説明

置換ヘテロ環式誘導体ならびにそれらの医薬使用および組成物

一般式(I)の化合物(式中、X、X、X、X、X、X、X、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、Y、n、m、pおよびqは、上記のように定義されている)、それらの調製および抗菌剤としてのそれらの使用。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

の化合物、または薬学的に許容できるそれらの塩もしくはプロドラッグまたはそのような化合物、塩もしくはプロドラッグの水和物もしくは溶媒和物(式中、
、X、X、X、X、またはXのうちの少なくとも1つは、NまたはN−オキシドから選択され、残りは、NまたはCRから選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、シアノ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルキル、アミノ、ヒドロキシル、チオール、または(C〜C)アルキルチオから独立して選択され、
は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキル(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロ(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリールオキシ、(C〜C)ヘテロシクロオキシ、(C〜C)ヘテロシクロ(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、(C〜C10)シクロアルキルオキシ、(C〜C10)シクロアルキルチオ、(C〜C)アシルオキシ、シアノ、ニトロから独立して選択され、上述の基のいずれも(水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、およびニトロを除いて)、(C〜C)アルキル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)シクロアルコキシ、(C〜C10)アリール、(C〜C)ヘテロアリール、カルボキシル、(C〜C)アルキルオキシカルボニル、(C〜C10)シクロアルキルオキシカルボニル、(C〜C)アシル、ハロゲン、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキルスルホニル、アミノカルボニル、((C〜C)アルキル)アミノカルボニル、((C〜C)アルキル)アミノカルボニル、ヒドロキシル、(C〜C)ヘテロシクロオキシ、(C〜C10)アリールオキシ、または(C〜C)アシルオキシから選択される少なくとも1つの部分で置換されていてもよく、
は、O、NR、CH、−S−、SO、またはSOもしくは−CRH−から選択され、
は、水素、ヒドロキシル、(C〜C)アルコキシ、フルオロ、NH、((C〜C)アルキル)NH、((C〜C)アルキル)Nもしくは(C〜C)ヘテロシクロアルキル、シアノ、または(C〜C)アルキルチオから選択され、
は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルオキシカルボニル、アミノカルボニル、(C〜C)アルキルスルホニル、または(C〜C)アルキルカルボニルから選択され、
Dは、
【化2】

であり、
Cは、
【化3】

から選択され、
【化4】

は、接続点を示し、
は、CRであり、Rは、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、(C〜C)アルキルまたはRから選択され、または
は、Nであり、
上記のC環基の各々の炭素環原子のうちの1つは、それが接続している基と一緒に、−C(O)−により置き換えられていてもよく、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、またはアミノから独立して選択されるが、ただし、Yが、Nであり、Rが、ヒドロキシル、(C〜C)アルコキシ、アミノ、トリフルオロメトキシ、またはハロゲンである場合、Rは、Yに隣接する原子上に位置してはならず、
は、(C〜C10)アリール、(C〜C10)アリールオキシ、(C〜C10)アリール(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリール(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルコキシ、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルコキシ、C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロアリール(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロアリール(C〜C)アルコキシ、(C〜C)ヘテロアリールオキシ、(C〜C10)シクロアルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロオキシ、(C〜C)ヘテロシクロ(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロシクロ(C〜C)アルコキシから選択され、上述の基のいずれも、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、カルボキシル、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、チオール、(C〜C)アルキルチオ、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C〜C)アルキルアミノ、(C〜C10)アリール、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C)アルキルカルボニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、アミノカルボニル、モノ−およびジ−(C〜C)アルキルアミノカルボニル、(C〜C)アシルチオ、または(C〜C)アシルオキシから各々独立して選択される1〜4個の部分で置換されていてもよく、
またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒に、単環式または二環式であってもよい3〜8員の飽和もしくは不飽和または芳香族環系を形成し、前記環系は、窒素、酸素または硫黄から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有していてもよく、前記環系は、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルコキシ、ホルミル、(C〜C)アシル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C10)アリール、または(C〜C)ヘテロアリールから各々独立して選択される1〜4個の部分で置換されていてもよく、
は、カルボキシル、(C〜C)アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C〜C)アルキルアミノカルボニル、(C〜C)アルキルスルホニルアミノカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシメチル、またはテトラゾールから選択され、
10は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、(C〜C)アルキルまたはハロ(C〜C)アルキルから選択され、
nは、0、1、2、または3であり、
mは、0、1、2、または3であり、
pは、0または1であり、
qは、0、1または2である)。
【請求項2】
Dが、
【化5】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Cが、
【化6】

