説明

置換ピロロ[2,3−B]−ピリジンおよび−ピラジン



以下に示され、本明細書において定義される式Iの化合物:(I)その薬学的に許容される塩、合成、中間体、製剤、ならびにそれを用いた、少なくとも部分的にRonおよび/またはMetにより媒介される癌を含む疾患の処置方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Xは、−OH、C1−3アルキル、またはC1−3アルコキシから選択され、
Yは、CHまたはNから選択され、
1a、R1b、R1c、R1d、R1eは、それぞれ独立して、H、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、−OC0−6アルキル、−S(O)1−6アルキル、−SON(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、−N(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、−N(C0−6アルキル)C(=O)C0−6アルキル、−N(C0−6アルキル)C(=O)OC0−6アルキル、−N(C0−6アルキル)C(=O)N(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、−C(=O)C0−6アルキル、−C(=O)OC0−6アルキル、−C(=O)N(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、−O−ヘテロシクリル、−N(C0−6アルキル)−ヘテロシクリル、−N(C0−6アルキル)−ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−S−ヘテロアリール、または−O−ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクリルは、オキソ、C1−6アルキル、C(=O)OC1−6アルキル、C(=O)C0−6アルキル、C(=O)N(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、SON(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、またはSO1−6アルキルで任意で置換されており、アルキルは、−OH、−OC1−6アルキル、N(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、C(=O)N(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、C(=O)OC0−6アルキル、C(=O)C0−6アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールで任意で置換されており、
は、H、ハロ、−CN、−CF、−NO、C0−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキルC0−6アルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6アルキル、アリールC0−6アルキル、またはヘテロアリールC0−6アルキルから選択され、そのいずれも、1個以上の独立したG置換基で任意で置換されており、
あるいは、Rは、
【化2】

から選択され、
は、H、C1−12アルキル、RO−C2−12アルキル−、RN−C2−12アルキル−、RS(O)−C2−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12シクロアルケニルC1−12アルキル、ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C1−12アルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルケニルC3−12シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクロアルキル、C3−12シクロアルキル−ヘテロシクロアルキル、C3−12シクロアルケニル−ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル、アリール−ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル、−C(O)R、RO−C0−12アルキルC(O)−、RN−C0−12アルキルC(O)−、RS(O)0−12アルキルC(O)−、−CO、−C(O)NR、−S(O)、−SONRまたは−C(S)ORから選択され、そのいずれも、1個以上の独立したG置換基で任意で置換されており、
およびGは、それぞれ独立して、ハロ、−CN、−CF、−OCF、−NO、オキソ、R、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、−OR、−S(O)、−NR、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)R、−NRS(O)、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR、−(CRC(O)NR、−(CRS(O)NR、−(CRNR、−(CROR、−(CRS(O)、−NR10C(O)NR、−NR10S(O)NR、または−NR10S(O)NRから選択され、そのいずれも、1個以上の独立したQ置換基で任意で置換されており、
は、ハロ、−CN、−NO、オキソ、−CF、−OCF、C1−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル、アリール−ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル、−C(O)−C(O)NR1112、−C(O)−C(O)OR11、−OC(O)R、−NR11C(O)R、−NR11S(O)12、−(CR1314C(O)R、−(CR1314C(O)OR11、−(CR1314C(O)NR1112、−(CR1314S(O)NR1112、−(CR1314NR1112、−(CR1314OR11、−(CR1314S(O)11、−NR15C(O)NR1112、−NR15S(O)NR1112または−NR15S(O)NR1112から選択され、そのいずれも、1個以上の独立したQ置換基で任意で置換されており、
は、ハロ、−CN、−OH、−NH、−NO、オキソ、−CF、−OCF、−COH、−S(O)H、C1−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルへテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル、アリール−ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリール−ヘテロシクロアルキルから選択され、そのいずれも、1個以上の独立したハロ、−CN、−OH、−NH、または部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、またはアルキルが部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよい−O−C1−10アルキルで任意で置換されており、
各R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R、R、およびRは、H、C1−12アルキルまたはC3−12シクロアルキルから独立して選択され、それぞれハロ、−OCFで、または−OC0−3アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキル−ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル、アリール−ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロアリール−ヘテロシクロアルキルで任意で置換されており、
−NR、−NRおよび−NR1112は、それぞれ独立して直線構造であり、または、RおよびR、もしくはRおよびR、もしくはR11およびR12は、それぞれ、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜12員飽和もしくは不飽和環を形成することができ、前記環は、O、NもしくはS(O)から選択される1個以上のヘテロ原子を任意で含み、
−CRもしくは−CR1314は、それぞれ独立して直線構造であり、または、RおよびR、もしくはR13およびR14は、それぞれ、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3〜12員飽和または不飽和環を形成することができ、前記環は、O、N、もしくはS(O)から選択される1個以上のヘテロ原子を任意で含み、
n=0〜7であり、ならびに
m=0〜2である、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
式:
【化3】

