説明

置換インドール化合物を含有する医薬

【課題】肝臓X受容体(LXR)の働きを調節する医薬の提供。
【解決手段】一般式(I)


[式中、R、R、R、Rは水素原子、ハロゲン原子など、Rは水素原子、アルキル基など、Rはtert−ブトキシカルボニル基など、Xはメチレンなど、Yはフェニル基など、Yはフェニル基、ピリジル基、チエニル基など、Rはカルボキシメチル、テトラゾール−5−イルメチル基などを表わす。]で表わされる化合物を含有する医薬。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】



[式中、R1、R2、R3、および、R4は、同一または異なり、水素原子、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基(当該ハロゲノC1−C6アルキル基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルキル基を示す)、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C6アルコキシ基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルコキシ基を示す)、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、シアノ基、ニトロ基、ハロゲノ基、または、フェニル基を示し;
5は、水素原子またはC1−C6アルキル基を示し;
6は、式−COR8[式中、R8は、C1−C10アルコキシ基、ハロゲノC1−C10アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C10アルコキシ基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C10アルコキシ基を示す)、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C10アルキル)オキシ基、フェニル−(C1−C10アルコキシ)基、置換フェニル−(C1−C10アルコキシ)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)、C2−C10アルケニルオキシ基、C2−C10アルキニルオキシ基、C3−C8シクロアルキルオキシ基、フェニルオキシ基、置換フェニルオキシ基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)、C1−C10アルキルアミノ基、または、ジ(C1−C10アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)を示す。]を有する基、
式−SO29[式中、R9は、C1−C6アルキル基、フェニル−(C1−C6アルキル)基、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)を示す。]を有する基、
フェニル−(C1−C6アルキル)基、置換フェニル−(C1−C6アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C6アルキル)基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C6アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)を示し;
7は、式−X210
[式中、R10は、式−COR11[式中、R11は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)オキシ基、C3−C8シクロアルキルオキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、[(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)]アミノ基、C3−C8シクロアルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ[(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)]アミノ基、ジ(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、N−[(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)]−N−(C1−C6アルキル)アミノ基、N−(C3−C8シクロアルキル)−N−(C1−C6アルキル)アミノ基、N−[(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)]−N−(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、ヒドロキシルアミノ基、または、ヒドロキシル(C1−C6アルキル)アミノ基を示す。]を有する基、
式−SO212[式中、R12は、C1−C6アルキル基、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)基、C3−C8シクロアルキル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、[(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)]アミノ基、C3−C8シクロアルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ[(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)]アミノ基、ジ(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、N−[(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)]−N−(C1−C6アルキル)アミノ基、N−(C3−C8シクロアルキル)−N−(C1−C6アルキル)アミノ基、または、N−[(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)]−N−(C3−C8シクロアルキル)アミノ基を示す。]を有する基、
式−N(R13)COR14[式中、R13は、水素原子、C1−C6アルキル基、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)基、または、C3−C8シクロアルキル基を示し、R14は、水素原子、C1−C6アルキル基、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)基、または、C3−C8シクロアルキル基を示す。]を有する基、
式−N(R13)SO215[式中、R13は、上記と同意義を示し、R15は、C1−C6アルキル基、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)基、または、C3−C8シクロアルキル基を示す。]を有する基、または、テトラゾール−5−イル基を示し、
2は、単結合、C1−C4アルキレン基、または、置換C1−C4アルキレン基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γより選択される1乃至2個の基であり、当該2個の置換基が一緒となってエチレン基もしくはトリメチレン基を形成してもよい)を示す。]を有する基を示し;
1は、メチレン基または置換メチレン基(当該置換基は、1または2個の同一または異なるC1−C4アルキル基である)を示し;
1は、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)を示し;
