説明

線状光源ユニット、画像読取光源装置

【課題】LED光源からの放出光を原稿に対して異なる方向から効率的に照射する。
【解決手段】扁平な導光部材32の入射面321からLED12の放出光120を入射させ、入射面321の反対面を傾斜させて第1出射面322を形成する。第1出射面322は、導光部材32に入射された放出光120を、原稿の読取り対象領域101を照射する直接照射光Aとして放出させる。第1出射面322は、導光部材32に入射された放出光120の一部を、反射させて裏側面32bに設けた第2出射面領域323から反射間接照射光Bとして放出し、反射板13でさらに角度を変え直接照射光Aと異なる方向から原稿の読取り対象領域を照射する。直接照射光Aと反射間接照射光Bは導光部材32より異なる方向に分離された状態で放出され、放射照射光Aと反射間接照射光Bの境界と外側の原稿の読取り対象領域の照射に寄与しない光量を抑え、原稿10に対して異なる方向の放射光Aと反射光Bとの効率的な照明光を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、スキャナーや複写機など原稿の読取り用光源として発光ダイオードなどの半導体発光素子による線状光源ユニットおよびこのユニットを用いた画像読取光源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の発光ダイオード(LED)を用いた画像読取光源装置は、LEDの放出光を、導光部材の出射面を介して原稿の読取り対象領域を主に照明する直接光と導光部材の同じ出射面から反射板を介して異なる方向から原稿の読取り対象領域を主に照明する反射光とで照明光が得られるようにしている。
【0003】
また、LEDの放出光を、出射面側に2つのレンズ面が設けられた細長い棒状レンズを介して、放出光を異なる2方向にピーク(光軸中心)を有する配光パターンの放出光に変化させ、一方は原稿の読取り対象領域を主に照明する直接光とし、他方は反射板を介して異なる方向から原稿の読取り対象領域を主に照明する反射光とで照明光を得る光源装置も考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−227384号公報
【特許文献2】特開2009−31423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、導光部材の共通の出射面から原稿の読取り対象領域を主に照明するための直接光と反射板を介して原稿の読取り対象領域を主に違う角度が照明する反射光を光合成して照明光を得た場合、直接光と反射板側に行く光との境界の光は出射角度の大幅な違いにより大半が原稿の読取り対象領域の照射に至らず利用が無駄となり効率的な光の利用ができなかった。
【0006】
また、棒状レンズで光源からの放出光を2方向にピークを有する配光パターンの放射光に分離させ、原稿の読取り対象領域を主にを照明するための直接光と反射板を介して異なる角度で原稿の読取り対象領域を主にを照明する反射光を光合成して照明光を得た場合、やはり直接光と反射板側に行く光との境界の光は放出角度の大幅な違いにより大半が原稿の読取り対象領域の照射に至らず光の利用が無駄となり効率的な光の利用ができなかった。
【0007】
そこで、半導体発光素子(例えばLEDやLDを)を用いた光源として用いて原稿の読取り対象領域に対して異なる方向から効率的に照明光を得ることのできる線状光源ユニットおよびこのユニットを用いた画像読取光源装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために、請求項1の線状光源ユニットの実施形態によれば、半導体発光素子を用いた線状光源と、前記線状光源から放出される放出光を入射させる入射面、該入射面と反対側の面を傾斜させ入射された前記放出光の一部を第1の方向に直接照射光として出射する第1出射面、前記放出光の一部を前記第1出射面の傾斜部分で反射させ第2の方向に反射間接照射光として出射する第2出射面を備えた導光部材とを具備したことを特徴とする。
【0009】
また、請求項4の画像読取光源装置の実施形態によれば、請求項1記載の線状光源ユニットと、前記線状光源ユニットの前記第2出射面と対向配置し、該第2出射面からの反射間接照射光を反射させる反射板と、を具備し、前記導光部材の第1出射面からの出射される直接照射光と前記反射板に反射された反射間接照射光を光合成し原稿を照明するようにしたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】画像読取光源装置に関する第1の実施形態について説明するための概略的な構成図である。
【図2】図1のそれぞれ(a)は一部を取り外した状態の上面図、(b)は図2(a)要部の断面図、(c)は図2(b)の下方が見た側面断面図である。
【図3】図1要部の拡大図である。
【図4】図1要部の断面構成図である。
【図5】図4の副走査線方向(短軸上)の配光特性図である。
【図6】図4の副走査線方向(短軸上)の配光特性図である。
【図7】画像読取光源装置に関する第2の実施形態について説明するための図4に相当する断面構成図である。
【図8】図7の破線円部分の拡大図である。
【図9】図7の副走査線方向(短軸上)の配光特性図である。
