説明

網目構造体及びその製造方法並びにフラッシュパネル

【課題】精度が要求される溝加工等を行う必要がなく、簡単に製造することができると共に、比較的軽量で、畳んだ状態でも、ある程度自由に屈曲させたり、湾曲させたりすることができる網目構造体を提供する。
【解決手段】木質片からなる複数の板材12を所定間隔を開けて整列させた状態で紙製の帯状シート13に貼着してなる複数の帯状体11を、それぞれの板材12部分を重ね合わせるようにして積み重ねて、所定位置の板材12部分を接着剤によって接着することで、隣接する帯状体11同士を相互に連結する。隣接する一対の帯状体11、11同士を連結している板材12の間には、その一対の帯状体11、11同士を連結していない3個の板材12が存在し、各帯状体11は、一方側に隣接する他の帯状体11に連結されていない3個の板材12部分のうち、真ん中の板材12部分が、他方側に隣接する他の帯状体11の対応する板材12部分に接着されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、フラッシュパネル等の心材として使用することができる網目構造体及びその網目構造体を心材とするフラッシュパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の網目構造体としては、図18(a)、(b)及び図19に示すようなものがある。この網目構造体50は、図20に示すように、木製の薄板52の両面に紙製のシート53、53が貼着された厚みが3mm程度の化粧板の端材からなる板基材51によって形成されており、図21及び図22に示すように、この板基材51の板面上の所定位置に、一方のシート53を残すように、NCルータを用いて、断面V字形状の折曲用溝54を複数本それぞれ形成した後、折曲用溝54が形成された複数の板基材51を、図22に示すように配置し、同図に両矢印で示す部分を接着剤によって接合したものである。なお、図18(a)では、板基材51間の太い黒線で表示されている部分が接着剤Aを示している。
【0003】
このようにして製造された網目構造体50は、図18(a)に白抜き矢印で示す方向に引き延ばすと、図19に示すように、接合部の内側部分が略六角形に広がった複数のセルからなるハニカム構造となり、フラッシュパネル等の心材として使用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4286899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、こういった網目構造体50は、上述したように、木製の薄板52の両面に紙製のシート53、53が貼着された板基材51に、一方のシート53を残すように、断面V字形状の折曲用溝54を形成しなければならないので、溝加工に精度が要求され、製造に手間がかかるといった問題がある。
【0006】
また、板基材51に断面V字形状の折曲用溝54を形成することによって折り曲げるようにしている網目構造体50は、屈曲部分を含む略全体が木質材によって形成されているので、比較的重く、畳んだ状態では、自由に屈曲させたり、湾曲させたりすることができず、輸送時や保管時の取扱性が悪いといった問題がある。
【0007】
そこで、この発明の課題は、精度が要求される溝加工等を行う必要がなく、簡単に製造することができると共に、比較的軽量で、畳んだ状態でも、ある程度自由に屈曲させたり、湾曲させたりすることができる網目構造体及びその製造方法並びにフラッシュパネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数の板材を所定間隔を開けて整列させた状態で帯状シートに貼着してなる複数の帯状体を、それぞれの前記板材部分を重ね合わせるようにして積み重ね、隣接する前記帯状体同士を前記板材部分で相互に連結してなる網目構造体であって、隣接する一対の前記帯状体同士の各連結部と、それぞれの連結部の隣りの連結部との間には、その一対の前記帯状体同士を連結していない板材部分が存在しており、それぞれの前記帯状体は、一方側に隣接する他の前記帯状体との連結部と、他方側に隣接する他の前記帯状体との連結部とが位置ずれしていることを特徴とする網目構造体を提供するものである。なお、ここにいう「板材部分」とは、板材そのものだけではなく、板材に貼着されているシート部分を含む意味である。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の網目構造体において、隣接する一対の前記帯状体同士の連結部の間には、その一対の前記帯状体同士を連結していない奇数個の前記板材部分が存在しており、それぞれの前記帯状体は、一方側に隣接する他の前記帯状体に連結されていない奇数個の前記板材部分のうち、真ん中の前記板材部分が、他方側に隣接する他の前記帯状体の対応する板材部分に連結されていることを特徴としている。
【0010】
また、請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明の網目構造体において、隣接する一対の前記帯状体同士を相互に連結している前記板材部分の間には、その一対の前記帯状体同士を連結していない3個の前記板材部分が存在しており、それぞれの前記帯状体は、一方側に隣接する他の前記帯状体に連結されていない3個の前記板材部分のうち、真ん中の前記板材部分が、他方側に隣接する他の前記帯状体の対応する板材部分に連結されていることを特徴としている。
