説明

置換されたイミダゾ環系および方法

【課題】サイトカイン生合成またはその他の機序の誘導によって免疫応答を変調する能力を有する化合物を提供する。
【解決手段】1位において置換されたイミダゾ環系、同化合物を含有する医薬組成物、中間体、同化合物を製造する方法、および動物においてサイトカイン生合成を誘導するための、そして、ウイルス性及び新生物疾患をはじめとする疾患の処置におけるこれらの化合物の免疫調節物質としての使用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式(I−1):
【化1】

{式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
Zは−C(O)−、−C(O)O−、または−C(−Q−R1-32−であり、
1-1は、
水素、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリール
からなる群から選択されるが、
ただしZが−C(O)−であればR1-1は−N(CH3)(OCH3)であってもよく、
さらにただしZが−C(O)O−であればR1-1は水素でなく、
さらにただしZが−C(O)O−であればXは−O−基を含まず、
QはOまたはSであり、
1-3は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリール
からなる群から選択され、
またはR1-3基は一緒になって飽和または不飽和5−、6−、または7−員環を含んでなる環系を形成でき、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリール
からなる群から選択され、そして
2は、
−R4
−X’−R4
−X’−Y’−R4、および
−X’−R5
からなる群から選択され、
X’はアルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、およびヘテロアリーレンからなる群から選択され、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、アリーレンまたはヘテロアリーレンで任意に中断または終端されることができ、任意に1つ以上の−O−基によって中断され、
Y’は、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q’−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化2】

からなる群から選択され、
4は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、およびアルキルヘテロアリーレニルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、およびアルキルヘテロアリーレニル基は、非置換でもまたは独立して、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、そしてアルキル、アルケニル、およびアルキニルの場合は、さらにオキソからなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換されていることもでき、
5
【化3】

からなる群から選択され、
6は=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群から選択され、
Q’は結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、および−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択され、
Vは−C(R6)−、−O−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立して1〜6の整数であるが、ただしa+bは≦7であり、
AおよびRBはそれぞれ独立して、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
またはRAおよびRBは一緒になって非置換のまたは1つ以上のR基によって置換された縮合アリール環、或いは非置換のまたは1つ以上のRa基によって置換された縮合飽和5〜7員環のいずれかを形成し、
Rは、
フルオロ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
aは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択される}
の化合物、またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項2】
以下の式(I−2):
【化4】

{式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
Zは−C(O)−、−C(O)O−、または−C(−Q−R1-32−であり、
1-1は、
水素、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択されるが、
ただしZが−C(O)−であればR1-1は−N(CH3)(OCH3)であってもよく、
さらにただしZが−C(O)O−であればR1-1は水素でなく、
さらにただしZが−C(O)O−であればXは−O−基を含まず、
QはOまたはSであり、
1-3は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
またはR1-3基は一緒になって飽和または不飽和5−、6−、または7−員環を含んでなる環系を形成でき、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、そして
Rは、
フルオロ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X’−R4
−X’−Y’−R4、および
−X’−R5
からなる群から選択され、
X’はアルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、およびヘテロアリーレンからなる群から選択され、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は任意にアリーレンまたはヘテロアリーレンによって中断または終端されることができ、任意に1つ以上の−O−基によって中断され、
Y’は、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q’−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化5】

からなる群から選択され、
4は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、およびアルキルヘテロアリーレニルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、およびアルキルヘテロアリーレニル基は、非置換でもまたは独立してアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、そしてアルキル、アルケニル、およびアルキニルの場合は、さらにオキソからなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換されていることもでき、
5
【化6】

からなる群から選択され、
6は=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群から選択され、
Q’は結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、および−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択され、
Vは−C(R6)−、−O−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であるが、ただしa+bは≦7である}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項3】
以下の式(I−3):
【化7】

{式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
Zは−C(O)−、−C(O)O−、または−C(−Q−R1-32−であり、
1-1は、
水素、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択されるが、
ただしZが−C(O)−であればR1-1は−N(CH3)(OCH3)であってもよく、
さらにただしZが−C(O)O−であればR1-1は水素でなく、
さらにただしZが−C(O)O−であればXは−O−基を含まず、
QはOまたはSであり、
1-3は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
またはR1-3基は一緒になって飽和または不飽和5−、6−、または7−員環を含んでなる環系を形成でき、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、そして
2は、
−R4
−X’−R4
−X’−Y’−R4、および
−X’−R5
からなる群から選択され、
X’はアルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、およびヘテロアリーレンからなる群から選択され、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は任意にアリーレンまたはヘテロアリーレンによって中断または終端されることができ、任意に1つ以上の−O−基によって中断され、
Y’は、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q’−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化8】

