説明

置換されたアリールピラゾール

本発明は、シクロプロピル環が角度のある位置において置換されているある範囲の1−アリール−4−シクロプロピルピラゾール、並びに医薬的に受容可能なその塩及び溶媒和物、このような化合物を含んでなる組成物、その合成の方法、並びに寄生虫駆除剤としてのその使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸ピリジン−2−イルメチル;
1−{3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−5−[(1H−ピラゾール−5−イルメチル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−イル}−シクロプロパンカルボキシアミド;
1−{3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−5−[(13−チアゾール−2−イルメチル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−イル}−シクロプロパンカルボキシアミド;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸ピリジン−4−イルメチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸3,5−ジフルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸4−フルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸ベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸シクロプロピルメチル;
1−(3−シアノ−5−{[(1−シアノシクロプロピル)メチル]アミノ}−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−4−イル)シクロプロパンカルボキシアミド;
{4−[1−(アミノカルボニル)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸シクロプロピルメチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸エチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)−2,2−ジクロロシクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸シクロプロピルメチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸1−シクロプロピルエチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸ピリミジン−5−イルメチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸3−シアノベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸(2,2−ジクロロシクロプロピル)メチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル;
1−{3−シアノ−5−[(3−シアノベンジル)アミノ]−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}シクロプロパンカルボキシアミド;
4−[({4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)メチル]ベンズアミド;
1−{3−シアノ−5−[(4−シアノ−3−フルオロベンジル)アミノ]−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}シクロプロパンカルボキシアミド;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸(1−シアノシクロプロピル)メチル;
1−{3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−5−[(2−フルオロベンジル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−イル}−シクロプロパンカルボキシアミド;
1−{3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−5−[(3−フルオロベンジル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−イル}−シクロプロパンカルボキシアミド;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸3−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸アリル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸1−(4−シアノフェニル)エチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イルメチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸3,4,5−トリフルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸4−メトキシベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸4−メチルベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸4−(トリフルオロメチル)ベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸2,5−ジフルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸2,3−ジフルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸2,6−ジフルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸2−フルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸2,4−ジフルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸3−フルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸4−クロロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸1−フェニルエチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸1,3−チアゾール−5−イルメチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸4−シアノ−3−フルオロベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸4−(メチルスルホニル)ベンジル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸2−メトキシエチル;
1−{3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−5−[(2,6−ジフルオロベンジル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−イル}−シクロプロパンカルボキシアミド;
1−{3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−5−[(3,5−ジフルオロベンジル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−イル}シクロプロパンカルボキシアミド;
1−(3−シアノ−5−{[(22−ジクロロシクロプロピル)メチル]アミノ}−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−4−イル)シクロプロパンカルボキシアミド;
1−{5−(ベンジルアミノ)−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}シクロプロパンカルボキシアミド;
1−{3−シアノ−5−[(2−シアノ−2−メチルプロピル)アミノ]−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}シクロプロパンカルボキシアミド;
2,2−ジクロロ−1−{3−シアノ−5−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−1−[2,6−ジクロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}シクロプロパンカルボキシアミド;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸エチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}メチルカルバミン酸シクロプロピルメチル;及び
1−(3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−5−{[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−イル)シクロプロパンカルボキシアミド;
から選択される化合物、或いは医薬的に受容可能なその塩又はプロドラッグ。
【請求項2】
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル;
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸(1−シアノシクロプロピル)メチル;及び
{4−[1−(アミノカルボニル)シクロプロピル]−3−シアノ−1−[2,6−ジクロロ−4−ペンタフルオロチオフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸1−シクロプロピルエチル;
から選択される、請求項1に記載の化合物、或いは医薬的に受容可能なその塩又はプロドラッグ。
【請求項3】
以下の式(LX):
【化1】

[式中、
は、CF、OCF及びSFから選択され;
及びRは、両方ともH、両方ともF、又は両方ともClであり;そして
9Aは、ハロ、C1−アルキル、C1−ハロアルキル、−O(C−Cアルキル)、−CN、−CONH、−NHSO(C−Cアルキル)、及び−SO(C−Cアルキル)から独立に選択される3個までの基によって、所望により置換されていてもよいフェニルであるか、或いは
9Aは、ピリジル、ピリミジニル、ピラゾリル、及びチアゾリルから選択されるヘテロアリールである;]
の化合物、或いは医薬的に受容可能なその塩又はプロドラッグ。
【請求項4】
9Aが、フルオロ、クロロ、メチル、トリフルオロメチル、−OCH、−CN、−CONH、−NHSOCH、及び−SOCHから独立に選択される3個までの基によって所望により置換されていてもよいフェニルであるか、或いは
9Aが、ピリジル、ピリミジニル、ピラゾリル、及びチアゾリルから選択されるヘテロアリールである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
が、SFである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物、及び医薬的に受容可能な担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項7】
医薬として使用するための、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
有効な量の請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物で、動物を治療することを含んでなる、寄生虫の感染の治療の方法。
【請求項9】
動物における寄生虫の感染を治療するための医薬の製造における、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項10】
a) 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物;及び
b) 第2の寄生虫駆除剤;
を含んでなる医薬組成物。
【請求項11】
宿主動物における寄生虫の外寄生の治療の、前記宿主動物に:
a) 治療的に有効な量の請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物;及び
b) 第2の寄生虫駆除剤;
を、同時、連続又は別個投与することを含んでなる方法。
【請求項12】
動物における寄生虫感染を治療するための医薬の製造における:
a) 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物;及び
b) 第2の寄生虫駆除剤;
の使用。
【請求項13】
第2の寄生虫駆除剤が駆虫剤である、請求項10、11又は12のいずれか1項に記載の医薬組成物、方法又は使用。
【請求項14】
前記駆虫剤が大環状ラクトンである、請求項13に記載の医薬組成物、方法又は使用。
【請求項15】
前記大環状ラクトンが、ミルベマイシン又はその誘導体である、請求項14に記載の医薬組成物、方法又は使用。
【請求項16】
前記ミルベマイシン又はその誘導体がミルベマイシンオキシムである、請求項15に記載の医薬組成物、方法又は使用。

【公表番号】特表2010−513261(P2010−513261A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−540885(P2009−540885)
【出願日】平成19年12月3日(2007.12.3)
【国際出願番号】PCT/IB2007/003832
【国際公開番号】WO2008/072053
【国際公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願人】(597014501)ファイザー・リミテッド (107)
【氏名又は名称原語表記】Pfizer Limited
【住所又は居所原語表記】Ramsgate Road, Sandwich, Kent, England
【Fターム(参考)】