説明

置換ヘテロアリールピリドピリミドン誘導体

遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態における、式(I)


(式中、Yは、2個の水素原子を表し、硫黄原子、酸素原子またはC1−2アルキル基および水素原子を表し、Zは、結合、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、メチレン基(C1−6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルキル基またはアミノ基から選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよい。)を表し、R1は、2、3もしくは4−ピリジン環または2、4もしくは5−ピリミジン環を表し、R2は、置換されていてもよい4−15員複素環基を表し、R3は、水素原子、C1−6アルキル基またはハロゲン原子を表し、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基(ハロゲン原子、フェニル基、ヒドロキシル基またはC1−6アルコキシ基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよい。)を表し、R6は、水素原子、C1−6アルキル基;シクロアルキル基またはハロゲン原子を表し、R7は、水素原子またはC1−6アルキル基を表し、nは0から3を表し、mは0から1を表し、oは0から2を表す。)で表されるピリミドン誘導体もしくはこの塩、またはこれらの溶媒和物もしくはこれらの水和物。本発明は、アルツハイマー病など、GSK3βの異常活性により引き起こされる神経変性疾患の予防処置および/または治療処置のために使用される、前記誘導体またはこの塩を活性成分として含む薬物にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、GSK3βの異常活性により引き起こされる神経変性疾患の予防処置および/または治療処置用薬物の活性成分として有用である化合物に関する。
【背景技術】
【0002】
GSK3β(グリコーゲン合成酵素キナーゼ3β)は、代謝、分化および生存の制御において重要な役割を果たすプロリン指向性セリントレオニンキナーゼである。これは当初、リン酸化することによりグリコーゲン合成酵素を阻害することができる酵素として同定された。後に、GSK3βは、アルツハイマー病および数種のタウパシーにおいて過剰リン酸化されることも認められているエピトープ内でタウタンパク質をリン酸化する酵素であるタウタンパク質キナーゼ1(TPK1)と同一であることが認められた。
【0003】
興味深いことに、GSK3βのタンパク質キナーゼB(AKT)リン酸化の結果としてこのキナーゼ活性の減少がもたらされ、この阻害は神経栄養因子の作用を一部媒介する可能性があると仮定された。さらに、細胞生存に関与するタンパク質であるβカテニンのGSK3βによるリン酸化の結果として、ユビキチン化依存性プロテアソーム経路によるこの分解がもたらされる。
【0004】
したがって、GSK3β活性の阻害は神経栄養活性をもたらす可能性があると思われる。実際、Bcl−2などの生存因子の誘導ならびにp53およびバックスなどのアポトーシス促進因子発現の阻害を介し、GSK3βの非競合阻害剤であるリチウムが一部のモデルにおいて神経突起生成を高め、神経生存も増加させる証拠がある。
【0005】
近年の研究により、βアミロイドは、GSK3β活性およびタウタンパク質のリン酸化を増加させることが実証された。さらに、この過剰リン酸化ならびにβアミロイドの神経毒性作用は、塩化リチウムおよびGSK3βアンチセンスmRNAにより遮断される。これらの知見により、GSK3βは、アルツハイマー病における2つの主な病理プロセス:異常なAPP(アミロイド前駆体タンパク質)プロセシングとタウタンパク質過剰リン酸化との間の連結であり得ることが強く示唆される。
【0006】
タウの過剰リン酸化の結果として神経細胞骨格の不安定化がもたらされるが、上記で述べたように、このキナーゼの過剰な活性が、アポトーシス因子および抗アポトーシス因子の発現の調節を介して生存に影響を及ぼす可能性があるため、異常なGSK3β活性の病理結果は、おそらく、タウタンパク質の病的リン酸化だけに起因するのではない。さらに、GSK3β活性におけるβアミロイド誘導による増加の結果としてリン酸化がもたらされ、これにより、エネルギー産生およびアセチルコリン合成における中心酵素であるピルビン酸デヒドロゲナーゼの阻害がもたらされることが判明した。
【0007】
これらの実験的観察は全て、神経病理結果ならびにアルツハイマー病に伴う認知欠陥および注意欠陥の治療、ならびに他の急性および慢性神経変性疾患、およびGSK3βが調節解除される他の症状の治療にGSK3βが適用され得ることを示している(Nature reviews Vol.3、June 2004、p.479−487;Trends in Pharmacological Sciences Vol.25 No.9、Sept.2004、p.471−480;Journal of neurochemistry 2004、89、1313−1317;Medicinal Research Reviews、Vol.22、No.4、373−384、2002)。
【0008】
神経変性疾患として、非限定的な意味において、パーキンソン病、タウオパチー(例えば、前頭側頭型痴呆、大脳皮質基底核変性症、ピック病、進行性核上性麻痺)、ウィルソン病、ハンチントン病(The Journal of biological chemistry Vol.277、No.37、Issue of September 13、pp.33791−33798、2002)、プリオン疾患(Biochem.J.372、p.129−136、2003)ならびに血管性認知症を含める他の認知症;急性脳卒中および他の外傷性傷害;脳血管事故(例えば、年齢関連性黄斑変性症);脳脊髄外傷;筋萎縮性側索硬化症(European Journal of Neuroscience、Vol.22、pp.301−309、2005)末梢神経障害;網膜症および緑内障が挙げられる。近年の研究によって、GSK3βの阻害の結果として胚性幹細胞(ESC)の神経細胞分化がもたらされ、ヒトESCおよびマウスESCの再生およびこれらの多分化能の維持を補助することも判明した。これは、GSK3βの阻害剤が再生医療に適用されることがあり得ることを示唆している(Nature Medicine 10、p.55−63、2004)。
【0009】
GSK3βの阻害剤は、双極性障害(躁鬱病)など他の神経系障害の治療にも適用することができる。例えば、リチウムは、気分安定剤としておよび双極性障害に対する初期治療として50年を超えて使用されている。リチウムの治療作用は、これがGSK3βの直接阻害剤となる場合の用量(1−2mM)において認められる。リチウムの作用機序は不明であるが、GSK3βの阻害剤は、リチウムの気分安定効果を模倣するために使用されることもあり得る。Akt−GSK3βシグナル伝達における変性も、統合失調症病変形成に関係している。
【0010】
さらに、GSK3βの阻害は、結腸直腸癌、前立腺癌、乳癌、非小肺癌、甲状腺癌、T細胞白血病またはB細胞白血病、および数種のウイルス誘導性腫瘍などの癌を治療するのに有用であることもあり得る。例えば、GSK3βの活性形態は直腸結腸癌患者の腫瘍において高められることが判明しており、直腸結腸癌細胞におけるGSK3βの阻害は、p53依存アポトーシスを活性化し、腫瘍成長に拮抗する。GSK3βの阻害は、前立腺癌細胞株においてTRAIL誘導性アポトーシスも増強させる。GSK3βは紡錘体の動態においても役割を果たしており、GSK3βの阻害剤は染色体移動を阻止し、微小管の安定化、および低用量のタキソールで認められるのと同様の分裂前中期のような停止に至る。GSK3β阻害剤の他の可能な適用として、(糖尿病II型などの)インスリン非依存性糖尿病、肥満症および脱毛症のための治療が挙げられる。
【0011】
ヒトGSK3βの阻害剤は、熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)において発見されたこの酵素のオルソログであるpfGSK3も阻害する可能性があり、結果として、該阻害剤がマラリアの治療のために使用されることがあり得る(Biochimica et Biophysica Acta 1697、181−196、2004)。
【0012】
近年、ヒト遺伝学および動物研究の双方により、骨質量の自然増加の主な制御因子としてWnt/LPR5経路の役割が指摘された。GSK3βの阻害は、標準的なWntシグナル伝達の結果として生じる活性化に至る。不十分なWntシグナル伝達は、減少した骨質量の障害に関係しているため、GSK3β阻害剤は、減少した骨質量の障害、骨関連の症状、骨粗鬆症を治療するために使用することもできる。
【0013】
近年のデータによると、GSK3β阻害剤は、尋常性天疱瘡の治療または予防に使用できる可能性がある。
【0014】
近年の研究によって、GSK3β阻害剤治療は、好中球および巨核球の回復を改善することが判明している。したがって、GSK3β阻害剤は、癌化学療法により誘導される好中球減少の治療に有用である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0015】
【非特許文献1】Nature reviews Vol.3、June 2004、p.479−487
【非特許文献2】Trends in Pharmacological Sciences Vol.25 No.9、Sept.2004、p.471−480
【非特許文献3】Journal of neurochemistry 2004、89、1313−1317
【非特許文献4】Medicinal Research Reviews、Vol.22、No.4、373−384、2002
【非特許文献5】The Journal of biological chemistry Vol.277、No.37、Issue of September 13、pp.33791−33798、2002
【非特許文献6】Biochem.J.372、p.129−136、2003
【非特許文献7】European Journal of Neuroscience、Vol.22、pp.301−309、2005
【非特許文献8】Nature Medicine 10、p.55−63、2004
【非特許文献9】Biochimica et Biophysica Acta 1697、181−196、2004
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明の目的は、異常なGSK3β活性により引き起こされる疾患、さらに特に、神経変性疾患の予防処置および/または治療処置のための薬物の活性成分として有用な化合物を提供することである。さらに詳細には、本目的は、アルツハイマー病などの神経変性疾患の予防および/または治療を可能にする薬物の活性成分として有用な新規化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
したがって、本発明の発明者らは、GSK3βに対して阻害活性を持つ化合物を同定した。結果として、本発明者らは、下記式(I)で表される化合物が、望ましい活性を有し、前述した疾患の予防処置および/または治療処置のための薬物の活性成分として有用であることを見出した。
【0018】
本発明は、したがって、本発明の目的として、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態において、式(I)で表されるピリミドン誘導体もしくはこの塩、これらの溶媒和物もしくはこれらの水和物:
【0019】
【化1】

(式中、
Yは、2個の水素原子、硫黄原子、酸素原子またはC1−2アルキル基および水素原子を表し、
Zは、結合、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、メチレン基(C1−6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルキル基またはアミノ基から選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよい。)を表し、
R1は、2、3もしくは4−ピリジン環または2、4もしくは5−ピリミジン環を表し、前記環は、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されていてもよく、
R2は、4−15員複素環基を表し、この基は、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−2過ハロゲン化アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシル基、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルコキシ基、C1−6ハロゲン化アルコキシ基、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−6モノアルキルアミノ基、C2−12ジアルキルアミノ基、S−(C1−6アルキル)基、4−15員複素環基、アリール基、O−アリール基またはS−アリール基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、上記に挙げた基は、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、(C1−6)アルコキシ基、C(O)O(C1−6−アルキル)またはC(O)O(アリール)基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、
R3は、水素原子、C1−6アルキル基またはハロゲン原子を表し、
R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基(ハロゲン原子、フェニル基、ヒドロキシル基またはC1−6アルコキシ基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよい。)を表し、
R6は、水素原子、C1−6アルキル基(ハロゲン原子もしくはシクロアルキル基で置換されていてもよい。)、またはハロゲン原子を表し、
R7は、水素原子またはC1−6アルキル基を表し、
nは0から3を表し、mは0から1を表し、oは0から2を表す。)
を提供する。
【0020】
本発明の別の態様によると、活性成分として、式(I)で表されるピリミドン誘導体および生理学的に許容できるこの塩、ならびにこれらの溶媒和物およびこれらの水和物からなる群から選択される物質を含む薬物を提供する。薬物の好ましい実施形態として、異常なGSK3β活性により引き起こされる疾患の予防処置および/または治療処置のために使用される前述の薬物、ならびに神経変性疾患および:
(糖尿病II型などの)インスリン非依存性糖尿病および肥満症;マラリア、双極性障害(躁鬱病);統合失調症;脱毛症、または結腸直腸癌、前立腺癌、乳癌、非小細胞肺癌、甲状腺癌、T細胞白血病もしくはB細胞白血病、数種のウイルス誘導性腫瘍などの癌
など、さらに他の疾患の予防処置および/または治療処置のために使用される前述の薬物を提供する。該薬物は、再生医療、尋常性天疱瘡、好中球減少および骨疾患に適用されることもあり得る。
【0021】
本発明のさらなる実施形態として、該疾患が神経変性疾患であり、アルツハイマー病、パーキンソン病、タウオパチー(例えば、前頭側頭型痴呆、大脳皮質基底核変性症、ピック病、進行性核上性麻痺)、ウィルソン病、ハンチントン病、プリオン病、および血管性認知症を含める他の認知症;急性脳卒中および他の外傷性傷害;脳血管事故(例えば、年齢関連性黄斑変性症);脳脊髄外傷;筋萎縮性側索硬化症;末梢神経障害;網膜症および緑内障からなる群から選択される前述の薬物、および1種以上の医薬品添加剤と一緒に活性成分として上記物質を含有する医薬組成物の形態における前述の薬物を提供する。
【0022】
本発明のさらなる実施形態として、骨疾患が骨粗鬆症である前述の薬物を提供する。
【0023】
本発明は、活性成分として、式(I)のピリミドン誘導体およびこの塩、ならびにこれらの溶媒和物およびこれらの水和物からなる群から選択される物質を含むGSK3β活性の阻害剤をさらに提供する。
【0024】
本発明のさらなる態様によると、式(I)のピリミドン誘導体および生理学的に許容できるこの塩、ならびにこれらの溶媒和物およびこれらの水和物からなる群から選択される物質の予防有効量および/または治療有効量を患者に投与するステップを含む、異常なGSK3β活性により引き起こされる神経変性疾患の予防処置および/または治療処置の方法を提供し、ならびに前述の薬物を製造するための、式(I)のピリミドン誘導体および生理学的に許容できるこの塩、ならびにこれらの溶媒和物およびこれらの水和物からなる群から選択される物質の使用を提供する。
【0025】
本明細書で使用される場合、C1−6アルキル基は、1個から6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキル基またはシクロアルキル基、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、1,1−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基およびイソヘキシル基などを表す。
【0026】
4−15員複素環基は、炭素原子、ならびにN、OおよびSから選択される1個から7個のヘテロ原子を含有する、不飽和、完全飽和または部分飽和の単環基または多環基(例えば、4員から10員)を表す。複素環基の例として、ピリジン、ピリンジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジン、ピロール、フラン、チオフェン、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、オキサジアゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、ピロロピロール、ピロロイミダゾール、ピロロピラゾール、ピロロトリアゾール、イミダゾイミダゾール、イミダゾピラゾール、イミダゾトリアゾール、イソオキサゾール、オキサジアゾール、キノリン、イソキノリン、シンノリン、フタラジン、キノキサリン、キナゾリン、ナフチリジン、ベンゾトリアジン、ピリドピリミジン、ピリドピラジン、ピリドピリダジン、ピリドトリアジン、ピリミドピリミジン、ピリミドピラジン、ピリミドピリダジン、ピリミドトリアジン、ピラジノピラジン、ピラジノピリダジン、ピラジノトリアジン、ピリダジノピリダジン、ピリダジノトリアジン、インドール、イソインドール、ベンズイミダゾール、インダゾール、インドリジン、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾ[c]チオフェン、ピロロピリジン、イミダゾピリジン、ピラゾロピリジン、トリアゾロピリジン、テトラゾロピリジン、ピロロピリミジン、イミダゾピリミジン、ピラゾロピリミジン、トリアゾロピリミジン、テトラゾロピリミジン、ピロロピラジン、イミダゾピラジン、ピラゾロピラジン、トリアゾロピラジン、テトラゾロピラジン、ピロロピリダジン、イミダゾピリダジン、ピラゾロピリダジン、トリアゾロピリダジン、テトラゾロピリダジン、ピロロトリアジン、イミダゾトリアジン、ピラゾロトリアジン、トリアゾロトリアジン、テトラゾロトリアジン、フロピリジン、フロピリミジン、フロピラジン、フロピリダジン、フロトリアジン、オキサゾロピリジン、オキサゾロピリミジン、オキサゾロピラジン、オキサゾロピリダジン、オキサゾロトリアジン、イソオキサゾロピリジン、イソオキサゾロピリミジン、イソオキサゾロピラジン、イソオキサゾロピリダジン、イソオキサゾロトリアジン、オキサジアゾロピリジン、オキサジアゾロピリミジン、オキサジアゾロピラジン、オキサジアゾロピリダジン、オキサジアゾロトリアジン、ベンゾオキサゾール、ベンゾイソオキサゾール、ベンゾオキサジアゾール、チエノピリジン、チエノピリミジン、チエノピラジン、チエノピリダジン、チエノトリアジン、チアゾロピリジン、チアゾロピリミジン、チアゾロピラジン、チアゾロピリダジン、チアゾロトリアジン、イソチアゾロピリジン、イソチアゾロピリミジン、イソチアゾロピラジン、イソチアゾロピリダジン、イソチアゾロトリアジン、チアジアゾロピリジン、チアジアゾロピリミジン、チアジアゾロピラジン、チアジアゾロピリダジン、チアジアゾロトリアジン、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、ベンゾチアジアゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキセピン、ベンゾジオキサン、ベンゾジオキシン、ベンゾジオキソール、ジアゼパンが挙げられる。これらの複素環は、部分飽和または完全飽和の形態でも存在することが可能であり、例えば、例証として、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロキノリンなどである。
【0027】
1−6アルコキシ基は、1個から4個の炭素原子を有するアルキルオキシ基、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基およびtert−ブトキシ基などを表し、
ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表し、
1−2過ハロゲン化アルキル基またはアルコキシ基は、全ての水素原子がハロゲン原子で置換されているアルキル基またはアルコキシ基、例えば、CFまたはC;O−CFまたはO−Cを表し、
1−6ハロゲン化アルキル基は、少なくとも1個の水素がハロゲン原子で置換されていないアルキル基を表し、
1−6ハロゲン化アルコキシ基は、アルキル基の少なくとも1個の水素がハロゲン原子で置換されていないアルコキシ基を表し、
1−6モノアルキルアミノ基は、例えば、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、イソブチルアミノ基、tert−ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基およびイソペンチルアミノ基など、1つのC1−6アルキル基で置換されているアミノ基を表し、
2−12ジアルキルアミノ基は、例えば、ジメチルアミノ基、エチルメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルプロピルアミノ基およびジイソプロピルアミノ基など、2つのC1−6アルキル基で置換されているアミノ基を表し、
アリール基は、フェニル、ナフチル、ペンタレン、アズレン、ヘプタレン、インダセン、アセナフチレン、ベンゾシクロオクタトレトラエン、ビシクロ[4.2.0]オクタ−1,3,5,7−テトラエン、ビシクロ[5.1.0]オクタ−1,3,5,7−テトラエン、ビシクロ[6.2.0]デカ−1,3,5,7,9−ペンタエンなど、芳香族の単環式環または二環式環(例えば、6員から10員)を表す。
【0028】
脱離基Lは、容易に切断および置換することがあり得る基を表し、こうした基は、例えば、トシル、メシルおよび臭化物などであってよい。
【0029】
前述の式(I)で表される化合物は塩を形成することができる。塩の例として、酸性基が存在する場合、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩;メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ピペラジン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、エタノールアミン、N−メチルグルカミン、およびL−グルカミンなどのアンモニアおよびアミンの塩;またはリシン、δ−ヒドロキシリシンおよびアルギニンなどの塩基性アミノ酸との塩が挙げられる。酸性化合物の塩基付加塩は、当技術分野でよく知られている標準手順により調製される。
【0030】
塩基性基が存在する場合、例として、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの鉱酸との塩;メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、ケイ皮酸、乳酸、グリコール酸、グルクロン酸、アスコルビン酸、ニコチン酸、およびサリチル酸などの有機酸との塩;またはアスパラギン酸およびグルタミン酸などの酸性アミノ酸との塩が挙げられる。
【0031】
塩基性化合物の酸付加塩は、これに限定されないが、適当な酸を含むアルコール水溶液中に遊離塩基を溶解すること、および溶液を蒸発させることにより塩を単離することを含む、当技術分野でよく知られている標準手順によって調製される、または遊離塩基と酸とを有機溶媒中で反応させることによって調製され、後者の場合、塩は直接分離する、または第二の有機溶媒で析出させる、または溶液の濃度により得ることができる。酸付加塩を調製するために使用することができる酸として、好ましくは、遊離塩基と組み合わせる場合において医薬として許容できる塩、すなわち、該遊離塩基に固有の有益な特性がアニオンに起因し得る副作用により損なわれることがないように該塩の医薬品用量においてアニオンが動物生物体に対して比較的非侵害性である塩を生成する酸が挙げられる。塩基性化合物の薬として許容できる塩が好ましいが、全ての酸付加塩が本発明の範囲内である。
【0032】
前述の式(I)で表されるピリミドン誘導体およびこの塩に加えて、これらの溶媒和物および水和物も本発明の範囲内となる。
【0033】
前述の式(I)で表されるピリミドン誘導体は、1個以上の不斉炭素原子を有することができる。こうした不斉炭素原子の立体化学に関し、不斉炭素原子は独立して、(R)配置および(S)配置のいずれかであってよく、該誘導体は光学異性体またはジアステレオ異性体などの立体異性体として存在してよい。純粋な形態におけるいずれの立体異性体も、立体異性体およびラセミ体などのいずれの混合物も本発明の範囲内となる。
【0034】
本発明の第一の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、R1が置換されていない4−ピリジン環または置換されていない4−ピリミジン環を表す化合物を提供する。
【0035】
本発明の第二の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、R4およびR5が水素原子を表す式(I)の化合物を提供する。
【0036】
本発明の第三の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、(m+o)が2または3を表す式(I)の化合物を提供する。
【0037】
本発明の別の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、R2が、ベンゾトリアゾール基、キノキサリン基、ベンゾジオキセピン基、ベンゾジオキサン基、ベンゾジオキシン基、ベンゾジオキソール基、インドール基、ピリジン基、ピリンジン基、キノリン基、ピリダジン基、イソキノリン基、ピリミジン基、ナフチリジン基、イミダゾピリジン基、シンノリン基またはベンゾフラン基を表し、上記に挙げた基が、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルコキシ基、アミノ、S−C1−6−アルキル基、フラン基、チオフェン基、[1,4]ジアゼパン、フェニル基、O−フェニル基またはS−フェニル基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、上記に挙げた基が、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基またはC(O)OC1−6−アルキルから選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよい式(I)の化合物を提供する。
【0038】
本発明の別の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、R6が、水素原子、メチルまたはエチル基を表す式(I)の化合物を提供する。
【0039】
本発明の別の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、nが0を表す式(I)の化合物を提供する。
【0040】
本発明の別の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、Zが結合を表す式(I)の化合物を提供する。
【0041】
本発明の別の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、Yが酸素原子を表す式(I)の化合物を提供する。
【0042】
本発明の別の実施形態において、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で、R4およびR5が水素原子を表し、
(m+o)が2または3を表し、
R2が、ベンゾトリアゾール基、キノキサリン基、ベンゾジオキセピン基、ベンゾジオキサン基、ベンゾジオキシン基、ベンゾジオキソール基、インドール基、ピリジン基、ピリンジン基、キノリン基、ピリダジン基、イソキノリン基、ピリミジン基、ナフチリジン基、イミダゾピリジン基、シンノリン基またはベンゾフラン基を表し、上記に挙げた基がC1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルコキシ基、アミノ、S−C1−6アルキル基、フラン基、チオフェン基、[1,4]ジアゼパン、フェニル基、O−フェニル基またはS−フェニル基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、上記に挙げた基が、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基またはC(O)OC1−6−アルキルから選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、
R6が、水素原子、メチルまたはエチル基を表し、
nが0を表し、
Zが結合を表し、および
Yが酸素原子を表す、式(I)の化合物を提供する。
【0043】
本発明の化合物の例を、以下の表1、表2および表3に示す。しかし、本発明の範囲はこれらの化合物に限定されない。名称は、IUPACの規則に従って付けられている。
【0044】
本発明のさらなる目的として、この下に定義した通りである式の表1の化合物群が挙げられる:
1.(+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
2.(+/−)1−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
3.(+/−)キノキサリン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
4.(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
5.(+/−)2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
6.(+/−)3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
7.(+/−)ベンゾフラン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
8.(+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
9.(+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
10.(+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
11.(+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
12.(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
13.(+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
14.(+/−)1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
15.(+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
16.(+/−)6,7−ジヒドロ−5H−[1]ピリンジン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
17.(+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
18.(+/−)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
19.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド
20.(+/−)2−フルオロ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
21.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−2−p−トリルオキシ−ニコチンアミド
22.(+/−)2−(4−クロロ−フェノキシ)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
23.(+/−)2−メチルスルファニル−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
24.(+/−)5−フラン−2−イル−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
25.(+/−)5−(2−メトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
26.(+/−)5−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
27.(+/−)キノリン−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
28.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−6−チオフェン−2−イル−ニコチンアミド
29.(+/−)4−[5−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
30.(+/−)6−メチル−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
31.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−2−プロピルスルファニル−ニコチンアミド
32.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
33.(+/−)6−クロロ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
34.(+/−)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
35.(+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
36.(+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
37.(+/−)ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
38.(+/−)6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
39.(+/−)4−メトキシ−キノリン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
40.(+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
41.(+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
42.(+/−)[1,6]ナフチリジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
43.(+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
44.(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
45.(+/−)6−(2,6−ジメトキシ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
46.(+/−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
47.(+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
48.(+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
49.(+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
50.(+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
51.(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
52.(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
53.(+/−)ピリジン−2−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
54.(+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
55.(+/−)[1,6]ナフチリジン−5−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
56.(+/−)N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
57.(+/−)5−ブロモ−ベンゾフラン−2−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
58.(+)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
59.(−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
60.(+)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
61.(−)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
62.(+)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
63.(−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
【0045】
本発明のさらなる目的として、この下に定義した通りである式の表2の化合物群が挙げられる:
1.(+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
2.(+/−)1−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
3.(+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
4.(+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
5.(+/−)キノキサリン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
6.(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
7.(+/−)1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
8.(+/−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
9.(+/−)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
10.(+/−)6,7−ジヒドロ−5H−[1]ピリンジン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
11.(+/−)ベンゾフラン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
12.(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
13.(+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−ニコチンアミド
14.(+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
15.(+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
16.(+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−ニコチンアミド
17.(+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
18.(+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
19.(+/−)ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
20.(+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
21.(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
【0046】
本発明のさらなる目的として、この下に定義した通りである式の表3の化合物群が挙げられる:
1.(+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
