説明

緩衝材を組み込んだゴルフ用の帽子

【課題】 ゴルフボールの頭部への衝突事故の衝撃を緩和し安心してゴルフをプレーできるようにする。
【解決手段】 ゴルフ用の帽子に、ゴルフボール衝突時の頭蓋骨保護のために軽く薄い衝撃吸収力の高い緩衝材を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はゴルフのプレー時に打ち込まれたゴルフボールの頭部への衝突による事故の衝撃を減らすための帽子の安全性向上に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、数メートルの高さから生卵を落下させても卵が割れない軽く薄く柔軟性が高く、衝撃吸収効果の高いゲル状の緩衝材が実用化されている。
ゴルフボールの質量、大きさは鶏の卵と同じぐらいである。
ゴルフボールの衝突時の衝撃を吸収する良い緩衝材がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ゴルフをプレー中に隣のホール等からゴルフボールを打ち込まれ近くに落下し怖い思いをすることはしばしばある。実際にボールが当たり、特に頭部に当たる場合は頭蓋骨骨折などの重篤な事故になる場合がある。
ゴルフのプレーヤーはボールを当てられる恐怖と他のプレーヤー等に当ててしまう恐怖を皆持っている。このような事故の対策としてゴルフ保険といった商品がある程である。
ゴルフのプレーヤーは日照対策などに帽子をかぶっていることが多い。頭部へボールが衝突した際に致命的な衝撃とならないような帽子を皆が着用することで深刻な被害者や加害者になることを心配することなく安心してプレーを楽しめるようにすることが望まれる。
衝撃吸収用にオートバイ用のヘルメットのようなものをかぶることも考えられるが、オートバイ用のヘルメットはゴルフボールの落下時の衝突のような衝撃力よりはるかに大きな衝撃力に耐えられるように設計されており、ゴルフのプレー中にオートバイ用のヘルメットを着用することはオーバースペックであり、重くプレーしずらく、外見的にもスマートさを欠く。
一般的なゴルフボールの衝突事故は50mほどの高さからゴルフボールを落下させた程度の衝撃であるので、この程度の衝撃を緩衝できれば十分な効果がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ゴルフ用の帽子に、ゴルフボール衝突時の頭蓋骨保護のために軽く薄く衝撃吸収力の高い緩衝材を設ける。外見的には緩衝材のない既存のゴルフ用の帽子とほとんど変わらないようにする。
【発明の効果】
【0005】
本発明により落下してくるゴルフボール衝突時の頭蓋骨への損傷を劇的に減らすことができる。卵が割れないように頭蓋骨が割られなくなる。ゴルフボールの質量は小さく、薄く軽い緩衝材でも十分な効果があるので、緩衝材を設けたことによりプレーしずらくなることもなく、ファッション性も損なわれない。
この帽子をゴルフのプレーヤー全員が着用することで深刻な被害者や加害者になることを恐れることなく安心してゴルフをプレーできるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
緩衝材は軽く薄く衝撃吸収力が高く柔軟性の高いゲル状のものを用いるのが良いが、その他の緩衝材でも緩衝効果があれば良い。
緩衝材は頭蓋骨を守るために帽子の全面を覆い、布などでカバーし、ファッション性を損なわないようにする。
通気性が損なわれないようにするためには緩衝材に通気口を複数箇所設けてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフボール衝突事故の衝撃吸収用に緩衝材を組み込んだゴルフ用の帽子。

【公開番号】特開2009−46792(P2009−46792A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−238506(P2007−238506)
【出願日】平成19年8月19日(2007.8.19)
【出願人】(591186062)