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組立ボード連結金具および押し込み組み立て式の組立ボード
説明

組立ボード連結金具および押し込み組み立て式の組立ボード

【課題】 組み立て時に、組立ボードの接合面に対して他の組立ボードの接合面を螺子締めすることなく押し込むのみでワンタッチで組み立てる。
【解決手段】 第1の組立ボード210の接合面に設ける第1の連結金具110の切り欠き部分111,112は第1の組立ボード210の接合面の窪み穴221,222の上面の一部を覆う縁を備えている。第2の組立ボード220の接合面に設ける第2の連結金具120の突片部分121,122は、撓りにより弾性力を持ちながら切り欠き部分111,112に嵌合し、第1の組立ボード210の窪み穴212,212の中に突出する。第1の組立ボード210の接合面の第1の連結金具110に対して、第2の組立ボード220の接合面の第2の連結金具120を押し込んで連結する。木材ボード、スチールボードに適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一片の組立ボードに対して他の組立ボードを連結するために使用する連結金具に関するものである。特に、組み立て時の組立ボード同士の接合作業では、接合が簡単にワンタッチで行え、かつ、接合部分において金具類が外部から一切見えない組立ボード連結金具および押し込み組み立て式の組立ボードに関する。組立ボードの素材としては木材ボード、金属板ボードなどがある。
【背景技術】
【0002】
従来、木製の家具や棚などの木材ボードを組み立ててゆく際、一片の木材ボードと他の木材ボードを連結・接合する方法としては以下のものが知られていた。
第1は、単純に釘を打ち付ける方法である。しかし、釘を打ち付ける方法は釘が露出するため、人目につかない部分の木材同士の接合では用いられるものの、家具や棚など人目に付く部分の木材ボードとしては用いることは敬遠される。
第2は、木材の接合箇所にホゾ加工を施し、金具類を基本的には使用せずに木材のみでつなぎ合わせる方法である。しかし、ホゾ同士の接合のみでは接合強度が不足しがちであり、ホゾの加工に手間を要するので、例えば神社仏閣などの伝統建築物の柱と梁の接合などに多く用いられる方法である。
第3は、連結金具を用いて連結金具を介して木材ボード同士を接合する方法である。連結金具には様々なものが提案されている。
【0003】
例えば、特開平11−286995号公報(特許文献1)に記載された連結金具がある。図16に示すように、第1の木材10と第2の木材20との間に、小孔30aを形成した平板状の連結金具30を介在させ、その小孔30aに連結ピン31を挿通して両者を接合するものである。第1の木材10と第2の木材20との間に連結金具30を介在させているので接合強度を高めることができる。
【0004】
また、特開2000−129798号公報(特許文献2)に記載された連結金具がある。図16に示すように、同公報に記載の連結金具の構造は、一方の木材の側面に取り付けられた接合金具2の基部から張り出した金属板状体3をホゾのようにみなし、他方の木材の端部に形成された金属スリット6を溝として、従来の木材のホゾと溝の関係を金属で実現した構成となっている。なお、ホゾである金属板状体3の底面付近には、溝が設けられた木材ボードを支えるための底板を持った形状となっている。
【0005】
また、特開平11−100904号公報(特許文献3)に記載された連結金具がある。図16に示すように、同公報に記載の連結金具の構造は、一方の木材ボードの側面に取り付けられた接合金具2の基部から張り出した断面方形材の端面に雄型金具3を突設し、他方の木材ボードの端面には凹部を持つ雌型金具7を形成し、雌型金具3及び雄型金具7を雌雄嵌合接続するものである。
【0006】
また、特開平11−172789号公報(特許文献4)に記載された連結金具がある。図17に示すように、同公報に記載の連結金具の構造は、上下からスリット状に嵌合するものであり、一方の木材ボードの端面にスリット状の対向フランジ4を持つ断面方形連結金具1を設け、他方の木材ボードの端面にもスリット状の反対向フランジ6を持つ断面方形連結金具1’を設け、反対向フランジ6を対向フランジ4に雌雄係合し、2個の断面方形連結金具1および断面方形連結金具1’を接続するものでる。
【0007】
【特許文献1】特開平11−286995号公報
【特許文献2】特開2000−129798号公報
【特許文献3】特開平11−100904号公報
【特許文献4】特開平11−172789号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記した従来の連結金具は、木材ボード同士の接合作業時において螺子締め作業が発生して作業が複雑となってしまうという問題と、その螺子が外部に表出してしまい木製家具などの美観を損なうという問題があった。
【0009】
特開平11−286995号公報(特許文献1)に記載された連結金具では、木材ボード同士の接合作業時には、木材ボードへの接合金具20の挟み込みと、木材ボードの外側から接合金具20へ複数個のピンPを差し込む作業が必要となってしまう。接合金具20は木材ボードの内部に隠れてしまうため外部からピンPを複数個差し込むことは難しく時間がかかる。また、螺子ではなくピンPであれば抜けやすいため接合強度を上げるために螺子を用いる必要があり螺子を締める作業が必要となる。また、螺子は外部に表出するものであり螺子などの金具が見えてしまう。
【0010】
次に、特開2000−129798号公報(特許文献2)に記載された連結金具は、木材ボード同士の接合作業時には、接合金具1の金属板状体3と溝状の金属スリット6の挟み込み作業と、木材ボードの外側から複数個の螺子を螺合する作業が必要となってしまう。もし螺子を螺合しない場合、一方の木材ボードに他方の木材ボードが上から金属スリットの溝に沿って乗っかっているだけであるのでバラバラになってしまう。螺子は外部に表出するものであり螺子などの金具が見えてしまう。
【0011】
次に、特開平11−100904号公報(特許文献3)に記載された連結金具では、木材ボード同士の接合作業時に一方の木材ボードの側面に取り付けられた箱型の雄金具3と他方の木材ボードの端面に取り付けられた箱型の雌金具7を雌雄嵌合接続する作業と、木材ボードの外側から複数個の螺子を螺合する作業が必要となってしまう。もし螺子を設けない場合、一方の木材ボードの箱型の雌金具7に箱型雄金具3が入り込んでいるだけであるので引っ張ればすぐに離れてしまう。そのため螺子が必要であるが、螺子は外部に表出するものであり螺子が見えてしまう。
【0012】