2.(+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
3.(+/−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
4.(+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
5.(+/−)5−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
6.(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
7.(+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
8.(+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
9.(+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
10.(+/−)5−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
11.(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
12.(+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
13.(+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
14.(+)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
15.(−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
16.(+/−)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
17.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド
18.(+/−)2−フルオロ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
19.(+/−)2−メチルスルファニル−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
20.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−p−トリルオキシ−ニコチンアミド
21.(+/−)2−(4−クロロ−フェノキシ)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
22.(+/−)3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
23.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−6−チオフェン−2−イル−ニコチンアミド
24.(+/−)6−メチル−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
25.(+/−)5−フラン−2−イル−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
26.(+/−)5−(2−メトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
27.(+/−)5−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
28.(+/−)キノリン−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
29.(+/−)4−[5−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
30.(+/−)5−(4−ブロモ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
31.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
32.(+/−)6−クロロ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
33.(+/−)2−クロロ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
34.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−フェニルスルファニル−ニコチンアミド
35.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−プロピルスルファニル−ニコチンアミド
36.(+/−)2−(4−クロロ−フェニルスルファニル)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
37.(+/−)4−メチル−2−フェニル−ピリミジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
38.(+/−)ピリミジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
39.(+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
40.(+/−)ピリダジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
41.(+/−)6−フェニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
42.(+/−)シンノリン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
43.(+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
44.(+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
45.(+/−)3−フェニル−シンノリン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
46.(+/−)[1,6]ナフチリジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
47.(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
48.(+/−)[1,6]ナフチリジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
49.(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
50.(+/−)4−メトキシ−キノリン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
51.(+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
52.(+/−)ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
53.(+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
54.(+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
55.(+/−)3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
56.(+/−)6−(2,6−ジメトキシ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
57.(+/−)4−メチル−2−フェニル−ピリミジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
58.(+/−)3−フェニル−シンノリン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
59.(+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
60.(+/−)2−メチル−4−フェニル−ピリミジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
61.(+/−)6−フェニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
62.(+/−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
63.(+/−)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
64.(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド
65.(+/−)2−フルオロ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
66.(+/−)5−フラン−2−イル−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
67.(+/−)6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
68.(+/−)キノリン−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
69.(+/−)4−[5−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
70.(+/−)5−(2−メトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
71.(+/−)5−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
72.(+/−)2,6−ジメトキシ−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
73.(+/−)5−ブロモ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
74.(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
75.(+/−)6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
76.(+/−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
77.(+/−)N−(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−メトキシ−ニコチンアミド
78.(+/−)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
79.(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
80.(+/−)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
81.(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
82.(+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
83.(+/−)2,6−ジメトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
84.(+/−)ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
85.(+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
86.(+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
87.(+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
88.(+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
89.(+/−)5−ブロモ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
90.(+/−)6−ブロモ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
91.(+/−)3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
92.(+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
93.(+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
94.(+/−)5−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
95.(+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
96.(+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
97.(+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
98.(+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
99.(+/−)N−(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2,6−ジメトキシ−ニコチンアミド
100.(+/−)N−(3−ブロモ−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−メトキシ−ニコチンアミド
101.(+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
102.(+)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
103.(−)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
104.(+)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
105.(−)2,6−ジメトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
106.(−)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
107.(+)2,6−ジメトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
108.(−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
109.(+)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
さらなる目的として、本発明は、前述の式(I)で表されるピリミドン化合物を調製するための方法にも関する。
【発明を実施するための形態】
【0047】
これらの化合物は、例えば、下記で説明する方法に従って調製することができる。
調製方法
前述の式(I)で表されるピリミドン化合物は、スキーム1に記載されている方法に従って調製することができる。
【0048】
【化2】

(上記スキームにおいて、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、m、n、o、YおよびZの定義は、式(I)の化合物において既に記載した定義と同じである。)
【0049】
この方法に従って、上記式(III)(式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7、mおよびoは、式(I)の化合物において定義した通りである。)で表されるピリミドン誘導体を、テトラヒドロフラン、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミドまたはクロロホルムなどの溶媒中、0℃から130℃の範囲の適当な温度で通常の大気下において、トリエチルアミン、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムなどの塩基と反応させ、次いで、式(II)(式中、R2、X、Yおよびnは、式(I)の化合物において定義した通りであり、Lは、脱離基、好ましくは塩素、臭化物またはメシル基もしくはヒドロキシル基を表す。)の化合物と反応させて、前述の式(I)の化合物を得る。
【0050】
別法として、当業者に周知の方法に従って、Yが酸素原子を表し、Lが水素原子を表す式(II)の化合物の還元的アミノ化により、Yが2個の水素原子を表す式(I)の化合物を調製することもできる。
【0051】
式(II)の化合物は市販されている、または当業者に周知の方法に従って合成することもできる。
【0052】
式(III)の化合物は、スキーム2において定義した方法に従って調製することができる。
【0053】
【化3】

(上記スキームにおいて、R1、R3、R4、R5、R6、mおよびoの定義は、既に記載したのと同じである。)
【0054】
この方法に従って、式(IV)(式中、R1およびR3は、式(I)の化合物において定義した通りであり、Rは、例えばメチルまたはエチルなどのアルキル基であり、Pgは、例えばフタルイミド基などの適当な保護基である。)の3−ケトエステルを、式(V)(式中、R4、R5、R6、mおよびoは、式(I)の化合物において定義した通りである。)の化合物と反応させる。該反応は、炭酸カリウムなどの塩基の存在下、メタノールおよびエタノール等などのアルコール溶媒中または溶媒なしで、25℃から140℃の範囲の適当な温度で通常の大気下において行うことができる。
【0055】
また、R3が水素原子を表す式(III)の化合物をハロゲン化して、R3が、臭素原子または塩素原子などのハロゲン原子である式(III)の化合物を得ることもできる。該反応は、酢酸またはプロピオン酸など酸性媒質中、ブロモコハク酸イミドもしくはクロロコハク酸イミド(chlorosuccimide)または臭素の存在下で行うことができる。
【0056】
さらに、R3がフッ素原子を表す式(IV)の化合物は、Tetrahedron Letters、Vol.30、No.45、pp6113−6116、1989に記載されている方法と同様にして得ることができる。
【0057】
さらに、R3が水素原子を表す式(IV)の化合物は、ドイツ特許第2705582号明細書に記載されている方法と同様にして得ることができる。
【0058】
さらなる目的として、本発明は、式(I)の化合物の中間体としての式(III)の化合物にも関する。
【0059】
式(IV)の化合物は市販されている、または当業者に周知の方法に従って合成することもできる。
【0060】
例えば、R1が、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されていてもよいピリジン環またはピリミジン環を表す式(IV)の化合物は、C1−6アルキル基、Cl−6アルコキシ基またはハロゲンで置換されていてもよいイソニコチン酸またはピリミジンカルボン酸を、対応するマロン酸モノエステルとそれぞれ反応させることにより調製することができる。該反応は、当業者によく知られている方法を用いて、例えば1,1’−カルボニルビス−1H−イミダゾールなどのカップリング剤の存在下でテトラヒドロフランなどの溶媒中、20℃から70℃の範囲の温度で行うことができる。
【0061】
式(V)の化合物は、当業者に周知の方法に従って合成することができる。
【0062】
例えば、m、o、R4、R5およびR6が、式(I)の化合物において定義した通りであり、Pgが、例えばフタルイミド基などの適当な保護基である式(V)の化合物は、式(VI)の化合物から出発し、スキーム3において定義した方法に従って調製することができる。用いることができる条件を化学的実施例に示す。
【0063】
【化4】

【0064】
式(VI)の化合物は、Heterocycles(1996)、42(2)、537−42、Enantiomer(2001)、6(5)、275−279およびSynthesis(1991)、(5)、417−20に記載されている方法と同様にして合成することができる。
【0065】
式(VII)および式(V)の化合物は、国際公開第9614844号パンフレットに記載されている方法に従って合成することができる。
【0066】
別法として、R1、R3、R4、R5、R7、mおよびoが、式(I)の化合物において定義した通りであり、R6が、水素原子を表し、ハロゲン原子またはシクロアルキル基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を表す式(III)の化合物は、式(IV)の化合物から出発し、スキーム4で定義した方法に従って調製することができる。