【図10】図7の主走査線方向(長軸上)の配光特性図である。
【図11】画像読取光源装置に関する第3の実施形態について説明するための図4に相当する断面構成図である。
【図12】図11の破線円部分の拡大して示す(a)は断面図、(b)は図12(a)を第2出射面側から見た正面図である。
【図13】図11の副走査線方向(短軸上)の配光特性図である。
【図14】図11の主走査線方向(長軸上)の配光特性図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、線状光源ユニットおよび画像読取光源装置に係る第1の実施形態について説明するための概略的な構成図である。図2は図1のそれぞれ(a)は一部を取り外した状態の上面図、(b)は図2(a)要部の断面図、(c)は図2(b)の下方が見た側面断面図である。
【0013】
図1および図2において、100は原稿10に照明光を照射し、原稿面からの反射光を光電変換素子によって電気信号に変換し、原稿上の画像情報を読み取る画像読取装置で、いわゆるスキャナーと称されるものである。スキャナー100は、照明光学系と読取光学系等から構成される。
【0014】
スキャナー100は、原稿10が載置される台となる光透過性のコンタクトガラス11と、このコンタクトガラス11の下面側に設置され、光源として省エネルギー、立ち上がりのスピード、信頼性等を考慮した広指向性の白色もしくは単色発光のLED12およびLED12の放出光120の一部を原稿面方向に導光照射させる細長い板状の導光部材32と反射板13が搭載されたキャリッジ14と、それにミラー15を介して導かれた原稿からの反射光が入射される結像面に結像された原稿画像を読取って光電変換するCCDやCMOSなど光電変換素子によるラインセンサー16とから基本的に構成される。
【0015】
キャリッジ14は、原稿10をスキャンさせるために図中白抜きの矢印に示す方向に移動可能な図示しない機構系により筐体17内に支持される。また、キャリッジ14は、導光部材32より原稿10の読取り対象領域101の方向に直射光(A)として放出されるLED12の放出される直射光(A)と反射板13からの反射光(b1)(b2)を合成して、コンタクトガラス11を介して原稿10の読取り対象領域101に照射させる。そして、照度の高い読取り対象領域101の反射光を、ミラー15を介してラインセンサー16に導いている。ラインセンサー16では原稿10の画像情報を読み取るように構成される。
【0016】
さらに、コンタクトガラス11上は、複写するときなど覆われる開閉蓋18が筐体17の一部に開閉自在に支持されている。
【0017】
ここで、図3および図4を参照し、照明光学系と読取光学系についてさらに説明する。図3はキャリッジ14の要部の斜視図、図4はLED12の放出光120を原稿10に照射し、画像を読み取るまでの照明光学系と読取光学系の流れについて説明するための断面構成図である。
【0018】
LED12は、例えば基板にLEDパッケージの側面から放射光を出射する発光面121を備えるサイドビュータイプのものであり、LED12は発光面121が同一方向に短冊状のLED基板31に直線的に並べて複数個実装される。LED12の発光面121には、この発光面121と対向する短冊状の短手方向の側面を入射面321とする厚みが1mm程度の透明で扁平な細長い板状の導光部材32が配置される。導光部材32の材料としては、例えばアクリルガラスとも呼ばれるポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)が用いられる。LED12の発光面121と導光部材32の入射面321は、LED12の放出光120を入射することができればよく、接した状態あるいは間隔をおいて配置させた状態の何れでも構わない。
【0019】
さらに導光部材32における導光効率を高めるために、導光部材32の表側面32aと裏側面32bの先端領域の第2出射面323を除く裏側面32bには、外部へ出射可能な角度で導光到達した光の出射(光漏れ)を軽減させる方法として、ミラー加工・反射材貼り付け・基板白色シルク印刷面への併設配置などの高反射処理を施しても構わない。入射面321の反対側の第1出射面322は、入射面321に対して傾斜させた状態で形成される。第1出射面322は、入射面321より入射し導光部材32の表側面32aと裏側面323で反射しながら傾斜面(第1出射面322)に導光到達した光の内、外部へ出射可能な角度で導光到達したLED12の放出光120を、直接照射光Aとして放出させ、その他として第1出射面322より出射不可能な角度で導光到達した光は第1出射面322と侠角度で対向する導光部材32の裏側面323方向に反射させ、その殆どが、第2出射面とする導光部材32の側面323(先端部領域)に対して外部へ出射可能な角度で導光到達し、反射間接照射光Bとして放出する。
【0020】
さらに、反射板13は第1の傾斜角度を備えた第1反射面131と第1の傾斜角度よりも角度の大きい第2の傾斜角度を備えた第2反射面132が一体的形成もしくは個別に形成され、照射距離が長くなることにより広がった反射間接照射光Bを、傾斜角度が変えられた2つの反射面で反射させ反射間接照射光b1,b2としてそれぞれ照射領域Cで重なるように原稿10を照射する。第1および第2反射面131,132は、反射板13をステンレス製の高反射率で加工された材料や、バックライトの反射部材として知られている反射シート(例えば白色PET材を用いたツジデン製の反射シートE60L)などを用いても良い。さらに第1および第2反射面131,132は、導光部材32の第2出射面323の反射間接照射光Bを、異なる角度の反射間接照射光b1,b2として反射させて照射領域Cで原稿10を照射する。
