説明

継手接続クリップ、継手接続構造

【課題】一方向からのアクセスのみで簡単に取り外すことができ、取り外しの作業性に優れるとともに、継手が回転しないよう回転防止手段が装備され、また簡単に外れないようにロック機構も装備でき、さらにコンパクトな配管構成を得るのに好適な継手接続クリップ、継手接続構造を提供する。
【解決手段】継手接続クリップ1の構造として、挟持部10、10の上部に一対の開閉操作部11、11を設け、この開閉操作部11、11を挟持部10、10の上部両側から摘む操作によって一方向のみのアクセスで該挟持部10、10が開閉されるものとする。上記一対の開閉操作部11、11を摘む操作は例えば片手の親指と人差し指でも十分に可能な作業だから、片手で簡単に継手接続クリップ1を取り外すことができる。挟持部10、10の上部側からの片手の操作で挟持部10、10が開となるから、継手接続クリップ1を取り外すために必要なスペースを継手接続クリップ1の両側に確保する必要はない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの継手を接続するときに用いられる継手接続クリップ、その継手接続クリップを用いた継手接続構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の継手接続クリップとしては、例えば特許文献1の構造のものが知られている。同文献1の継手接続クリップ(1)は、適度の弾性を有する一枚の板材をC字形状のように折り曲げ成形してなるとともに(同文献の段落0010参照)、接続管(5)と被接続管(6)とを接続する際は、そのC字の両端にあたる下部の両スカート部(34、34)を左右両側に開いて当該接続部に装着する構造になっている。尚、カッコ内の符号は特許文献1で使用されている符号である。以下も同様である。
【0003】
しかし、上記従来構造の継手接続クリップ(1)によると、下部側の両スカート部(34、34)を左右両側に開いて接続部に装着する構造を採っている。このため、既に装着されている継手接続クリップ(1)を取り外す際のクリップ取り外しアクセス方向が、継手接続クリップ(1)の左右両側や後方であり、それを取り外すには例えば継手クリップ(1)の両側から両手を差し込んで両手で両スカート部(34、34)を掴んで開かなければならず、片手で継手接続クリップ(1)を簡単に取り外すことは困難である。
【0004】
特に、継手接続クリップ(1)の両側に手を差し込めるだけの十分なスペースがない場合は、両手でスカート部(34、34)を掴むことができないから、両手を使っても継手接続クリップ(1)を取り外すことができなくなる場合もある。
【0005】
また、上記従来構造の継手接続クリップ(1)にあっては、その取り外しを可能とするために、必ず継手接続クリップ(1)の両側に手を差し込めるだけの十分なスペースを確保しなければならない。そのため、工場内でよくみられるように複数の配管が密に並列に並んでいるような部位において、上記構造の継手接続クリップ(1)を使用しようとすると、継手接続クリップ(1)の両側に手を差し込めるだけの十分なスペースを確保する手段として、例えば継手接続クリップ(1)を千鳥状に配置しなければならない。継手接続クリップの配置構成が煩雑になる。また、そのように配置したとしても、上記従来構造の継手接続クリップ(1)では、その両側に必ず上記スペースが必要となるので、複数の配管を密に並列に配置することができず、コンパクトな配管構成を採りえないという問題点もある。
【0006】
さらに、上記従来構造の継手接続クリップ(1)によると、ロック機構がなく、部外者等により簡単に継手接続クリップ(1)が外されてしまうおそれや、また継手接続クリップ(1)で接続した継手が回転してしまうという問題もある。
【0007】
【特許文献1】特開2003−28368号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、一方向からのアクセスのみで簡単に取り外すことができ、取り外しの作業性に優れるとともに、継手が回転しないよう回転防止手段が装備され、また簡単に外れないようにロック機構も装備でき、さらにコンパクトな配管構成を得るのに好適な継手接続クリップ、継手接続構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、(1)本発明の継手接続クリップは、外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とをそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続するときに、その両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップであって、上記継手接続クリップは、上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、上記挟持部を閉じる方向に常時付勢する付勢手段と、上記挟持部の上部に一体に設けられ、かつ、該挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで該挟持部を開とする一対の開閉操作部とを備えることを特徴とする。
【0010】
(2)本発明の継手接続クリップは、外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とをそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続するときに、その両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップであって、上記継手接続クリップは、板バネ材を折り曲げて構成され、上記板バネ材の弾性変形により上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、上記挟持部の上部に設けた一対の装着穴と、上記一対の装着穴のそれぞれに着脱自在に挿入装着されるとともに、上記挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで上記挟持部を開とする一対の開閉操作体とを備えることを特徴とする。
【0011】
上記(1)本発明の継手接続クリップにおいて、上記継手接続クリップは、上記挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段を具備するものとしてよい。
【0012】
上記(1)本発明の継手接続クリップにおいて、上記開操作禁止手段は、上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係合穴と、上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、上記介挿部品は、プレート部と、該プレート部の一端部から突出形成された固定突起と、上記プレート部の他端部から出没自在に設けられたスライド突起と、該スライド突起を上記プレート部の他端部から外側へ突出させる方向に付勢する付勢手段とを備えてなり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記スライド突起と上記固定突起とを上記一組の係合穴にそれぞれ挿入し、この状態で上記スライド突起の出没を不可とするものとしてもよい。
【0013】
上記(1)本発明の継手接続クリップにおいて、上記開操作禁止手段は、上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係止凸部と、上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、上記介挿部品は、板バネ材の両端を同方向に折り曲げ、この両折り曲げ部のそれぞれに上記係止凸部の形状に合わせて凹んだ係止凹部を設けた構造であり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記折り曲げ部の撓み変形により上記係止凹部が上記係止凸部に嵌め込まれるものとしてもよい。
