説明

縮合環類似体の抗線維症剤

本発明は、抗線維症剤として有用でありうるアリールカルボニル及びヘテロアリールカルボニルアントラニル酸塩に関する。本発明は、これらの製造法、これらの化合物を含む医薬組成物、及び疾患の治療におけるこれらの化合物の使用にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

{式中、Wは、CR7及びNからなる群から選択され;
Aは、-(CR8R9)p-(Y)q-(C(O))r-(CR10R11)s-及び-(CR8R9)p-(C(O))r-(Y)q-(CR10R11)s-からなる群から選択され、ここでYは、O、S、NR12からなる群から選択され、p及びsはそれぞれ、0、1、及び2からなる群から独立して選択される整数であり、q及びrはそれぞれ0及び1からなる群から独立して選択される整数であり、p+q+r+sは、1、2、及び3からなる群から選択される整数であり;
Z1-Z2は、N-C=及びC=Cからなる群から選択され;
X1はC=O、CF2またはSO2、PO2からなる群から選択され;
X2は、NR13及び(CH2)tからなる群から選択され、ここでtは0及び1からなる群から独立して選択される整数である;
Dは、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール環からなる群から選択され;
R1、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、H、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR14、SO3H、SO2NR15R16、SO2R14、SONR15R16、SOR14、COR14、COOH、COOR14、CONR15R16、NR15COR14、NR15COOR14、NR15SO2R14、NR15CONR15R16、NR15R16、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R2及びR3は、H、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR14、SO3H、SO2NR15R16、SO2R14、SONR15R16、SOR14、COR14、COOH、COOR14、CONR15R16、NR15COR14、NR15COOR14、NR15SO2R14、NR15CONR16R17、NR15R16、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか;またはR2及びR3は縮合して5若しくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール環を形成することができ、そのそれぞれは任意に置換されていてもよい;
R12、R13、R15、R16、及びR17は、H、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R14は、H、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択され;
mは、0、1、2、3、及び4からなる群から選択される整数であり;
nは、1、2、3、4、及び5からなる群から選択される整数であり;並びに
m+nは、1、2、3、4、及び5からなる群から選択される整数である}
の化合物またはその医薬的に許容可能な塩若しくはプロドラッグ。
【請求項2】
式中、R2は-X3-R18であり、R3は-X4-R19であり、ここで
R18及びR19は同一または異なり、H、ハロゲン、C1-10アルキル、C3-C10シクロアルキル(cyclokalkyl)、C3-C10シクロアルキルメチル、C3-C10アルケン、C3-C10アルキン、アリール、C5-C20アルカリール、縮合C5-C20アリールまたはアルカリール及び、複素環式若しくは縮合環を含む炭化水素鎖からなる群から選択され、そのいずれも任意に置換されていてもよい;
X3及びX4は同一または異なり、結合、CR20R21、O、NR22及びSからなる群から選択される;
R20及びR21は同一または異なり、H、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR14、SO3H、SO2NR15R16、SO2R14、SONR15R16、SOR14、COR14、COOH、COOR14、CONR15R16、NR15COR14、NR15COOR14、NR15SO2R14、NR15CONR16R17、NR15R16、及びアシルからなる群から選択される;並びに
R22は、H、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R18及びR19が縮合して5または6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、そのそれぞれは任意に置換されていてもよい、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Z1-Z2はC=Cである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
Dはフェニル、、C3-C6シクロアルキル、C2-C5ヘテロシクロアルキル、C2-C5ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
R5はCOOR14、COR14、CONR15R16、NR15R16、SO2R14及びSONR15R16からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
R5は、COOH、CONH2、CONHCH3、CONHOH、NH2、SO2CH3、SO2NH2、SONHCH3、及びSON(CH3)2からなる群から選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
Dは、フェニル及びC2-C5ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
R5置換基は、X2に対してオルトである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
Dは、C3-C6シクロアルキル及びC2-C5ヘテロシクロアルキルからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
R5置換基は、X2に対してジェミナルまたはビシナルのいずれかである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
R6は、H及びハロゲンからなる群から選択される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
X1は、C=O及びSO2からなる群から選択される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
X2はNR13である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
R13はH及び任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルからなる群から選択される、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
WはCR7である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
R7はHである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
AはCH、CH2CH2、CH=CH、O、OC(O)、OC(S)、OCH2、C(O)O、C(S)O、SCH2、SC(O)、SC(S)、S、SO2CH2、SO2、C(O)S、C(O)NH、C(S)S、NH、NH(CO)、N、N=CH、及びNHCH2からなる群から選択される、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
R2及びR3は、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ及び任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシはC1-C12フルオロアルキルオキシである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシはC2-C12アルキニルアルキルオキシである、請求項19に記載の化合物。
【請求項22】
R1はH及び任意に置換されていてもよいC1-C6アルコキシからなる群から選択される、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
R2はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
R3はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
R4はH及び任意に置換されていてもよいC1-C6アルコキシからなる群から選択される、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
R2及びR3は一緒になってOCF2CF2CO、OCH2CH2O、OCF2O、及びOCH2Oからなる群から選択される、請求項1〜25のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
以下の
【化2】