2は、6乃至10員アリール基、置換6乃至10員アリール基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)、9乃至10員不飽和環状炭化水素基(ただし、Y1に結合する環状基はベンゼン環である)、置換9乃至10員不飽和環状炭化水素基(ただし、Y1に結合する環状基はベンゼン環であり、当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)、5乃至10員芳香族ヘテロシクリル基、または、置換5乃至10員芳香族ヘテロシクリル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)、9乃至10員不飽和ヘテロシクリル基(ただし、Y1に結合する環状基は芳香環である)、または、置換9乃至10員不飽和ヘテロシクリル基(ただし、Y1に結合する環状基は芳香環であり、当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)を示し;
置換基群αは、C1−C4アルキル基、ハロゲノC1−C4アルキル基(当該ハロゲノC1−C4アルキル基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、C1−C4アルコキシ基、および、ハロゲノ基からなる群を示し;
置換基群βは、C1−C6アルキル基、ヒドロキシ(C1−C6アルキル)基、カルボキシ(C1−C6アルキル)基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル−(C1−C6アルキル)基、ハロゲノC1−C6アルキル基(当該ハロゲノC1−C6アルキル基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルキル基を示す)、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)基、C2−C7アルケニル基、C2−C7アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C6アルコキシ基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルコキシ基を示す)、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C3−C8シクロアルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、N−(C3−C8シクロアルキル)−N−(C1−C6アルキル)アミノ基、ホルミルアミノ基、(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基、N−[(C1−C6アルキル)カルボニル]−N−(C1−C6アルキル)アミノ基、N−[(C1−C6アルキル)カルボニル]−N−(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、C1−C6アルキルスルホニルアミノ基、N−(C1−C6アルキルスルホニル)−N−(C1−C6アルキル)アミノ基、N−(C1−C6アルキルスルホニル)−N−(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、ホルミル基、(C1−C6アルキル)カルボニル基、カルボキシル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、(C3−C8シクロアルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、N−(C3−C8シクロアルキル)−N−(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、および、ハロゲノ基からなる群を示し;
置換基群γは、C1−C6アルキル基、ヒドロキシ(C1−C6アルキル)基、(C1−C6アルコキシ)−(C1−C6アルキル)基、アミノ(C1−C6アルキル)基、(C1−C6アルキルアミノ)−(C1−C6アルキル)基、(C3−C8シクロアルキルアミノ)−(C1−C6アルキル)基、 ジ(C1−C6アルキル)アミノ−(C1−C6アルキル)基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ(C3−C8シクロアルキル)アミノ−(C1−C6アルキル)基、[N−(C3−C8シクロアルキル)−N−(C1−C6アルキル)アミノ]−(C1−C6アルキル)基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C3−C8シクロアルキルオキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C3−C8シクロアルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、N−(C3−C8シクロアルキル)−N−(C1−C6アルキル)アミノ基、および、ハロゲノ基からなる群を示す。]で表される化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項2】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C4アルキル基、ハロゲノC1−C4アルキル基(当該ハロゲノC1−C4アルキル基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、ヒドロキシル基、C1−C4アルコキシ基、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、C1−C4アルキルスルホニル基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基である請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項3】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基である請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項4】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、フルオロ基、または、クロロ基である請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項5】
5が、水素原子またはC1−C4アルキル基である請求項1乃至4のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項6】
5が、水素原子である請求項1乃至4のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項7】
6が、式−COR8a[式中、R8aは、C1−C8アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C6アルコキシ基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルコキシ基を示す)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)オキシ基、フェニル−(C1−C2アルコキシ)基、置換フェニル−(C1−C2アルコキシ)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、C2−C8アルケニルオキシ基、C2−C8アルキニルオキシ基、C3−C6シクロアルキルオキシ基、フェニルオキシ基、置換フェニルオキシ基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)を示す。]を有する基、
式−SO29a[式中、R9aは、C1−C4アルキル基、フェニル−(C1−C2アルキル)基、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基、
フェニル−(C1−C2アルキル)基、置換フェニル−(C1−C2アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C2アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C2アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)であり;
置換基群α1は、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロ基、クロロ基、および、ブロモ基からなる群である請求項1乃至6のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項8】
