85を商品操作ボタンとして表示するようにした。
【0066】
CPU123は、商品操作ボタンが表示された状態で、削除ボタン85、購入決定ボタン81,詳細表示ボタン82、左回転ボタン83,右回転ボタン84のいずれかがクリックされた場合、対応する処理を行う(ステップS54〜ステップS62)。例えば、削除ボタン85がクリックされた場合、当該商品をフィッティングエリア50から削除する。左回転ボタン83,右回転ボタン84がクリックされた場合、回転用画像を読み出して、回転処理を行う。これにより、側面、背面などが表示される。また、購入決定ボタン81がクリックされる、当該商品を購入指定処理する。具体的には、購入されたものであることがわかるように、カートエリア55の表示が購入決定されていない商品と区別できるように表示される。また、当該商品は購入決定フラグ(図10参照)が「1」と記憶される。詳細表示ボタン82がクリックされた場合、図14に示す詳細データが表示される。
【0067】
コーディネイト処理が終了すると、決済処理を行う(図7ステップS5)。決済処理は、従来と同様に、購入決定フラグが「1」である商品をリスト表示し、サイズ、枚数、決済方法などを入力させればよい。
【0068】
本実施形態においては、以上のように、カートに商品を入れた段階では、総合計額計算処理を行わず、さらに、組み合わせ決定領域については、総合計演算する領域としない領域を設けている。これにより、組み合わせ決定時にも、総計演算と組み合わせ処理とを独立して扱うことが可能となる。また、組み合わせ領域においてもこれは組み合わせた場合の総計を表示しているだけであり、購入処理とは独立させている。したがって、購入しようとする複数の商品を任意に組み合わせた場合の総合計を操作者に報知することができる。
【0069】
このように、カートエリアにドラッグアンドドロップしても、コーディネイト処理する段階までは、総合計を計算せず、組み合わせ処理においても、コーディネイトエリア内に配置した商品のみ総計を演算することにより、自由なコーディネイトが可能となる。
【0070】
(5. その他の実施形態)
本実施形態においては、商品毎に図19に示す購入決定ボタン81で購入決定をしている。しかしこれに限定されず、コーディネイトエリア51内に一括購入ボタンを設け、コーディネイトエリア51内配置された商品については、これを押すと、すべて購入決定されるようにしてもよい。その際、同じ商品がある場合には、枚数を記憶して、決済処理を行うようにしてもよい。これにより決済処理で枚数指定をする必要がなくなる。
【0071】
また、コーディネイトエリア51にどの商品が存在するのかについて、リスト表示するようにしてもよい。この場合、同じものが複数枚ある場合、これを複数リスト表示してもよいし、リストには1枚だけ表示して、購入希望数を入力できるボックスを表示して、そこに購入希望数を入力させるようにしてもよい。
【0072】
本実施形態においては、図13ステップS49の総合計演算処理は、移動があった場合には、全ての商品について、存在するか否かを判断するようにしているが、コーディネイトエリアに存在するか否かを示すフラグを立てておき、このフラグが変更されたものだけを検討対象とするようにしてもよい。
【0073】
本実施形態においては、カートデータの商品画像については、商品選択画面のサムネイル表示用と異なる物を採用したが、同じ画像を共用してもよい。また、また、回転用画像については、サーバ1からダウンロードしたときに、一旦キャッシュしておき、同じ商品の回転画像であれば、キャッシュしているデータを採用するようにしてもよい。
【0074】
本実施形態においては、クライアント10に予め商品リストを送信する場合について説明したが、必要な段階でサーバ1からダウンロードするようにしてもよい。この場合、サーバ1は、クライアント10から商品IDを特定した商品データ送信要求を受けると、商品データ記憶手段に記憶された商品IDに対応するリスト表示画像データおよび価格データを送信し、クライアント10から多視点画像データ送信要求を受けると、多視点画像データ記憶手段に記憶された多視点画像データを送信することとなる。
【0075】
本実施形態においては、各商品の画像データベースに記憶されている画像データは、視点の方向、数が商品によって異なる場合について説明した。しかし、これに限定されず、視点の方向、数をそろえておくことにより、フィッティングエリア内での複数商品を組み合わせ状態で、一斉回転させることもできる。たとえば、正面、右側面、背面、左側面の4つとしておくことにより、まとめて回転指示をすることができる。
【0076】
なお、本実施形態においては、図8ステップS23では、商品リストデータに画像を用いたが、サーバ1から画像データを取得するようにしてもよい。
【0077】
本実施形態においては、専用プログラムをクライアントに予め送信して、インストールすることにより、上記処理を実行するようにしたが、サーバで全て画面を作成して、クライアントでは表示および入力のみ行うようにしてもよい。また、専用プログラムについては、一部をAdobe社製の「Flash Player」(商標)などのプログラムで構成するようにしてもよい。この場合、あらかじめ、サーバからクライアントにスクリプトおよび表示のためのデータを送っておいてもよく、必要な段階でこれらのデータを送るようにしてもよい。
【0078】
