説明

結束シート状物の反転装置

【課題】結束シート状物を損傷させることなく効率よく反転させることができるようにすること、および、小型のシート反転装置が得られるようにすることである。
【解決手段】搬入コンベヤ11の下流側に搬出コンベヤ41を設け、上記搬入コンベヤ11の搬出端にプッシャ装置30を設ける。搬入コンベヤ11から搬出コンベヤ41に向けて搬送された結束シート状物Aの搬送方向の前半部が搬出コンベヤ41に送り込まれた状態で搬出コンベヤ41を、その搬出端部を中心にして搬入端部が下降動する方向に揺動させ、同時に搬出コンベヤ41により結束シート状物Aを上流側に搬送して、搬出コンベヤ41の搬入端部上で起立させる。その起立状態の結束シート状物Aをプッシャ装置30で押圧し、結束シート状物Aの伏倒によって反転状態とし、その反転状態で搬出コンベヤ41を水平状態に戻して反転された結束シート状物Aを下流側に搬送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、結束された積み重ね状態のシート状物を、その搬送途中において上下が逆となるように反転させる結束シート状物の反転装置に関する。
【背景技術】
【0002】
シート加工機としてのフォルダグルアにおいては、縦罫線により区分された4枚のパネルおよび一側のパネルの側縁に連設された接合代を有する段ボールシートを一方向に搬送し、その搬送中において両側のパネルのそれぞれ内側の縦罫線に沿っての折曲げと、他側のパネルと接合代の重なり部の接着とによって扁平なケースを形成するようにしている。
【0003】
上記フォルダグルアにより形成される扁平なケースは、その下流側に設けられたカウンタエジェクタに送り込まれて計数され、積み重ねられた状態で結束部に送り込まれて結束され、ケース束とされる。
【0004】
ここで、フォルダグルアには、両側のパネルを下向きに折り曲げて扁平なケースを形成する形式のものが存在する。そのようなフォルダグルアからカウンタエジェクタにケースが送り込まれて結束されると、扁平なケースは、パネルと接合代の重なり接着部が下向きとなる状態で結束され、その結束状態で下流側に設けられたケーサ等の加工機に送り込まれることになる。
【0005】
扁平な箱体を開箱して四角筒状の箱体を形成するケーサにおいては、一般的に、扁平な箱体の接着部を上向きとして開箱するため、カウンタエジェクタからケーサにケース束が送り込まれる前段において、そのケース束を反転して上下を逆にする必要が生じる。
【0006】
ケース束のようなシート状物を、その搬送途中において上下を反転する反転装置として、特許文献1および2に記載されたものが従来から知られている。
【0007】
ここで、特許文献1に記載された反転装置においては、ベルトコンベヤの上方においてアームの一端部を揺動自在に支持し、そのアームの他端部にフックを設け、上記ベルトコンベヤにより搬送されるシート状物の搬送方向の先端部をフックに係合させ、シート状物の移動による押圧によってアームを揺動させるとともに、シート状物の先端部を持ち上げ、ベルトコンベヤによって後端部がさらに搬送される作用により上端部を上流側に伏倒させてシート状物を反転させるようにしている。
【0008】
一方、特許文献2に記載された反転装置においては、前部シート搬送コンベヤと後部シート搬送コンベヤ間にシート反転枠を設け、そのシート反転枠に4つの収容部を90°の間隔を置いて形成し、後部シート搬送コンベヤから横向きに保持された収容部にシート状物を送り込み、そのシート状物が収容部に収容される状態でシート反転枠を180°回転させて、シート状物を反転させるようにしており、反転後のシート状物を前部シート搬送コンベヤにより下流側に搬送するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】実用新案登録第3158249号公報
【特許文献2】特開2000−233854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、特許文献1に記載された反転装置においては、反転に至るまでのサイクルタイムが長く、また、シート状物は先端部が持ち上げられ、起立する状態から上流側に倒れて反転状態とされるため、倒れ角が大きく、反転時の衝撃が大きくなってシート状物が損傷するおそれがある。