次に、特開平11−172789号公報(特許文献4)に記載された連結金具では、一方の木材ボードの端面にある断面方形連結金具1のスリット状の対向フランジ4に対して、他方の木材ボードの端面にある断面方形連結金具1’のスリット状の反対向フランジ6を上下方向に雌雄係合する作業と、木材ボードの外側から複数個のピンPを差し込む作業が必要となってしまう。断面方形連結金具1および断面方形連結金具1’は木材ボードの内部に隠れてしまうため外部からピンPを複数個差し込むことは難しく時間がかかる。また、螺子ではなくピンPでとめる場合は抜けやすいため接合強度を上げるために螺子を用いる必要があるため螺子を螺合する作業が必要となる。また、螺子は外部に表出するものであり螺子などの金具が見えてしまう。
【0013】
上記問題点に鑑み、本発明は、一片の木材ボードに対して他の木材ボードを連結するために使用する木材ボード連結金具であって、組み立て時の木材ボード同士の接合作業に、接合が簡単にワンタッチで行え、かつ、接合部分において金具類が外部から一切見えない木材ボード連結金具を提供することを目的とする。
また、本発明は接合面に上記の木材ボード連結金具を取り付けておき、組み立て時に、一片の木材ボードの接合面に対して他の木材ボードの接合面を螺子締めすることなく押し込むのみでワンタッチで組み立てることができる押し込み組み立て式の木材ボードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するため、本発明の組立ボードの連結金具の基本構成は、第1の組立ボードに対して第2の組立ボードを嵌め込んで連結するための連結金具であって、第1の組立ボードの接合面に設ける第1の連結金具と、第2の組立ボードの接合面に設ける第2の連結金具を備え、前記第1の連結金具が、前記第1の組立ボードの接合面に設けられている窪み穴の上面の一部を覆う縁を持つ第1の嵌合部を備え、前記第2の連結金具が、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部の縁と嵌合する突片部分を持つ第2の嵌合部を備え、前記第1の組立ボードの接合面の前記第1の連結金具に対して、前記第2の組立ボードの接合面の前記第2の連結金具を押し込んでゆくことにより、第1の組立ボードと第2の組立ボードを連結することを特徴とする組立ボード連結金具である。
【0015】
具体的な形状の一例として、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が略「コの字」型、略「ロの字」型、略「Lの字」型または略「凸の字」型のいずれかの切り欠きを備えたものであり、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が板状片を略「くの字」型に前記対向する方向へ折り曲げた突片部分を備えたものであり、前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に対して前記第2の連結金具の突片部分を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記突片部分の略「くの字」部分が前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分を挟持するものがある。
【0016】
具体的な形状の他の例として、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が略「コの字」型、略「ロの字」型、略「Lの字」型または略「凸の字」型のいずれかの切り欠きを備えたものであり、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が爪部分と前記爪部分を撓らせる撓り部分を備えた突片部分を備えたものであり、前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に対して前記第2の連結金具の突片部分を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記突片部分の前記爪部分が前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に掛るものがある。
【0017】
なお、上記の基本構成において、前記第1の組立ボードの接合面に前記窪み穴が2カ所設けられており、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が前記窪み穴の位置に対応して2つ設けられており、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部の位置に対応して2つ設けられており、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部に対して前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部の撓りにより前記第1の連結金具の2つの前記第1の嵌合部の間の金属板部分を挟持する構成とすることができる。
【0018】
ここで、第1の連結金具と第2の連結金具が嵌め込んだ後、上下左右にグラグラしないように、前記突片形状により前記切り欠き形状を挟んで挟持する方向のみならずその横方向にも移動を制限する構造であることが好ましい。
そこで、前記第1の連結金具の切り欠きの縁の幅と、前記第2の連結金具の前記突片部分の幅が合致するものであり、前記突片部分が前記切り欠きの縁に嵌合することにより、前記第1の連結金具に対して前記第2の連結金具が上下左右に動かないよう嵌合するものとすることが好ましい。
【0019】
次に、本発明の押し込み組み立て式の組立ボードの基本構成は、上記本発明の連結金具を取り付けた組立ボードであり、接合面に対向し合う2つの窪み穴を備え、前記接合面に第1の連結金具が取り付けられた第1の組立ボードと、接合面に第2の連結金具が取り付けられた第2の組立ボードを備え、前記第1の連結金具が、前記第1の組立ボードの接合面に設けられている窪み穴の上面の一部を覆う縁を持つ第1の嵌合部を備え、前記第2の連結金具が、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部の縁と嵌合する突片部分を持つ第2の嵌合部を備え、前記第1の組立ボードの接合面の前記第1の連結金具に対して、前記第2の組立ボードの接合面の前記第2の連結金具を押し込んでゆくことにより、第1の組立ボードと第2の組立ボードを連結する、押し込み組み立て式の組立ボードである。
【0020】
具体的な形状の一例として、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が略「コの字」型、略「ロの字」型、略「Lの字」型または略「凸の字」型のいずれかの切り欠きを備えたものであり、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が板状片を略「くの字」型に前記対向する方向へ折り曲げた突片部分を持ち、前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に対して前記第2の連結金具の突片部分を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記突片部分の略「くの字」部分が前記第1の連結金具の前記切り欠き部分の縁を挟持するものとすることができる。