【0014】
上記(1)および(2)本発明の継手接続クリップにおいて、上記両フランジ部の外周面には、凹凸が複数形成され、上記嵌合部は、バーで上下に仕切られた2つの開口穴を有するとともに、上記複数の凹凸のうち少なくともいずれか一つの凸部が上記一方の開口穴に入って嵌合し、この入り込んだ凸部の上隣の凸部が上記他方の開口穴に入って嵌合し、その両開口穴に入り込んだ上下両凸部の間の凹部に上記バーが入って嵌合することで上記第1および第2の継手の回転を防止する構造を採用することもできる。
【0015】
上記(2)本発明の継手接続クリップにおいて、上記継手側に上記継手接続クリップを固定ロックするためのロックネジを具備してもよい。
【0016】
上記目的を達成するために、(3)本発明の継手接続構造は、外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とがそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続される継手接続構造において、上記両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップを有し、上記継手接続クリップは、上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、上記挟持部を閉じる方向に常時付勢する付勢手段と、上記挟持部の上部に一体に設けられ、かつ、該挟持部の上方両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで該挟持部を開とする一対の開閉操作部とを備えることを特徴とする。
【0017】
(4)本発明の継手接続構造は、外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とがそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続される継手接続構造において、上記両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップを有し、上記継手接続クリップは、板バネ材を折り曲げて構成され、上記板バネ材の弾性変形により上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、上記挟持部の上部に設けた一対の装着穴と、上記一対の装着穴のそれぞれに着脱自在に挿入装着されるとともに、上記挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで上記挟持部を開とする開閉操作体とを備えることを特徴とする。
【0018】
上記(3)本発明の継手接続構造において、上記継手接続クリップは、上記挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段を具備するものとしてよい。
【0019】
上記(3)本発明の継手接続構造において、上記開操作禁止手段は、上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係合穴と、上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、上記介挿部品は、プレート部と、該プレート部の一端部から突出形成された固定突起と、上記プレート部の他端部から出没自在に設けられたスライド突起と、該スライド突起を上記プレート部の他端部から外側へ突出させる方向に付勢する付勢手段とを備えてなり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記スライド突起と上記固定突起とを上記一組の係合穴にそれぞれ挿入し、この状態で上記スライド突起の出没を不可とするものとしてもよい。
【0020】
上記(3)本発明の継手接続構造において、上記開操作禁止手段は、上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ形成され、互いに対向する一組の係止凸部と、上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、上記介挿部品は、板バネ材の両端を同方向に折り曲げ、この両折り曲げ部のそれぞれに上記係止凸部の形状に合わせて凹んだ係止凹部を設けた構造であり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記折り曲げ部の撓み変形により上記係止凹部が上記係止凸部に嵌め込まれるものとしてもよい。
【0021】
上記(3)および(4)本発明の継手接続構造において、上記両フランジ部の外周面には、凹凸が複数形成され、上記嵌合部は、バーで仕切られた第1と第2の嵌合穴を有するとともに、上記複数の凹凸のうち少なくともいずれか一つの凸部が上記第1の嵌合穴に入り、この第1の嵌合穴に入り込んだ凸部の隣の凸部が上記第2の嵌合穴に入り、その第1と第2の嵌合穴に入り込んだ2つの凸部間の凹部に上記バーが入って嵌合することで上記第1および第2の継手の回転を防止する構造であるものとしてもよい。
【0022】
上記(4)本発明の継手接続構造において、上記継手側に上記継手接続クリップを固定ロックするためのロックネジを具備してもよい。
【発明の効果】
【0023】
本発明にあっては、継手接続クリップの構造として、挟持部の上部に一対の開閉操作部を設け、この開閉操作部を挟持部の上部両側から摘む操作によって一方向のみのアクセスで該挟持部を開とする構成、または、挟持部の上部に一対の装着穴を設け、この装着穴に着脱自在に一対の開閉操作体が挿入装着され、その挿入装着された一対の開閉操作体を挟持部の上部両側から摘む操作によって一方向のみのアクセスで該挟持部を開とする構成を採用したため、挟持部の上方から一対の開閉操作体を摘むという一方向からのアクセスのみで簡単に継手接続クリップを片手で取り外すことができる。
【0024】
また、本発明の場合、継手接続クリップを取り外そうとするときに、挟持部の上部側からの片手の操作で挟持部が開となるから、従来構造の継手接続クリップのように、継手接続クリップを取り外すために必要なスペースを継手接続クリップの両側に確保する必要がなく、かかるスペースを省略することができるから、複数の継手接続クリップを横一列に近接させて配置することができ、継手接続クリップの配置構成が簡素化され、コンパクトな配管構成を得るのに好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
図1は雄型継手(第1の継手)の説明図である。同図の雄型継手50は、筒状のボディ51の外周面にフランジ部52を一体に形成した構造になっている。フランジ部52はボディ51の先端(一端)より少し引っ込んだ位置に形成されている。また、フランジ部52より先のボディ51先端部は、図2の雌型継手60側に挿入する挿入部53として形成され、この挿入部53の外周面には、Oリング装着溝54と、これに装着されたOリング55が設けられている。更に、フランジ部52の外周面には一定の間隔で凹凸56が複数形成されている。
【0027】
図2は図1の雄型継手に対応する雌型継手(第2の継手)の説明図である。図2の雌型継手60は、筒状のボディ61の外周面にフランジ部62を一体に形成した構造になっている。この図2の雌型継手60において、フランジ部62は雄型継手50のフランジ部52と同径でボディ61の最先端(一端)に形成されている。また、ボディ61先端部側の内側空間は、雄型継手50の挿入部53が挿入される挿入孔63になっている。この雌型継手60のフランジ部62の外周面にも、雄型継手50の凹凸56と同じ間隔で、同様の凹凸64が複数形成されている。
【0028】
