説明

線維症性の状態の治療のための抗コネキシンポリヌクレオチド剤と組み合わせた抗コネキシンポリペプチド剤の使用

ヒトおよび非ヒト動物における線維症、ならびに線維症性疾患、線維症性障害、および線維症性状態を治療するための組成物、物品、デバイス、および方法。1もしくは複数の抗コネキシンペプチドまたは抗コネキシンペプチド模倣剤を単独で、あるいは1もしくは複数のギャップジャンクション改変剤および/または1もしくは複数の抗コネキシンポリヌクレオチドとの組合せで投与する工程を含む、線維症、ならびに線維症性疾患、線維症性障害、および線維症性状態を予防するそして/または治療するための、本発明の組成物および方法が開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
線維症を予防するそして/または治療する方法であって、線維症の予防および/または治療を必要とする対象に、治療有効量の抗コネキシンペプチドを含む組成物を投与する工程を含む方法。
【請求項2】
前記ペプチドが、配列番号14〜23から選択される配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ペプチドが、抗コネキシン43ペプチドまたは抗コネキシン43ペプチド模倣剤を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
組成物が、約0.01〜約1ミリグラムの前記抗コネキシン43ペプチドまたは抗コネキシン43ペプチド模倣剤を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
線維症を予防するそして/または治療する方法であって、線維症の予防および/または治療を必要とする対象に、治療有効量の第1の抗コネキシン剤および第2の抗コネキシン剤を含む組成物を投与する工程を含み、前記第1の薬剤が抗コネキシンポリヌクレオチド剤であり、前記第2の薬剤が抗コネキシンペプチドまたは抗コネキシンペプチド模倣剤である方法。
【請求項6】
前記ポリヌクレオチドがアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、配列番号1〜12から選択される配列を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、GTA ATT GCG GCA AGA AGA ATT GTT TCT GTC(配列番号1);GTA ATT GCG GCA GGA GGA ATT GTT TCT GTC(配列番号2);およびGGC AAG AGA CAC CAA AGA CAC TAC CAG CAT(配列番号3)から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、約15〜約35ヌクレオチドを有し、生理学的条件下において20℃を超える融点を有する二重鎖を形成するのに十分な程度にコネキシン43 mRNAに対して相補的である、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、約15〜約35ヌクレオチドを有し、コネキシン43 mRNAのアンチセンス配列に対して少なくとも約70パーセントの相同性を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記組成物が約0.1〜約1000マイクログラムの前記抗コネキシン剤を有し、抗コネキシン43剤がアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項5に記載の方法。
【請求項12】
前記ペプチドが、配列番号14〜23から選択される配列を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項13】
前記組成物が、約0.01〜約100ミリグラムの抗コネキシン43ペプチドまたは抗コネキシン43ペプチド模倣剤を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項14】
前記抗コネキシン剤が、RNAiポリヌクレオチドまたはsiRNAポリヌクレオチドである、請求項5に記載の方法。
【請求項15】
前記対象が哺乳動物である、請求項5に記載の方法。
【請求項16】
前記哺乳動物がヒトである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記哺乳動物が、家畜動物、農場動物、動物園動物、競技動物、およびペットからなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記哺乳動物がウマである、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記哺乳動物がイヌまたはネコである、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記対象が線維症性疾患、線維症性障害、または線維症性状態を有する、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
治療の方法であって、治療を必要とする対象に、線維症を予防するそして/または軽減するのに有効な第1の組成物および第2組成物を投与する工程を含み、前記第1の組成物が治療有効量の抗コネキシン43ポリヌクレオチドを含み、前記第2の組成物が治療有効量の抗コネキシン43ペプチド、抗コネキシン43ペプチド模倣剤、またはギャップジャンクション改変剤を含む方法。
【請求項22】
前記第1の組成物および第2の組成物が同時投与される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の組成物および第2の組成物が、互いから少なくとも約30分以内に投与される、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
第1の組成物および第2の組成物が、互いから約1時間以内に投与される、互いから約1日以内に投与される、または互いから約1週間以内に投与される、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の組成物が最初に投与される、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記第2の組成物が最初に投与される、請求項21に記載の方法。
【請求項27】
抗コネキシンポリヌクレオチド、抗コネキシンペプチド、抗コネキシンペプチド模倣剤、またはギャップジャンクション改変剤を含む第3の組成物の投与をさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
前記第3の組成物が最初に投与される、請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記ポリヌクレオチドがアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、配列番号1〜12から選択される配列を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、GTA ATT GCG GCA AGA AGA ATT GTT TCT GTC(配列番号1); GTA ATT GCG GCA GGA GGA ATT GTT TCT GTC(配列番号2);およびGGC AAG AGA CAC CAA AGA CAC TAC CAG CAT(配列番号3)から選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、約15〜約35ヌクレオチドを有し、生理学的条件下において20℃を超える融点を有する二重鎖を形成するのに十分な程度にコネキシン43 mRNAに対して相補的である、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、約15〜約35ヌクレオチドを有し、コネキシン43 mRNAのアンチセンス配列に対して少なくとも約70パーセントの相同性を有する、請求項29に記載の方法。
【請求項34】
前記組成物が約0.1〜約1000マイクログラムの抗コネキシン剤を有し、前記抗コネキシン43剤がアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項21に記載の方法。
【請求項35】
前記ペプチドが、配列番号14〜23から選択される配列を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項36】