からなる群から選択され、
4は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、およびアルキルヘテロアリーレニルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、およびアルキルヘテロアリーレニル基は、非置換でもまたは独立してアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、そしてアルキル、アルケニル、およびアルキニルの場合は、さらにオキソからなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換されていることもでき、
5
【化9】

からなる群から選択され、
6は=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群から選択され、
Q’は結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、および−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択され、
Vは−C(R6)−、−O−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立して1〜6の整数であるが、ただしa+bは≦7であり、
A’およびRB’はそれぞれ独立して、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択される}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項4】
以下の式(I−4):
【化10】

{式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
Zは−C(O)−、−C(O)O−、または−C(−Q−R1-32−であり、
1-1は、
水素、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択されるが、
ただしZが−C(O)−であればR1-1は−N(CH3)(OCH3)であってもよく、
さらにただしZが−C(O)O−であればR1-1は水素でなく、
さらにただしZが−C(O)O−であればXは−O−基を含まず、
QはOまたはSであり、
1-3は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
またはR1-3基は一緒になって飽和または不飽和5−、6−、または7−員環を含んでなる環系を形成でき、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、そして
aは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X’−R4
−X’−Y’−R4、および
−X’−R5
からなる群から選択され、
X’はアルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、およびヘテロアリーレンからなる群から選択され、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は任意にアリーレンまたはヘテロアリーレンによって中断または終端されることができ、任意に1つ以上の−O−基によって中断され、
Y’は、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q’−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化11】

からなる群から選択され、
4は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、およびアルキルヘテロアリーレニルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、およびアルキルヘテロアリーレニル基は、非置換でもまたは独立してアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、そしてアルキル、アルケニル、およびアルキニルの場合は、さらにオキソからなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換されていることもでき、
5
【化12】

からなる群から選択され、
6は=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群から選択され、
Q’は結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、および−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択され、
Vは−C(R6)−、−O−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であるが、ただしa+bは≦7である}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項5】
以下の式(Ia):
【化13】

{式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
1-1は、
水素、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、
−N(CH3)(OCH3)、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
Rは、
フルオロ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
2は、
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Y−アルキル、
アルキレン−Y−アルケニル、
アルキレン−Y−アリール、並びに
ヒドロキシ、
ハロゲン、
−N(R32
−C(O)−C1~10アルキル、
−C(O)−O−C1~10アルキル、
−N(R3)−C(O)−C1~10アルキル、
−N3
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−C(O)−アリール、および
−C(O)−ヘテロアリール
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキルまたはアルケニルからなる群から選択され、
Yは−O−または−S(O)0~2−であり、
3は、
水素、
1~10アルキル、および
2~10アルケニル
からなる群から選択され、そして
9は水素およびアルキルからなる群から選択される}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項6】
以下の式(Ib):
【化14】

{式中、
Xはアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
1-1は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
Rは、
フルオロ、
アルキル、
アルコキシ、
ハロアルキル、および
−N(R92
からなる群から選択され、
2は、
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Y−アルキル、
アルキレン−Y−アルケニル、
アルキレン−Y−アリール、並びに
ヒドロキシ、
ハロゲン、
−N(R32
−C(O)−C1~10アルキル、
−C(O)−O−C1~10アルキル、
−N(R3)−C(O)−C1~10アルキル、
−N3
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−C(O)−アリール、および
−C(O)−ヘテロアリール
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキルまたはアルケニルからなる群から選択され、
Yは−O−または−S(O)0~2−であり、
3は、
水素、
1~10アルキル、および
2~10アルケニル
からなる群から選択され、そして
9は水素およびアルキルからなる群から選択される}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項7】
以下の式(Id):
【化15】

{式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
1-1は、
水素、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
QはOまたはSであり、
1-3は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
またはR1-3基は一緒になって飽和または不飽和5−、6−、または7−員環を含んでなる環系を形成でき、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
Rは、
フルオロ、
アルキル、
アルコキシ、
ハロアルキル、および
−N(R92
からなる群から選択され、
2は、
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Y−アルキル、
アルキレン−Y−アルケニル、
アルキレン−Y−アリール、並びに
ヒドロキシ、
ハロゲン、
−N(R32
−C(O)−C1~10アルキル、
−C(O)−O−C1~10アルキル、
−N(R3)−C(O)−C1~10アルキル、
−N3
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−C(O)−アリール、および
−C(O)−ヘテロアリール
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキルまたはアルケニルからなる群から選択され、
Yは−O−または−S(O)0~2−であり、そして
3は、
水素、
1~10アルキル、および
2~10アルケニル
からなる群から選択され、そして
9は水素およびアルキルからなる群から選択される}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項8】
以下の式(Ie):
【化16】

