説明

繊維製収納袋の入出庫管理方法および繊維製収納袋貼着用ラベルシート

【課題】収納袋貼着用ラベルを使用して、コーヒー豆等の収納袋を効率的に入庫し、出庫する収納袋の入出庫管理方法を提供する。
【解決手段】繊維製収納袋の入庫作業工程および出庫作業工程を管理する方法であって、入庫作業工程が、管理に必要な情報をコンピュータに入力し、収納袋をコンベアで搬送する工程、麻袋の重量を計測し、コンピュータに入力する工程、入力された情報をコード化してラベルに印字し、貼着する工程、ラベルが貼着された収納袋をロット別にパレットに積み上げて保管場所に搬送し、保管する工程よりなり、出庫作業工程が、出庫依頼情報をコンピュータに登録する工程、出庫依頼情報に基き収納袋をピッキングする工程、ピッキングした収納袋のラベルの印字情報を読み取ることによって、出庫依頼情報と照合・確認し、出庫する工程よりなる。ラベルは長尺方向の両端部に非粘着部分が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒー豆等の豆類、米等の穀物類を収納した麻袋等の繊維製収納袋の入出庫管理方法およびそのために使用する繊維製収納袋貼着用ラベルシートに関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】特公平6−78028号公報
【特許文献2】特開2004−184514号公報。
【0003】
コーヒー豆等の豆類、米等の穀物類は、麻袋等の収納袋に入れられて生産地から目的地まで船で運ばれ、港湾において陸揚げされる。その際、重量を計量して記録がとられるが、現在、陸揚げから収納倉庫に搬送されて保管されるまでには、図2に示すような工程が採用されている。すなわち、コーヒー豆が収納された麻袋の場合を例に挙げてみると、陸揚げされたコンテナから麻袋を手鉤で取り出して、ロットを確認し、不良品を排除した後、ベルトコンベアで搬送する。収納されたコーヒー豆の量は各麻袋ごとに相違があるので、搬送されてきた麻袋を重量自動計測器で計測する(図2(a))。計測された重量を読み上げ(図2(b))、油性インクで各麻袋に書き入れ、また、必要事項(原産地、国名等)が標記された紙片を針金等で麻袋に固定する(図2(c))。これらの麻袋をロット別にパレットに積み上げる(図2(d))。その際、各パレットに載せられた一部の麻袋にロット番号を油性インクで書き入れる(図2(e))。その後、パレットを保管場所に搬送し、保管する(図2(f))。また、上記のようにして保管された麻袋を出庫して焙煎メーカー等に搬送する際には、顧客の要求に基き、出庫する麻袋のピッキングリストを作成し(図2(g))、そのリストに基き、麻袋に記載されている重量その他の事項を確認して(図2(h))、麻袋のピッキングを行い、出庫している(図2(i))。
【0004】
ところで、上記のように、従来は、必要事項が標記された紙片を針金等で麻袋に固定することが行われており、麻袋にラベルを自動的に貼着することは行われていなかった。また、部分的に非貼着部分を設けたラベルは知られているが(特許文献1および2)、麻袋に自動的に貼着することができるものではなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来における上記の入庫管理方法は、測定した重量を麻袋等の繊維製収納袋に書き入れたり、パレットに載せた後、ロット番号を書き入れるために、読み上げたり、書き入れる作業が必要であり、また、必要事項(原産地、国名等)が標記された紙片を針金等で麻袋に固定する作業もあり、そのために手間と時間を要するという問題があった。また、紙片を針金等で麻袋に固定するために、針金等の不純物がコーヒー豆に混入するという問題もあった。更にまた、保管場所に保管されている繊維製収納袋を出庫する場合、個々の繊維製収納袋の重量その他の事項を確認してピッキングする必要があるが、繊維製収納袋は積み上げられた状態で保管されているため、繊維製収納袋を積み降ろして確認する等、確認作業に著しく労力と時間を要し、また、一度積み降した繊維性収納袋は非常に重いためパレットに再度積み上げることができず、誤認等の問題も発生するという品質管理上の問題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、港湾で陸揚げされたコンテナから、コーヒー豆等の豆類、米等の穀物類を収納した繊維製収納袋を保管場所に搬送して保管する際における上記のような問題を解決して、入庫時の作業を効率的に行うと共に、出庫時の作業も容易になるように収納袋の入出庫を管理することを目的としてなされたものである。