前記組成物が、約0.01〜約100ミリグラムの前記抗コネキシン43ペプチドまたは前記抗コネキシン43ペプチド模倣剤を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項37】
抗コネキシン剤が、RNAiポリヌクレオチドまたはsiRNAポリヌクレオチドである、請求項21に記載の方法。
【請求項38】
前記対象が哺乳動物である、請求項21に記載の方法。
【請求項39】
前記哺乳動物がヒトである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記哺乳動物が、家畜動物、農場動物、動物園動物、競技動物、およびペットからなる群から選択される、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記哺乳動物がウマである、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記哺乳動物がイヌまたはネコである、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
対象が線維症性疾患、線維症性障害、または線維症性状態を有する、請求項17に記載の方法。
【請求項44】
線維症、または線維症性疾患、線維症性障害、もしくは線維症性状態を予防するそして/または治療するのに用いられる医薬組成物であって、治療有効量の抗コネキシン43ポリヌクレオチドおよび抗コネキシン43ペプチドまたは抗コネキシン43ペプチド模倣剤を含む医薬組成物。
【請求項45】
前記ポリヌクレオチドがアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項46】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、配列番号1〜12から選択される配列を含む、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項47】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、GTA ATT GCG GCA AGA AGA ATT GTT TCT GTC(配列番号1);GTA ATT GCG GCA GGA GGA ATT GTT TCT GTC(配列番号2);およびGGC AAG AGA CAC CAA AGA CAC TAC CAG CAT(配列番号3)から選択される、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項48】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、約15〜約35ヌクレオチドを有し、生理学的条件下において20℃を超える融点を有する二重鎖を形成するのに十分な程度にコネキシン43 mRNAに対して相補的である、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項49】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、約15〜約35ヌクレオチドを有し、コネキシン43 mRNAのアンチセンス配列に対して少なくとも約70パーセントの相同性を有する、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項50】
前記医薬組成物が約0.1〜約1000マイクログラムの抗コネキシン剤を有し、抗コネキシン43剤がアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項51】
前記ペプチドが、配列番号14〜23から選択される配列を含む、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項52】
前記医薬組成物が、約0.01〜約100ミリグラムの前記抗コネキシン43ペプチドまたは前記抗コネキシン43ペプチド模倣剤を含む、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項53】
抗コネキシン剤が、RNAiポリヌクレオチドまたはsiRNAポリヌクレオチドである、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項54】
局所投与用に調合される、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項55】
ゲルとして調合される、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項56】
ゲルが、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンコポリマーベースのゲルまたはカルボキシメチルセルロースベースのゲルである、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項57】
ゲルがプルロニックゲルである、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項58】
線維症、または線維症性疾患、線維症性障害、もしくは線維症性状態を予防するそして/または治療する医薬を調製する方法であって、ある量の第1の組成物およびある量の第2の組成物を併せる工程を含み、前記第1の組成物が有効量の抗コネキシンポリヌクレオチドを含み、前記第2の組成物が有効量の抗コネキシンペプチドまたは抗コネキシンペプチド模倣剤を含む方法。
【請求項59】
抗コネキシン剤が抗コネキシン43アンチセンスポリヌクレオチドを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
薬剤が局所投与用に調合される、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
薬剤がゲルとして調合される、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
ゲルが、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンコポリマーベースのゲルまたはカルボキシメチルセルロースベースのゲルである、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項63】
対象の中で使用するかまたは対象の表面で使用して線維症を予防するそして/または治療するための、請求項59に記載の医薬組成物と指示書を共に含有するパッケージ材料を含む製品。
【請求項64】
線維症、または線維症性疾患、線維症性障害、もしくは線維症性状態を予防するそしてまたは治療するための包帯材であって、抗コネキシンポリヌクレオチド剤、および抗コネキシンペプチド、または抗コネキシンペプチド模倣剤を含む包帯材。
【請求項65】
線維症を予防するそして/または治療する方法であって、線維症の予防および/または治療を必要とする対象に、治療有効量の抗コネキシンペプチドを、単独で含むか、または1つまたは複数の抗コネキシンオリゴヌクレオチド、ヘミチャネルリン酸化化合物、およびZO−1タンパク質相互作用を阻害するコネキシンカルボキシ末端ペプチドとの組合せで含む組成物を投与する工程を含む方法。
【請求項66】
前記コネキシンがコネキシン43である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
線維症を予防するそして/または治療する方法であって、線維症の予防および/または治療を必要とする対象に、抗線維化量の抗コネキシンペプチドを、単独で含むか、または1つまたは複数のコネキシンタンパク質発現を下方調節する抗コネキシンオリゴヌクレオチド、ヘミチャネルを閉鎖するヘミチャネルリン酸化化合物、およびZO−1タンパク質相互作用を阻害するコネキシンカルボキシ末端ペプチドとの組合せで含む組成物を投与する工程を含む方法。
【請求項68】
前記コネキシンがコネキシン43である、請求項67に記載の方法。

【公表番号】特表2011−507861(P2011−507861A)
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539518(P2010−539518)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2008/014026
【国際公開番号】WO2009/085275
【国際公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(509135588)コーダ セラピューティクス, インコーポレイテッド (16)
【Fターム(参考)】