を有し、
式中、Xは、メチル、エチル、もしくはメトキシから選択され、
1aおよびR1eは、それぞれ独立して、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC0−6アルキルから選択され、
1b、R1c、およびR1dは、それぞれ独立して、H、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC0−6アルキルから選択され、アルキルは、−OH、−OC1−6アルキル、N(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、C(=O)N(C0−6アルキル)(C0−6アルキル)、C(=O)OC0−6アルキル、C(=O)C0−6アルキル、またはヘテロアリールで任意で置換されており、
は、ハロ、−CN、−CF、−NO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキルC0−6アルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6アルキル、アリールC0−6アルキル、またはヘテロアリールC0−6アルキルから選択され、そのいずれも、1〜2個の独立したG置換基で任意で置換されており、
あるいは、Rは、
【化4】

から選択され、
は、H、C1−12アルキル、RO−C2−12アルキル−、RN−C2−12アルキル−、RS(O)−C2−12アルキル−、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12シクロアルケニルC1−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C1−12アルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルケニルC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12シクロアルケニルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル、−C(O)R、RO−C0−12アルキルC(O)−、RN−C0−12アルキルC(O)−、RS(O)0−12アルキルC(O)−、−CO、−C(O)NR、−S(O)、−SONRまたは−C(S)ORから選択され、そのいずれも、1〜2個の独立したG置換基で任意で置換されており、
各Gは、ハロ、−CN、−CF、−OCF、−NO、R、オキソ、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、−OR、−S(O)、−NR、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)R、−NRS(O)、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR、−(CRC(O)NR、−(CRS(O)NR、−(CRNR、−(CROR、−(CRS(O)、−NR10C(O)NR、−NR10S(O)NR、または−NR10S(O)NRから独立して選択され、そのいずれも、1〜2個の独立したQ置換基で任意で置換されており、
各Gは、ハロ、−CN、−CF、−OCF、−NO、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、−OR、−S(O)、−NR、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)R、−NRS(O)、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR、−(CRC(O)NR、−(CRS(O)NR、−(CRNR、−(CROR、−(CRS(O)、−NR10C(O)NR、−NR10S(O)NR、または−NR10S(O)NRから独立して選択され、そのいずれも、1〜2個の独立したQ置換基で任意で置換されており、
各Qは、ハロ、−CN、−NO、オキソ、−CF、−OCF、C1−12アルキル、C3−7シクロアルキル、−C(O)−C(O)NR1112、−C(O)−C(O)OR11、−OC(O)R、−NR11C(O)R、−NR11S(O)12、−(CR1314C(O)R、−(CR1314C(O)OR11、−(CR1314C(O)NR1112、−(CR1314S(O)NR1112、−(CR1314NR1112、−(CR1314OR11、−(CR1314S(O)11、−NR15C(O)NR1112、−NR15S(O)NR1112または−NR15S(O)NR1112から選択され、
各R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R、R、およびRは、独立して、C0−12アルキルまたはC3−7シクロアルキルであり、それぞれ独立して、ハロ、−OCF、または−OC0−3アルキルで任意で置換されており、
各−NR、−NRおよび−NR1112は、独立して直線構造であり、または、RおよびR、もしくはRおよびR、もしくはR11およびR12は、それぞれ、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜12員飽和もしくは不飽和環を形成することができ、前記環は、O、NもしくはS(O)から選択される1個以上のヘテロ原子を任意で含み、
各−CRおよび−CR1314は、独立して直線構造であり、または、RおよびR、もしくはR13およびR14は、それぞれ、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3〜12員飽和もしくは不飽和環を形成することができ、前記環は、O、N、もしくはS(O)から選択される1個以上のヘテロ原子を任意で含み、
n=0〜4であり、ならびに
m=0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項3】
式:
【化5】