【0021】
また、具体的な形状の他の例として、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が略「コの字」型、略「ロの字」型、略「Lの字」型または略「凸の字」型のいずれかの切り欠きであり、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が爪部分と前記爪部分を撓らせる撓り部分を備えた突片部分であり、前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に対して前記第2の連結金具の突片部分を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記突片部分の前記爪部分が前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に掛るものとすることができる。
【0022】
なお、上記基本構成の一例として、前記第1の組立ボードの接合面に前記窪み穴が2カ所設けられており、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が前記窪み穴の位置に対応して2つ設けられており、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部の位置に対応して2つ設けられており、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部に対して前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部の撓りにより前記第1の連結金具の2つの前記第1の嵌合部の間の金属板部分を挟持するものとすることができる。
【0023】
ここで、第1の連結金具と第2の連結金具が嵌め込んだ後、上下左右にグラグラしないように、前記突片形状により前記切り欠き形状を挟んで挟持する方向のみならずその横方向にも移動を制限する構造であることが好ましい。
そこで、前記第1の連結金具の切り欠き部分の幅と、前記第2の連結金具の前記突片部分の幅が合致するものであり、前記突片部分が前記切り欠き部分に嵌合することにより、前記第1の連結金具に対して前記第2の連結金具が上下左右に動かないよう嵌合する構造とすることが好ましい。
【0024】
なお、組立ボードの素材であるが、組立ボードとすることができる。組立ボードを組み立てて作る組立式の木製家具などに適用することができる。
また、組立ボードの素材として、金属板ボードとすることができる。金属板を組み立てて作る組立式のスチール家具などに適用するこができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の組立ボードの連結金具によれば、組み立て時の組立ボード同士の接合作業に、接合が簡単にワンタッチで行え、かつ、接合部分において金具類が外部から一切見えない。
また、本発明の押し込み組み立て式の組立ボードによれば、接合面にあらかじめ本発明の組立ボード連結金具を取り付けておけば、組み立て時に、第1の組立ボードの接合面の第1の連結金具に対して第2の組立ボードの接合面の第2の連結金具を押し込むだけで良く、螺子締めすることなくワンタッチで組み立てることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面を参照しつつ、本発明の組立ボードの連結金具および押し込み組み立て式の組立ボードの実施例を説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【実施例1】
【0027】
本発明の実施例1に係る組立ボードの連結金具100および本発明の押し込み組み立て式の組立ボード200について説明する。例として、組立ボードは木材ボードとし、組立式の木製家具用の組立ボード200を説明するが、組立ボードが金属板ボードとし、組立式のスチール家具用の組立ボード200であっても基本的な原理は同様である。
組立ボードの連結金具100は、第1の木材ボード210に対して第2の木材ボード220を嵌め込んで連結するための連結金具であり、第1の木材ボード210の接合面に設ける第1の連結金具110と、第2の木材ボード220の接合面に設ける第2の連結金具120を備えたものとなっている。
【0028】
図1は、本発明の実施例1に係る組立ボードの連結金具100の第1の連結金具110の構成例を模式的に示す図である。
図2は、本発明の実施例1に係る組立ボードの連結金具100の第2の連結金具120の構成例を模式的に示す図である。
図3は、本発明の押し込み組み立て式の組立ボード200の構成例を模式的に示す図である。本発明の押し込み組み立て式の組立ボード200は複数枚の組立ボードを組み合わせ、複雑な形状を構成することも可能であるが、ここでは基本的な関係を示すため、図3には第1の連結金具110が取り付けられた第1の木材ボード210と、第2の連結金具120が取り付けられた第2の木材ボード220が示されている。
【0029】
本発明の組立ボードの連結金具100は、第1の連結金具110、第2の連結金具120の2つの金具片を備えている。
まず、第1の連結金具110の構成例を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る組立ボードの連結金具100の第1の連結金具110の構成例を模式的に示す図である。正面図、側面図、A−A線断面図が示されている。図1に示すように、第1の連結金具110は、2つの第1の嵌合部の「コの字」型の切り欠き部分111、112を備え、さらに、螺子締め用に2つの螺子孔113、114を備えている。
【0030】
切り欠き部分111、112は、後述するように、第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片部分121、122を受け入れる形状となっており、この構成例では、切り欠き部分111、112の形状は、略「コの字」型の形状となっているが、後述するように略「ロの字」型の形状や略「Lの字」型や略「凸の字」型であっても機能的には同様のものとなる。なお、略「凸の字」型は、両肩に向かい合った2つの略「Lの字」型の切り欠きがあるものと見ることができる。つまり、組立ボード200に取り付けた際に窪み穴211、212の開口面にその縁がかかるような形状であれば良い。
【0031】