6が、式−COR8b[式中、R8bは、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロ、クロロもしくはブロモ基で置換されたC1−C4アルコキシ基を示す)、ベンジルオキシ基、C2−C6アルケニルオキシ基、フェニルオキシ基、または、置換フェニルオキシ基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基、または、
式−SO29b[式中、R9bは、フェニル基または置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基であり;
置換基群α2は、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群である請求項1乃至6のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項9】
6が、式−COR8c[式中、R8cは、C1−C6アルコキシ基、または、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロもしくはクロロ基で置換されたC1−C4アルコキシ基を示す)を示す。]を有する基である請求項1乃至6のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項10】
6が、式−COR8d(式中、R8dは、C3−C5アルコキシ基を示す)を有する基である請求項1乃至6のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項11】
7が、式−X2a10a
[式中、R10aは、式−COR11a[式中、R11aは、ヒドロキシル基、C1−C4アルコキシ基、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)オキシ基、C3−C6シクロアルキルオキシ基、アミノ基、C1−C4アルキルアミノ基、[(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)]アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ヒドロキシルアミノ基、または、ヒドロキシル(C1−C4アルキル)アミノ基を示す。]を有する基、
式−SO212a[式中、R12aは、C1−C4アルキル基、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基、C3−C6シクロアルキル基、アミノ基、C1−C4アルキルアミノ基、[(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)]アミノ基、または、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)を示す。]を有する基、
式−N(R13a)COR14a[式中、R13aは、水素原子、C1−C4アルキル基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C5シクロアルキル基を示し、R14aは、水素原子、C1−C4アルキル基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C5シクロアルキル基を示す。]を有する基、
式−N(R13a)SO215a[式中、R13aは、上記と同意義を示し、R15aは、C1−C4アルキル基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C5シクロアルキル基を示す。]を有する基、または、テトラゾール−5−イル基を示し、
2aは、単結合、C1−C2アルキレン基、または、置換C1−C2アルキレン基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基であり、当該2個の置換基が一緒となってエチレン基もしくはトリメチレン基を形成してもよい)を示す。]を有する基であり;
置換基群γ1は、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、メトキシメチル基、メトキシエチル基、アミノメチル基、アミノエチル基、メチルアミノメチル基、メチルアミノエチル基、シクロプロピルアミノメチル基、シクロプロピルアミノエチル基、ジメチルアミノメチル基、ジメチルアミノエチル基、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、アミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、シクロプロピルアミノ基、シクロブチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群である請求項1乃至10のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項12】
7が、式−X2b10b
[式中、R10bは、式−COR11b[式中、R11bは、ヒドロキシル基、C1−C4アルコキシ基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)オキシ基、C3−C5シクロアルキルオキシ基、アミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、または、ヒドロキシルアミノ基を示す。]を有する基、
式−SO212b[式中、R12bは、C1−C4アルキル基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C5シクロアルキル基を示す。]を有する基、または、テトラゾール−5−イル基を示し、
2bは、単結合、メチレン基、エチレン基、または、置換メチレン基もしくは置換エチレン基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基であり、当該2個の置換基が一緒となってエチレン基もしくはトリメチレン基を形成してもよい)を示す。]を有する基であり;
置換基群γ2は、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、メトキシメチル基、アミノメチル基、メチルアミノメチル基、ジメチルアミノメチル基、メトキシ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群である請求項1乃至10のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項13】
7が、式−X2c10c
[式中、R10cは、式−COR11c(式中、R11cは、ヒドロキシル基、メトキシ基、または、エトキシ基を示す)を有する基、または、
式−SO212c(式中、R12cは、メチル基またはエチル基を示す)を有する基を示し、
2cは、単結合、メチレン基、または、置換メチレン基(当該置換基は、2個のフルオロ基であり、当該2個の置換基が一緒となってエチレン基を形成してもよい)を示す。]を有する基である請求項1乃至10のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項14】
7が、式−X2d10d
[式中、R10dは、式−COR11d(式中、R11dは、ヒドロキシル基を示す)を有する基を示し、
2dは、メチレン基、または、置換メチレン基(当該2個の置換基が一緒となってエチレン基を形成する)を示す。]を有する基である請求項1乃至10のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項15】
1が、メチレン基である請求項1乃至14のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項16】
1が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、ピリダジニル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、ピリダジニル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)である請求項1乃至15のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項17】