【0011】
一方、特許文献2に記載された反転装置においては、前部シート搬送コンベヤと後部シート搬送コンベヤ間にシート反転枠を収容可能とする比較的大きな組込みスペースを確保する必要があるため、反転装置が大型化するという不都合がある。
【0012】
この発明の課題は、結束シート状物を損傷させることなく効率よく反転させることができるようにすること、および、小型のシート反転装置が得られるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の課題を解決するために、この発明においては、結束されたシート状物を下流側に向けて水平搬送する搬入コンベヤと、その搬入コンベヤの下流側に設けられ、搬出部を中心にして搬入端部が下降動する方向への揺動と、受け取ったシート状物を上流側に向けて搬送する作用とによってその搬入端部と前記搬入コンベヤの搬出端部間に跨る状態のシート状物を搬入端部上で起立させる搬出コンベヤと、前記搬入コンベヤの搬出部に設けられ、前記搬出コンベヤの搬入部上でシート状物が起立状態とされた際に、そのシート状物の上流側に向く背面の上部を下流側に向けて押圧して、シート状物を搬出コンベヤの搬送面上に伏倒させるプッシャ装置とからなる構成を採用したのである。
【0014】
上記の構成からなる結束シート状物の反転装置において、搬入コンベヤから搬送状態にある搬出コンベヤに結束シート状物が送り込まれ、その結束シート状物の搬送方向の前半部が搬出コンベヤの搬入端部で支持されると、搬出コンベヤは、その結束シート状物の搬送方向の前後面間の長さ寸法に応じて搬出部を中心に搬入端部が下降動する方向に所要角度揺動する。また、搬出コンベヤは逆転し、結束シート状物を上流側に向けて搬送する。その揺動と搬送とによって結束シート状物は搬出コンベヤの搬入端部上で起立状態とされる。
【0015】
結束シート状物が起立する状態になると、プッシャ装置がその結束シート状物の上流側に向く背面を下流側に向けて押圧する。その押圧により結束シート状物は上端部が下流側に向けて伏倒し、反転状態とされる。その反転状態の結束シート状物は搬出コンベヤによって下流側に搬送される。
【0016】
ここで、搬入コンベヤを、その搬入部を中心にして搬出端部が上昇動する方向に揺動可能に支持し、その搬入コンベヤの搬出端部が上昇動する方向への揺動と搬出コンベヤの搬入端部が下降動する方向への揺動とによって結束シート状物を搬出コンベヤの搬入端部上で起立状態にさせるようにしてもよい。
【0017】
また、プッシャ装置を昇降自在とすると、搬出コンベヤの搬入端部上で結束シート状物が起立状態とされた際に、そのシート状物の上部と対向する位置までプッシャ装置を上昇させてシート状物を押圧することにより、比較的小さな押圧力で結束シート状物を下流側に向けて確実に伏倒させることができる。
【0018】
この場合、プッシャ装置を揺動可能に支持された搬入コンベヤの搬出端部で支持して、搬入コンベヤの揺動によりプッシャ装置を昇降動させるようにしてもよく、あるいは、プッシャ装置そのものを昇降動させるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0019】
この発明においては、上記のように、搬出コンベヤの揺動と、その搬出コンベヤが結束シート状物を上流側に搬送する作用によりシート状物を搬出コンベヤの搬入端部上で起立させ、その起立状態の結束シート状物の背面をプッシャ装置で押圧するようにしたので、結束シート状物を確実に反転させることができ、その反転に至るまでのサイクルタイムが短く、結束シート状物を効率よく反転させることができる。
【0020】
また、結束シート状物を90°回転して一旦起立状態とし、その起立状態の結束シート状物をさらに同方向に90°回転させて反転状態とするため、反転時の衝撃は小さく、結束シート状物を損傷させることなく反転することができる。
【0021】