切り欠き部分111、112の背後の第1の木材ボード210の接合面には突片部分121、122が入り込むための窪み穴211、212が位置している。つまり、第1の連結金具110が第1の木材ボード210の接合面に取り付けられた状態において、切り欠き部分111、112は、窪み穴211および212の上面の一部を覆う縁を持つ形状となっている。
【0032】
図4は、第1の木材ボード210の接合面に設けられている窪み穴211と、第1の連結金具110の第1の嵌合部の切り欠き部分111との位置関係および重なり関係を模式的に示した図である。木材ボード210に取り付けられた状態を拡大して見た図となっている。図4(a)は上面から見た図、図4(b)は断面図を示している。図4(c)は第1の嵌合部の切り欠き部分111,112の間の距離を説明する図である。
【0033】
図4(a)および図4(b)に示すように、第1の木材ボード210の接合面側の窪み穴211は四角柱となっている。一方、第1の連結金具110は第1の木材ボード210の接合面に取り付けられており、この取り付け例では第1の木材ボード210の表面と第1の連結金具110の表面が同じ高さになるように第1の木材ボード210内に第1の連結金具110が埋め込まれ、螺子締めされている。
【0034】
切り欠き部分111はちょうど窪み穴211の上面付近に位置しているが、切り欠き部分111の縁はちょうど窪み穴211の上面にかかっている。後述するように、切り欠き部分111に対して第2の連結金具の突片部分121が押し込まれた場合、窪み穴211は、この突入してくる第2の連結金具の突片部分121を受け入れるための空間を提供する窪みとなる。
【0035】
第2の連結金具の突片部分121が窪み穴211に収まるように突入するためには第2の連結金具の突片部分121に隣接して導く第1の連結金具の切り欠き部分111の位置が、窪み穴211にかかっておれば良い。もっとも、窪み穴の縁と第1の連結金具の切り欠き部分111との隙間として、第2の連結金具の突片部分121の板厚が入る隙間が必要となる。
同様に、切り欠き部分112はちょうど窪み穴212の上面付近に位置しているが、切り欠き部分112の縁はちょうど窪み穴212の上面にかかっており、第1の木材ボード210の窪み穴212と第1の連結金具110の切り欠き部分112との位置関係および重なり関係も上記と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0036】
第1の連結金具110の切り欠き部分111、112の間の金属部分は、後述するように、第2の連結金具120の突片部分121、122により挟持される。ここでは、図4(c)に示すように、その第1の連結金具110の切り欠き部分111、112の間の距離は“L0”とする。
【0037】
第1の連結金具110の螺子孔113および螺子孔114は、螺子を取り付けるための孔である。螺子孔113、螺子孔114に対して螺子115、螺子116を打ち込むことにより、第1の連結金具110を第1の木材ボード210の接合面に取り付けることができる。
なお、第1の連結金具110も木材ボード210への取り付け自体は螺子締めが必要となるが、この作業は、利用者による組み立て時ではなく、組み立て家具などのメーカー先であらかじめ螺子を締めて取り付けておくことができ、利用者による組み立て時では螺子締めという作業は発生しない。
【0038】
次に、第2の連結金具120を説明する。
図2は、本発明の実施例1に係る組立ボードの連結金具100の第2の連結金具120の構成例を模式的に示す図である。図2(a)は第2の連結金具120の第2の嵌合部121、122が「くの字」型に屈曲している形状の例を示しており、図2(b)は第2の連結金具120の第2の嵌合部121、122が板状体の先端に爪を持った形状の例を示している。
図2(a)の「くの字」型に屈曲している第2の嵌合部121、122であっても、板状体の先端に爪を持った第2の嵌合部121、122であっても、後述するように、第1の連結金具110の第1の嵌合部111、112の切り欠き形状と嵌合し合うという機能は同じであるので、以下の説明では、図2(a)の「くの字」型に屈曲している第2の嵌合部121、122を中心に説明する。
【0039】
第2の連結金具120は、2つの第2の嵌合部である突片部分121、122、2つの螺子孔123、124を備えている。2つの突片部分121、122は第1の連結金具の切り欠き部分111、112の位置に対応して配置されている。
第2の連結金具120の突片部分121、122は、第1の連結金具110の切り欠き部分111、112に嵌合して第1の木材ボード210の窪み穴211、212の中に突出するものである。
【0040】
図5は、第2の連結金具120の突片部分121、122の形状を分かりやすく示した図である。図5(a)は上面から見た図、図5(b)は断面図、図5(c)は対向する突片部分121,122間の距離関係を説明する図、図5(d)は木材ボード220に取り付けられた状態を拡大して見た図となっている。
この構成例では、第2の連結金具120の突片部分121、122は、板状片を略「くの字」型に対向する方向へ折り曲げた形状となっており、対向し合う2つの突片部分121、122はそれぞれ根元付近において当該対向し合う方向へ傾いた傾き部分121a,122aを備えたものとなっている。後述するように、この傾き部分121a,122aによって切り欠け部分111、112の縁と当接して撓って掛かり、縁を挟持する力を与えることにより、第1の連結金具110と第2の連結金具120とをしっかり嵌合させる効果が得られる。
【0041】
なお、突片部分121、122の根元付近は対向し合う方向へ傾いた傾き部分121a,122aとなっているが、途中で屈曲部分121b,122bを有しており、板状片が略「くの字」型に曲げられて先端部分121c,122cにかけて広がっている。ここで、図4(c)に示すように、第1の連結金具110の切り欠き部分111、112の間の距離“L0”に対して、第2の連結金具120の根元部分121a,122aの間の距離“L1”は、概ねL1=L0であり、屈曲部分121b,122bの間の距離“L2”は、L2<L0であり、先端部分121c,122cの間の距離“L3”は、L3>L0の関係を持っているものとなっている。
このように、屈曲部分121b,122bの間の距離“L2”が短いので、この屈曲部分が図2(b)に示したような“爪”と同様の働きを行い、第1の連結金具110の切り欠きの縁111、112に対して掛かるものとなる。
【0042】
第2の連結金具120の螺子孔123および螺子孔124は、螺子を取り付けるための孔である。螺子孔123、螺子孔124に対して螺子125、螺子126を打ち込むことにより、第2の連結金具120を第1の木材ボード220の接合面に取り付けることができる。
なお、第2の連結金具120も木材ボード220への取り付け自体は螺子締めが必要となるが、この作業は、利用者による組み立て時ではなく、組み立て家具などのメーカー先であらかじめ螺子を締めて取り付けておくことができ、利用者による組み立て時では螺子締めという作業は発生しない。