雄型継手50の挿入部53を雌型継手60の挿入穴63に挿入すると、図3に示したように、雄型継手50と雌型継手60は、それぞれのフランジ部52、62どうしを突き合した状態で接続される。
【0029】
尚、本実施形態では、雄型継手50や雌型継手60を流量制御弁等、流体を扱う機器やホース(配管)に直接取り付けることを想定している。機器への雄型継手50の取り付けは、ボディ51の後端外周面には形成した雄ネジ部58若しくはフランジなどの接続部を機器側若しくはホース(配管)の接続部に接続する。この作業はボディ51の胴体腹部外周面に一体に設けたナット57を掴んで行われる。また、機器への雌型継手60の取り付けは、ボディ61の後端外周面に形成した雄ネジ部66を機器側の継手接続部へ捩じ込む。この作業はボディ61の胴体腹部外周面に一体に設けたナット65を掴んで行われる。
【0030】
図4は、本発明の一実施形態である継手接続クリップの説明図、図5は、図4の継手接続クリップにおいて、その挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段の説明図、図6は、図4に示す継手接続クリップの使用状態および図5に示す開操作禁止手段の使用状態の説明図である。
【0031】
図4の継手接続クリップ1は、図3のように接続された雄型継手50と雌型継手60において、その両フランジ部52、62どうしを突き合わせた状態で固定することで、雄型継手50と雌型継手60の抜けを防止する手段として用いられる(図6参照)。
【0032】
図4の継手接続クリップ1は、2枚の金属プレート部品2、3と、ピン軸4と、バネ5から構成されている。上記2枚の金属プレート部品2、3はピン軸4を介して対向し、かつ、該ピン軸4と直交するように配置されている。
【0033】
また、各金属プレート部品2、3は、ピン軸4を中心に回転可能に設けられている。金属プレート部品2、3を回転可能とする構成として、本実施形態では、それぞれの金属プレート部品2、3の両側縁に、ピン軸4方向に向かって略直角に折り曲がって突出した折り曲げ突片6、7を設けるとともに、一方の金属プレート部品2の折り曲げ突片6と他方の金属プレート部品3の折り曲げ突片7とを重ね、この重ね合わせ部に上記ピン軸4を通す構成を採用している。
【0034】
さらに、各金属プレート部品2、3には、継手接続クリップ1の中心線Sからみて、谷折りと山折りの曲げ部8、9が形成されている。谷折りの曲げ部8は、金属プレート部品2、3の折り曲げ突片6、7の下部に設けられ、一方、山折りの曲げ部9は、谷折りの曲げ部8の下方に設けられている。
【0035】
本実施形態の場合は、上記両金属プレート部品2、3全体のうち、その各山折りの曲げ部9の両側周辺部分が、継手接続クリップ1の挟持部10、10として、雄型継手50と雌型継手60の両フランジ部52、62をその外周両側から挟み込むように閉じる部位になる。また、上記両金属プレート部品2、3全体のうち、その各谷折りの曲げ部8より上方の部分、すなわち継手接続クリップ1の中心線Sを基準としてV字状に開いている部分は、継手接続クリップ1の一対の開閉操作部11、11として、挟持部10の上方両側から摘むように操作される部位になる。
【0036】
上記のような継手接続クリップ1の挟持部10、10は、バネ5の力で、閉じる方向に常時付勢されている。
【0037】
すなわち、バネ5はピン軸4に装着されており、このバネ5の一端(右端)5aは図中右側の金属プレート部品2の上部を内側から外側へ押圧するように構成され、同バネ5の他端(左端)5bは図中左側の金属プレート部品3の上部を内側から外側へ押圧するように構成されている。
【0038】
そして、上記バネ5の力の作用により、右側の金属プレート部品2の上部側、すなわち一方の開閉操作部11には、ピン軸4を中心とした時計回りの回転力が付与され、左側の金属プレート部品3の上部側、すなわち他方の開閉操作部11には、ピン軸4を支点とした反時計回りの回転力が付与されている。これにより、2つの金属プレート部品2、3はその下部側が対向衝突して閉じた状態になっている。この状態が継手接続クリップ1の挟持部10、10の閉状態である。尚、図4、図5、図7、図8では、説明の便宜上、挟持部10、10が少し開いた状態を示すものとした。
【0039】
上記バネ5の付勢力よりも大きな力で一対の開閉操作部11、11を摘むように操作すると、右側の金属プレート部品2がピン軸4を中心に反時計回りに回転し、同時に左側の金属プレート部品3がピン軸4を支点として時計回りに回転することにより、それまでバネ5の付勢力で閉じていた挟持部10が開くものとなる。
【0040】
上記のような継手接続クリップ1の挟持部10には、その挟持部10が閉じたときに雄型継手50と雌型継手60の両フランジ部の外周部が嵌合する部位として、第1の嵌合部12と第2の嵌合部13が設けられている。
【0041】
この第1と第2の嵌合部12、13は、雄雌両継手50、60のフランジ部52、62の外周に沿って上下に配置されるように構成されている。また、これらの嵌合部12、13のうち、下側の第1の嵌合部12は、バー120で上下に仕切られた2つの開口穴121、122から構成されている。
【0042】
そして、本実施形態では、雄雌両継手50、60のフランジ部52、62外周面の凹凸56、64のうち、少なくともいずれか一つの凸部56−A1が一方(下側)の開口穴121に入って嵌合し、この入り込んだ凸部56−A1の上隣の凸部56−A2が他方(上側)の開口穴122に入って嵌合し、さらに、その両開口穴121、122に入り込んだ上下両凸部56−A1、56−A2の間の凹部56−B1、64−B1に上記バー120が入って嵌合することで雄雌両継手50、60の回転を防止する構造を採用している(図6(d−2)参照)。一方、上側の第2の嵌合部13については、1つの開口穴131からなり、この開口穴131に他の数個の凸部56−A3、56−A4、56−A5が入り込む構造になっている(図6(d−1)参照)。
【0043】
図4の継手接続クリップ1は、その挟持部10を開とする操作を禁止・ロックする開操作禁止手段14を備えている。開操作禁止手段14は、一組の係合穴15、16と介挿部品(スライドロック部品)17により構成されるものである。一組の係合穴15、16は、継手接続クリップ1の各開閉操作部11、11の上端部、すなわち各金属プレート部品2、3のそれぞれの上端部に、互いに対向するように一つずつ開設したものである。介挿部品17は、継手接続クリップ1の両開閉操作部11、11の上端部間、すなわち両金属プレート部品2、3の上端部間に介挿されるものであり、この介挿部品17は具体的には以下のように構成されている。
【0044】
上記介挿部品17は金属製のプレート部170を有し、プレート部170の一端部には固定突起171が突出形成され、プレート部170の他端部にはスライド突起172が設けられている。固定突起171は、プレート部170の一端部を折り曲げ形成してなる構造であって、プレート部170に一体に固定されている。一方、スライド突起172は、プレート部170の他端部から出没自在に設けられている。
【0045】
上記のようにスライド突起172を出没自在に設ける具体的な構成として、本実施形態では、プレート部170の両側縁にスライドガイド板173、173を設け、この両スライドガイド板173、173間にスライダ174を配置し、そのスライダ174のスライド方向先端部に上記スライド突起172を一体形成する構成を採用した。
【0046】
この構成において、スライダ174は、プレート部170に設けられている長穴175に挿入したネジ176でプレート部170側に支持され、ネジ176を締め付けると、スライダ174がプレート部170側に密着することで、スライダ174はスライド不可となる。そして、上記ネジ176を緩めると、スライダ174とプレート部170との密着状態が解除され、スライダ174は、長穴175の長さに相当するストロークで、スライドガイド板173、173でガイドされながらスライド可能となる。また、このスライダ174はバネ177によりスライド突起172を外側へ突出する方向に常時付勢されている。