また、クライアントコンピュータを携帯電話で構成してもよい。
【0079】
上記実施形態においては、図1に示す機能を実現するために、CPU123を用い、ソフトウェアによってこれを実現している。しかし、その一部もしくは全てを、ロジック回路などのハードウェアによって実現してもよい。なお、プログラムの一部の処理を、オペレーティングシステム(OS)にさせるようにしてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下のサーバおよびクライアントを備えた組み合わせ商品検討システム。
A)以下を備えたサーバ、
a1)商品ID毎に、リスト表示用画像データおよび当該商品の価格を記憶する商品データ記憶手段、
a2)商品ID毎に、代表画像および当該商品を前記代表画面と異なる視点から見た状態を示す多視点画像を記憶する多視点画像データ記憶手段、
a3)クライアントから商品IDを特定した商品データ送信要求を受けると、前記商品データ記憶手段に記憶された商品IDに対応するリスト表示画像データおよび価格データを送信し、前記クライアントから多視点画像データ送信要求を受けると、前記多視点画像データ記憶手段に記憶された多視点画像データを送信する送信手段、
B)以下を備えたクライアント、
b1)操作者によって、商品を特定した仮決定命令が当たられると、前記サーバに対して、商品IDを特定した商品データ送信要求を与える商品データ送信要求手段、
b2)前記サーバから、前記リスト表示画像データおよび当該商品の価格データを受信すると、これらを、当該商品IDと対応づけて記憶する仮決定商品記憶手段、
b3)第1組み合わせ領域表示定義データ、第2組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データを記憶しており、これらの表示定義データに基づいて、表示手段に、第1組み合わせ領域、第2組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させる表示領域制御手段、
b4)前記仮決定商品記憶手段に記憶された仮決定商品のリスト表示用画像データを読み出して、前記仮決定商品表示領域に表示する第1表示制御手段、
b5)前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記第1組み合わせ領域または前記第2組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、当該商品の前記多視点画像データを、前記サーバに対して送信要求し、サーバから前記多視点画像データを受け取ると、当該商品の多視点画像データとして記憶する多視点画像データ取得手段、
b6)前記多視点画像データの代表画像を前記購入仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持させた状態で、前記特定位置に前記商品の代表画像データを表示させる第2表示制御手段、
b7)前記第2表示制御手段によって前記第1組み合わせ領域または、前記第2組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶する組み合わせ領域内商品記憶手段、
b8)前記第1組み合わせ領域または前記第2組み合わせ領域内に表示された各商品について、操作者から別視点表示要求が与えられると、当該商品の代表画像を前記多視点画像データの他の画像データに差し替え表示する差し替え表示制御手段、
b9)前記第1組み合わせ領域内および前記第2組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記第1、第2組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動表示するとともに、前記組み合わせ領域内商品記憶手段の当該商品に関するデータを変更する変更手段、
b10)前記組み合わせ領域内商品記憶手段に記憶された各商品のうち、前記第1組み合わせ領域に存在する商品について、前記商品データ記憶手段から当該各商品の価格を読み出して、総価格を演算する演算手段、
b11)前記演算された総価格を前記表示手段に表示させる第3表示制御手段。
【請求項2】
仮決定商品について、商品ID、画像データおよび価格を記憶する仮決定商品記憶手段、
組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データを記憶しており、かかる表示定義データに基づいて、表示手段に、組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させる表示領域制御手段、
前記仮決定商品記憶手段に記憶された仮決定商品の画像データを前記仮決定商品表示領域に表示する第1表示制御手段、
前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、前記仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ、前記特定位置に前記商品の画像データを表示させる第2表示制御手段、
前記第2表示制御手段によって前記組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶する組み合わせ領域内商品記憶手段、