【0043】
次に、第1の連結金具110と第2の連結金具120による連結動作について説明する。図6は第1の連結金具110と第2の連結金具120による連結動作を簡単に示す図である。
【0044】
まず、図6(a)に示すように、木材ボード210の接合面と木材ボード220の接合面とを対向させる。
【0045】
次に、図6(b)に示すように、第1の連結金具110に対して第2の連結金具120を押し込んでゆく。ここで、図6(b)に示すように、第2の連結金具120の突片部分121、122を第1の連結金具110の切り欠き部分111、112に押し込んでゆくと、第1の連結金具110の切り欠き部分111、112間の距離L0に対して、第2の連結金具120の突片部分の先端部分121c、122c間の距離L3は、L3>L0であるので通過してゆくが、略「くの字」型に屈曲している屈曲部分121b、122b間の距離L2は狭くなりL2<L0であるので、図6(b)に示すように、第1の連結金具110の切り欠き部分111、112の縁に当接することとなる。
【0046】
ここで、第2の連結金具120の突片部分121、122はそれぞれ外側に撓ることによって、図6(c)に示すように、屈曲部分121b,122b間の距離L2が広がって切り欠き部分111、切り欠き部分112の縁を通過する。このように、第2の連結金具120の突片部分121、122は適度な弾性力をもって撓ることができるよう厚さと幅を調整しておくことが好ましい。
【0047】
その後、突片部分121、突片部分122は弾性力により内側へ撓り戻り、図6(c)に示すように、切り欠き部分111、切り欠き部分112の縁は、突片部分121、突片部分122の根元部分121c,122cに落ち着く。第2の連結金具120の突片部分121、122の撓りにより第1の連結金具110の2つの切り欠き部分111、112の間の金属板部分に掛かり、縁を挟持してしっかりと接合することができる。
【0048】
なお、図2(b)の板状体の先端に爪を設けた突片部分121、突片部分122を用いた場合の動きは、上記の「くの字」型の突片部分121、突片部分122の動きと同じである。
【0049】
ここで、第1の連結金具110に対して第2の連結金具120が上下左右に動かないよう嵌合する工夫について述べる。
その工夫とは、第1の嵌合部である切り欠き111,112の幅と第2の嵌合部の突片部分121,122の幅が合致するものとした構成として前後左右に固定するものである。
【0050】
図7(a)は、第1の連結金具110の切り欠き部分111、112の縁と幅を示した図である。図7(a)に示すように、切り欠き部分111は、3辺の縁111a,111b,111cがあり、切り欠き部分112は3辺の縁112a,112b,112cがある。切り欠き部分111、112の幅、つまり縁111bと111c間の距離、縁112bと112c間の距離がそれぞれR1とする。
【0051】
図7(b)は、第2の連結金具120の突片部分121,122の幅を示した図である。突片部分121,122の幅はR1となっている。ただし、金属同士が嵌合するため物理的にはごく僅かに突片部分121,122の幅R1は、切り欠き部分の幅R1よりも小さいものとする必要がある。
【0052】
図7(c)は、第1の連結金具110に対して、裏面から第2の連結金具120を押し込んで接合した様子を示す図である。また、図7(d)は両者の嵌合の様子が分かりやすいように、第1の連結金具110の切り欠き部分111,112内に入り込んだ第2の連結金具120の突片部分121,122の断面を示したものである。
【0053】
図7(d)に示すように、幅がR1である切り欠き部分111,112に対して、幅がほぼR1である突片部分121、122が嵌合すると、突片部分121の正面は切り欠き部分111の縁111aと当接し、突片部分121の2つの側面はそれぞれ切り欠き部分111の縁111b,111cと当接している。また、突片部分122の正面は切り欠き部分112の縁112aと当接し、突片部分122の2つの側面はそれぞれ切り欠き部分112の縁112b,112cと当接している。
【0054】
このように第1の連結金具110の切り欠き部分111,112と、第2の連結金具120の突片部分121,122が前後左右で当接しており、第1の連結金具110に対して第2の連結金具120が上下左右に動かないよう嵌合されるという効果が得られる。
【0055】
次に、本発明の押し込み組み立て式の木材ボードにより組み立て家具を組み立てる例を説明しておく。
図8および図9は、家具メーカーなどで既に第1の連結金具110、第2の連結金具120が取り付けられた各々のボードを利用者が購入し、自宅等で棚を簡単に組み立てて作る例を示している。
【0056】
図8に示すように、2枚の側板A,Bの内面には、第1の連結金具110がそれぞれ8カ所ずつ(110a1〜110a8,110b1〜110b8)が設けられている。一方、背板Cの左右の側面には、第2の連結金具120が2ヶ所ずつ(120c1〜120c4)設けられており、また、正面には、第1の連結金具110が上下3段で各々2カ所の合計6カ所(110c1〜110c6)設けられている。上板Dには両側面と背面には第2の連結金具120が2ヶ所ずつ合計6カ所(120d1〜120d6)設けられている。また、中板にも同様、両側面と背面には第2の連結金具120が2ヶ所ずつ合計6カ所(120e1〜120e6)設けられており、底板にも同様、両側面と背面には第2の連結金具120が2ヶ所ずつ合計6カ所(120f1〜120f6)設けられている。
【0057】
まず、図9(a)に示すように、背板Cの正面に対して、上板Dと中板Eと底板Fを接合して嵌め込む。図9(a)の左側の図は左側面図、図9(a)の右側の図は正面図となっている。つまり、背板C正面の上段の第1の連結金具110f1〜110f2に対して、上板Dの第2の連結金具120d5〜120d6を接合して嵌め込み、背板C正面の中段の第1の連結金具110f3〜110f4に対して、中板Eの第2の連結金具120e5〜120e6を接合して嵌め込み、背板C正面の下段の第1の連結金具110f5〜110f6に対して、底板Fの第2の連結金具120f5〜120f6を接合して嵌め込む。
【0058】
次に、図9(b)に示すように、上板Dと中板Eと底板Fと背板Cの左側面に対して側板Aの内面を接合して嵌め込む。つまり、背板Cと上板Dと中板Eと底板との左側面に出ている合計8カ所の第2の連結金具120c1,120c2,120d1,120d2,120e1,120e2,120f1,120f2を、側板の内面にある8カ所の第1の連結金具110a1〜110a8を接合して嵌め込む。同様に、図10に示すように、背板Cと上板Dと中板Eと底板Fの右側面に対しても側板Bを接合して嵌め込む。
【0059】