さらに、搬入コンベヤの下流側に搬出コンベヤを設け、かつ、搬入コンベヤの搬出端部にプッシャ装置を設けた部品点数の少ない簡単な構成であるため、小型のシート反転装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明に係る結束シート状物の反転装置の実施の形態を示す正面図
【図2】図1の平面図
【図3】図1に示す搬出コンベヤを下向きに揺動させた状態の正面図
【図4】(I)は、搬入コンベヤによるシート状物の搬送状態を示す正面図、(II)は、シート状物を搬出コンベヤの搬入端部まで送り込んだ状態を示す正面図
【図5】(III)は、シート状部が起立状態にされる途中の状態を示す正面図、(IV)は、シート状物を起立状態に変換した状態を示す正面図
【図6】(V)は、プッシャの作動開始状態を示す正面図、(VI)は、プッシャがシート状物を押圧している途中の状態を示す正面図
【図7】(VII)は、シート状物の反転状態を示す正面図、(VIII)は、反転されたシート状物の送り出し状態を示す正面図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、扁平なケース束からなる結束シート状物Aは、送り込みコンベヤ1からその下流側に設けられた搬入コンベヤ11に送り込まれ、その搬入コンベヤ11からその下流側に設けられた搬出コンベヤ41に送り込まれて下流側に搬出される。
【0024】
送り込みコンベヤ1の搬出端にはストッパ2が設けられている。ストッパ2はシリンダ3により昇降動され、その上昇停止状態では、上端部が送り込みコンベヤ1の搬送面上に突出して結束シート状物Aを停止保持するようになっている。
【0025】
搬入コンベヤ11は、複列のベルトコンベヤ12からなっている。複列のベルトコンベヤ12のそれぞれは、左右一対のコンベヤフレーム13と、そのコンベヤフレーム13の一端部で回転自在に支持されたヘッドプーリ14と、コンベヤフレーム13の他端部で回転自在に支持されたテールプーリ15と、そのテールプーリ15とヘッドプーリ14間にかけ渡されたベルト16からなっている。
【0026】
テールプーリ15のプーリ軸15aは共通とされ、そのプーリ軸15aの両端部が固定配置の一対の軸受17によって回転自在に支持されている。また、プーリ軸15aは図示省略したモータにより駆動され、そのモータの駆動によって送り込みコンベヤ1から送り込まれてくる結束シート状物Aを下流側に水平搬送するようになっている。
【0027】
上記搬入コンベヤ11は、テールプーリ15を支持するプーリ軸15aを中心にして揺動自在とされ、搬出側端部の下方に設けられた揺動駆動装置20によって搬出側端部が上昇動する方向に揺動される。
【0028】
図3に示すように、揺動駆動装置20はシリンダ21からなる。このシリンダ21は搬入コンベヤ11の搬出側端部の下方に設けられてそれぞれのベルトコンベヤ12のコンベヤフレーム13に連結されたステー22に連結されており、上記ステー22を上昇動させるようになっている。
【0029】
ステー22には結束シート状物Aを下流側に向けて押圧する左右一対のプッシャ装置30が支持されている。プッシャ装置30は、搬入コンベヤ11の搬出端より下流側に設けられたプッシャ部材31と、そのプッシャ部材31をシート状物Aの搬送方向に前後動させるシリンダ32とからなり、上記シリンダ32がステー22に支持され、プッシャ部材31はその上面が搬入コンベヤ11の搬送面より少し下位に位置する配置とされて、シート状物Aの送り出しを阻害することのない高さに保持されている。
【0030】
図1および図2に示すように、搬出コンベヤ41は、左右一対のコンベヤフレーム42と、そのコンベヤフレーム42に支持されたベルトコンベヤ43からなる。ベルトコンベヤ43は、ヘッドプーリ44とテールプーリ45間に幅広のベルト46をかけ渡した構成とされ、それぞれのプーリ44、45の両端部に設けられたプーリ軸44a、45aがコンベヤフレーム42によって回転自在に支持され、ヘッドプーリ44のプーリ軸44aが図示省略したモータによって正転駆動され、または、逆転方向駆動される。
【0031】