【0047】
上記構造の介挿部品(スライドロック部品)17を用いて継手接続クリップ1の挟持部10を開とする作業を禁止する際には、ネジ176を緩めてスライダ174をスライド可能とし、スライド突起172を引っ込めておく(図6(c)参照)。この状態で、介挿部品17全体を継手接続クリップ1の両開閉操作部11の上端部間に介挿する。その際、固定突起171は一方の係合穴16内に挿入し、また、スライド突起172は他方の係合穴15と対向するように配置させる。そして、バネ177の力でスライド突起172を突出させる。この突出したスライド突起172は他方の係合穴15内に入り込み、この状態で上記ネジ176を締め付けるものとする。そうすると、スライダ174がスライド不可となることで、スライド突起172の出没が禁止される。このようにして介挿部品17のセット作業が完了すると、その介挿部品17全体が継手接続クリップ1の開閉操作部11を摘む操作の障害物となって、その操作ができなくなるため、継手接続クリップ1の挟持部10を開とする操作が禁止されることになる。
【0048】
以上のように構成された図4の継手接続クリップ1の使用例について図6を基に説明する。
【0049】
図4の継手接続クリップ1を用いて雄型継手50と雌型継手60を固定する際の作業手順は、まず図6(a)のように雄型継手50と雌型継手60を接続しておく。そして、図4の継手接続クリップ1の挟持部10、10上方から一対の開閉操作部11、11を互いに近づけるように片手で摘むことにより挟持部10、10上方からの一方向のみのアクセスで、図6(a)のように挟持部10、10が開となる。この状態で、図6(b)のように、開いている挟持部10、10を雌雄両継手50、60のフランジ部52、62の外周部に被せるようにセットし、その摘んでいる手を離せばよい。
【0050】
そうすると、バネ5の力により挟持部10、10が閉じ、フランジ部52、62の外周部が挟持部10、10の嵌合部12、13に嵌合する。この嵌合形態は、図6(c)、(d−1)、(d−2)のように、フランジ部52、62外周面の凸部56−A1、64−A1が開口穴121に入って嵌合し、この入り込んだ凸部56−A1、64−A1の上隣の凸部56−A2、64−A2が開口穴122に入って嵌合し、さらに、その両開口穴121、122に入り込んだ上下両凸部56−A1、56−A2、64−A1、64−A2の間の凹部56−B1、64−B1にバー120が入って嵌合する形態、および、開口穴131に数個の凸部56−A3、56−A4、56−A5、64−A3、64−A4、64−A5が入って嵌合する形態である。また、その嵌合は凸部56−A1、64−A1、56−A2、64−A2の上下方向に隙間ができる緩い嵌合の形態となっている。これは、機器への雄型継手50や雌型継手60の取り付け状態により、例えば雄型継手50の凸部56−A1と雌型継手60の凸部64−A1とが一直線に並んだ状態とならない場合もあり、このようにずれが生じた場合でも両凸部56−A1、64−A1が一つの開口穴121に入ることができるようにするためである。
【0051】
以上で継手接続クリップ1による雄型継手50と雌型継手60の固定が完了する。その雄型継手50と雌型継手60を固定している継手接続クリップ1を取り外す際は、継手接続クリップ1の挟持部10、10の上方両側から一対の開閉操作体11、11を互いに近づけるように片手で摘むだけでよい。そのようにすると、挟持部10、10上方からの一方向のみのアクセスで挟持部11、11が開き、これにより、フランジ部52、62から嵌合部12、13が外れて、継手接続クリップ1を容易に取り外すことが可能となる。
【0052】
ところで、上記のように雄型継手50と雌型継手60とを固定している継手接続クリップ1の挟持部10、10を開とする操作を禁止したい場合は、介挿部品17を継手接続クリップ1の開閉操作部11側にセットする作業を行なう。このセット作業は以下の手順で行われる。
【0053】
<手順1>
最初に、図6(c)のようにスライド突起172を引っ込め、この状態で、介挿部品17全体を継手接続クリップ1の両開閉操作部11、11の上端部間に介挿する。スライド突起172を引っ込めるには、ネジ176を緩めてスライダ174をスライドさせればよい。介挿部品17の介挿時に、その介挿部品17の固定突起171は一方の係合穴16内に挿入し、スライド突起172は他方の係合穴15と対向するように配置させる。そして、図6(d−1)、(d−2)のように、バネ177の力で突出したスライド突起172が他方の係合穴15内に入り込むようにする。
【0054】
<手順2>
次に、ネジ176を締め付けて、スライダ174のスライドを不可とし、スライド突起172の出没を禁止する。これにより、固定突起171とスライド突起172がそれぞれの係合穴15、16に引っ掛かることで、介挿部品17は両開閉操作部11の上端部間から抜け出なくなり、また、この介挿部品17により両開閉操作部11を摘む操作が不可となり、その摘む操作で継手接続クリップ1の挟持部10、10を開とすることが禁止される。以上で介挿部品17のセット作業は完了する。
【0055】
図7は、本発明の他の実施形態である継手接続クリップの説明図、図8は、図7の継手接続クリップにおいて、そのクリップの挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段の説明図、図8は、図7に示す継手接続クリップの使用状態および図8に示す開操作禁止手段の使用状態の説明図である。
【0056】
図7に示す継手接続クリップの基本的な構成は、図4に示した継手クリップと同様であるため、同一部材には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。この図7の継手接続クリップは、図4の継手接続クリップとは異なる別構造の開操作禁止手段14を備える。
【0057】
すなわち、図7の継手接続クリップが具備する開操作禁止手段14は、一組の係止凸部18、19と、図5のものとは別構造の介挿部品(ワンタッチロック部品)20とにより構成される。一組の係止凸部18、19は、図5の一組の係合穴15、16と同様に、継手接続クリップ1の各開閉操作部11の上端部、すなわち各金属プレート部品2、3のそれぞれの上端部に、互いに対向するように一つずつ開設されたものである。介挿部品20は、板バネ材200の両端を同方向に折り曲げ、この両折り曲げ部201、201のそれぞれに係止凸部18、19の形状に合わせて凹んだ係止凹部202、202を設けた構造になっている。尚、この介挿部品20も、図5に示す介挿部品17と同様に、両開閉操作部11の上端部間に介挿される。
【0058】
上記構造の介挿部品(ワンタッチロック部品)20を用いて継手接続クリップ1の挟持部を開とする作業を禁止する際は、図9(b)のように折り曲げ部201、201を下向きにして、介挿部品20を両開閉操作部11、11の上端部に乗せ、この状態で介挿部品20の上面を上方から指で押圧する。そうすると、図9(c−1)、(c−2)のように、折り曲げ部201、201の撓み変形により係止凹部202、202が係止凸部18、19に嵌め込まれる。このようにして介挿部品20の押圧するだけのワンタッチのセット作業が完了すると、介挿部品20全体が継手接続クリップ1の開閉操作部11を摘む操作の障害物となって、その操作ができなくなるため、継手接続クリップ1の挟持部10を開とする操作が禁止されることになる。
【0059】
尚、図7の継手接続クリップ1を用いて雄型継手50と雌型継手60を固定する際の作業手順は、図9(a)、(b)に示したように、図4の継手クリップ1と同様であるため(図6(a)、(b)、(c)参照)、その詳細説明は省略する。
【0060】