1が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α3より選択される1個の基である)、チエニル基、ピリジル基、または、置換チエニル基もしくは置換ピリジル基(当該置換基は、置換基群α3より選択される1個の基である)であり;
置換基群α3は、メチル基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群を示す請求項1乃至15のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項18】
1が、フェニル基である請求項1乃至15のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項19】
2が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至3個の基である)、インダニル基もしくはテトラヒドロナフチル基(ただし、Y1に結合する環状基はベンゼン環である)、置換インダニル基もしくは置換テトラヒドロナフチル基(ただし、Y1に結合する環状基はベンゼン環であり、当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至3個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、ピリミジニル基を示す)、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、ピリミジニル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至3個の基である)、9乃至10員不飽和ヘテロシクリル基(ただし、Y1に結合する環状基は芳香環であり、当該不飽和ヘテロシクリル基は、インドリニル基、ジヒドロベンゾフリル基、ジヒドロベンゾチエニル基、テトラヒドロキノリル基、または、クロマニル基を示す)、または、置換9乃至10員不飽和ヘテロシクリル基(ただし、Y1に結合する環状基は芳香環であり、当該不飽和ヘテロシクリル基は、インドリニル基、ジヒドロベンゾフリル基、ジヒドロベンゾチエニル基、テトラヒドロキノリル基、または、クロマニル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至3個の基である)であり;
置換基群β1は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシ(C1−C4アルキル)基、カルボキシ(C1−C4アルキル)基、(C1−C4アルコキシ)カルボニル−(C1−C4アルキル)基、ハロゲノC1−C4アルキル基(当該ハロゲノC1−C4アルキル基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基、C2−C5アルケニル基、C2−C5アルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C4アルコキシ基、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルコキシ基を示す)、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルスルフィニル基、C1−C4アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C4アルキルアミノ基、C3−C6シクロアルキルアミノ基、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ホルミルアミノ基、(C1−C4アルキル)カルボニルアミノ基、N−[(C1−C4アルキル)カルボニル]−N−(C1−C4アルキル)アミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ基、N−(C1−C4アルキルスルホニル)−N−(C1−C4アルキル)アミノ基、ホルミル基、(C1−C4アルキル)カルボニル基、カルボキシル基、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C4アルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C4アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、シアノ基、ニトロ基、フルオロ基、クロロ基、および、ブロモ基からなる群である請求項1乃至18のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項20】
2が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)、チエニル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、置換チエニル基、置換チアゾリル基もしくは置換ピリジル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)であり;
置換基群β2は、C1−C4アルキル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4アルキニル基、C3−C4シクロアルキル基、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、アミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ホルミル基、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、ニトロ基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群である請求項1乃至18のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項21】
2が、フェニル基または置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β3より選択される1個の基である)であり;
置換基群β3は、C1−C4アルキル基、トリフルオロメチル基、シクロプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルカルボニル基、ニトロ基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群である請求項1乃至18のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項22】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C4アルキル基、ハロゲノC1−C4アルキル基(当該ハロゲノC1−C4アルキル基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、ヒドロキシル基、C1−C4アルコキシ基、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、C1−C4アルキルスルホニル基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基であり;
5が、水素原子またはC1−C4アルキル基であり;
6が、式−COR8a[式中、R8aは、C1−C8アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C6アルコキシ基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルコキシ基を示す)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)オキシ基、C2−C8アルケニルオキシ基、C2−C8アルキニルオキシ基、C3−C6シクロアルキルオキシ基、フェニルオキシ基、置換フェニルオキシ基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)を示す。]を有する基、