から選択され、
上記のC環基の各々の炭素環原子のうちの1つが、それが接続している基と一緒に、−C(O)−により置き換えられていてもよい、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Dが、
【化7】

から選択され、
Cが、
【化8】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
、X、X、X、X、またはXのうちの2つが、NまたはN−オキシドから独立して選択されるが、ただし、X、X、X、X、X、またはXのうちのいずれか1つがN−オキシドである場合、残りはNまたはCRから独立して選択され、
が、水素、シアノ、ヒドロキシル、(C〜C)アルコキシ、フルオロ、NH、((C〜C)アルキル)NH−、((C〜C)アルキル)Nまたは(C〜C)ヘテロシクロアルキルから選択され、
Dが、
【化9】

から選択され、
Cが、
【化10】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
、X、X、X、X、またはXのうちの2つが、NまたはN−オキシドから独立して選択されるが、ただし、X、X、X、X、X、またはXのうちのいずれか1つがN−オキシドである場合、残りはNまたはCRから独立して選択され、
Dが、
【化11】

から選択され、
Cが、
【化12】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、NまたはN−オキシドから選択され、
が、Nであり、
Cが、
【化13】

から選択され、
が、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロアリール(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキル、または(C〜C10)アリール(C〜C)アルキルであり、上述の基のうちのいずれかが、ハロゲン、シアノ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、またはヒドロキシルから各々独立して選択される1〜4個の部分で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が、NまたはN−オキシドから選択され、
が、(C〜C)アルコキシまたはハロ(C〜C)アルコキシであり、
が、水素、ヒドロキシル、シアノ、(C〜C)アルコキシ、フルオロ、NH、((C〜C)アルキル)NH−、((C〜C)アルキル)Nまたは(C〜C)ヘテロシクロアルキルから選択され、
Cが、
【化14】