【0067】
【化5】

【0068】
この方法に従って、R1およびR3が、式(I)の化合物において定義した通りであり、Rが、例えばメチルまたはエチルなどのアルキル基である式(IV)の3−ケトエステルを、R4、R5、mおよびoが、式(I)の化合物において定義した通りである式(VI)の化合物と反応させて、式(VII)の化合物を得る。該反応は、炭酸カリウムなどの塩基の存在下、メタノールおよびエタノール等などのアルコール溶媒中または溶媒なしで、25℃から140℃の範囲の適当な温度で通常の大気下において行うことができる。
【0069】
R1、R3、R4、R5、mおよびoが、式(I)の化合物において定義した通りある式(VII)の化合物は、(リチウムビス(トリメチルシリル)アミドまたはリチウムジイソプロピルアミドなどの)強塩基で脱プロトン化することが可能であり、結果として得られるアニオンを、適当な求電子試薬R6−L(式中、R6は、ハロゲン原子またはシクロアルキル基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を表し、Lは、臭素、ヨウ素またはメシル基などの脱離基を表す。)と反応させて、式(VIII)の化合物を得ることができる。
【0070】
R1、R3、R4、R5、mおよびoが、式(I)の化合物において定義した通りであり、R6が、ハロゲン原子またはシクロアルキル基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を表す式(VIII)の化合物を、(リチウムビス(トリメチルシリル)アミドまたはリチウムジイソプロピルアミドなどの)強塩基で脱プロトン化し、続いてトリシルアジドなどの求電子窒素源を添加することで、R1、R3、R4、R5、R7、mおよびoが、式(I)の化合物において定義した通りであり、R6が、ハロゲン原子またはシクロアルキル基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を表す式(III)の化合物を得ることができる。
【0071】
R1、R3、R4、R5、mおよびoが、式(I)の化合物において定義した通りである式(VII)の化合物を、(リチウムビス(トリメチルシリル)アミドまたはリチウムジイソプロピルアミドなどの)強塩基で脱プロトン化し、続いてトリシルアジドなどの求電子窒素源を添加することで、R1、R3、R4、R5、R7、mおよびoが、式(I)の化合物において定義した通りであり、R6が水素を表す式(III)の化合物を得ることができる。
【0072】
用いることができる条件を化学的実施例に示す。
【0073】
式(VI)の化合物は、国際公開第96/14844号パンフレットおよびJournal of Medicinal Chemistry(1998)、41(9)、1361−1366に記載されている方法に従って合成することができる。
【0074】
上記の反応において、官能基の保護または脱保護が必要な場合が時折ある。適当な保護基Pgは、官能基の種類に依存して選択することが可能であり、文献に記載されている方法を適用することができる。保護基の例、保護および脱保護の方法例は、例えば、Protective groups in Organic Synthesis Greene et al.、(John Wiley&Sons、Inc.、New York)4th Ed.2007に示されている。
【0075】
本発明の化合物は、GSK3βに対する阻害活性を有する。したがって、本発明の化合物は、活性成分として、異常なGSK3β活性により引き起こされる疾患、さらに特に、アルツハイマー病などの神経変性疾患の予防処置および/または治療処置を可能にする薬物の調製に有用である。さらに、本発明の化合物は、活性成分として、パーキンソン病、タウオパチー(例えば、前頭側頭頭頂型認知症、大脳皮質基底核変性症、ピック病、進行性核上性麻痺)など、および血管性認知症を含める認知症などの神経変性疾患;急性脳卒中および他の外傷性傷害;脳血管事故(例えば、年齢関連性黄斑変性症);脳脊髄外傷;末梢神経障害;網膜症および緑内障;ならびに(糖尿病II型などの)インスリン非依存性糖尿病および肥満症などの他の疾患;躁鬱病;統合失調症;脱毛症;乳癌、非小細胞肺癌、甲状腺癌、T細胞白血病またはB細胞白血病および数種のウイルス誘導性腫瘍などの癌の予防処置および/または治療処置のための薬物の調製にも有用である。
【0076】
本発明はさらに、式(I)の化合物の有効量を、これを必要とする哺乳類生物体に投与することを含む、GSK3βおよび前述の疾患の異常活性により引き起こされる神経変性疾患を治療するための方法に関する。
【0077】
本発明の薬物の活性成分として、前述の式(I)および薬理学的に許容できるこの塩ならびにこれらの溶媒和物およびこれらの水和物で表される化合物からなる群から選択される物質を使用することができる。該物質はそれ自体、本発明の薬物として投与することができるが、活性成分として前述の物質、および1種以上の医薬品添加剤を含む医薬組成物の形態で該薬物を投与するのが望ましい。本発明の薬物の活性成分として、2種以上の前述の物質を組み合わせて使用することもできる。上記の医薬組成物は、上記で述べた疾患の治療用の別の薬物の活性成分を補充することができる。医薬組成物の型は特に限定されることはなく、該組成物は、経口投与または非経口投与のための任意の製剤として提供することができる。例えば、該医薬組成物は、例えば顆粒、細顆粒、粉末、硬カプセル、軟カプセル、シロップ、乳濁液、懸濁液および溶液等など、経口投与のための医薬組成物の形態で、または静脈内、筋肉内または皮下投与用の注射剤、点滴注入剤、経皮製剤、経粘膜製剤、点鼻薬、吸入剤および坐剤等など、非経口投与のための医薬組成物の形態で処方することができる。注射剤または点滴注入剤は、凍結乾燥する製剤の形態においてなど、粉状製剤として調製することが可能であり、使用直前に生理食塩水などの適当な水性媒体中に溶解することにより使用することができる。ポリマーで被覆された製剤などの徐放製剤は脳内に直接投与することができる。
【0078】
該医薬組成物の製造のために使用される医薬品添加剤の種類、活性成分に対する医薬品添加剤の含有割合、および該医薬組成物を調製するための方法は、当業者により適宜選択することができる。無機物もしくは有機物または固体物質もしくは液体物質を医薬品添加剤として使用することができる。一般に、医薬品添加剤は、活性成分の重量に基づき1重量%から90重量%の範囲の割合で組み込むことができる。
【0079】
固体医薬組成物の調製のために使用される賦形剤の例として、例えば、ラクトース、ショ糖、デンプン、タルク、セルロース、デキストリン、カオリンおよび炭酸カルシウム等が挙げられる。経口投与のための液体組成物の調製に、水または植物油など従来の不活性希釈剤を使用することができる。該液体組成物は、不活性希釈剤に加えて、湿潤剤、懸濁補助剤、甘味料、芳香族化合物、着色剤および防腐剤などの助剤を含有することができる。該液体組成物は、ゼラチンなどの吸収性材料で作製されているカプセルに充填することができる。非経口投与用の組成物、例えば、注射剤、坐剤の調製のために使用される溶媒または懸濁媒体の例として、水、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ベンジルアルコール、オレイン酸エチルおよびレシチン等が挙げられる。坐剤のために使用される基材の例として、例えば、カカオ脂、乳化カカオ脂、ラウリン脂、ウイテプゾールが挙げられる。
【0080】
本発明の薬物の投与の用量および頻度は、特に限定されることなく、予防処置および/または治療処置の目的、疾患の種類、患者の体重または年齢および疾患の重症度等などの条件に依存して適宜選択することができる。一般に、成人への経口投与のための日用量は、0.01mgから1,000mg(活性成分の重量)であってよく、該用量は、1日1回もしくは分割量として1日数回、または数日に1回投与することができる。該薬物を注射として使用する場合、投与は成人に対して0.001mgから100mg(活性成分の重量)の日用量で、連続的または間欠的に行うことができるのが好ましい。
【0081】
化学実施例
【実施例1】
【0082】
(表1の化合物番号2)
(+/−)1−メチル−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−カルボキシアミド
1.1 (+/−)2−(2−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート13.474g(91.1mmol)の無水ジクロロメタン294mL中溶液に、(+/−)−3−フタルイミドピペリジン−2−オン(Heterocycles(1996)、42(2)、537−42、Enantiomer(2001)、6(5)、275−279、Synthesis(1991)、(5)、417−20)22.25g(91.1mmol)を添加し、生じた混合物を室温で12時間撹拌した。混合物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液で加水分解し、ジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を蒸発させて、純粋生成物23.22g(99%)を黄色油として得た。該化合物は、次のステップにおいてこのまま使用した。
RMN H(CDCl;200MHz)
δ(ppm):7.66−7.92(m,4H);4.69−4.87(m,1H);3.60−3.74(m,2H);3.56(s,3H);1.62−2.40(m,4H)。
【0083】
1.2 (+/−)2−(2−アミノ−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン塩酸塩(1:1)。
メタノール409mL中に溶解した(+/−)2−(2−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン23.224g(89.92mmol)の溶液に、塩化アンモニウム4.81g(89.92mmol)を室温で添加した。生じた混合物を還流下で12時間撹拌した。冷却した溶液を蒸発させて、溶媒を除去した。残留物をジエチルエーテルで粉砕し、ろ過して、純粋生成物23.8g(95%)を白色粉末として得た。
Mp:242−244℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):8.92(br s,2H);7.85−8.02(m,4H);5.28(t,1H);3.12−3.58(m,2H);1.78−2.15(m,4H)。
【0084】
1.3 (+/−)2−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
(+/−)2−(2−アミノ−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン塩酸塩(1:1)9.166g(32.77mmol)のトルエン50mL中懸濁液に、メタノール10mL中の(ナトリウム0.754g(32.77mmol)から調製したばかりの)ナトリウムメタノレートを添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を蒸発乾固し、トルエン50mL中に溶解し、エチル3−(ピリジン−4−イル)−3−オキソプロピオネート4.87g(25.21mmol)を添加した。生じた溶液を還流下で12時間撹拌した。冷却した溶液を蒸発させて、溶媒を除去した。混合物をジクロロメタン中に溶解し、塩化アンモニウムの飽和水溶液、塩化ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発乾固した。残留物を、比率が97/3/0.3であるジクロロメタン/メタノール/アンモニア水溶液(29%)の混合物で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけることで、所望の化合物3.2g(34%)を白色粉末として得た。
Mp:211−213℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):8.50(d,2H);7.78−8.09(m,4H);7.60(d,2H);7.08(s,1H);5.39−5.60(m,1H);4.06−4.28(m,1H);3.65−3.3.88(m,1H);2.08−2.55(m,4H)。
【0085】
1.4 (+/−)9−アミノ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
エタノール24mL中に溶解した(+/−)2−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン3.2g(8.59mmol)の溶液に、ヒドラジン水和物2.09mL(43mmol)を添加し、生じた混合物を還流下で2時間撹拌した。混合物をろ過し、得られた固体をジクロロメタンで24時間粉砕し、ろ過し、生じたろ液を蒸発乾固した。生じた残留物を、比率が98/2から96/4であるジクロロメタン/メタノールの混合物で溶出するシリカゲル上で精製して、所望の化合物1.37g(66%)を褐色粉末として得た。
Mp:144−146℃。
RMN H(CDCl;200MHz)
δ(ppm):8.77(d,2H);7.85(d,2H);6.89(s,1H);3.91−4.26(m,3H);1.61−2.48(m,6H)。
【0086】
1.5 (+/−)1−メチル−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−カルボキシアミド
テトラヒドロフラン2.2mL中に溶解した(+/−)9−アミノ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン0.050g(0.21mmol)の溶液に、トリエチルアミン30μl(0.25mmol)および1−メチル−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−塩化カルボニル0.0484g(0.25mmol)を添加した。生じた混合物を室温で16時間撹拌した。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出物を塩化アンモニウムの飽和水溶液で洗浄し、乾燥し、蒸発させた。残留物を、比率が95/5/0.5であるジクロロメタン/メタノール/アンモニアで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物0.041gを得た。
Mp:267−269℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.15(d,1H);8.55(m,3H);8.20−7.80(m,4H);7.10(s,1H);5.20(m,1H);4.45(s,3H);3.90(m,2H);2.20−1.80(m,4H)。
【実施例2】
【0087】
(表1の化合物番号4)
(+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボキシアミド
2.1 (+/−)2−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
実施例1(ステップ1.3)に記載されている方法と同様にして、エチル3−(ピリジン−4−イル)−3−オキソプロピオネートの代わりに(ドイツ特許第2705582号明細書に記載されている方法と同様にして調製した)エチル3−(4−ピリミジニル)−3−オキソプロピオネートを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp.:279.9−280.9℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.21(s,1H);8.75(d,1H);8.01−7.81(m,4H);7.52(d,1H);7.19(s,1H);5.58−5.40(m,1H);4.26−4.09(m,1H);3.89−3.68(m,1H);2.48−2.02(m,4H.)。
【0088】
2.2 (+/−)9−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン
実施例1(ステップ1.4)に記載されている方法と同様にして、(+/−)2−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの代わりに(+/−)2−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを使用し、化合物を褐色粉末として得た。
Mp.:111−113℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.29(s,1H);8.99(d,1H);8.43(d,1H);7.18(s,1H);4.02−3.75(m,3H);2.25(br s;2H);2.23−1.75(m,3H);1.74−1.48(m,1H)。
【0089】
2.3 (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボキシアミド
実施例1(ステップ1.5)に記載されている方法と同様にして、(+/−)9−アミノ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンの代わりに(+/−)9−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp:294−296℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.30(s,1H);9.10(d,1H);8.90(d,1H);8.25(d,1H);7.55(d,1H);7.40(d,1H);7.25(s,1H);6.90(t,1H);5.10(m,1H);4.75(m,2H);4.20(m,1H);3.75(m,1H);3.25(m,2H);2.55(m,1H);2.10−1.80(m,2H);1.60(m,1H)。
【実施例3】
【0090】
(表3の化合物番号14)
(+)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
3.1 2−(7−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−6−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
実施例1(ステップ1.1)に記載されている方法と同様にして、3−フタルイミドピペリジン−2−オンの代わりにα−アミノ−ε−カプロラクタムモノヒドロクロリド(市販されている)を使用し、化合物を黄色油として得た。
RMN H((CDCl3;200MHz)
δ(ppm):7.92−7.66(m,4H);5.10(d,1H);3.90−3.70(m,1H);3.50(s,3H);3.40−3.30(m,1H);2.70−2.50(m,1H);2.10(m,1H)1.90−1.20(m,4H)。
【0091】
3.2 2−(2−イミノアゼパン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン塩酸塩(1:1)
実施例1(ステップ1.2)に記載されている方法と同様にして、2−(2−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの代わりに2−(7−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−6−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp.:120−122℃。
RMN H(CDCl3;200MHz)
δ(ppm):9.40(br s,1H);8.70(br s,1H);8.20−7.60(m,4H);5.28(br t,1H);3.90−3.40(m,3H)2.30−1.30(m,5H)。
【0092】
3.3 (+/−)2−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
実施例1(ステップ1.3)に記載されている方法と同様にして、エチル3−(ピリジン−4−イル)−3−オキソプロピオネートの代わりに(ドイツ特許第2705582号明細書に記載されている方法と同様にして調製した)エチル3−(4−ピリミジニル)−3−オキソプロピオネートを使用、および2−(2−イミノアゼパン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン塩酸塩(1:1)を使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp.:250−252℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.30(s,1H);8.60(d,1H);8.00(m,3H);7.40(m,1H);7.20(m,2H);4.70(d,2H);3.50(m,2H);2.00−1.50(m,4H);1.30(m,1H)。
【0093】
3.4 (+/−)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン
実施例1(ステップ1.4)に記載されている方法と同様にして、(+/−)2−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの代わりに(+/−)2−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを使用し、化合物を褐色粉末として得た。
Mp.:157−159℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.30(s,1H);9.00(d,1H);8.40(d,1H);7.20(s,1H);5.00−4.80(m,1H);4.25(d,1H);3.80−3.60(dd,1H);2.00−1.20(m,6H)。
【0094】
3.5 (+)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン
(+/−)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン20g(77.73mmol)を、エタノールで溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルパックAD 20μm 50×220)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物9.17gを得た。t:12.0分。
Mp.:118℃。[α]20=+59.97°(c=0.691、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.30(s,1H);9.0(d,1H);8.4(d,1H);7.2(s,1H);5.0−4.8(m,1H);4.25(d,1H);3.8−3.6(dd,1H);2.0−1.2(m,6H)。
【0095】
3.6 (−)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン
(+/−)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン20g(77.73mmol)を、エタノールで溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルパックAD 20μm 50×220)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物9.05gを得た。t:41.0分。
Mp.:117.8℃。[α]20=−59.76°(c=0.619、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.30(s,1H);9.00(d,1H);8.40(d,1H);7.20(s,1H);5.00−4.80(m,1H);4.25(d,1H);3.80−3.60(dd,1H);2.00−1.20(m,6H)。
【0096】
3.7 (+)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
ジメチルホルムアミド113mLに溶解した(+)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン3.50g(13.60mmol)の溶液に、2−メトキシニコチン酸2.083g(13.60mmol)、シアノホスホン酸ジエチル2.86g(13.60mmol)およびトリエチルアミン1.9mL(13.60mmol)を0℃で添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。
【0097】
水および酢酸エチルを添加し、混合物を8時間撹拌した。析出物をろ過し、イソプロパノールを用いて還流した。残留物をジイソプロピルエーテルで粉砕して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物3.745g(70%)を得た。
Mp:214−216℃。[α]20=+5.04°(c=0.963、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.40(d,1H);9.30(s,1H);9.10(d,1H);8.40−8.20(m,3H);7.30−7.15(m,2H);5.40(dd,1H);5.00(dd,1H);4.10(s,3H);3.70(dd,1H);2.25−2.10(m,1H);2.09−1.80(m,3H);1.80−1.60(m,1H);1.40−1.20(m,1H)。
【実施例4】
【0098】
(表3の化合物番号15)
(−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
実施例3(ステップ3.7)に記載されている方法と同様にして、(+)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オンの代わりに(−)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン(ステップ3.6)を使用して、化合物3.22g(60%)を白色粉末として得た。
Mp:212−214℃。[α]20=−6.41°(c=0.751、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):δ(ppm):9.40(d,1H);9.30(s,1H);9.10(d,1H);8.40−8.20(m,3H);7.30−7.15(m,2H);5.40(dd,1H);5.00(dd,1H);4.10(s,3H);3.70(dd,1H);2.25−2.10(m,1H);2.09−1.80(m,3H);1.80−1.60(m,1H);1.40−1.20(m,1H)。
【実施例5】
【0099】
(表2の化合物番号2)
(+/−)1−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
5.1 2−(2−メトキシ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−3−イル)−イソインドール −1,3−ジオン
実施例1(ステップ1.1)に記載されている方法と同様にして、3−フタルイミドピペリジン−2−オンの代わりに((Heterocycles(1996)、42(2)、537−42、Enantiomer(2001)、6(5)、275−279、Synthesis(1991)、(5)、417−20)に記載されている方法と同様にして調製した)2−(2−オキソ−ピロリジン−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオンを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp.:139−141℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):7.95−7.70(m,4H);5.20(dd,1H);3.90−3.50(m,5H);2.50−2.10(m,2H)。
【0100】
5.2 2−(2−アミノ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−3−イル)− イソインドール−1,3−ジオン塩酸塩(1:1)
実施例1(ステップ1.2)に記載されている方法と同様にして、2−(2−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの代わりに2−(2−メトキシ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオンを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp.:121−123℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.25−8.80(br s,3H);7.95−7.70(m,4H);5.65(dd,1H);3.90−3.50(m,2H);2.50−2.20(m,2H)。
【0101】
5.3 (+/−)2−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−イソインドール−1,3−ジオン
実施例1(ステップ1.3)に記載されている方法と同様にして、(ドイツ特許第2705582号明細書に記載されている方法と同様にして調製した)エチル3−(4−ピリジニル)−3−オキソプロピオネートを使用、および2−(2−アミノ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオンを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp.:224−226℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):8.60(d,2H);8.00−7.70(m,6H);7.05(s,1H);5.90(t,1H);4.40−4.20(m,1H);3.80−4.10(m,1H);2.70−2.40(m,2H)。
【0102】
5.4 (+/−)8−アミノ−2−ピリジン−4−イル−7,8−ジヒドロ−6H−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オン
実施例1(ステップ1.4)に記載されている方法と同様にして、(+/−)2−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの代わりに2−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−イソインドール−1,3−ジオンを使用し、化合物を褐色粉末として得た。
Mp.:187−189℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.40(s,1H);9.10(d,1H);8.40(d,1H);7.30(s,1H);4.30(dd,1H);4.20−3.70(m,2H);2.00−1.70(m,2H)。
【0103】
5.5 (+/−)1−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
実施例1(ステップ1.5)に記載されている方法と同様にして、(+/−)9−アミノ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンの代わりに(+/−)8−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8−ジヒドロ−6H−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オンを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp:393−395℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.35(d,1H);8.70−8.50(m,3H);8.15−8.00(m,1H);7.95−7.85(m,3H);7.05(s,1H);5.50(dd,1H);4.35(s,3H);4.30−4.10(m,1H);4.05−3.85(m,1H);2.75−2.50(m,1H);2.35−2.10(m,1H)。
【実施例6】
【0104】
(表1の化合物番号34)
(+/−)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
6.1 (+/−)2−(2−メトキシ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
実施例1(ステップ1.1)に記載されている方法と同様にして、3−フタルイミドピペリジン−2−オンの代わりに(Liebigs Annalen der Chemie(1987)、(7)、647−8.Archiv der Pharmazie(Weinheim、Germany)(1989)、322(8)、499−505、(Heterocycles(1996)、42(2)、537−42、Enantiomer(2001)、6(5)、275−279、Synthesis(1991)、(5)、417−20))に記載されている方法と同様にして調製した)2−(3−メチル−2−オキソピペリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを使用し、化合物を黄色油として得た。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):7.80(m,4H);3.40(m,4H);2.30−2.10(m,1H);1.90−1.70(m,5H)1.65−1.40(m,2H)。
【0105】
6.2 (+/−)2−(2−アミノ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン塩酸塩(1:1)
実施例1(ステップ1.2)に記載されている方法と同様にして、2−(2−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの代わりに(+/−)2−(2−メトキシ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp.:165−167℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):7.70−7.10(m,4H);3.20−3.00(m,2H);2.40−2.20(m,1H);1.80−1.60(m,3H)、1.20(s,3H)。
【0106】
6.3 (+/−)2−(1−メチル−5−オキソ−7−ピリミジン−4−イル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロナフタレン−1−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
実施例1(ステップ1.3)に記載されている方法と同様にして、エチル3−(ピリジン−4−イル)−3−オキソプロピオネートの代わりに(ドイツ特許第2705582号明細書に記載されている方法と同様にして調製した)エチル3−(4−ピリミジニル)−3−オキソプロピオネートを使用、および2−(2−アミノ−3−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン塩酸塩(1:1)を使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp.:184−186℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.25(s,1H);8.80(d,1H);8.00(d,2H);7.80(m,4H);7.20(s,1H);4.30−4.10(dt,1H);3.80−3.60(m,1H);2.50(m,1H);2.15(s,3H)、2.10−1.80(m,2H)。
【0107】
6.4(+/−)5−アミノ−5−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7,8,8a−テトラヒドロナフタレン−1(5H)−オン
実施例1(ステップ1.4)に記載されている方法と同様にして、(+/−)2−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの代わりに(+/−)2−(1−メチル−5−オキソ−7−ピリミジン−4−イル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロナフタレン−1−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを使用し、化合物を褐色粉末として得た。
Mp.:138−140℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.25(s,1H);9.00(d,1H);8.40(d,2H);7.15(s,1H);4.00−3.70(m,2H);2.30(br s,2H);2.10−1.70(m,3H);1.45(s,3H)。
【0108】
6.5 (+/−)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
実施例1(ステップ1.5)に記載されている方法と同様にして、(+/−)9−アミノ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンの代わりに(+/−)5−アミノ−5−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7,8,8a−テトラヒドロナフタレン−1(5H)−オンを使用し、化合物を白色粉末として得た。
Mp:193−195℃。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.25(s,1H);8.80(s,1H);8.75(d,1H);8.40−8.25(m,2H);8.10(dd,1H);7.50(s,1H);7.15(t,1H);4.55(dd,1H);4.15(s,3H);3.90−3.70(m,1H);2.80−2.60(m,1H);2.40−2.15(m,2H);2.14−1.90(m,1H);1.85(s,3H)。
【実施例7】
【0109】
(表1の化合物番号58)
(+) 6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
(+/−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド(表1の化合物46)0.115g(0.26mmol)を、エタノールで溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルセルOD−H 20μm 50×220)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物0.046gを得た。t:12.7分。
Mp.:200−202℃。[α]20=+94.25°(c=0.257、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.45(d,1H);9.35(s,1H);8.6(d,1H);8.20−7.90(m,5H);7.60−7.10(m,4H);5.30−5.10(m,1H);4.00(t,2H);2.40−2.20(m,1H);2.10−1.80(m,3H)。
【実施例8】
【0110】
(表1の化合物番号59)
(−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
(+/−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド(表1の化合物46)0.115g(0.26mmol)を、エタノールで溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルセルOD−H 20μm 50×220)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物0.042gを得た。t:10.9分。
Mp.:199−200℃。[α]20=−105.3°(c=0.243、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.45(d,1H);9.35(s,1H);8.6(d,1H);8.20−7.90(m,5H);7.60−7.10(m,4H);5.30−5.10(m,1H);4.00(t,2H);2.40−2.20(m,1H);2.10−1.80(m,3H)。
【実施例9】
【0111】
(表1の化合物番号60)
(+)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
9.1. (+)5−アミノ−5−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7,8,8a−テトラヒドロナフタレン−1(5H)−オン
(+/−)5−アミノ−5−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7,8,8a−テトラヒドロナフタレン−1(5H)−オン(実施例6の化合物6.4)9.05g(35.17mmol)を、比率が65/30/5/3であるヘプタン/ジクロメタン/メタノール/ジイソプロピルアミンの混合物で溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルセルOD−I 20μm 50×220)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物3.64gを得た。t:22.0分。
Mp.:162−163℃。[α]20=+63.66°(c=0.386、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.25(s,1H);9.00(d,1H);8.40(d,2H);7.15(s,1H);4.00−3.70(m,2H);2.30(br s,2H);2.10−1.70(m,3H);1.45(s,3H)。