【化3】

【化4】

からなる群から選択される化合物またはその医薬的に許容可能な塩若しくはプロドラッグ。
【請求項28】
請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物、及び医薬的に許容可能な希釈剤、賦形剤またはキャリヤを含む、医薬的組成物。
【請求項29】
線維症に関連する疾患または症状を治療する方法であって、請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量をかかる治療の必要な被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項30】
前記疾患または症状が、線維性皮膚疾患、肺病、心臓疾患及び腎臓病からなる群から選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療法であって、請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量をかかる治療の必要な被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項32】
被験者において線維症を抑制する方法であって、請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を前記被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項33】
線維症を抑制するための請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項34】
線維症に関連する疾患または症状の治療における請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項35】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍性疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療における請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項36】
線維症に関連する疾患または症状の治療用薬剤の製造における請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項37】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍性疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療用薬剤の製造における請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項38】
式(II):
【化5】

{式中、
Aは-(CR8R9)p-(Y)q-(C(O))r-(CR10R11)s-及び-(CR8R9)p-(C(O))r-(Y)q-(CR10R11)s-からなる群から選択され、ここでYは、O、S、及びNR12からなる群から選択され、p及びsはそれぞれ、0、1、及び2からなる群から独立して選択される整数であり、q及びrはそれぞれ0及び1からなる群から独立して選択される整数であり、及びp+q+r+sは1、2、及び3からなる群から選択される整数であり;
X1は、C=O、CF2、及びSO2、PO2からなる群から選択され;
X2は、NR13または(CH2)tからなる群から選択され、ここでtは0及び1からなる群から選択される整数であり;
Dは、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール環からなる群から選択され;
R1、R2及びR3は、H、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR14、SO3H、SO2NR15R16、SO2R14、SONR15R16、SOR14、COR14、COOH、COOR14、CONR15R16、NR15COR14、NR15COOR14、NR15SO2R14、NR15CONR16R17、NR15R16、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか;またはR2及びR3は、縮合して5若しくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール環を形成することができ、そのそれぞれは任意に置換されていてもよい;
R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10及びR11は、H、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR14、SO3H、SO2NR15R16、SO2R14、SONR15R16、SOR14、COR14、COOH、COOR14、CONR15R16、NR15COR14、NR15COOR14、NR15SO2R14、NR15CONR16R17、NR15R16、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R12、R13、R15、R16、及びR17は、H、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R14は、H、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択され;
mは、0、1、2、3、及び4からなる群から選択される整数であり;
nは、1、2、3、4、及び5からなる群から選択される整数であり;及び
m+nは、1、2、3、4、及び5からなる群から選択される整数である}
の化合物またはその医薬的に許容可能な塩若しくはプロドラッグ。
【請求項39】
式中、R1は-X3-R18であり、及びR2は-X4-R19であり、ここで
R18及びR19は同一または異なり、H、ハロゲン、C1-10アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキルメチル、C3-C10アルケン、C3-C10アルキン、アリール、C5-C20アルカリール、縮合C5-C20アリールまたはアルカリール及び複素環式または縮合環を含む炭化水素鎖からなる群から選択され、そのいずれも任意に置換されていてもよい;
X3及びX4は同一または異なり、結合、CR20R21、O、NR22、及びSからなる群から選択され;
R20及びR21は同一または異なり、H、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR14、SO3H、SO2NR15R16、SO2R14、SONR15R16、SOR14、COR14、COOH、COOR14、CONR15R16、NR15COR14、NR15COOR14、NR15SO2R14、NR15CONR16R17、NR15R16、及びアシルからなる群から選択され;及び
R22は、H、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
式中、R2は-X3-R18であり、R3は-X4-R19であり、ここで
R18及びR19は同一または異なり、H、ハロゲン、C1-10アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキルメチル、C3-C10アルケン、C3-C10アルキン、アリール、C5-C20アルカリール、縮合C5-C20アリールまたはアルカリール及び複素環式または縮合環を含む炭化水素鎖からなる群から選択され、そのいずれも任意に置換されていてもよい;
X3及びX4は同一または異なり、結合、CR20R21、O、NR22、及びSからなる群から選択され;
R20及びR21は同一または異なり、H、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR14、SO3H、SO2NR15R16、SO2R14、SONR15R16、SOR14、COR14、COOH、COOR14、CONR15R16、NR15COR14、NR15COOR14、NR15SO2R14、NR15CONR16R17、NR15R16、及びアシルからなる群から選択され;及び
R22はH、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項38に記載の化合物。
【請求項41】