(式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
Rは、
フルオロ、
アルキル、
アルコキシ、
ハロアルキル、および
−N(R92
からなる群から選択され、
2は、
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Y−アルキル、
アルキレン−Y−アルケニル、
アルキレン−Y−アリール、並びに
ヒドロキシ、
ハロゲン、
−N(R32
−C(O)−C1~10アルキル、
−C(O)−O−C1~10アルキル、
−N(R3)−C(O)−C1~10アルキル、
−N3
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−C(O)−アリール、および
−C(O)−ヘテロアリール
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキルまたはアルケニルからなる群から選択され、
Yは−O−または−S(O)0~2−であり、そして
3は、
水素、
1~10アルキル、および
2~10アルケニル
からなる群から選択され、そして
9は水素およびアルキルからなる群から選択される}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項9】
A’およびRB’が独立して、水素およびアルキルからなる群から選択される、請求項3に記載の化合物または塩。
【請求項10】
A’およびRB’がどちらもメチルである、請求項9に記載の化合物または塩。
【請求項11】
nが0である、請求項2または4〜8のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項12】
Zが−C(O)−である、請求項1〜4、9、または10、あるいは請求項2または4のいずれかに従属する請求項11のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項13】
Zが−C(O)O−である、請求項1〜4、9、または10、あるいは請求項2または4のいずれかに従属する請求項11のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項14】
Zが−C(−Q−R1-32−である、1〜4、9、または10、あるいは請求項2または4のいずれかに従属する請求項11のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項15】
1-3がアルキルであり、またはR1-3基が結合して5−員環を形成する、請求項14に記載の化合物または塩。
【請求項16】
1-3の5−、6−、または7−員環が任意に1または2個の飽和または不飽和5−、6−、または7−員環に縮合し、或いはアリール、ヘテロアリール、ハロゲン、ハロアルキル、アルキレン−O−アルキル、および置換アリールからなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換される、請求項14に記載の化合物または塩。
【請求項17】
各Qが−O−である、請求項1〜4、7、9、または10、あるいは請求項2、4、または7のいずれか一項に従属する請求項11、あるいは請求項14〜16のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項18】
1-1がアリール、アルキル、および−N(CH3)OCH3からなる群から選択される、請求項1〜5、9、または10、あるいは請求項2、4、または5のいずれか一項に従属する請求項11、あるいは請求項12のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項19】
1-1がアルキル、アリール、および水素からなる群から選択される、請求項1〜5、7、9、10、あるいは請求項2、4、5、または7のいずれか一項に従属する請求項11、あるいは請求項12、あるいは請求項14〜17のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項20】
XがC1~6アルキレンまたは−(CH22~4−O−(CH21~3−である、請求項1〜5、7〜10、あるいは請求項2、4、5、7、または8のいずれか一項に従属する請求項11、あるいは請求項12、あるいは請求項14〜19のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項21】
Xが−(CH21~6−、−CH2−C(CH32−、−(CH22−O−CH2−、−(CH23−O−CH2−、および−CH2−C(CH32−CH2−からなる群から選択される、請求項20に記載の化合物または塩。
【請求項22】
1-1がアルキルおよびアリールからなる群から選択される、請求項1〜7、9、または10;あるいは請求項2、または4〜7のいずれか一項に従属する請求項11;あるいは請求項12〜19;あるいは請求項1〜5、7、9、10、または請求項2、4、5、もしくは7のいずれか一項に従属する請求項11、または請求項14〜19のいずれか一項に従属する請求項20;あるいは請求項1〜5、7、9、10、または請求項2、4、5、もしくは7のいずれか一項に従属する請求項11、または請求項14〜19のいずれか一項に従属する請求項21のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項23】
1-1がメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、フェニル、4−クロロフェニル、および2,4−ジクロロフェニルからなる群から選択される、請求項22に記載の化合物または塩。
【請求項24】
2が、
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Y−アルキル、
アルキレン−Y−アルケニル、
アルキレン−Y−アリール、並びに
ヒドロキシ、
ハロゲン、
−N(R32
−C(O)−C1~10アルキル、
−C(O)−O−C1~10アルキル、
−N(R3)−C(O)−C1~10アルキル、
−N3
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−C(O)−アリール、および
−C(O)−ヘテロアリール
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキルまたはアルケニルからなる群から選択され、
Yが−O−または−S(O)0~2−であり、そして
3が水素、C1~10アルキル、およびC2~10アルケニルからなる群から選択される、
請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項25】
2が水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、およびアルコキシアルキルからなる群から選択される、請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項26】
2が水素、ヒドロキシメチル、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、エトキシメチル、および2−メトキシエチルからなる群から選択される、請求項25に記載の化合物または塩。
【請求項27】
XがC1~6アルキレンである、請求項1〜26のいずれか一項に記載の化合物または塩。
【請求項28】
Xが−(CH21~6−、−CH2−C(CH32−、および−CH2−C(CH32−CH2−からなる群から選択される、請求項27に記載の化合物または塩。
【請求項29】
治療的に有効量の請求項1〜28のいずれか一項に記載の化合物または塩を薬学上許容可能なキャリアとの組み合わせで含んでなる、医薬組成物。
【請求項30】
有効量の請求項1〜28のいずれか一項に記載の化合物または塩を動物に投与するステップを含んでなる、動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法。
【請求項31】
請求項1〜28のいずれか一項に記載の治療的に有効量の化合物または塩を動物に投与するステップを含んでなる、それを必要とする動物においてウィルス性疾患を処置する方法。
【請求項32】
治療的に有効量の請求項1〜28のいずれか一項に記載の化合物または塩を動物に投与するステップを含んでなる、新生物疾患の治療を必要とする動物において新生物疾患を治療する方法。
【請求項33】
以下の式(II):
【化17】

