説明

組成物

【課題】高輝度で発光する電界発光素子を与えることのできる組成物を提供する。
【解決手段】式(1)で表される構造単位、及び式(20)で表される構造単位等からなる群から選ばれる1種以上の構造単位を有する高分子化合物と、式(23)で表されるイオン性化合物とを含む組成物。




(M3a5(Z3b1(23)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)で表される構造単位、式(3)で表される構造単位、式(5)で表される構造単位、式(16)で表される構造単位、式(18)で表される構造単位、式(20)で表される構造単位及び式(22)で表される構造単位からなる群から選ばれる1種以上の構造単位を有する高分子化合物と、
式(23)で表されるイオン性化合物と
を含む組成物。
【化1】


(式(1)中、R1は、式(2)で表される基を含む1価の基である。Ar1は、R1以外の置換基を有していてもよい(2+n1)価の芳香族基である。n1は、1以上の整数である。複数個のR1が存在する場合、各々のR1は互いに同一でも異なっていてもよい。)
−R2−{(Q1n2−Y1(M1a1m1 (2)
(式(2)中、R2は、単結合、又は、(1+m1)価の有機基である。Q1は、2価の有機基である。Y1は、−CO2-、−SO3-、−SO2-、−PO32-又は−B(Rα3-である。M1は、金属カチオン又は置換基を有していてもよいアンモニウムカチオンである。n2は、0以上の整数である。a1は、1以上の整数である。但し、a1は、式(2)で表される基の電荷が0となるように選択される。Rαは、置換基を有していてもよい炭素原子数1〜30のアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素原子数6〜50のアリール基である。各々のRαは、互いに同一でも異なっていてもよい。m1は、1以上の整数である。但し、R2が単結合である場合、m1は1である。複数個のQ1が存在する場合、各々のQ1は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のY1が存在する場合、各々のY1は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のM1が存在する場合、各々のM1は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のn2が存在する場合、各々のn2は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のa1が存在する場合、各々のa1は互いに同一でも異なっていてもよい。)
【化2】


(式(3)中、R3は、式(4)で表される基を含む1価の基である。Ar2は、R3以外の置換基を有していてもよい(2+n3)価の芳香族基である。n3は、1以上の整数である。複数個のR3が存在する場合、各々のR3は互いに同一でも異なっていてもよい。)
−R4−{(Q2n4−Y2(M2a2m2 (4)
(式(4)中、R4は、単結合、又は、(1+m2)価の有機基である。Q2は、2価の有機基である。Y2は、カルボカチオン、アンモニウムカチオン、ホスホニウムカチオン、スルホニウムカチオン又はヨードニウムカチオンである。M2は、F-、Cl-、Br-、I-、OH-、B(Rb4-、RbSO3-、RbCOO-、ClO-、ClO2-、ClO3-、ClO4-、SCN-、CN-、NO3-、HSO4-、H2PO4-、BF4-又はPF6-である。n4は、0以上の整数である。a2は、1である。Rbは、置換基を有していてもよい炭素原子数1〜30のアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素原子数6〜50のアリール基である。複数個のRbが存在する場合、各々のRbは、互いに同一でも異なっていてもよい。m2は、1以上の整数である。但し、R4が単結合である場合、m2は、1である。複数個のQ2が存在する場合、各々のQ2は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のY2が存在する場合、各々のY2は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のM2が存在する場合、各々のM2は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のn4が存在する場合、各々のn4は互いに同一でも異なっていてもよい。)
【化3】


(式(5)中、R5は、式(6)で表される基を含む1価の基である。Ar3は、R5以外の置換基を有していてもよい(2+n5)価の芳香族基である。n5は、1以上の整数である。複数個のR5が存在する場合、各々のR5は互いに同一でも異なっていてもよい。)
−R6−{(Q3n6−Y3m3 (6)
(式(6)中、R6は、単結合、又は、(1+m3)価の有機基である。Q3は、2価の有機基である。Y3は、シアノ基又は式(7)〜(15)のいずれかで表される基である。n6は、0以上の整数である。m3は、1以上の整数である。但し、R6が単結合である場合、m3は、1である。複数個のQ3が存在する場合、各々のQ3は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のY3が存在する場合、各々のY3は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のn6が存在する場合、各々のn6は互いに同一でも異なっていてもよい。)
−O−(R’O)a3−R’’ (7)
【化4】


