説明

経路案内システム、経路案内方法、経路案内装置、および、プログラム

【課題】 架台やスイッチを用いることなく、確実なモード切り替えを実現可能であり、かつ、ユーザの使用状況に最適な経路案内システムを提供する。
【解決手段】 通信部14と通信部24とを介して相互に通信可能な移動端末10と表示装置20とを備え、移動端末10は、複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する制御部15と、表示装置20との通信状況を検知する通信検知部17と、通信検知部17において通信部14と通信部24との通信の確立又は切断が検知されたら、実行される経路案内モードを他の経路案内モードに切り替えるモード切替部16とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経路案内技術に関し、特に、使用者の状況に応じて経路案内を変更する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電子化された地図データを用いて、ユーザに経路案内情報を提供する技術がある。経路案内は、ユーザの置かれている状況に応じて、提供すべき内容も異なる。例えば、自動車運転中と歩行中とでは、移動速度の違いから使用すべき地図の縮尺を変える必要があり、ガソリンスタンドの位置など案内すべき施設に関する情報にも違いがある。そのため、経路案内には歩行者用モードや車載用モードなどの複数のモードが用意されており、例えば、特許文献1では、車両に固定された架台への着脱により、使用モードを切り替える技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−207350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の装置では、歩行者用モードから車載用モードに変更して車載用モードとして使用するためには常に架台に装置を設置しておかなければならないという問題がある。また、装置と架台との装着が不十分であるとモードが切り替わらなかったり、使用中に操作ができなくなったり、表示がされなくなるという問題も生じる。
【0005】
さらに、モードを切り替えるためには装置を架台に設置したり、装置に設けられているスイッチ等を操作する必要があり、ユーザが何らかの処理を行うこととなり煩雑な操作が必要となる。電車や地下鉄等の交通機関用モードの場合は、ユーザが自らモードの切替をする必要があり、切替を忘れてしまうこともあり、煩雑な操作が必要となることだけでなく、ユーザが操作を行わなければモードの切り替えが行われないことも問題がある。
【0006】
また、車載用モードであれば、見やすさを重視して経路案内情報を表示する画面を大きくすることが好ましいが、装置のサイズが大きくなるので携帯性が悪くなるという問題がある。一方、歩行者用モードであれば、携帯性を重視して装置のサイズを小さくすることが好ましいが、車載用モード使用時の視認性が悪くなってしまうという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、架台やスイッチを用いることなく、確実なモード切り替えを実現可能であり、かつ、ユーザの使用状況に最適な経路案内システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明に係る経路案内システムは、相互に通信可能な移動端末と表示装置とを備え、前記移動端末は、複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する経路案内実行手段と、前記表示装置との通信状況を検知する通信検知手段と、前記表示装置との通信が検知されたときに、前記経路案内実行手段で実行される経路案内モードを他の経路案内モードに切り替えるモード切替手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
これによれば、移動端末と表示装置との通信を検知すると経路案内モードを切り替えるので、架台やスイッチなどを用いずに、確実なモード切替が可能となる。
【0010】
ここで、前記モード切替手段は、前記通信検知手段において前記表示装置との通信の確立又は切断が検知されたときに、経路案内モードを切り替えるとするのが好ましい。
【0011】
これによれば、移動端末と表示装置との接続が確立されたときにモードを切り替え、解除されたときにもモードを切り替えるので、ユーザの使用状況に適した経路案内システムが実現される。
【0012】
また、前記移動端末は、さらに、前記経路案内実行手段で実行された経路案内の画面を前記表示装置へ送信する画面送信手段を備えるとしてもよい。
【0013】
これによれば、移動端末よりも大きな画面の表示装置で経路案内情報を表示するので、経路案内システムは、よりユーザビリティに優れたものとなる。
【0014】
さらに、前記表示装置は、表示装置固有の外部情報を取得する外部情報取得手段と、外部情報取得手段で取得された外部情報を前記移動端末へ送信する外部情報送信手段とを備え、前記経路案内実行手段は、受信した外部情報を利用して経路案内を実行するとしてもよい。
【0015】
また、本発明は、相互に通信可能な移動端末と表示装置とを備えるシステムにおいて、前記移動端末が複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する経路案内実行ステップと、前記移動端末が前記表示装置との通信状況を監視する通信状況監視ステップと、前記通信状況監視ステップで前記表示装置との通信が検知されたときに、前記移動端末が経路案内モードを切り替えるモード切替ステップとを含む経路案内方法として、実現することもできる。
【0016】