【0011】
また、請求項4に係る発明は、請求項1、2または3に係る発明の網目構造体を、その帯状体同士の連結方向に引き延ばすことによって網目を広げた状態で収容固定してなるフラッシュパネルを提供するものである。
【0012】
また、請求項1に係る発明の網目構造体は、所定間隔を開けて整列させた複数本の長尺の細板材にシートを貼着することによって細板材シートを形成する工程と、前記細板材の所定位置に接着剤を塗布しながら、それぞれの前記細板材部分を重ね合わせるようにして前記細板材シートを順次積み重ねて一体化することによって細板材シート集積体を形成する工程と、前記細板材シート集積体を、前記細板材の長手方向に所定幅で順次切断する工程とを備えていることを特徴とする、請求項5に係る発明の製造方法によって効率よく製造することができる。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、請求項1に係る発明の網目構造体は、所定間隔を開けて整列させた複数本の長尺の細板材にシートを貼着することによって形成した複数の細板材シートを、その細板材の所定位置に接着剤を塗布しながら、それぞれの細板材部分を重ね合わせるようにして細板材シートを順次積み重ねて一体化することによって細板材シート集積体を形成し、この細板材シート集積体を、細板材の長手方向に所定幅で順次切断することによって製造することができるので、従来の網目構造体のように、精度が要求される溝加工等を行う必要がなく、簡単に製造することができる。
【0014】
また、この網目構造体は、所定間隔を開けて整列させた複数の板材を帯状シートによって連結する構成を採用しているので、屈曲部分を含む全体が木質材によって形成されている従来の網目構造体に比べて軽量化することができ、折り畳んだ状態でも、ある程度自由に屈曲させたり、湾曲させたりすることができる。
【0015】
また、請求項2に係る発明の網目構造体は、隣接する一対の帯状体同士の連結部の間には、その一対の帯状体同士を連結していない奇数個の板材部分が存在しており、それぞれの帯状体は、一方側に隣接する他の帯状体に連結されていない奇数個の板材部分のうち、真ん中の板材部分が、他方側に隣接する他の帯状体の対応する板材部分に連結されているので、相互に繋がっている網目が同一形状となり、均一な網目構造を実現することができる。従って、請求項4に係る発明のように、この網目構造体をフラッシュパネル等の心材として使用すると、全体的に略均一なパネル強度を確保することができる。
【0016】
特に、請求項3に係る発明の網目構造体は、隣接する一対の帯状体同士の連結部の間には、その一対の帯状体同士を連結していない3個の板材部分が存在しており、それぞれの帯状体は、一方側に隣接する他の帯状体に連結されていない3個の板材部分のうち、真ん中の板材部分が、他方側に隣接する他の帯状体の対応する板材部分に連結されているので、相互に繋がっている網目が六角形状のハニカム構造となる。従って、この網目構造体をフラッシュパネル等の心材として使用すると、最も効率よく、所定の強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この発明に係る網目構造体を心材として使用したフラッシュパネルを示す一部切欠斜視図である。
【図2】同上の網目構造体を示す模式図(斜視図)である。
【図3】(a)は同上の網目構造体を構成している帯状体を一方から視た側面図、(b)は同上の帯状体を示す平面図、(c)は同上の帯状体を他方から視た側面図である。
【図4】(a)は同上の網目構造体を畳んだ状態を示す部分拡大平面図、(b)は同上の網目構造体を畳んだ状態を示す部分拡大側面図である。
【図5】同上の網目構造体を構成している帯状体の連結位置を説明するための説明図である。
【図6】同上の網目構造体を実際に広げた状態を示す部分平面図である。
【図7】同上の網目構造体の製造過程で形成される細板材シートの形成方法を説明するための説明図である。
【図8】同上の細板材シートを示す斜視図である。
【図9】(a)、(b)は同上の細板材シートを順次積み重ねて一体化する際の接着剤の塗布位置を説明するための説明図である。
【図10】同上の細板材シートを順次積み重ねて一体化してなる細板材シート集積体を示す斜視図である。
【図11】同上の細板材シート集積体の切断位置を説明するための説明図である。
【図12】同上の細板材シート集積体を切断して出来上がった網目構造体を示す斜視図である。
【図13】他の実施形態である網目構造体を構成している帯状体の連結位置を説明するための説明図である。
【図14】同上の網目構造体を実際に広げた状態を示す部分平面図である。
【図15】他の実施形態である網目構造体を構成している帯状体の連結位置を説明するための説明図である。
【図16】同上の網目構造体を実際に広げた状態を示す部分平面図である。
【図17】他の実施形態である網目構造体を実際に広げた状態を示す部分平面図である。
【図18】(a)は従来の網目構造体を畳んだ状態を示す平面図、(b)は同上の網目構造体を畳んだ状態を示す側面図である。
【図19】同上の網目構造体を示す模式図(平面図)である。
【図20】同上の網目構造体を構成している板基材の加工前の状態を示す平面図である。
【図21】同上の板基材に溝加工を施した状態を示す平面図である。