−S−(R’S)a4−R’’ (9)
−C(=O)−(R’−C(=O))a4−R’’ (10)
−C(=S)−(R’−C(=S))a4−R’’ (11)
−N{(R’)a4R’’}2 (12)
−C(=O)O−(R’−C(=O)O)a4−R’’ (13)
−C(=O)O−(R’O)a4−R’’ (14)
−NHC(=O)−(R’NHC(=O))a4−R’’ (15)
(式(7)〜(15)中、R’は、置換基を有していてもよい2価の炭化水素基である。R’’は、水素原子、置換基を有していてもよい1価の炭化水素基、カルボキシル基、スルホ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、−NRc2、シアノ基又は−C(=O)NRc2である。R’’’は、置換基を有していてもよい3価の炭化水素基である。a3は、1以上の整数である。a4は、0以上の整数である。Rcは、置換基を有していてもよい炭素原子数1〜30のアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素原子数6〜50のアリール基である。各々のRcは、互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のR’が存在する場合、各々のR’は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のR’’が存在する場合、各々のR’’は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のa4が存在する場合、各々のa4は互いに同一でも異なっていてもよい。)
【化5】


(式(16)中、R7は、式(17)で表される基を含む1価の基である。Ar4は、R7以外の置換基を有していてもよい(2+n7)価の芳香族基である。n7は、1以上の整数である。複数個のR7が存在する場合、各々のR7は互いに同一でも異なっていてもよい。)
【化6】


(式(17)中、R8は、(1+m4+m5)価の有機基である。Q1、Q3、Y1、M1、Y3、n2、a1及びn6は、前述と同じ意味である。m4及びm5は、それぞれ独立に1以上の整数である。複数個のQ1が存在する場合、各々のQ1は相互に同一でも異なっていてもよい。複数個のQ3が存在する場合、各々のQ3は相互に同一でも異なっていてもよい。複数個のY1が存在する場合、各々のY1は相互に同一でも異なっていてもよい。複数個のM1が存在する場合、各々のM1は相互に同一でも異なっていてもよい。複数個のY3が存在する場合、各々のY3は相互に同一でも異なっていてもよい。複数個のn2が存在する場合、各々のn2は相互に同一でも異なっていてもよい。複数個のa1が存在する場合、各々のa1は相互に同一でも異なっていてもよい。複数個のn6が存在する場合、各々のn6は相互に同一でも異なっていてもよい。)
【化7】


(式(18)中、R9は、式(19)で表される基を含む1価の基であり、Ar5は、R9以外の置換基を有していてもよい(2+n8)価の芳香族基である。n8は、1以上の整数である。複数個のR9が存在する場合、各々のR9は相互に同一でも異なっていてもよい。)
【化8】


(式(19)中、R10は、(1+m6+m7)価の有機基である。Q2、Q3、Y2、M2、Y3、n4、a2及びn6は、前述と同じ意味である。m6及びm7は、それぞれ独立に1以上の整数である。複数個のQ2が存在する場合、各々のQ2は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のQ3が存在する場合、各々のQ3は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のY2が存在する場合、各々のY2は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のM2が存在する場合、各々のM2は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のY3が存在する場合、各々のY3は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のn4が存在する場合、各々のn4は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のn6が存在する場合、各々のn6は互いに同一でも異なっていてもよい。)
【化9】


(式(20)中、R11は、前記式(2)で表される基又は前記式(17)で表される基を含む1価の基である。R12は、式(21)で表される基を含む1価の基である。Ar6は、R11及びR12以外の置換基を有していてもよい(2+n9+n10)価の芳香族基である。n9及びn10は、それぞれ独立に1以上の整数である。複数個のR11が存在する場合、各々のR11は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のR12が存在する場合、各々のR12は互いに同一でも異なっていてもよい。)
−R13−{(Q3n6−Y3m8 (21)
(式(21)中、R13は、単結合、又は、(1+m8)価の有機基である。Q3、Y3及びn6は、前述と同じ意味である。m8は、1以上の整数である。但し、R13が単結合である場合、m8は、1である。複数個のQ3が存在する場合、各々のQ3は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のY3が存在する場合、各々のY3は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のn6が存在する場合、各々のn6は互いに同一でも異なっていてもよい。)
【化10】


(式(22)中、R14は、前記式(4)で表される基又は前記式(19)で表される基を含む1価の基である。R15は、前記式(21)で表される基を含む1価の基である。Ar7は、R14及びR15以外の置換基を有していてもよい(2+n11+n12)価の芳香族基である。n11及びn12は、それぞれ独立に1以上の整数である。複数個のR14が存在する場合、各々のR14は互いに同一でも異なっていてもよい。複数個のR15が存在する場合、各々のR15は互いに同一でも異なっていてもよい。)
(M3a5(Z3b1 (23)
(式(23)中、M3は、金属カチオン又は置換基を有していてもよいアンモニウムカチオンである。Z3は、F-、Cl-、Br-、I-、OH-、B(Rp4-、RpSO3-、RpCOO-、Rp-、ClO-、ClO2-、ClO3-、ClO4-、SCN-、CN-、NO3-、CO32-、SO42-、HSO4-、PO43-、HPO42-、H2PO4-、BF4-又はPF6-である。a5は、1以上の整数である。b1は、1以上の整数である。但し、a5及びb1は、式(23)で表されるイオン性化合物の電荷が0となるように選択される。Rpは、置換基を有していてもよい1価の有機基である。複数個のRpが存在する場合、各々のRpは互いに同一でも異なっていてもよい。)
【請求項2】
Ar1で表される(2+n1)価の芳香族基が、式1〜4、6、13〜15、19、21、23、31〜33、43、46、47又は51で表される環から水素原子を(2+n1)個除いた基である、請求項1に記載の組成物。
【化11】