式−SO29a[式中、R9aは、C1−C4アルキル基、フェニル−(C1−C2アルキル)基、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基、
フェニル−(C1−C2アルキル)基、置換フェニル−(C1−C2アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C2アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C2アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)であり;
7が、式−X2a10a
[式中、R10aは、式−COR11a[式中、R11aは、ヒドロキシル基、C1−C4アルコキシ基、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)オキシ基、C3−C6シクロアルキルオキシ基、アミノ基、C1−C4アルキルアミノ基、[(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)]アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ヒドロキシルアミノ基、または、ヒドロキシル(C1−C4アルキル)アミノ基を示す。]を有する基、
式−SO212a[式中、R12aは、C1−C4アルキル基、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基、C3−C6シクロアルキル基、アミノ基、C1−C4アルキルアミノ基、[(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)]アミノ基、または、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)を示す。]を有する基、
式−N(R13a)COR14a[式中、R13aは、水素原子、C1−C4アルキル基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C5シクロアルキル基を示し、R14aは、水素原子、C1−C4アルキル基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C5シクロアルキル基を示す。]を有する基、
式−N(R13a)SO215a[式中、R13aは、上記と同意義を示し、R15aは、C1−C4アルキル基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C5シクロアルキル基を示す。]を有する基、または、テトラゾール−5−イル基を示し、
2aは、単結合、C1−C2アルキレン基、または、置換C1−C2アルキレン基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基であり、当該2個の置換基が一緒となってエチレン基もしくはトリメチレン基を形成してもよい)を示す。]を有する基であり;
1が、メチレン基であり;
1が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、ピリダジニル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、ピリダジニル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)であり;、
2が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至3個の基である)、インダニル基もしくはテトラヒドロナフチル基(ただし、Y1に結合する環状基はベンゼン環である)、置換インダニル基もしくは置換テトラヒドロナフチル基(ただし、Y1に結合する環状基はベンゼン環であり、当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至3個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、ピリミジニル基を示す)、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、ピリミジニル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至3個の基である)、9乃至10員不飽和ヘテロシクリル基(ただし、Y1に結合する環状基は芳香環であり、当該不飽和ヘテロシクリル基は、インドリニル基、ジヒドロベンゾフリル基、ジヒドロベンゾチエニル基、テトラヒドロキノリル基、または、クロマニル基を示す)、または、置換9乃至10員不飽和ヘテロシクリル基(ただし、Y1に結合する環状基は芳香環であり、当該不飽和ヘテロシクリル基は、インドリニル基、ジヒドロベンゾフリル基、ジヒドロベンゾチエニル基、テトラヒドロキノリル基、または、クロマニル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至3個の基である)である請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項23】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基であり;
5が、水素原子またはC1−C4アルキル基であり;
6が、式−COR8b[式中、R8bは、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロ、クロロもしくはブロモ基で置換されたC1−C4アルコキシ基を示す)、(C3−C6シクロアルキル)メチルオキシ基、または、C2−C6アルケニルオキシ基を示す。]を有する基、または、
式−SO29b[式中、R9bは、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)、チエニル基、ピリジル基、または、置換チエニル基もしくは置換ピリジル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基であり;
7が、式−X2b10b
[式中、R10bは、式−COR11b[式中、R11bは、ヒドロキシル基、C1−C4アルコキシ基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)オキシ基、C3−C5シクロアルキルオキシ基、アミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ヒドロキシルアミノ基、ヒドロキシル(メチル)アミノ基、または、ヒドロキシル(エチル)アミノ基を示す。]を有する基、
式−SO212b[式中、R12bは、C1−C4アルキル基、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、C3−C5シクロアルキル基、アミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、または、ジエチルアミノ基を示す。]を有する基、または、テトラゾール−5−イル基を示し、
2bは、単結合、メチレン基、エチレン基、または、置換メチレン基もしくは置換エチレン基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基であり、当該2個の置換基が一緒となってエチレン基もしくはトリメチレン基を形成してもよい)を示す。]を有する基であり;
1が、メチレン基であり;
1が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α3より選択される1個の基である)、チエニル基、ピリジル基、または、置換チエニル基もしくは置換ピリジル基(当該置換基は、置換基群α3より選択される1個の基である)であり;
2が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)、チエニル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、置換チエニル基、置換チアゾリル基もしくは置換ピリジル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)である請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項24】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、フルオロ基、または、クロロ基であり;
