説明

経穴刺激器具

【課題】 実効361余といわれる全身の経穴を治療目的別に選択し、該経穴に対して「気」及び物理的な刺激を行い、頚椎症、ぎっくり腰、偏頭痛各、頚椎症、ぎっくり腰、偏頭痛などに治療効果を達成する身体の経穴刺激器具の提供。
【解決手段】人体の経穴相当部位およびその周辺に当接される突起部1及び底面部6と、該突起部1と接する円錐部2、該円錐部2と接する円柱部3、本体内部の空洞部4、該空洞部内に封入される鉱物5からなることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体に数多く存在する経穴と称される経穴を刺激することによって、各種の治療や健康増進に寄与し得る人体の経穴刺激器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より人体の経穴と呼ばれる部位に鍼や灸による刺激を与えることによって、各種の治療を施こし、また健康促進を図ることが周知されている。然し乍ら鍼で体を傷つけたり灸で火傷をしたりといった心配があった。
鍼:体表に鍼を刺す為に、使い回しや洗浄後の使用ではエイズや肝炎などの感染も起こり得る。
また、体をきづ付ける事による痛みを伴う。
灸:体表に高温の熱を当てる為、やけどを起こし痛みを伴う。やけど跡が残る事により、東洋医学でいう経絡の流れを永久に遮断する。
ツボ押し棒:筋肉への指圧効果のみが期待され、東洋医学で言う経絡への作用は期待出来ない。
電気などによるツボ刺激器具:自然のものではない刺激なので、体に不自然な影響を与える恐れがある。電流の大きさによる事故も術者のミスや器具の不良、またその器具の故障によって起こりえる。
【0003】
本発明は下記特許文献を各々の背景技術として考案されたものである。
【特許文献1】JP2000−93488
【特許文献2】日本国実用新案登録出願5−58879号
【特許文献3】JP 11−146899
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
然るに本発明が提案する人体の経穴刺激器具に於いては、既述した在来の欠陥を解消するべく開発されたものであって、例えば、人体の足裏、背中、腰部、肩部等に存在する人体の経穴相当部位およびその周辺を有効に刺激すると同時に、その刺激部位を使用者各人の好みに相応して適宜最適な位置に設定自在に変更出来、安全な人体の経穴刺激器具を提供することを目的とする。
また本発明は経穴刺激だけでなく気(宇宙エネルギー)を人体に注入する。その注入性質は良性波動、良性刺激である。故に体内に良性『場』作りが出来る。その宇宙エネルギーは私達の周りの空間に無尽蔵に充満しているが、取り出し方が簡単でない為、またその存在に氣付かない為にほとんど利用されていないのが現状である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した目的を達成するがために本発明による人体の経穴刺激器具に於いては次の構成が採択される。即ち、人体の経穴相当部位およびその周辺に当接される、突起部が尖っていなく、また突起物の根本に気を送るため、円錐を2つ重ね合わせた中に有効な線分を封入することを特徴とする人体の経穴刺激器具を提供するものである。
また気(宇宙エネルギー)に関しては(1)形状を利用して集積・放射する、(2)材質を利用して集積・放射する、の2種類の手段を採用するものである。

(1)項については、宇宙エネルギーが図形と共鳴(共振)するという性質を利用するものである。宇宙エネルギーは、三角形、四角形、六角形や円などの平面図形やピラミッド、半球や球などの立体図形と共鳴するという性質がある。図形が宇宙エネルギーと共鳴すると図形が宇宙エネルギーを集積したり、放射したりするという現象が起こる。たとえば、ピラミッドパワーというのはピラミッドを形成する4つの三角形と1つの四角形が宇宙エネルギーと共鳴し集積放射された宇宙エネルギーである。ピラミッドの場合、エネルギーはピラミッドの中央の3分の1の高さの所に宇宙エネルギーが集まっていると同時に、頂点からは波長の異なる別のエネルギーが放射されている。強力なピラミッドパワーを得るには、1辺を正確に北にあわせる必要がありますが、この事はピラミッドパワーが、地磁氣と関係していることを示しており、ピラミッドパワー、即ち宇宙エネルギーが磁氣粒子であるという説を裏つけている。なお、ピラミッドは方向性があるため使いにくいが、ピラミッドの変わりに半球を用いても、類似の宇宙エネルギーが得られる。半球状だと方向性がなく、使いやすくなる。
【0006】
(2)項については、材質を利用すると、それ自体が宇宙エネルギーを集積・放射する材質を見つけて利用する。地球の内部は活性的な宇宙エネルギーに満ちてあり、地殻のマグマのエネルギーは、地球の回転軸方向から取り入れた宇宙エネルギーによるものでもある。地球の内部の宇宙エネルギーは絶えず地球表面に放射されている(これが地の氣の波動)。それを吸収しながら地表に出てきた温泉の水は、宇宙エネルギーに満ちている。温泉の医療効果は宇宙エネルギーによるものでもある。

地球の内部は宇宙エネルギーに満ちているので、長い期間地球の内部に存在した鉱物は、宇宙エネルギーと共振するような波長を持つ材質に変化しており、それらが地球表面に出てきたときにも空間の宇宙エネルギーと共鳴して、宇宙エネルギーを放射する物質になっている。その証拠に麦飯石、水晶、遠赤外線セラミックス、磁鉄鉱、電氣石などは、いずれも火成岩である。ただし火成岩がすべて宇宙エネルギーを放射するのではなく、地球の内部の場所や鉱物の結晶状態や温度など、ある条件のものだけが、宇宙エネルギーを放射する材料になっている。その研究の上で本発明に鉱物を内蔵している。

