説明

置換2−アミノ縮合複素環式化合物

本発明は、式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物に関し、ここで、R、R、Z、tおよび環Aは、明細書において定義した通りである。本発明はまた、式(I)の化合物を含む医薬組成物および糖尿病などのJNKの変調により仲介される状態を治療する方法に関し、この方法は、哺乳動物に有効量の式(I)の化合物を投与することを含む。
【化1】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物
【化1】

[式中、
は、CHまたはNであり、
環Aは、少なくとも1個のヘテロ原子を含有してもよい5員または6員の環であり、
は、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキル、−(C=O)−R、−(C=O)−(CR−O−(CR−R、−(C=O)−(CR−O−(CR−(C=O)−R、−(C=O)−NR、−(CR−NR−(C=O)−R、−(C=O)−(CR−NR−(C=O)−R、−(C=O)−(CR−(C=O)−NR、−S(O)NR、−S(O)、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10アリール)、−(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR(C=O)(C〜C)アルキル、−(CR(C=O)(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C=O)(CR(C〜C10)アリール、−(CR(C=O)(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CRO(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CRO(CR(C〜C10)アリール、−(CRO(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CRS(O)(CR(C〜C10)アリールまたは−(CRS(O)(CR(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF、−CHF、−CHF、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C=O)−R、−(C=O)−O−R、−O−(C=O)−R、−NR(C=O)−R、−(C=O)−NR、−NR、−NROR、−S(O)NR、−S(O)(C−C)アルキル、−O−SO−R、−NR−S(O)−R、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10アリール)、−(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR(C=O)(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C=O)(CR(C〜C10)アリール、−(CR(C=O)(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CRO(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CRO(CR(C〜C10)アリール、−(CRO(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CRS(O)(CR(C〜C10)アリールまたは−(CRS(O)(CR(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
、R、R、RおよびRはそれぞれ独立に、H、(C〜C)アルキル、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10)アリールおよび−(CR(4〜10)員のヘテロシクリルから選択され、
前記R、R、R、R、R、RおよびRの前記(C〜C)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリル部分の任意の炭素原子は、オキソ、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF、−CHF、−CHF、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C=O)−R、−(C=O)−O−R、−O−(C=O)−R、−NR(C=O)−R10、−NR(C=O)−O−R10、−(C=O)−NR、−(C=O)−NR9a、−NR、−NROR、−S(O)NR、−S(O)、−O−SO−R、−NR−S(O)−R、−NR−S(O)−R9a、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10アリール)、−(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR(C=O)(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C=O)(CR(C〜C10)アリール、−(CR(C=O)(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CRO(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CRO(CR(C〜C10)アリール、−(CRO(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CRS(O)(CR(C〜C10)アリールまたは−(CRS(O)(CR(4〜10)員のヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択される1から3個のR11置換基で置換されていてもよく、
ここで、前記R11の前記(C〜C)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリル部分のそれぞれ任意の炭素原子は、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF、−CHF、−CHF、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C=O)−R、−(C=O)−O−R、−O−(C=O)−R、−NR(C=O)−R10、−(C=O)−NR、−NR、−NROR、−S(O)NR、−S(O)(C〜C)アルキル、−O−SO−Rおよび−NR−S(O)−Rからそれぞれ独立に選択される1から3個のR12置換基で置換されていてもよく、
前記R、R、R、R、R、R、R、R11およびR12の前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の窒素原子は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C=O)−R、−(C=O)−R9a、−(C=O)−O−R、−(C=O)−NR、−(CR−NR、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10アリール)、−(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR(C=O)(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C=O)(CR(C〜C10)アリールまたは−(CR(C=O)(CR(4〜10)員のヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択される1から3個のR13置換基で置換されていてもよく、
、RおよびR10はそれぞれ独立に、Hまたは(C〜C)アルキルであり、
9aはそれぞれ独立に、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10アリール)または−(CR(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
p、qおよびvはそれぞれ独立に、0、1、2、3、4または5であり、
nおよびjはそれぞれ独立に、0、1または2であり、
tは、1、2、3または4であり、
wは、1、2または3であり、
kは、1または2である]。
【請求項2】
前記式(I)の化合物が、
【化2】

からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
[式中、
前記化合物(Ia)および(Ib)それぞれで、
点線は、場合による二重結合であり、
は、CHまたはNであり、
、Z、ZおよびZはそれぞれ独立に、CまたはNであり、
、ZおよびZはそれぞれ独立に、C、S、OまたはNであり、
、Z、Z、Z、Z、ZおよびZのいずれかに結合しているRは、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF、−CHF、−CHF、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C=O)−R14、−(C=O)−O−R14、−O−(C=O)−R14、−NR14(C=O)−R15、−(C=O)−NR1415、−NR1415、−NR14OR15、−S(O)NR1415、−S(O)14、−O−SO−R14、−NR14−S(O)−R15、−(CR1415(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR1415(C〜C10アリール)、−(CR1415(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR1415(C=O)(CR1415(C〜C10)アリール、−(CR1415(C=O)(CR1415(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR1415O(CR1415(C〜C10)アリール、−(CR1415O(CR1415(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR1415S(O)(CR1415(C〜C10)アリールおよび−(CR1415S(O)(CR1415(4〜10)員のヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、
14およびR15はそれぞれ独立に、H、(C〜C)アルキル、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10)アリールおよび−(CR(4〜10)員のヘテロシクリルからなる群から独立に選択される]。
【請求項3】
前記式(Ia)の化合物が、
【化3】

からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
前記式(Ib)の化合物が、
【化4】

からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
前記式(I)の化合物が、
【化5】

である請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
が、H、ハロ、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキル、−(C=O)−R、−(C=O)−NR、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10アリール)、−(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CRO(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CRO(CR(C〜C10)アリールまたは−(CRO(CR(4〜10)員のヘテロシクリルである請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、(C〜C)アルキル、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10アリール)または−(CR(4〜10)員のヘテロシクリルである請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
前記R、R、R、R、R、RおよびRの前記(C〜C)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリル部分の任意の炭素原子が、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキル、−(C=O)−R、−NR(C=O)−R10、−(C=O)−NR、−(C=O)−NR9a、−NR、−S(O)、−NR−S(O)−R、−NR−S(O)−R9a、−(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C〜C10アリール)、−(CR(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR(C=O)(CR(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR(C=O)(CR(C〜C10)アリールおよび−(CR(C=O)(CR(4〜10)員のヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択される1から3個のR11置換基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
前記R11の前記(C〜C)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリル部分の任意の炭素原子が、ハロ、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルキルおよび−NRからそれぞれ独立に選択される1から3個のR12置換基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
前記R、RおよびR11の前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の窒素原子が、(C〜C)アルキル、−(C=O)−R、−(C=O)−R9a、−(C=O)−O−R、−(C=O)−NR、−(CR−NR、−(CR(3〜10)員のシクロアルキルおよび−(CR(C〜C10アリール)、−(CR(4〜10)員のヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択される1から3個のR13置換基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
【化6】

からなる群から選択される請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物。
【請求項12】
有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項13】
JNKの変調により仲介される状態を治療する方法であって、哺乳動物に、有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法。
【請求項14】
糖尿病、代謝症候群、インスリン抵抗性症候群、肥満、緑内障、高脂質血症、高血糖症、高インスリン血症、骨粗鬆症、結核、アテローム硬化症、認知症、うつ病、ウイルス性疾患、炎症性障害または肝臓が対象臓器である疾患を治療する方法であって、哺乳動物に、有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法。
【請求項15】
慢性もしくは急性心不全、心臓肥大、拡張型、肥大型もしくは拘束型心筋症、急性心筋梗塞、心筋梗塞後、急性もしくは慢性心筋炎、左心室の拡張機能障害、左心室の収縮機能障害、高血圧ならびにその合併症としての腎症および腎炎、内皮機能障害、動脈硬化または血管形成後再狭窄を治療する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。

【公表番号】特表2009−535393(P2009−535393A)
【公表日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−508525(P2009−508525)
【出願日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際出願番号】PCT/IB2007/001123
【国際公開番号】WO2007/125405
【国際公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】