R18及びR19は縮合して5若しくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、そのそれぞれは任意に置換されていてもよい、請求項39または40のいずれかに記載の化合物。
【請求項42】
Dはフェニル、C3-C6シクロアルキル、C2-C5ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項38〜41のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
R5はH、CN、NO2、及びC1-C6アルキルからなる群から選択される、請求項38〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
R6はCOOR14、COR14、CONR15R16、NR15R16、及びSO2R14及びSONR15R16からなる群から選択される、請求項38〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
R6はCOOH、CONH2、CONHOH、CONHCH3、NH2、SO2CH3、SO2NH2、SONHCH3、及びSON(CH3)2からなる群から選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
Dは、フェニル及びC2-C5ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項38〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
前記R6置換基はX2に対してオルトである、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
DはC3-C6シクロアルキル及びC2-C5ヘテロシクロアルキルからなる群から選択される、請求項38〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
前記R6置換基は、X2に対してジェミナルまたはビシナルである、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
R7はH及びハロゲンからなる群から選択される、請求項38〜49のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項51】
X1はC=O及びSO2からなる群から選択される、請求項38〜49のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項52】
X2はNR13である、請求項38〜51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
R13はH及び任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルからなる群から選択される、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
AはCH2CH2、CH=CH、C(O)O、C(O)S、C(O)NR12、OC(O)、SC(O)、NR12C(O)、CH2CH2CH2、CH=CHCH2、CH2CH=CH、OCH2CH2、SCH2CH2、NR12CH2CH2、CH2CH2O、CH2CH2S、CH2CH2NR12、C(O)OCH2、C(O)SCH2、C(O)NR12CH2、CH2OC(O)、CH2SC(O)、及びCH2NR12C(O)からなる群から選択される、請求項38〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項55】
R1、R2及びR3は任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ及び任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項38〜54のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシはC1-C12フルオロアルキルオキシである、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシはC2-C12アルキニルアルキルオキシである、請求項55に記載の化合物。
【請求項58】
R1はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項38〜57のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項59】
R2はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項38〜58のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項60】
R3はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項38〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項61】
R1及びR2は一緒になってOCF2CF2CO、OCH2CH2O、OCF2O、及びOCH2Oからなる群から選択される、請求項38〜60に記載の化合物。
【請求項62】
R2及びR3は一緒になってOCF2CF2CO、OCH2CH2O、OCF2O、及びOCH2Oからなる群から選択される、請求項38〜60のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項63】
以下の
【化6】

【化7】

からなる群から選択される化合物またはその医薬的に許容可能な塩またはプロドラッグ。
【請求項64】
請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物、及び医薬的に許容可能な希釈剤、賦形剤またはキャリヤを含む医薬組成物。
【請求項65】
線維症に関連する疾患または症状を治療する方法であって、請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量をかかる治療の必要な被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項66】
前記疾患または症状が、線維性皮膚疾患、肺病、心臓疾患及び腎臓病からなる群から選択される、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療法であって、請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量をかかる治療の必要な被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項68】
被験者において線維症を抑制する方法であって、請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を前記被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項69】
線維症を抑制するための請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項70】
線維症に関連する疾患または症状の治療における請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項71】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍性疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療における請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項72】
線維症に関連する疾患または症状の治療用薬剤の製造における請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項73】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍性疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療用薬剤の製造における請求項38〜63のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項74】
式(III):
【化8】