5が、水素原子であり;
6が、式−COR8c[式中、R8cは、C1−C6アルコキシ基、または、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロもしくはクロロ基で置換されたC1−C4アルコキシ基を示す)を示す。]を有する基であり;
7が、式−X2c10c
[式中、R10cは、式−COR11c(式中、R11cは、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、または、シクロプロピルメチルオキシ基を示す)を有する基、または、
式−SO212c(式中、R12cは、メチル基、エチル基、シクロプロピルメチル基、シクロプロピルエチル基、または、シクロプロピル基を示す)を有する基を示し、
2cは、単結合、メチレン基、または、置換メチレン基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ3より選択される1乃至2個の基であり、当該2個の置換基が一緒となってエチレン基を形成してもよい)を示す。]を有する基であり;
1が、メチレン基であり;
1が、フェニル基であり;
2が、フェニル基または置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β3より選択される1個の基である)である請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項25】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、フルオロ基、または、クロロ基であり;
5が、水素原子であり;
6が、式−COR8d(式中、R8dは、C3−C5アルコキシ基を示す)を有する基であり;
7が、式−X2d10d
[式中、R10dは、式−COR11d(式中、R11dは、ヒドロキシル基を示す)を有する基を示し、
2dは、メチレン基、または、置換メチレン基(当該2個の置換基が一緒となってエチレン基を形成する)を示す。]を有する基であり;
1が、メチレン基であり;
1が、フェニル基であり;
2が、フェニル基または置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β3より選択される1個の基である)である請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項26】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基であり;
5が、水素原子であり;
6が、式−COR8c[式中、R8cは、C1−C6アルコキシ基、または、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロもしくはクロロ基で置換されたC1−C4アルコキシ基を示す)を示す。]を有する基であり;
7が、式−X2c10c
[式中、R10cは、式−COR11c(式中、R11cは、ヒドロキシル基、メトキシ基、または、エトキシ基を示す)を有する基、または、
式−SO212c(式中、R12cは、メチル基またはエチル基を示す)を有する基を示し、
2cは、単結合、メチレン基、または、置換メチレン基(当該置換基は、2個のフルオロ基であり、当該2個の置換基が一緒となってエチレン基を形成してもよい)を示す。]を有する基であり;
1が、フェニル基であり;
2が、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)、チエニル基、チアゾリル基、ピリジル基、または、置換チエニル基、置換チアゾリル基もしくは置換ピリジル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)である請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項27】
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
tert−ブチル 6−フルオロ−2−[({4’−[(ヒドロキシアミノカルボニル)メチル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}オキシ)メチル]−1H−インドール−1−カルボキシレート、
1−(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)シクロプロパンカルボン酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−4,6−ジフルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,6−ジフルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−5−クロロ−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−クロロ−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−2−メチル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{(1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メトキシ}−3−メチル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−3―フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−2―クロロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−3―クロロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−2’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、
1−(4’−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}−3−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)シクロプロパンカルボン酸、および、
[5−(4−{[1−(tert−ブトキシカルボニル)−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メトキシ}フェニル)−2−チエニル]酢酸からなる群より選択される請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを含有する医薬。
【請求項28】
動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、糖尿病に起因する動脈硬化症、高脂血症、高コレステロール血症、脂質関連疾患、炎症性疾患、動脈硬化性心疾患、心血管性疾患、冠状動脈疾患、または、糖尿病の治療または予防のための請求項1乃至27のいずれかに記載された医薬。
【請求項29】
動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、糖尿病に起因する動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、心血管性疾患、または、冠状動脈疾患の治療または予防のための請求項1乃至27のいずれかに記載された医薬。
【請求項30】
動脈硬化症の治療または予防のための請求項1乃至27のいずれかに記載された医薬。
【請求項31】
動脈硬化性心疾患の治療または予防のための請求項1乃至27のいずれかに記載された医薬。

【公開番号】特開2008−88136(P2008−88136A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−273535(P2006−273535)
【出願日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(000001856)三共株式会社 (98)
【Fターム(参考)】