図10は、本発明の他の実施形態である継手接続クリップの説明図、図11は、図10の継手接続クリップにおいて、そのクリップの挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段の説明図、図12は、図10に示す継手接続クリップの使用状態および図11に示す開操作禁止手段の使用状態の説明図である。
【0061】
図10の継手接続クリップは、図3のように接続された雄型継手50と雌型継手60において、その両フランジ部52、62どうしを突き合わせた状態で固定することで、雄型継手50と雌型継手60の抜けを防止する手段として用いられる(図12参照)。
【0062】
図10の継手接続クリップ1は、一枚の板バネ材21を折り曲げ形成したものから構成されている。本実施形態では、かかる継手接続クリップ1の具体的構成として、一枚の板バネ材21の中央付近2箇所を同方向に折り曲げることによって天板部210と下部側で窄まるように傾いた左右の傾斜板部211、212とを形成し、この傾斜板部211、212より下方の3箇所を更に折り曲げるものとした。そして、これら3箇所の曲げ部213A、213B、213Cのうち、クリップ1上部に近い第1曲げ部213Aは、継手接続クリップ1の中心線Sからみて谷折りに折り曲げられている。第1曲げ部213Aの下方に位置する第2曲げ部213Bは、継手接続クリップ1の中心線Sからみて山折りに折り曲げられ、更に、第2曲げ部213Bの下方に位置する第3曲げ部213Cは、継手接続クリップ1の中心線Sからみて谷折りに折り曲げられ、第3曲げ部213Cより先の部分は、クリップ1上部の天板部210と平行になっている。さらに、天板部210にはネジ穴216が設けられ、このネジ穴216にはロックネジ217が下向きに取り付け可能となっている。
【0063】
上記のように折り曲げられた一枚の板バネ材21の中で、第1曲げ部213Aから第2曲げ部213Bを経由して第3曲げ部213Cに至る範囲が、図10の継手接続クリップ1の挟持部10であり、この挟持部10は、板バネ材21の弾性変形により、天板部210の両側を支点として左右に開閉することができ、雄型継手50と雌型継手60の両フランジ部52、62をその外周両側から挟み込むように閉じるものである。
【0064】
尚、この図10の継手接続クリップ1の挟持部10にも、嵌合部12、13が設けられている。かかる嵌合部12、13の具体的な構成は図4に示すものと同様なため、同一部材には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0065】
図10の継手接続クリップ1において、その挟持部10の上部、具体的には天板部210には一対の装着穴214、215が設けられている。一方の装着穴214は、一方の傾斜板部211に近接して開設され、他方の装着穴215は、他方の傾斜板部212に近接して開設されている。
【0066】
また、この図10の継手接続クリップ1は一対の開閉操作体22、23を備える(図11参照)。一方の開閉操作体22は、継手接続クリップ1の装着穴214に着脱自在に挿入される押し板部220と、この押し板部220の上端からS字形状に屈曲して斜め上方に傾いている摘み板部221とを具備する。他方の開閉操作体23も、同様に押し板部230と摘み板部231とを具備する。
【0067】
上記構造の一対の開閉操作体22、23は、図10の継手接続クリップ1の挟持部10を開とする際に用いられる。かかる挟持部10を開とする際には、天板部210の上方から各開閉操作体22、23の押し板部220、230を、それぞれに対応する装着穴214、215に略直角に挿入する。このようにすると、各開閉操作体22、23の押し板部220、230の先端がそれぞれ対応する傾斜板部211、212に当接し、また、各開閉操作体22、23の摘み板部221、231が外側に向かってV字状に開いた状態に配置されるものとなる。この状態で、挟持部10の上部両側から開閉操作体22、23の摘み板部221、231を互いに近づけるように摘むと、開閉操作体22、23のS字形状部222、232を支点とする梃の原理により、各開閉操作体22、23の押し板部220、230が傾斜板部211、212を外側に押し広げ、挟持部10が開となる。
【0068】
以上のように構成された図10の継手接続クリップ1の使用例について図12を基に説明する。
【0069】
図10の継手接続クリップ1を用いて雄型継手50と雌型継手60を固定する際の作業手順は、図12(a)のように一対の開閉操作体22、23を継手接続クリップ1の装着穴214、215に挿入セットする。そして、挟持部10、10の上部両側から開閉操作体22、23を互いに近づけるように片手で摘む。これにより、挟持部10、10上方からの一方向のみのアクセスで図12(a)のように挟持部10、10が開となる。この状態で、図12(b)のように、開いている挟持部10、10を雌雄両継手50、60のフランジ部52、62の外周部に被せるようにセットし、その摘んでいる手を離せばよい。
【0070】
そうすると、板バネ材21のバネ力で挟持部10、10が閉じ、フランジ部52、62の外周部が挟持部10、10の嵌合部12、13に嵌合する。この嵌合形態は、図4の継手接続クリップ1と同様である。そのように嵌合した状態で天板部210のロックネジ217を締め付けると、そのロックネジ217の先端がフランジ部52、62の凹部56−B2、64−B2の底を押圧し、その反作用で継手接続クリップ1全体が上方に引き上げられる。これにより、第1の嵌合部12のバー120がその上方に位置するフランジ部52、62の凸部56−A2、56−A2に強く接触し、継手接続クリップ1による雄雌両継手50、60の接続固定力が増し、雄雌両継手50、60側に継手接続クリップ1が固定ロックされるとともに、継手接続クリップ1を介して雄雌両継手50、60が堅固に固定される。
【0071】
以上で図10の継手接続クリップ1による雄型継手50と雌型継手60の固定が完了する。固定が完了した後、一対の開閉操作体22、23は取り外され、所定の場所に保管される。
【0072】
上記のように雄型継手50と雌型継手60とを固定している図10の継手接続クリップ1を取り外す際は、その取り付け時と同様に、一対の開閉操作体22、23を継手接続クリップ1の装着穴214、215に挿入セットする。そして、挟持部10、10の上方両側から一対の開閉操作体22、23を互いに近づけるように片手で摘むだけでよい。そのようにすると、挟持部10、10が開き、これにより、フランジ部52、62から嵌合部12、13が外れ、図10の継手接続クリップ1を容易に取り外すことが可能となる。
【0073】
図10に示す継手接続クリップ1では、天板部210に一対の装着穴214、215を儲け、この装着穴214、215に一対の開閉操作体22、23が挿入装着される構成を採用したが、これに代えて、図13に示す継手接続クリップ1のように、その傾斜板部211、212に、上下に開口しているポケット24、24を一体に設け(図14参照)、このポケット24、24に開閉操作体22、23を挿入装着する構成を採用することができる。この場合、上記各ポケット24、24の内側部分が各開閉操作体22、23の装着穴として機能する。また、上記ポケット24、24に挿入装着される開閉操作体22、23は、図13のように折り曲げのないフラットな板構造とする。このような構造の採用により折り曲げ加工費の削減を通じてクリップ全体の低コスト化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】図1は雄型継手(第1の継手)の説明図であり、図中(a)は雄型継手の正面図、(b)はその右側面図、(c)は(a)中のc−c線断面図である。
【図2】図2は図1の雄型継手に対応する雌型継手(第2の継手)の説明図であり、図中(a)は雌型継手の正面図、(b)はその右側面図、(c)は(a)中のc−c線断面図である。