【0007】
すなわち、本発明の目的は、従来の上記の問題が改善された繊維製収納袋の入出庫管理方法、およそのために使用する繊維製収納袋貼着用ラベルシートを提供することにある。
【0008】
本発明の入出庫管理方法は、内容物が収納された繊維製収納袋の入庫作業工程および出庫作業工程を管理して入庫、出庫する方法であって、入庫作業工程が、繊維製収納袋の管理に必要な情報をコンピュータに入力または送信し、該収納袋をコンベアで搬送する工程、重量自動計測器により麻袋の重量を計測し、コンピュータに入力する工程、入力された情報をコード化してラベルに印字し、上記収納袋の表面にラベル貼着装置によって自動貼着する工程、該ラベルが貼着された収納袋をロット別にパレットに積み上げて所定の保管場所に搬送し、保管する工程よりなり、出庫作業工程が、出庫依頼情報をコンピュータに登録する工程、出庫依頼情報に基き収納袋をピッキングする工程、ピッキングした収納袋のラベルの印字情報を読み取ることによって、出庫依頼情報と照合・確認し、出庫する工程よりなることを特徴とする。ラベルに印字される情報は、コード化された情報の他に、文字情報等が存在してもよい。
【0009】
本発明の繊維製収納袋貼着用ラベルシートは、上記の入庫管理方法に使用するためのものであって、印字可能な表面を有し、少なくとも支持体および粘着剤層を有する複数のラベルが長尺の剥離シート上に一列に貼着してなり、該ラベルの粘着剤層が、少なくとも長尺方向の両端部に非粘着部分が形成されるように設けられていることを特徴とする。上記のラベルは、支持体の粘着剤層を設けた面とは反対面には印刷が施されていてもよい。また、印刷が施された支持体上に印字可能な保護層が設けられてもよい。さらにまた、支持体と保護層にICタグを貼着して、支持体との間に介在させたものであってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の麻袋の入出庫管理方法によれば、陸揚げされたコンテナに収納されている麻袋について、重量自動計測器により計測した麻袋の重量、その他の管理に必要な情報をコンピュータに入力し、そしてラベルに印字して麻袋等の繊維製収納袋に自動的に貼着するから、従来のように計測された重量を読み上げたり、麻袋に重量やロット番号を書き入れたりする作業や、必要事項(原産地、国名等)が標記された紙片を針金等で麻袋に固定する作業がなくなるので、効率的に入庫作業を行うことができる。また、本発明の入庫作業工程によって保管された各繊維製収納袋は、貼着されたラベルに印字されたコード情報を収納袋がパレットに積み上げられた状態のまま、ハンディターミナル等によって容易に読み取ることができるので、オンデマンドで管理することができ、また、確認の際に積み降ろす必要がないので、パレタイズされたまま出庫することも可能になる。したがって、出庫の際のピッキング作業が極めて効率的に実施でき、また、誤出荷の問題も生じ難くなり、更に出荷先等でのトラックからの荷降しもパレット単位で容易に行なうことができる。
【0011】
更にまた、本発明の繊維製収納袋貼着用ラベルは、上記のようにラベル外周部分に非粘着部分が形成されているから、ラベル自動貼付け装置による貼着に際してラベルの頭出しが容易であり、貼着に失敗することがなくなるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は、本発明の麻袋の入出庫管理方法の一例を示す工程図である。一例として、コーヒー豆が収納された麻袋の場合について説明すると、入庫作業工程は次の様に実施される。船舶から陸揚げされた麻袋は、コンテナから取り出され、まず、各麻袋について、コンテナ番号、入庫番号、ロット番号等、管理に必要な情報をコンピュータに入力し、ロットを確認した後、例えば、ベルトコンベアで自動重量測定を行う場所に搬送する(図1(a))。麻袋の重量を自動重量測定器によって計測した後、データ(重量)をコンピュータに入力または送信する(図1(b))。次いで、上記のようにして入力した情報をプリンタに出力して、二次元シンボル、バーコード等のコード化された情報および文字情報の形でラベルの表面に印字し、次いでそのラベルを自動貼付け装置によって麻袋の所定の位置に貼着する(図1(c))。ラベルが貼着された麻袋は、ロット別に、パレットに積み上げ(図1(d))、そして所定の数の麻袋が積み上げられた状態で、所定の保管場所に運搬して、保管される(図1(e))。