【請求項3】
Ar1で表される(2+n1)価の芳香族基が、式1’、3’、6’、13’〜15’、21’、23’、33’、43’、46’又は47’で表される基からn1個の水素原子を除いた基である、請求項2に記載の組成物。
【化12】

【請求項4】
Ar2で表される(2+n3)価の芳香族基が、式1〜4、6、13〜15、19、21、23、31〜33、43、46、47又は51で表される環から水素原子を(2+n3)個除いた基である、請求項1に記載の組成物。
【化13】

【請求項5】
Ar2で表される(2+n3)価の芳香族基が、式1’、3’、6’、13’〜15’、21’、23’、33’、43’、46’又は47’で表される基からn3個の水素原子を除いた基である、請求項4に記載の組成物。
【化14】

【請求項6】
Ar3で表される(2+n5)価の芳香族基が、式1〜4、6、13〜15、19、21、23、31〜33、43、46、47又は51で表される環から水素原子を(2+n5)個除いた基である、請求項1に記載の組成物。
【化15】

【請求項7】
Ar3で表される(2+n5)価の芳香族基が、式1’、3’、6’、13’〜15’、21’、23’、33’、43’、46’又は47’で表される基からn5個の水素原子を除いた基である、請求項6に記載の組成物。
【化16】

【請求項8】
Ar4で表される(2+n7)価の芳香族基が、式1〜4、6、13〜15、19、21、23、31〜33、43、46、47又は51で表される環から水素原子を(2+n7)個除いた基である、請求項1に記載の組成物。
【化17】

【請求項9】
Ar4で表される(2+n7)価の芳香族基が、式1’、3’、6’、13’〜15’、21’、23’、33’、43’、46’又は47’で表される基からn7個の水素原子を除いた基である、請求項8に記載の組成物。
【化18】

【請求項10】
Ar5で表される(2+n8)価の芳香族基が、式1〜4、6、13〜15、19、21、23、31〜33、43、46、47又は51で表される環から水素原子を(2+n8)個除いた基である、請求項1に記載の組成物。
【化19】

【請求項11】
Ar5で表される(2+n8)価の芳香族基が、式1’、3’、6’、13’〜15’、21’、23’、33’、43’、46’又は47’で表される基からn8個の水素原子を除いた基である、請求項10に記載の組成物。
【化20】

【請求項12】
Ar6で表される(2+n9+n10)価の芳香族基が、式1〜4、13〜15、19、21、23、31〜33、43、46、47又は51で表される環から水素原子を(2+n9+n10)個除いた基である、請求項1に記載の組成物。
【化21】

【請求項13】
Ar6で表される(2+n9+n10)価の芳香族基が、式1’、3’、13’〜15’、21’、23’、33’、43’、46’又は47’で表される基から(n9+n10)個の水素原子を除いた基である、請求項12に記載の組成物。
【化22】

【請求項14】
Ar7で表される(2+n11+n12)価の芳香族基が、式1〜4、13〜15、19、21、23、31〜33、43、46、47又は51で表される環から水素原子を(2+n11+n12)個除いた基である、請求項1に記載の組成物。
【化23】

【請求項15】
Ar7で表される(2+n11+n12)価の芳香族基が、式1’、3’、13’〜15’、21’、23’、33’、43’、46’又は47’で表される基から(n11+n12)個の水素原子を除いた基である、請求項14に記載の組成物。
【化24】

【請求項16】
前記M3がアルカリ金属カチオン又はアルカリ土類金属カチオンである、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項17】
前記組成物中に含まれる式(23)で表されるイオン性化合物の割合が、前記組成物中に含まれる高分子化合物の重量に対して0.1〜100重量%である、請求項1から16のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項18】
請求項1から17のいずれか一項に記載の組成物を含む有機薄膜。
【請求項19】
第1の電極と、
第2の電極と、
第1の電極と第2の電極との間に位置する発光層又は電荷分離層と、
第1の電極と、発光層又は電荷分離層との間に位置し、請求項1から17のいずれか一項に記載の組成物を含む層と
を有する電子デバイス。
【請求項20】
第1の電極が陰極である請求項19に記載の電子デバイス。

【公開番号】特開2012−214689(P2012−214689A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−281498(P2011−281498)
【出願日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】