【図3】図3は図1の雄型継手と図2の雌型継手を接続した状態の説明図であり、図中(a)は接続された雄型継手と雌型継手の外観図、(b)は(a)中のb−b線断面図である。
【図4】図4は本発明の一実施形態である継手接続クリップの説明図であり、図中(a)は継手接続クリップの正面図、(b)はその上面図、(c)はその右側面図である。
【図5】図5は図4の継手接続クリップにおいて、その挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段の説明図であり、図中(a)は継手接続クリップとこれに装着された開操作禁止手段を正面から見たときの断面図、(b)はその上面図、(c)はその右側面図である。
【図6】図6は図4に示す継手接続クリップの使用状態および図5に示す開操作禁止手段の使用状態の説明図である。
【図7】図7は本発明の他の実施形態である継手接続クリップの説明図であり、図中(a)は継手接続クリップの正面図、(b)はその上面図、(c)はその右側面図である。
【図8】図8は図7の継手接続クリップにおいて、そのクリップの挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段の説明図であり、図中(a)は継手接続クリップとこれに装着された開操作禁止手段の正面図、(b)はその上面図、(c)はその右側面図である。
【図9】図9は図7に示す継手接続クリップの使用状態および図8に示す開操作禁止手段の使用状態の説明図である。
【図10】図10は本発明の他の実施形態である継手接続クリップの説明図であり、図中(a)は継手接続クリップの正面図、(b)はその上面図、(c)はその右側面図である。
【図11】図11は図10の継手接続クリップにおいて、そのクリップの挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段の説明図である。
【図12】図10に示す継手接続クリップの使用状態および図11に示す開操作禁止手段の使用状態の説明図。
【図13】本発明の他の実施形態である継手クリップの説明図であり、図中(a)は継手クリップの正面図、(b)はその上面図、(c)はその右側面図である。
【図14】図14は図13の継手接続クリップの使用状態の説明図である。
【符号の説明】
【0075】
1 継手接続クリップ
2、3 金属プレート部品
4 ピン軸
5 バネ
6、7 折り曲げ突片
8 谷折りの曲げ部
9 山折りの曲げ部
10 挟持部
11 開閉操作部
12 第1の嵌合部
120 バー
121、122 開口部
13 第2の嵌合部
131 開口部
14 開操作禁止手段
15、16 係合穴
17 介挿部品
170 プレート部
171 固定突起
172 スライド突起
173 スライドガイド板
174 スライダ
175 長穴
176 ネジ
177 バネ
18、19 係止凸部
20 介挿部品
200 板バネ材
201 折り曲げ部
202 係止凹部
21 板バネ材
210 天板部
211、212 傾斜板部
213A 第1曲げ部
213B 第2曲げ部
213C 第3曲げ部
214、215 装着穴
216 ネジ穴
217 ロックネジ
22 開閉操作体
220 押し板部
221 摘み板部
222 S字形状部
23 開閉操作体
230 押し板部
231 摘み板部
232 S字形状部
24 ポケット
50 雄型継手
51 ボディ
52 フランジ部
53 挿入部
54 Oリング装着溝
55 Oリング
56 凹凸
56−A1、56−A2、56−A3、56−A4、56−A5 凸部
56−B1、56−B2 凹部
57 ナット
58 雄ネジ
60 雌型継手
61 ボディ
62 フランジ部
63 挿入孔
64 凹凸
64−A1、64−A2、64−A3、64−A4、64−A5 凸部
64−B1、64−B2 凹部
65 ナット
66 雄ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とをそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続するときに、その両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップであって、
上記継手接続クリップは、
上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、
上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、
上記挟持部を閉じる方向に常時付勢する付勢手段と、
上記挟持部の上部に一体に設けられ、かつ、該挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで該挟持部を開とする一対の開閉操作部とを備えること
を特徴とする継手接続クリップ。
【請求項2】
外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とをそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続するときに、その両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップであって、
上記継手接続クリップは、
板バネ材を折り曲げて構成され、
上記板バネ材の弾性変形により上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、
上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、
上記挟持部の上部に設けた一対の装着穴と、
上記一対の装着穴のそれぞれに着脱自在に挿入装着されるとともに、上記挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで上記挟持部を開とする一対の開閉操作体とを備えること
を特徴とする継手接続クリップ。
【請求項3】
上記継手接続クリップは、上記挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段を具備すること
を特徴とする請求項1に記載の継手接続クリップ。
【請求項4】
上記開操作禁止手段は、
上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係合穴と、
上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、
上記介挿部品は、
プレート部と、該プレート部の一端部から突出形成された固定突起と、上記プレート部の他端部から出没自在に設けられたスライド突起と、該スライド突起を上記プレート部の他端部から外側へ突出させる方向に付勢する付勢手段とを備えてなり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記スライド突起と上記固定突起とを上記一組の係合穴にそれぞれ挿入し、この状態で上記スライド突起の出没を不可とすること
を特徴とする請求項3に記載の継手接続クリップ。
【請求項5】
上記開操作禁止手段は、
上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係止凸部と、
上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、
上記介挿部品は、
板バネ材の両端を同方向に折り曲げ、この両折り曲げ部のそれぞれに上記係止凸部の形状に合わせて凹んだ係止凹部を設けた構造であり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記折り曲げ部の撓み変形により上記係止凹部が上記係止凸部に嵌め込まれること
を特徴とする請求項3に記載の継手接続クリップ。
【請求項6】
上記両フランジ部の外周面には、凹凸が複数形成され、