{Aは、-(CR9R10)p-(Y)q-(C(O))r-(CR11R12)s-及び-(CR9R10)p-(C(O))r-(Y)q-(CR11R12)s-からなる群から選択され、、ここでYは、O、S、NR13からなる群から選択され、p及びsはそれぞれ0、1、及び2からなる群から独立して選択される整数であり、q及びrはそれぞれ0及び1からなる群から独立して選択される整数であり、及びp+q+r+sは1、2、及び3からなる群から選択される整数であり;
Tは単結合、二重結合、三重結合及び
【化9】

からなる群から選択され;
X1はC=O、CF2またはSO2、PO2からなる群から選択され;
X2は、CR17及びNからなる群から選択され;
Z1、Z2、Z3、及びZ4はCR8及びNからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R1、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R15及びR16はH、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR18、SO3H、SO2NR19R20、SO2R18、SONR19R20、SOR18、COR18、COOH、COOR18、CONR19R20、NR19COR18、NR19COOR18、NR19SO2R18、NR19CONR20R21、NR19R20、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R2及びR3は、H、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR18、SO3H、SO2NR19R20、SO2R18、SONR19R20、SOR18、COR18、COOH、COOR18、CONR19R20、NR19COR18、NR19COOR18、NR19SO2R18、NR19CONR20R21、NR19R20、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか;R2及びR3は縮合して5若しくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール環を形成することができ、そのそれぞれは任意に置換されていてもよい;
R6及びR7は、Tが単結合、二重結合または
【化10】

であるときに存在し、Tが三重結合であるときには存在せず、R6及びR7はH、NO2、CN、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR18、SO3H、SO2NR19R20、SO2R18、SONR19R20、SOR18、COR18、COOH、COOR18、CONR19R20、NR19COR18、NR19COOR18、NR19SO2R18、NR19CONR20R21、NR19R20、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R13、R19、R20及びR21はH、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R18はH、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択され;及び
nは0、1、2、3、及び4からなる群から選択される整数である}
の化合物またはその医薬的に許容可能な塩またはプロドラッグ。
【請求項75】
式中、R2は-X3-R22であり、R3は-X4-R23であり、ここで
R22及びR23は同一または異なり、H、ハロゲン、C1-10アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキルメチル、C3-C10アルケン、C3-C10アルキン、アリール、C5-C20アルカリール、縮合C5-C20アリールまたはアルカリール及び複素環式または縮合環を含む炭化水素鎖からなる群から選択され、そのいずれも任意に置換されていてもよい;
X3及びX4は同一または異なり、結合、CR24R25、O、NR26、及びSからなる群から選択され;
R24及びR25は同一または異なり、H、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR14、SO3H、SO2NR15R16、SO2R14、SONR15R16、SOR14、COR14、COOH、COOR14、CONR15R16、NR15COR14、NR15COOR14、NR15SO2R14、NR15CONR16R17、NR15R16、及びアシルからなる群から選択され;及び
R26はH、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
R22及びR23は縮合して5若しくは6員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、そのそれぞれは任意に置換されていてもよい、請求項75に記載の化合物。
【請求項77】
X1はC=O及びSO2からなる群から選択される、請求項74〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項78】
X2はNである、請求項74〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項79】
AはCH2CH2CH2、CH2CH2O、CH2CH2S、CH2CH2NR13、CH2CH=CH、CH=CHCH2、CH=CHC(O)、C(O)CH=CH、C=NC(O)、CH2OC(O)、C(O)OC(O)、CH2SC(O)、C(O)SC(O)、C(O)OCH2、C(O)SCH2、C(O)CH2NR13、C(O)CH2S、C(O)CH2O、C(S)CH2O、OC(O)、CH2O、C(O)O、CH2S、CH2NR13、CH2CH2、SC(O)、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)NR13、C(S)NR13からなる群から選択される、請求項74〜78のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項80】
R2及びR3は任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ及び任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項74〜79のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項81】
任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシはC1-C12フルオロアルキルオキシである、請求項80に記載の化合物。
【請求項82】
任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシはC2-C12アルキニルアルキルオキシである、請求項80に記載の化合物。
【請求項83】
R2はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項74〜82のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項84】
R3はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項74〜83のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項85】
R2及びR3は一緒になってOCF2CF2CO、OCH2CH2O、OCF2O、及びOCH2Oからなる群から選択される、請求項74〜84のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項86】
Tは二重結合及び
【化11】