から選択され、
が、(C〜C10)アリール、(C〜C10)アリール(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリールオキシ、(C〜C10)アリール(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルキル、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロアリール(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロシクロ(C〜C)アルコキシ、または(C〜C)ヘテロアリールオキシであり、上述の基のうちのいずれかが、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、シアノ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルキル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルキル、またはヒドロキシルから各々独立して選択される1〜4個の部分で置換されていてもよく、
またはRおよびRが、それらが結合している原子と一緒に、少なくとも5員のスピロ環式環または少なくとも5員の炭素環式、芳香族もしくはヘテロ芳香族環を形成し、上述の環系のいずれも、単環式または二環式であってもよく、前記環系は、窒素、酸素または硫黄から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有していてもよく、前記環系は、アミノ、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C10)アリール、または(C〜C)ヘテロアリールから各々独立して選択される1〜4個の部分で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
(3R,4R)−4−(3−ヒドロキシ−3−(6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル)−1−(3−フェニルシクロブチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−4−(3−(3−フルオロ−6−メトキシキノリン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(3−フェニルシクロブチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−4−(3−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(3−フェニルシクロブチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−1−(3−(2,6−ジフルオロフェニル)シクロブチル)−4−(3−ヒドロキシ−3−(6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−1−(3−(2,6−ジフルオロフェニル)シクロブチル)−4−(3−(3−フルオロ−6−メトキシキノリン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−4−(3−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(3−(2,6−ジフルオロフェニル)シクロブチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−1−(3−(2,6−ジフルオロフェニル)シクロブチル)−4−(3−(3−フルオロ−6−メトキシ−1,5−ナフチリジン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−1−(3−(2,5−ジフルオロフェニル)シクロブチル)−4−((S)−3−ヒドロキシ−3−(6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−1−(3−(2,5−ジフルオロフェニル)シクロブチル)−4−((S)−3−(3−フルオロ−6−メトキシキノリン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−4−(3−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(3−(2,5−ジフルオロフェニル)シクロブチル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−1−(3−(2,5−ジフルオロフェニル)シクロブチル)−4−(3−(3−フルオロ−6−メトキシ−1,5−ナフチリジン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−1−[3−(3,5−ジフルオロフェニル)シクロブチル]−4−[(3S)−3−ヒドロキシ−3−(6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル]ピペリジン−3−カルボン酸;
(3R,4R)−1−[3−(3,5−ジフルオロフェニル)シクロブチル]−4−[(3S)−3−(3−フルオロ−6−メトキシキノリン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル]ピペリジン−3−カルボン酸;
3−(3−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル)−1−(3−(2,5−ジフルオロフェニル)シクロブチル)ピロリジン−3−カルボン酸;または
(3R,4R)−1−[3−(3,5−ジフルオロフェニル)シクロブチル]−4−[3−(3−フルオロ−6−メトキシ−1,5−ナフチリジン−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル]ピペリジン−3−カルボン酸
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容できるその塩を調製するための方法であって、式
【化15】

の化合物を、一般式
【化16】

のヘテロ環式誘導体と縮合させることを含む方法
(式中、X、X、X、X、X、X、X、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、Y、n、m、pおよびqは、請求項1に記載されている通りであり、Gは、オキソまたは
【化17】

から選択され、
またはGは、トシレート、メシレート、トリフレート、ヨード、ブロモまたはクロロから選択される脱離基である)。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容できるその塩を調製するための方法であって、式
【化18】

の化合物を、一般式
【化19】

の二環式誘導体と縮合させることを含む方法
(式中、X、X、X、X、X、X、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、Y、n、m、pおよびqは、請求項1に記載されている通りであり、Xは、アミノであり、Zは、オキシランまたは
【化20】

から選択される)。
【請求項12】
請求項1に記載の式Iの化合物または薬学的に許容できる塩もしくはプロドラッグ、または前記化合物、塩もしくはプロドラッグの溶媒和物もしくは水和物、および
薬学的に許容できる担体、ビヒクル、希釈剤または賦形剤
を含む医薬組成物。
【請求項13】
請求項1に記載の式Iの化合物または薬学的に許容できる塩もしくはプロドラッグ、または前記化合物、塩もしくはプロドラッグの溶媒和物もしくは水和物、
第2の治療剤、および
薬学的に許容できる担体、ビヒクル、希釈剤または賦形剤
を含む医薬組成物。
【請求項14】
そのような治療を必要としているヒトを包含する哺乳動物において細菌感染を治療または予防する方法であって、前記哺乳動物に、治療有効量の請求項1に記載の式Iの化合物または薬学的に許容できる塩もしくはプロドラッグ、または前記化合物、塩もしくはプロドラッグの溶媒和物もしくは水和物を投与することを含む方法。
【請求項15】
そのような治療を必要としているヒトを包含する哺乳動物において細菌感染を治療または予防する方法であって、前記哺乳動物に、第2の治療剤と組み合わせて、治療有効量の請求項1に記載の式Iの化合物、または薬学的に許容できる塩もしくはプロドラッグ、または前記化合物、塩もしくはプロドラッグの溶媒和物もしくは水和物を投与することを含む方法。

【公表番号】特表2010−526130(P2010−526130A)
【公表日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−507014(P2010−507014)
【出願日】平成20年4月29日(2008.4.29)
【国際出願番号】PCT/IB2008/001076
【国際公開番号】WO2008/139288
【国際公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】