さらに、経路案内装置として、表示装置と相互に通信可能な移動端末であって、複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する経路案内実行手段と、前記表示装置との通信状況を検知する通信検知手段と、前記表示装置との通信が検知されたときに、前記経路案内実行手段で実行される経路案内モードを他の経路案内モードに切り替えるモード切替手段とを備える、とすることもできる。
【0017】
またさらに、相互に通信可能な移動端末と表示装置とを備えるシステムにおいて、前記移動端末が複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する経路案内実行ステップと、前記移動端末が前記表示装置との通信状況を監視する通信状況監視ステップと、前記通信状況監視ステップで前記表示装置との通信が検知されたときに、前記移動端末が経路案内モードを切り替えるモード切替ステップとを、コンピュータに実行させるプログラムとしても実現可能である。
【発明の効果】
【0018】
このように、本発明に係る経路案内システムによれば、移動端末と表示装置との通信を検知したときに経路案内モードを切り替えるので、架台やスイッチなどを設置することなく、確実なモード切替が可能となる。また、モードに応じて経路案内を表示装置側から出力したり、移動端末側から出力したりするので、ユーザの使用状況に適した表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】経路案内システムの構成を示すブロック図である。
【図2】経路案内システムの動作を示すシーケンス図である。
【図3】表示画面の一例を示す図である。
【図4】表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係る経路案内システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は、経路案内システムの構成を示すブロック図である。
【0022】
図1に示すように、経路案内システムは移動端末10と表示装置20とを備える。
【0023】
移動端末10は、ユーザが持ち運びをする移動端末で、例えば、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯情報端末であり、入力部11、表示部12、外部情報取得部13、通信部14および制御部15を備えている。
【0024】
入力部11は、ユーザからの操作を受け付けるユニットで、例えば、携帯電話機のキーなどで構成される。入力部11は、ユーザからの操作指示を受け付けると制御部15へと送る。
【0025】
表示部12は、ユーザに対して経路案内を画面表示する液晶表示パネルなどで構成される。
【0026】
外部情報取得部13は、位置情報や方角情報、地域情報など経路案内に使用される各種の情報を取得するユニットで、例えば、GPS(Global Positioning System)や電子コンパス、情報提供サーバからこれらの情報を取得して制御部15へと送る。
【0027】
通信部14は、表示装置20との通信を行うユニットで、無線通信又は有線通信により、表示装置20の通信部24とやり取りを行う。移動端末10から表示装置20に向けて送信されるのは、表示部12で表示される画像データ等である。これにより、表示部12の表示パネルよりも大きいディスプレイを備える表示装置20で、移動端末10で処理を行った経路案内を表示することができ、ユーザの視認性を充足させることができる。なお、通信部14は、移動端末10の操作入力画面を表示装置20へ送信し、表示装置20で操作入力画面を表示させてユーザからの操作入力を受け付けて、これを受信する構成とすることもできる。
【0028】
制御部15は、移動端末10の各部を制御するユニットであり、CPUや、ROM、RAMなどで構成される。制御部15は、経路案内のためのプログラムを実行して、外部情報取得部13から得た外部情報を用いて経路案内を行い、表示部12に表示させたり、通信部14を介して表示装置20へ送信したりする。この制御部15は、経路案内モードの切り替えを行い、切り替えられたモードに対応した経路案内を行うものであり、モード切替部16および通信検知部17を備えている。
【0029】
モード切替部16は、通信検知部17からのモード切替指示を受けて、経路案内のモードの切り替えを行う。この切替えは、複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードを切り替えるもので、歩行者用モードから車載用モード、車載用モードから歩行者用モード、歩行者用モードから電車用モード、電車用モードから歩行者用モードなどに切り替えるものである。モードの切替が行われると、制御部15では切り替えられたモードに対応するように地図の縮尺の変更、表示する施設の変更、リルート(ルートの再探索)等が実行される。
【0030】
通信検知部17は、通信部14における表示装置20との通信状況を監視し、表示装置20との通信状況に応じてモード切替部16に切替指示を送る。なお、表示装置20側で設置されているモードを指定し、表示装置20側から切替の指示を行う情報が通信検知部17に送信されることもある。
【0031】
ここで、通信状況と経路案内のモード切替について例を挙げて説明する。例えば、移動端末10が携帯電話機で、表示装置20が車載用ディスプレイであるとした場合、経路案内が歩行者用モードの移動端末10において、通信検知部17が表示装置20との通信の確立を検知するとモード切替部16に車載用モードへの切替指示を出し、通信検知部17が表示装置20との通信の切断を検知するとモード切替部16に歩行者用モードへの切替指示を出す。また、歩行者用モードの移動端末10において、通信検知部17が鉄道車両内や駅プラットホーム等の駅構内に設置された表示装置20との通信の確立を検知するとモード切替部16に電車用モード(鉄道利用モード)への切替指示を出す。この他、歩行者用モードにも複数のモードを設定し、例えば、地上を歩行する場合を地上歩行モード、地下街を歩行する場合を地下街モード、大型施設内を歩行する場合を施設内モードとすることも可能である。この場合、地上歩行モードの移動端末10において、通信検知部17が地下街や大型施設内のホットスポット(登録商標)に設置された表示装置20との通信の確立を検知するとモード切替部16に地下街モードや施設内モードへの切替指示を出すといったことも考えられる。