【0112】
9.2 (+)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
実施例3(ステップ3.7)に記載されている方法と同様にして、(+)5−アミノ−5−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7,8,8a−テトラヒドロナフタレン−1(5H)−オン(ステップ9.1)および2−メトキシニコチン酸を使用し、化合物0.167g(55%)を白色粉末として得た。
Mp.:150−152℃。[α]20=+102.5°(c=0.727、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.25(s,1H);8.80(s,1H);8.75(d,1H);8.40−8.25(m,2H);8.10(dd,1H);7.50(s,1H);7.15(t,1H);4.55(dd,1H);4.15(s,3H);3.90−3.70(m,1H);2.80−2.60(m,1H);2.40−2.15(m,2H);2.14−1.90(m,1H);1.85(s,3H)。
【実施例10】
【0113】
(表1の化合物番号61)
(−)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
10.1 (−)5−アミノ−5−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7,8,8a−テトラヒドロナフタレン−1(5H)−オン
(+/−)5−アミノ−5−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7,8,8a−テトラヒドロナフタレン−1(5H)−オン(実施例6の化合物6.4)9.05g(35.17mmol)を、比率が65/30/5/3であるヘプタン/ジクロメタン/メタノール/ジイソプロピルアミンの混合物で溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルセルOD−I 20μm 50×220)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物4.18gを得た。t:8.0分。
Mp.:150−151℃。[α]20=−57.71°(c=0.322、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.25(s,1H);9.00(d,1H);8.40(d,2H);7.15(s,1H);4.00−3.70(m,2H);2.30(br s,2H);2.10−1.70(m,3H);1.45(s,3H)。
【0114】
10.2 (−)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
実施例3(ステップ3.7)に記載されている方法と同様にして、(−)5−アミノ−5−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7,8,8a−テトラヒドロナフタレン−1(5H)−オン(ステップ10.1)および2−メトキシニコチン酸を使用し、化合物0.130g(43%)を白色粉末として得た。
Mp.:139−141℃。[α]20=−102.7°(c=0.823、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.25(s,1H);8.80(s,1H);8.75(d,1H);8.40−8.25(m,2H);8.10(dd,1H);7.50(s,1H);7.15(t,1H);4.55(dd,1H);4.15(s,3H);3.90−3.70(m,1H);2.80−2.60(m,1H);2.40−2.15(m,2H);2.14−1.90(m,1H);1.85(s,3H)。
【実施例11】
【0115】
(表1の化合物番号62)
(+)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド(表1の化合物44)0.098g(0.25mmol)を、エタノールで溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルセルOD−H 20μm 50×220)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物0.025gを得た。t:14.35分。
Mp.:282−284℃。[α]20=+33.13°(c=0.154、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.60(d,1H);9.30(s,1H);9.10(s,1H);8.90(d,1H);8.60(d,1H);8.50−8.40(m,2H);8.10(d,1H);7.90(m,1H);7.25(s,1H);5.25(m,1H);4.00(t,2H);2.40(m,1H);2.10(m,3H)。
【実施例12】
【0116】
(表1の化合物番号63)
(−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
(+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド(表1の化合物44)0.098g(0.25mmol)を、エタノールで溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルセルOD−H 20μm 50×220)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物0.023gを得た。t:12.52分。
Mp.:272−274℃。[α]20=−26.84°(c=0.211、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;200MHz)
δ(ppm):9.60(d,1H);9.30(s,1H);9.10(s,1H);8.90(d,1H);8.60(d,1H);8.50−8.40(m,2H);8.10(d,1H);7.90(m,1H);7.25(s,1H);5.25(m,1H);4.00(t,2H);2.40(m,1H);2.10(m,3H)。
【実施例13】
【0117】
(表3の化合物番号104)
(+)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
13.1 2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
2H−アゼピン−7−アミン,3,4,5,6−テトラヒドロ,一塩酸塩(国際公開第96/14844号パンフレットもしくはJournal of Medicinal Chemistry(1998)、41(9)、1361−1366に記載の通りに合成、または(+/−)−3−フタルイミドピペリジン−2−オンの代わりにε−カプロラクタムを使用し、実施例1のステップ1.1およびステップ1.2に記載されている方法と同様にして合成)77.9g(524.1mmol)のエタノール390mL中懸濁液に、炭酸カリウム72.4g(524.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、エチル3−(4−ピリミジニル)−3−オキソプロピオネート101.7g(524.1mmol)を添加し、生じた混合物を還流下で16時間撹拌した。冷却した溶液を蒸発させて、溶媒を除去した。混合物をジクロロメタン中に溶解し、塩化ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発乾固した。残留物を、シリカのパッドを通してろ過し、ジクロロメタン、次いで酢酸エチルで濯いだ。蒸発後、生じた固体をジエチルエーテルで粉砕し、純粋生成物36.4g(28%)を白褐色粉末として得た。
Mp:148−150℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.32(s,1H)、9.01(d,1H)、8.24(d,1H)、7.21(s,1H)、4.32(m,2H)、3.11(m,2H)、1.66−1.83(m,6H)。
【0118】
13.2 (+/−)10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン26.1g(107.73mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(450mL)中溶液に、アルゴン下−78℃で、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドロフラン中1M)82.5mL(82.5mmol)を添加した。溶液を−78℃で10分間撹拌し、ヨウ化メチル(412.7mmol)25.7mLを添加した。反応物を−78℃で1時間、次いで、0℃で2時間撹拌した。混合物を塩化アンモニウムの飽和溶液の添加により急冷し、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。残留物を、比率が99/1であるジクロロメタン/メタノールの混合物で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけて、所望の化合物11.0g(40%)を白色固体として得た。
Mp:184−186℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.31(s,1H)、9.03(d,1H)、8.30(d,1H)、7.22(s,1H)、5.02(m,1H)、3.70(m,1H)、3.40(m,1H)、2.00(m,1H)、1.78−1.90(m,3H)、1.30−1.48(m,5H)。
【0119】
13.3 (+/−)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
(+/−)10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン10.0g(39.0mmol)の乾燥テトラヒドロフラン/ジメチルテトラヒドロピリミジノン(150/20mL)混合物中溶液に、アルゴン下−78℃で、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドロフラン中1M)81.9mL(81.9mmol)を添加した。溶液を−78℃で5分間撹拌した。冷浴を変えることにより溶液を0℃まで温め、乾燥テトラヒドロフラン30mL中の2,4,6−トリイソプロピルベンゼン−スルホニルアジド13.3g(42.9mmol)を添加した。反応物を0℃で1時間、室温で1時間撹拌し、酢酸10.0mL(175.6mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、酢酸エチルで希釈した。有機相を水および塩化ナトリウムの飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮して、10−アジド−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを橙色油として得た。該化合物は、次のステップにおいてこのまま使用した。
【0120】
チオフェノール23.9mL(234.1mmol)、塩化スズ(II)11.lg(58.5mmol)およびトリエチルアミン24.5mL(175.6mmol)のアセトニトリル(300mL)中混合物を、5分間室温で撹拌した。アセトニトリル90mLで希釈した10−アジド−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン残留物を、この溶液に添加し、混合物を1時間撹拌した。水酸化ナトリウム(1M)溶液を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。酸塩基の後処理後、残留物を、比率が95/5であるジクロロメタン/メタノール混合物で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけて、黄色固体6.3g(58%)を得た。
Mp:139−141℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.40(s,1H)、9.18(d,1H)、8.85(br s,2H)、8.68(d,1H)、7.38(s,1H)、5.18(m,1H)、3.62(m,1H)、3.20(m,1H)、2.23−1.75(m,4H)、1.83(s,3H)、1.50(m,1H)。
【0121】
13.4 (+)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
(+/−)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン0.797g(2.94mmol)を、エタノールで溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルセルAD 20μm)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物0.390gを得た。t:19分。
Mp.:117−119℃。[α]20=+42.50°(c=0.188、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.32(s,1H)、9.08(d,1H)、8.31(d,1H)、7.25(s,1H)、4.80(m,2H)、2.30(br s,2H)、2.03(m,1H)、1.89(m,2H)、1.79(m,2H)、1.68(s,3H)、1.38(m,1H)。
【0122】
13.5 (+)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
ジメチルホルムアミド3mL中に溶解した(+)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン0.100g(0.37mmol)の溶液に、0℃で、2−メトキシニコチン酸0.056g(0.37mmol)、シアノホスホン酸ジエチル0.070mL(0.44mmol)およびトリエチルアミン0.05mL(0.37mmol)を添加した。生じた混合物を室温で20時間撹拌した。水および酢酸エチルを添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相を水で洗浄および塩化アンモニウムの飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。シリカゲル上で精製後、残留物を石油エーテルで粉砕して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物0.056g(37%)を黄色固体として得た。
Mp:109−111℃。[α]20=+137.0°(c=0.428、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.36(d,1H)、9.09(d,1H)、8.80(s,1H)、8.35(m,2H)、7.96(m,1H)、7.28(s,1H)、7.11(m,1H)、5.10(m,1H)、4.02(s,3H)、3.98(m,1H)、2.32(m,1H)、2.18(m,1H)、2.01(m,1H)、1.85(s,5H)、1.35(m,1H)。
【実施例14】
【0123】
(表3の化合物番号106)
14.1 (−)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
(+/−)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン(ステップ13.3)0.797g(2.94mmol)を、エタノールで溶出するキラル分取用HPLC(ダイセル キラルセルAD 20μm)により分離して、遊離塩基の形態で得られる純粋生成物0.384gを得た。t:38分。
Mp.:117−119℃。[α]20=−45.11°(c=0.235、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.32(s,1H)、9.08(d,1H)、8.31(d,1H)、7.25(s,1H)、4.80(m,2H)、2.30(br s,2H)、2.03(m,1H)、1.89(m,2H)、1.79(m,2H)、1.68(s,3H)、1.38(m,1H)。
14.2 (−)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
実施例13(ステップ13.5)に記載されている方法と同様にして、(+)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンの代わりに(−)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを使用し、化合物0.048g(32%)を白色粉末として得た。
Mp:111℃(分解)。[α]20=−139.7°(c=0.373、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.36(d,1H)、9.09(d,1H)、8.80(s,1H)、8.35(m,2H)、7.96(m,1H)、7.28(s,1H)、7.11(m,1H)、5.10(m,1H)、4.02(s,3H)、3.98(m,1H)、2.32(m,1H)、2.18(m,1H)、2.01(m,1H)、1.85(s,5H)、1.35(m,1H)。
【実施例15】
【0124】
(表3の化合物番号79)
(+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
15.1 2−ピリジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
実施例13(ステップ13.1)に記載されている方法と同様にして、エチル3−(4−ピリミジニル)−3−オキソプロピオネートの代わりにエチル3−(ピリジン−4−イル)−3−オキソプロピオネートを使用し、化合物20.0g(54%)を白色粉末として得た。
Mp:148−150℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):8.79(d,2H)、8.01(d,2H)、7.08(s,1H)、4.31(m,2H)、3.11(m,2H)、1.80(m,4H)、1.78(m,2H)。
【0125】
15.2 (+/−)10−メチル−2−ピリジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
実施例13(ステップ13.2)に記載されている方法と同様にして、2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンの代わりに2−ピリジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを使用し、化合物1.13g(21%)を橙色粉末として得た。
Mp:137−139℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):8.72(d,2H)、8.08(d,2H)、7.09(s,1H)、5.01(m,1H)、3.68(m,1H)、3.37(m,2H)、1.98(m,1H)、1.83(m,2H)、1.49−1.25(m,5H)。
【0126】
15.3 (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
実施例13(ステップ13.3)に記載されている方法と同様にして、(+/−)10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンの代わりに(+/−)10−メチル−2−ピリジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを使用し、10−アジド−10−メチル−2−ピリジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを得た。
【0127】
該化合物は、次のステップにおいてこのまま使用した。
【0128】
H−Cube(登録商標)科学技術(THALESナノテクノロジー社市販、H2充填、触媒としてPd/C、1mL/分および50℃)を使用することにより、10−アジド−10−メチル−2−ピリジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを還元した。酸塩基の後処理後、(+/−)10−アミノ−10−メチル−2−ピリジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを得て、該化合物を次のステップにおいてこのまま使用した。
【0129】
実施例13(ステップ13.5)に記載されている方法と同様にして、2−メトキシニコチン酸および(+)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンの代わりに、2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボン酸および(+/−)10−アミノ−10−メチル−2−ピリジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを使用し、白色化合物76mg(39%)を得た。