【0021】
原稿10からの読取光は、ミラー15を介してラインセンサー16により電気信号
に変換される。キャリッジ14は、原稿10の全体をスキャンすることにより原稿10全面の情報が電気信号に変換されることになる。
【0022】
これにより、原稿10には、扁平な導光部材32から放出する直接照射光Aと直接照射光Aと異なる角度に放出する導光部材32からの反射間接照射光Bを反射板13の第1および第2反射面131,132を介して反射させた反射間接照射光b1,b2が照射されることになる。異なる方向から原稿10を照射させることが可能なることから、原稿10が製本されたものの場合は、図4の矢印Cで示す照明光の届きにくい綴じ込みの部分にも確実な照射が可能となる。
【0023】
ここで、図5および図6を参照し、直接照射光Aと反射間接照射光b1,b2、それにこれら直接照射光Aと反射光間接照射b1,b2を合成し、原稿10に照射する照射光Eのシミュレーション結果について図4とともに説明する。図5はコンタクトガラス11面における図4の副走査線方向(短軸(X軸)線上)の配光特性図を、図6は同じく図4の主走査線方向(長軸(Y軸)線上)の配光特性図を示す。
【0024】
シミュレーションの条件としては、アクリルガラス製の導光部材32の厚みは1.0mm、全長は7.5mm、幅は355mmの形状とする。LED12は40個で、中央部の取付ピッチを9.5mmとし、端部側の取り付けピッチを7.5mmとなるように段階的に狭くした。
【0025】
この結果、図5に示すように、直接光Aと反射光Bは、X軸中心に±2mmの照射光Eの照射領域C付近に照度のピークを有し、X軸中心にせいぜい±5mm付近での照度は極端に低下する配光特性を備えていることがわかる。これは、原稿10を照明するための照射光Eを生成するためにLED12からの放出光120を効率的利用できていることを示している。
【0026】
なお、図5に示す副走査線方向(X軸)の照射領域Cの照度は、ほぼフラットに調整することが可能である。また、図6に示す主走査線方向(Y軸)の両端側の照度が高く設定されているが、LED12の取付ピッチを同じような間隔とし、中央部から両端まで同じような照度分布であっても構わない。また、反射板13には第1および第2反射板131,132を形成したことで、反射光Bを2方向に反射させるようにしたが、導光部材32の第1出射面322に異なる傾斜を持たせて反射させることにより、第1および第2反射板131,132と同様の機能を持たせても構わない。この場合の反射板13は、フラットな一面の反射板で構わない。
【0027】
この実施形態の画像読取光源装置では、扁平な導光部材を用いて省スペース化を図りつつ、LED光源からの放出光を原稿に対して異なる方向から照明することにより、原稿の画像を確実に読み取ることが可能となる。
【0028】
(第2の実施形態)
図7〜図10は、線状光源ユニットおよび画像読取光源装置に係る第2の実施形態について説明するためのもので、図7は図4に相当する断面構成図、図8図7の破線円部分の拡大図、図9はコンタクトガラス11面における図7の副走査線方向(短軸線上)の配光特性図を、図10は同じく図7の主走査線方向(長軸線上)の配光特性図を示す。上記した第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0029】
この実施形態は、図7および図8に示すように、第1出射面322と第2出射面323が交差する導光部材32の先端部41のフラット面の幅を、0.04mm以下になるようにしたものである。
【0030】
導光部材32は、金型を用いて形成されるが、金型の劣化や意識せずに設計した場合には導光部材32の先端部41の形状はどうしても0.04mmを超えた幅になってしまう。先端部41の幅が0.05mmの場合の主走査線方向の配光特性は、図10の実線で示す主走査線方向の配光特性のように、リップルが発生することが分かった。読取り用の照明光としては、高レベルのリップルの発生があると画像形成の忠実性を損なってしまう要因となることがわかった。
【0031】
そこで、先端部41のフラット面の幅を0.04mm以下とした場合は、リップルの発生を抑えるとともに、発生したリップルのレベルを抑えることが分かった。図10の一点鎖線は先端部41のフラット面の幅が0.04mmの場合を、破線は先端部41にフラット面がない場合の、それぞれ配光特性を示している。
【0032】
図10からも明らかなように、先端部41のフラット面の幅が、0.04mm以下(フラット面なしの状態も含む)の配光特性には、リップルの発生がほとんど見られないことがわかった。このことから、先端部41のフラット面の幅を0.04mm以下とすることにより、より忠実な画像読取りに適したLED12による光源装置を実現することができる。
【0033】