このように、従来なら、組み立て家具を購入した購入者が木材ボードを組み立てる際、煩わしい螺子締め等の作業が必要であったが、本発明の押し込み組み立て式の木材ボードであれば、利用者は、第1の連結金具110や第2の連結金具120が既に取り付けられている木材ボード210、220の接合面を押し込んでゆくだけで、簡単かつ確実に嵌合して組み立てて行くことができ、従来の組み立て作業に比べてその労力は激減する。
【実施例2】
【0060】
以下の説明において、実施例1の構成と同じ点についてはこの実施例2の説明では省略する。
実施例1の構成例では、図7に示す第1の連結金具110の第1の嵌合部は、略「コの字」型の切り欠き形状において、3つの縁111a,111b,111cと、もう一方の略「コの字」型の切り欠き形状の3つの縁112a,112b,112cのうち、縁111aと縁112aに対して第2の嵌合部の突片形状を嵌合させるものであったが、本発明の原理は、他の辺に対しても適用できる。例えば、図11に示すように、縁111bと縁111c、縁112bと縁112cを用いることができる。
【0061】
図11(a)は、第2の連結金具120の別の態様を示す図であり、図7に示す第1の連結金具110の縁111bと縁111c、縁112bと縁112cに対して突片形状121b、121c、122b、122cを掛けるものとなっている。第2の連結金具120の上側には図7に示した突片形状121が90度回転したものと、−90度回転したものの2つを対向させるように形成している。同様に、第2の連結金具120の下側には図7に示した突片形状122が90度回転したものと、−90度回転したものの2つを対向させるように形成している。
【0062】
図11に示すように、第1の連結金具110に対して第2の連結金具120を押し込むことにより(図11では第1の連結金具110に対して下から第2の連結金具120を押し込む)、対向しあう縁111bと縁111cの間に第2の嵌合部である2つの突片形状121bと突片形状121cが縁111bと縁111c間を押し広げるように掛って嵌合するものとなっている。
【実施例3】
【0063】
以下の説明において、実施例1および実施例2の構成と同じ点についてはこの実施例3の説明では省略する。
実施例1の構成例では、図7に示す第1の連結金具110の第1の嵌合部は、略「コの字」型の切り欠き形状であったが、略「コの字」型に代え、略「ロの字」型、略「Lの字」型、略「凸の字」型であっても良い。なお、略「凸の字」型は、略「Lの字」型の2つの切り欠きが左右対称に向かい合っているものと見ることができる。
【0064】
図12は、略「コの字」型、略「ロの字」型、略「凸の字」型、それぞれの第1の連結金具110の第1の嵌合部の切り欠きパターンを示した図である。それぞれのパターンにおいて、縁にあたる部分にはハッチングを付けている。
これら縁の部分は、いずれの部分であっても、基本的には第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状が対応する位置に設けられておれば第2の連結金具120の第2の嵌合部が掛かることができ、第1の連結金具110と第2の連結金具120を嵌合させることができる。
【0065】
例えば、略「ロの字」型の切り欠きであれば、ハッチングに示した4つの辺のどの縁であっても良く、第2の連結金具120側において第2の嵌合部である突片形状が当該縁に掛かる位置に配置されておれば良い。
また、例えば、略「凸の字」型の切り欠きであれば、ハッチングに示した5つの辺のどの縁であっても良く、第2の連結金具120側において第2の嵌合部である突片形状が当該縁に掛かる位置に配置されておれば良い。
【0066】
一例として、下段側には、第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状のパターンの一例を示した。
図12(a)のパターンは、第1の連結金具110の上側にある「コの字」型の切り欠き111の3つの縁のうち、縁111aに対して第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状121aが掛かるように対応し、下側にある「コの字」型の切り欠き112の3つの縁のうち、縁112aに対して第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状122aが掛かるように対応した例である。
【0067】
図12(b)のパターンは、第1の連結金具110の上側にある「ロの字」型の切り欠き111の4つの縁のうち、縁111aに対して第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状121aが掛かるように対応し、下側にある「ロの字」型の切り欠き112の4つの縁のうち、縁112aに対して第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状122aが掛かるように対応した例である。
【0068】
図12(c)のパターンは、第1の連結金具110の上側にある「凸の字」型の切り欠き111の5つの縁のうち、縁111a1と縁111a2に対して第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状121a1および121a2が掛かるように対応し、下側にある「凸の字」型の切り欠き112の5つの縁のうち、縁112a1と縁112a2に対して第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状122a1と突片形状122a2が掛かるように対応した例である。
【0069】
図13は、図12に示したそれぞれのパターンを組み合わせて嵌合させた様子を示している。
図13の各図において、前面側に第1の連結金具110があり、後方には第2の連結金具120がある状態となっている。
【0070】
次に、第2の連結金具120の突片形状121、122の別の形状例を示す。
図14の第2の連結金具120の例は、図12(c)の第2の連結金具120の構造において、左右に分かれていた第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状121a1および121a2に対して、図13(b)に示すように、橋梁を設けたような構造となっている。そのため、あたかも孔125が開いたようになっている。下側においても同様に、図12(c)において左右に分かれていた第2の連結金具120の第2の嵌合部の突片形状122a1および122a2に対して橋梁を設けたような構造となっている。
【0071】
図14の第2の連結金具120は橋梁が設けられているが、第2の連結金具120の形状のうち、第1の連結金具110の第1の嵌合部である切り欠き111,112に掛かる部分は、図12(c)における突片形状121a1および121a2に相当する部分であるので、第2の連結金具120の働きは同じである。なお、第2の連結金具120に橋梁を設けておくことにより、突片形状121a1および121a2に相当する部分同士が接合されているので構造的強度が強くなるというメリットが得られる。