一般的にエネルギーを通しやすいのは金属だが、金属の種類により異なる。金属の場合、アルミニウム、胴、銀、白銀、金の順で宇宙エネルギーをよく通すようになる。したがって、宇宙エネルギー集積・放射商品を作る場合、白銀や金で作ることが望ましいことになる。

故に本発明は、真鍮(黄銅)で気を通しやすくする為に表面仕上げに24Kの3ミクロンのコーティングをしている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、経穴刺激器具を用いる使用者が、所望する最適な部位或いは経穴相当部位を予め任意に選定し、この選定した部位に突起部或いは底面部によって、人体の各部に存在する経穴を有効に押圧刺激することが出来、その経穴刺激部位を任意に選択変更出来るものとなる。
【0008】
また突起部を用いるか底面部を用いるかによって、押圧力の相違、即ち経穴刺激の強弱を任意に選定することが出来、必要部位は強い、それ以外は弱い経穴刺激が得られ、頗る快適な使用を遂行し得るものとなる。これより疼痛や炎症の沈静、内臓疾患の治療などにも利用できる。先端部分では東洋医学で言う緊張させ・エネルギー不足を補う補が出来、底面部では緊張やエネルギー過剰を和らげる写が出来る。
本発明は自然の気を形状の力により取り込み放射するので、体に優しく、安全である。薬や電気などを一切使わず自然界のもの(本体、取り込み放射する気)を利用しているので副作用もない。

肌に当てるだけで刺すわけではないので、使い回しによる病気感染もない。
経絡へ作用し、高い治療効果がある事は東洋医学の最高峰・上海中医薬大学附属龍華病院の臨床研究でも明らかとされている。

頚椎症・ぎっくり腰・偏頭痛各30人の臨床結果(外来82名・入院8名、計90名、3ヶ月間)
頚椎症〜有効率100%
ぎっくり腰〜有効率93.3%
偏頭痛〜有効率90%
リク・キンクン教授(上海中医薬大学附属龍華病院院長・全中国医学学会常任理事・全中国外科学会副主任)
カ・シコウ教授(上海中医薬大学附属龍華病院医務局長・国家医療保険基本目録専門家・中国上海2001年エイペック医療組グループ長)
【0009】
特に痛みに対しては効果が高く、その併発症にも効果が出る。
また本発明は病気の痛みだけをとるのではなく、大元の臓腑から癒していくので予防・根本治療となる療法を可能とする。
【0010】
図2は本発明の先端部から発する気のキルリアン写真(体の表面から放出される生体エネルギーである「オーラ」のこと。このオーラの決定的瞬間の映像が、1939年に旧ソビエトの電気技師キルリアン夫妻によって撮影され、夫婦の名をとってキルリアン写真と呼ばれている。)である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明による人体の経穴刺激器具にあっては、使用者が好む最適な部位、或いは経穴相当部位を予め任意に選定し、当該部位に突起部、或いは底面部をあて疾患の治療を行う。
【実施例1】
【0012】
次いで本発明による人体の経穴刺激器具に関する実施の一例を詳述する。
先端部或いは底面部を人体の患部・経穴にあてることによって気や経絡(経穴と経穴を結んだ線の事で、体の内外・上下・左右・臓腑を結び、気血水を全身に巡らせる連絡通路と呼ばれる)の流れを整え、ひいては腰痛、頭痛、肩こりなどの疾患を和らげる。

本器具は内部にある空洞部の形状の力により、エネルギーを補ったり瀉したりする事が出来る。

先端部の角度は補う角度であり、底面部は瀉する角度なので底面部を当てるだけで瀉する事が出来る。先端部を人体に当てるときは、底面部から氣を取り込み、先端部から氣を放射している。この逆で底面部を人体に当てた場合、人体からの過剰を取り込み、体外へ放出する事となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】経穴刺激器具の図である。
【図2】本発明の先端部から発する気のキルリアン写真である。
【符号の説明】
【0014】
1 突起部
2 円錐部
3 円柱部本体
4 本体内部の空洞部
5 円錐部内部の内容物
6 底面部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体の経穴相当部位およびその周辺に当接される、突起部(1)及び底面部(6)と、該突起部(1)と接する円錐部(2)、該円錐部(2)と接する円柱部(3)、本体内部の空洞部(4)、該空洞部内に封入される鉱物(5)からなる経穴刺激器具。
【請求項2】
本体が銅70%、亜鉛30%からなる真鍮でできた請求項1の経穴刺激器具。
【請求項3】
内容物である鉱物(5)がトルマリン顆粒焼成品、竹炭顆粒状、ピンクトルマリンを海水で混ぜた請求項1の経穴刺激器具。
【請求項4】
本体内部の空洞部(4)の形状が先端部内部の円錐部の角度が51度52分、底部内に隣接する円錐部の角度が76度96分である請求項1の経穴刺激器具。
【請求項5】
本体の表面仕上げに24Kの3ミクロンのコーティングを施した請求項1の経穴刺激器具。

【図1】
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【図2】
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