を有し、
式中、Xは、−OH、C1−3アルキル、またはC1−3アルコキシから選択され、
1aおよびR1eは、それぞれ独立して、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC1−6アルキルから選択され、
1bおよびR1dは、それぞれ独立して、H、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC1−6アルキルから選択され、
(i)Rは、フェニルまたはピリジニルであり、それぞれGで置換されており、Gは、ハロゲン、−OH、−OCH、もしくはC1−3アルキルで任意で置換されている4−7ヘテロシクロアルキルであり、または、Gは、−C(O)NRであり、各RおよびRは、独立して、C0−3アルキルであり、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、
あるいは、(ii)Rは、Gで任意で置換されたピラゾロであり、Gは、ハロ、−R、オキソ、−S(O)、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、もしくは−C(O)−C(O)ORで任意で置換された4−6ヘテロシクロアルキルであり、あるいは、Gは、OH、−OR、オキソ、−S(O)、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、もしくは−C(O)−C(O)ORで任意で置換されたC3−6シクロアルキル、またはアルキルがハロもしくは−OC0−5アルキルで置換されていてもよい−C1−6アルキルであり、あるいは、Gは、−OH、−OR、−R、オキソ、−NR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)R、−NRS(O)、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR、−(CRC(O)NR、−(CRS(O)NR、−(CRNR、−(CROR、−(CRS(O)、−NR10C(O)NR、−NR10S(O)NR、または−NR10S(O)NRで任意で置換されたC1−6アルキルであり、各R、R、R、R、R10、およびRは、独立して、C0−5アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、それぞれ独立して、ハロ、−OCF、もしくは−OC0−3アルキルで任意で置換されており、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換されている4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、ならびに各mは、独立して0〜2であり、各nは、独立して0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項4】
式:
【化6】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、それぞれ独立して、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC1−6アルキルから選択され、
1bおよびR1dは、それぞれ独立して、H、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC1−6アルキルから選択され、
は、ハロ、−R、オキソ、−S(O)、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、または−C(O)−C(O)ORで任意で置換された4−6ヘテロシクロアルキルであり、
あるいは、Gは、OH、−OR、オキソ、−S(O)、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、もしくは−C(O)−C(O)ORで任意で置換された3−6シクロアルキル、または、アルキルがハロもしくは−OC0−5アルキルで置換されていてもよい−C1−6アルキルであり、
あるいは、Gは、−OH、−OR、−R、オキソ、−NR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)R、−NRS(O)、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR、−(CRC(O)NR、−(CRS(O)NR、−(CRNR、−(CROR、−(CRS(O)、−NR10C(O)NR、−NR10S(O)NR、または−NR10S(O)NRで任意で置換されたC1−6アルキルであり、
各R、R、R、R、R10、およびRは、独立してC0−5アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、それぞれ独立して、ハロ、−OCF、もしくは−OC0−3アルキルで任意で置換されており、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、ならびに
各mは、独立して0〜2であり、ならびに各nは、独立して0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項5】
式:
【化7】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、両方ともClであり、
各R1bおよびR1dは、独立して、H、F、または−OCHであり、
は、ハロ、−R、オキソ、−S(O)、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、または−C(O)−C(O)ORで任意で置換された4−6ヘテロシクロアルキルであり、
各R、R、およびRは、独立して、C0−5アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、それぞれ独立して、ハロ、−OCF、もしくは−OC0−3アルキルで任意で置換されており、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、ならびに
mは、0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項6】
式:
【化8】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、両方ともClであり、
各R1bおよびR1dは、独立して、H、F、または−OCHであり、
は、−OH、−OR、オキソ、−S(O)、−SONR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、またはアルキルは、ハロまたは−OC0−5アルキルで置換されていてもよい−C1−3アルキルから独立して選択される0〜2個の置換基で置換された3−6シクロアルキルであり、
各R、R、およびRは、独立して、C0−5アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、ならびに
mは、0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項7】
式:
【化9】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、両方ともClであり、
各R1bおよびR1dは、独立して、H、F、または−OCHであり、
は、−OH、−OR、−R、オキソ、−NR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)R、−NRS(O)、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR、−(CRC(O)NR、−(CRS(O)NR、−(CRNR、−(CROR、−(CRS(O)、−NR10C(O)NR、−NR10S(O)NR、−NR10S(O)NR、または、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルから独立して選択される0〜2個の置換基で置換されたC1−6アルキルであり、
各R、R、R、R、R10、およびRは、独立して、C0−5アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、
mは、0〜2であり、ならびに各nは、独立して0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項8】
式:
【化10】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、両方ともClであり、
1dは、Fまたは−OCHであり、
は、−OH、−OR、−R、オキソ、−NR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)R、−NRS(O)、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR、−(CRC(O)NR、−(CRS(O)NR、−(CRNR、−(CROR、−(CRS(O)、−NR10C(O)NR、−NR10S(O)NR、−NR10S(O)NR、または、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルから独立して選択される0〜2個の置換基で置換されたC1−6アルキルであり、
各R、R、R、R、R10、およびRは、独立して、C0−5アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、
mは、0〜2であり、ならびに各nは、独立して0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項9】
式:
【化11】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、両方ともClであり、
1dは、Fであり、
は、−OH、−OR、−R、オキソ、−NR、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)R、−NRS(O)、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR、−(CRC(O)NR、−(CRS(O)NR、−(CRNR、−(CROR、−(CRS(O)、−NR10C(O)NR、−NR10S(O)NR、−NR10S(O)NR、または、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルから独立して選択される0〜2個の置換基で置換されたC1−6アルキルであり、
各R、R、R、R、R10、およびRは、独立して、C0−3アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、
mは、0〜2であり、ならびに各nは、独立して0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項10】
式:
【化12】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、それぞれ独立して、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC1−6アルキルから選択され、
1bおよびR1dは、それぞれ独立して、H、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC1−6アルキルから選択され、
は、フェニルまたはピリジニルであり、それぞれGで置換されており、
は、ハロゲン、−OH、−OCH、またはC1−3アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルであり、
あるいは、Gは、−C(O)NRであり、ならびに
各RおよびRは、独立して、C0−3アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義する、請求項1の化合物または塩。
【請求項11】
式:
【化13】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、両方ともClであり、
1dは、Fまたはメトキシであり、
は、
【化14】