からなる群から選択される、請求項74〜85のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項87】
R6はH及びC1-C6アルキルからなる群から選択される、請求項74〜86のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項88】
R7はH、CN、NO2及びC1-C6アルキルからなる群から選択される、請求項74〜87のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項89】
R1はH及び任意に置換されていてもよいC1-C6アルコキシからなる群から選択される、請求項74〜88のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項90】
R4はH及び任意に置換されていてもよいC1-C6アルコキシからなる群から選択される、請求項74〜89のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項91】
R5はHである、請求項74〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項92】
R8はH、ハロゲン、COOR18、COR18、CONR19R20、R19R20、SO2R18、及びSONR19R20からなる群から選択される、請求項74〜91のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項93】
R8はH、ハロゲン、COOH、CONH2、CONHCH3、CONHOH、NH2、SO2CH3、SO2NH2、SONHCH3、及びSON(CH3)2からなる群から選択される、請求項92に記載の化合物。
【請求項94】
nは1である、請求項92または93に記載の化合物。
【請求項95】
以下の
【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

からなる群から選択される化合物、またはその医薬的に許容可能な塩若しくはプロドラッグ。
【請求項96】
請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物、及び医薬的に許容可能な希釈剤、賦形剤またはキャリヤを含む医薬組成物。
【請求項97】
線維症に関連する疾患または症状を治療する方法であって、請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量をかかる治療の必要な被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項98】
前記疾患または症状が、線維性皮膚疾患、肺病、心臓疾患及び腎臓病からなる群から選択される、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療法であって、請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量をかかる治療の必要な被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項100】
被験者において線維症を抑制する方法であって、請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を前記被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項101】
線維症を抑制するための請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項102】
線維症に関連する疾患または症状の治療における請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項103】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍性疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療における請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項104】
線維症に関連する疾患または症状の治療用薬剤の製造における請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項105】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍性疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療用薬剤の製造における請求項74〜95のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項106】
式(IV):
【化16】

{式中、
Z-X-Yは、N=C-N、N-C=N、O-C=N、S-C=N、N=C-O、N=C-S、C=C-NH、C=C-O、C=C-S、及びC(O)-C=Nからなる群から選択され;
Aは、結合、SO2、C、C=S、C=O、C=NR9、及びNR9からなる群から選択され;
Tは、結合、二重結合、三重結合、及び
【化17】

からなる群から選択され;
Z1、Z2、Z3、及びZ4はCR8及びNからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R1、R4、R5、R8、R10、及びR11は、H、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR12、SO3H、SO2NR13R14、SO2R12、SONR13R14、SOR12、COR12、COOH、COOR12、CONR13R14、NR13COR12、NR13COOR12、NR13SO2R12、NR13CONR14R15、NR14R15、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R2及びR3は、H、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR12、SO3H、SO2NR13R14、SO2R12、SONR13R14、SOR12、COR12、COOH、COOR12、CONR13R14、NR13COR12、NR13COOR12、NR13SO2R12、NR13CONR14R15、NR14R15、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか;またはR2及びR3は縮合して5若しくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール環を形成することができ、そのそれぞれは任意に置換されていてもよい;
R6及びR7は、Tが単結合、二重結合または
【化18】