ここで、ヘッドプーリ44のプーリ軸44aの両端部はコンベヤフレーム42を貫通し、そのコンベヤフレーム42の外側方に臨む両端部が固定配置の軸受47によって回転自在に支持され、そのプーリ軸44aを中心にして搬出コンベヤ41は揺動自在とされ、搬入端部の外側方に設けられた揺動駆動装置50によって搬入端部が上下動する方向に揺動されるようになっている。
【0032】
図1および図3に示すように、揺動駆動装置50は、搬出コンベヤ41の搬入端部上に設けられた支点軸51を中心にして揺動可能に支持されたアーム部材52に、モータ53と、アーム部材52の長さ方向に延びてモータ53により回転駆動されるねじ軸54とを設け、上記ねじ軸54にねじ係合されたナット部材55をコンベヤフレーム42の外側面から突設する連結軸56を中心にして回転自在に連結し、上記ねじ軸54をモータ53で回転し、ナット部材55をねじ軸54の軸方向に移動させて搬出コンベヤ41を搬入側端部が上下動する方向に移動させるようにしている。
【0033】
なお、図1に示す60は直動式のエアダンパを示す。このエアダンパ60は搬出コンベヤ41に衝撃力が付加された際にその衝撃力を緩衝するようになっている。
【0034】
実施の形態で示す結束シート状物の反転装置は上記の構造からなり、図4乃至図7は、その結束シート状物Aの反転動作を段階的に示している。
【0035】
図4(I)は、図1に示す送り込みコンベヤ1から搬入コンベヤ11に結束シート状物Aが送り込まれた状態を示し、その結束シート状物Aは搬入コンベヤ11によって下流側に搬送される。このとき、搬出コンベヤ41も結束シート状物Aを下流側に向けて搬送する状態にある。
【0036】
結束シート状物Aが搬入コンベヤ11の搬出端部に設けられた検出センサPHの位置まで送り込まれ、その検出センサPHが結束シート状物Aを検出すると、検出センサPHから制御装置に検出信号が出力される。
【0037】
ここで、制御装置には、結束シート状物Aの長さ寸法Lや搬入コンベヤ11のテールプーリ15の回転角を検出する回転センサからの出力信号が入力されるようになっており、上記検出センサPHから検出信号が入力されると、その制御装置は、テールプーリ15の回転角によって結束シート状物Aの移動量を演算する。その演算値と予め入力されている結束シート状物Aの長さ寸法Lとから結束シート状物Aの長さ寸法Lの中央が搬入コンベヤ11と搬出コンベヤ41間に送り込まれたかどうかを割り出す。
【0038】
図4(II)に示すように、結束シート状物Aの長さ寸法Lの中央が搬入コンベヤ11と搬出コンベヤ41間に位置するまで送り込まれると、搬入コンベヤ11および搬出コンベヤ41が停止する。また、図1に示す揺動駆動装置50のモータ53が作動し、ねじ軸54の回転によりナット部材55がねじ軸54の軸方向に移動され、搬出コンベヤ41がヘッドプーリ44のプーリ軸44aを中心にして搬入端部が下降動する方向に揺動される。
【0039】
また、ヘッドプーリ44が図示省略されたモータによって逆回転され、搬出コンベヤ41が結束シート状物Aを上流側に向けて搬送する。その搬送と搬出コンベヤ41の揺動とによって結束シート状物Aは図5(III)に示すように、搬送方向先端部が下降し、結束シート状物Aは起立する方向に回動する。このとき、シート状物Aは搬送方向の後端部がプッシャ部材31と接触する状態を保って起立する方向に回動する。
【0040】
図5(IV)に示すように、結束シート状物Aが搬出コンベヤ41の搬入端部において起立し、その搬入端部に設けられた第1センサPHおよび第2センサPHが起立状態であることを検出すると、揺動駆動装置50のモータ53が停止する。その停止によって搬出コンベヤ41は傾斜状態に保持され、また、搬出コンベヤ41は停止状態とされる。
【0041】
図5(IV)に示すように、結束シート状物Aが搬出コンベヤ41の搬入端部において起立し、搬出コンベヤ41が停止状態とされると、図1に示す揺動駆動装置20のシリンダ21が作動して搬入コンベヤ11の搬出端部を押し上げる。その押し上げにより、搬入コンベヤ11は、搬出端部が上昇動する方向に揺動する。
【0042】