から選択され、
ならびにGは、それぞれハロゲン、−OH、−OCH、またはC1−3アルキルもしくはC3−6シクロアルキルで任意で置換された、ピペラジン、ホモピペラジン、モルホリン、ピペリジン、アゼチジン、またはピロリジンから選択される、請求項1の化合物または塩。
【請求項12】
式:
【化15】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、両方ともClであり、
1dは、Fまたはメトキシであり、
は、
【化16】

から選択され、
は、NRであり、
各RおよびRは、独立して、C0−3アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、または、NRは、それぞれハロゲン、−OH、−OCH、C1−3アルキル、もしくはC3−6シクロアルキルで任意で置換された、ピペラジン、ホモピペラジン、モルホリン、ピペリジン、アゼチジン、もしくはピロリジンから選択される環を定義する、請求項1の化合物または塩。
【請求項13】
式:
【化17】

を有し、
式中、R1aおよびR1eは、それぞれ独立して、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC1−6アルキルから選択され、
1bおよびR1dは、それぞれ独立して、H、ハロ、−CN、C1−6アルキル、−CF、−OCF、または−OC1−6アルキルから選択され、
は、
【化18】

から選択され、
は、−R、−C(O)R、RO−C0−12アルキルC(O)−、RN−C0−12アルキルC(O)−、−CO、−C(O)NR、−S(O)、−SONR、または−C(S)OR)から選択され、
各R、R、およびRは、独立して、C0−3アルキルもしくはC3−6シクロアルキルであり、または、NRは、C1−6アルキルで任意で置換された4−7ヘテロシクロアルキルを定義し、
各mは、独立して0〜2である、請求項1の化合物または塩。
【請求項14】
細胞アッセイにおいて約100nM以下のIC50でc−Metの阻害を示す、請求項1から13のうちのいずれか一項の化合物または塩。
【請求項15】
細胞アッセイにおいて約200nM以下のIC50でRonの阻害を示す、請求項1から13のうちのいずれか一項の化合物または塩。
【請求項16】
細胞アッセイにおいて約100nM以下のIC50でc−Metの阻害を、および細胞アッセイにおいて約200nM以下のIC50でRonの阻害を示す、請求項1から13のうちのいずれか一項の化合物または塩。
【請求項17】
細胞アッセイにおいて約100nM以下のIC50でc−Metの阻害を、および細胞アッセイにおいて約200nM以下のIC50でRonの阻害を示し、ならびにKDRと比べてc−Metに対する選択性が約10倍以上である、請求項1から13のうちのいずれか一項の化合物または塩。
【請求項18】
本明細書における実施例のうちのいずれか1つの化合物または塩。
【請求項19】
1つ以上の薬学的担体が配合された、または配合されていない、請求項1から18のうちのいずれか一項の化合物または塩を含む薬学的組成物。
【請求項20】
少なくとも部分的にc−Metにより媒介される癌を処置する方法であって、治療を必要とする哺乳動物に、治療上効果的な量の請求項1から18のうちのいずれか一項の化合物または塩を投与することを含む方法。
【請求項21】
膀胱癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、乳癌、または膵臓癌、卵巣癌、胃癌、頭頸部癌、前立腺癌、肝細胞癌、腎臓癌、神経膠腫、または肉腫癌から選択される癌を処置する方法であって、治療を必要とする哺乳動物に、治療上効果的な量の請求項1から18のうちのいずれか一項の化合物または塩を投与することを含む方法。
【請求項22】
化合物またはその塩は、RONおよびc−Metの二重阻害薬である、請求項20または21の方法。
【請求項23】
治療上効果的な量の少なくとも1つの追加的抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項20から22のうちのいずれかの方法。
【請求項24】
治療上効果的な量の少なくとも1つのEGFR阻害薬および/またはIGF−1R阻害薬を投与することをさらに含む、請求項20から22のうちのいずれかの方法。

【公表番号】特表2012−509342(P2012−509342A)
【公表日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−537600(P2011−537600)
【出願日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際出願番号】PCT/US2009/065058
【国際公開番号】WO2010/059771
【国際公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【出願人】(510143262)オーエスアイ・フアーマスーテイカルズ・インコーポレーテツド (8)
【Fターム(参考)】