前記組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動させるとともに、前記組み合わせ領域内商品記憶手段の当該商品に関するデータを変更する変更手段、
を備えた組み合わせ商品検討装置。
【請求項3】
請求項2の組み合わせ商品検討装置において、
前記組み合わせ領域表示定義データは、第1組み合わせ領域表示定義データおよび、第2組み合わせ領域表示定義データを有しており、
前記表示領域制御手段は、前記表示手段に、組み合わせ領域として、第1組み合わせ領域および第2組み合わせ領域を表示させ、
前記第2表示制御手段は、前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記第1組み合わせ領域または前記第2組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、前記仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ、前記特定位置に前記商品の画像データを表示させ、
前記組み合わせ領域内商品記憶手段は、前記組み合わせ領域の内、いずれの領域に表示されているかを区別可能に前記特定位置およびそのIDを記憶しており、
さらに、以下を備えたこと、
前記組み合わせ領域内商品記憶手段に記憶された各商品について、各商品の前記特定位置に基づいて、前記第1組み合わせ領域に存在する商品を特定し、前記商品データ記憶手段から前記第1組み合わせ領域に存在する商品の価格を読み出して、総価格を演算する演算手段、
前記演算された総価格を前記表示手段に表示させる第3表示制御手段、
を特徴とする組み合わせ商品検討装置。
【請求項4】
請求項3の組み合わせ商品検討装置において、
前記第1組み合わせ領域に存在する商品を特定した購入決定命令が与えられると、購入決定商品として記憶するとともに、前記仮決定商品表示領域に表示された商品のうち該当商品を、仮決定商品表示領域に表示された他の商品とは区別可能に表示すること、
を特徴とする組み合わせ商品検討装置。
【請求項5】
請求項3の組み合わせ商品検討装置において、
前記第1組み合わせ領域にて商品を特定することなく購入決定命令が与えられると、前記第1組み合わせ領域に存する全商品を購入決定商品として記憶するとともに、この購入決定商品について決済処理を行うこと、
を特徴とする組み合わせ商品検討装置。
【請求項6】
コンピュータが以下の処理を実行する商品組み合わせ検討方法。
予め記憶した組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データに基づいて、表示画面に、組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させ、
操作者によって仮決定商品として決定された商品について、商品ID、画像データおよび価格を記憶しており、
前記仮決定商品として決定された商品の画像データを前記仮決定商品表示領域に表示させ、
前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、前記仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ、前記特定位置に前記商品の画像データを表示させ、
前記組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶し、
前記組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動させるとともに、前記記憶した当該商品に関するデータを変更する。
【請求項7】
コンピュータを以下の手段として機能させるためのプログラム。
仮決定商品について、商品ID、画像データおよび価格を記憶する仮決定商品記憶手段、
組み合わせ領域表示定義データ、および仮決定商品表示領域表示定義データを記憶しており、かかる表示定義データに基づいて、表示手段に、組み合わせ領域、および仮決定商品表示領域を表示させる表示領域制御手段、
前記仮決定商品記憶手段に記憶された仮決定商品の画像データを前記仮決定商品表示領域に表示する第1表示制御手段、
前記仮決定商品表示領域に表示されたいずれかの商品について、前記組み合わせ領域内の特定位置を指定した配置命令が与えられると、前記仮決定商品表示領域における商品の表示状態を維持しつつ、前記特定位置に前記商品の画像データを表示させる第2表示制御手段、
前記第2表示制御手段によって前記組み合わせ領域内に表示された各商品について、前記特定位置およびそのIDを記憶する組み合わせ領域内商品記憶手段、
前記組み合わせ領域内に表示された商品に対して、前記組み合わせ領域内の移動先位置を指定した移動命令が与えられると、前記移動先位置に当該商品を移動させるとともに、前記組み合わせ領域内商品記憶手段の当該商品に関するデータを変更する変更手段。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate


【公開番号】特開2011−44053(P2011−44053A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−192735(P2009−192735)
【出願日】平成21年8月24日(2009.8.24)
【出願人】(509238063)プレイス株式会社 (1)