【0032】
表示装置20は、移動端末10と通信を行い、移動端末10より大きな画面でユーザに対して移動端末10の経路案内を表示するもので、例えば、車載用ディスプレイ、PND(Personal Navigation Device)などである。この表示装置20は、入力部21、表示部22、外部情報取得23、通信部24および制御部25を備えている。
【0033】
入力部21は、ユーザからの操作を受け付けるユニットで、例えば、ボタン、キーなどから構成され、タッチパネルも含まれるものとする。
【0034】
表示部22は、ユーザに対して経路案内を画面表示するモニタなどで構成され、移動端末10との接続が確立しているときは、移動端末10から送信される経路案内を表示出力する。
【0035】
外部情報取得部23は、外部情報を取得するユニットであり、移動端末10の外部情報取得部13と同様に、位置情報や方角情報、地域情報などをGPS(Global Positioning System)や電子コンパス、情報提供サーバから取得する。一方、外部情報取得部23は、移動端末10の外部情報取得部13とは異なり、表示装置20が車載用ディスプレイであれば自動車の速度センサから現在の速度情報を取得したり、鉄道車両内に設置された表示装置20であれば、列車の路線名、時刻情報、運行状況等の情報を取得したり、地下街に設置された表示装置20であればサーバから地下街に関する情報を取得するなど、表示装置20が設置されている箇所に特有の外部情報を取得することもできる。ここで取得された外部情報は制御部25へと送られ、通信部24を介して移動端末10に送信され、移動端末10における経路案内に利用することも可能である。
【0036】
通信部24は、移動端末10と通信を行うユニットで、移動端末10の通信部14とやり取りを行う。表示装置20から移動端末10に向けて送信されるのは、上述した外部情報取得部23で取得した外部情報等である。
【0037】
制御部25は、表示装置20の各部を制御するユニットであり、CPUなどで構成される。
【0038】
次に、以上のように構成される経路案内システムの動作について説明する。なお、ここでは、一例として、歩行者用モードの移動端末10を車載用モードに切り替えて、再び歩行者用モードに切り替える動作を説明する。
【0039】
図2は、経路案内システムの動作を示すシーケンス図である。
【0040】
まず、表示装置20は、動作を開始すると(ステップS100)、通信部24を介して移動端末10に向けて接続問い合わせ(機器探索)の信号を送信する(ステップS102)。移動端末10は、表示装置20と通信可能な距離に位置すれば、表示装置20からの接続問い合わせを受信することができる。
【0041】
移動端末10は、通信部14を介して接続問い合わせを受信すると、表示装置20に向けて無線通信の接続を求める接続要求の信号を送信する(ステップS104)。表示装置20は、通信部24を介して接続要求を受信すると無線通信が確立したことを示す接続確認の信号を移動端末10へ送信する(ステップS106)。
【0042】
移動端末10の通信部14が接続確認を受信すると、通信検知部17は表示装置20との接続確立を検知し、モード切替部16にモード切替指示を送る。その指示に基づいてモード切替部16は、経路案内を歩行者用モードから車載用モードに切り替える(ステップS108)。
【0043】
移動端末10と表示装置20との通信が確立しモードが切り替わると、移動端末10における経路案内の表示画面データは通信部14を介して表示装置20へ送信され、表示装置20の表示部22から表示出力される(ステップS110)。また、表示装置20の外部情報取得部23で取得された外部情報は、通信部24を介して移動端末10へ送信され、移動端末10の制御部15で実行される経路案内に利用される(ステップS112)。
【0044】
なお、通信検知部17は接続確認を受信したら自動的にモード切替指示を送ることとしてもよいが、表示部12や表示部22からユーザにモード切替を確認する画面を出力し、入力部11を介してユーザからの指示を受けてから切り替えるとしてもよい。
【0045】
図3は、ユーザからの指示を受け付ける場合の表示画面の一例を示す図である。ここでは、移動端末10に相当する携帯電話機100と表示装置20に相当する車載用ディスプレイ200との通信が確立されたときに、車載用ディスプレイ200にユーザへモード切替の指示を促す画面を表示する例を挙げている。
【0046】
移動端末10と表示装置20との通信が維持されている間は、移動端末10から表示装置20へは表示画面データの送信(ステップS110)、表示装置20から移動端末10へは外部情報データの送信(ステップS112)を繰り返す。
【0047】
その後、移動端末10が表示装置20との通信可能な圏外に移動する等によって、移動端末10と表示装置20との通信が切断され、通信検知部17がこれを検知すると(ステップS120)、通信検知部17はモード切替部16にモード切替指示を送る。その指示に基づいてモード切替部16は、経路案内を車載用モードから歩行者用モードに切り替える(ステップS122)。
【0048】
図4は、車載用モードから歩行者用モードへ切り替える際の表示画面の一例を示す図である。ここでは、携帯電話機100と車載用ディスプレイ200との通信が切断されたために歩行者用モードへ切り替えることを示す携帯電話機100の表示画面例を挙げている。