上記嵌合部は、バーで上下に仕切られた2つの開口穴を有するとともに、上記複数の凹凸のうち少なくともいずれか一つの凸部が上記一方の開口穴に入って嵌合し、この入り込んだ凸部の上隣の凸部が上記他方の開口穴に入って嵌合し、その両開口穴に入り込んだ上下両凸部の間の凹部に上記バーが入って嵌合することで上記第1および第2の継手の回転を防止する構造であること
を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の継手接続クリップ。
【請求項7】
上記継手側に上記継手接続クリップを固定ロックするためのロックネジを具備すること
を特徴とする請求項2に記載の継手接続クリップ。
【請求項8】
外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とがそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続される継手接続構造において、
上記両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップを有し、
上記継手接続クリップは、
上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、
上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、
上記挟持部を閉じる方向に常時付勢する付勢手段と、
上記挟持部の上部に一体に設けられ、かつ、該挟持部の上方両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで該挟持部を開とする一対の開閉操作部とを備えること
を特徴とする継手接続構造。
【請求項9】
外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とがそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続される継手接続構造において、
上記両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップを有し、
上記継手接続クリップは、
板バネ材を折り曲げて構成され、
上記板バネ材の弾性変形により上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、
上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、
上記挟持部の上部に設けた一対の装着穴と、
上記一対の装着穴のそれぞれに着脱自在に挿入装着されるとともに、上記挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで上記挟持部を開とする開閉操作体とを備えること
を特徴とする継手接続構造。
【請求項10】
上記継手接続クリップは、上記挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段を具備すること
を特徴とする請求項8に記載の継手接続構造。
【請求項11】
上記開操作禁止手段は、
上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係合穴と、
上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、
上記介挿部品は、
プレート部と、該プレート部の一端部から突出形成された固定突起と、上記プレート部の他端部から出没自在に設けられたスライド突起と、該スライド突起を上記プレート部の他端部から外側へ突出させる方向に付勢する付勢手段とを備えてなり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記スライド突起と上記固定突起とを上記一組の係合穴にそれぞれ挿入し、この状態で上記スライド突起の出没を不可とすること
を特徴とする請求項10に記載の継手接続クリップ。
【請求項12】
上記開操作禁止手段は、
上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ形成され、互いに対向する一組の係止凸部と、
上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、
上記介挿部品は、
板バネ材の両端を同方向に折り曲げ、この両折り曲げ部のそれぞれに上記係止凸部の形状に合わせて凹んだ係止凹部を設けた構造であり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記折り曲げ部の撓み変形により上記係止凹部が上記係止凸部に嵌め込まれること
を特徴とする請求項10に記載の継手接続構造。
【請求項13】
上記両フランジ部の外周面には、凹凸が複数形成され、
上記嵌合部は、バーで仕切られた第1と第2の嵌合穴を有するとともに、上記複数の凹凸のうち少なくともいずれか一つの凸部が上記第1の嵌合穴に入り、この第1の嵌合穴に入り込んだ凸部の隣の凸部が上記第2の嵌合穴に入り、その第1と第2の嵌合穴に入り込んだ2つの凸部間の凹部に上記バーが入って嵌合することで上記第1および第2の継手の回転を防止する構造であること
を特徴とする請求項8または9のいずれかに記載の継手接続構造。
【請求項14】
上記継手側に上記継手接続クリップを固定ロックするためのロックネジを具備すること
ことを特徴とする請求項9に記載の継手接続構造。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とをそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続するときに、その両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップであって、
上記継手接続クリップは、
上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、
上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、
上記挟持部を閉じる方向に常時付勢する付勢手段と、
上記挟持部の上部に一体に設けられ、かつ、該挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで該挟持部を開とする一対の開閉操作部とを備え、
上記両フランジ部の外周面には、凹凸が複数形成され、
上記嵌合部は、バーで上下に仕切られた2つの開口穴を有するとともに、上記複数の凹凸のうち少なくともいずれか一つの凸部が上記一方の開口穴に入って嵌合し、この入り込んだ凸部の上隣の凸部が上記他方の開口穴に入って嵌合し、その両開口穴に入り込んだ上下両凸部の間の凹部に上記バーが入って嵌合することで上記第1および第2の継手の回転を防止する構造であること
を特徴とする継手接続クリップ。
【請求項2】
外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とをそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続するときに、その両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップであって、
上記継手接続クリップは、
板バネ材を折り曲げて構成され、
上記板バネ材の弾性変形により上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、
上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、
上記挟持部の上部に設けた一対の装着穴と、
上記一対の装着穴のそれぞれに着脱自在に挿入装着されるとともに、上記挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで上記挟持部を開とする一対の開閉操作体とを備えること