{式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
Zは−C(O)−、−C(O)O−、または−C(−Q−R1-32−であり、
1-1は、
水素、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択されるが、
ただしZが−C(O)−であればR1-1は−N(CH3)(OCH3)であってもよく、
さらにただしZが−C(O)O−であればR1-1は水素でなく、
さらにただしZが−C(O)O−であればXは−O−基を含まず、
QはOまたはSであり、
1-3は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
またはR1-3基は一緒になって飽和または不飽和5−、6−、または7−員環を含んでなる環系を形成でき、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
Rは、
フルオロ、
アルキル、
アルコキシ、
ハロアルキル、および
−N(R92
からなる群から選択され、
2は、
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Y−アルキル、
アルキレン−Y−アルケニル、
アルキレン−Y−アリール、並びに
ヒドロキシ、
ハロゲン、
−N(R32
−C(O)−C1~10アルキル、
−C(O)−O−C1~10アルキル、
−N(R3)−C(O)−C1~10アルキル、
−N3
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−C(O)−アリール、および
−C(O)−ヘテロアリール
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキルまたはアルケニルからなる群から選択され、
Yは−O−または−S(O)0~2−であり、そして
3は、
水素、
1~10アルキル、および
2~10アルケニル
からなる群から選択され、そして
9は水素およびアルキルからなる群から選択される}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項34】
以下の式(III):
【化18】

{式中、
Xは任意に1つ以上の−O−基によって中断されるアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
1-1は、
水素、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
1-6はアルキルであり、またはR1-6基は一緒になって飽和5−または6−員環を含んでなる環系を形成でき、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
Rは、
フルオロ、
アルキル、
アルコキシ、
ハロアルキル、および
−N(R92
からなる群から選択され、そして
9は水素およびアルキルからなる群から選択される}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。
【請求項35】
以下の式(IV):
【化19】

{式中、
Xはアルキレンであり、
nは0〜4の整数であり、
1-1は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、
−NH−SO2−R1-4
−NH−C(O)−R1-4
−NH−C(O)−NH2
−NH−C(O)−NH−R1-4、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
1-4は、
アルキル、
アリール、
アルキレン−アリール、
ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロアリール、並びに
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
アルキルチオ、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
アルキル、および
−N3
からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換された、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヘテロアリール、またはアルキレン−ヘテロアリールからなる群から選択され、
Rは、
フルオロ、
アルキル、
アルコキシ、
ハロアルキル、および
−N(R92
からなる群から選択され、そして
9は水素およびアルキルからなる群から選択される}
の化合物またはその薬学上許容可能な塩。

【公開番号】特開2012−6976(P2012−6976A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−208755(P2011−208755)
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【分割の表示】特願2006−541697(P2006−541697)の分割
【原出願日】平成16年11月24日(2004.11.24)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】