説明

置換ピペリジン化合物を含有する医薬組成物

【課題】本発明は、高血圧症等の治療薬として有用な置換ピペリジン化合物を提供する。
【解決手段】本発明は、一般式(I)
【化1】


[式中、R1:H、置換可アルキル、フェニル、飽和環状炭化水素、ヘテロシクリル等;R2:H、アルキル;R3、R4:H、アルキル;A:フェニル、ピリジル;R5、R6、R7:H、置換可アルキル、置換可ヒドロキシ、置換可メルカプト、置換可アミノ、置換カルボニル、置換スルホニル、CN、NO2、ハロゲノ等]を有する化合物等を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】


[式中、R1は、水素原子、C1−C10アルキル基、フェニル−(C1−C10アルキル)基、(C3−C10飽和環状炭化水素)−(C1−C10アルキル)基、(4乃至8員ヘテロシクリル)−(C1−C10アルキル)基、フェニル基、インダニル基、C3−C10飽和環状炭化水素基、または、4乃至8員ヘテロシクリル基を示し、R1における各基は、置換基群αから独立して選択される1乃至4個の基で置換されてもよく、同一の炭素原子に結合する2個の当該置換基が当該炭素原子と一緒となってC3−C8シクロアルキル基を形成してもよく;
2は、水素原子、または、C1−C6アルキル基を示し;
3は、水素原子、または、C1−C6アルキル基を示し;
4は、水素原子、または、C1−C6アルキル基を示し、R3およびR4は、それらが結合する炭素原子と一緒となってC3−C8シクロアルキル基を形成してもよく;
Aは、フェニル基、または、ピリジル基を示し、
5、R6、および、R7は、独立して水素原子または置換基群αから選択される基を示し;
置換基群αは、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルコキシ)基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ホルミルアミノ基、(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基、ホルミル基、(C1−C6アルキル)カルボニル基、カルボキシ基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、アミノスルホニル基、(C1−C6アルキルアミノ)スルホニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、シアノ基、ニトロ基、ハロゲノ基、および、オキソ基からなる群を示す。]
を有する化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項2】
1が、C1−C10アルキル基、フェニル−(C1−C10アルキル)基、(C3−C10飽和環状炭化水素)−(C1−C10アルキル)基、(4乃至8員ヘテロシクリル)−(C1−C10アルキル)基、または、C3−C10飽和環状炭化水素基であり、R1における各基は、置換基群α1から独立して選択される1乃至4個の基で置換されてもよく、同一の炭素原子に結合する2個の当該置換基が当該炭素原子と一緒となってC3−C8シクロアルキル基を形成してもよく;置換基群α1は、C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ハロゲノ基、および、オキソ基からなる群である、請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項3】
1が、C1−C10アルキル基、フェニル−(C1−C10アルキル)基、または、(4乃至8員ヘテロシクリル)−(C1−C10アルキル)基であり、R1における各基は、置換基群α2から独立して選択される1乃至4個の基で置換されてもよく、置換基群α2は、C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、および、ハロゲノ基からなる群である、請求項1に記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項4】
2が水素原子である、請求項1乃至3のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項5】
3がC1−C6アルキル基である、請求項1乃至4のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項6】
3がメチル基である、請求項1乃至4のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項7】
4がC1−C6アルキル基である、請求項1乃至6のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項8】
4がメチル基である、請求項1乃至6のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項9】
Aがフェニル基である、請求項1乃至8のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項10】
5、R6およびR7が、独立して、水素原子、C1−C6アルキル基、および、ハロゲノ基から選択される基である、請求項1乃至9のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項11】
5、R6およびR7が、独立して、水素原子、メチル基、フルオロ基、および、クロロ基から選択される基である、請求項1乃至9のいずれかに記載された化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項12】
レニンを阻害することにより治療または予防され得る疾患の治療または予防のための請求項1乃至11のいずれかに記載された医薬組成物。
【請求項13】
高血圧症、急性もしくは慢性心不全、心肥大、心筋梗塞、心筋症、狭心症、脳卒中、腎疾患、糖尿病性合併症、血管形成術後の血管再狭窄、アルドステロン血症、または、アテローム性動脈硬化症の治療または予防のための請求項1乃至11のいずれかに記載された医薬組成物。
【請求項14】
高血圧症、慢性心不全、または、糖尿病性腎症の治療または予防のための請求項1乃至11のいずれかに記載された医薬組成物。
【請求項15】
高血圧症の治療または予防のための請求項1乃至11のいずれかに記載された医薬組成物。


【公開番号】特開2012−153657(P2012−153657A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−14659(P2011−14659)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(307010166)第一三共株式会社 (196)
【Fターム(参考)】