組み替え・着せ替えブラジャー

【課題】これまでのブラジャーは胸のカップ部、ベルト部、ホック部が一体構造で生産され、使用者へ提供されていたため、下着メーカはアンダーバストサイズ、トップサイズより一般規格製品サイズの商品化を行い、使用者はその規格サイズの内、自分に一番近いサイズを選定していた。従い、サイズ調整はベルト部にあるフック止め位置とストラップの長さ調整だけで行っていた。
また、より適合したものを選定したい場合は、オーダメイドすることは可能であるが、高額なものとなっていた。
従い、使用者は満足いくブラジャー選定は容易ではなかった。
【解決手段】
使用者の予算やフィットしたブラジャーを満足し購入／使用して頂くためにブラジャー構造をパーツ構造とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はブラジャー構造を各パーツを組み合わせる構造とすることで、使用者の体に合わせやすく、デザインも自由に着せ替えられるものとするものです。
【背景技術】
【０００２】
特許文献を調査しましたが、探すことが出来ませんでした。
従い、記載する文献はありません。
【特許文献１】
【特許文献２】
【非特許文献１】
【非特許文献２】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これまでのブラジャー（ストラップ部を除く）は一体構造であり、自分にフィットするサイズを選ぶとデザインが気に入らない、デザインを優先すると価格が高いなど選定の自由度が限定される事があった。
また、一部が破損すると使用出来なくなる場合が有り、修理も出来ず廃棄となっていた。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
この課題を解決する請求項１の発明は、ブラジャー構造をパーツ構造とし、使用者がパーツを組み合わせて使用する構造とすることで、パーツ交換による修理を可能とする。
【０００５】
この課題を解決する請求項２の発明は、ベースカップ部の連結スペーサを設け、さらに間隔調整機能を持たせることにより、胸のホールド状態を調節可能とする構造とする。
【０００６】
この課題を解決する請求項３の発明は、連結スペーサによる調整が安定するよう、抜け防止構造を持たせる。
【０００７】
この課題を解決する請求項４の発明は、ベースカップ部とベースベルト部は容易に脱着可能な連結具により組み合わせるものとする。
【０００８】
この課題を解決する請求項５の発明は、ベースカップ部とベースベルト部の接続に遊びを持たせることで、体の動きにフィットしやすく、ずれ防止を兼ねる。
【０００９】
この課題を解決する請求項６の発明は、ストラップ取付け位置とベースカップ間隔の調整が任意に出来ることにより、胸のホールド感及びストラップのずれ防止を行うことが出来る。
【００１０】
この課題を解決する請求項７の発明は、デザイン部を取外せる構造とすることで自由に着せ替えが出来ることはもとより、洗濯時の素材の痛み防止が効果的で気に入ったデザインを長く使用することが可能となる。
また、ベースカップ部がデザインに影響されないため、ホールド機能の強化、季節毎の素材の選定、ベース部とデザイン部にスペースを持たせることでクーラ効果も可能となる。
【００１１】
この課題を解決する請求項８の発明は、デザインカップ部の脱着が簡単で形が崩れないように、カップ部の底辺はワイヤー構造とし、バネ作用によりフック機能がより強く働くものとする。
【発明の効果】
【００１２】
使用者が体に適合するブラジャーを自分で調整し、使用することが出来る。
【００１３】
使用者が少ない予算で破損を修理できる。またそれだけ長く使用できる。
【００１４】
使用者が好きなデザインを自由に選べ、また長く使用することが出来る。
【００１５】
新規市場の展開が見込める。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
ブラジャーをパーツ構成にし、各パーツ単位のサイズや調整機能を多くすることで、使用者の体型により適合したブラジャーを提供することが出来る。
尚、パーツ連結部は洗濯時に容易に分解することが出来るようにし、洗濯などによる痛みを最小限に出来る構造とする。
【図面の簡単な説明】
【００１７】
【図１】本発明のブラジャー全体構造を記す。
【図２】ベースカップ部とベースベルト部の接続方法について記す。
【図３】ベースカップ左右間のスペーサ構造について記す。
【図４】デザインカップ部の取り付け方法について、その構造を記す。
【符号の説明】
【００１８】
１ベースカップ左
２ベースカップ右
３ベースカップ接続用スペーサ
４ベースベルト左
５ベースベルト右
６ベースカップ、ベースベルト連結具
７ストラップ
８デザインカップ左
９デザインカップ右
１０デザインスペーサ
１１デザインベルト左
１２デザインベルト右
１３ベースカップ、ベースベルト連結具用キャップ
１４ベースカップ、ベースベルト連結具用キャップ間伸縮素材
１５ストラップ調整用複数ストッパ
１６ベースカップ接続用スペーサの調整部（受け側）
１７ベースカップ接続部
１８デザインカップ底部のワイヤー部
１９デザインカップ部のフック部

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ブラジャー構造をパーツ部品を組合わせて使用する構造とする。
【請求項２】
左右の胸の幅を調節するために、連結用スペーサに調整機能を持たせる。
【請求項３】
連結スペーサの連結部には抜け防止機能を持たせる。
【請求項４】
ベースカップ部とベースベルト間は容易に脱着可能な連結具により結合出来る。
【請求項５】
ベースカップ部とベースベルト部の連結に使用する金具を固定するキャップは、連結ポイントの遊びを持たせるために、伸縮性のある素材でキャップ部をつないだものとする。
【請求項６】
ストラップ取付け位置を任意に変更できるように複数個持たせ、連結スペーサの間隔とストラップ取付け位置により、着用時の胸のホールド感を調整できるものとする。
【請求項７】
デザイン部を取外せる構造とし、自由に着せ替えが出来るものとする。
【請求項８】
デザインカップとベースカップ部の接続は、デザインカップの底部分をワイヤーなどの円構造とし、バネ作用を利用できるものとする。
装着時にデザインカップをたわませ、ベースカップ部にフックを引っ掛けれるものとする。引っ掛けた後はバネ作用でフックに力が掛かり外れない構造とする。

【図１】