Mp:213−214℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):8.75(d,2H)、8.38(br s,1H)、8.08(d,2H)、7.52(d,1H)、7.45(d,1H)、7.15(s,1H)、6.95(t,1H)、5.02(m,1H)、4.80(m,2H)、3.80(m,1H)、3.30(m,4H)、2.32(m,1H)、2.13−1.80(m,2H)、1.88(s,3H)、1.35(m,1H)。
【実施例16】
【0130】
(表3の化合物番号93)
(+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
16.1 (+/−)10−エチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
実施例13(ステップ13.2)に記載されている方法と同様にして、ヨウ化メチルの代わりにヨウ化エチルを使用し、化合物0.46g(21%)を白色粉末として得た。
Mp:128−130℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.32(s,1H)、9.08(d,1H)、8.27(d,1H)、7.22(s,1H)、4.98(m,1H)、3.78(m,1H)、3.12(m,1H)、2.15(m,1H)、1.95(m,2H)、1.80(m,2H)、1.60(m,1H)、1.35(m,2H)、1.08(t,3H)。
【0131】
16.2 (+/−)10−アミノ−10−エチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン
実施例13(ステップ13.3)に記載されている方法と同様にして、10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンの代わりに10−エチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを使用し、化合物0.83g(46%)を橙色油として得た。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.32(s,1H)、9.08(d,1H)、8.32(d,1H)、7.28(s,1H)、4.91(m,1H)、4.40(m,1H)、2.01(m,2H)、1.85−1.50(m,6H)、0.98(t,3H)
【0132】
16.3 (+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
実施例13(ステップ13.5)に記載されている方法と同様にして、(+)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンおよび2−メトキシニコチン酸の代わりに、(+/−)10−アミノ−10−エチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンおよび4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸を使用し、化合物37mg(31%)を白色固体として得た。
Mp:200−202℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):10.20(br s,1H)、9.38(s,1H)、9.25(d,1H)、8.68(d,1H)、8.61(m,1H)、7.58(s,1H)、7.34(s,1H)、7.22(m,1H)、4.50(m,1H)、4.32(m,1H)、3.92(s,3H)、2.58(m,2H)、2.32(m,2H)、1.90(m,2H)、1.71(m,2H)、0.81(t,3H)。
【実施例17】
【0133】
(表3の化合物番号100)
(+/−)N−(3−ブロモ−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−メトキシ−ニコチンアミド
17.1 (+/−)(3−ブロモ−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−カルバミン酸エチルエステル
(+/−)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン(実施例3の化合物3.4)0.3g(1.17mmol)を、テトラヒドロフラン8mL中に希釈した。トリエチルアミン0.18mL(1.28mmol)を0℃で添加し、混合物を10分間撹拌し、クロロギ酸エチル0.12mL(1.28mmol)を添加した。生じた混合物を室温で1時間撹拌し、塩化アンモニウムの飽和溶液を添加することにより急冷した。生成物をジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を蒸発させた。残留物をジエチルエーテルで粉砕し、ろ過して、(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−カルバミン酸エチルエステル0.28g(72%)を黄色固体として得た(Mp.:168−170℃)。該化合物を次のステップにおいてこのまま使用した。
【0134】
(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−カルバミン酸エチルエステル0.080g(0.24mmol)のジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド0.21g(1.21mmol)および過酸化ベンゾイル0.03g(0.12mmol)を添加した。溶液を室温で10分間、および50℃で20分間撹拌した。塩化アンモニウムの飽和溶液を添加することにより、反応物を急冷した。生成物をジクロロメタンで抽出し、有機相を塩化ナトリウムの飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、溶媒を蒸発させた。残留物を、比率が95/5であるジクロロメタン/メタノールの混合物で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけて、固体58mgを得た。
Mp:72−74℃
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.42(s,1H)、9.12(d,1H)、7.92(d,1H)、7.51(m,1H)、5.01(m,2H)、4.08(m,2H)、3.92(m,1H)、2.08−1.71(m,5H)、1.52(m,1H)、1.20(m,3H)
【0135】
17.2 (+/−)N−(3−ブロモ−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−メトキシ−ニコチンアミド
(+/−)(3−ブロモ−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−カルバミン酸エチルエステル0.34g(0.84mmol)の酢酸2mL中溶液に、臭化水素酸(酢酸中5.7N)の溶液0.78mL(4.21mmol)を添加した。反応物を100℃で3時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、酸塩基の後処理により、10−アミノ−3−ブロモ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オン65mg(33%)を橙色油として得た。該化合物を次のステップにおいてこのまま使用した。
【0136】
実施例13(ステップ13.5)に記載されている方法と同様にして、(+)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンの代わりに(+/−)10−アミノ−3−ブロモ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンを使用し、標題化合物40mg(49%)を白色固体として得た。
Mp:190−192℃。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.58(m,1H)、9.48(s,1H)、9.12(d,1H)、8.38(m,2H)、7.95(d,1H)、7.21(m,1H)、5.41(m,1H)、5.08(m,1H)、3.90(m,1H)、3.62(s,3H)、2.20(m,1H)、2.08−1.95(m,3H)、1.75(m,1H)、1.48(m,1H)。
【実施例18】
【0137】
(表3の化合物番号105)
(−)2,6−ジメトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
実施例14(ステップ14.2)に記載されている方法と同様にして、2−メトキシニコチン酸の代わりに2,4−ジメトキシニコチン酸を使用し、化合物0.082g(51%)を白色粉末として得た。
Mp:114℃分解。[α]20=−197.2°(c=0.460、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.32(s,1H)、9.08(d,1H)、8.48(s,1H)、8.30(m,1H)、8.00(d,1H)、7.25(s,1H)、6.50(d,1H)、5.08(m,1H)、4.10(s,3H)、3.98(s,3H)、3.85(m,1H)、2.32(m,1H)、2.20−1.88(m,2H)、1.88(m,5H)、1.32(m,1H)。
【実施例19】
【0138】
(表3の化合物番号107)
(+)2,6−ジメトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
実施例13(ステップ13.5)に記載されている方法と同様にして、2−メトキシニコチン酸の代わりに2,4−ジメトキシニコチン酸を使用し、化合物0.066g(41%)を白色粉末として得た。
Mp:89−91℃。[α]20=+196.6°(c=0.405、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.32(s,1H)、9.08(d,1H)、8.48(s,1H)、8.30(m,1H)、8.00(d,1H)、7.25(s,1H)、6.50(d,1H)、5.08(m,1H)、4.10(s,3H)、3.98(s,3H)、3.85(m,1H)、2.32(m,1H)、2.20−1.88(m,2H)、1.88(m,5H)、1.32(m,1H)。
【実施例20】
【0139】
(表3の化合物番号102)
(+)2,6−ジメトキシ−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
実施例13(ステップ13.5)に記載されている方法と同様にして、(+)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンおよび2−メトキシニコチン酸の代わりに、(+)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン(実施例3のステップ3.5)および2,4−ジメトキシニコチン酸を使用。化合物0.903g(69%)を粉末として得た。
Mp:199−200℃。[α]20=+25.34°(c=0.266、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.48(s,1H)、9.35(m,1H)、9.22(d,1H)、8.38(m,2H)、7.35(s,1H)、6.62(d,1H)、5.51(m,1H)、5.10(m,1H)、4.20(s,3H)、4.02(s,3H)、3.78(m,1H)、2.25(m,1H)、2.12−1.95(m,3H)、1.75(m,1H)、1.41(m,1H)。
【実施例21】
【0140】
(表3の化合物番号103)
(−)2,6−ジメトキシ−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
実施例13(ステップ13.5)に記載されている方法と同様にして、(+)10−アミノ−10−メチル−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−6H−ピリミド[1,2−a]アゼピン−4−オンおよび2−メトキシニコチン酸の代わりに、(−)10−アミノ−2−ピリミジン−4−イル−7,8,9,10−テトラヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン−4(6H)−オン(実施例3のステップ3.6)および2,4−ジメトキシニコチン酸を使用し、化合物0.85g(64%)を粉末として得た。
Mp:200−202℃。[α]20=−29.93°(c=0.426、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.48(s,1H)、9.35(m,1H)、9.22(d,1H)、8.38(m,2H)、7.35(s,1H)、6.62(d,1H)、5.51(m,1H)、5.10(m,1H)、4.20(s,3H)、4.02(s,3H)、3.78(m,1H)、2.25(m,1H)、2.12−1.95(m,3H)、1.75(m,1H)、1.41(m,1H)。
【実施例22】
【0141】
(表3の化合物番号108)
(−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
実施例14(ステップ14.2)に記載されている方法と同様にして、2−メトキシニコチン酸の代わりに5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸を使用し、化合物0.075g(35%)を白色粉末として得た。
Mp:126℃(分解)。[α]20=−144.2°(c=0.449、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.35(d,1H)、9.10(d,1H)、8.45(m,1H)、8.32(d,1H)、7.65(s,1H)、7.55(s,1H)、7.30(s,1H)、5.02(m,1H)、4.85(m,2H)、3.81(m,1H)、3.81(m,1H)、2.31(m,1H)、2.15−1.82(m,5H)、1.90(s,3H)、1.35(m,1H)。
【実施例23】
【0142】
(表3の化合物番号109)
(+)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
実施例13(ステップ13.5)に記載されている方法と同様にして、2−メトキシニコチン酸の代わりに5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸を使用し、化合物0.022g(8%)を白色粉末として得た。
Mp:176−178℃。[α]20=+146.3°(c=0.330、DMSO)。
RMN H(DMSO−d;400MHz)
δ(ppm):9.35(d,1H)、9.10(d,1H)、8.45(m,1H)、8.32(d,1H)、7.65(s,1H)、7.55(s,1H)、7.30(s,1H)、5.02(m,1H)、4.85(m,2H)、3.81(m,1H)、3.81(m,1H)、2.31(m,1H)、2.15−1.82(m,5H)、1.90(s,3H)、1.35(m,1H)。
【0143】
本発明を例証する前述の式(I)の化合物に関する化学構造および物理データの一覧を表1に示す。該化合物は実施例の方法に従って調製されている。表中、mおよびoは1を表し、Phはフェニル基を表し、(dec.)は化合物の分解を示し、(Rot.)は、エナンチオマー化合物の左旋性または右旋性の特性を示す。
【0144】
名称はIUPAC推奨に従って付けられている。
【0145】
【表1】







【0146】
本発明を例証する前述の式(I)の化合物に関する化学構造および物理データの一覧を表2に示す。該化合物は実施例の方法に従って調製されている。
【0147】
表中、mは0を表し、oは1を表し、(Rot.)はエナンチオマー化合物の左旋性または右旋性の特性を示す。
【0148】
【表2】



【0149】
本発明を例証する前述の式(I)の化合物に関する化学構造および物理データの一覧を表3に示す。該化合物は実施例の方法に従って調製されている。
【0150】
表3において、mは1を表し、oは2を表し、(dec.)は化合物の分解を示し、(Rot.)はエナンチオマー化合物の左旋性または右旋性の特性を示す。
【0151】
【表3】











【0152】
試験実施例:GSK3βに対する本発明の薬物の阻害活性
2つの異なるプロトコールを使用することができる。
【0153】
第一プロトコールにおいて、7.5μMの事前にリン酸化されたGS1ペプチドおよび(33P−ATP 300,000cpmを含有する)10μM ATPを、25mM トリス−HCl、pH7.5、0.6mM DTT、6mM MgCl、0.6mM EGTA、0.05mg/ml BSA緩衝液中に室温で1時間、GSK3β(総反応体積:100マイクロリットル)の存在下で温置した。
【0154】
第二プロトコールにおいて、4.1μMの事前にリン酸化されたGS1ペプチドおよび(33P−ATP 260,000cpmを含有する)42μM ATPを、80mM Mes−NaOH、pH6.5、1mM Mgアセテート、0.5mM EGTA、5mM 2−メルカプトエタノール、0.02%ツイーン20、10%グリセロール緩衝液中に室温で2時間、GSK3βの存在下で温置した。
【0155】
阻害剤をDMSO中に可溶化した(反応媒体中の最終溶媒濃度1%)。
【0156】
ポリリン酸(85%P)25g、85%HPO 126mL、500mLまでをHOで構成される溶液100マイクロリットルで反応を停止し、次いで、使用前に1:100まで希釈した。反応混合物の一定分量を、次いでワットマンP81カチオン交換フィルターに移し、上記した溶液で濯いだ。取り込まれた33P放射活性を液体シンチレーション分光法により決定した。
【0157】
リン酸化GS−1ペプチドは以下の配列であった:
NH2−YRRAAVPPSPSLSRHSSPHQS(P)EDEE−COOH(Woodgett、J.R.(1989)Analytical Biochemistry 180、237−241)
本発明の化合物のGSK3β阻害活性はIC50で発現した。例として、表1における化合物のIC50の該範囲は、0.01ナノモル濃度から3マイクロモル濃度の間である。
【0158】
例えば、表1の化合物番号13は0.014μMのIC50を示し、表2の化合物14は0.004μMのIC50を示し、表3の化合物53は0.005μMのIC50を示す。
製剤実施例
(1)錠剤
下記の成分を通常の方法により混合し、従来の装置を用いることにより圧縮した。
実施例1の化合物 30mg
結晶セルロース 60mg
コーンスターチ 100mg
ラクトース 200mg
ステアリン酸マグネシウム 4mg
(2)軟カプセル剤
下記の成分を通常の方法により混合し、軟カプセルに充填した。
実施例1の化合物 30mg
オリーブ油 300mg
レシチン 20mg
(1)非経口製剤
下記の成分を通常の方法により混合し、1mlアンプルに収容される注射剤を調製した。
実施例1の化合物 3mg
塩化ナトリウム 4mg
注射用蒸留水 1ml
【産業上の利用可能性】
【0159】
本発明の化合物は、GSK3β阻害活性を有し、GSK3βの異常活性により引き起こされる疾患、さらに特に神経変性疾患の予防処置および/または治療処置のための薬物の活性成分として有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態における、式(I)で表されるピリミドン誘導体もしくはこの塩、またはこれらの溶媒和物もしくはこれらの水和物:
【化6】

(式中、
Yは、2個の水素原子、硫黄原子、酸素原子またはC1−2アルキル基および水素原子を表し、
Zは、結合、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、メチレン基(C1−6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルキル基またはアミノ基から選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよい。)を表し、
R1は、2、3もしくは4−ピリジン環または2、4もしくは5−ピリミジン環を表し、前記環は、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されていてもよく、
R2は、4−15員複素環基を表し、この基は、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−2過ハロゲン化アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシル基、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルコキシ基、C1−6ハロゲン化アルコキシ基、ニトロ、シアノ、アミノ、C1−6モノアルキルアミノ基、C2−12ジアルキルアミノ基、S−(C1−6アルキル)基、4−15員複素環基、アリール基、O−アリール基またはS−アリール基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、上記に挙げた基は、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、(C1−6)アルコキシ基、C(O)O(C1−6−アルキル)またはC(O)O(アリール)基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、