図6(V)に示すように、プッシャ部材31が起立状態とされた結束シート状物Aの上流側に向く背面の上部に対向すると、プッシャ装置30のシリンダ32が作動してプッシャ部材31を前進動させる。そのプッシャ部材31の前進により、結束シート状物Aはプッシャ部材31で押圧されて、図6(VI)に示すように、上部が下流側に倒れ込み、図7(VII)に示すように、搬出コンベヤ41の搬入端部上で反転された状態となる。
【0043】
搬出コンベヤ41の搬送面上に設けられた検出センサPHが結束シート状物Aの反転を検出すると、図1に示す揺動駆動装置50が作動して、搬出コンベヤ41を水平となる状態に向けて揺動させる。図7(VIII)に示すように、搬出コンベヤ41および搬入コンベヤ11が水平の状態に戻されると、揺動駆動装置50が停止し、同時に搬出コンベヤ41が駆動して、反転された結束シート状物Aを下流側に向けて搬送する。
【0044】
なお、検出センサPHが結束シート状物Aの反転を検出した際、搬出コンベヤ41を駆動して結束シート状物Aを下流側に向けて搬送し、同時または結束シート状物Aの送り出し後に、搬出コンベヤ41を水平となる状態に向けて揺動させるようにしてもよい。
【0045】
結束シート状物Aが搬出コンベヤ41の搬出端から送り出されると、図1に示すストッパ2がシリンダ3の作動により下降され、次の結束シート状物Aが搬入コンベヤ11上に送り込まれ、以後、上記と同様の動作が繰り返し行われる。
【0046】
実施の形態における結束シート状物の反転装置においては、上記のように、搬出コンベヤ41の揺動と、その搬出コンベヤ41が結束シート状物Aを上流側に搬送する作用により結束シート状物Aを搬出コンベヤ41の搬入端部上で起立させ、その起立状態の結束シート状物Aの背面をプッシャ装置30で押圧するようにしたので、結束シート状物Aを確実に反転させることができ、その反転に至るまでのサイクルタイムも短く、結束シート状物Aを効率よく反転させることができる。
【0047】
また、搬入コンベヤ11の下流側に搬出コンベヤ41を設け、かつ、搬入コンベヤ41の搬出端部にプッシャ装置30を設けた部品点数の少ない簡単な構成であるため、小型のシート反転装置を得ることができる。
【0048】
実施の形態においては、揺動可能に支持された搬入コンベヤ11の搬出端部でプッシャ装置30を支持し、その搬入コンベヤ11の揺動によりプッシャ装置30を昇降動させるようにしたが、搬入コンベヤ11と関係なくプッシャ装置30そのものを昇降動させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0049】
11 搬入コンベヤ
30 プッシャ装置
41 搬出コンベヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
結束されたシート状物を下流側に向けて水平搬送する搬入コンベヤと、
その搬入コンベヤの下流側に設けられ、搬出部を中心にして搬入端部が下降動する方向への揺動と、受け取ったシート状物を上流側に向けて搬送する作用とによってその搬入端部と前記搬入コンベヤの搬出端部間に跨る状態のシート状物を搬入端部上で起立させる搬出コンベヤと、
前記搬入コンベヤの搬出部に設けられ、前記搬出コンベヤの搬入部上でシート状物が起立状態とされた際に、そのシート状物の上流側に向く背面の上部を下流側に向けて押圧して、シート状物を搬出コンベヤの搬送面上に伏倒させるプッシャ装置と、
からなる結束シート状物の反転装置。
【請求項2】
前記搬入コンベヤを、その搬入部を中心にして搬出端部が上昇動する方向に揺動可能に支持した請求項1に記載の結束シート状物の反転装置。
【請求項3】
前記プッシャ装置を昇降自在とした請求項1又は2に記載の結束シート状物の反転装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−126496(P2012−126496A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−278954(P2010−278954)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【出願人】(000115980)レンゴー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】