を特徴とする継手接続クリップ。
【請求項3】
上記継手接続クリップは、上記挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段を具備すること
を特徴とする請求項1に記載の継手接続クリップ。
【請求項4】
上記開操作禁止手段は、
上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係合穴と、
上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、
上記介挿部品は、
プレート部と、該プレート部の一端部から突出形成された固定突起と、上記プレート部の他端部から出没自在に設けられたスライド突起と、該スライド突起を上記プレート部の他端部から外側へ突出させる方向に付勢する付勢手段とを備えてなり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記スライド突起と上記固定突起とを上記一組の係合穴にそれぞれ挿入し、この状態で上記スライド突起の出没を不可とすること
を特徴とする請求項3に記載の継手接続クリップ。
【請求項5】
上記開操作禁止手段は、
上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係止凸部と、
上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、
上記介挿部品は、
板バネ材の両端を同方向に折り曲げ、この両折り曲げ部のそれぞれに上記係止凸部の形状に合わせて凹んだ係止凹部を設けた構造であり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記折り曲げ部の撓み変形により上記係止凹部が上記係止凸部に嵌め込まれること
を特徴とする請求項3に記載の継手接続クリップ。
【請求項6】
上記両フランジ部の外周面には、凹凸が複数形成され、
上記嵌合部は、バーで上下に仕切られた2つの開口穴を有するとともに、上記複数の凹凸のうち少なくともいずれか一つの凸部が上記一方の開口穴に入って嵌合し、この入り込んだ凸部の上隣の凸部が上記他方の開口穴に入って嵌合し、その両開口穴に入り込んだ上下両凸部の間の凹部に上記バーが入って嵌合することで上記第1および第2の継手の回転を防止する構造であること
を特徴とする請求項2に記載の継手接続クリップ。
【請求項7】
上記継手側に上記継手接続クリップを固定ロックするためのロックネジを具備すること
を特徴とする請求項2に記載の継手接続クリップ。
【請求項8】
外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とがそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続される継手接続構造において、
上記両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップを有し、
上記継手接続クリップは、
上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、
上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、
上記挟持部を閉じる方向に常時付勢する付勢手段と、
上記挟持部の上部に一体に設けられ、かつ、該挟持部の上方両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで該挟持部を開とする一対の開閉操作部とを備え、
上記両フランジ部の外周面には、凹凸が複数形成され、
上記嵌合部は、バーで上下に仕切られた2つの開口穴を有するとともに、上記複数の凹凸のうち少なくともいずれか一つの凸部が上記一方の開口穴に入って嵌合し、この入り込んだ凸部の上隣の凸部が上記他方の開口穴に入って嵌合し、その両開口穴に入り込んだ上下両凸部の間の凹部に上記バーが入って嵌合することで上記第1および第2の継手の回転を防止する構造であること
を特徴とする継手接続構造。
【請求項9】
外周面にフランジ部を有する第1の継手と外周面にフランジ部を有する第2の継手とがそれぞれのフランジ部どうしを突き合わせて接続される継手接続構造において、
上記両フランジ部を突き合わせた状態で固定する継手接続クリップを有し、
上記継手接続クリップは、
板バネ材を折り曲げて構成され、
上記板バネ材の弾性変形により上記両フランジ部をその外周両側から挟み込むように閉じる挟持部と、
上記挟持部が閉じたときに上記両フランジ部の外周部が嵌合する嵌合部と、
上記挟持部の上部に設けた一対の装着穴と、
上記一対の装着穴のそれぞれに着脱自在に挿入装着されるとともに、上記挟持部の上部両側から摘む操作で一方向のみのアクセスで上記挟持部を開とする開閉操作体とを備えること
を特徴とする継手接続構造。
【請求項10】
上記継手接続クリップは、上記挟持部を開とする作業を禁止する開操作禁止手段を具備すること
を特徴とする請求項8に記載の継手接続構造。
【請求項11】
上記開操作禁止手段は、
上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ開設され、互いに対向する一組の係合穴と、
上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、
上記介挿部品は、
プレート部と、該プレート部の一端部から突出形成された固定突起と、上記プレート部の他端部から出没自在に設けられたスライド突起と、該スライド突起を上記プレート部の他端部から外側へ突出させる方向に付勢する付勢手段とを備えてなり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記スライド突起と上記固定突起とを上記一組の係合穴にそれぞれ挿入し、この状態で上記スライド突起の出没を不可とすること
を特徴とする請求項10に記載の継手接続クリップ。
【請求項12】
上記開操作禁止手段は、
上記各開閉操作部の上端部にそれぞれ形成され、互いに対向する一組の係止凸部と、
上記両開閉操作部の上端部間に介挿される介挿部品とを有し、
上記介挿部品は、
板バネ材の両端を同方向に折り曲げ、この両折り曲げ部のそれぞれに上記係止凸部の形状に合わせて凹んだ係止凹部を設けた構造であり、上記挟持部を開とする作業を禁止する際には、上記折り曲げ部の撓み変形により上記係止凹部が上記係止凸部に嵌め込まれること
を特徴とする請求項10に記載の継手接続構造。
【請求項13】
上記両フランジ部の外周面には、凹凸が複数形成され、
上記嵌合部は、バーで上下に仕切られた2つの開口穴を有するとともに、上記複数の凹凸のうち少なくともいずれか一つの凸部が上記一方の開口穴に入って嵌合しこの入り込んだ凸部の隣の凸部が上記他方の開口穴に入って嵌合し、その両開口穴に入り込んだ上下両凸部の間の凹部に上記バーが入って嵌合することで上記第1および第2の継手の回転を防止する構造であること
を特徴とする請求項9に記載の継手接続構造。
【請求項14】
上記継手側に上記継手接続クリップを固定ロックするためのロックネジを具備すること
ことを特徴とする請求項9に記載の継手接続構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−307904(P2006−307904A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−128697(P2005−128697)
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【特許番号】特許第3721380号(P3721380)
【特許公報発行日】平成17年11月30日(2005.11.30)
【出願人】(390039837)東フロコーポレーション株式会社 (17)
【Fターム(参考)】