であるときに存在し、Tが三重結合であるときには存在せず、R6及びR7はH、NO2、CN、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR12、SO3H、SO2NR13R14、SO2R12、SONR13R14、SOR12、COR12、COOH、COOR12、CONR13R14、NR13COR12、NR13COOR12、NR13SO2R12、NR13CONR14R15、NR14R15、及びアシルからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R9、R13、R14、及びR15はH、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R12はH、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択され;及び
Nは、0、1、2、3、及び4からなる群から選択される整数である}
の化合物またはその医薬的に許容可能な塩若しくはプロドラッグ。
【請求項107】
式中、R2は-X2-R16であり、R3は-X3-R17であり、ここで
R16及びR17は同一または異なり、H、ハロゲン、C1-10アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキルメチル、C3-C10アルケン、C3-C10アルキン、アリール、C5-C20アルカリール、縮合C5-C20アリールまたはアルカリール及び複素環式または縮合環を含む炭化水素鎖からなる群から選択され、そのいずれも任意に置換されていてもよい;
X2及びX3は同一または異なり、結合、CR18R19、O、NR20、及びSからなる群から選択され;
R18及びR19は同一または異なり、H、ハロゲン、OH、NO2、CN、NH2、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリール、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキルオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニルオキシ、任意に置換されていてもよいC6-C18アリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールオキシ、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルアミノ、SR12、SO3H、SO2NR13R14、SO2R12、SONR13R14、SOR12、COR12、COOH、COOR12、CONR13R14、NR13COR12、NR13COOR12、NR13SO2R12、NR13CONR14R15、NR14R15、及びアシルからなる群から選択され;及び
R20はH、N-保護基、任意に置換されていてもよいC1-C12アルキル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルケニル、任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニル、任意に置換されていてもよいC1-C10ヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルキル、任意に置換されていてもよいC3-C12シクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいC1-C12ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されていてもよいC6-C18アリール、及び任意に置換されていてもよいC1-C18ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項106に記載の化合物。
【請求項108】
R16及びR17は縮合して5若しくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、そのそれぞれは任意に置換されていてもよい、請求項107に記載の化合物。
【請求項109】
R2及びR3は任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシ及び任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項106〜108のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項110】
任意に置換されていてもよいC1-C12アルキルオキシがC1-C12フルオロアルキルオキシである、請求項109に記載の化合物。
【請求項111】
任意に置換されていてもよいC2-C12アルキニルオキシがC2-C12アルキニルアルキルオキシである、請求項109に記載の化合物。
【請求項112】
R2はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項109に記載の化合物。
【請求項113】
R3はH3CO、F2HCF2CO、F2HCO、F3CO、及びCHCCH2Oからなる群から選択される、請求項109に記載の化合物。
【請求項114】
R2及びR3は一緒になってOCF2CF2CO、OCH2CH2O、OCF2O、及びOCH2Oからなる群から選択される、請求項108に記載の化合物。
【請求項115】
Tは二重結合及び
【化19】

からなる群から選択される、請求項106〜114のいずれか1項の化合物。
【請求項116】
R6はH及びC1-C6アルキルからなる群から選択される、請求項106〜115のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項117】
R7はH、CN、NO2、及びC1-C6アルキルからなる群から選択される、請求項106〜116のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項118】
R1はH及び任意に置換されていてもよいC1-C6アルコキシからなる群から選択される、請求項106〜117のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項119】
R4はH及び任意に置換されていてもよいC1-C6アルコキシからなる群から選択される、請求項106〜118のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項120】
R5はHである、請求項106〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項121】
R8はH、ハロゲン、COOR12、COR12、CONR13R14、NR13R14、SO2R12、及びSONR13R14からなる群から選択される、請求項106〜120のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項122】
R8はH、ハロゲン、COOH、CONH2、CONHOH、CONHCH3、NH2、SO2CH3、SO2NH2、SONHCH3、及びSON(CH3)2からなる群から選択される、請求項121に記載の化合物。
【請求項123】
nは1である、請求項121または122のいずれかに記載の化合物。
【請求項124】
R8基はY基に対してオルトの位置である、請求項123に記載の化合物。
【請求項125】
以下の
【化20】

【化21】

からなる群から選択される化合物、またはその医薬的に許容可能な塩若しくはプロドラッグ。
【請求項126】
請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物、及び医薬的に許容可能な希釈剤、賦形剤またはキャリヤを含む医薬組成物。
【請求項127】
線維症に関連する疾患または症状を治療する方法であって、請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量をかかる治療の必要な被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項128】
前記疾患または症状が、線維性皮膚疾患、肺病、心臓疾患及び腎臓病からなる群から選択される、請求項127に記載の方法。
【請求項129】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療法であって、請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量をかかる治療の必要な被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項130】
被験者において線維症を抑制する方法であって、請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を前記被験者に投与することを含む、前記方法。
【請求項131】
線維症を抑制するための請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項132】
線維症に関連する疾患または症状の治療における請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項133】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍性疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療における請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項134】
線維症に関連する疾患または症状の治療用薬剤の製造における請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項135】
炎症及び/または良性若しくは悪性腫瘍性疾患により特徴付けられる疾患または症状の治療用薬剤の製造における請求項106〜125のいずれか1項に記載の化合物の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2013−508306(P2013−508306A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−534495(P2012−534495)
【出願日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際出願番号】PCT/AU2010/001398
【国際公開番号】WO2011/047432
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(509005454)フィブロテック セラピューティクス プロプライエタリー リミテッド (3)
【Fターム(参考)】