【0013】
出庫作業工程は次のように行う。顧客の要求に基づいた「出庫依頼情報」をコンピュータに登録する。その際、本当に出庫してよいコーヒー豆か否か(通関済みか否か、船会社の出庫許可は出ているのか否か、保管料は収受されているのか否か等)のチェックをコンピュータ上で行う(図1(f))。顧客がトラックでコーヒー豆を引き取りに来た時、事前にコンピュータに登録されている「出庫依頼情報」(事前に登録されていない場合は、この時にコンピュータに登録する。)とトラックドライバーが持参した引き取り書を照合する。フォークリフト作業者は、保管場所内でハンディターミナル等を使用してパレットに載せられた状態の麻袋に貼着されたラベル(読み取りやすい麻袋のどれか一つ)の情報を読み取り、登録済みの「出庫依頼情報」と事前確認を行う。これにより間違ったパレット(麻袋)が保管場所から荷捌き場に引き出されることが防止できる。間違いがなければ麻袋をピッキングし、荷捌き場にフォークリフトで搬送する(図1(g))。フォークリフトにより搬送された麻袋はパレットに載せたまま、ハンディターミナル等で麻袋に貼着されているラベルのコード化された情報を読み取ると共に、無線でコンピュータに登録されている出庫可能貨物情報と照合・確認を行う(図1(h))。パレットに載せられた全ての麻袋に対して照合・確認作業が終了すると、ハンディターミナル等で出庫検査完了情報をコンピュータに無線で送信し、コンピュータから「送り状」を出力する。出庫検品が終了した麻袋はパレットに載せたまま、トラックに積まれ、トラックドライバーは送り状を受け取り、顧客先(主に焙煎メーカー)にコーヒー豆を送り届ける(図1(i))。
【0014】
上記図1は、コーヒー豆が収納された麻袋の場合について説明する図面であるが、本発明の入出庫管理方法は、この場合に限定されるものではなく、コーヒー豆以外のもの、例えば、カカオ豆、小豆、大豆、米、麦、砂糖、綿花、羊毛、セメント等を収納した繊維性収納袋の場合についても、上記と同様な方法で、入庫作業および出庫作業を行うことができる。本発明の入出庫管理方法によれば、顧客先でも収納袋はパレットに載せられたままであるので、車降しがスムーズに運び、結果的に貨物運送車両の停車時間も短縮され、環境的にも良い結果が得られる。
【0015】
本発明の入出庫管理方法において取り扱われる繊維製収納袋としては、若干伸び縮みするもので、例えば、麻袋等の天然繊維、ポリプロピレンやポリエステル等の合成繊維、天然繊維と合成繊維の複合繊維から成るものが使用される。また、これらの収納袋に収容される材料は特に限定されるものではなく、コーヒー豆の外、上記したカカオ豆、小豆、大豆、米、麦、砂糖、綿花、羊毛、セメント等があげられる。
【0016】
上記のコンピュータには、入庫時の情報を管理する機能と、出庫時の情報を管理する機能と、無線通信機能とが備えられている。そして、入庫時の情報を管理する機能は、入庫時に入力した管理情報と、パレタイズされた麻袋のパレット番号とを関連付ける処理を行う機能を有していてもよい。また、出庫時の情報を管理する機能には、ピッキングする収納袋を照合・確認するための検品機能とピッキングを指示するピッキング指示機能が含まれている。またハンディターミナルは無線通信機能とコード読み取り機能を備えており、上記コンピュータとの間で通信ができるようになっている。
【0017】
本発明において使用する自動重量測定器は、従来使用されている公知のものであれば如何なるものでもよい。また、ラベルへの印字も公知のプリンターによって行うことができる。ラベルへの印字は、二次元シンボル、バーコード等、コード化された情報のみでもよいが、例えば、国名、積出港名、品種、等級、各付け、その他の文字情報を併記すると、目視で確認できるので好ましい。
【0018】
本発明において、ラベルの自動貼付け装置は、プリンターと一体になったものでもよいし、プリンターとは別個に設けたものであってもよい。貼付けは、エアーを吹き付けて貼着する方式であっても、ロールで加圧して貼着する方式であってもよく、何等限定されるものではない。
【0019】