【0049】
なお、上述した動作は、一つの例に過ぎない。ここでは、表示装置20から接続問い合わせを行う動作を示しているが、移動端末10から接続要求を行うこともありうる。また、移動端末10と表示装置20との接続が確立した時点でモードを切り替えるのではなく、移動端末10が表示装置20からの接続問い合わせを受信した時点でモードを切り替えたり、モードの切り替えと表示装置20との接続についてユーザに指示を促すとしてもよい。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態に係る経路案内システムによれば、移動端末と表示装置との通信確立をトリガとして経路案内モードを切り替えるので、架台やスイッチなどの物理的手段を用いることなく、確実にモードを切り替えることができる。また、選択されたモードに応じて表示装置から経路案内を表示したり、移動端末から経路案内を表示するので、ユーザの使用状況に応じて最適な画面表示を行う経路案内システムが実現される。
【0051】
以上、本発明に係る経路案内システムについて、実施の形態に基づいて説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の目的を達成でき、かつ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々設計変更が可能であり、それらも全て本発明の範囲内に包含されるものである。
【0052】
例えば、上記実施の形態では、入力部と表示部とを独立したものとして表現しているが、入力部と表示部とを兼ね備えたタッチパネル等の入力表示部としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明に係る経路案内システムは、複数の経路案内モードの切替を行うナビゲーション装置等として有用である。
【符号の説明】
【0054】
10 移動端末
11、21 入力部
12、22 表示部
13、23 外部情報取得部
14、24 通信部
15、25 制御部
16 モード切替部
17 通信検知部
20 表示装置
100 携帯電話機
200 車載用ディスプレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互に通信可能な移動端末と表示装置とを備え、
前記移動端末は、
複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する経路案内実行手段と、
前記表示装置との通信状況を検知する通信検知手段と、
前記表示装置との通信が検知されたときに、前記経路案内実行手段で実行される経路案内モードを他の経路案内モードに切り替えるモード切替手段とを備える
ことを特徴とする経路案内システム。
【請求項2】
前記モード切替手段は、前記通信検知手段において前記表示装置との通信の確立又は切断が検知されたときに、経路案内モードを切り替える
ことを特徴とする請求項1記載の経路案内システム。
【請求項3】
前記移動端末は、さらに、
前記経路案内実行手段で実行された経路案内の画面を前記表示装置へ送信する画面送信手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は2記載の経路案内システム。
【請求項4】
前記表示装置は、
表示装置固有の外部情報を取得する外部情報取得手段と、
外部情報取得手段で取得された外部情報を前記移動端末へ送信する外部情報送信手段とを備え、
前記経路案内実行手段は、受信した外部情報を利用して経路案内を実行する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の経路案内システム。
【請求項5】
相互に通信可能な移動端末と表示装置とを備えるシステムにおいて、
前記移動端末が複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する経路案内実行ステップと、
前記移動端末が前記表示装置との通信状況を監視する通信状況監視ステップと、
前記通信状況監視ステップで前記表示装置との通信が検知されたときに、前記移動端末が経路案内モードを切り替えるモード切替ステップとを含む
ことを特徴とする経路案内方法。
【請求項6】
表示装置と相互に通信可能な移動端末であって、
複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する経路案内実行手段と、
前記表示装置との通信状況を検知する通信検知手段と、
前記表示装置との通信が検知されたときに、前記経路案内実行手段で実行される経路案内モードを他の経路案内モードに切り替えるモード切替手段とを備える
ことを特徴とする経路案内装置。
【請求項7】
相互に通信可能な移動端末と表示装置とを備えるシステムにおいて、
前記移動端末が複数の移動手段の種別毎に設定される経路案内モードの経路案内の中から一の経路案内モードの経路案内を実行する経路案内実行ステップと、
前記移動端末が前記表示装置との通信状況を監視する通信状況監視ステップと、
前記通信状況監視ステップで前記表示装置との通信が検知されたときに、前記移動端末が経路案内モードを切り替えるモード切替ステップとを、
コンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−117775(P2011−117775A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−273844(P2009−273844)
【出願日】平成21年12月1日(2009.12.1)
【出願人】(500578216)株式会社ゼンリンデータコム (231)
【Fターム(参考)】