【図22】同上の網目構造体を構成している板基材の接合位置を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、図2に示す網目構造体10を心材として使用したフラッシュパネル1を示しており、このフラッシュパネル1は、枠材1a及び中桟1bによって取り囲まれた一対の領域に網目構造体10がそれぞれ収容され、両化粧板1cに接着固定されている。
【0019】
前記網目構造体10は、図3(a)〜(c)に示すように、厚さ3mm程度の長方形状の木質片からなる複数の板材12を所定間隔を開けて整列させた状態で紙製の帯状シート13に貼着してなる複数の帯状体11を、図4(a)、(b)に示すように、それぞれの板材12部分を重ね合わせるようにして積み重ねて、図5に両矢印で示すように、所定位置の板材12部分(一方の帯状体11の板材12と、他方の帯状体11の帯状シート13における板材12の貼着部分)を接着剤によって接着することで、隣接する帯状体11同士を相互に連結したものである。なお、図4(a)において、板材12部分の接着箇所を明確にするために、接着箇所を黒塗りで示している。
【0020】
隣接する一対の帯状体11、11同士を相互に連結している板材12の間には、その一対の帯状体11、11同士を連結していない3個の板材12が存在しており、それぞれの帯状体11は、一方側に隣接する他の帯状体11に連結されていない3個の板材12部分のうち、真ん中(2個目)の板材12部分が、他方側に隣接する他の帯状体11の対応する板材12部分に接着されている。
【0021】
このように、複数の帯状体11が相互に連結された状態で重ね合わされた網目構造体10は、その帯状体11同士の連結方向に引き延ばすことで、図6に示すように、網目が、6個の板材12によって形成された略六角形状のハニカム構造となる。
【0022】
以上のように構成された網目構造体10は、以下のようにして製造することができる。まず、図7に示すように、所定間隔を開けて整列させた複数本の長尺の細板材Mに紙製のシートSを貼着することによって、図8に示すような細板材シートMSを形成する。
【0023】
続いて、図9(a)における網掛け表示部分の細板材Mに接着剤を塗布した細板材シートMSと、同図(b)における網掛け表示部分の細板材Mに接着剤を塗布した細板材シートMSとを、それぞれの細板材M部分を重ね合わせるようにして、交互に積み重ねて一体化することにより、図10に示すような細板材シート集積体MSGを形成する。具体的には、所定の細板材Mに接着剤を塗布しながら、細板材シートMSを積み重ねていけばよく、細板材Mに接着剤を塗布する際は、図9(a)、(b)に示す塗布パターンを交互に繰り返していけばよい。
【0024】
最後に、この細板材シート集積体MSGを、図11に一点鎖線で示すように、細板材MSの長手方向に所定幅で順次切断すると、図12に示すように、細板材M部分が板材12に、シートS部分が帯状シート13となり、畳まれた状態の複数の網目構造体10が出来上がる。なお、図11における2種類の網掛け表示部分が接着剤が塗布されている細板材Mの位置を示している。
【0025】
以上のように、この網目構造体10は、従来の網目構造体のように、精度が要求される溝加工等を行う必要がなく、簡単に製造することができる。
【0026】
また、この網目構造体10は、所定間隔を開けて整列させた複数の板材12を帯状シート13によって連結する構成を採用しているので、屈曲部分を含む全体が木質材によって形成されている従来の網目構造体に比べて軽量化することができると共に、畳んだ状態でも、ある程度自由に屈曲させたり、湾曲させたりすることができるので、輸送時や保管時の取扱性もよい。
【0027】
また、この網目構造体10は、上述したように、帯状体11同士の連結方向に引き延ばすことで、6個の板材12によって形成された略六角形状のセルが相互に繋がったハニカム構造になるので、この網目構造体10をフラッシュパネル等の心材として使用すると、最も効率よく、全体的に均一で、所定の強度を確保することができる。
【0028】
なお、上述した実施形態では、隣接する一対の帯状体11、11同士を相互に連結している板材12の間に、その一対の帯状体11、11同士を連結していない3個の板材12を設け、それぞれの帯状体11は、一方側に隣接する他の帯状体11に連結されていない3個の板材12部分のうち、真ん中の板材12部分を、他方側に隣接する他の帯状体11の対応する板材12部分に接着することで、略六角形状の網目が形成されるようになっているが、これに限定されるものではなく、隣接する一対の帯状体11、11同士の連結部の間に、その一対の帯状体11、11同士を連結していない奇数個の板材12を設け、それぞれの帯状体11は、一方側に隣接する他の帯状体11に連結されていない奇数個の板材12部分のうち、真ん中の板材12部分を、他方側に隣接する他の帯状体11の対応する板材12部分に接着しておくと、相互に繋がっている網目が略同一形状となり、均一な網目構造を実現することができるので、フラッシュパネル等の心材として使用すると、全体的に略均一なパネル強度を確保することができる。
【0029】