次に、本発明において使用する繊維製収納袋貼着用ラベルシートについて更に詳細に説明する。本発明におけるラベルシートは、複数のラベルが長尺の剥離シート上に一列に貼着したものであって、各ラベルは、印字可能な表面を有し、少なくとも支持体および粘着剤層を有するものであって、少なくとも長尺方向の両端部に非粘着部分が形成されるように設けられている。このラベルシートは、ロール巻きの状態で使用される。本発明においては、ラベルは、長尺方向の両端部に非粘着部分が形成されているので、麻袋等への貼着に際して、ラベルの両端部において剥離シートが容易に分離され、自動貼着が可能になる。
【0020】
図3は、本発明の上記の入出庫管理方法において使用するための麻袋貼着用ラベルシートの基本的な構造のものを示す図であって、図3(a)はラベルシートの模式的断面図、図3(b)は剥離シートから剥離した状態のラベルの平面図である。この図の場合、剥離シート3の上に、複数のラベルが一列になって仮着されている。各ラベルは、支持体1の一面に粘着剤層2が設けられており、そして支持体の表面は印字可能な面になっており、図においてはバーコード等の印字が施され、印字部分4を形成している。また、これらのラベルは、長尺方向の両端部、すなわち、隣接するラベルの端部に非粘着部分21が形成されている。
【0021】
支持体としては、麻袋の形状に追従する柔軟な材料であれば、特に限定されるものではなく、紙、ポリウレタン、ポリエステル、その他のプラスチックフィルム、不織布等、ラベル基材として通常使用されるものが使用される。上記支持体の表面には、印刷が施されていてもよい。支持体の厚みは、麻袋の形状に追従するのであれば特に限定されるものではないが、一般に、10〜40μmの範囲のものが好ましく使用される。
【0022】
支持体の上に施す印刷は、内容物名や取り扱い業者等、予め固定されている情報や、ラベルのデザイン等であるが、バーコード等を読取り易くするために白色インクにより白色層を形成するものであってもよい。印刷は、凸版、凹版、平版、孔版など、一般に使用されている方法で行うことができる。
【0023】
粘着剤層は、支持体上に、ラベルの両端部に非粘着部分が形成されるように設けられる。粘着剤としては、麻袋などの繊維製収納袋に対して強固に接着するものであればよく、アクリル樹脂系粘着剤、ゴム系粘着剤、ビニルエーテル樹脂系粘着剤等が使用され、剤型としてはエマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型などいずれのものでも使用できる。粘着剤層は、接着力が5〜20N/25mmの範囲にあるのが好ましい。また、粘着剤層の膜厚は、特に限定されるものではないが、一般に30〜50μmの範囲が好ましい。
【0024】
ラベルの両端部に設ける非粘着部分は、種々の方法で形成することができる。例えば、支持体上に粘着剤を塗布する場合、ラベル両端部となる部分に粘着剤を塗布しない方法、支持体全面に粘着剤層を形成し、形成された粘着剤層の一部を非粘着性部分にする方法(糊殺し)等が採用できる。非粘着性部分にする方法としては、例えば、ポリエチレンフィルムを粘着剤層表面の非粘着性部分とする部分にラミネートする方法、非粘着性樹脂や印刷インクを非粘着性部分とする部分に塗布する方法等を採用することができる。なお、剥離シートの剥離を容易にするために、非粘着部分は、ラベルの両端部以外の部分にも設けられてもよい。例えば、非粘着部分をラベルの外周全体に設けてもよく、また、中央部を貫通する形に設けてもよい。
【0025】
支持体表面に印刷が施されている場合、印刷面を保護するために、支持体の上に保護層を設けてもよい。保護層は、プリンターによる印字可能な処理が施されたポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等のプラスチックフィルムが使用される。保護層は、上記のプラスチックフィルムに粘着剤層を設けたものを印刷が施された支持体の上に貼着することによって形成してもよい。また、保護層の膜厚は特に限定されるものではないが、一般に10〜25μmの範囲が好ましい。
【0026】
また、上記の保護層は、支持体と粘着剤層の外周を完全に被覆する形状のものであってもよい。保護層が支持体と粘着剤層の外周を完全に被覆する形状の場合には、粘着剤が粘着剤層からはみ出しても、粘着剤がラベルに印字する際にプリンター機内の走行ロール等に付着することがなく、印字に際してのトラブルを避けることができるという利点がある。
【0027】