R3は、水素原子、C1−6アルキル基またはハロゲン原子を表し、
R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基(ハロゲン原子、フェニル基、ヒドロキシル基またはC1−6アルコキシ基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよい。)を表し、
R6は、水素原子、C1−6アルキル基(ハロゲン原子もしくはシクロアルキル基で置換されていてもよい。)、またはハロゲン原子を表し、
R7は、水素原子またはC1−6アルキル基を表し、
nは0から3を表し、mは0から1を表し、oは0から2を表す。)。
【請求項2】
R1が置換されていない4−ピリジン環または置換されていない4−ピリミジン環を表す、請求項1に記載の遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態における、ピリミドン誘導体もしくはこの塩、またはこれらの溶媒和物もしくはこれらの水和物。
【請求項3】
R2が、ベンゾトリアゾール基、キノキサリン基、ベンゾジオキセピン基、ベンゾジオキサン基、ベンゾジオキシン基、ベンゾジオキソール基、インドール基、ピリジン基、ピリンジン基、キノリン基、ピリダジン基、イソキノリン基、ピリミジン基、ナフチリジン基、イミダゾピリジン基、シンノリン基またはベンゾフラン基を表し、ならびに上記に挙げた基が、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルコキシ基、アミノ、S−C1−6アルキル基、フラン基、チオフェン基、[1,4]ジアゼパン、フェニル基、O−フェニル基またはS−フェニル基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、上記に挙げた基が、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基またはC(O)OC1−6−アルキルから選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよい、請求項1に記載の遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態における、ピリミドン誘導体もしくはこの塩、またはこれらの溶媒和物もしくはこれらの水和物。
【請求項4】
R4およびR5が、水素原子を表し、
(m+o)が2または3を表し、
R2が、ベンゾトリアゾール基、キノキサリン基、ベンゾジオキセピン基、ベンゾジオキサン基、ベンゾジオキシン基、ベンゾジオキソール基、インドール基、ピリジン基、ピリンジン基、キノリン基、ピリダジン基、イソキノリン基、ピリミジン基、ナフチリジン基、イミダゾピリジン基、シンノリン基またはベンゾフラン基を表し、上記に挙げた基が、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基、C1−2過ハロゲン化アルコキシ基、アミノ、S−C1−6アルキル基、フラン基、チオフェン基、[1,4]ジアゼパン、フェニル基、O−フェニル基またはS−フェニル基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、上記に挙げた基が、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基またはC(O)OC1−6−アルキルから選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよく、
R6が、水素原子、メチルまたはエチル基を表し、
nが0を表し、
Zが結合を表し、および
Yが酸素原子を表す、請求項1に記載の遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態における、ピリミドン誘導体もしくはこの塩、またはこれらの溶媒和物もしくはこれらの水和物。
【請求項5】
遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態における、
・ (+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)1−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)キノキサリン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)ベンゾフラン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)6,7−ジヒドロ−5H−[1]ピリンジン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド
・ (+/−)2−フルオロ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−2−p−トリルオキシ−ニコチンアミド
・ (+/−)2−(4−クロロ−フェノキシ)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2−メチルスルファニル−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−フラン−2−イル−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−(2−メトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)キノリン−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−6−チオフェン−2−イル−ニコチンアミド
・ (+/−)4−[5−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
・ (+/−)6−メチル−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−2−プロピルスルファニル−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)6−クロロ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)4−メトキシ−キノリン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)[1,6]ナフチリジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)6−(2,6−ジメトキシ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)ピリジン−2−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)[1,6]ナフチリジン−5−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−ブロモ−ベンゾフラン−2−カルボン酸(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (−)2−メトキシ−N−(9−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−ニコチンアミド
・ (+)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−9−イル)−アミド
・ (+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)1−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)キノキサリン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)6,7−ジヒドロ−5H−[1]ピリンジン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)ベンゾフラン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)−アミド
・ (+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)5−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)5−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (−)2−メトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド
・ (+/−)2−フルオロ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2−メチルスルファニル−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−p−トリルオキシ−ニコチンアミド
・ (+/−)2−(4−クロロ−フェノキシ)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−6−チオフェン−2−イル−ニコチンアミド
・ (+/−)6−メチル−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−フラン−2−イル−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−(2−メトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)キノリン−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)4−[5−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
・ (+/−)5−(4−ブロモ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)6−クロロ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2−クロロ−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−フェニルスルファニル−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−プロピルスルファニル−ニコチンアミド
・ (+/−)2−(4−クロロ−フェニルスルファニル)−N−(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)4−メチル−2−フェニル−ピリミジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)ピリミジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)ピリダジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−フェニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)シンノリン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)3−フェニル−シンノリン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)[1,6]ナフチリジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)[1,6]ナフチリジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)4−メトキシ−キノリン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)イソキノリン−1−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−(2,6−ジメトキシ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)4−メチル−2−フェニル−ピリミジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)3−フェニル−シンノリン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2−メチル−4−フェニル−ピリミジン−5−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−フェニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−(2−フルオロ−フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド
・ (+/−)2−フルオロ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−フラン−2−イル−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)キノリン−3−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)4−[5−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
・ (+/−)5−(2−メトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)5−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2,6−ジメトキシ−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)5−ブロモ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)N−(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−メトキシ−ニコチンアミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2,6−ジメトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+/−)ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)5−ブロモ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−ブロモ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)5−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)5−クロロ−2−メチルスルファニル−ピリミジン−4−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)8−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)3,6−ジメトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)6−フルオロ−4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+/−)N−(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2,6−ジメトキシ−ニコチンアミド
・ (+/−)N−(3−ブロモ−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−2−メトキシ−ニコチンアミド
・ (+/−)6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸(10−エチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (−)2,6−ジメトキシ−N−(4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (−)2,6−ジメトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (−)2−メトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (+)2,6−ジメトキシ−N−(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−ニコチンアミド
・ (−)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
・ (+)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸(10−メチル−4−オキソ−2−ピリミジン−4−イル−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピン−10−イル)−アミド
からなる群から選択されるピリミドン誘導体。
【請求項6】
請求項1に記載の式(I)で表されるピリミドン誘導体もしくはこの塩、またはこれらの溶媒和物もしくはこれらの水和物からなる群から選択される物質を活性成分として含む薬物。
【請求項7】
請求項1に記載の式(I)で表されるピリミドン誘導体もしくはこの塩、またはこれらの溶媒和物もしくはこれらの水和物の群から選択されるGSK3β阻害剤。
【請求項8】
異常なGSK3β活性により引き起こされる疾患の予防処置および/または治療処置用薬物を調製するための、請求項1から5に記載の化合物の使用。
【請求項9】
神経変性疾患の予防処置および/または治療処置用薬物を調製するための、請求項1から5に記載の化合物の使用。
【請求項10】
神経変性疾患が、アルツハイマー病、パーキンソン病、タウオパチー、血管性認知症;急性脳卒中、外傷性傷害;脳血管事故、脳髄外傷、脊髄外傷;末梢神経障害;網膜症または緑内障からなる群から選択される、請求項9に記載の化合物の使用。
【請求項11】
インスリン非依存性糖尿病;肥満症;躁鬱病;統合失調症;脱毛症;または癌の予防処置および/または治療処置用薬物を調製するための、請求項1から5に記載の化合物の使用。
【請求項12】
癌が、乳癌、非小細胞肺癌、甲状腺癌、T細胞白血病もしくはB細胞白血病またはウイルス誘発性腫瘍である、請求項11に記載の使用。
【請求項13】
マラリアの予防処置および/または治療処置用薬物を調製するための、請求項1から5に記載の化合物の使用。
【請求項14】
骨疾患の予防処置および/または治療処置用薬物を調製するための、請求項1から5に記載の化合物の使用。
【請求項15】
尋常性天疱瘡の予防処置および/または治療処置用薬物を調製するための、請求項1から5に記載の化合物の使用。
【請求項16】
癌化学療法により誘発される好中球減少の予防処置および/または治療処置用薬物を調製するための、請求項1から5に記載の化合物の使用。
【請求項17】
請求項1に記載の式(I)の化合物を調製するための中間体としての式(III)で表されるピリミドン誘導体もしくはこの塩、またはこれらの溶媒和物もしくはこれらの水和物:
【化7】

(式中、
R1は、2、3もしくは4−ピリジン環または2、4もしくは5−ピリミジン環を表し、前記環は、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されていてもよく、
R3は、水素原子、C1−6アルキル基またはハロゲン原子を表し、
R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基(ハロゲン原子、フェニル基、ヒドロキシル基またはC1−6アルコキシ基から選択される1つから4つの置換基で置換されていてもよい。)を表し、
R6は、水素原子、C1−6アルキル基(ハロゲン原子もしくはシクロアルキル基で置換されている。)、またはハロゲン原子を表し、
R7は、水素原子またはC1−6アルキル基を表し、
mは0から1を表し、oは0から2を表す。)。

【公表番号】特表2010−513463(P2010−513463A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542272(P2009−542272)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/IB2007/004409
【国際公開番号】WO2008/078196
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(504456798)サノフイ−アベンテイス (433)
【出願人】(000002956)田辺三菱製薬株式会社 (225)
【Fターム(参考)】