例えば、図13に示すように、隣接する一対の帯状体11、11同士を相互に連結している板材12の間に、その一対の帯状体11、11同士を連結していない1個の板材12を設け、それぞれの帯状体11は、一方側に隣接する他の帯状体11に連結されていない板材12部分を、他方側に隣接する他の帯状体11の対応する板材12部分に接着すると、図14に示すように、2個の板材12によって網目が形成された小さな網目形状の網目構造体10Aとなり、図15に示すように、隣接する一対の帯状体11、11同士を相互に連結している板材12の間に、その一対の帯状体11、11同士を連結していない5個の板材12を設け、それぞれの帯状体11は、一方側に隣接する他の帯状体11に連結されていない5個の板材12部分のうち、真ん中(3つ目)の板材12部分を、他方側に隣接する他の帯状体11の対応する板材12部分に接着すると、図16に示すように、10個の板材12によって網目が形成された大きな網目形状の網目構造体10Bとなる。
【0030】
また、上述した各実施形態では、形成される網目が略同一形状の網目構造体10、10A、10Bについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図17に示す網目構造体10Cのように、形状や大きさの異なる網目が混在した網目構造体であってもよい。このような網目構造体にするには、隣接する一対の帯状体11、11同士の各連結部と、それぞれの連結部の隣りの連結部との間に、その一対の帯状体11、11同士を連結していない少なくとも1個の板材12を設け、それぞれの帯状体11は、同一の板材12部分で、一方側に隣接する他の帯状体11の板材12部分と、他方側に隣接する他の帯状体11の板材12部分との双方に連結しないように、一方側に隣接する他の帯状体との連結部と、他方側に隣接する他の帯状体との連結部とを位置ずれさせておけばよい。
【0031】
また、上述した各実施形態では、板材12を木質片によって形成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、金属片や樹脂片によって形成することも可能である。
【0032】
また、上述した各実施形態では、紙製の帯状シート13を使用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、アルミニウムシート等の金属シートや樹脂シート等を使用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の網目構造体は、フラッシュパネル等の心材として使用することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 フラッシュパネル
1a 枠材
1b 中桟
10、10A、10B、10C 網目構造体
11 帯状体
12 板材
13 帯状シート
M 細板材
S シート
MS 細板材シート
MSG 細板材シート集積体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の板材を所定間隔を開けて整列させた状態で帯状シートに貼着してなる複数の帯状体を、それぞれの前記板材部分を重ね合わせるようにして積み重ね、隣接する前記帯状体同士を前記板材部分で相互に連結してなる網目構造体であって、
隣接する一対の前記帯状体同士の各連結部と、それぞれの連結部の隣りの連結部との間には、その一対の前記帯状体同士を連結していない板材部分が存在しており、
それぞれの前記帯状体は、一方側に隣接する他の前記帯状体との連結部と、他方側に隣接する他の前記帯状体との連結部とが位置ずれしていることを特徴とする網目構造体。
【請求項2】
隣接する一対の前記帯状体同士の連結部の間には、その一対の前記帯状体同士を連結していない奇数個の前記板材部分が存在しており、
それぞれの前記帯状体は、一方側に隣接する他の前記帯状体に連結されていない奇数個の前記板材部分のうち、真ん中の前記板材部分が、他方側に隣接する他の前記帯状体の対応する板材部分に連結されている請求項1に記載の網目構造体。
【請求項3】
隣接する一対の前記帯状体同士を相互に連結している前記板材部分の間には、その一対の前記帯状体同士を連結していない3個の前記板材部分が存在しており、
それぞれの前記帯状体は、一方側に隣接する他の前記帯状体に連結されていない3個の前記板材部分のうち、真ん中の前記板材部分が、他方側に隣接する他の前記帯状体の対応する板材部分に連結されている請求項1に記載の網目構造体。
【請求項4】
請求項1、2または3に記載の網目構造体を、その帯状体同士の連結方向に引き延ばすことによって網目を広げた状態で収容固定してなるフラッシュパネル。
【請求項5】
請求項1に記載の網目構造体の製造方法であって、
所定間隔を開けて整列させた複数本の長尺の細板材にシートを貼着することによって細板材シートを形成する工程と、
前記細板材の所定位置に接着剤を塗布しながら、それぞれの前記細板材部分を重ね合わせるようにして前記細板材シートを順次積み重ねて一体化することによって細板材シート集積体を形成する工程と、
前記細板材シート集積体を、前記細板材の長手方向に所定幅で順次切断する工程とを備えていることを特徴とする網目構造体の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2011−178066(P2011−178066A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−45384(P2010−45384)
【出願日】平成22年3月2日(2010.3.2)
【出願人】(000000413)永大産業株式会社 (243)
【Fターム(参考)】