【実施例4】
【0072】
実施例4は、組み立てボード200が鉄板やアルミ板のような金属板である例である。本発明の原理は、組み立てボード200が木材であっても金属板であっても適用することができる。
組み立てボード200が木材である場合であれば、第1の連結金具110や第2の連結金具120は金属であるので、組み立てボード200に第1の連結金具110や第2の連結金具120を螺子留めする必要があった。
【0073】
組み立てボード200が金属板である場合は、第1の連結金具110や第2の連結金具120は金属であるが、木材の場合と同様、組み立てボード200に第1の連結金具110や第2の連結金具120を螺子留めすることも可能であるし、組み立てボード200と第1の連結金具110や第2の連結金具120を一体化して製作することも可能である。
【0074】
図15(a)は、第1の連結金具110自体を金属板と一体化した例であり、一枚の金属板を加工して第1の嵌合部の切り欠き111のみを打ち抜いて形成している。また、図15(b)は、第2の連結金具120自体を金属板と一体化した例であり、一枚の金属板を加工して第2の嵌合部の突片形状121の形に切れ目を入れてからめくり上げ、略「くの字」型の突片形状に成型した例である。
図15(c)は、図15(a)の切り欠き111を形成した金属板310と、図15(b)の突片形状121を形成した金属板320を重ねて接合した様子を示す図である。金属板310の切り欠き111に対して金属板320の突片形状121が嵌り込んで嵌合し、両者を接合せしめている。
【0075】
以上、本発明の木材ボードの連結金具の構成例における好ましい実施例を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本発明の木材ボードの連結金具および押し込み式の木材ボードは、組み立て家具など、一般需要者が組み立てる部材である木材ボードに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の実施例1に係る組立ボードの連結金具100の第1の連結金具110の構成例を模式的に示す図
【図2】本発明の実施例1に係る組立ボードの連結金具100の第2の連結金具120の構成例を模式的に示す図
【図3】本発明の押し込み組み立て式の木材ボード200の構成例を模式的に示す図
【図4】第1の木材ボードの接合面に設けられている窪み穴と、第1の連結金具の切り欠き部分との位置関係および重なり関係を模式的に示した図
【図5】第2の連結金具120の突片部分121、122の形状を分かりやすく示した図
【図6】第1の連結金具を取り付けた第1の木材ボードと、第2の連結金具を取り付けた第2の木材ボードの連結動作を簡単に示す図
【図7】第1の連結金具110の切り欠き部分111、112の縁と幅を示した図
【図8】組み立て家具の組み立て動作を示す図(その1)
【図9】組み立て家具の組み立て動作を示す図(その2)
【図10】組み立て家具の組み立て動作を示す図(その3)
【図11】第2の連結金具120の別の態様を示す図
【図12】略「コの字」型、略「ロの字」型、略「凸の字」型、それぞれの第1の連結金具110の第1の嵌合部の切り欠きパターンを示した図
【図13】図12に示したそれぞれのパターンを組み合わせて嵌合させた様子を示した図
【図14】第2の連結金具120の突片形状121、122の別の形状例を示す図
【図15】組み立てボード200が金属板であり、組み立てボード200と第1の連結金具110や第2の連結金具120を一体化した例を示す図
【図16】従来の特開平11−286995号公報および従来の特開2000−129798号公報に記載された連結金具を示す図
【図17】従来の特開平11−100904号公報および従来の特開平11−172789号公報に記載された連結金具を示す図
【符号の説明】
【0078】
100 連結金具
110 第1の連結金具
111 第1の嵌合部の切り欠き
112 第1の嵌合部の切り欠き部分
113 螺子孔
114 螺子孔
115 螺子
116 螺子
120 第2の連結金具
121 第2の嵌合部の突片部分
122 第2の嵌合部の突片部分
123 螺子孔
124 螺子孔
125 螺子
126 螺子
200 押し込み組み立て式の木材ボード
210 第1の木材ボード
211 窪み穴
212 窪み穴
220 第2の木材ボード
310 金属板
320 金属板


【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の組立ボードに対して第2の組立ボードを嵌め込んで連結するための連結金具であって、第1の組立ボードの接合面に設ける第1の連結金具と、第2の組立ボードの接合面に設ける第2の連結金具を備え、
前記第1の連結金具が、前記第1の組立ボードの接合面に設けられている窪み穴の上面の一部を覆う縁を持つ第1の嵌合部を備え、
前記第2の連結金具が、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部の縁と嵌合する突片部分を持つ第2の嵌合部を備え、
前記第1の組立ボードの接合面の前記第1の連結金具に対して、前記第2の組立ボードの接合面の前記第2の連結金具を押し込んでゆくことにより、第1の組立ボードと第2の組立ボードを連結することを特徴とする組立ボード連結金具。
【請求項2】
前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が略「コの字」型、略「ロの字」型、略「Lの字」型または略「凸の字」型のいずれかの切り欠きを備えたものであり、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が板状片を略「くの字」型に前記対向する方向へ折り曲げた突片部分を備えたものであり、前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に対して前記第2の連結金具の突片部分を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記突片部分の略「くの字」部分が前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に掛かるものであることを特徴とする請求項1に記載の組立ボード連結金具。
【請求項3】