この実施形態では、導光部材32の先端部41をフラット面の幅を0.04mm以下とすることにより、反射間接照射光b1,b2と直接照射光Aとの光合成が行われて得られた照射光Eは、リップルの発生が抑えられ、画像を読み取って得られる画像情報から画像形成する場合の忠実性を向上させることが可能となる。
【0034】
(第3の実施形態)
図11〜図14は、線状光源ユニットおよび画像読取光源装置に係る第3の実施形態について説明するためのもので、図11は図4に相当する断面構成図、図12は図11の破線円部分の拡大して示すもので(a)は断面図、(b)は図12(a)を第2出射面側から見た正面図、図13はコンタクトガラス11面における図11の副走査線方向(短軸上)の配光特性図を、図14は同じく図11の主走査線方向(長軸上)の配光特性図を示す。上記した第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0035】
この実施形態は、図11および図12に示すように、導光部材32の第2出射面323の一部にフロスト51を施したものである。フロスト51は、第1出射面322と対向する第2出射面323のせいぜい1/3程度の幅をフロスト加工した。
【0036】
なお、フロスト51は、第2出射面323に対して下方側のみに施したが、縞模様状にしてもよい。また、波模様にし、波の山に相当する部分の対応位置にLED12を配置することにより、LED12を間隔を置いて配置したことによるリップルを軽減することが可能となる。
【0037】
図14の破線の配光特性からもわかるように、フロスト51がない場合は、照度が高いもののリップルのレベルが高く、画像を読み取って得られる画像情報から画像形成する場合における忠実性に欠ける可能性が生じる。図14の実線の配光特性からフロスト51が形成された場合は、フロスト51の影響により多少照度の低下がみられるが、リップルを抑えることができる。
【0038】
この実施形態では、第2出射面323の一部にフロスト51の加工が施されたことにより、反射間接照射光Bを反射板13でさらに反射させた反射間接照射光b1,b2のリップルを抑えることができる。これにより、反射間接照射光b1,b2と直接照射光Aとの光合成が行われて得られた照射光Eは、リップルの発生が抑えられ、画像を読み取って得られる画像情報から画像形成する場合の忠実性を向上させることが可能となる。
【0039】
上記した各実施形態において、導光部材32の入射面321それに第1および第2出射面322,323を残した部分に、照射光Eの照度を向上させるための光漏れ防止手段を施せば、原稿に照射する光量を増やすことが可能となる。また、コンタクトガラス11に、導光部材32を介して直接照射させる直接光Aと導光部材の一部を反射させる反射光Bの比率は、1:0.8程度でもよく、必ずしも直接照射光と反射間接照射光の光量は、1:1の関係にある必要はない。
【0040】
これまでの実施形態の説明には光源として白色LEDを基板上に複数実装したLEDアレーを線状光源として説明したが、レーザーダイオードの出射光を蛍光体で励起発光した波長変換光(可視光)を用いてもよい。
【0041】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0042】
100 スキャナー
10 原稿 101 読取り対象領域
11 コンタクトガラス
12 LED 120放出光 121 発光面
13 反射板 131 第1反射面 132 第2反射面
14 キャリッジ
31 LED基板
32 導光部材
321 入射面
322 第1出射面
323 第2出射面
32a 表側面
32b 裏側面
41 先端部
51 フロスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体発光素子を用いた線状光源と、
前記線状光源から放出される放出光を入射させる入射面、該入射面と反対側の面を傾斜させ入射された前記放出光の一部を第1の方向に直接照射光として出射する第1出射面、前記放出光の一部を前記第1出射面の傾斜部分で反射させ第2の方向に反射間接照射光として出射する第2出射面を備えた導光部材とを具備したことを特徴とする線状光源ユニット。
【請求項2】
前記第1および第2出射面と交差する部分は、幅が0.04mm以下であることを特徴とする請求項1記載の線状光源ユニット。
【請求項3】
前記第2出射面の一部にフロストを施したことを特徴とする請求項1記載の線状光源ユニット。
【請求項4】
請求項1記載の線状光源ユニットと、
前記線状光源ユニットの前記第2出射面と対向配置し、該第2出射面からの反射間接照射光を反射させる反射板と、を具備し、
前記導光部材の第1出射面からの出射される直接照射光と前記反射板に反射された反射間接照射光を光合成し原稿を照明するようにしたことを特徴とする画像読取光源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−159641(P2012−159641A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−18585(P2011−18585)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【出願人】(000111672)ハリソン東芝ライティング株式会社 (995)
【Fターム(参考)】