図4は、支持体表面に印刷が施され、その上に印字可能な保護層が設けられた場合の模式的断面図である。図4に示すラベルの場合、支持体1の表面には、上記したような印刷が施され、印刷層5を形成している。印刷層の上には、印刷面を保護する目的で、印字可能な保護層6が設けられている。保護層は、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルムを用いることでき、これらは粘着剤を用いて、またはヒートシール法により印刷層に積層することができる。また、図5に示すように、保護層6にICタグ7を貼着して、支持体との間に介在させてもよい。その場合は、ラベルが見えない位置に貼着されていても、ハンディターミナルで読み取りが可能であり、また情報の書き換えもできるという利点が生じる。
【0028】
剥離シートは、シリコーン樹脂等で表面処理した紙、剥離性のプラスチックフィルム等、一般に使用される公知のものならば如何なるものでも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の麻袋の入出庫管理方法の一例を示す工程図である。
【図2】従来の麻袋の入出庫方法の一例を示す工程図である。
【図3】本発明の麻袋貼着用ラベルシートの基本構成を示す図であって、図3(a)はその模式的断面図、図3(b)は 剥離シートから剥離した状態のラベルの平面図である。
【図4】本発明の麻袋貼着用ラベルシートの他の一例の模式的断面図である。
【図5】本発明の麻袋貼着用ラベルシートの更に他の一例の模式的断面図である。
【符号の説明】
【0030】
1…支持体、2…粘着剤層、3…剥離シート、4…印字部分、5…印刷層、6…保護層、7…ICタグ、21…非粘着部分21。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収納された繊維製収納袋の入庫作業工程および出庫作業工程を管理する方法において、入庫作業工程が、繊維製収納袋の管理に必要な情報をコンピュータに入力し、該収納袋をコンベアで搬送する工程、重量自動計測器により麻袋の重量を計測し、コンピュータに入力または送信する工程、入力された情報をコード化してラベルに印字し、上記収納袋の表面にラベル貼着装置によって自動貼着する工程、該ラベルが貼着された収納袋をロット別にパレットに積み上げて所定の保管場所に搬送し、保管する工程よりなり、出庫作業工程が、出庫依頼情報をコンピュータに登録する工程、出庫依頼情報に基き収納袋をピッキングする工程、ピッキングした収納袋のラベルの印字情報を読み取ることによって、出庫依頼情報と照合・確認し、出庫する工程よりなることを特徴とする繊維製収納袋の入出庫管理方法。
【請求項2】
ラベルに印字された情報が文字情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の繊維製収納袋の入出庫管理方法。
【請求項3】
印字可能な表面を有し、少なくとも支持体および粘着剤層を有する複数のラベルが長尺の剥離シート上に一列に貼着してなり、該ラベルの粘着剤層が、長尺方向の両端部に非粘着部分が形成されるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の入出庫管理方法に使用するための繊維製収納袋貼着用ラベルシート。
【請求項4】
支持体の粘着剤層を設けた面とは反対面に印刷が施されていることを特徴とする請求項3に記載の繊維製収納袋貼着用ラベルシート。
【請求項5】
印刷が施された支持体上に印字可能な保護層が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の繊維製収納袋貼着用ラベルシート。
【請求項6】
支持体と保護層の間にICタグが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の繊維製収納袋貼着用ラベルシート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−320738(P2007−320738A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−154591(P2006−154591)
【出願日】平成18年6月2日(2006.6.2)
【出願人】(000232818)日本郵船株式会社 (61)
【出願人】(304035975)株式会社MTI (46)
【出願人】(391046562)株式会社倉本産業 (18)
【Fターム(参考)】