前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が略「コの字」型、略「ロの字」型、略「Lの字」型または略「凸の字」型のいずれかの切り欠きを備えたものであり、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が爪部分と前記爪部分を撓らせる撓り部分を備えた突片部分を備えたものであり、前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に対して前記第2の連結金具の突片部分を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記突片部分の前記爪部分が前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に掛かるものであることを特徴とする請求項1に記載の組立ボード連結金具。
【請求項4】
前記第1の組立ボードの接合面に前記窪み穴が2カ所設けられており、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が前記窪み穴の位置に対応して2つ設けられており、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部の位置に対応して2つ設けられており、
前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部に対して前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部の撓りにより前記第1の連結金具の2つの前記第1の嵌合部の間の金属板部分を挟持することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の組立ボード連結金具。
【請求項5】
前記第1の連結金具の切り欠きの縁の幅と、前記第2の連結金具の前記突片部分の幅が合致するものであり、前記突片部分が前記切り欠きの縁に嵌合することにより、前記第1の連結金具に対して前記第2の連結金具が上下左右に動かないよう嵌合することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の組立ボード連結金具。
【請求項6】
接合面に対向し合う2つの窪み穴を備え、前記接合面に第1の連結金具が取り付けられた第1の組立ボードと、接合面に第2の連結金具が取り付けられた第2の組立ボードを備え、
前記第1の連結金具が、前記第1の組立ボードの接合面に設けられている窪み穴の上面の一部を覆う縁を持つ第1の嵌合部を備え、
前記第2の連結金具が、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部の縁と嵌合する突片部分を持つ第2の嵌合部を備え、
前記第1の組立ボードの接合面の前記第1の連結金具に対して、前記第2の組立ボードの接合面の前記第2の連結金具を押し込んでゆくことにより、第1の組立ボードと第2の組立ボードを連結する、押し込み組み立て式の組立ボード。
【請求項7】
前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が略「コの字」型、略「ロの字」型または略「Lの字」型のいずれかの切り欠きを備えたものであり、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が板状片を略「くの字」型に前記対向する方向へ折り曲げた突片部分を持ち、前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に対して前記第2の連結金具の突片部分を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記突片部分の略「くの字」部分が前記第1の連結金具の前記切り欠き部分の縁に掛かるものであることを特徴とする請求項6に記載の押し込み組み立て式の組立ボード。
【請求項8】
前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が略「コの字」型、略「ロの字」型または略「Lの字」型のいずれかの切り欠きであり、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が爪部分と前記爪部分を撓らせる撓り部分を備えた突片部分であり、前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に対して前記第2の連結金具の突片部分を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記突片部分の前記爪部分が前記第1の連結金具の前記切り欠きの縁部分に掛かるものであることを特徴とする請求項6に記載の押し込み組み立て式の組立ボード。
【請求項9】
前記第1の組立ボードの接合面に前記窪み穴が2カ所設けられており、前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部が前記窪み穴の位置に対応して2つ設けられており、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部が前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部の位置に対応して2つ設けられており、
前記第1の連結金具の前記第1の嵌合部に対して前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部を押し込んで接合すると、前記第2の連結金具の前記第2の嵌合部の撓りにより前記第1の連結金具の2つの前記第1の嵌合部の間の金属板部分を挟持することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の押し込み組み立て式の組立ボード。
【請求項10】
前記第1の連結金具の切り欠き部分の幅と、前記第2の連結金具の前記突片部分の幅が合致するものであり、前記突片部分が前記切り欠き部分に嵌合することにより、前記第1の連結金具に対して前記第2の連結金具が上下左右に動かないよう嵌合することを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の押し込み組み立て式の組立ボード。
【請求項11】
前記組立ボードが木材ボードである請求項6から10のいずれか1項に記載の押し込み組み立て式の組立ボード。
【請求項12】
前記組立ボードが金属板ボードであり、前記第1の連結金具が前記金属板ボードと一体化され、前記第2の連結金具が前記金属板ボードと一体化されたものである請求項6から10のいずれか1項に記載の押し込み組み立て式の組立ボード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−106129(P2011−106129A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−260527(P2009−260527)
【出願日】平成21年11月14日(2009.11.14)
【出願人】(509317243)株式会社シカタ (3)
【出願人】(507217095)株式会社 オオヤマ (1)
【Fターム(参考)】